JPS61273994A - 平版印刷版用版材 - Google Patents

平版印刷版用版材

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JPS61273994A
JPS61273994A JP11696785A JP11696785A JPS61273994A JP S61273994 A JPS61273994 A JP S61273994A JP 11696785 A JP11696785 A JP 11696785A JP 11696785 A JP11696785 A JP 11696785A JP S61273994 A JPS61273994 A JP S61273994A
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JP
Japan
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photoconductive layer
zinc oxide
binder resin
alkali
plate
Prior art date
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JP11696785A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Naganuma
長沼 勉
Shigeru Hirayama
平山 茂
Koji Kumagai
熊谷 廣次
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0528Macromolecular bonding materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G13/26Electrographic processes using a charge pattern for the production of printing plates for non-xerographic printing processes
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 ば、電子写真法によりトナー画像を形成し、定着後、ト
ナー画像形成部以外の非画像部をアルカリのである〇 〔発明の技術的背景とその問題点〕 最近事務の合理化に伴ない、日本語ワードプロセッサが
普及して来た。従来のタイプライタでは一字一字紙の上
に印字するが、ワードプロセッサで入力された文字はメ
モリーのなかに一度電気信号として記録されるとともに
、それを読み出してブラウン管に文字として表示される
一方、ワードプロセッサのメモリー中へ記録し八   
ておいた電気信号から印刷版を作製するためには、イン
キジェット式、感熱記録式、ワイヤードッ、ト式、電子
写真式等によって一度紙の上にハードコピーとして出力
し、それを原稿として酸化亜鉛マスター紙に帯電、露光
、定着することにより印刷版を作っていた。
しかしこの方法では、ハードコピーの出力と製版の2工
程を経るため手間と時間がかかり、またこのハードコピ
ーから印刷版へ画像を複写するため印刷版中の画像の品
質が落ちる欠点があった。
さらに、酸化亜鉛マスターは耐刷力が5000〜100
00枚程度であり、これ以上の印刷には適さない。
一方、導電性基板上に有機光導電性化合物層を−有する
印刷用原版を電子写真法によりトナー画像を形成し、定
着後、アルカリ性の水性エツチング液で画像部以外の非
画像部をエツチング除去して、   得られる平版印刷
版は既に知られており、例えば特公昭37−17162
号、同38−6961号、同41.−2426号、同4
6−39405号、特   ′□開昭50−19509
号、同50−19510号、   1同54−8980
1号、同54−134632号、   □同54−19
0803号、同55−105244号、同56−146
145号、同57−161863号、同58−7684
3号、同58〒145495号等が挙げられる。これら
の印刷版は結着剤樹脂として、アルカリ水溶液に可溶で
あるスチレン無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−ク
