JP3010127B2 - 回転弁の駆動装置 - Google Patents
回転弁の駆動装置Info
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- JP3010127B2 JP3010127B2 JP6303909A JP30390994A JP3010127B2 JP 3010127 B2 JP3010127 B2 JP 3010127B2 JP 6303909 A JP6303909 A JP 6303909A JP 30390994 A JP30390994 A JP 30390994A JP 3010127 B2 JP3010127 B2 JP 3010127B2
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- JP
- Japan
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- valve
- screw
- opening
- outside
- screw portion
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- Expired - Lifetime
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- Lift Valve (AREA)
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
- Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)
- Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、別体の回転弁と結合さ
せ、ハンドル操作により任意の弁開度に停止固定できる
ようにした回転弁特にバタフライ弁の駆動装置に関す
る。
せ、ハンドル操作により任意の弁開度に停止固定できる
ようにした回転弁特にバタフライ弁の駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、回転弁特にバタフライ弁の駆動装
置として、ウォームギヤ式減速機或いは遊星歯車式減速
機等を使用しているが、このような構成では駆動装置自
身のみならず弁全体が大型化或いは大重量化し、また経
済性など時代の要請に合わないものが多く、又配管設置
面や取扱い、運搬、保管面にも問題点が多かった。
置として、ウォームギヤ式減速機或いは遊星歯車式減速
機等を使用しているが、このような構成では駆動装置自
身のみならず弁全体が大型化或いは大重量化し、また経
済性など時代の要請に合わないものが多く、又配管設置
面や取扱い、運搬、保管面にも問題点が多かった。
【0003】上記のような問題点に対処するために、必
要操作力が小さく且つ任意の弁開度を安定的に維持する
ことができ、しかも小型化できるようにしたものが既に
開発され、公知である(特公昭55−14952号公報
参照)。
要操作力が小さく且つ任意の弁開度を安定的に維持する
ことができ、しかも小型化できるようにしたものが既に
開発され、公知である(特公昭55−14952号公報
参照)。
【0004】図4は、上記従来公知のものの一例を示す
弁全体の縦断面図である。図において、2個の筒状部材
を結合してなる軸受部1が弁本体(弁箱)2にボルト止
めされると共に、該弁本体2内の弁体3を固着した弁棒
4の上端側が軸受部1内に突出され、該軸受部1内にお
いて、リード角の大きい多条ねじ5を介して、スプライ
ン嵌合部6aによって軸芯方向へのみ変位する摺動筒体
6が、同芯状に螺合外装されると共に、該摺動筒体6に
リード角の小さい1条ねじ7を介して回転筒体8が同芯
状に螺合外装され、該回転筒体8に付設された嵌合部8
aに図示しないハンドルを嵌着して、回転筒体8を回転
することにより減速して弁体3を回動するようになって
いる。図中、9は、軸受部1側に固定され且つ摺動筒体
6に軸芯にほぼ平行に設けられた貫通孔内に挿入された
