JPS61268A - 防蟻塗布液 - Google Patents
防蟻塗布液Info
- Publication number
- JPS61268A JPS61268A JP12158184A JP12158184A JPS61268A JP S61268 A JPS61268 A JP S61268A JP 12158184 A JP12158184 A JP 12158184A JP 12158184 A JP12158184 A JP 12158184A JP S61268 A JPS61268 A JP S61268A
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- JP
- Japan
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- adsorbent
- termite
- insecticide
- liquid
- carbamate
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
イ8本発明の目的:
〔産業上の利用分野〕
本発明は、防蟻塗4J液に関し、史a、z訂、シ<は。
カーバメイト系殺虫剤を吸着剤に吸着担持させた状態で
液状合成樹脂中に分散混入させることによってシロアリ
防除力が驚くほど長期間持続する高持続性の防蟻塗布液
に関するものである。
液状合成樹脂中に分散混入させることによってシロアリ
防除力が驚くほど長期間持続する高持続性の防蟻塗布液
に関するものである。
シロアリの侵入が予想される箇所に、殺虫剤・シロアリ
忌避剤を混入した塗布液を塗着処理することによってシ
ロアリによる建物の食害を防止する蟻道形成の阻止方法
については1本発明者が既に特許出願をしている(特願
昭58−239404号)。この方法は、クロルデンを
土壌撒布することによってシロアリを防除する所謂土壌
処理法が水質汚染という公害の原因となることに鑑み、
これに代わるシロアリ対策として提案−したものである
。
忌避剤を混入した塗布液を塗着処理することによってシ
ロアリによる建物の食害を防止する蟻道形成の阻止方法
については1本発明者が既に特許出願をしている(特願
昭58−239404号)。この方法は、クロルデンを
土壌撒布することによってシロアリを防除する所謂土壌
処理法が水質汚染という公害の原因となることに鑑み、
これに代わるシロアリ対策として提案−したものである
。
ところで、建築物は30〜50年の長きに亙って使用す
るものであり、一旦、建物が完成してしまうと、後で防
蟻処理を遺り直すとしても大工事になるから大変煩わし
い。このようなことから1本発明者が提案した先の塗布
液を塗着する方法においても、シロアリ防除力が長期間
持続する防蟻塗布液を使用するのが理想的であると云わ
れていた。
るものであり、一旦、建物が完成してしまうと、後で防
蟻処理を遺り直すとしても大工事になるから大変煩わし
い。このようなことから1本発明者が提案した先の塗布
液を塗着する方法においても、シロアリ防除力が長期間
持続する防蟻塗布液を使用するのが理想的であると云わ
れていた。
しかし、た\単に殺虫剤を塗料や溶剤中に混入しただけ
では建築物を長期に亙ってシロアリから護り得るような
効力持続性のある防蟻塗布液は得られない。そこで、毒
性の強い殺虫剤を高濃度に混入しようとの解決策も聞か
れたのであるが、何分にも揮散する薬効成分によって施
工業者や居住者の健康が害せられる惧れがあって、実際
には採用することができなかった。
では建築物を長期に亙ってシロアリから護り得るような
効力持続性のある防蟻塗布液は得られない。そこで、毒
性の強い殺虫剤を高濃度に混入しようとの解決策も聞か
れたのであるが、何分にも揮散する薬効成分によって施
工業者や居住者の健康が害せられる惧れがあって、実際
には採用することができなかった。
本発明は、先に提案した防i塗布液塗着法に1
おける上記したような技術上の隘路を打開
しよべ1 うとしてなされたものであって、その狙いとするところ
は、比較的に殺虫剤の含有量が低濃度であるにも拘わら
ず、その効力は建築物の耐用年数のは一′全期間に亙っ
て持続する安全にしてシロアリ防除力の秀れた防蟻塗布
