JP2001343053A - 遊星歯車減速装置 - Google Patents

遊星歯車減速装置

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JP2001343053A JP2000162925A JP2000162925A JP2001343053A JP 2001343053 A JP2001343053 A JP 2001343053A JP 2000162925 A JP2000162925 A JP 2000162925A JP 2000162925 A JP2000162925 A JP 2000162925A JP 2001343053 A JP2001343053 A JP 2001343053A
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Akihiro Tanaka
章弘 田中
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勇人 益田
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Soushi Shibukawa
壮史 澁川
Shinichi Sekido
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノックピンの変形等を抑え、支持部材に最終
段のキャリアを組付けるときの作業性を向上する。 【解決手段】 ナット26を最終段のキャリア25に連
結するノックピン32を、軸方向中間部に位置する大径
軸部32Aと、軸方向両端側に位置する小径軸部32
B,32Cとにより構成する。このため、キャリア25
がナット26に対して傾いたとしても、キャリア25の
ピン穴25B内面は、ノックピン32の軸方向中間部に
位置する段部32Eに当接する。これにより、キャリア
25からノックピン32に作用する曲げ荷重を低減し、
ノックピン32の変形等を抑えることができる。また、
ノックピン32先端側の小径軸部32Cにキャリア25
のピン穴25Bを容易に挿入できるので、モータハウジ
ングのキャリア固定部2Bにキャリア25を組付けると
きの作業性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の履帯駆動装置、旋回装置、油圧ク
レーン用のロープウインチ等に好適に用いられる遊星歯
車減速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等
の装軌式車両の履帯を駆動する履帯駆動装置は、回転源
の回転出力を減速して大きな出力を得るために遊星歯車
減速装置を備えている。
【0003】そこで、この従来技術による遊星歯車減速
装置について、図8ないし図12を参照しつつ説明す
る。
【0004】図中、1は回転源としての油圧モータで、
該油圧モータ1は、例えば斜板式の油圧モータにより構
成され、油圧ポンプ(図示せず)から圧油が給排される
ことにより出力軸1Aが回転するものである。
【0005】2は油圧モータ1の外殻をなす支持部材と
してのモータハウジングで、該モータハウジング2は、
軸方向中間部の外周側にフランジ部2Aが設けられ、該
フランジ部2Aは、例えば装軌式車両の下部走行体を構
成するサイドフレーム(図示せず)にボルト等を用いて
固着されるものである。また、モータハウジング2は、
後述のケーシング3内に挿入される先端側がキャリア固
定部2Bとなっている。そして、キャリア固定部2Bの
外周側には、軸方向の途中部位に後述のナット26が螺
着される雄ねじ2Cが形成されると共に、軸方向の先端
に後述のキャリア25が結合される雄スプライン2Dが
形成されている。
【0006】3は減速装置の外殻をなす有蓋円筒状のケ
ーシングで、該ケーシング3は、モータハウジング2の
キャリア固定部2B外周側に位置するドラム4と、内周
側に内歯車5Aが形成されたリングギヤ5と、該リング
ギヤ5を施蓋する円板状の底蓋6とにより大略構成され
ている。そして、ドラム4の内周側は軸受7,8を介し
てモータハウジング2の外周側に回転可能に取付けら
れ、ドラム4の外周側には複数のボルト9を用いてスプ
ロケット10が固着されている。また、リングギヤ5は
複数のボルト11によってドラム4に固着され、底蓋6
は複数のボルト12によってリングギヤ5に固着されて
いる。
【0007】13は油圧モータ1の回転出力を導出する
回転軸で、該回転軸13の基端側は油圧モータ1の出力
軸1Aにスプライン結合され、先端側は底蓋6まで延在
し、後述の太陽歯車15となっている。
【0008】14は1段目の減速歯車機構で、該減速歯
