JPS6126939A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法Info
- Publication number
- JPS6126939A JPS6126939A JP14783084A JP14783084A JPS6126939A JP S6126939 A JPS6126939 A JP S6126939A JP 14783084 A JP14783084 A JP 14783084A JP 14783084 A JP14783084 A JP 14783084A JP S6126939 A JPS6126939 A JP S6126939A
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- JP
- Japan
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- film
- magnetic recording
- recording medium
- substrate
- evaporation sources
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- Pending
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- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は高密度磁気記録に適する磁気記録媒体の製造方
法に関する。
法に関する。
従来例の構成とその問題点
近年、膜面に垂直に配向した磁化容易軸を有するGo−
Crスパッタ膜を利用した磁気記録再生が、記録の高密
度化をより助長するものとして注目さね、研究開発が各
方面で進められている。この磁気記録方式の実用化の鍵
を握るもののひとつに媒体の生産技術の改良が挙げられ
る。
Crスパッタ膜を利用した磁気記録再生が、記録の高密
度化をより助長するものとして注目さね、研究開発が各
方面で進められている。この磁気記録方式の実用化の鍵
を握るもののひとつに媒体の生産技術の改良が挙げられ
る。
Go −Crスパッタ膜は性能は優れているが、成膜速
度が遅いため、真空蒸着法により垂直磁化膜を得る方法
が検討され一部成功をおさめている。
度が遅いため、真空蒸着法により垂直磁化膜を得る方法
が検討され一部成功をおさめている。
第1図に従来の真空蒸着法を実施するための装置の要部
構成を示した。
構成を示した。
第1図で1は高分子基板、2は巻出し軸、3は巻取り軸
、4は回転支持体、5はCO蒸発源、6はOr蒸発源、
7はマクス、8はマスク開孔スリット、角θは結晶成長
初期のCOとOrの蒸気の入射角の差を示す角である。
、4は回転支持体、5はCO蒸発源、6はOr蒸発源、
7はマクス、8はマスク開孔スリット、角θは結晶成長
初期のCOとOrの蒸気の入射角の差を示す角である。
第1図の装置で、ポイントは、40回転支持体の表面温
度を高温に保つことと、角度θを小きく好ましくは10
0以下にすることであると主張されていた。
度を高温に保つことと、角度θを小きく好ましくは10
0以下にすることであると主張されていた。
この主張を実験的に確認することは困難を伴わないが、
長尺の媒体を得る上で、特に長手方向の垂直抗磁力を1
0%以内の精度に保とうとするとこの系では古層4性に
乏しいことがわかった。
長尺の媒体を得る上で、特に長手方向の垂直抗磁力を1
0%以内の精度に保とうとするとこの系では古層4性に
乏しいことがわかった。
垂直抗磁力は媒体の設計から10%以内には制御する必
要があることから改良が望まれている。
要があることから改良が望まれている。
発明の目的
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、垂直抗磁力を
高精度に制御可能な真空蒸着法による垂直磁化膜の形成
方法を提供するものである。
高精度に制御可能な真空蒸着法による垂直磁化膜の形成
方法を提供するものである。
発明の構成
本発明の磁気記録媒体の製造方法は、二元蒸発源により
垂直磁化膜を形成する際、基板上に入射する蒸気の間の
なす角度が40度以上となる組み合わせで初期成膜を行
うことを特徴とし、高抗磁力の垂直磁化膜を精度良く大
面積に渡って得ることのできるものである。
垂直磁化膜を形成する際、基板上に入射する蒸気の間の
なす角度が40度以上となる組み合わせで初期成膜を行
うことを特徴とし、高抗磁力の垂直磁化膜を精度良く大
面積に渡って得ることのできるものである。
実施例の説明
以下図面全参照しながら本発明を説明する。
第2図は本発明の実施に用いた蒸着装置の要部構成図で
ある。
ある。
第2図で9は高分子基板、10は巻出し軸、11は巻取
り軸、12は回転支持体、13はCO蒸発源、14は(
lir蒸発源、15はマスク、16はスリットである。
り軸、12は回転支持体、13はCO蒸発源、14は(
lir蒸発源、15はマスク、16はスリットである。
第2図で満足すべき条件はスリットの蒸着開始側の端部
でCOの蒸気とOr の蒸気の入射角間の関係が角θで
みて、この値が400以上となるよう設定す慕ことで、
次に、二元蒸発源により合成されるGo −Orの柱状
結晶がほぼ膜面に垂直になるようスリットの開孔度と蒸
発源との水平方向の位置関係を最適化することである。
