JPS6139157Y2 - - Google Patents

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JPS6139157Y2
JPS6139157Y2 JP1980188970U JP18897080U JPS6139157Y2 JP S6139157 Y2 JPS6139157 Y2 JP S6139157Y2 JP 1980188970 U JP1980188970 U JP 1980188970U JP 18897080 U JP18897080 U JP 18897080U JP S6139157 Y2 JPS6139157 Y2 JP S6139157Y2
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JP
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valve
operating shaft
threaded
shaft
cylindrical
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JP1980188970U
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【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は回転弁の減速開閉装置に係り、例えば
ボール弁またはバタフライ弁などの回転弁におけ
る弁体の操作トルクを小さくし弁体の駆動機構に
過大な力がかかることを回避することを可能とし
た構造に関する。
従来の技術 従来、この種回転弁において、ウオームギヤと
ウオームホイールとを噛合させた構造、ねじ機構
とリンク機構とを組合せた構造、或はリード角の
異なる二種類のねじ機構を組合せた構造により弁
体の開度を任意角度に安定維持できるようにし、
弁体の操作トルクを小さくするようにしたものが
知られている。しかしながらウオームギヤとウオ
ームホイールを噛合させた構造では装置が大型に
なり、重量も大きくなり、ねじ機構とリンク機構
の組合せも装置を大型化し、またリード角の異な
る二種のねじ機構も組合せた構造では、ねじに大
きな力が加わるからねじの強度を大にする必要が
ありこのため合成樹脂でねじを作ることができず
したがつて小型化、軽量化することができない。
特に小口径の回転弁に装置される減速開閉装置で
は小型、軽量でかつ安価な構造が要望されている
ため駆動装置のプラスチツク化が好ましいが、プ
ラスチツクにて成形すると上述の理由から強度不
足が問題になつていた。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上述のような従来の構造では大型化重
量化した回転弁の減速装置を小型化、軽量化し、
且つ安価な構造とし特にプラスチツク成型物によ
つても充分な強度を保持し得るようにしようとす
るものである。
〔考案の構成〕
問題点を解決するための手段 本考案は、弁筐上に固定された筒筐と、前記弁
筐を貫通し筒筐内に突出されリード角の大きいね
じを形成した弁回転軸と、前記筒筐内に上下方向
にのみ摺動可能に設けられ内周に前記弁回転軸に
螺合するねじを形成した摺動筒体と、前記筒筐に
回転自在に設けられ外周にリード角の小さいねじ
突条を形成した操作軸とを具備し、前記摺動筒体
または筒筐の内周に前記操作軸のねじ突条と螺合
するねじ溝条を形成し、前記筒筐または摺動筒体
のねじ溝条内の上下終末端部位置に前記操作軸の
接線方向に対し直角の端壁を形成し、前記操作軸
のねじ突条の上下両端位置に前記操作軸の接線方
向に対して直角の端面を形成し、前記弁回転軸に
設けた弁体の全閉または全開の状態で前記ねじ溝
条の端壁とねじ突条の端面が当接され操作軸の回
転を阻止させるように形成し、前記ねじ溝条の上
端の端壁は、前記筒筐または摺動筒体の上端より
内周を切欠いた切欠段部に回転阻止体を嵌合固定
して形成して成るものである。
作 用 本考案は、リード角の小さい操作軸とリード角
の大きい弁回転軸とを軸方向に摺動する摺動筒体
で結合させたので弁回転軸を小さなトルクで開閉
操作することができ、かつ弁体が中間開度でも流
体圧によつて開度が変化しないようにする。さら
に、操作軸のねじ突条の上下両端の端面と筒筐ま
たは摺動筒体のねじ溝条の上下に両端の端壁とが
当接されるためねじが必要以上に締付けられるこ
とがなくねじの締めすぎによる破損が防止され
る。また、組立時には、回転阻止体の取付前に筒
筐または摺動筒体の上端から操作軸を螺合させる
ことにより回転阻止体によつて形成されるねじ溝
条の上端の端壁が邪魔にならないものである。
実施例 次にこの考案の一実施例の構成を第1図乃至第
4図について説明する。