車機構14は、回転軸13の先端側に一体形成された太
陽歯車15と、該太陽歯車15とリングギヤ5の内歯車
5Aとに噛合し、太陽歯車15の周囲を自転しつつ公転
する複数の遊星歯車16(1個のみ図示)と、該遊星歯
車16をピン17、軸受18を介して回転可能に支持
し、遊星歯車16の公転を後述する2段目の太陽歯車2
1に伝達するキャリア19とにより大略構成されてい
る。
【0009】20は最終段となる2段目の減速歯車機構
で、該減速歯車機構20は、回転軸13に遊嵌された状
態で1段目のキャリア19にスプライン結合され、遊星
歯車16の公転のみが伝達される太陽歯車21と、該太
陽歯車21とリングギヤ5の内歯車5Aとに噛合し、太
陽歯車21の周囲を自転しつつ公転する複数の遊星歯車
22(1個のみ図示)と、該遊星歯車22をピン23、
軸受24を介して回転可能に支持するキャリア25とに
より大略構成されている。
【0010】ここで、キャリア25は、モータハウジン
グ2のキャリア固定部2B端面に当接することにより軸
方向に位置決めされている。また、キャリア25にはモ
ータハウジング2の雄スプライン2Dに噛合する雌スプ
ライン25Aが形成され、キャリア25とモータハウジ
ング2とは雌スプライン25Aと雄スプライン2Dとに
よって回転方向に位置決めされている。さらに、キャリ
ア25には、雌スプライン25Aの外周側に位置して後
述のノックピン27が挿入されるピン穴25Bが穿設さ
れている。
【0011】26はモータハウジング2の雄ねじ2Cに
螺着されたナットで、該ナット26は、雄ねじ2Cに螺
着されることにより軸受8の内輪を軸方向に押圧し、該
軸受8を軸方向に位置決めするものである。また、ナッ
ト26のうちキャリア25のピン穴25Bと対応する位
置には、ノックピン27が圧入されるピン穴26Aが穿
設されている。
【0012】27は最終段のキャリア25とナット26
との間を連結し、ナット26をキャリア25に対して廻
止めするノックピンで、該ノックピン27は、図9及び
図10に示すように、モータハウジング2の雄スプライ
ン2Dとキャリア25の雌スプライン25Aとが噛合し
た状態で、基端側がナット26のピン穴26Aに圧入さ
れ、先端側がキャリア25のピン穴25Bに挿入されて
いる。
【0013】ここで、ノックピン27は、基端側から先
端側にかけて等しいピン径(外径)Dをもった全長Lの
円柱状に形成され、ピン穴25Bの穴径は、ノックピン
27のピン径Dよりも例えば2mm程度大きく形成され
ている。
【0014】従来技術による遊星歯車減速装置は上述の
如き構成を有するもので、油圧モータ1が作動して回転
軸13が回転すると、この回転は太陽歯車15、遊星歯
車16、キャリア19等からなる1段目の減速歯車機構
14によって所定の減速比で減速され、遊星歯車16の
公転のみがキャリア19から出力される。そして、キャ
リア19は最終段の太陽歯車21に噛合しているので、
キャリア19の公転は、太陽歯車21、遊星歯車22、
キャリア25等からなる最終段の減速歯車機構20によ
ってさらに所定の減速比で減速される。
【0015】ここで、最終段のキャリア25とモータハ
ウジング2とは、雌スプライン25Aと雄スプライン2
Dとによって回転方向に位置決めされているので、ドラ
ム4、リングギヤ5等からなるケーシング3は、最終段
の遊星歯車22の周囲を公転するようになる。
【0016】かくして、油圧モータ1の回転出力は、減
速歯車機構14,20によって順次減速され、大きなト
ルクとなってケーシング3に伝達される。そして、ケー
シング3と共にスプロケット10が回転し、該スプロケ
ット10に巻回された履帯(図示せず)が駆動されるこ
とにより、装軌式車両を走行させることができる。
【0017】次に、上述の遊星歯車減速装置の組立時に
おいて、モータハウジング2に最終段のキャリア25を
組付ける作業について説明する。
【0018】まず、図11に示すように、モータハウジ
ング2に軸受7,8を介してケーシング3のドラム4を
回転可能に取付ける。そして、ナット26のピン穴26
Aにノックピン27の基端側を圧入した後、該ナット2
6をモータハウジング2の雄ねじ2Cに螺着することに
より、軸受8を軸方向に位置決めする。
【0019】次に、ナット26から突出したノックピン
27の先端側にキャリア25のピン穴25Bを挿入しつ
つ、キャリア25の雌スプライン25Aをモータハウジ
ング2の雄スプライン2Dに噛合させる。
【0020】この場合、キャリア25に設けたピン穴2
5Bの穴中心と、ナット26に圧入されたノックピン2
7の軸中心とがほぼ一致している場合には、キャリア2
5のピン穴25B内にノックピン27の先端側を挿入し
