JPS6127014Y2 - - Google Patents

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JPS6127014Y2
JPS6127014Y2 JP5304379U JP5304379U JPS6127014Y2 JP S6127014 Y2 JPS6127014 Y2 JP S6127014Y2 JP 5304379 U JP5304379 U JP 5304379U JP 5304379 U JP5304379 U JP 5304379U JP S6127014 Y2 JPS6127014 Y2 JP S6127014Y2
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JP
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fare
vending machine
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memory
switch
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の背景 〔技術分野〕 この考案は、自動販売機に関し、さらに詳しく
言えば鉄道の乗車券の自動券売機を典型例とする
自動販売機に関する。
〔従来技術の説明〕
鉄道の乗車券の自動券売機は、乗客の乗車区間
に応じた運賃(料金)の乗車券を販売するもので
あり、通常、その前面に設けられた接客パネルに
は所望に運賃を選択するための多数の口座選択押
ボタン・スイツチが配列されている。そして、こ
れらの選択押ボタン・スイツチの表面に運賃が記
入されているかまたは押ボタン・スイツチに対応
して運賃が記入された表示板が貼付されている。
これが最も古いタイプの自動券売機である。
このような自動券売機では、運賃改正のさいに
は、運賃に関する回路部の変更または交換ととも
に、運賃が記入された上記の押ボタン・スイツチ
または運賃が記入された表示板の付けかえが必要
であり、この運賃改正作業に多くの労力と多大な
経費を必要としていた。なぜならば、自動券売機
の運賃改正作業は、運賃改正日前日の列車の最終
発車時刻から改正日当日の始発時刻までの間の短
い時間のうちに完了しなければならず、また、鉄
道会社はその運行路線に多数の駅を有し、各駅に
は多数の自動券売機が設置されているからであ
る。
このような自動券売機の運賃改正作業の簡略化
を意図して、たとえば特開昭52−72300号公報に
〓〓〓〓〓
記載されているような自動券売システムが案出さ
れている。このシステムにおいては、自動券売機
の口座選択押ボタン・スイツチの表面に運賃を記
入するかまたは運賃が記入された表示板を貼付す
ることに代えて、各押ボタン・スイツチに対応し
て数字表示管が配置され、この数字表示管に運賃
が表示される。そして、運賃の表示制御は、複数
台の自動券売機を制御する集中制御装置によつて
行なわれる。
しかしながら、この自動券売システムでは大型
計算機を含む集中制御装置が必要であるから、こ
の集中制御装置を各駅に設置するとすれば高価に
なるという問題がある。すべての駅の自動券売機
を1台の集中制御装置で制御しようとすると、長
い距離にわたつて通信ケーブルを設置するかまた
は既設の電話回線を利用しなければならないの
で、やはり多額の出費がかさむという問題があ
る。
そこで、自動券売機ごとに、そこに内蔵されて
いるメモリに、数字表示管に表示すべき運賃をあ
らかじめ記憶させておき、硬貨が投入されたとき
に上記メモリから運賃を読出し数字表示管に表示
する方式が案出され、実際に採用されるに至つて
いる(たとえば特開昭52−84799号公報)。この自
動券売機であると、運賃改正作業は旧運賃が記憶
されたメモリを新運賃が記憶されたメモリと単に
交換することによつて、また運賃メモリの運賃を
新運賃に書き換えることによつて達成される。
しかしながら、この方式によつても運賃改正作
業を膨大な数の自動券売機について短時間のうち
に完遂するためには充分ではない。なぜなら、メ
モリを交換したのちまたは書き換えたのち自動券
売機が改正後の運賃で動作するかどうかの確認作