ロトン酸共重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体、フェノール樹脂、酸価を有するアクリル又はメタア
クリル樹脂等を有機溶媒、有機光導電性化合物と共にア
ルミニウム板のような導電性金属基板上に塗布したもの
を感光体すなわち印刷用原版とし、電子写真法によって
コロナ帯電、露光、トナー現像、定着を行なって印刷用
原版上にトナー画像を得、更にトナー画像をレジスト層
とし、トナー画像以外の非画像部をアルカリ性の水性エ
ツチング液でエツチング除去する事により得られるもの
であり、非画像部は親水性の金属基板が露出し、ト  
  “す−画像部がインク受理部となっている。しかし
、以上の印刷用原版としての平版印刷版用版材はし、−
−ザ光による露光が可能であるが、そのレーザは“アル
ゴン、ヘリウムネオン、ヘリウムカドミウム、□ YAG、炭酸ガス等であり、必要とする出方を得、  
るためには、レーザ装置が大きく、また出力光量−ど 15、  に対し消費電力が大きい等の欠点がある。
′( □゛半導体レーザはこれらのレーザと比べて超小形、−
、  高能率、低電圧、低消費電力また駆動電流により
ゝ5′ a   IGHzを超える高速変調ができ、ICなど周
辺半1、:)、゛。
;16   導体回路との整合性がよく、半導体特有の
高い信・ミ゛ζ゛ 、′・  頼性がある1等の特徴がある。しかし、半導
体レ:、  −ザは出力光量が小さく、出力波長が実用
化され、べ 1.・・、   ている半導体レーザのAeGaAsレ
ーザ光では7601□ ’   〜800 nm  又は830〜880nm 
とガスレーザ光と□、ゝ ゛  比べて長波長となっている。
′、   本発明者等は、酸化亜鉛とフタロシアニン顔
料・、  を結着剤樹脂中に分散した半導体レーザ露光
用平、′ ′、  版印刷版を開発し、既に出願している(特開昭
□I1 、、  59−116759号、特開昭59−1167
60号)。それらは、半導体レーザで書き込める平版 
  □印刷版であり、従来の酸化亜鉛マスターと全く同
   ′様な処理で、製版、印刷できる長所を有してい
る。   5カ、5、□1.ヵI! 5000〜、。。
。。&−’C−@イ、  1亜鉛マスターと同等である
ので、これ以上の印刷を望む用途には適していない。
〔発明の目的〕
本発明は以上の事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、受容電位、暗減衰、半導体レーザ感
度などの電子写真特性と耐刷力の良好な平版印刷版用版
材の提供にある。
〔問題点の解決までの経過〕
本発明者等は、従来の導電性基板上に光導電性    
□化合物層を有する印刷用原版を電子写真法によりトナ
ー画像を形成し、定着後、アルカリ性の水性エツチング
液で画像部以外の非画像部をエラチン    ′グ除去
して得られる平版印刷版は、何故、一般的   ゛な電
子写真感光体より約1桁感度が低く、半導体レーザに対
応できないかを考えてみた。通常の平版印刷のPS版の
感光層は2Am程度であり、解、   偉力や印刷適性
の面から経験的に決まっている。
そして、上記光導電性化合物層を有する印刷用原版もそ
れに準じて、2〜5 sm の感光層となっている。つ
まり、感光層の膜厚が規制されているため、電子写真特
性として最も重要な受容電位、暗減衰の面から、増感剤
や光導電性物質をそれほど増すことができず、結果的に
感度は低くならざるを得ないのが現状のようだ。また、
一般的に、アルカリ可溶性の結着剤樹脂は、電気的な絶
縁抵抗はそれほど高くないことも、増感剤や光導電性物
質を増すことができない理由の1つでもある。
そこで、本発明者等は導電性基板上に、感光層を形成す
るに当り、第1光導電層として、フタロシアニン顔料及
び酸化亜鉛をアルカリ不溶性の結着剤中に分散した組成
物から成る層を形成し、その・上に、第2光導電層とし
て、光導電性化合物をアルカリ可溶性結着剤樹脂中に分
散した組成物から成る2 am 程度の感光層を積層す
ることを考えた。第1光導電層は酸化亜鉛マスターと同
様な親水化処理により、親水化できるものとする。
まず、予備実験として、親水化処理に必要な酸   □
化亜鉛微粉末の含有量を求めることから始めた。
