JPS60241060A - 半導体レ−ザ露光用オフセツトマスタ− - Google Patents
半導体レ−ザ露光用オフセツトマスタ−Info
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- JPS60241060A JPS60241060A JP9771684A JP9771684A JPS60241060A JP S60241060 A JPS60241060 A JP S60241060A JP 9771684 A JP9771684 A JP 9771684A JP 9771684 A JP9771684 A JP 9771684A JP S60241060 A JPS60241060 A JP S60241060A
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- zinc oxide
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- layer
- photoconductive layer
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G5/00—Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
- G03G5/02—Charge-receiving layers
- G03G5/04—Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
- G03G5/043—Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は酸化亜鉛の比率が10〜50重量%のフタロシ
アニン顔料及び酸化亜鉛を光導電体素子とする光導電層
の上に、酸化亜鉛の比率が60〜85重量%のフタロシ
アニン顔料及び酸化亜鉛を先導体素子とする光導電層を
設けた半導体レーザ露光用オフセットマスターに関する
ものである。
アニン顔料及び酸化亜鉛を光導電体素子とする光導電層
の上に、酸化亜鉛の比率が60〜85重量%のフタロシ
アニン顔料及び酸化亜鉛を先導体素子とする光導電層を
設けた半導体レーザ露光用オフセットマスターに関する
ものである。
最近事務の合理化に伴ない、日本語ワードプロセッサが
普及して来た。従来のタイプライタでは一字一字紙の上
に印字するが、ワードプロセッサで入力された文字はメ
モリーのなかに一度電気信号として記録されるとともに
、それを読み出してブラウン管に文字として表示される
。
普及して来た。従来のタイプライタでは一字一字紙の上
に印字するが、ワードプロセッサで入力された文字はメ
モリーのなかに一度電気信号として記録されるとともに
、それを読み出してブラウン管に文字として表示される
。
一方、’7−)’プロセッサのメモリー中へ記録シてお
いた電気信号から印刷版を作製するためには、インキジ
ェット式、感熱記録式、ワイヤートッド式、電子写真式
等によって一度紙の上に−・−トコビーとして出力し、
それを原稿として酸化亜鉛マスター紙に帯電、露光、定
着することにより版を作っていた。
いた電気信号から印刷版を作製するためには、インキジ
ェット式、感熱記録式、ワイヤートッド式、電子写真式
等によって一度紙の上に−・−トコビーとして出力し、
それを原稿として酸化亜鉛マスター紙に帯電、露光、定
着することにより版を作っていた。
しかしこの方法では、ノ・−トコビーの出力と製版の2
工程を経るため手間と時間がかかり、またこの・・−ト
コビーから印刷版へ画1象を複写するため印刷版中の画
1象の品質が落ちろ欠点があった。
工程を経るため手間と時間がかかり、またこの・・−ト
コビーから印刷版へ画1象を複写するため印刷版中の画
1象の品質が落ちろ欠点があった。
またレーザ光により光導電性感光体上に直接像を作る方
法がある。この方法はアルゴン、ヘリウムネオン、ヘリ
ウムカドミウム、YA、G、炭酸ガス等のレーザが使用
されるが必要とする出力を得るためには、レーザ装置が
大きく、また出力光量に対し消費電力が大きい等の欠点
がある。この黒牛導体レーザはこれらのレーザと比べて
超小型、高能率、低電圧、低消費電力また駆動電流によ
りI G Hz、を超える高速変調ができ、iCなと周
辺半導体回路との整合性がよく一1半導体特有の高い信
頼性がある、等の特徴がある。しかし、半導体レーザは
出力光量が小さく、出力波長が実用化゛されている半導
体レーザのAAGaAs レーザ′光では760〜80
0 nm 又は860〜880 nm とガスレーザ光
と比べて長波長となっている。これに感度を有する光導
電性感光体はCdS −Cu 、 5e−Te/Se、
アモルファスSi、フタロシアニン感光体等があるが、
オフセットマスター版として使用し、使用後捨てること
を考慮すると材料コストや衛生性の点でフタロシアニン
以外は不適当である。
法がある。この方法はアルゴン、ヘリウムネオン、ヘリ
ウムカドミウム、YA、G、炭酸ガス等のレーザが使用
されるが必要とする出力を得るためには、レーザ装置が
大きく、また出力光量に対し消費電力が大きい等の欠点
がある。この黒牛導体レーザはこれらのレーザと比べて
超小型、高能率、低電圧、低消費電力また駆動電流によ
りI G Hz、を超える高速変調ができ、iCなと周
辺半導体回路との整合性がよく一1半導体特有の高い信
頼性がある、等の特徴がある。しかし、半導体レーザは
出力光量が小さく、出力波長が実用化゛されている半導
体レーザのAAGaAs レーザ′光では760〜80
0 nm 又は860〜880 nm とガスレーザ光
と比べて長波長となっている。これに感度を有する光導
電性感光体はCdS −Cu 、 5e−Te/Se、
アモルファスSi、フタロシアニン感光体等があるが、
オフセットマスター版として使用し、使用後捨てること
を考慮すると材料コストや衛生性の点でフタロシアニン
以外は不適当である。
しかしフタロシアニン感光体として使用するフタロシア
ニン顔料は平均粒径が0.05μmと小さく、低抵抗で
あるため感光体として使用するためには分散樹脂成分比
を多くしな(ではならず、フタロシアニン顔料単独で感
光体を作製すると感光体の表面は樹脂分が多く非常に平
