JPS626984Y2 - - Google Patents

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JPS626984Y2
JPS626984Y2 JP12108381U JP12108381U JPS626984Y2 JP S626984 Y2 JPS626984 Y2 JP S626984Y2 JP 12108381 U JP12108381 U JP 12108381U JP 12108381 U JP12108381 U JP 12108381U JP S626984 Y2 JPS626984 Y2 JP S626984Y2
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JP
Japan
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drive sleeve
transmission wheel
outer periphery
tightening nut
nut
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JP12108381U
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JPS5825850U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バルブの開閉等に使用されるアクチ
ユエータに関するものである。
この種のアクチユエータは、出力軸たるねじ棒
をナツト状のドライブスリーブに螺合させるとと
もに、このドライブスリーブの外周にウオームホ
イールその他の伝動ホイールを設けておき、前記
ドライブスリーブを前記伝動ホイールを介して電
動機等によつて回転駆動することによつて前記ね
じ棒を螺合進退させ、このねじ棒の先端で弁の開
閉等を行わせるようにしたものが一般的である。
ところが、従来のものは、前記ドライブスリーブ
と伝動ホイールとを一体に構成しているため鋳造
が難しく、またドライブスリーブのねじ仕様の変
更等に容易に対処することができないという問題
があつた。
そのため、ドライブスリーブと伝動ホイールと
を別体に構成し、ドライブスリーブの外周にスプ
ラインを介して伝動ホイールを一体回転可能に装
着するようにしたものも知られている。ところ
で、従来、知られているものは、前記ドライブス
リーブの軸方向寸法と、ボス部を有した前記伝動
ホイールの軸方向寸法とを略同一に設定し、前記
ドライブスリーブの端面に取付けた係止具で前記
伝動ホイールの軸方向移動を防止するようにして
いる。しかしながら、前記ドライブスリーブは、
出力軸たるねじ棒を適正な強度で保持しつつ円滑
に作動させる必要から、その軸方向寸法が比較的
大きなものにならざるを得ない。そのため、かか
る長尺なドライブスリーブの端面にさらに係止具
を装着した従来のものは、装置全体のコンパクト
化が非常に難しいという問題がある。
そのため、近時伝動ホイールの軸方向寸法をド
ライブスリーブの軸方向寸法よりも小さく設定す
るとともにそのドライブスリーブの端部外周にね
じ部を設けておき、そのドライブスリーブの中間
部外周に伝動ホイールを着脱可能に嵌合させた上
で、前記ねじ部に螺合させたダブルナツトやキー
付きのナツト等を用いて前記伝動ホイールを前記
ドライブスリーブに締付固定するようにしたもの
が考えられている。しかしながら、通常のダブル
ナツトを用いた場合はナツトの締付けに専用工具
を必要とする上に長時間使用していると緩みが生
じ易く、またナツトの緩みをキーにより防止する
ものは組立てに時間がかかる上にキー溝加工を行
うことができない現地での組立てが不可能である
等、実用上好ましくない欠点を多く有している。
しかも、この種のアクチユエータでは、通常、軸
受その他を潤滑するための潤滑油がハウジング外
に漏出するのを防止するために、Oリング等のシ
ール機構を設ける必要があるが、通常のダブルナ
ツトを使用するものでは、締付作業性等を考慮し
た場合、前記ダブルナツトを避けた位置、すなわ
ち、前記伝動ホイールのボス部外周とハウジング
との間にそのシール機構を介設せざるを得ない。
そのため、前記伝動ホイールのボス部を比較的長
尺なものにすることが必要となる。その結果、ド
ライブスリーブが前記ねじ部の存在と相まつて必
要以上に長尺なものになり、この場合にも装置全
体のコンパクト化が難しくなるという問題が発生
する。
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、伝動ホイールの軸方向寸法をドライブス
リーブの軸方向寸法よりも小さく設定するだけで
なく、前記ドライブスリーブを、一端部外周に大
径な係止鍔を設けるとともに他端部外周に相互に
ピツチの異なる対をなすおねじ部を軸心方向に隣
接させて設けてなるものにし、このドライブスリ
ーブの中間部外周に前記伝動ホイールをトルク伝
達機構を介して空転不能に嵌合させ、前記おねじ
部の一方に、前記伝動ホイールを前記係止鍔方向
に押圧する第1の円筒状締付ナツトを螺着すると