一般的な理論では、エッチ液によるエツチング処理によ
り、酸化亜鉛はエッチ液中の7エロシアン化塩又はフェ
リシアン化塩と反応して親水性且つ不溶性塩を生じ、不
感脂化される。
酸化亜鉛微粉末として、堺化学社製の5AZEX200
0、結着剤樹脂として日本触媒社製のアクリル樹脂Ar
otap32)1を使用し、溶剤にメチルエチルケトン
を使い、ガラスピーズな入れたペイントシェーカーによ
って分散塗液な作った。分散塗液は酸化亜鉛と結着剤樹
脂の比率を変えたものを作り、それぞれ、東し社製のポ
リエステルフィルム(厚さ150μm)に15 am程
度の膜厚にワイヤーパーで塗布した。その塗布したフィ
ルムをそれぞれ、リョービ社製の市販標準エッチ液を入
れたAMMultigraphics社製のエツチング
−vシyMaster  Converter124 
に2回通   ゝした後、リョービ社製の小型オフセッ
ト印刷機2800CDで印刷テストを行った。インキは
Vanson社製エレクトロスタティックブラック19
80を使用した。その結果を表1に示、す。
○印は給紙した白紙が印刷後も印刷前と同じ白さく地力
プリのない状態)であったもので、Δ印は少し汚れがあ
ったもの、X印は非常に汚れたものを示す。
表   1 エッチ液により完全に親水化が行われたならば、水がZ
nO−樹脂層上に保持され、インキは付着しないはずで
ある。
同様な実験を、結着剤樹脂の種類を変え、三菱レーヨン
社製のアクリル樹脂ダイヤナールdo 09、東洋紡社
製のポリエステル樹脂バイロンQ2oo、シェル石油化
学社製のエポキシ樹脂エピコート什1004についても
行ったが、若干の相違はみ瞥れるものの、はとんど表1
の結果と同じであった。
従って、親水化については、結着剤樹脂の種類による影
響は無視でき、親水化を支配するのは、単純に酸化亜鉛
の含有量であると結論づけてよい。
表1より、酸化亜鉛の含有量が70重量%以上で良好な
親水性が得られることがわかる。
次に、フタロシアニン顔料として、東洋インキ製造社製
のε型銅フタロシアニンLionoeBeueERを選
び、上述と同様な方法によって酸化亜鉛及び結着剤樹脂
と混合分散し、同様にポリエステルフィルム(厚さ15
0.−m)に塗布し、その親水化の実験を行りた。フタ
ロシアニン顔料は結着剤樹脂(日本触媒社製のアクリル
樹脂Ar01ap32)1)に対して常に30重量%に
なるよう入れ、酸化亜鉛の比率を変化させた。評価方法
は上述と同様である。その結果を表2に示す。
表2より、酸化亜鉛の含有量が60重量%以上で良好な
親水性が得られることがわかる。表1と比較して、酸化
亜鉛の含有量が5〜10重量%少なくても良好な親水性
が得られるという事は、親水化を最も阻害しているのが
結着剤樹脂であることを示している〇 表     2 ブ 結着剤樹脂はトナー画像との密着性の良い事、即ち適当
な親油性を持つこと、又、エッチ液処理をし易くするた
めに適度な親水性を持つことが必要であり、親油、親水
の相反する性格の調和のとれたものが要求されるが、電
子写真特性上から高誘電性で絶縁性の高い事が要求され
、一般的には親油性の強いものである。
表1及び表2の結果から、フタロシアニン顔料、酸化亜
鉛微粉末及び結着剤樹脂から成る感光層を有する半導体
レーザ露光用オフセットマスターにおいて、オフセット
印刷適性として最も重要なエッチ液特性(不感脂化によ
る親水化)の面から、酸化亜鉛の感光層に占める割合は
60重量%以上必要である事がわかる・ 〔発明の詳述〕 以下、図面により、詳細に説明すれば、本発明の平版印
刷版用版材は、第1図に示すように、導電性支持体(1
)上に、フタロシアニン顔料−酸化亜鉛(60〜85重
量%)−アルカリ不溶性結着剤樹脂の第1光導電層(2
)を設け、この第1光導電層(2)上に、光導電性化合
物−アルカリ可溶性結着剤樹脂の、あるいはフタロシア
ニン顔料−酸化亜鉛(50重量%以下)−アルカリ可溶
性結着剤樹脂の第2光導電層(3)を設けたものである
本発明において使用するフタロシアニン顔料は、2種以
上のフタロシアニン顔料を混合したものでもよく、その
フタロシアニン顔料としては、無金属フタロシアニン顔
料および各種金属フタロシアニン顔料があり、各種結晶
形のものが用いられる。
金属フタロシアニン顔料としては、銅フタロシアニン、