杆体、10は、回転筒体8の内面側の凹部に揺動自在に
軸支された係止部材で、摺動筒体6の下降に伴って自重
で下降揺動して凹部から突出し、摺動筒体6の上昇に伴
って該筒体6の上面に押圧されて凹部内に引退するよう
になっている。
弁全体の縦断面図である。図において、2個の筒状部材
を結合してなる軸受部1が弁本体(弁箱)2にボルト止
めされると共に、該弁本体2内の弁体3を固着した弁棒
4の上端側が軸受部1内に突出され、該軸受部1内にお
いて、リード角の大きい多条ねじ5を介して、スプライ
ン嵌合部6aによって軸芯方向へのみ変位する摺動筒体
6が、同芯状に螺合外装されると共に、該摺動筒体6に
リード角の小さい1条ねじ7を介して回転筒体8が同芯
状に螺合外装され、該回転筒体8に付設された嵌合部8
aに図示しないハンドルを嵌着して、回転筒体8を回転
することにより減速して弁体3を回動するようになって
いる。図中、9は、軸受部1側に固定され且つ摺動筒体
6に軸芯にほぼ平行に設けられた貫通孔内に挿入された
杆体、10は、回転筒体8の内面側の凹部に揺動自在に
軸支された係止部材で、摺動筒体6の下降に伴って自重
で下降揺動して凹部から突出し、摺動筒体6の上昇に伴
って該筒体6の上面に押圧されて凹部内に引退するよう
になっている。
【0005】そして摺動筒体6の下降時、上記係止部材
10の下降揺動に伴って、貫通孔から突出する杆体9上
部と該係止部材10とが回転筒体8の回転方向において
当接して該回転筒体8の回転が阻止され、且つこの回転
阻止状態において弁体3が全開又は全閉状態の何れか一
方になるように構成されており、また、摺動筒体6の上
昇時、回転筒体8の下端部と摺動筒体6のスプライン嵌
合部6a上面とに対向してそれぞれ設けられた当接部材
の当接時に、弁体3の全開又は全閉状態の何れか他方に
なるように構成されている。
10の下降揺動に伴って、貫通孔から突出する杆体9上
部と該係止部材10とが回転筒体8の回転方向において
当接して該回転筒体8の回転が阻止され、且つこの回転
阻止状態において弁体3が全開又は全閉状態の何れか一
方になるように構成されており、また、摺動筒体6の上
昇時、回転筒体8の下端部と摺動筒体6のスプライン嵌
合部6a上面とに対向してそれぞれ設けられた当接部材
の当接時に、弁体3の全開又は全閉状態の何れか他方に
なるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来公知のも
のは、回転筒体8と摺動筒体6との螺合は、リード角の
小さい条ねじ7によって行われ、摺動筒体6と弁棒4と
の螺合はリード角の大きい多条ねじ5によって行われる
ので、弁体3の開度調整に必要な力が小さくて済み、且
つ弁体3への流体圧によって弁体3の開度が不測に変化
しないようになっているが、弁棒と軸受部内における回
転軸とが一体のものからなるため、分解組立が不便であ
るばかりでなく、弁体3の全閉又は全開時の係止手段
が、一方では、回転筒体8の内面に軸支される係止部材
10と、摺動筒体6に設けられた軸方向の貫通孔に挿入
され軸受部1側に固定された杆体9との回転方向の当接
によって行われ、また他方では、回転筒体8の下端面
と、摺動筒体6のスプライン嵌合部6a上面にそれぞれ
対向するように設けられた当接部材の当接によって行わ
れるようになっており、何れも構造が複雑であるばかり
でなく、弁体の全閉位置を高精度に調整設定できるよう
になっておらず、そのため、弁座漏洩の原因となり、そ
れを回避するために、回転弁及び駆動装置の各部の製作
加工を超高精度に仕上げる必要があるという問題点があ
った。
のは、回転筒体8と摺動筒体6との螺合は、リード角の
小さい条ねじ7によって行われ、摺動筒体6と弁棒4と
の螺合はリード角の大きい多条ねじ5によって行われる
ので、弁体3の開度調整に必要な力が小さくて済み、且
つ弁体3への流体圧によって弁体3の開度が不測に変化
しないようになっているが、弁棒と軸受部内における回
転軸とが一体のものからなるため、分解組立が不便であ
るばかりでなく、弁体3の全閉又は全開時の係止手段
が、一方では、回転筒体8の内面に軸支される係止部材