業が必要不可欠であるからであり、メモリの交換
または書き換えと動作確認作業は、膨大な数の自
動券売機のすべてについて、運賃改正日前日の列
車の最終発車時刻から改正日当日の始発時刻まで
の間の短い時間の間に完了しなければならないと
いう制約があるからである。
考案の概要 〔考案の目的〕 この考案は、数字表示器に表示するための料金
をあらかじめメモリに記憶させておく自動販売機
において、料金変更にさいして、料金を記憶した
メモリの交換作業と交換後の自動販売機の運転確
認作業とを行なうべき時間的制約を無くし、これ
らの作業を料金変更日以前の任意のときに行なう
ことができるようにすることにある。
〔考案の構成および効果〕
この考案による自動販売機は、口座の料金を表
示する複数の数字表示器、これらの数字表示器に
対応して設けられた複数の口座選択押ボタン・ス
イツチ、口座の料金をあらかじめ記憶しているメ
モリ、ならびに上記数字表示器による料金表示お
よび金額演算、物品の放出などの販売処理を制御
する中央処理装置を備えた自動販売機において、
上記メモリに変更前の料金と変更後の料金とがあ
らかじめ記憶されており、かつ自動販売機の係員
操作側に料金変更用切換スイツチが設けられ、上
記中央処理装置によつて、この切換スイツチが一
方側にあるときに変更前の料金、他方側にあると
きに変更後の料金がそれぞれ読出され、この読出
された料金にもとづいて上記数字表示器への表示
および販売処理が行なわれ、さらに上記切換スイ
ツチが上記一方側、他方側のいずれに設定されて
いるかを表示する表示器が設けられていることを
特徴とする。
口座の料金を記憶するメモリに、変更前の料金
と変更後の料金とがあらかじめ記憶されており、
かつ自動販売機の係員操作側に料金変更用切換ス
イツチが設けられ、上記切換スイツチの状態に応
じて変更前の料金または変更後の料金のいずれか
一方が読出され表示その他の販売処理が行なわれ
るから、料金変更目以前の任意の日時にメモリを
変換しても、上記切換スイツチを変更前の料金を
指定する状態としておけば、自動販売機は変更前
の料金で動作するし、料金変更日には切換スイツ
チの切換操作を行なうだけで自動的に料金が変更
される。また、メモリの交換後、上記切換スイツ
チを切換えるだけで自動販売機の運転確認を行な
うことができる。したがつて、メモリの交換作業
等を行なう時期についての制限がなくなり、料金
変更日直前に多数の作業員を動員して料金変更作
業を行なう必要などは全くなくなる。
さらにこの考案による自動販売機は、上記切換
スイツチが上記一方側、他方側のいずれに設定さ
れているかを表示する、すなわち変更前の金また
は変更後の料金のいずれにもとづいて処理が行な
〓〓〓〓〓
われているかを表示する表示器を備えているか
ら、メモリの交換後に変更前、変更後のいずれの
料金で自動販売機が動作しているかを確認するこ
とができ、料金変更日前であるのに変更後の料金
で自動販売機を運転したり、逆に料金変更日後に
変更前の料金で運転するような誤りを未然に防止
することができる。とくに、メモリの交換後に、
自動販売機が新しいメモリで正しく動作するかど
うかの運転確認作業が行なわれ、この確認作業に
おいては上記切換えスイツチが切換えられるので
上述のような誤運転を招来しやすく、この点にお
いて表示による確認には重要な意義がある。
実施例の説明 以下、図面を参照してこの考案を自動券売機に
適用した場合の実施例について詳しく説明する。
第1図において、自動券売機の前面に設けられ
た接客パネルには、所望の運賃を選択する多数の
口座選択押ボタン・スイツチ31,32………3
9が配列されている。これらの押ボタン・スイツ
チ31〜39は、押ボタン自身が点灯するいわゆ
る照光式押ボタン・スイツチである。また、各押
ボタン・スイツチ31〜39に対応して数字表示
管41,42………49が配列されている。接客
パネルにはまた、連絡他社路線の選択押ボタン・
スイツチ51,52が設けられている。検銭装置
53は、接客パネルにあけられた硬貨投入口に投
入された硬貨の真偽と種類とを判別して、正規の
硬貨の場合にその種類を表わす正貨信号を出力す
る。この検銭装置53には紙弊の真偽と種類とを
判別する紙幣鑑別機構(ビル・チエツカ)を含ま