錫フタロシアニン、アルミニウムフタロシアニン、ニッ
ケルフタロシアニノ、コバルトフタロシアニン、亜鉛フ
タロシアニン、バナジルフタロシアニンなどを例示する
ことができるが、ε型銅フタロシアニンなどのように赤
外線領域で感度を有するものを選択することが好ましい
また、ニトロ基などの電子吸引性基を有するフタロシア
ニン誘導体をアシッドペースティ・ング処理したフタロ
シアニン誘導体を用いると、TNFなどの増感剤を使用
しなくとも実用上十分の感度が得られる。電子吸引性基
を有するフタロシアニンとしては、無金属もしくは各種
金属フタロシアニンの分子中のベンゼン核にハロゲン原
子、ニトロ基、シアノ基、スルホン基、カルボキシル基
、′   スルホアミド基、カルボアミド基などの電子
吸引5.1 ・   性基によって置換されたものである。このフタ
ロ゛″   7ア=7誘導体、よ、2゜ツア=78成。
工、720シアニンの原料となるフタロニトリル、フタ
ル酸、無水フタル酸、フタルイミドとして、上装置; 
  換基で置換されたフタロニトリル、フタル酸、無J
   水フタル酸、フタルイミドを用いること、もしく
は一部併用するととkよって、得られる。フタロ;  
 シアニン誘導体の製法としては特忙制限されない。
]: “   また、フタロシアニン誘導体1分子における直
置; 1.、   基の数としては1〜16個である。
S    上記、電子吸引性基を有するフタロシアニン
は、必要に応じて他の電子吸引性基を有しないフタロシ
アニンと共にアシッドペースティング処WL、フタロシ
アニン誘導体を得る。ここでアシッドペースティング処
理とは、上記電子吸引性基を有するフタロシアニンある
いは他のフタロシアニンを硫酸、オルト硫酸、ピロリン
酸、クロロスルホン   酸、塩酸、ヨウ化水素酸、フ
ッ化水素酸、臭化水素酸等の無機酸によって塩を形成せ
しめ、有機類   ゛料業界で公知のように水中に投入
し、沈殿したフタロシアニン誘導体を濾過、水洗、乾燥
する処理11′ 法であり、α型結晶形を有するものが得られる。   
iこのフタロシアニン誘導体は他のフタロシアニン  
 :と混合して使用することができ、組成の選択によ 
  ”って所望の感度のものが得られる。
アルカリ不溶性の結着剤樹脂は、2種以上の結着剤樹脂
を混合したものでもよく、結着剤樹脂としてはメラミン
樹脂、ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ケイ素樹脂、ポ
リウレタン樹脂、アクリル樹脂、キシレン樹脂、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂
、繊維素誘導体などの体積固有抵抗が10qf1cm 
 以上の絶縁性を有する公知のものが、用いられる。
また、その塗液製造に使用する溶剤としては、ベンゼン
、トルエン、キシレン、クロルベンゼンなどの芳香族炭
化水素、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサ
ノンなどのケトン、メタノール、エタノール、イソプロ
パツールなどのアルコール、酢酸エチル、メチルセロソ
ルブなどのエステル、四塩化炭素、クロロホルム、ジク
ロルメタ゛   ンなどのハロゲン化炭化水素、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのような千−チル、およびジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルオキシドなどが用い
られる。
アルカリ可溶性の結着剤樹脂は、スチレン無水マレイン
酸共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビ
ニル−無水マレイy酸共重合体、フェノール樹脂、酸価
な有するアクリル又はメタアクリル樹脂等の1種、ある
いは2種以上の混合、   したものが用いられる。ま
た、その塗液製造には、□−上記、溶剤とほとんど同様
な有機溶剤が用いられる。
本発明の平版印刷版用版材は、導電性支持体上に、アル
カリ不溶性の第1光導電層とアルカリ可溶性の第2光導
電層を積層したものであ、す、導電性支持体としては、
アルミニウム、ニッケル、ステンレス、銅などの金属板
、アルミニウム、ニッケル、などの金属を紙またはプラ