1は弁筐で、この弁筐1の上部には軸孔2が挿
通され、この軸孔2には弁筐1の弁孔を開閉する
弁体を回転させる弁回転軸4の径大軸支部5が回
転自在に挿通され、この弁回転軸4の上端は軸孔
2から上方に突出されている。
また前記弁筐1には塩化ビニール樹脂などのプ
ラスチツクにて成型した筒筐6の下端に形成した
フランジ部7が図示しないボルトにて締付連結さ
れ、この筒筐6内に前記弁回転軸4の上端が突出
挿入されている。この筒筐6の内周下端には塩化
ビニール樹脂などのプラスチツクにて成型したス
トツパーリング8を係合保持する切欠部9が切欠
形成されている。そしてこのストツパーリング8
に弁回転軸4の径大軸支部5が係合され、弁回転
軸4の上方への移動が阻止される。
また前記弁回転軸4の外周面には比較的リード
角の大きいねじ10が4条刻設されている。
次に11はジユラコン樹脂などのプラスチツク
にて成型した摺動筒体で、前記筒筐6内に軸方向
に摺動自在に嵌挿され、この摺動筒体11の外周
には筒筐6の内周に軸方向に形成した2条平行な
案内溝12にそれぞれ係合する突条13が形成さ
れ、この摺動筒体11は突条13と案内溝12と
の係合で回動することなく軸方向に摺動されるよ
うになつている。またこの摺動筒体11の内周下
部には前記弁回転軸4のねじ10に螺合するねじ
14が形成され、内周上部にはリード角の小さい
角または台形のねじ溝条15が刻設され、このね
じ溝条15内の上方および下方終末端部位置には
摺動筒体11の接線方向に直角の端壁16,17
が形成されている。
また18は塩化ビニール樹脂などのプラスチツ
クで成型された操作軸で、この操作軸18の外周
下部には前記摺動筒体11のリード角の小さいね
じ溝条15に螺合する略1周の間にねじ突条19
が形成され、この操作軸18のねじ突条19の上
下終末端位置には摺動筒体11のねじ溝条15内
上下に突設された端壁16,17と相互の行程の
最終段において対向当接する操作軸18の接線方
向に直角の端面20,21が形成されている。
なお前記摺動筒体11のリード角の小さいねじ
溝条15の上方終末端の端面は弧状の塩化ビニー
ル樹脂またはジユラコン樹脂などのプラスチツク
にて成型された回転阻止体23を摺動筒体11の
内周上部に形成した切欠段部24に嵌合し、接
着、ピン止めなどによつて一体的に固着し、ねじ
溝条15の上端部に端壁16を形成する。また摺
動筒体11のリード角の小さいねじ溝条15の下
方終末端部の端壁17は摺動筒体11の射出成型
によつて成型時に一体に成形される。
また前記筒筐6の上端には蓋体25が螺合取着
され、この蓋体25の中心部に形成した軸孔26
に前記操作軸18が回転自在に軸支され、この操
作軸18の環状の凹溝27に嵌合した半円弧状の
一対の係止体28,28が嵌合され、この係止体
28,28は筒筐6の上面係止段部29と蓋体2
5との間に保持され、操作軸18の軸方向の移動
が阻止されている。またこの操作軸18の蓋体2
5の軸孔26の挿通部にはOリング30が介装さ
れている。さらにこの操作軸18の蓋体25から
の突出端には操作部31が形成されている。
次にこの実施例の作用について説明する。
第1図図示状態が弁体の全閉状態とすると、操
作軸18の操作部31にハンドル(図示せず)を
取付け、このハンドル操作により操作軸18を第
1図において左方向に回転させると操作軸18は
軸方向に移動することなく回転し、この操作軸1
8のねじ突条19にねじ溝条15を螺合した摺動
筒体11は回動することなく軸方向に下方に移動
する。そしてこの摺動筒体11に螺合した弁回転
軸4は回動され、この弁回転軸4に固定した図示
されない弁体が開く方向に回動する。リード角の
大きい弁回転軸4とこれに直結した弁体は小さな
トルクで回転し、中間開度の弁体が流体圧をうけ
たときは、リード各の小さい操作軸18に螺合し
た摺動筒体11により弁回転軸4の回転が阻止さ
れ弁体の開度が変化することがない。そして弁体
の全開状態で操作軸18のねじ突条19の上端の
端面21が摺動筒体11のねじ溝条15の上端の
端壁16に当接され、操作軸18の回転は停止さ
れる。
またこの弁体の全開状態で操作軸18を反対方
向に回動すると先と逆の作動で摺動筒体11が上
昇し、弁回転軸4は回動し、弁体は全閉され、こ
の状態で操作軸18のねじ突条19の下端の端面
22が摺動筒体11のねじ溝条15の下端の端壁
17に当接され、操作軸18の回転は停止され
る。
次に他の実施例の構造を図面第5図について説
明する。
前記実施例の構造において、弁回転軸4のリー
ド角の大きいねじ10に螺合した摺動筒体11を
同軸上で塩化ビニール樹脂などのプラスチツクに
て成型した止ねじ32にて操作軸18の下端に回
転自在に連結し、この操作軸18のねじ突条19
を筒筐6に形成したリード角の小さいねじ溝条1