滑となるため水に対する濡ね、笈び保持性が悪く、オフ
セットマスター版とし゛では利用できなかった。
ニン顔料は平均粒径が0.05μmと小さく、低抵抗で
あるため感光体として使用するためには分散樹脂成分比
を多くしな(ではならず、フタロシアニン顔料単独で感
光体を作製すると感光体の表面は樹脂分が多く非常に平
滑となるため水に対する濡ね、笈び保持性が悪く、オフ
セットマスター版とし゛では利用できなかった。
オフセットマスター版として具備しなげね7ばならない
重要な性能の1つに親水性がある。光導電層λ設けた感
光体にトナー画鐵を形成してオフセットマスター版とす
る場合、トナー画録部がインキ受容性となり、非画隊部
(光導電層表面)はインキ反発性、すなわち親水性で水
を保持す4よう光導電層中に酸化亜鉛微粉末が分散され
たものであり、酸化亜鉛の平均粒径は0.3μmとフタ
ロジロー アニン顔料に比べて一桁犬ぎい。酸化亜鉛微粉末は、フ
ェリシアン化塩、フェロシアン化塩及びリン酸塩を主成
分とする、いわゆるエッチ液により親水化処理できる。
重要な性能の1つに親水性がある。光導電層λ設けた感
光体にトナー画鐵を形成してオフセットマスター版とす
る場合、トナー画録部がインキ受容性となり、非画隊部
(光導電層表面)はインキ反発性、すなわち親水性で水
を保持す4よう光導電層中に酸化亜鉛微粉末が分散され
たものであり、酸化亜鉛の平均粒径は0.3μmとフタ
ロジロー アニン顔料に比べて一桁犬ぎい。酸化亜鉛微粉末は、フ
ェリシアン化塩、フェロシアン化塩及びリン酸塩を主成
分とする、いわゆるエッチ液により親水化処理できる。
しかし、市販の酸化亜鉛マスターは可視光にしか感度を
有していない。
有していない。
本発明は以上の事情に着目してなされたもので。
その目的とするところは、受容電位、暗減衰、半導体レ
ーザ感度などの電子写真特性と親水化処理特性(エッチ
処理特性)の良好なフタロシアニン系の半導体レーザ露
光用オフセットマスターの提供にある。
ーザ感度などの電子写真特性と親水化処理特性(エッチ
処理特性)の良好なフタロシアニン系の半導体レーザ露
光用オフセットマスターの提供にある。
本発明者らは、半導体レーザ露光用オフセットマスター
の開発をめざし、半導体レーザに感度を有するフタロシ
アニン顔料と親水和処理のための酸化亜鉛微粉末及び結
着剤としての誘電性樹脂を組み合わせることを考えた。
の開発をめざし、半導体レーザに感度を有するフタロシ
アニン顔料と親水和処理のための酸化亜鉛微粉末及び結
着剤としての誘電性樹脂を組み合わせることを考えた。
まず、予備実験として、親水化処理に必要な酸化亜鉛微
粉末の含有量をめることから始めた。
粉末の含有量をめることから始めた。
−4=
一般的な理論では、エッチ液によるエツチング処理によ
り、酸化亜鉛はエッチ液中のフェロシアン化塩又はフェ
リシアン化塩と反応して親水性且つ不溶性塩を生じ、不
感脂化される。
り、酸化亜鉛はエッチ液中のフェロシアン化塩又はフェ
リシアン化塩と反応して親水性且つ不溶性塩を生じ、不
感脂化される。
酸化亜鉛微粉末として、堺化学社製のS A Z E
X2000、結着剤樹脂として日本触媒社製のアクリル
樹脂Arotap321’1 を使用し、溶剤にメチル
エチルケトンを使い、ガラスピーズを入れたペイントシ
ェーカーによって分散塗液を作った。分散塗液″は酸化
亜鉛と結着剤樹脂の比率を変えたものを作り、それぞれ
、東し社製のポリエステルフィルム(厚さ150μm)
に15μm程度の膜厚にワイヤーバーで塗布した。その
塗布したフィルムをそれぞれ、リョービ社製の市販標準
エッチ液を入れたAMMuliigraphics社製
のエツチングマシンMaster Converter
l 24に2回通した後、リョービ社製の小型オフセッ
ト印刷機2800CDで印刷テストを行った、インキは
Vanson 19’80を使用した。その結果を表1
に示す。○印は給紙した白紙が印刷後も印刷前と同じ白
さく地力ブリのない状態)であったもので、Δ印は少し
汚れがあったもの、X印は非常に汚れたものを示す。
X2000、結着剤樹脂として日本触媒社製のアクリル
樹脂Arotap321’1 を使用し、溶剤にメチル
エチルケトンを使い、ガラスピーズを入れたペイントシ
ェーカーによって分散塗液を作った。分散塗液″は酸化
亜鉛と結着剤樹脂の比率を変えたものを作り、それぞれ
、東し社製のポリエステルフィルム(厚さ150μm)
に15μm程度の膜厚にワイヤーバーで塗布した。その
塗布したフィルムをそれぞれ、リョービ社製の市販標準
エッチ液を入れたAMMuliigraphics社製
のエツチングマシンMaster Converter
l 24に2回通した後、リョービ社製の小型オフセッ
ト印刷機2800CDで印刷テストを行った、インキは
Vanson 19’80を使用した。その結果を表1
に示す。○印は給紙した白紙が印刷後も印刷前と同じ白
さく地力ブリのない状態)であったもので、Δ印は少し
汚れがあったもの、X印は非常に汚れたものを示す。
表 1
エッチ液により完全に親水化が行われたならば、水がZ
n0−樹脂層上に保持され、インキは付着しないはずで
ある。
n0−樹脂層上に保持され、インキは付着しないはずで
ある。
同様な実験を、結着剤樹脂の種類を変え、三菱レーヨン
社製のアクリル樹脂ダイヤナール#009、東洋紡社製
のポリエステル樹脂バイロン#200、シェル石油化学
社製のエポキシ樹脂エピコート#1004についても行
ったが、若干の相違はみられるものの、はとんど表1の
結果と同じであった。
社製のアクリル樹脂ダイヤナール#009、東洋紡社製
のポリエステル樹脂バイロン#200、シェル石油化学
社製のエポキシ樹脂エピコート#1004についても行
ったが、若干の相違はみられるものの、はとんど表1の
結果と同じであった。
従って、親水化については、結着剤樹脂の種類による影
響は無視でき、親水化を支配するのは、単純に酸化亜鉛
の含有量であると結論づけてよい。
響は無視でき、親水化を支配するのは、単純に酸化亜鉛
の含有量であると結論づけてよい。
表1より、酸化亜鉛の含有量が70重量%以上で良好な
親水性が得られることがわがろ。
親水性が得られることがわがろ。
次に、フタロシアニン顔料として、東洋インキ製造社製
のε型銅フタロシアニンLio(lo−6B沼ueER