10と、摺動筒体6に設けられた軸方向の貫通孔に挿入
され軸受部1側に固定された杆体9との回転方向の当接
によって行われ、また他方では、回転筒体8の下端面
と、摺動筒体6のスプライン嵌合部6a上面にそれぞれ
対向するように設けられた当接部材の当接によって行わ
れるようになっており、何れも構造が複雑であるばかり
でなく、弁体の全閉位置を高精度に調整設定できるよう
になっておらず、そのため、弁座漏洩の原因となり、そ
れを回避するために、回転弁及び駆動装置の各部の製作
加工を超高精度に仕上げる必要があるという問題点があ
った。
【0007】また、弁体開度位置を外部から確認できる
ようになっておらず、そのため、専ら作業員の勘に頼ら
ざるを得ず、又不慣れな作業員により駆動装置内の部材
を破損せしめ、弁の開閉不能が原因で重大事故の発生を
招くことがあり、且つ修理のために駆動部のみならず、
回転弁共一式配管より取り外す事態となることがある等
の問題点があった。
ようになっておらず、そのため、専ら作業員の勘に頼ら
ざるを得ず、又不慣れな作業員により駆動装置内の部材
を破損せしめ、弁の開閉不能が原因で重大事故の発生を
招くことがあり、且つ修理のために駆動部のみならず、
回転弁共一式配管より取り外す事態となることがある等
の問題点があった。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題点を解
決し、ハンドル操作が小さく、任意の弁開度位置に停止
固定でき、且つ外部から弁開度を確認でき、また閉弁位
置を外部から調整可能とし、分解、組立作業が容易な回
転弁の駆動装置を提供することを目的としている。
決し、ハンドル操作が小さく、任意の弁開度位置に停止
固定でき、且つ外部から弁開度を確認でき、また閉弁位
置を外部から調整可能とし、分解、組立作業が容易な回
転弁の駆動装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、本体内に収容され外部から駆
動されるスリーブの内側に、リード角の小さい1条ねじ
を介して螺合され且つ回転を阻止された筒状の上下動ね
じ部を設け、該上下動ねじ部の内側に、リード角の大き
い多条ねじを介して螺合される回動ねじ部を設け、該回
動ねじ部を弁棒に接続するようにした回転弁の駆動装置
において、上記筒状の上下動ねじ部の下端部に、半径方
向に突出する断面角形の開度指示部を設け、該開度指示
部を、本体側面に軸方向に設けられた開度指示窓に嵌入
するように装着し、該上下動ねじ部の回転を阻止すると
共に弁の開閉指示を外部より確認できるように構成し、
外部から駆動されるスリーブの内面に螺合され且つ回転
を阻止された筒状の上下動ねじ部の上端面が当接して弁
体の全閉位置を調整するストッパを、上記スリーブを貫
通して外部より上下位置を調整可能に設けたことを特徴
としている。
めに、請求項1の発明は、本体内に収容され外部から駆
動されるスリーブの内側に、リード角の小さい1条ねじ
を介して螺合され且つ回転を阻止された筒状の上下動ね
じ部を設け、該上下動ねじ部の内側に、リード角の大き
い多条ねじを介して螺合される回動ねじ部を設け、該回
動ねじ部を弁棒に接続するようにした回転弁の駆動装置
において、上記筒状の上下動ねじ部の下端部に、半径方
向に突出する断面角形の開度指示部を設け、該開度指示
部を、本体側面に軸方向に設けられた開度指示窓に嵌入
するように装着し、該上下動ねじ部の回転を阻止すると
共に弁の開閉指示を外部より確認できるように構成し、
外部から駆動されるスリーブの内面に螺合され且つ回転
を阻止された筒状の上下動ねじ部の上端面が当接して弁
体の全閉位置を調整するストッパを、上記スリーブを貫
通して外部より上下位置を調整可能に設けたことを特徴
としている。
【0011】
【作用】本発明は、上記のように構成されているので、
次の作用を生ずる。即ち、本体内に収容され外部から駆
動されるスリーブをハンドルによって回転すると、該ス
リーブの内側に、リード角の小さい1条ねじを介して螺
合され且つ回転を阻止された筒状の上下動ねじ部が上下
方向に移動し、該上下方向の移動に伴い、該上下動ねじ
