JPH026290Y2 - - Google Patents

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JPH026290Y2
JPH026290Y2 JP12580485U JP12580485U JPH026290Y2 JP H026290 Y2 JPH026290 Y2 JP H026290Y2 JP 12580485 U JP12580485 U JP 12580485U JP 12580485 U JP12580485 U JP 12580485U JP H026290 Y2 JPH026290 Y2 JP H026290Y2
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JP
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bolt
planetary gear
nut
stopper
bolt head
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JP12580485U
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  • Retarders (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本考案は、例えばクローラ式車両の走行用減速
機として使用される遊星歯車変速装置に係り、さ
らに詳しくは、その変速装置に使用されるナツト
の緩み止め構造に関する。
(b) 従来の技術 一般に、油圧シヨベル、油圧クレーン等のクロ
ーラ式車両は、走行駆動機構として駆動源となる
油圧モータと、その油圧モータの出力回転を減速
する減速装置と、その減速装置により減速された
回転数で回転するスプロケツトとが設けられてい
る。そして、この減速装置としては通常遊星歯車
減速機構からなる遊星歯車減速装置が使用されて
いる。
そこで、第3図を用いて本考案に係る遊星歯車
減速装置を説明する。1は図示しない走行駆動用
油圧モータの出力軸に連結された入力軸と一体的
に設けられた1段サンギヤで、その1段サンギヤ
1は1段プラネツトギヤ2と噛み合つており、そ
の1段プラネツトギヤ2はリングギヤ4と噛み合
つている。3は1段プラネツトギヤ2に嵌挿され
た1段遊星軸で、その1段遊星軸3は1段キヤリ
ヤ6に固定されている。1段キヤリヤ6は2段サ
ンギヤ7と噛み合つて同時に回転するようになつ
ている。しかして、1段プラネツトギヤ2の公転
が1段キヤリヤ6を介して2段サンギヤ7に伝達
される。また2段サンギヤ7は2段プラネツトギ
ヤ9と噛み合つており、その2段プラネツトギヤ
9は前記リングギヤ4と噛み合つている。8は2
段プラネツトギヤ9に嵌挿された2段遊星軸で、
その2段遊星軸8は2段キヤリヤ10に固定され
ている。12はリング状に形成したストツパで、
そのストツパ12の外周は前記2段キヤリヤ10
とスプライン結合され、内周は車両の車体フレー
ムに固定された固定部材としてのハウジング15
とスプライン結合されている。しかして、前記2
段キヤリヤ10はストツパ12を介して非回転状
態に支持されている。前記リングギヤ4は軸受1
3を介して前記ハウジング15に回転自在に支持
されていると共に、その外周にはスプロケツト1
4が固着して設けられている。スプロケツト14
は図示しないクローラの履体に噛み合つており、
前記した油圧モータの回転数が2段で減速されて
回転駆動され、車両の走行が行われる。
次に、上述した遊星歯車減速装置に使用されて
いる従来のナツトの緩み止め構造を第4図及び第
5図を用いて説明する。第4図は第3図のイ部拡
大図、第5図は第4図の−矢視図である。1
1はストツパ12を介して軸受13を軸方向に固
定するためのナツトを示し、そのナツト11はハ
ウジング15に螺合、諦結されるようになつてい
る。16はナツト11の緩み防止用のボルトで、
ボルト16のねじ部はストツパ12の側面に螺設
された任意数のねじ穴12aに螺挿されるように
なつている。前記ボルト16のボルト頭16aは
円筒状に形成されており、ナツト11側にはボル
ト頭16aより大径の挿入穴としてのきり穴11
aが設けられている。きり穴11aは前記ねじ穴
12aと同心円上に同数設けられている。16b
はボルト16の諦付け用角穴である。
(c) 考案が解決しようとする問題点 この従来のナツトの緩み止め構造によれば、ボ
ルト16のねじ部をストツパ12のねじ穴12a
に螺挿すると共に、ボルト頭16aとナツト11
のきり穴11aとの間に隙間をもたせたので、ボ
ルト16自身が軸方向に移動することがないばか
りでなく、スプライン結合によつてストツパ12
がバツクラツシユ分だけ回転移動しても、前記隙
間によつてボルト16が螺回する方向に力を受け
ることがないから、変速装置の作動中にボルト1
6が逸脱することなく確実にナツト11の緩みを
防止することができる利点を有するが、ボルト1
6の組付けを行う際に、第5図に示すようにスト
ツパ12のねじ穴12aとナツト11のきり穴1
1aとがずれている場合、双方の中心を合わせる
目安が無いため、そのつどボルト16を挿入しな
がら確認しなければならず、位置合わせがやりに
くい欠点があつた。
本考案は、この欠点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、ナツトの緩み
防止用のボルトの組付けに際し、ストツパのねじ
穴とナツトの挿入穴との中心合わせを一目で確認
することができるナツトの緩み止め構造を提供す
ることにある。
(d) 問題を解決するための手段 この目的を達成するために、本考案は、駆動軸