を選び、上述と同様な方法によって酸化亜鉛及び結着剤
樹脂と混合分散し、同様にポリエステルフィルム(厚さ
150μm)に塗布し、その親水化の実験を行った。フ
タロシアニン顔料は結着剤樹脂(日本触媒社製のアクリ
ル樹脂Ar o t a p3211)に対して常に3
0重量%になるよう入れ、″酸化亜鉛の比率を変化させ
た。評価方法は上述と同様である。その結果を表2に示
す。
のε型銅フタロシアニンLio(lo−6B沼ueER
を選び、上述と同様な方法によって酸化亜鉛及び結着剤
樹脂と混合分散し、同様にポリエステルフィルム(厚さ
150μm)に塗布し、その親水化の実験を行った。フ
タロシアニン顔料は結着剤樹脂(日本触媒社製のアクリ
ル樹脂Ar o t a p3211)に対して常に3
0重量%になるよう入れ、″酸化亜鉛の比率を変化させ
た。評価方法は上述と同様である。その結果を表2に示
す。
表2より、酸化亜鉛の含有量が60重量%以−トで良好
な親水性が得られ−ることかわかる。表1と比較して、
酸化亜鉛の含有量が5〜10重量%少なくても良好な親
水性が得られるという事は、親水化を最も阻害している
のが結着剤樹脂であることを示している。
な親水性が得られ−ることかわかる。表1と比較して、
酸化亜鉛の含有量が5〜10重量%少なくても良好な親
水性が得られるという事は、親水化を最も阻害している
のが結着剤樹脂であることを示している。
結着剤樹脂はトナー画像との密着性の良い事、即ち適当
な親油性を持つこと、又、エッチ液処理をし易(するた
めに適度な親水性を持つことが必要であり、親油、親水
の相反する性格の調和のとれたものが要求されるが、電
子写真特性上から高誘電性で絶縁性の高い事が要求され
、一般的には親油性の強いものである。
な親油性を持つこと、又、エッチ液処理をし易(するた
めに適度な親水性を持つことが必要であり、親油、親水
の相反する性格の調和のとれたものが要求されるが、電
子写真特性上から高誘電性で絶縁性の高い事が要求され
、一般的には親油性の強いものである。
表1及び表2の結果から、フタロシアニン顔料、酸化亜
鉛微粉末及び結着剤樹脂から成る感光層を有する半導体
レーザ露光用オフセットマスターにおいて、オフセント
印刷適性として最も重要なエッチ液特性(不感脂化によ
る親水化)の面から、酸化亜鉛の感光層に占める割合は
60重量%以上必要である事がわかる。そこで、酸化亜
鉛の比率を60重量%以上に設定して、フタロシアニン
顔料及び結着剤樹脂の割合を種々に変化させた感光体を
作り、その電子写真特性を調べてみた。
鉛微粉末及び結着剤樹脂から成る感光層を有する半導体
レーザ露光用オフセットマスターにおいて、オフセント
印刷適性として最も重要なエッチ液特性(不感脂化によ
る親水化)の面から、酸化亜鉛の感光層に占める割合は
60重量%以上必要である事がわかる。そこで、酸化亜
鉛の比率を60重量%以上に設定して、フタロシアニン
顔料及び結着剤樹脂の割合を種々に変化させた感光体を
作り、その電子写真特性を調べてみた。
フタロシアニン顔料としては、ε型銅フタロシアニン、
α型銅フタロシアニン、β型銅フタロシアニン、α型メ
タルフリーフタロシアニン、β型メタルフリーフタロシ
アニン等を使用し、結着剤樹脂としては、アクリル樹脂
、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等を使用した。その
結果、どのような組合せにおいても、半導体レーザ感度
及び受容電位などの電子写真特性を満足する感光体は得
られなかった。酸化亜鉛の比率が60重量%以上におい
て、結着剤樹脂を増やし、フタロシアニン顔料の比率を
下げると受容電位は確保できるが、半導体レーザ感度が
不足し、逆に結着剤樹脂を減らし、゛フタロシアニン顔
料を増やすと、導電体レーザ感度は上がるが、受容電位
は低下し、暗減衰も速(なってしまう。
α型銅フタロシアニン、β型銅フタロシアニン、α型メ
タルフリーフタロシアニン、β型メタルフリーフタロシ
アニン等を使用し、結着剤樹脂としては、アクリル樹脂
、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等を使用した。その
結果、どのような組合せにおいても、半導体レーザ感度
及び受容電位などの電子写真特性を満足する感光体は得
られなかった。酸化亜鉛の比率が60重量%以上におい
て、結着剤樹脂を増やし、フタロシアニン顔料の比率を
下げると受容電位は確保できるが、半導体レーザ感度が
不足し、逆に結着剤樹脂を減らし、゛フタロシアニン顔
料を増やすと、導電体レーザ感度は上がるが、受容電位
は低下し、暗減衰も速(なってしまう。
そこで1.受容電位、暗減衰、半導体レーザ感度などの
電子写真特性を向上させるために、導電性支持体上に、
フタロシアニン顔料(Al及び酸化亜鉛を結着剤樹脂図
中に分散した光導電層(A)を設け、さらに、その層い
〕上に、フタロシアニン顔料(T3]及び酸化亜鉛を結
着剤樹脂(B)中に分散した光導電層(r3)を設け、
しかも、その光導電層間における酸化亜鉛の比率を10
〜50重量%、光導電層([3)の酸化亜鉛の比率を6
0〜85重量%にすることによって、電子写真特性と親
水化処理特性(エッチ処理特性)の両方を同時に満足す
る感光体を開発し、本発明に到達した。
電子写真特性を向上させるために、導電性支持体上に、
フタロシアニン顔料(Al及び酸化亜鉛を結着剤樹脂図
中に分散した光導電層(A)を設け、さらに、その層い
〕上に、フタロシアニン顔料(T3]及び酸化亜鉛を結
着剤樹脂(B)中に分散した光導電層(r3)を設け、
しかも、その光導電層間における酸化亜鉛の比率を10
〜50重量%、光導電層([3)の酸化亜鉛の比率を6
0〜85重量%にすることによって、電子写真特性と親
水化処理特性(エッチ処理特性)の両方を同時に満足す
る感光体を開発し、本発明に到達した。
ここで、酸化亜鉛の比率が85重量%を越えると、感光
層の被膜強度及び半導体レーザ感度に問題を生じる。
層の被膜強度及び半導体レーザ感度に問題を生じる。
以下、図面により、詳細に説明すれば、本発明の半導体
レーザ露光用オフセットマスターは、第1図に示すよう
に、導電性支持体(1)上に、フタロシアニン顔料−酸
化亜鉛(10〜50重量%)−結着剤樹脂の光導電層(
5)を設け、この光導電層(5)上に、フタロシアニン