つつ、円滑にキャリア25の雌スプライン25Aをモー
タハウジング2の雄スプライン2Dに噛合させることが
できる。
【0021】しかし、実際の組付け作業時には、ピン穴
25Bの穴中心とノックピン27の軸中心とが一致しな
い場合が多いため、通常、図11に示すように、キャリ
ア25の雌スプライン25Aとモータハウジング2の雄
スプライン2Dとが噛合する前に、ノックピン27の先
端部を長さ寸法Aだけキャリア25のピン穴25B内に
予め挿入しておき、このノックピン27によってキャリ
ア25を案内しつつ該キャリア25の雌スプライン25
Aとモータハウジング2の雄スプライン2Dとを噛合さ
せている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータハウ
ジング2の雄スプライン2Dとキャリア25の雌スプラ
イン25Aとの間には、通常、適度な隙間(がた)が形
成されており、この両者間の隙間により、例えば図12
に示すように、ナット26に対してキャリア25が僅か
な傾きを生じることがある。
【0023】このように、ナット26に対してキャリア
25が傾いた場合には、キャリア25のピン穴25B内
に挿入されたノックピン27の先端部が、ピン穴25B
の内面に当接し、ケーシング3が大きなトルクをもって
回転するときの反力により、キャリア25からノックピ
ン27に対して曲げ荷重が作用する。
【0024】そして、従来技術においては、ナット26
の表面からノックピン27の先端部までの寸法Bが比較
的大きいため、キャリア25からノックピン27に大き
な曲げ荷重が作用し、ノックピン27が変形してしまう
という問題がある。
【0025】特に、装軌式車両が荒れ地等を走行すると
きに、キャリア25からノックピン27に衝撃的な荷重
が作用した場合には、ノックピン27がナット26の近
傍部位から大きなせん断力を受けて損傷する。そして、
ノックピン27が損傷すると、該ノックピン27によっ
てナット26を適正に廻止めすることができなくなり、
ナット26が弛んで軸受8が位置ずれを生じ、遊星歯車
減速装置の円滑な作動が妨げられてしまう。
【0026】一方、モータハウジング2にキャリア25
を組付けるときには、上述の如くナット26から突出し
たノックピン27の先端側にキャリア25のピン穴25
Bを挿入しつつ、キャリア25の雌スプライン25Aを
モータハウジング2の雄スプライン2Dに噛合させる
が、ノックピン27は、その基端側から先端側にかけて
等しいピン径Dをもった円柱状に形成されている。
【0027】このため、ノックピン27の先端側にキャ
リア25のピン穴25Bを挿入するのが難しく、モータ
ハウジング2にキャリア25を組付けるときの作業性が
低下してしまうという問題がある。
【0028】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ノックピンの変形、損傷等を抑えること
ができ、支持部材に最終段のキャリアを組付けるときの
作業性を向上することができるようにした遊星歯車減速
装置を提供することを目的としている。
【0029】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、支持部材と、該支持部材に軸受を介し
て回転可能に支持されたケーシングと、該ケーシングを
回転駆動すべく前記支持部材に設けられた回転源と、該
回転源の回転出力を減速して前記ケーシングに伝達する
ために該ケーシング内に設けられた1段または複数段の
減速歯車機構とを備え、該減速歯車機構のうち最終段の
キャリアと支持部材とは雌スプラインと雄スプラインと
によって回転方向に位置決めし、前記軸受は前記支持部
材に螺着されたナットによって軸方向に位置決めし、該
ナットを最終段のキャリアに廻止め状態に連結するため
のノックピンを設けてなる遊星歯車減速装置に適用され
る。
【0030】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、ノックピンは、その基端側を前記ナットに圧入
し、先端側を前記キャリアに設けたピン穴に挿入し、か
つ該ピン穴に挿入される先端側を小径に形成したことに
ある。
【0031】このように構成したことにより、例えば最
終段のキャリアがナットに対して傾いたとしても、キャ
リアのピン穴内面は、小径なノックピンの先端部に当接
することなく、該先端部よりも大径なノックピンの軸方
向中間部に当接する。このため、キャリアからノックピ
ンに作用する曲げ荷重を小さくし、該ノックピンの変
形、損傷等を抑えることができる。また、ノックピンの
先端側を小径とした分、該ノックピンの先端側に最終段