ともに、前記おねじ部の他方に、前記第1の円筒
状締付ナツトを伝動ホイール方向に押圧する第2
の円筒状締付ナツトを螺着し、これら両締付ナツ
トをボルトを用いて相対回転不能に連結し、前記
円筒状締付ナツトとハウジングとの間および前記
係止鍔とハウジングとの間にそれぞれシール機構
を介設したものにすることによつて、組立てが簡
単である上に、伝動ホイールのドライブスリーブ
に対する固定状態に緩みが生じることが全くな
く、しかも、装置全体の軸方向寸法を無理なく有
効に縮小することができるアクチユエータを提供
することを目的としている。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
出力軸たるねじ棒1をナツト状のドライブスリ
ーブ2の内周に設けた送りねじ部2aに螺合させ
るとともに、このドライブスリーブ2の外周に伝
動ホイール、例えば、ウオームホイール3を着脱
可能に装着し、前記ドライブスリーブ2を前記ウ
オームホイール3および当該ウオームホイール3
に噛合させたウオーム4を介して図示しない電動
機により回転駆動することによつて、前記ねじ棒
1を軸心方向に進退させるようにしている。ドラ
イブスリーブ2は、前記ねじ棒1を適正に保持す
るのに必要な軸方向寸法を有しているが、前記ウ
オームホイール3の軸方向寸法は、前記ドライブ
スリーブ2のそれよりもはるかに小さな値に設定
されている。そして、このドライブスリーブ2
は、その一端部外周に大径な係止鍔2bを形成す
るとともに、他端部外周に対をなすおねじ部2
c,2dを軸心方向に隣接させて刻設してなる段
付円筒状のもので、このドライブスリーブ2の中
間部外周に前記ウオームホイール3をトルク伝達
機構、例えば、スプライン5を介して空転不能に
嵌合させている。なお、前記おねじ部2dは、前
記おねじ部2cよりも小径に形成されており、ま
た、これら両おねじ部2c,2dは相互にピツチ
を異ならせてある。そして、一方のおねじ部2c
に、前記ウオームホイール3を前記係止鍔2d方
向に押圧する第1の円筒状締付ナツト6を螺着す
るとともに、他方のおねじ部2dに、前記第1の
円筒状締付ナツト6をウオームホイール3方向に
押圧する第2の円筒状締付ナツト7を螺着し、こ
れら両円筒状締付ナツト6,7をボルト8を用い
て相対回転不能に連結している。具体的には、前
記第1の円筒状締付ナツト6の下端面に複数のね
じ穴6aを等角間隔をあけて穿設するとともに前
記第2の円筒状締付ナツト7に前記ねじ穴6aと
同数の貫通孔7aを穿設しておき、前記各貫通孔
7aを前記各ねじ穴6aに合致させた上で、前記
各ボルト8を前記各貫通孔7aを通して対応する
各ねじ穴6aに螺着している。そして、前記ドラ
イブスリーブ2は、前記ウオームホイール3およ
び前記締付ナツト6,7とともにハウジング9内
に収容され、ベアリング11,11を介して回転
自在に保持されている。
そして、このドライブスリーブ2と前記ハウジ
ング9との間には、図面に明示されているよう
に、シール機構たるOリング12,13が設けて
ある。すなわち、一方側のOリング12は、前記
ハウジング9の下端側開口部内周に設けた環状溝
14に保持され、前記ドライブスリーブ2に螺着
した第1の円筒状締付ナツト6の外周に摺接させ
てある。他方側のOリング13は、前記ハウジン
グ9の上端側開口部内周に設けた環状溝15に保
持され、前記ドライブスリーブ2の係止鍔2bの
外周に摺接させてある。
このような構成のものであれば、ボス部3aを
含むウオームホイール3の軸方向寸法をドライブ
スリーブ2の軸方向寸法よりも小さく設定してい
るので、両者の軸方向寸法を同一にしドライブス
リーブの端面に装着した係止具によつてウオーム
ホイールの軸方向移動を禁止するようにした従来
のものが有している不都合、すなわち、前記ドラ
イブスリーブとウオームホイールとの組立構造体
が軸方向に嵩高いものになるという不都合を解消
することができる。
しかも、ドライブスリーブ2の外周にウオーム
ホイール3を嵌合させるとともに、当該ドライブ
スリーブ2のおねじ部2c,2dに締付ナツト
6,7を順次に螺着し、しかる後に、前記両締付
ナツト6,7をボルト8にて連結するだけでウオ
ームホイール3のドライブスリーブ2への装着が
完了するので、特殊な工具等を用いることなく簡
単に組立てを行うことができるものである。そし
て、前記両おねじ部2c,2dは相互にピツチが
異ならせてあるため、これら両おねじ部2c,2
dにそれぞれ螺着した締付ナツト6,7同士をボ
ルト8を用いて相対回転不能に連結すれば、これ
ら両締付ナツト6,7同士が拘束しあうこととな
り絶対に緩むことがない。したがつて、前記ウオ
ームホイール3をスプライン5等のトルク伝達機
構を介してドライブスリーブ2に嵌合させている
ことと相まつて、当該ウオームホイール3をドラ
イブスリーブ2に長期間に亙つて確実に固定して
おくことができるという利点がある。その上、こ
の二重ナツト機構により上方の係止鍔2bと同様
の機械的強度を有し伝動ホイール3をドライブス
リーブ2に強固に装着することができる。
さらに、シール機構たるOリング12,13を