顔料−酸化亜鉛(60〜85重量%)−結着剤樹脂の光
導電層(I3)を設けたものである、 本発明の光導電層間と光導電要用において使用するフタ
ロシアニン顔料は同一のものでも異なる種類のものでも
よく、また、2種以上のフタロシアニン顔料を混合した
ものでもよく、そのフタロシアニン顔料としては、熱金
属フタロシアニン顔料および各種金属フタロシアニン顔
料があり、各種結晶形のものが用いられる。
レーザ露光用オフセットマスターは、第1図に示すよう
に、導電性支持体(1)上に、フタロシアニン顔料−酸
化亜鉛(10〜50重量%)−結着剤樹脂の光導電層(
5)を設け、この光導電層(5)上に、フタロシアニン
顔料−酸化亜鉛(60〜85重量%)−結着剤樹脂の光
導電層(I3)を設けたものである、 本発明の光導電層間と光導電要用において使用するフタ
ロシアニン顔料は同一のものでも異なる種類のものでも
よく、また、2種以上のフタロシアニン顔料を混合した
ものでもよく、そのフタロシアニン顔料としては、熱金
属フタロシアニン顔料および各種金属フタロシアニン顔
料があり、各種結晶形のものが用いられる。
金属フタロシアニン顔料としては、銅フタロシアニン、
錫フタロシアニン、アルミニウムフタロンアニン、ニッ
ケルフタロシアニン、コバルトフタロシアニン、亜鉛フ
タロシアニン、バナジルフタロシアニンなどを例示する
ことができるが、ε型銅フタロシアニンなどのように赤
外線領域で感度を有するものを選択することが好ましい
。
錫フタロシアニン、アルミニウムフタロンアニン、ニッ
ケルフタロシアニン、コバルトフタロシアニン、亜鉛フ
タロシアニン、バナジルフタロシアニンなどを例示する
ことができるが、ε型銅フタロシアニンなどのように赤
外線領域で感度を有するものを選択することが好ましい
。
また、二1・口塞などの電子吸引性基を有するフタロシ
アニン誘導体をアシッドペースティング処理したフタロ
シアニン誘導体を用いると、T N Fなどの増感剤を
使用しなくとも実用上十分の感度が得られろ。電子吸引
性基を有するフタロシアニンとしては、無金属もしくは
各種金属フタロシアニンの分子中のベンゼン核に・・ロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基、スルホン基、カルボキ
シル基、スルホアミド基、カルボアミド基などの電子吸
引性基によって置換されたものである。このフタロシア
ニン誘導体はフタロシアニン合成時に、フタ11− ロシアニンの原料となるフタロニトリル、フタル酸、無
水フタル酸、フタルイミドとして、上記置換基で置換さ
れたフタロニトリル、フタル酸、無水フタル酸、フタル
イミドを用いること、もしくは一部併用することによっ
て、得られる。フタロシアニン誘導体の製法としては特
に制限されない。
アニン誘導体をアシッドペースティング処理したフタロ
シアニン誘導体を用いると、T N Fなどの増感剤を
使用しなくとも実用上十分の感度が得られろ。電子吸引
性基を有するフタロシアニンとしては、無金属もしくは
各種金属フタロシアニンの分子中のベンゼン核に・・ロ
ゲン原子、ニトロ基、シアノ基、スルホン基、カルボキ
シル基、スルホアミド基、カルボアミド基などの電子吸
引性基によって置換されたものである。このフタロシア
ニン誘導体はフタロシアニン合成時に、フタ11− ロシアニンの原料となるフタロニトリル、フタル酸、無
水フタル酸、フタルイミドとして、上記置換基で置換さ
れたフタロニトリル、フタル酸、無水フタル酸、フタル
イミドを用いること、もしくは一部併用することによっ
て、得られる。フタロシアニン誘導体の製法としては特
に制限されない。
また、フタロシアニン誘導体1分子における置換基の数
としては1〜16個である。
としては1〜16個である。
上記、電子吸引性基を有するフタロシアニンは、必要に
応じて他の電子吸引性基を有しないフタロシアニンと共
にアシッドペースティング処理し、フタロシアニン誘導
体を得る。ここでアシッドペースティング処理とは、上
記電子吸引性基を有するフタロシアニンあるいは他のフ
タロシアニンを硫酸、オルト硫酸、ビロリン酸、クロロ
スルホン酸、塩酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸、臭化
水素酸等の無機酸によって塩を形成せしめ、有機顔料業
界で公知のように水中に投入し、沈殿したフタロシアニ
ン誘導体を濾過、水洗、乾燥する処理法であり、α型結
晶形を有するものが得られる。
応じて他の電子吸引性基を有しないフタロシアニンと共
にアシッドペースティング処理し、フタロシアニン誘導
体を得る。ここでアシッドペースティング処理とは、上
記電子吸引性基を有するフタロシアニンあるいは他のフ
タロシアニンを硫酸、オルト硫酸、ビロリン酸、クロロ
スルホン酸、塩酸、ヨウ化水素酸、フッ化水素酸、臭化
水素酸等の無機酸によって塩を形成せしめ、有機顔料業
界で公知のように水中に投入し、沈殿したフタロシアニ
ン誘導体を濾過、水洗、乾燥する処理法であり、α型結
晶形を有するものが得られる。
12−
このフタロシアニン誘導体は他のフタロシアニンと混合
して使用するととができ、組成の選択によって所望の感
度のものが得られる。
して使用するととができ、組成の選択によって所望の感
度のものが得られる。
光導電層(A)と光導電層(Blの結着剤樹脂は同一の
ものでも異なる種類のものでもよく、また、2種以上の
結着剤樹脂を混合したものでもよく、結着剤樹脂として
はメラミン樹脂、ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ケイ
素樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、キシレン樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニ)し共重合体樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、繊維素誘導体などの体積固有抵抗か10
Ωm以上の絶縁性を有する公知のものが用いられる。
ものでも異なる種類のものでもよく、また、2種以上の
結着剤樹脂を混合したものでもよく、結着剤樹脂として
はメラミン樹脂、ブチラール樹脂、エポキシ樹脂、ケイ
素樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、キシレン樹
脂、塩化ビニル−酢酸ビニ)し共重合体樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、繊維素誘導体などの体積固有抵抗か10
Ωm以上の絶縁性を有する公知のものが用いられる。
また、溶剤としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クロルベンゼンなどの芳香族炭化水素、アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン、メタ
ノール、エタノール、イソプロパツールなどのアルコー
ル、酢酸エチル、メチルセロソルブなどのエステル、四
塩化炭素、クロロホルム、ジクロルメタンなどの〜・ロ
ゲン化炭化水素、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル、およびジメチルホルムアミド、ジメチル
スルオキシドなどが用いられる。
クロルベンゼンなどの芳香族炭化水素、アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン、メタ
ノール、エタノール、イソプロパツールなどのアルコー
ル、酢酸エチル、メチルセロソルブなどのエステル、四
塩化炭素、クロロホルム、ジクロルメタンなどの〜・ロ
ゲン化炭化水素、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル、およびジメチルホルムアミド、ジメチル
スルオキシドなどが用いられる。
本発明の半導体レーザ露光用オフセットマスターは導電
性支持体上に光導電層が形成されたものであり、導電性
支持体としては、アルミニウム、ニッケルなどの金属板
、アルミニウム、ニッケルなどの金属を紙またはプラス
チックフィルムなどの上に真空蒸着させたもの、アルミ
ニウムなどの金属箔と紙あるいはプラスチックフィルム
を貼り合わせたもの、カーボン混抄紙、有機あるいは無
機の導電処理剤で処理した低抵抗紙などを用いることが
できろ。
性支持体上に光導電層が形成されたものであり、導電性
支持体としては、アルミニウム、ニッケルなどの金属板
、アルミニウム、ニッケルなどの金属を紙またはプラス
チックフィルムなどの上に真空蒸着させたもの、アルミ
ニウムなどの金属箔と紙あるいはプラスチックフィルム
を貼り合わせたもの、カーボン混抄紙、有機あるいは無
機の導電処理剤で処理した低抵抗紙などを用いることが
できろ。
本発明の半導体レーザ露光用オフセットマスターは、そ
の光導電層を前述の如き構成の2層にしであるので、受
容電位、暗減衰、半導体レーザ感度などの電子写真特性
が良好で、かつ親水化処理特性(エッチ処理特性)も良
好であり、延いては良好な印刷物が多数作成できろもの
である。
の光導電層を前述の如き構成の2層にしであるので、受
容電位、暗減衰、半導体レーザ感度などの電子写真特性
が良好で、かつ親水化処理特性(エッチ処理特性)も良
好であり、延いては良好な印刷物が多数作成できろもの
である。
以下、例をあげて本発明を更に説明する。例中「部」と
は重量部を示す。
は重量部を示す。
(実施例1)
銅フタロシアニン40部、テトラニトロ銅フタロシアニ
ン05部を98%譲硫酸500部に十分攪拌しながら溶
解した。溶解した液を水5000部にあけ、銅フタロシ
アニン、テトラニトロ銅フタロシアニンの組成物を析出
させた後、水洗し、減圧下120℃で乾燥した。このよ
うにして得られた組成物〔I〕を東洋インキ製造社製の
ε型銅フタロシアニン(Lionol BIueER)
100部に対し100部混合し、メタノール5000部
中に分散させ均一混合分散液とした。その後、口過し、
減圧下120℃で乾燥して混合物〔■〕とした。
ン05部を98%譲硫酸500部に十分攪拌しながら溶
解した。溶解した液を水5000部にあけ、銅フタロシ
アニン、テトラニトロ銅フタロシアニンの組成物を析出
させた後、水洗し、減圧下120℃で乾燥した。このよ
うにして得られた組成物〔I〕を東洋インキ製造社製の
ε型銅フタロシアニン(Lionol BIueER)
100部に対し100部混合し、メタノール5000部
中に分散させ均一混合分散液とした。その後、口過し、
減圧下120℃で乾燥して混合物〔■〕とした。
次に、上記混合物〔195部とアクリルポリオール(式
日薬品工業社製タケラックUA−702固形分50重量
%)15部、エボギシ樹脂(シェル化学社製エピコー)
−14=1007固形分70重量%)2部にメチルエチ
ルケトン28部、セルノルズアセテート28部を磁性ボ
ールミルにて48時15− 間練肉を行なったのち、堺化学社製の酸化亜鉛S A
Z E X 2000を17部加えて9時間、インシア
ネート(日本ポリウレタン工業社製コロネートL固形分
75重量%)を5部加えて1時間磁性ボールミルで練肉
し、その塗布をワイヤーバーを用いて、アルミニウムを
蒸着させたポリエステルフィルム(東し社製メタルミー
)上に10μmの厚さに塗布し、130℃で60分間乾
燥させた。
日薬品工業社製タケラックUA−702固形分50重量
%)15部、エボギシ樹脂(シェル化学社製エピコー)
−14=1007固形分70重量%)2部にメチルエチ
ルケトン28部、セルノルズアセテート28部を磁性ボ
ールミルにて48時15− 間練肉を行なったのち、堺化学社製の酸化亜鉛S A
Z E X 2000を17部加えて9時間、インシア
ネート(日本ポリウレタン工業社製コロネートL固形分
75重量%)を5部加えて1時間磁性ボールミルで練肉
し、その塗布をワイヤーバーを用いて、アルミニウムを
蒸着させたポリエステルフィルム(東し社製メタルミー
)上に10μmの厚さに塗布し、130℃で60分間乾
燥させた。
この感光体の光導電層中の酸化亜鉛の比率は49重量%
である。
である。
次に、無金属フタロシアニン40部、モノニトロ銅フタ
ロシアニン15部を98%濃硫酸1000部に十分攪拌
しながら溶解した。溶解した液を水10000部に注入
し、フタロシア二ノ系組成物を析出させた後、濾過、水
洗し、減圧下120°Cで乾燥した。このようにして得
られた組成物〔■〕とε型銅フタロシアニア (Lio