せてもよい。自動券売機にはさらに、旧運賃と新
運賃とを切換える運賃改正用切換スイツチ54、
自動券売機が旧運賃、新運賃のどちらで運転され
ているかを表示する表示灯55、発行する乗車券
の表面に金額、発行年月日、発行駅名および発行
番号などを印刷する印刷装置56、ならびに発行
する乗車券の裏面に上記の各項目を磁気記録する
磁気記録装置57が装備されている。切換スイツ
チ54および表示灯55は第2図に示すように自
動券売機の駅係員操作部に設けられている。切換
スイツチ54としてはこの実施例ではキー・スイ
ツチが用いられているが、他にトグル・スイツ
チ、デイツプ・スイツチなど種々のスイツチが用
いられる。表示灯55は後述するように、メモリ
の交換後自動券売機が旧運賃で運転している場合
に点灯するが、旧運賃用および新運賃用の表示灯
を2つ設けてもよい。印刷装置56としては、多
数の微小発熱素子からなる熱印字ヘツドを有し、
加熱することにより発色する記録紙にドツト印刷
する感熱式プリンタを用いることが好ましい。磁
気記録装置57は磁気記録する項目をコード化す
るエンコーダおよび磁気ヘツドを含んでいる。
自動券売機における金額表示、金額演算、乗車
券の発行および運賃改正は中央処理装置(以下
CPUという)50によつて制御される。CPU5
0としては好ましくはマイクロプロセツサが用い
られる。このCPU50は、後述する実行プログ
ラムを格納したリード・オンリ・メモリ(図示
略)、口座の運賃があらかじめ書込まれたリー
ド・オンリ・メモリ(以下ROMという)58お
よび各種データ用のランダム・アクセス・メモリ
(以下RAMという)59を備えている。ROM5
8には、改正前の旧運賃を記憶するエリヤ81
と、改正後の新運賃を記憶するエリヤ82とがあ
る。これらの運賃記憶エリヤ81,82にはさら
に、自社路線用の口座の運賃を記憶する記憶エリ
ヤ60,76および選択押ボタン・スイツチ5
1,52によつて表わされる各他社路線用の口座
の運賃をそれぞれ記憶する記憶エリヤ70,7
5、77,78がそれぞれ設けられている。旧運
賃の記憶エリヤ81についてみると、自社路線用
の記憶エリヤ60には9の記憶場所61,62…
……69があり、各乗車区間に対応した、たとえ
ば70,90,………,270(円)などの旧運賃があ
らかじめ記憶されている。他社路線用の記憶エリ
ヤ70には4つの記憶場所71………74があ
り、乗換駅を経由した各乗車区間の旧運賃、たと
えば270,………,350(円)などがあらかじめ記
憶されている。他の他社路線用の記憶エリヤ75
にも同様に所要の旧運賃が記憶されている。新運
賃の記憶エリヤ82においても同じように、自社
路線用の記憶エリヤ76には各乗車区間に対応し
た9種類の新運賃が、他社路線用の記憶エリヤ7
7,78には各乗車区間に対応した新運賃がそれ
ぞれあらかじめ記憶されている。
RAM59には、照光式押ボタン・スイツチ3
1〜39に対応して、これらのスイツチを点灯さ
せるための投入金額範囲表示用の9のフラグ9
〓〓〓〓〓
1,92………99が設けられている。これらの
フラグ91〜99がセツトされると対応する押ボ
タン・スイツチ31〜39がそれぞれ点灯する。
たとえば、フラグ91がセツトされると押ボタ
ン・スイツチ31が点灯し、フラグ92がセツト
されるとスイツチ32が点灯する。また、RAM
59には、投入された金額を記憶するエリヤ10
1、発行する乗車券の金額を記憶するエリヤ10
2が設けられるとともに、自社路線用口座60ま
たは76の各記憶場所から順次運賃を読出すにさ
いして読出し回数を計数して読出すべき記憶場所
を指定するカウンタとして用いられるエリヤ10
3、他社路線用口座70もしくは75、または7
7もしくは78の各記憶場所から順次運賃を読出
すにさいして読出し回数を計数して読出すべき記
憶場所を指定するエリヤ104、および第1枚目
の硬貨投入を記憶するフラグFCとして用いられ
るエリヤ105がそれぞれ設けられている。これ
らの各エリヤ91〜99,101〜105は、
CPU50による処理に先だちあらかじめリセツ
トされる。
さて、第3図を参照してCPU50による運賃
改正処理は次のようにして実行される。まず、切
換スイツチ54の状態を読取つて、切換スイツチ
54がオンであるかオフとなつているかを判断す