液を提供するにある。
おける上記したような技術上の隘路を打開
しよべ1 うとしてなされたものであって、その狙いとするところ
は、比較的に殺虫剤の含有量が低濃度であるにも拘わら
ず、その効力は建築物の耐用年数のは一′全期間に亙っ
て持続する安全にしてシロアリ防除力の秀れた防蟻塗布
液を提供するにある。
また5本発明の他の狙いは、素人でも日曜大工的に簡単
に防蟻処理を施すことができ、しかも決して環境汚染公
害の原因とはならない実用的な防蟻塗布剤を提供するに
ある。
に防蟻処理を施すことができ、しかも決して環境汚染公
害の原因とはならない実用的な防蟻塗布剤を提供するに
ある。
口9本発明の構成:
〔問題点を解決するための手段〕
即ち1本発明によれば、カーバメイト系殺虫剤が吸着剤
に吸着担持された状態で粘着液中に分散混入されてなる
ことを特徴とする防蟻塗布液が提供される。
に吸着担持された状態で粘着液中に分散混入されてなる
ことを特徴とする防蟻塗布液が提供される。
そこで9本発明の構成について注釈するならば、ここで
採用するカーハメイ]・系殺虫剤としては1−Naph
thyl N−Methylcarbamateのほか
。
採用するカーハメイ]・系殺虫剤としては1−Naph
thyl N−Methylcarbamateのほか
。
MTMC剤、MIPC剤、BPMC剤、およびBPC剤
など従来周知のカーバメイト化合物が予定される。
など従来周知のカーバメイト化合物が予定される。
つぎに2本発明において採用する吸着剤について云えば
、これは活性炭やゼオライトのように上記カーバメイト
殺虫剤を吸着して担持する物質のことであるが、好まし
くは、その物質自体もシロアリに対して毒性を示すこと
が理想的である。このような特性を示す物質として2本
発明者は、無定形2酸化珪素が持続的にして緩慢な殺蟻
力を示すものであることを確認している。しかして、か
\る吸着剤に上記カーバメイト系化合物を吸着させた状
態で後記の合成樹脂中に封じ込めておくと、カーバメイ
ト化合物の過度な揮散(vapor)が抑止されて長期
に亘りシロアリ防除力を発揮することとなるのであり、
しかも吸着剤として無定形2酸化珪素の如き殺虫性吸着
剤に吸着させた場合には、2酸化珪素自体のシロアリ防
除力とカーバメイト化合物のシロアリ防除力が相互補完
し合って少ない添加量で大きな効能が得られ、しかもそ
の効力持続性も極度に長くなるのである。なお、この場
合、2酸化珪素とカーバメイト化合物(1−Napht
hyl N−Methylcarbamate)とは、
前者2O−40W%に対して後者を80〜60 w%の
割合に配合するのが効果的である。
、これは活性炭やゼオライトのように上記カーバメイト
殺虫剤を吸着して担持する物質のことであるが、好まし
くは、その物質自体もシロアリに対して毒性を示すこと
が理想的である。このような特性を示す物質として2本
発明者は、無定形2酸化珪素が持続的にして緩慢な殺蟻
力を示すものであることを確認している。しかして、か
\る吸着剤に上記カーバメイト系化合物を吸着させた状
態で後記の合成樹脂中に封じ込めておくと、カーバメイ
ト化合物の過度な揮散(vapor)が抑止されて長期
に亘りシロアリ防除力を発揮することとなるのであり、
しかも吸着剤として無定形2酸化珪素の如き殺虫性吸着
剤に吸着させた場合には、2酸化珪素自体のシロアリ防
除力とカーバメイト化合物のシロアリ防除力が相互補完
し合って少ない添加量で大きな効能が得られ、しかもそ
の効力持続性も極度に長くなるのである。なお、この場
合、2酸化珪素とカーバメイト化合物(1−Napht
hyl N−Methylcarbamate)とは、
前者2O−40W%に対して後者を80〜60 w%の
割合に配合するのが効果的である。
また9本発明では、上記カーハーメイト系殺虫剤および
吸着剤を粘着液中に分散させるという構成を採っている
が1本発明においては、粘着液として液状合成樹脂が採
用される。しかして、そのような液状合成樹脂としては
2ポリウレタン系樹脂素材を主成分とするもの、アクリ
ル系樹脂素材を主成分とするもの、アスファルト樹脂素
材を主成分とするもの等、生材・接着剤に従来用いられ
ていた殆どの合成樹脂を所望の粘度に調製して用いるも