スチックフィルムなどの上に真空蒸着させたもの、アル
ミニウムなどの金属箔と紙またはプラスチックフィルム
を貼り合わせたもの、カーボン混抄紙、有機あるいは無
機の導電処理剤で処理した低抵抗紙などを用いることが
できるが、高耐刷力を必要とする場合は、金属板が好ま
しい。
画像形成に用いるトナーは、いわゆる乾式トナー−1湿
式トナーのいずれでも良いが、解像力の優れた印刷物を
得る上では、液体現像法による湿式)ナーが好ましい。
また、平版印刷版と、して用いるために、トナーは疎水
性でインキ受容性があり、且つ、印刷に耐えるだけの基
板への接着性を必要とし、さらに、アルカリ性の水性エ
ツチング液でのエツチングの際に、レジスト性がなけれ
ばならない。これらの条件を満たすトナーとしては、例
えば、アクリル樹脂、スチレン樹脂、スチレン−アクリ
ル樹脂、スチレン−メタアクリル樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂等がある。また、トナーの安定性や定
着性に悪影響を及ぼさない範囲で着色のための顔料や染
料、さらに、荷電制御剤を含有することが実用上好まし
い。
、    アルカリ性の水性エツチング液は、アルカリ
として、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナト
リウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸ナトリウ゛   ム
、リン酸カリウム、アンモニア等に、メタノール、エタ
ノール、フロパノール、ベンジルアルコール等ノ低級ア
ルコールヤ、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレンクリコール、″   ポ゛リエチレン
グリコール、セルソルブ類を加えた゛ものであるが、エ
ツチング速度、安全衛生面から÷( モノエタノールアミン、ジェタノールアミン、−ト□゛
   ジェタノールアミン等のアミノアルコール類を加
えることが解像力、画像再現性から好ましいとされてい
る。
アルカリ水性エツチングの後に、水洗処理およびフェロ
シアン化塩、リン酸塩を含むエッチ液(PH1,8〜4
.8)により、エッチ処理を行なうと、第1光導電層の
露出した非画像部が不感脂化され、親水性部分となる。
〔発明の効果〕
本発明の平版印刷版用版材は、その光導電層を前述の如
き構成の、アルカリ不溶性の第1光導電層とアルカリ可
溶性の第2光導電層の2層にしであるので、受容電位、
暗減衰、半導体レーザ感度などの電子写真特性が良好で
、且つ、電子写真法によりトナー画像を形成し、定着後
、アルカリ水溶液により、非画像部の第2光導電層を除
去し、露出させた第1光導電層は親水化処理特性も良好
であるので、良好な平版印刷版、蔦いては良好な   
゛印刷物を安定して非常に多数作製できるものである。
以下、例をあげて本発明を更に説明する。例中   ゛
「部」とは重量部を示す。
(実施例1) 銅フタロシアニン40部、テトラニトロ銅フタロシアニ
ン0.5部を98%濃硫酸500部に十分攪拌しながら
溶解した。溶解した液を水5000部にあけ、銅フタロ
シアニン、テトラニトロ銅フタロシアニンの組成物を析
出させた後、水洗し、減圧下120℃で乾燥した。この
ようにして得られた組°放物[1]を、東洋インキ製造
社製のE型銅710シ7二y(Lionol Blue
 ER)100部に対し、100部混合し、メタノール
5000部中に分散させ、均一混合分散液とした。
その後、口過し、減圧下120℃で乾燥して混合物CI
)とした。
次忙、上記混合物〔134部とアクリルポリオール(式
日薬品工業社製タケラックUA−702、固形分50重
量%)15部、エポキシ樹脂(シェル化学社製エピコー
) 91007、固形分70重量部)2部にメチルエチ
ルケトン25部、セルソルブアセテート25部をペイン
トシェーカーにて2時間練肉な行なったのち、碑化学社
製の酸化亜鉛SA、ZEX2000を25部加えて1時
間、イソシ  ゛アネート(日本ポリウレタン工業社製
コロネートt、固形分75重量%)を4部加えて5分間
ペイントシェーカーで分散し―その塗液なワイヤーバの
厚さに塗布し、130℃で30分間乾燥させた二  “
この感光体の光導電層中の酸化亜鉛の比率は61重量%