部の内側に、リード角の大きい多条ねじを介して螺合さ
れた回転ねじ部が小さい操作力で減速して回転され、該
回動ねじ部に接続された弁棒を回転させて弁体を回動さ
せる。
次の作用を生ずる。即ち、本体内に収容され外部から駆
動されるスリーブをハンドルによって回転すると、該ス
リーブの内側に、リード角の小さい1条ねじを介して螺
合され且つ回転を阻止された筒状の上下動ねじ部が上下
方向に移動し、該上下方向の移動に伴い、該上下動ねじ
部の内側に、リード角の大きい多条ねじを介して螺合さ
れた回転ねじ部が小さい操作力で減速して回転され、該
回動ねじ部に接続された弁棒を回転させて弁体を回動さ
せる。
【0012】また、使用中、流体圧力が弁体に作用して
も、リード角の異なる上記2種類のねじ機構により、弁
体は自己回転できず、弁体は任意の開度に停止固定され
る。この際、上記筒状の上下動ねじ部の下端部に半径方
向に突設された断面角形の開度指示部が、本体側面に軸
方向に設けられた開度指示窓に、左右の寸法誤差がなく
開閉位置の遊びが少なく上下にスライドし、その占める
位置によって、弁体の開度を外部から容易に確認するこ
とができる。
も、リード角の異なる上記2種類のねじ機構により、弁
体は自己回転できず、弁体は任意の開度に停止固定され
る。この際、上記筒状の上下動ねじ部の下端部に半径方
向に突設された断面角形の開度指示部が、本体側面に軸
方向に設けられた開度指示窓に、左右の寸法誤差がなく
開閉位置の遊びが少なく上下にスライドし、その占める
位置によって、弁体の開度を外部から容易に確認するこ
とができる。
【0013】また、上記した作用に加え、筒状の上下動
ねじ部の上昇時、上端面が当接して弁体の全閉位置を調
整するストッパが、スリーブを貫通して外部から上下位
置が調整可能に設けられているので、弁体の全閉位置を
容易に調整することができる。
ねじ部の上昇時、上端面が当接して弁体の全閉位置を調
整するストッパが、スリーブを貫通して外部から上下位
置が調整可能に設けられているので、弁体の全閉位置を
容易に調整することができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す回転弁の駆動装置
の縦断面図で、Y−Y線の左側は全閉時、右側は全開時
の状態を示す。
る。図1は、本発明の一実施例を示す回転弁の駆動装置
の縦断面図で、Y−Y線の左側は全閉時、右側は全開時
の状態を示す。
【0015】図において、駆動装置11の本体12に内
接してスリーブ13が収容され、該スリーブ13は、上
下両端面を、蓋14の下端面と、本体11の中間部内側
上面にそれぞれ設けられた軸受15と16とによって挟
持され、上下動することなく回転できるように支持され
ており、上端部には、ハンドル車17が植込キー18を
介して固着されている。
接してスリーブ13が収容され、該スリーブ13は、上
下両端面を、蓋14の下端面と、本体11の中間部内側
上面にそれぞれ設けられた軸受15と16とによって挟
持され、上下動することなく回転できるように支持され
ており、上端部には、ハンドル車17が植込キー18を
介して固着されている。
【0016】上記スリーブ13の内側には、リード角の
小さい1条ねじ19Aを介して上下動ねじ部19が螺合
され、該上下動ねじ部19は、下端に、図2に示すよう
に半径方向に突出する開度指示部20が一体に設けら
れ、該開度指示部20は、本体12の側面に軸方向に設
けられた開度指示窓21に嵌入(挿入)され、これによ
って該上下動ねじ部19は回転が阻止され、上下動のみ
できるように構成されると共に、図3に示すように、断
面角形の開度指示部20の端面に刻設された目盛用スリ
ット20aと開度指示窓21の外側に表示された閉と開
の位置とから、弁開度が外部から確認できるようになっ
ている。上記上下動ねじ部19の内側には、リード角の
大きい多条ねじ22Aを介して回転ねじ部22が螺合さ
れており、該回転ねじ部22の下端は、弁棒接合部23
を介して、バタフライ弁24の弁棒と接続されるように
なっている。
小さい1条ねじ19Aを介して上下動ねじ部19が螺合