のキャリアのピン穴を容易に挿入することができる。こ
れにより、キャリアをノックピンによって案内しつつ支
持部材に組付けるときの作業性を向上することができ
る。
【0032】請求項2の発明は、ノックピンの両端側は
同一のピン径に形成したことにある。このように構成し
たことにより、ノックピンの先端側のみならず、ナット
に圧入されるノックピンの基端側も小径となるので、こ
のノックピンの基端側をナットに圧入するときの作業性
をも向上することができる。
【0033】請求項3の発明は、ノックピンの先端側は
テーパ面として形成したことにある。このように構成し
たことにより、テーパ面として形成したノックピンの先
端側、を軸方向中間部よりも小径とすることができる。
このため、最終段のキャリアがナットに対して傾いたと
しても、キャリアのピン穴内面は、ノックピンの先端部
に当接することなく軸方向中間部に当接するので、キャ
リアからノックピンに作用する曲げ荷重を小さくし、該
ノックピンの変形等を抑えることができる。また、支持
部材にキャリアを組付けるときに、キャリアのピン穴を
テーパ面に沿ってノックピンに容易に挿入することがで
きるので、キャリアをノックピンによって案内しつつ支
持部材に組付けるときの作業性を向上することができ
る。
【0034】請求項4の発明は、ノックピンは、軸方向
中間部に位置する大径軸部と、軸方向両端側に位置する
小径軸部とにより構成し、基端側の小径軸部から大径軸
部にかけてナットに設けたピン穴に圧入し、先端側の小
径軸部から大径軸部にかけてキャリアに設けたピン穴に
挿入する構成としたことにある。
【0035】このように構成したことにより、最終段の
キャリアがナットに対して傾いたときに、キャリアのピ
ン穴内面は、ノックピンの軸方向中間部に位置する大径
軸部と小径軸部との境目に当接するので、キャリアから
ノックピンに作用する曲げ荷重を小さくすることができ
る。また、ノックピンの基端側に位置する小径軸部によ
ってノックピンをナットのピン穴に案内することができ
るので、ノックピンをナットのピン穴に圧入するときの
作業性を向上することができる。一方、ノックピンの先
端側に位置する小径軸部によってキャリアのピン穴を案
内することができるので、キャリアをノックピンによっ
て案内しつつ支持部材に組付けるときの作業性を向上す
ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊星歯車減速
装置の実施の形態について、図1ないし図7を参照しつ
つ説明する。
【0037】まず、図1ないし図5は本発明の第1の実
施の形態を示している。なお、本実施の形態では、上述
した従来技術と同一の構成要素に同一符号を付し、その
説明を省略するものとする。
【0038】図中、31は本実施の形態による遊星歯車
減速装置で、該遊星歯車減速装置31は、従来技術によ
るものとほぼ同様に、油圧モータ1が設けられた支持部
材としてのモータハウジング2と、該モータハウジング
2に軸受7,8を介して回転可能に設けられたケーシン
グ3と、油圧モータ1の回転出力を減速してケーシング
3に伝達する減速歯車機構14,20とにより大略構成
されている。
【0039】そして、最終段の減速歯車機構20のキャ
リア25とモータハウジング2とは、雌スプライン25
Aと雄スプライン2Dとによって回転方向に位置決めさ
れ、軸受8はモータハウジング2の雄ねじ2Cに螺着さ
れたナット26によって軸方向に位置決めされている。
【0040】しかし、本実施の形態による遊星歯車減速
装置31は、ナット26をキャリア25に廻止め状態に
連結する後述のノックピン32の構成が、従来技術によ
るノックピン27とは異なっている。
【0041】32は従来技術によるノックピン27に代
えて本実施の形態に用いるノックピンで、該ノックピン
32は、図2及び図3に示すように、軸方向中間部に位
置する大径軸部32Aと、該大径軸部32Aよりも小径
となった基端側の小径軸部32Bと、該小径軸部32B
と同一のピン径を有する先端側の小径軸部32Cとによ
り段付き円柱状に形成されている。そして、小径軸部3
2Bはノックピン32の基端側をナット26のピン穴2
6A内に挿入するときの案内部となり、小径軸部32C
はノックピン32の先端側にキャリア25のピン穴25
Bを挿入するときの案内部となるものである。
【0042】ここで、ノックピン32の全長L、ナット
26の表面からノックピン32の先端部までの寸法Bは
従来技術によるノックピン27と等しく設定され、大径
軸部32Aのピン径Dは従来技術のノックピン27と等
しく設定されている。
【0043】しかし、小径軸部32B,32Cのピン径