でCOの蒸気とOr の蒸気の入射角間の関係が角θで
みて、この値が400以上となるよう設定す慕ことで、
次に、二元蒸発源により合成されるGo −Orの柱状
結晶がほぼ膜面に垂直になるようスリットの開孔度と蒸
発源との水平方向の位置関係を最適化することである。
本発明の構成と従来例の構成により生ずる効果の差違に
ついて簡単に述べる。
ついて簡単に述べる。
従来は角度θを小さくすることに主眼を置いていた。こ
れは蒸気の入射方向がよりそろうことから垂直配向に有
利に作用すると考えられたからである。しかし蒸着速度
を大きくとるにつれて、逆に垂直抗磁力は長手で変化が
大きくなる欠点が目立ってきた。これはおそらく、気相
中でCoとOrの蒸気流の相互作用が、蒸発源をより近
接させようとしてむしろ強まり、不安定になることに原
因していたと推察されるものである。それに対して本発
明は、COとOrは高分子基板上で合流すると考えられ
るから、気相中での相互作用は無視でき、安定に成膜で
き、その結果、垂直抗磁力は長手に変動しない利点が生
じるものと思われる。
れは蒸気の入射方向がよりそろうことから垂直配向に有
利に作用すると考えられたからである。しかし蒸着速度
を大きくとるにつれて、逆に垂直抗磁力は長手で変化が
大きくなる欠点が目立ってきた。これはおそらく、気相
中でCoとOrの蒸気流の相互作用が、蒸発源をより近
接させようとしてむしろ強まり、不安定になることに原
因していたと推察されるものである。それに対して本発
明は、COとOrは高分子基板上で合流すると考えられ
るから、気相中での相互作用は無視でき、安定に成膜で
き、その結果、垂直抗磁力は長手に変動しない利点が生
じるものと思われる。
又本発明の構成でも垂直配向した結晶が得られるのは、
蒸気流のベクトル和として考えることができるものとの
仮説上実験結果がほぼ一致することから、先に述べたよ
うに、2,3の条件出しの実施を行えはよいのである。
蒸気流のベクトル和として考えることができるものとの
仮説上実験結果がほぼ一致することから、先に述べたよ
うに、2,3の条件出しの実施を行えはよいのである。
以上はCOとOrについて説明したが、これは 1便宜
上であって、他の垂直磁化膜として知られるCo−Ti
、 Go −Mo 、 Co −W 、 co −V
、 Go −Ru 。
上であって、他の垂直磁化膜として知られるCo−Ti
、 Go −Mo 、 Co −W 、 co −V
、 Go −Ru 。
Go −Os 、 Go −P 、 Go−Ni−Or
等についても同様である。
等についても同様である。
以下、きらに具体的に一実施例を説明する。
直径50cmの円筒状の回転支持体の表面温度を160
℃±3℃に制御し、その周側面に沿わせて 1ポリアミ
ドフイルムを移動させて、垂直磁化膜を ・1形成した
。 1入射角
としてGoの入射角と、2つの蒸気流の 1なす角θを
パラメータに選んで成膜比較した。
℃±3℃に制御し、その周側面に沿わせて 1ポリアミ
ドフイルムを移動させて、垂直磁化膜を ・1形成した
。 1入射角
としてGoの入射角と、2つの蒸気流の 1なす角θを
パラメータに選んで成膜比較した。
垂直抗磁力については任意の20点(1000m長に対
して)を測定し、最大と最小値を調べ比較した。
して)を測定し、最大と最小値を調べ比較した。
得られた結果と主な製造条件を次表に捷とめて示した。
本
表より明らかに40度以上であれば、本発明の目的を達
することができるが4o度から35度の範囲は、再現性
に乏しいので、4o度以上に選ぶのが好寸しい。
することができるが4o度から35度の範囲は、再現性
に乏しいので、4o度以上に選ぶのが好寸しい。
成膜速度は0−16μmの膜を0 、 I Seaから
0.2Seaで形成する速さで実施した結果であるが、
他の材料についても、又、更に高速で成膜しても、はぼ
表に示されたと同程度の垂直抗磁力の制御ができること
が確認できた。
0.2Seaで形成する速さで実施した結果であるが、
他の材料についても、又、更に高速で成膜しても、はぼ
表に示されたと同程度の垂直抗磁力の制御ができること
が確認できた。
本発明は、テープに限らずディスクの製造においても有
用であるのは勿論である。
用であるのは勿論である。
発明の効果
本発明の磁気記録媒体の製造方法は、二元蒸発源により
基板に夫々入射する蒸気の間のなす角が40度以上とな
る条件で初期成膜を行うことを特徴とし、垂直抗磁力の
制御精度が優れており、その実用的価値は太きい。
基板に夫々入射する蒸気の間のなす角が40度以上とな
る条件で初期成膜を行うことを特徴とし、垂直抗磁力の
制御精度が優れており、その実用的価値は太きい。
第1図は従来の蒸着装置の要部構成図、第2図は本発明
の実施に用いた蒸着装置の要部構成図である。 9・・・・・基板、13・・・・・・CO蒸発源、14
・・・・・Or蒸発源。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第・2図 ジ f朶 ¥ I3/4
の実施に用いた蒸着装置の要部構成図である。 9・・・・・基板、13・・・・・・CO蒸発源、14
・・・・・Or蒸発源。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名第1
図 第・2図 ジ f朶 ¥ I3/4
Claims (1)
- 二元蒸発源により垂直磁化膜を形成する際、基板上に入