され、該上下動ねじ部19は、下端に、図2に示すよう
に半径方向に突出する開度指示部20が一体に設けら
れ、該開度指示部20は、本体12の側面に軸方向に設
けられた開度指示窓21に嵌入(挿入)され、これによ
って該上下動ねじ部19は回転が阻止され、上下動のみ
できるように構成されると共に、図3に示すように、断
面角形の開度指示部20の端面に刻設された目盛用スリ
ット20aと開度指示窓21の外側に表示された閉と開
の位置とから、弁開度が外部から確認できるようになっ
ている。上記上下動ねじ部19の内側には、リード角の
大きい多条ねじ22Aを介して回転ねじ部22が螺合さ
れており、該回転ねじ部22の下端は、弁棒接合部23
を介して、バタフライ弁24の弁棒と接続されるように
なっている。
【0017】また、上記上下動ねじ部19の上昇時に上
端面が当接して弁体の全閉位置を調整するストッパ25
が、スリーブ13を貫通して設けられており、該ストッ
パ25は、ハンドル車17の中央部の六角ボルト26を
取り外した状態で、図示しない六角棒スパナで角穴25
aを介して回転してその位置を調整し、ロックねじ27
により固着するようになっている。上記ストッパ25の
調整は、バタフライ弁24と駆動装置11との弁棒接合
部23の挿嵌により、ボルト28により確実に組合わせ
た後に行われる。従って、外部より任意に調整すること
が可能となり、バタフライ弁を全閉で且つ開度指示の目
盛用スリット20aも同様に全閉になるように、ストッ
パ25を上下動させて固着させる。
端面が当接して弁体の全閉位置を調整するストッパ25
が、スリーブ13を貫通して設けられており、該ストッ
パ25は、ハンドル車17の中央部の六角ボルト26を
取り外した状態で、図示しない六角棒スパナで角穴25
aを介して回転してその位置を調整し、ロックねじ27
により固着するようになっている。上記ストッパ25の
調整は、バタフライ弁24と駆動装置11との弁棒接合
部23の挿嵌により、ボルト28により確実に組合わせ
た後に行われる。従って、外部より任意に調整すること
が可能となり、バタフライ弁を全閉で且つ開度指示の目
盛用スリット20aも同様に全閉になるように、ストッ
パ25を上下動させて固着させる。
【0018】なお、図中、30と31は、ハンドル車1
7をスリーブ13に固着するためのバネ座金と座金、3
2は、蓋14の内周面とスリーブ13との摺接端に設け
られた防水用のパッキン、33は固定ボルト、34は、
透明樹脂又はガラス等の透明板で、防水対策としてガス
ケットを用い、押え板35を介して止めねじ36で固着
される。37は、回動ねじ部22の下端に、回動を円滑
にするために設けられた軸受である。
7をスリーブ13に固着するためのバネ座金と座金、3
2は、蓋14の内周面とスリーブ13との摺接端に設け
られた防水用のパッキン、33は固定ボルト、34は、
透明樹脂又はガラス等の透明板で、防水対策としてガス
ケットを用い、押え板35を介して止めねじ36で固着
される。37は、回動ねじ部22の下端に、回動を円滑
にするために設けられた軸受である。
【0019】上記のように構成されているので、本体1
1内に収容され外部から駆動されるスリーブ13を、ハ
ンドル17によって回動する(通常、ハンドル車を時計
方向に回わした時、弁体が閉じる方向に作動するように
ねじ部を設定している。)と、該スリーブ13の内側
に、リード角の小さい1条ねじ19Aを介して螺合され
且つ回転を阻止された筒状の上下動ねじ部19が上下方
向に移動し、これに伴い該上下動ねじ部19の内側に、
リード角の大きい多条ねじ22Aを介して螺合された回
動ねじ部22を減速(通常、ハンドル車17を10回転
内外回転させることにより、弁体を90°回転させるよ
うに減速される。)して、所定の回転角度回転させ、該
回動ねじ部22に弁棒接合部23を介して接続された弁
棒を回転させて、弁体を所定角度回動させる。
1内に収容され外部から駆動されるスリーブ13を、ハ
ンドル17によって回動する(通常、ハンドル車を時計
方向に回わした時、弁体が閉じる方向に作動するように
ねじ部を設定している。)と、該スリーブ13の内側