dは、大径軸部32Aのピン径Dよりも例えば0.2m
m程度小さく設定されている。このため、大径軸部32
Aと小径軸部32Bとの境目には環状の段部32Dが形
成され、大径軸部32Aと小径軸部32Cとの境目には
環状の段部32Eが形成されている。また、小径軸部3
2B,32Cは等しい長さ寸法Xに形成され、この長さ
寸法Xは、例えば従来技術においてモータハウジング2
にキャリア25を組付けるときに、キャリア25のピン
穴25B内に挿入されるノックピン27先端部の長さ寸
法A(図11参照)と等しいか僅かに大きく(X≧A)
形成されている。
【0044】さらに、各小径軸部32B,32Cの端縁
部には全周に亘って面取り部32F,32Gがそれぞれ
形成されている。この場合、面取り部32F,32G
は、ノックピン32をナット26のピン穴26A、キャ
リア25のピン穴25B内に挿入するときの案内となる
ものではなく、ノックピン32の両端縁部がエッジ形状
となるのを抑えるものである。
【0045】そして、ノックピン32は、基端側の小径
軸部32Bから大径軸部32Aにかけてナット26のピ
ン穴26A内に圧入され、先端側の小径軸部32Cから
大径軸部32Aにかけてキャリア25のピン穴25Bに
挿入されることにより、ナット26を最終段のキャリア
25に廻止め状態に連結している。
【0046】本実施の形態による遊星歯車減速装置31
は上述の如きノックピン32を備えたもので、その基本
的作動については従来技術によるものと格別差異はな
い。
【0047】然るに、本実施の形態による遊星歯車減速
装置31は、軸方向の両端側が小径軸部32B,32C
となったノックピン32を用いてナット26を最終段の
キャリア25に廻止め状態に連結する構成としている。
【0048】このため、例えば図4に示すように、ナッ
ト26に対してキャリア25が僅かな傾きを生じたとき
に、キャリア25のピン穴25B内面は、小径軸部32
Cとなったノックピン32の先端部に当接することな
く、大径軸部32Aと小径軸部32Cとの間に位置して
ノックピン32の軸方向中間部に形成された段部32E
に当接するようになる。
【0049】この場合、ノックピン32の小径軸部32
Cは長さ寸法Xの範囲に形成されているので、ナット2
6の表面からノックピン32の段部32Eまでの寸法Y
は、ナット26の表面からノックピン32の先端部まで
の寸法Bよりも、小径軸部32Cの長さ寸法Xだけ小さ
く(Y=B−X)なる。
【0050】従って、仮にキャリア25のピン穴25B
内面がノックピン32(段部32E)に当接した状態で
遊星歯車減速装置31が作動したとしても、キャリア2
5からノックピン32に作用する曲げ荷重を低減するこ
とができる。これにより、ノックピン32の変形、損傷
等を確実に抑え、該ノックピン32によってナット26
を確実に廻止めしておくことができるので、遊星歯車減
速装置31を長期に亘り安定して作動させることができ
る。
【0051】また、本実施の形態による遊星歯車減速装
置31は、モータハウジング2のキャリア固定部2Bに
最終段のキャリア25を組付けるときの作業性を向上で
きるようになっており、以下、キャリア25の組付け作
業について説明する。
【0052】まず、図5に示すように、モータハウジン
グ2に軸受7,8を介してケーシング3のドラム4を回
転可能に取付ける。
【0053】次に、ナット26のピン穴26A内にノッ
クピン32の基端側を打込んで圧入する。この場合、ノ
ックピン32の基端側には小径軸部32Bが形成されて
いるので、該小径軸部32Bを容易にピン穴26Aに挿
入し、この小径軸部32Bによって大径軸部32Aをピ
ン穴26Aに案内することができる。このため、ノック
ピン32を確実にナット26のピン穴26A内に打込む
ことができ、このときの作業性を向上することができ
る。
【0054】そして、ノックピン32を圧入したナット
26をモータハウジング2の雄ねじ2Cに螺着し、該ナ
ット26を適度に締込むことにより軸受8を軸方向に位
置決めする。
【0055】次に、キャリア25の雌スプライン25A
をモータハウジング2の雄スプライン2Dに噛合させる
ため、ナット26から突出したノックピン32の先端側
にキャリア25のピン穴25Bを挿入する。
【0056】この場合、ノックピン32の先端側には小
径軸部32Cが形成されているので、該小径軸部32C
にキャリア25のピン穴25Bを容易に挿入することが
できる。従って、この小径軸部32Cを案内としてキャ
リア25のピン穴25Bをノックピン32の大径軸部3
2Aへと挿入しつつ、キャリア25の雌スプライン25
Aをモータハウジング2の雄スプライン2Dに噛合させ
ることができ、キャリア25をモータハウジング2に組