射する蒸気の間のなす角が40°以上となる組み合わせ
で初期成膜を行うことを特徴とする磁気記録媒体の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14783084A JPS6126939A (ja) | 1984-07-17 | 1984-07-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14783084A JPS6126939A (ja) | 1984-07-17 | 1984-07-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6126939A true JPS6126939A (ja) | 1986-02-06 |
Family
ID=15439202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14783084A Pending JPS6126939A (ja) | 1984-07-17 | 1984-07-17 | 磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6126939A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6414726A (en) * | 1987-07-09 | 1989-01-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Production of magnetic recording medium |
JPS6447851A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-22 | Canon Kk | Formation of thin bismuth-titanate film |
JPS6474248A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-20 | Daihatsu Motor Co Ltd | Resin composition of excellent vibration damping performance |
US4990550A (en) * | 1988-03-18 | 1991-02-05 | Tonen Sekiyukagaku Kabushiki Kaisha | Fiber-reinforced polymer composition and method of producing same |
US6844059B2 (en) | 2001-08-07 | 2005-01-18 | Ticona Gmbh | Long-fiber-reinforced polyolefin structure, process for its production, and moldings produced therefrom |
-
1984
- 1984-07-17 JP JP14783084A patent/JPS6126939A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6414726A (en) * | 1987-07-09 | 1989-01-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Production of magnetic recording medium |
JPS6447851A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-22 | Canon Kk | Formation of thin bismuth-titanate film |
JPS6474248A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-20 | Daihatsu Motor Co Ltd | Resin composition of excellent vibration damping performance |
US4990550A (en) * | 1988-03-18 | 1991-02-05 | Tonen Sekiyukagaku Kabushiki Kaisha | Fiber-reinforced polymer composition and method of producing same |
US5106564A (en) * | 1988-03-18 | 1992-04-21 | Tonen Sekiyukagaku Kabushiki Kaisha | Method of and apparatus for making fiber-reinforced polymer compositions |
US6844059B2 (en) | 2001-08-07 | 2005-01-18 | Ticona Gmbh | Long-fiber-reinforced polyolefin structure, process for its production, and moldings produced therefrom |
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