である。
次に、無金属フタロシアニン40部、七ノニトロ銅フタ
ロシアニン1.5部を98%濃硫酸1000部に十分攪
拌しながら溶解した。
溶解した液を水10000部に注入し、フタロシアニン
系組成物を析出させた後、口過、水洗し、減圧下120
℃で乾燥した。゛このようにして得られた組成物(n)
をe!!l鋼7タロシア= y (LjonolBlu
e ER)  100部に対し、Zoo部混合し、メタ
ノール5000部中に分散させ、均一分散液とした。そ
の後、口過し、減圧下120℃で乾燥して混合物(n)
とした。上記混合物(It)を5部とスチレン−無水マ
レイン酸共重合°体(モンサ“    ント社製スクリ
プセット540)20部・、グリコールモノメチルエー
テル40部、ブチルアセテート15部を加え、ペイント
シェーカーで2時間分散を行なったのち、光導電性酸化
亜鉛(堺化学社製5AZEX  2000 )を20部
加えて、さらに1時間分散した混合液をワイヤーバーを
用いて、前記感光層上に乾燥膜厚が2部mになるように
塗布し、130℃で10分間乾燥して本発明の平版印刷
版用版材を得た。こうして得られた平版印刷版用版材の
上層の光導電層中の酸化亜鉛の比率は44重量%であり
、これ忙対して、+5.5KV、コロナギャップ10m
m、10m/minの帯電スピードでコロナ放電を与え
、放電停止後1秒後に分光機(日本光学社製G250)
で分光された800部mの波長の光(2sW/cd )
で露光した。この時の露光直前の表面電位が50%低下
するのに要した光の照射量を感度とした。測定は静電複
写紙試験装置(川口電機社製5P428)で行なった。
このようにして測定したサンプルの感度は3.2βj/
cd であり、半導体レーザ光の波長および光強度に対
して十分な感度の値を示した。
次に、上記版材を使用した画像形成方法について述べる
。その装置として、キャノン社製半導体レーザビームプ
リンターLBP−10の改造を次のように行なった。ま
ず入力側にフロッピーディスクリーグならびにインター
フェース回路を取りつけ、キイボード−より入力されフ
ロッピーディスクに蓄えられた文字等の電気信号の読み
出しを行い、LPB−10への入力を可能とした。また
、感光ドラムをアルミニウムドラムに交換すると共に、
ドラムに溝を作り、そこに2ケ所のフックをつゆ、感光
体をドラムの周囲に巻き、前後をフックで固定できるよ
うにし、また、プラス帯電装置の入が機能するようにし
た。
上記装置を使い、現像器に岩崎通信機社製の全自動電子
複写製版機エレファクスPM−40の現像液(オフセッ
ト印刷用のポジトナー)を入れ、   ′感光体をアル
ミニウムドラム忙アースを取って取り付け、レーザプリ
ンターを動作させ、プラス帯電、半導体レーザ光による
画像部露光、オフセット印刷用のプラス荷電の液体トナ
ーによる反転現像、温風乾燥による定着を行ったのち、
アルミ−ニウムドラムより取りはずし、下記組成のアル
カリ性水性エツチング液で洗い出し、水洗して平版印刷
版を作成した。
次に、市販のり1−ピ社製エッチ液を入れたAMMul
tigraphicslljlのエツチング−v シン
Mas terConverter 124に2回通し
た後、リョービ社/時)結果、50000枚以上の良好
な印刷物が得られた。
(実施例2) 以上のような組成物をペインシェーカーにて2時間常温
で分散後、光導電性酸化亜鉛(堺化学社製5ASEX2
000ンを40部加えて、さらに分散を30分間行なっ
た後、イソシアネート(日本ポリウレタン工業社製コロ
ネートL、固形分75重量%)を8部加え、混合した混
合液をワイヤーバーを用いて、下引き層としてカゼイン
を塗布したアルミニウム板(厚さ、約10100j上に
13μmの厚さに塗布し、120℃で5分間乾燥させた
。この感光体の光導電層中の酸化亜鉛の比率は71重量
%である。
次に、と型銅フタロシアニン(東洋インキ製造社製Li
onol Blue ER)を5部とスチレン−無  
′水マレイン酸共重合体(モンサンド社製スクリプセッ
ト540)25部、グリコールモノメチルエーテル40
部、ブチルアセテート30部を加え、ペイントシェーカ
ーで1時間分散を行な・ったのち、ワイヤーバーを用い
て、前記感光層上に乾燥膜厚が2j1mになるように塗
布し、130℃で10分間乾燥して平版印刷版用版材を