付けるときの作業性を向上させることができる。
【0057】かくして、本実施の形態によれば、軸方向
の両端側が小径軸部32B,32Cとなったノックピン
32を用いてナット26を最終段のキャリア25に廻止
め状態に連結する構成としている。
【0058】このため、例えばキャリア25がナット2
6に対して傾き、キャリア25のピン穴25B内面がノ
ックピン32に当接した状態で遊星歯車減速装置31が
作動したとしても、キャリア25からノックピン32に
作用する曲げ荷重を低減することができる。これによ
り、ノックピン32の変形、損傷等を抑え、該ノックピ
ン32によってナット26を確実に廻止めしておくこと
ができるので、遊星歯車減速装置31を長期に亘り安定
して作動させることができる。
【0059】また、ノックピン32の基端側をナット2
6のピン穴26Aに圧入するときには、ノックピン32
の小径軸部32Bによって大径軸部32Aをピン穴26
Aに案内することができ、このときの作業性を向上する
ことができる。
【0060】また、モータハウジング2にキャリア25
を組付けるため、ナット26に圧入されたノックピン3
2の先端側にキャリア25のピン穴25Bを挿入すると
きには、ノックピン32の小径軸部32Cによってピン
穴25Bを案内することができる。これにより、モータ
ハウジング2にキャリア25を組付けるときの作業性を
向上することができ、遊星歯車減速装置31全体の組立
性を向上することができる。
【0061】さらに、本実施の形態による遊星歯車減速
装置31は、従来技術に用いたノックピン27をノック
ピン32に代えるだけで、他の構成部品の変更等を行う
ことなく容易に構成することができる。
【0062】次に、図6は本発明の第2の実施の形態を
示し、本実施の形態の特徴は、ノックピンの先端側をテ
ーパ面として形成したことにある。なお、本実施の形態
では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同
一符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0063】図中、41は第1の実施の形態に用いたノ
ックピン32に代えて本実施の形態に用いるノックピン
で、該ノックピン41は、軸方向中間部に位置する円柱
部41Aと、該円柱部41Aを挟んで基端側に位置する
円錐台状のテーパ面部41Bと、先端側に位置する円錐
台状のテーパ面部41Cとにより形成されている。そし
て、テーパ面部41Bはノックピン41の基端側をナッ
ト26のピン穴26A内に挿入するときの案内部とな
り、テーパ面部41Cはノックピン41の先端側にキャ
リア25のピン穴25Bを挿入するときの案内部となる
ものである。
【0064】ここで、ノックピン41の全長L、ナット
26の表面からノックピン41の先端部までの寸法Bは
第1の実施の形態によるノックピン32と等しく設定さ
れ、円柱部41Aのピン径Dは第1の実施の形態による
ノックピン32の大径軸部32Aと等しく設定されてい
る。
【0065】しかし、テーパ面部41B,41Cのピン
径は、円柱部41Aのピン径Dから徐々に縮径してお
り、円柱部41Aとテーパ面部41Bとの境目には段部
41Dが形成され、円柱部41Aとテーパ面部41Cと
の境目には段部41Eが形成されている。また、テーパ
面部41B,41Cは、第1の実施の形態によるノック
ピン32の各小径軸部32B,32Cと等しい長さ寸法
Xに設定されている。
【0066】本実施の形態は上述の如きノックピン41
を備えたもので、ナット26に対してキャリア25が僅
かな傾きを生じたときには、キャリア25のピン穴25
B内面は、テーパ面部41Cとなったノックピン41の
先端部に当接することなく、円柱部41Aとテーパ面部
41Cとの間に形成された段部41Eに当接するように
なる。
【0067】この場合、ナット26の表面からノックピ
ン41の段部41Eまでの寸法Yは、ナット26の表面
からノックピン41の先端部までの寸法Bよりも長さ寸
法Xだけ小さくなるので、キャリア25からノックピン
41に作用する曲げ荷重を低減することができる。これ
により、ノックピン41の変形等を確実に抑えることが
でき、遊星歯車減速装置を長期に亘り安定して作動させ
ることができる。
【0068】また、ノックピン41の基端側をナット2
6のピン穴26Aに圧入するときには、ノックピン41
のテーパ面部41Bによって円柱部41Aをピン穴26
Aに案内することができ、このときの作業性を向上する
ことができる。
【0069】さらに、モータハウジング2にキャリア2
5を組付けるため、ナット26に圧入されたノックピン