nol Blue ER)100部に対し、100部混
合し、メタノール5000部中に分散させ均一分散液と
した。その後、口過し、減圧下120°Cで乾燥して混
合物[11)16− とした。」二記混合物CII )を5部とシリコン樹脂
(信越化学社製K R211固形分70重量%)15部
、アクリル樹脂(東亜合成化学社製アロン51001固
形分50重量%)6部、トルエン51部を加え、磁性ボ
ールミルで5部時間分散を行なったのち、光導電性酸化
亜鉛(堺化学社製S A、 Z EX2000)を26
部加えて、さらに10時間分散した混合液をワイヤーバ
ーを用いて、前記感光層上に乾燥膜厚が4μmになるよ
うに塗布し、160°ので30分間乾燥して電子写真感
光体を得た。こうして得られた電子写真感光体の上層の
光導電層中の酸化亜鉛の比率は60重量%であり、これ
に対して+6. OKV、コロナギャップ10市、10
m/ In!nの帯電スピードでコロナ放電を与え、
放電停止後5秒後に分光機(日本光学社製G25D)で
分光された800市の波長の光(2μW/ff1)で露
光した。この時の露光直前の電位が50%低下するのに
要した光の照射量を感度とした。測定は静電複写紙試験
装置(川口電機社製5P42B)で行った。このように
して測定したザンプルの感度は21μ、Tlcrl で
あり、半導体レーザ光の波長及び光強度に対して十分な
感度の値を示した。
ロシアニン15部を98%濃硫酸1000部に十分攪拌
しながら溶解した。溶解した液を水10000部に注入
し、フタロシア二ノ系組成物を析出させた後、濾過、水
洗し、減圧下120°Cで乾燥した。このようにして得
られた組成物〔■〕とε型銅フタロシアニア (Lio
nol Blue ER)100部に対し、100部混
合し、メタノール5000部中に分散させ均一分散液と
した。その後、口過し、減圧下120°Cで乾燥して混
合物[11)16− とした。」二記混合物CII )を5部とシリコン樹脂
(信越化学社製K R211固形分70重量%)15部
、アクリル樹脂(東亜合成化学社製アロン51001固
形分50重量%)6部、トルエン51部を加え、磁性ボ
ールミルで5部時間分散を行なったのち、光導電性酸化
亜鉛(堺化学社製S A、 Z EX2000)を26
部加えて、さらに10時間分散した混合液をワイヤーバ
ーを用いて、前記感光層上に乾燥膜厚が4μmになるよ
うに塗布し、160°ので30分間乾燥して電子写真感
光体を得た。こうして得られた電子写真感光体の上層の
光導電層中の酸化亜鉛の比率は60重量%であり、これ
に対して+6. OKV、コロナギャップ10市、10
m/ In!nの帯電スピードでコロナ放電を与え、
放電停止後5秒後に分光機(日本光学社製G25D)で
分光された800市の波長の光(2μW/ff1)で露
光した。この時の露光直前の電位が50%低下するのに
要した光の照射量を感度とした。測定は静電複写紙試験
装置(川口電機社製5P42B)で行った。このように
して測定したザンプルの感度は21μ、Tlcrl で
あり、半導体レーザ光の波長及び光強度に対して十分な
感度の値を示した。
次に、上記感光体を使用した画□□□形成方法について
述べる。その装置として、キャノン社製半導体レーザビ
ームプリンターLBP−1oの改造を次のように行なっ
た。まず入力側にフロッピーディスクリーダならびにイ
ンターフェース回路を取りつけ、キイボードより入力さ
れフロッピーディスクに蓄えられた文字等の電気信号の
読み出しを行い、LPB−1oへの入力を可能とした。
述べる。その装置として、キャノン社製半導体レーザビ
ームプリンターLBP−1oの改造を次のように行なっ
た。まず入力側にフロッピーディスクリーダならびにイ
ンターフェース回路を取りつけ、キイボードより入力さ
れフロッピーディスクに蓄えられた文字等の電気信号の
読み出しを行い、LPB−1oへの入力を可能とした。
また、感光ドラムをアルミニウムドラムに交換すると共
に、ドラムに溝を作り、そこに2ケ所のフックをつけ、
感光体をドラムの周囲に巻き、前後をフックで固定でき
るようにし、また、プラス帯電装置のみが機能するよう
にした。
に、ドラムに溝を作り、そこに2ケ所のフックをつけ、
感光体をドラムの周囲に巻き、前後をフックで固定でき
るようにし、また、プラス帯電装置のみが機能するよう
にした。
」二記装置を使い、現像器に岩崎通信機社製の全自動電
子複写製版機エレファクスpM−40の現[象液(オフ
セット印刷用のポジトナー)を入れ、感光体をアルミニ
ウムドラムにアースを取って取り付け、レーザプリンタ
ーを動作させ、プラス帯電、半導体レーザ光による面縁
部露光、オフセット印刷用のプラス荷電の液体トナーに
よる反転現像、温風乾燥による定着を行ったのち、アル
ミニウムドラムより取りはずし、オフセットマスター版
を作った。
子複写製版機エレファクスpM−40の現[象液(オフ
セット印刷用のポジトナー)を入れ、感光体をアルミニ
ウムドラムにアースを取って取り付け、レーザプリンタ
ーを動作させ、プラス帯電、半導体レーザ光による面縁
部露光、オフセット印刷用のプラス荷電の液体トナーに
よる反転現像、温風乾燥による定着を行ったのち、アル
ミニウムドラムより取りはずし、オフセットマスター版
を作った。
次に、市販のリョービ社製エッチ液を入れたA、MMu
l tigrapbics社製のエツチングマシンMa
sterConverter 124に2回通した後、
リョーヒ社製の小型オフセット印刷機2800CDでV
an30n19’ 80インキを用いて印刷した(40
00回転/時)結果、3.000枚以上の良好な印刷物
が得られた。
l tigrapbics社製のエツチングマシンMa
sterConverter 124に2回通した後、
リョーヒ社製の小型オフセット印刷機2800CDでV
an30n19’ 80インキを用いて印刷した(40
00回転/時)結果、3.000枚以上の良好な印刷物
が得られた。
(実施例2)
銅フタロシアニン40部、テトラシアノコパル)・フタ
ロシアニン05部を氷酢酸200 :i部に分散させ、
攪拌しながら10部の98%硫酸を滴下し、10時間攪
拌したのち、固形物を日別し、さらにアンモニアガスを
通じフタロシアニン系組成物を析出した後、水洗し、減
圧下120℃で乾燥した。このようにして得られた組成