5に螺合した構成で、他の構成は前記実施例と同
一構造である。
そして操作軸18の回転でリード角の小さいね
じ溝条15と螺合した操作軸18は軸方向に移動
し、この操作軸18に連結した摺動筒体11は回
転されることなく軸方向に移動し、この摺動筒体
11に螺合した弁回転軸4は回動され、弁体は開
閉される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、弁回転軸の小さなトルクで弁
体の開閉ができ、かつ弁体は中間開度の位置でも
流体圧によつて開度が変化することがない。また
弁体の全開または全閉状態でねじ螺合が楔状に喰
込んで過大な力が作用することがなく材質をプラ
スチツクにしても破壊するおそれがないから安価
で小型化、軽量化することができる。さらに組立
てに際しては筒筐または摺動筒体のねじ溝条の上
端の端壁が邪魔になることなく容易に操作軸を螺
合させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回転弁の減速
開閉装置の断面図、第2図は同上−線部の断
面図、第3図は同上摺動筒体の断面図、第4図は
同上操作軸の一部の斜視図、第5図は他の実施例
を示す減速開閉装置の断面図である。 1……弁筐、4……弁回転軸、6……筒筐、1
0……弁回転軸のねじ、11……摺動筒体、14
……摺動筒体11のリード角の大きいねじ、15
……筒筐6または摺動筒体11のリード角の小さ
いねじ溝条、16,17……ねじ溝条15の端
壁、18……操作軸、19……操作軸18のねじ
突条、21,22……ねじ突条19の端面、23
……回転阻止体、24……切欠段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁筐上に固定された筒筐と、前記弁筐を貫通し
    筒筐内に突出されリード角の大きいねじを形成し
    た弁回転軸と、前記筒筐内に上下方向にのみ摺動
    可能に設けられ内周に前記弁回転軸に螺合するね
    じを形成した摺動筒体と、前記筒筐に回転自在に
    設けられ外周にリード角の小さいねじ突条を形成
    した操作軸とを具備し、前記摺動筒体または筒筐
    の内周に前記操作軸のねじ突条と螺合するねじ溝
    条を形成し、前記筒筐または摺動筒体のねじ溝条
    内の上下終端部位置に前記操作軸の接線方向に対
    し直角の端壁を形成し、前記操作軸のねじ突条の
    上下両端位置に前記操作軸の接線方向に対して直
    角の端面を形成し、前記弁回転軸に設けた弁体の
    全閉または全開の状態で前記ねじ溝条の端壁とね
    じ突条の端面が当接され操作軸の回転を阻止させ
    るように形成し、前記ねじ溝条の上端の端壁は、
    前記筒筐または摺動筒体の上端より内周を切欠い
    た切欠段部に回転阻止体を嵌合固定して形成して
    成る回転弁の減速開閉装置。
JP1980188970U 1980-12-29 1980-12-29 Expired JPS6139157Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980188970U JPS6139157Y2 (ja) 1980-12-29 1980-12-29

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JPS57112185U JPS57112185U (ja) 1982-07-10
JPS6139157Y2 true JPS6139157Y2 (ja) 1986-11-11

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ID=29992855

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147270A (en) * 1976-06-02 1977-12-07 Kubota Ltd Shaft position adjuster

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS573585Y2 (ja) * 1975-10-31 1982-01-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52147270A (en) * 1976-06-02 1977-12-07 Kubota Ltd Shaft position adjuster

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JPS57112185U (ja) 1982-07-10

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