41の先端側にキャリア25のピン穴25Bを挿入する
ときには、ノックピン41のテーパ面部41Cによって
ピン穴25Bを案内することができ、モータハウジング
2にキャリア25を組付けるときの作業性を向上するこ
とができる。
【0070】なお、上述した第1の実施の形態では、軸
方向の中間部が大径軸部32Aとなり、軸方向の両端側
が小径軸部32B,32Cとなったノックピン32を例
に挙げたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば
図7に示す変形例のように、ナット26のピン穴26A
内に圧入される基端側から軸方向中間部がピン径Dを有
する大径軸部51Aとなり、キャリア25のピン穴25
B内に挿入される先端側のみがピン径dを有する小径軸
部51Bとなったノックピン51を用いてもよい。
【0071】また、上述した第1の実施の形態では、ノ
ックピン32の小径軸部32B,32Cを等しい長さ寸
法Xに設定した場合を例に挙げたが、本発明はこれに限
らず、例えば基端側に位置する小径軸部32Bの長さ寸
法を、先端側に位置する小径軸部32Cよりも短くして
もよい。
【0072】また、上述した各実施の形態では、油圧モ
ータ1の回転出力を減速してケーシング3に伝達するた
め、2段の減速歯車機構14,20を備えた遊星歯車減
速装置を例に挙げたが、本発明はこれに限らず、例えば
1段、または3段以上の減速歯車機構を備えた遊星歯車
減速装置にも適用することができる。
【0073】さらに、上述した各実施の形態では、装軌
式車両の履帯駆動装置に用いられる遊星歯車減速装置を
例に挙げたが、例えば油圧クレーン用のロープウインチ
等に用いられる遊星歯車減速装置にも適用することがで
きる。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、軸受を位置決めするナットを最終段のキャリア
に廻止め状態に連結するノックピンのうち、キャリアの
ピン穴に挿入される先端側を小径に形成する構成とした
ので、例えば最終段のキャリアがナットに対して傾いた
としても、キャリアのピン穴内面は、小径なノックピン
の先端部に当接することなく、該先端部よりも大径なノ
ックピンの軸方向中間部に当接する。このため、キャリ
アからノックピンに作用する曲げ荷重を小さくし、該ノ
ックピンの変形、損傷等を抑えることができるので、ノ
ックピンによってナットを確実に廻止めしておくことが
でき、遊星歯車減速装置を長期に亘り安定して作動させ
ることができる。
【0075】また、ノックピンの先端側を小径とした
分、該ノックピンの先端側を最終段のキャリアのピン穴
に容易に挿入することができ、キャリアをノックピンに
よって案内しつつ支持部材に確実に組付けることができ
るので、支持部材にキャリアを組付けるときの作業性を
向上し、遊星歯車減速装置全体の組立性を向上すること
ができる。
【0076】また、請求項2の発明によれば、ノックピ
ンの両端側を同一のピン径に形成したので、ノックピン
の先端側のみならず、ナットに圧入されるノックピンの
基端側も小径とすることができる。これにより、ノック
ピンの基端側をナットに圧入するときの作業性をも向上
することができる。
【0077】また、請求項3の発明によれば、ノックピ
ンの先端側をテーパ面として形成したので、ノックピン
の先端側を軸方向中間部よりも小径とすることができ
る。このため、最終段のキャリアがナットに対して傾い
たとしても、キャリアのピン穴内面は、ノックピンの先
端部に当接することなく軸方向中間部に当接する。この
ため、キャリアからノックピンに作用する曲げ荷重を小
さくし、該ノックピンの変形等を抑えることができる。
【0078】しかも、支持部材にキャリアを組付けると
きに、キャリアのピン穴をテーパ面に沿ってノックピン
に容易に挿入することができるので、キャリアをノック
ピンによって案内しつつ確実に支持部材に組付けること
ができ、このときの作業性を向上することができる。
【0079】さらに、請求項4の発明によれば、ノック
ピンは、軸方向中間部に位置する大径軸部と、軸方向両
端側に位置する小径軸部とにより構成したので、例えば
最終段のキャリアがナットに対して傾いたときに、キャ
リアのピン穴内面は、ノックピンの軸方向中間部に位置
する大径軸部と小径軸部との境目に当接する。このた
め、キャリアからノックピンに作用する曲げ荷重を小さ
くし、該ノックピンの変形等を抑えることができる。
【0080】また、ノックピンの基端側に位置する小径
軸部によってノックピンをナットのピン穴に案内するこ
とができ、ノックピンをナットのピン穴に圧入するとき
の作業性を向上することができる。一方、ノックピンの