に、リード角の小さい1条ねじ19Aを介して螺合され
且つ回転を阻止された筒状の上下動ねじ部19が上下方
向に移動し、これに伴い該上下動ねじ部19の内側に、
リード角の大きい多条ねじ22Aを介して螺合された回
動ねじ部22を減速(通常、ハンドル車17を10回転
内外回転させることにより、弁体を90°回転させるよ
うに減速される。)して、所定の回転角度回転させ、該
回動ねじ部22に弁棒接合部23を介して接続された弁
棒を回転させて、弁体を所定角度回動させる。
【0020】使用中、弁体に流体圧力が作用すると、回
転力(トルク)が弁体を介して弁棒に作用すると共に、
回動ねじ部22及び上下動ねじ部19のリード角の大き
い多条ねじ22Aに伝達され、該上下動ねじ部19を回
転させようとするが、下端の断面角形の開度指示部20
が開度指示窓21に左右の寸法誤差なく嵌入されている
ので、回転が阻止されるため、その分力を生じるが、該
上下動ねじ部19とスリーブ13とはリード角の小さい
1条ねじ19Aで螺合されており、自己回転が不可能で
上下動ができず、弁体を任意の開度に停止固定すること
ができる。この際、上記筒状の上下動ねじ部19の下端
部に半径方向に突設された断面角形の開度指示部20
が、本体側面に軸方向に設けられた開度指示窓21に左
右の寸法誤差なく占める位置によって、弁体の開度を外
部から容易に確認することができる。
転力(トルク)が弁体を介して弁棒に作用すると共に、
回動ねじ部22及び上下動ねじ部19のリード角の大き
い多条ねじ22Aに伝達され、該上下動ねじ部19を回
転させようとするが、下端の断面角形の開度指示部20
が開度指示窓21に左右の寸法誤差なく嵌入されている
ので、回転が阻止されるため、その分力を生じるが、該
上下動ねじ部19とスリーブ13とはリード角の小さい
1条ねじ19Aで螺合されており、自己回転が不可能で
上下動ができず、弁体を任意の開度に停止固定すること
ができる。この際、上記筒状の上下動ねじ部19の下端
部に半径方向に突設された断面角形の開度指示部20
が、本体側面に軸方向に設けられた開度指示窓21に左
右の寸法誤差なく占める位置によって、弁体の開度を外
部から容易に確認することができる。
【0021】また、上記筒状の上下動ねじ部19の上端
面が当接するストッパ25が、駆動部本体12の頂部か
ら図示しない六角棒スパナで回転させることによって上
下に調整可能に構成されているので、該ストッパ25の
位置を外部より調整することにより、弁体の全閉位置を
容易に調整することができる。このようにして全閉時の
確実なシール性が組立後のテストで確認しながら外部か
ら調整できることがバタフライ弁では必要である。
面が当接するストッパ25が、駆動部本体12の頂部か
ら図示しない六角棒スパナで回転させることによって上
下に調整可能に構成されているので、該ストッパ25の
位置を外部より調整することにより、弁体の全閉位置を
容易に調整することができる。このようにして全閉時の
確実なシール性が組立後のテストで確認しながら外部か
ら調整できることがバタフライ弁では必要である。
【0022】また、当該駆動装置11とバタフライ弁2
4とを弁棒接合部23とボルト28を介して接合(連
結)できるように構成されているので、製作及び組立、
分解等が容易である。
4とを弁棒接合部23とボルト28を介して接合(連
結)できるように構成されているので、製作及び組立、
分解等が容易である。
【0023】なお、上記した実施例において、駆動装置
11とバタフライ弁24の弁棒接合部23を、図1に示
すように、角接合とした構造について説明したが、キー
接合等他の手段でもよい。
11とバタフライ弁24の弁棒接合部23を、図1に示
すように、角接合とした構造について説明したが、キー
接合等他の手段でもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体内に収容され外部から駆動されるスリーブの内側
に、リード角の小さい1条ねじを介して螺合され且つ回
転を阻止された筒状の上下動ねじ部を設け、該上下動ね