得た。この版材の辷 、    800nmでの感度は8.5 μj / C
s/でtnjた。
゛     次に、実施例1と同様な装置で製版し、同
様なアルカリ性水性エツチング液で洗い出し、水洗して
平版印刷版を作り、同様な印刷機で5ooo。
、    枚以上の良好な印刷物が得られた。
−′(実施例3) 11      以上の組成物をペイントシェーカーに
て1時間分散したのち、酸化亜鉛(堺化学社製5AZE
X2000)56部を添加し、さらに30分間分散し、
光導電性塗料を得た。
この塗料をワイヤーバーを用いて、下引き層とし  。
てカゼインを塗布したアルミニウム板(厚さ、約  □
10100a上に12部mの厚さに塗布、し、120℃
で5分間乾燥させた。
この感光体の光導電層中の酸化亜鉛の比率は82%であ
る。
次忙、り型銅フタロシアニン(東洋インキ製造  ゛社
製)を4部とスチレン−無水マレイン酸共重合体(モン
サンド社製スクリプセット540ン20  :部、グリ
コールモノメチルエーテル40部、ブチ  □ルア上テ
ート36部を加え、ペイントシェーカーで2時間分散を
行なったのち、ワイヤーバーを用 、いて、前記感光層
上に乾燥膜厚が2j−mとなるように塗布し、130℃
で10分間乾燥して平版印刷版用版材を得た。この版材
のs o o nmでの感度は3.1 s J / C
@’であった。
次に、実施例1と同様な装置で製版し、同様なアルカリ
性水性エツチング液で洗い出し、水洗して平版印刷版を
作り、同様な印刷機で5oooo   ′、)、   
枚以上の良好な印刷物が得られた。
′−11
【図面の簡単な説明】
ンl :   第1図は本発明の平版印刷版用版材の構成説明
図である。 (11−導電性支持体   (2)−第1光導電層(3
)−第2光導電層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性基板上に光導電層を設けて成る平版印刷版
    作製用の版材であり、前記光導電層は、フタロシアニン
    顔料及び酸化亜鉛を主成分として結着剤樹脂中に分散し
    た組成物から成る第1光導電層と、光導電性化合物を主
    成分としてアルカリ可溶性結着剤樹脂中に分散した組成
    物から成る第2光導電層がこの順序で積層したものであ
    り、前記第1光導電層の結着剤樹脂はアルカリ不溶性で
    あり、且つ酸化亜鉛の比率が60〜85重量パーセント
    であることを特徴とする平版印刷版用版材。
  2. (2)第2光導電層がフタロシアニン顔料をアルカリ可
    溶性結着剤樹脂中に分散したものであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第一項記載の平版印刷版用版材。
  3. (3)第2光導電層がフタロシアニン顔料及び酸化亜鉛
    をアルカリ可溶性結着剤樹脂中に分散したもので、且つ
    、該酸化亜鉛の比率が50重量パーセント以下であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第一項記載の平版印刷版
    用版材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2259143A1 (en) 2009-06-05 2010-12-08 Ricoh Company, Ltd Electrophotographic photoreceptor, and image forming apparatus and process cartridge therefor using the photoreceptor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2259143A1 (en) 2009-06-05 2010-12-08 Ricoh Company, Ltd Electrophotographic photoreceptor, and image forming apparatus and process cartridge therefor using the photoreceptor
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