物〔1■〕を下19− 記の処方に基づき混合した。
ロシアニン05部を氷酢酸200 :i部に分散させ、
攪拌しながら10部の98%硫酸を滴下し、10時間攪
拌したのち、固形物を日別し、さらにアンモニアガスを
通じフタロシアニン系組成物を析出した後、水洗し、減
圧下120℃で乾燥した。このようにして得られた組成
物〔1■〕を下19− 記の処方に基づき混合した。
組成物〔In〕 5部
ε型銅フタロシアニン(東洋インキ 5部製造社製Li
onol Blue ER)分岐ポリエステルポリオー
ル(日本ポ 20部リすレタン工業社製デスモフェン# 800固形分75重量%) (ヤyLy7yい、・アヤヶー、 46部以」−のよう
な組成物を磁性ボールミルにて24時間常温で練肉後、
光導電性酸化亜鉛(堺化学社製5AZBX2 o o
o )を5部加えて、さらに練肉を行なった後、イソシ
アネート(日本ポリウレタン工業社製コロネ−)L固形
分75重量%)を20部加え混合した混合液をワイヤー
バーを用いて、水溶性樹脂としてカゼインを塗布したカ
ーボンすぎ込み紙(厚さ145μm)上に11μmの厚
さに塗布し、120”Cで5分間乾燥させた。この感光
体の光導電層中の酸化亜鉛の比率は11重量%である。
onol Blue ER)分岐ポリエステルポリオー
ル(日本ポ 20部リすレタン工業社製デスモフェン# 800固形分75重量%) (ヤyLy7yい、・アヤヶー、 46部以」−のよう
な組成物を磁性ボールミルにて24時間常温で練肉後、
光導電性酸化亜鉛(堺化学社製5AZBX2 o o
o )を5部加えて、さらに練肉を行なった後、イソシ
アネート(日本ポリウレタン工業社製コロネ−)L固形
分75重量%)を20部加え混合した混合液をワイヤー
バーを用いて、水溶性樹脂としてカゼインを塗布したカ
ーボンすぎ込み紙(厚さ145μm)上に11μmの厚
さに塗布し、120”Cで5分間乾燥させた。この感光
体の光導電層中の酸化亜鉛の比率は11重量%である。
次に、トリニトロ銅フタロシアニン50部を9820−
%濃硫酸600部に十分攪拌しながら溶解した。
溶解した液を水6000部にあけ、α型トリニトロン鋼
フタロシアニンの組成物を析出させた後、濾過、水洗し
、減圧下120℃で乾燥した。
フタロシアニンの組成物を析出させた後、濾過、水洗し
、減圧下120℃で乾燥した。
このようにして得られた組成物〔■〕100部とε型銅
フタロシアニン100部とをメタノール5000部中に
分散させ、均一分散液とした。その後、口過し、減圧下
120°Cで乾燥し混合物〔llとした。上記混合物[
IV、lを6部とアクリル樹脂(日本触媒化学工業社製
A、roLap 3211固形分゛50重量%)6部に
メチルエチルケトン51部、n−ブチルアルコールt5
部、セルソルブアセテート15部を磁性ボールミルで3
0時間分散を行なったのち、光導電性酸化亜鉛(堺化学
社製5AZEX2 o o o )を30部加えて、さ
らに10時間分散した混合液をワイヤーバーを用いて、
前記感光層上に乾燥膜厚が4μmになるように塗布し、
120°Cで5分間乾燥して電子写真感光体を得た。
フタロシアニン100部とをメタノール5000部中に
分散させ、均一分散液とした。その後、口過し、減圧下
120°Cで乾燥し混合物〔llとした。上記混合物[
IV、lを6部とアクリル樹脂(日本触媒化学工業社製
A、roLap 3211固形分゛50重量%)6部に
メチルエチルケトン51部、n−ブチルアルコールt5
部、セルソルブアセテート15部を磁性ボールミルで3
0時間分散を行なったのち、光導電性酸化亜鉛(堺化学
社製5AZEX2 o o o )を30部加えて、さ
らに10時間分散した混合液をワイヤーバーを用いて、
前記感光層上に乾燥膜厚が4μmになるように塗布し、
120°Cで5分間乾燥して電子写真感光体を得た。
こうして得られた感光体の上層の光導電層中の酸化亜鉛
の比率は83重量%であり、この電子写真特性を実施例
1と同様な方法で測定した結果、800nmの波長での
光感度は26μJ /cti であった。この感光体を
使って、実施例1と同様な装置、材料及び方法によって
オフセットマスター版を作ることができた。さらに、こ
のマスター版により、実施例1と同様な方法で5.00
0枚以上の良好なオフセラ)・印刷物を得ろことができ
た。
の比率は83重量%であり、この電子写真特性を実施例
1と同様な方法で測定した結果、800nmの波長での
光感度は26μJ /cti であった。この感光体を
使って、実施例1と同様な装置、材料及び方法によって
オフセットマスター版を作ることができた。さらに、こ
のマスター版により、実施例1と同様な方法で5.00
0枚以上の良好なオフセラ)・印刷物を得ろことができ
た。
(実施例3)
ε型銅フタロシアニン(東洋インキ製造社製 6部Li
onol Blue ER) ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学社製 12部ニー
ピロンS−3000 ジクロルメタン 37部 12−ジクロルエタン 37部 以上の組成物をペイントシェーカーにて1時間練肉した
のち、酸化dlj鉛(堺化学工業社製5AZEX#20
00)8部を添加し、さらに60分間練肉し、光導電性
塗料を得た。
onol Blue ER) ポリカーボネート樹脂(三菱瓦斯化学社製 12部ニー
ピロンS−3000 ジクロルメタン 37部 12−ジクロルエタン 37部 以上の組成物をペイントシェーカーにて1時間練肉した
のち、酸化dlj鉛(堺化学工業社製5AZEX#20
00)8部を添加し、さらに60分間練肉し、光導電性
塗料を得た。
この塗料をワイヤーバーを用いて、水溶性樹脂としてカ
ゼインを塗布したカーボンすぎ込み紙(厚さ145 t
tm、) lに8μmの厚さに塗布し、1200Cで5
分間乾燥させた。
ゼインを塗布したカーボンすぎ込み紙(厚さ145 t
tm、) lに8μmの厚さに塗布し、1200Cで5
分間乾燥させた。
この感光体の光導電層中の酸化亜鉛の比率は31重量%
である。
である。
次に以下の光導電性組成物を製造した。
以上の組成物をペイントシエーノy−にて1時間練肉後
、酸化亜鉛(堺化学工業社製S A、 Z E X’
#2’000 )’27部を添加し、さらに30分間練
肉し、光導電性組成物を得た。