ウオームホイール3のボス部3aではなく、ドラ
イブスリーブ2の係止鍔2bおよび当該ドライブ
スリーブ2に螺着した円筒状締付ナツト6にそれ
ぞれ摺接させて設けているので、ウオームホイー
ル3のボス部3aを長尺なものにする必要がな
い。そのため、ドライブスリーブ2の軸方向寸法
を必要最少限のものにすることが可能となり、こ
の点からもドライブスリーブ2とウオームホイー
ル3との組立構造体の軸方向の嵩張りをなくすこ
とができる。したがつて、装置全体の小形軽量化
を図ることができるものである。
なお、伝動ホイールはウオームホイールに限ら
れないのは勿論であり、例えば、かさ歯車や平歯
車あるいはスプロケツトやプーリ等であつてもよ
い。
また、トルク伝達機構はスプラインに限られ
ず、例えば、キーなどであつてもよい。
本考案は、以上のような構成であるから、伝動
ホイールとドライブスリーブとを別体に構成して
いるにも、これらを一体的な構造体に簡単かつ確
実に組立てることが可能であり、しかも、その組
立構造体の軸方向の嵩張りを最少限に抑えて大幅
な小形軽量化を図ることができる優れたアクチユ
エータを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。 1……ねじ棒、2……ドライブスリーブ、2b
……係止鍔、2c,2d……おねじ部、3……伝
動ホイール(ウオームホイール)、5……トルク
伝達機構(スプライン)、6……第1の円筒状締
付ナツト、7……第2の円筒状締付ナツト、8…
…ボルト、9……ハウジング、12,13……シ
ール機構(Oリング)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 出力軸たるねじ棒を螺合進退させるためのナツ
    ト状のドライブスリーブの外周に、当該ドライブ
    スリーブに回転力を付与するための伝動ホイール
    を着脱可能に装着したものにおいて、前記伝動ホ
    イールの軸方向寸法を前記ドライブスリーブの軸
    方向寸法よりも小さく設定し、前記ドライブスリ
    ーブを、一端部外周に大径な係止鍔を設けるとと
    もに他端部外周に相互にピツチの異なる対をなす
    おねじ部を軸心方向に隣接させて設けてなるもの
    にし、このドライブスリーブの中間部外周に前記
    伝動ホイールをトルク伝達機構を介して空転不能
    に嵌合させ、前記おねじ部の一方に、前記伝動ホ
    イールを前記係止鍔方向に押圧する第1の円筒状
    締付ナツトを螺着するとともに、前記おねじ部の
    他方に、前記第1の円筒状締付ナツトを伝動ホイ
    ール方向に押圧する第2の円筒状締付ナツトを螺
    着し、これら両締付ナツトをボルトを用いて相対
    回転不能に連結し、前記円筒状締付ナツトとハウ
    ジングとの間および前記係止鍔とハウジングとの
    間にそれぞれシール機構を介設していることを特
    徴とするアクチユエータ。
JP12108381U 1981-08-15 1981-08-15 アクチユエ−タ Granted JPS5825850U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12108381U JPS5825850U (ja) 1981-08-15 1981-08-15 アクチユエ−タ

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JP12108381U JPS5825850U (ja) 1981-08-15 1981-08-15 アクチユエ−タ

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JPS5825850U JPS5825850U (ja) 1983-02-18
JPS626984Y2 true JPS626984Y2 (ja) 1987-02-18

Family

ID=29915029

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JP12108381U Granted JPS5825850U (ja) 1981-08-15 1981-08-15 アクチユエ−タ

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH064135Y2 (ja) * 1990-07-24 1994-02-02 京三電機株式会社 自動変速機のシフトレバーロック装置用アクチュエータ
JP4634559B2 (ja) * 2000-01-07 2011-02-16 株式会社ショーワ 電動パワーステアリング装置
JP6370746B2 (ja) * 2015-07-01 2018-08-08 株式会社椿本チエイン 直線作動機

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JPS5825850U (ja) 1983-02-18

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