じ部の内側に、リード角の大きい多条ねじを介して螺合
される回動ねじ部を設け、該回動ねじ部を弁棒に接続す
るようにした回転弁の駆動装置において、上記筒状の上
下動ねじ部の下端部に、半径方向に突出する断面角形の
開度指示部を設け、該開度指示部を、本体側面に軸方向
に設けられた開度指示窓に嵌入するように装着したこと
により、リード角の小さいスリーブとリード角の大きい
回動ねじ部とが、軸方向に移動する上下動ねじ部で結合
されるので、弁棒を小さなトルクで開閉操作することが
できるばかりでなく、弁体は中間開度の位置でも流体圧
によって開度が変化することがない。
本体内に収容され外部から駆動されるスリーブの内側
に、リード角の小さい1条ねじを介して螺合され且つ回
転を阻止された筒状の上下動ねじ部を設け、該上下動ね
じ部の内側に、リード角の大きい多条ねじを介して螺合
される回動ねじ部を設け、該回動ねじ部を弁棒に接続す
るようにした回転弁の駆動装置において、上記筒状の上
下動ねじ部の下端部に、半径方向に突出する断面角形の
開度指示部を設け、該開度指示部を、本体側面に軸方向
に設けられた開度指示窓に嵌入するように装着したこと
により、リード角の小さいスリーブとリード角の大きい
回動ねじ部とが、軸方向に移動する上下動ねじ部で結合
されるので、弁棒を小さなトルクで開閉操作することが
できるばかりでなく、弁体は中間開度の位置でも流体圧
によって開度が変化することがない。
【0025】また、筒状の上下動ねじ部の下端部に回転
を阻止するために半径方向に突設された断面角形の開度
指示部と、該開度指示部が左右の寸法誤差なく、即ち開
閉位置に遊びが少なく嵌合され、本体側面に軸方向に設
けられた開度指示窓とにより、ハンドル車の回転で任意
の弁開度に停止固定することができ、且つ弁体の開度を
外部より容易に確認することができる。
を阻止するために半径方向に突設された断面角形の開度
指示部と、該開度指示部が左右の寸法誤差なく、即ち開
閉位置に遊びが少なく嵌合され、本体側面に軸方向に設
けられた開度指示窓とにより、ハンドル車の回転で任意
の弁開度に停止固定することができ、且つ弁体の開度を
外部より容易に確認することができる。
【0026】また、外部から駆動されるスリーブの内面
に螺合され且つ回転を阻止された筒状の上下動ねじ部の
上端面が当接して弁体の全閉位置を調整するストッパ
を、上記スリーブを貫通して外部より上下位置を調整可
能に設けたことにより、上記した効果の外、筒状の上下
動ねじ部の上昇時、上端面が当接するストッパの位置
を、外部から調整して弁体の全閉位置を容易に調整する
ことができ、これにより、加工、組立方法により最終微
調整が必要な回転弁特にバタフライ弁の弁体の全閉位置
を、組立後外部から容易に調整することが可能となる。
またこれによって全閉時の確実なシール性が確保され
る。
に螺合され且つ回転を阻止された筒状の上下動ねじ部の
上端面が当接して弁体の全閉位置を調整するストッパ
を、上記スリーブを貫通して外部より上下位置を調整可
能に設けたことにより、上記した効果の外、筒状の上下
動ねじ部の上昇時、上端面が当接するストッパの位置
を、外部から調整して弁体の全閉位置を容易に調整する
ことができ、これにより、加工、組立方法により最終微
調整が必要な回転弁特にバタフライ弁の弁体の全閉位置
を、組立後外部から容易に調整することが可能となる。
またこれによって全閉時の確実なシール性が確保され
る。
【図1】本発明の一実施例を示す回転弁の駆動装置の縦
断面図であり、Y−Y線の左側は全閉時、右側は全開時
の状態を示す。
断面図であり、Y−Y線の左側は全閉時、右側は全開時
の状態を示す。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1の要部正面図である。
【図4】従来例を示す回転弁の全体縦断面図である。