と、該駆動軸の回転を変速して出力回転する1段
または複数段の遊星歯車変速機構と、該遊星歯車
変速機構を収納し、前記駆動軸からの回転を該遊
星歯車変速機構によつて変速された回転速度で回
転せしめられるリングギヤと、軸受を介して該リ
ングギヤを回転自在に支持すると共に前記遊星歯
車変速機構のストツパとスプライン結合される固
定部材と、該ストツパ及び軸受を固定するために
前記固定部材に螺着されるナツトと、前記ストツ
パに螺設したねじ穴に螺挿される角穴付ボルト
と、前記ナツトに該ボルトのボルト頭より大径に
形成したボルト頭挿入穴とを有し、該ボルト頭挿
入穴に前記ボルト頭を挿入することによりナツト
の緩みを防止すると共に、前記ボルト頭挿入穴と
ほぼ同径のザグリ溝を前記ストツパ側に設けたこ
とを特徴とする。
(e) 作用 ストツパ側にはナツトの緩み防止用のボルトを
螺挿するためのねじ穴とザグリ溝とを設け、ナツ
ト側には前記ボルトのボルト頭より大径に形成し
たボルト頭挿入穴を設けたので、ナツトの緩み防
止用のボルトの組付けに際し、ストツパのねじ穴
とナツトの挿入穴との中心合わせを行うとき、ザ
グリ溝と挿入穴とのずれで中心ずれが一目で確認
することができる。従つて中心合わせも簡単に短
時間で行うことができる。
(f) 実施例 以下、本考案の一実施例を第1図及び第2図を
用いて、さらに具体的に説明する。第1図及び第
2図は従来の第4図は第5図に相当する図であ
り、同一符号は同じもの、もしくは相当するもの
を表わしている。ストツパ12には、ねじ穴12
aと同心のザグリ溝12bが設けられ、そのザグ
リ溝12bはナツト11のきり穴とほぼ同径に設
定されている。
従つて、第2図に示すようにナツト11を締付
けた後、緩み防止用のボルト16を組付ける時
に、ストツパ12のザグリ溝12bとナツト11
のきり穴とが一致していないことが一目で確認で
きる。また、双方の穴を一致させる為にナツト1
1側を棒等でこじることにより、位置合わせを簡
単に短時間で行うことができる。
(g) 考案の効果 以上述べたように、本考案によれば、ストツパ
側に、ナツト側に設けたボルト頭挿入穴とほぼ同
径のザグリ溝を設けたので、ストツパのねじ穴と
ナツトのボルト頭挿入穴の中心合わせを一目で確
認することができる効果がある。また、双方の中
心が合つていない時には棒等でこじることによ
り、簡単に短時間で位置合わせを行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示した
もので、第1図は第3図のイ部を拡大して示した
断面側面図、第2図は第1図の−矢視図、第
3図は本考案に係る遊星歯車減速装置を示す断面
側面図、第4図は従来のナツトの緩み止め構造を
示す第1図相当の断面側面図、第5図は第4図の
−矢視図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸と、該駆動軸の回転を変速して出力回転
    する1段または複数段の遊星歯車変速機構と、該
    遊星歯車変速機構を収納し、前記駆動軸からの回
    転を該遊星歯車変速機構によつて変速された回転
    速度で回転せしめられるリングギヤと、軸受を介
    して該リングギヤを回転自在に支持すると共に前
    記遊星歯車変速機構のストツパとスプライン結合
    される固定部材と、該ストツパ及び軸受を固定す
    るために前記固定部材に螺着されるナツトと、前
    記ストツパに螺設したねじ穴に螺挿される角穴付
    ボルトと、前記ナツトに該ボルトのボルト頭より
    大径に形成したボルト頭挿入穴とを有し、該ボル
    ト頭挿入穴に前記ボルト頭を挿入することにより
    ナツトの緩みを防止すると共に、前記ボルト頭挿
    入穴とほぼ同径のザグリ溝を前記ストツパ側に設
    けたことを特徴とする遊星歯車変速装置における
    ナツトの緩み止め構造。
JP12580485U 1985-08-17 1985-08-17 Expired JPH026290Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12580485U JPH026290Y2 (ja) 1985-08-17 1985-08-17

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JP12580485U JPH026290Y2 (ja) 1985-08-17 1985-08-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6234247U JPS6234247U (ja) 1987-02-28
JPH026290Y2 true JPH026290Y2 (ja) 1990-02-15

Family

ID=31019018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12580485U Expired JPH026290Y2 (ja) 1985-08-17 1985-08-17

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0728440Y2 (ja) * 1988-03-22 1995-06-28 株式会社小松製作所 終減速装置
JP2584709Y2 (ja) * 1990-10-31 1998-11-05 株式会社小松製作所 遊星歯車減速機構における軸受保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6234247U (ja) 1987-02-28

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