、酸化亜鉛(堺化学工業社製S A、 Z E X’
#2’000 )’27部を添加し、さらに30分間練
肉し、光導電性組成物を得た。
この光導電性組成物を、前記の感光体の上に乾燥膜厚が
7μmになるように、ワイヤーバーで塗布し、80℃で
5分間乾燥して半導体レーザ露光用感光体を得た。
7μmになるように、ワイヤーバーで塗布し、80℃で
5分間乾燥して半導体レーザ露光用感光体を得た。
このようにして得られた感光体の」二層の光導電層中の
酸化亜鉛の比率は68重量%であり、この23− 電子写真特性を実施例1と同様な方法で測定した結果、
800nmの波長での光感度は2.2μJ/c−rdで
あった。この感光体を使って実施例1と同様な装置、材
料及び方法によってオフセットマスター版を作ることが
できた。さらに、このマスター版により、実施例1と同
様な方法で3.000枚以上の良好なオフセット印刷物
を得ることができた。
酸化亜鉛の比率は68重量%であり、この23− 電子写真特性を実施例1と同様な方法で測定した結果、
800nmの波長での光感度は2.2μJ/c−rdで
あった。この感光体を使って実施例1と同様な装置、材
料及び方法によってオフセットマスター版を作ることが
できた。さらに、このマスター版により、実施例1と同
様な方法で3.000枚以上の良好なオフセット印刷物
を得ることができた。
(比較例1)
実施例乙の感光体において、上層の光導電層と下層の光
導電層を入れ換えた構成の感光体にした場合、半導体レ
ーザにより画像形成ができたが、オフセットマスター版
として利用したときに、実施例1と同様なエッチ液、エ
ツチングマシンで、10回通し以上で印刷しても地汚れ
は解消できず、良好な印刷物は得られなかった。
導電層を入れ換えた構成の感光体にした場合、半導体レ
ーザにより画像形成ができたが、オフセットマスター版
として利用したときに、実施例1と同様なエッチ液、エ
ツチングマシンで、10回通し以上で印刷しても地汚れ
は解消できず、良好な印刷物は得られなかった。
(比較例2)
実施例2の感光体において、上層の光導電層中の酸化亜
鉛の比率を90重量%にした場合、電子写真特性が悪く
なるばかりでなく、光導電層の被膜強度が低下し、実用
に供しないものとなった。
鉛の比率を90重量%にした場合、電子写真特性が悪く
なるばかりでなく、光導電層の被膜強度が低下し、実用
に供しないものとなった。
24−
(比較例3)
実施例1の感光体において、下層の光導電層を取り除き
、上層の光導電層を15ttm形成したものは、帯電能
が低く、実用に供しないものであった。
、上層の光導電層を15ttm形成したものは、帯電能
が低く、実用に供しないものであった。
第1図は本発明の半導体レーザ露光用オフセットマスタ
ーの構成説明図である。 (1)・・・導電性支持体 (A)、(r3)・・・光
導電層特許出願人 凸版印刷株式会社 代表者鈴木相夫
ーの構成説明図である。 (1)・・・導電性支持体 (A)、(r3)・・・光
導電層特許出願人 凸版印刷株式会社 代表者鈴木相夫
Claims (1)
- (11フタロシアニン顔料及び酸化亜鉛を光導電体素子
とする半導体レーザ露光用オフセットマスターにおいて
、下層にフタロシアニン顔料及び酸化亜鉛を結着剤樹脂
中に分散した光導電層(5)、上層にフタロシアニン顔
料及び酸化亜鉛を結着剤樹脂中に分散した光導電層(8
1を設け、且つ、上記光導電層図の酸化亜鉛の比率が1
0〜50重量パーセント、光導電層(T3)の酸化亜鉛
の比率が60〜85重量パーセントであることを特徴と
する半導体レーザ露光用オフセットマスター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9771684A JPS60241060A (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | 半導体レ−ザ露光用オフセツトマスタ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9771684A JPS60241060A (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | 半導体レ−ザ露光用オフセツトマスタ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60241060A true JPS60241060A (ja) | 1985-11-29 |
JPH0364065B2 JPH0364065B2 (ja) | 1991-10-03 |
Family
ID=14199610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9771684A Granted JPS60241060A (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | 半導体レ−ザ露光用オフセツトマスタ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60241060A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4699862A (en) * | 1985-07-02 | 1987-10-13 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Electrophotoconductor |
-
1984
- 1984-05-16 JP JP9771684A patent/JPS60241060A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4699862A (en) * | 1985-07-02 | 1987-10-13 | Dainippon Ink And Chemicals, Inc. | Electrophotoconductor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0364065B2 (ja) | 1991-10-03 |
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