11 駆動装置 12 本体 13 スリーブ 14 蓋 15,16 軸受 17 ハンドル車 18 植込キー 19 上下動ねじ部 19A リード角の小さい1条ねじ 20 開度指示部 20a 目盛用スリット 21 開度指示窓 22 回動ねじ部 22A リード角の大きい多条ねじ 23 弁棒接合部 24 バタフライ弁 25 ストッパ 26 六角ボルト 27 ロックねじ 28 ボルト 30 バネ座金 31 座金 32 パッキン 33 ボルト 34 透明板 35 押え板 36 止めねじ 37 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/50 F16K 1/22 F16K 35/06 F16K 37/00
Claims (1)
- 【請求項1】 本体内に収容され外部から駆動されるス
リーブの内側に、リード角の小さい1条ねじを介して螺
合され且つ回転を阻止された筒状の上下動ねじ部を設
け、該上下動ねじ部の内側に、リード角の大きい多条ね
じを介して螺合される回動ねじ部を設け、該回動ねじ部
を弁棒に接続するようにした回転弁の駆動装置におい
て、上記筒状の上下動ねじ部の下端部に、半径方向に突
出する断面角形の開度指示部を設け、該開度指示部を、
本体側面に軸方向に設けられた開度指示窓に嵌入するよ
うに装着し、該上下動ねじ部の回転を阻止すると共に弁
の開閉指示を外部より確認できるように構成し、外部か
ら駆動されるスリーブの内面に螺合され且つ回転を阻止
された筒状の上下動ねじ部の上端面が当接して弁体の全
閉位置を調整するストッパを、上記スリーブを貫通して
外部より上下位置を調整可能に設けたことを特徴とする
バタフライ弁の駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6303909A JP3010127B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 回転弁の駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6303909A JP3010127B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 回転弁の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159332A JPH08159332A (ja) | 1996-06-21 |
JP3010127B2 true JP3010127B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=17926732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6303909A Expired - Lifetime JP3010127B2 (ja) | 1994-12-07 | 1994-12-07 | 回転弁の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010127B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4517371B2 (ja) * | 2006-12-25 | 2010-08-04 | Smc株式会社 | 流量調整弁 |
KR101616375B1 (ko) * | 2015-03-04 | 2016-04-28 | 국방과학연구소 | 충진밸브 어댑터 어셈블리 |
JP6082095B1 (ja) * | 2015-12-24 | 2017-02-15 | アスカ工業株式会社 | バルブ装置 |
WO2020223139A1 (en) * | 2019-05-02 | 2020-11-05 | Swagelok Company | Nut locking coupling for actuated valve |
-
1994
- 1994-12-07 JP JP6303909A patent/JP3010127B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08159332A (ja) | 1996-06-21 |
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