先端側に位置する小径軸部によってノックピンをキャリ
アのピン穴に案内することができ、ノックピンをキャリ
アのピン穴内に挿入するときの作業性を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による遊星歯車減速装置の断
面図である。
【図2】図1中のナット、キャリア、ノックピン等の要
部を示す拡大断面図である。
【図3】第1の実施の形態に用いるノックピンを示す正
面図である。
【図4】ナットに対してキャリアが傾いた状態を示す図
2と同様位置の拡大断面図である。
【図5】モータハウジングにキャリアを組付ける状態を
示す断面図である。
【図6】第2の実施の形態によるノックピンをナット、
キャリア等と共に示す図2と同様位置の拡大断面図であ
る。
【図7】ノックピンの変形例をナット、キャリア等と共
に示す図2と同様位置の拡大断面図である。
【図8】従来技術による遊星歯車減速装置の断面図であ
る。
【図9】図8中のナット、キャリア、ノックピン等の要
部を示す拡大断面図である。
【図10】モータハウジング、キャリア、ノックピン等
を図9中の矢示X−X方向からみた断面図である。
【図11】モータハウジングにキャリアを組付ける状態
を示す断面図である。
【図12】ナットに対してキャリアが傾いた状態を示す
図9と同様位置の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ(回転源) 2 モータハウジング(支持部材) 2D 雄スプライン 3 ケーシング 7,8 軸受 14,20 減速歯車機構 19,25 キャリア 25A 雌スプライン 25B ピン穴 26 ナット 26A ピン穴 32,41,51 ノックピン 32A,51A 大径軸部 32B,32C,51B 小径軸部 41B,41C テーパ面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 章弘 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 益田 勇人 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 栗原 猛 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 澁川 壮史 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 関戸 慎一 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D015 DA04 3J027 FA18 FA37 FB10 FB21 GB02 GC01 GC24 GC26 GD04 GD08 GD12 GE30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材と、該支持部材に軸受を介して
    回転可能に支持されたケーシングと、該ケーシングを回
    転駆動すべく前記支持部材に設けられた回転源と、該回
    転源の回転出力を減速して前記ケーシングに伝達するた
    めに該ケーシング内に設けられた1段または複数段の減
    速歯車機構とを備え、該減速歯車機構のうち最終段のキ
    ャリアと支持部材とは雌スプラインと雄スプラインとに
    よって回転方向に位置決めし、前記軸受は前記支持部材
    に螺着されたナットによって軸方向に位置決めし、該ナ
    ットを最終段のキャリアに廻止め状態に連結するための
    ノックピンを設けてなる遊星歯車減速装置において、 該ノックピンは、その基端側を前記ナットに圧入し、先
    端側を前記キャリアに設けたピン穴に挿入し、かつ該ピ
    ン穴に挿入される先端側を小径に形成したことを特徴と
    する遊星歯車減速装置。
  2. 【請求項2】 前記ノックピンの両端側は同一のピン径
    に形成してなる請求項1に記載の遊星歯車減速装置。
  3. 【請求項3】 前記ノックピンの先端側はテーパ面とし
    て形成してなる請求項1に記載の遊星歯車減速装置。
  4. 【請求項4】 前記ノックピンは、軸方向中間部に位置
    する大径軸部と、軸方向両端側に位置する小径軸部とに
    より構成し、基端側の小径軸部から大径軸部にかけて前
    記ナットに設けたピン穴に圧入し、先端側の小径軸部か
    ら大径軸部にかけて前記キャリアに設けたピン穴に挿入
    する構成としてなる請求項1または2に記載の遊星歯車
    減速装置。
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