る(ステツプ1)。オンであればステツプ2に進
んで表示灯55を点灯し、つぎにROM58の旧
運賃記憶エリヤ81に記憶されている旧運賃を読
出してこの旧運賃で運転する(ステツプ3)。切
換スイツチ54がオフであればステツプ4に移つ
て表示灯55を消灯し、ROM58の新運賃記憶
エリヤ82に記憶されている新運賃で運転する
(ステツプ5)。ステツプ1の切換スイツチ54の
状態の判断は、その日の運転に先だち1回だけ行
なえばよい。そして、ステツプ1の判断結果を
RAM59の適当な記憶エリヤ(図示略)に記憶
しておくことが好ましい。
旧運賃および新運賃は1チツプのメモリ
(ROM58)に記憶され、運賃改正日に先だち適
当な日に交換される。第4図に示すように、初期
の期間においては、記憶エリヤ82に新運賃A1
が記憶され、記憶エリヤ81には何らのデータも
記憶されていないROM58aが用いられ、CPU
50はエリヤ82の運賃A1により券売処理を実
行する。第1回目の運賃改正にあたつては、記憶
エリヤ81に旧運賃として先の運賃A1が記憶さ
れ、記憶エリヤ82に改正による新しい運賃A2
が記憶されたROM58bが用意され、このROM
58bが運賃改正日より前の適当な日にROM5
8aと交換される。ROM58aと58bとが交
換されると、CPU50はこの新しいROM58b
の運賃で発券処理を実行するが、上述のように切
換スイツチ54がオンであればエリヤ81の運賃
A1を用い、切換スイツチ54がオフの場合には
エリヤ82の新しい運賃A2にもとづいて処理す
る。この後、再び第2回目の運賃改正があると、
上記の運賃A2と新たな運賃A3とが記憶された
新しいROM58cが用意され、運賃改正日以前
の適当な日にこの新しいROM58cとROM58
bとが交換される。
このようにROM58には旧運賃および新運賃
が記憶されているから、ROM58の交換作業お
よび、交換後のROM58で正常に作動するかど
うかの確認作業は、運賃改正日前の任意の日時に
行なうことができる。第5図を参照して、ROM
58を交換すると同時に切換スイツチ54をオン
とする。スイツチ54がオンであるから自動券売
機はエリヤ81の旧運賃で作動する。また、表示
灯55が点灯する。このことにより、交換後の
ROM58の記憶エリヤ81の旧運賃で運転する
かどうかの確認が行なわれる。そして、切換スイ
ツチ54をオフとすると表示灯55が消灯すると
ともに、自動券売機はスイツチ82の新運賃で作
動するから、このことにより交換後のROM58
の記憶エリヤ82の新運賃で運転するかどうかの
確認が行なわれる。新しいROM58で正常に運
転することを確認したのち切換スイツチ54を再
びオンとすると自動券売機は、このときから運賃
改正日まで旧運賃で運転される。そして、運賃改
正日には切換スイツチ54をオフとするだけで、
自動券売機はこの改正日以降新運賃で運転される
ことになる。
切換スイツチ54としてキー・スイツチを用い
るとキーを管理することにより係員による操作を
規制し、誤つた事態を招来しない。
上記実施例では、旧運賃記憶エリヤ81および
新運賃記憶エリヤ82が1チツプ内に設けられて
いるが、ROM58として2つのチツプを用意
〓〓〓〓〓
し、これらにそれぞれ旧運賃および新運賃を記憶
させてもよい。第6図を参照して、初期の期間に
おいて新運賃A1を記憶したメモリ・チツプ11
1のみがROM58として用いられており、CPU
50はチツプ111の運賃A1により券売処理を
実行する。第1回目の運賃改正にあたつては、改
正後の新運賃A2が記憶されたメモリ・チツプ1
12が自動券売機内にセツトされる。チツプ11
1の運賃A1は旧運賃として用いられる。そし
て、このチツプ111には、次回の運賃改正のさ
いのチツプ交換作業において交換すべきチツプを
まちがえないようにマーク115が付けられる。
マーク115に代えてチツプ111に標識となる
紙を貼付したり、カバーを被せたりしてもよい。
第2回目の運賃改正においては、第2回目の改正
による新しい運賃A3が記憶されたメモリ・チツ
プ113が用意され、このチツプ113がチツプ
111と交換され、チツプ112にはマーク11
5が付けられる。このように、運賃改正ごとに1
つのメモリ・チツプずつ交換されていく。
このように、ROM58として2つのチツプを
用意し、これらにそれぞれ旧運賃および新運賃を
記憶させるようにすると、運賃改正にさいしては
これら2つのチツプのうち一方のチツプのみを交
換すればよいから、交換後の確認作業において交
換されないチツプ、すなわち記憶内容が旧運賃と
なるチツプに関する動作の確認は不要となる。
最後に、第7図を参照してCPU50による運
賃の表示処理を、記憶エリヤ81の旧運賃の場合
について説明する。記憶エリヤ82の新運賃の場
合も全く同様である。まず、待機状態から硬貨投
入を検出すると(ステツプ11)、フラグFCがセ
ツトされているかどうかをみて、投入された硬貨
が第1枚目のものかどうかを判断する(ステツプ
12)。フラグFCがセツトされていなければステ
ツプ13に進み、自社路線の全運賃を表示管41
〜49に表示する。この処理は、自社路線口座の
記憶エリヤ60に記憶されている運賃を、記憶場
所61から69に向つて順次読出し、数字表示管
41〜49に送ることにより実行する。これによ
り表示管41〜49には、70,90,………,270
(円)などの運賃がそれぞれ表示される。したが
つて、利用客はこの時点ですべての区間の運賃を
知ることができる。この運賃表示ののちフラグ
FCをセツトして(ステツプ14)、ステツプ15
に移つて検銭装置53からの正貨信号にもとづい
て投入された総金額Pを算出してエリヤ101に
記憶する。そして、カウンタ103の内容nに+
1する(ステツプ16)。最初はカウンタ103
の内容は0であるから、ステツプ16の処理によ
りその内容は1となる。ステツプ17では、自社
路線用口座のエリヤ60のうち、カウンタ103
の内容nによつて指定される記憶場所の運賃Qを
読出す。記憶エリヤ60の各記憶場所61〜69
は、記憶場所61を先頭にして記憶場所69に向
つて第1番目、第2番目………とアドレスが付さ
れており、カウンタ103の内容によつてこれら
のアドレスが指定される。n=1の場合には記憶
場所61が指定され、その運賃70(円)が読出さ
れる。次に、この読出した運賃Qと、ステツプ1
5で算出したエリヤ101にストアした投入金額
Pとの大小を比較し(ステツプ18)、P≧Qで
あればステツプ19に進んで、フラグ91〜99
のうち読出した運賃に対応するフラグをセツトす
る。ステツプ17で記憶場所61の運賃を読出し
た場合にはフラグ91をセツトする。このことに
よりスイツチ31が点灯する。この後、ステツプ
16に戻り、再びカウンタ103の内容nに+1
して、今後はカウンタ103の内容nは2となる
から記憶場所62の運賃を読出し(ステツプ1
7)投入総金額Pと比較する(ステツプ18)。
このようにして、投入された総金額と等しいかま
たは少ない運賃に対応するスイツチ31,32等
が点灯される。たとえば、100円を投入した場合
にはスイツチ31,32が点灯する。
ステツプ18でP<Qの場合には、ステツプ2
0に移つてカウンタ103の内容nから−1し、
検銭装置53からの正貨信号によつて次の硬貨が
投入されているかどうかを判断する(ステツプ2
1)。続いて硬貨が投入されていればその金額を
読取り、ステツプ12に戻つてフラグFCがセツ
トされているかどうかをみる。既にフラグFCは
セツトされているから、ステツプ15に移り、エ
リヤ101に記憶されている前回までの投入総金
額Pに、今回読取つた投入金額を加算して、今回
までの投入総金額Pとしてエリヤ101にストア
する。そして、同様にしてエリヤ16〜19を繰
返えす。今回読取つた投入金額が100円であれば
〓〓〓〓〓
投入総金額Pは200円となり、フラグ91〜96
がセツトされて押ボタン・スイツチ31〜36が
点灯する。
ステツプ21で続いて硬貨が未だ投入されてい
ないと判断した場合には他社路線選択押ボタン・
スイツチ51または52が押されているかどうか
をみて(ステツプ22)、これらのスイツチ5
1,52のいずれかが押されている場合には、フ
ラグ91〜99をリセツトし、押された他社路線
選択押ボタン・スイツチに対応する記憶エリヤ7
0または75に記憶されている運賃を数字表示管
41〜49のうち所定の表示管に表示する(ステ
ツプ23)。たとえば、押ボタン・スイツチ51
が押された場合にはエリヤ70の4種類の運賃が
数字表示管41〜44に表示される。このことに
より、利用者は少なくとも第1枚目の硬貨を投入
したのちに路線選択押ボタン・スイツチ51また
は52を押せば、選択した路線のすべての運賃が
表示される。ステツプ23における処理はステツ
プ13の処理と同じように、エリヤ70の内容を
順次読出し表示管41〜44に送ることにより実
行する。そして、ステツプ16〜19と同じよう
にカウンタ104の内容mに+1し(ステツプ2
4)、カウンタ104の内容mによつて指定され
るエリヤ70内の運賃Rを読出して(ステツプ2
5)、この運賃Rとステツプ15で算出した投入
総金額Pとの大小を比較し(ステツプ26)、P
≧Rであればフラグ91から順次セツトする(ス
テツプ27)。この後、ステツプ23に戻り、同
様の処理を繰返えす。ステツプ25〜27におい
て、カウンタ104の内容がm=1の場合にはエ
リヤ70のうち記憶場所71が指定されその記憶
場所に記憶されている運賃が読出されP≧Rであ
ればフラグ91がセツトされる。またm=2の場
合には記憶場所72が指定され、P≧Rの場合に
フラグ92がセツトされる。
ステツプ22または26でNOの場合には、ス
テツプ28に移つて、口座選択押ボタン・スイツ
チ31〜39のうち点灯している押ボタン・スイ
ツチのいずれかが押されたかどうかを判断し、点
灯している口座選択押ボタン・スイツチのうちい
ずれかの押ボタン・スイツチが押された場合に
は、押された押ボタン・スイツチのみを残して他
の口座選択押ボタン・スイツチを滅灯する(ステ
ツプ29)。これは、フラグ91〜99のうち押
された口座選択押ボタン・スイツチに対応するフ
ラグのみを残してリセツトすることにより処理さ
れる。そして、印刷装置56、磁気記録装置57
による記録紙への印刷および磁気記録、この処理
の終了した乗車券の放出、ならびに釣銭の放出な
どの通常の乗車券発行処理をして(ステツプ3
0)、待機状態に戻る。なお、口座選択押ボタ
ン・スイツチが押されないかぎり(ステツプ2
8)、ステツプ21に戻り、ステツプ21,22
〜28の処理を繰返えす。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動券売機の構成を示すブロツク図、
第2図は係員操作部を示す正面図、第3図は自動
券売機の動作を示すフロー・チヤート、第4図は
メモリの交換の様子を示す説明図、第5図は確認
作業の手順を示すタイム・チヤート、第6図は2
チツプのメモリを用いた場合のメモリの交換の様
子を示す説明図、第7図は金額表示動作を示すフ
ロー・チヤートである。 31〜39……口座選択押ボタン・スイツチ、
41〜49……数字表示管、50……CPU(中
央処理装置)、54……料金変更用切換スイツ
チ、55……表示灯(表示器)、58,58a〜
58c……ROM(メモリ)、81……旧運賃(料
金)記憶エリヤ、82……新運賃(料金)記憶エ
リヤ、111〜113……メモリ・チツプ。 〓〓〓〓〓

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 口座の料金を表示する複数の数字表示器、これ
    らの数字表示器に対応して設けられた複数の口座
    選択押ボタン・スイツチ、口座の料金をあらかじ
    め記憶しているメモリ、ならびに上記数字表示器
    による料金表示および金額演算、物品の放出など
    の販売処理を制御する中央処理装置を備えた自動
    販売機において、上記メモリに変更前の料金と変
    更後の料金とがあらかじめ記憶されており、かつ
    自動販売機の係員操作側に料金変更用切換スイツ
    チが設けられ、上記中央処理装置によつて、この
    切換スイツチが一方側にあるときに変更前の料金
    が、他方側にあるときに変更後の料金がそれぞれ
    読出され、この読出された料金にもとづいて上記
    数字表示器への表示および販売処理が行なわれ、
    さらに上記切換スイツチが上記一方側、他方側の
    いずれに設定されているかを表示する表示器が設
    けられている、自動販売機。
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