のとする。
吸着剤を粘着液中に分散させるという構成を採っている
が1本発明においては、粘着液として液状合成樹脂が採
用される。しかして、そのような液状合成樹脂としては
2ポリウレタン系樹脂素材を主成分とするもの、アクリ
ル系樹脂素材を主成分とするもの、アスファルト樹脂素
材を主成分とするもの等、生材・接着剤に従来用いられ
ていた殆どの合成樹脂を所望の粘度に調製して用いるも
のとする。
換言すると9本発明の最大の特徴は、カーバメイト系殺
虫剤を吸着剤に吸着担持させることによって、薬効成分
の過度のヘーμを抑止しつつ比較的低濃度の殺虫剤で驚
くほど長期間にわたってシロアリ防除力を発揮する防蟻
塗布液を完成した点にある。
虫剤を吸着剤に吸着担持させることによって、薬効成分
の過度のヘーμを抑止しつつ比較的低濃度の殺虫剤で驚
くほど長期間にわたってシロアリ防除力を発揮する防蟻
塗布液を完成した点にある。
ハ1本発明の効果:
本発明防蟻塗布剤においては、扱い易く粘度を凋えた媒
体(液状合成樹脂)中にカーバメイト系殺虫剤が吸着剤
に吸着担持された状態で分散混入されているので、非密
に長期間に亙ってシロアリ防除力を発揮するとともに、
従来の塗料や油剤のように素人でも簡単に塗着すること
ができ、しかも殺虫剤濃度も低いので作業上も生活環境
上も頗る安全である等、シ1:+了り防除の社会的要求
に対応する技術として最も理想的であると云えよう。な
お9本発明塗布液は、これに通常の塗料程度の粘度を付
与して顔料を適宜加えることによって着色ペイントとし
て利用することも可能である。
体(液状合成樹脂)中にカーバメイト系殺虫剤が吸着剤
に吸着担持された状態で分散混入されているので、非密
に長期間に亙ってシロアリ防除力を発揮するとともに、
従来の塗料や油剤のように素人でも簡単に塗着すること
ができ、しかも殺虫剤濃度も低いので作業上も生活環境
上も頗る安全である等、シ1:+了り防除の社会的要求
に対応する技術として最も理想的であると云えよう。な
お9本発明塗布液は、これに通常の塗料程度の粘度を付
与して顔料を適宜加えることによって着色ペイントとし
て利用することも可能である。
以下1本発明の作用効果を試験例をもって説明する。
65−%の1−Naphthyl N−Metl+yl
carbamateを35−%の無定形2酸化珪素に吸
着させて添加薬剤を得、これをポリウレタン系樹脂液の
中に4に%となるように均一に分散混入して防蟻塗布液
を調製し、これを1010X10のラワン材(厚さ:0
.5wm)に塗布し、これを野外暴露したもの〔環境条
件:鹿児島県日置郡吹」1浜の松林(国有林)に昭和5
8年4月15日〜同年10月1511まで放置〕と、野
外暴露に付さなかったものとに分けて、シロアリ防除力
の比較試験をしたところ次表の結果が得られた。なお、
同表中の試験品のは野外暴露に付さなかったもの、試験
品■は6ケ月野外暴露に付したもの、試験品■ば前記カ
ーバメイト殺虫剤のみで無定形2酸化珪素を用いなかっ
たもの(殺虫剤配合比は試験品■と同一)、並びに試験
品■はカーバメイト系殺虫剤および吸着剤の何れも添加
しない眼なるポリウレタン樹脂液のみを塗布したものを
示す。
carbamateを35−%の無定形2酸化珪素に吸
着させて添加薬剤を得、これをポリウレタン系樹脂液の
中に4に%となるように均一に分散混入して防蟻塗布液
を調製し、これを1010X10のラワン材(厚さ:0
.5wm)に塗布し、これを野外暴露したもの〔環境条
件:鹿児島県日置郡吹」1浜の松林(国有林)に昭和5
8年4月15日〜同年10月1511まで放置〕と、野
外暴露に付さなかったものとに分けて、シロアリ防除力
の比較試験をしたところ次表の結果が得られた。なお、
同表中の試験品のは野外暴露に付さなかったもの、試験
品■は6ケ月野外暴露に付したもの、試験品■ば前記カ
ーバメイト殺虫剤のみで無定形2酸化珪素を用いなかっ
たもの(殺虫剤配合比は試験品■と同一)、並びに試験
品■はカーバメイト系殺虫剤および吸着剤の何れも添加
しない眼なるポリウレタン樹脂液のみを塗布したものを
示す。
試1■品1表
シロアリ死亡率%
なお、上記試験データは、底に石膏を敷いた直径15c
m、深さ7 cmの円筒形容器中に上記試験品■〜■お
よび1′〜6“を入れ、その中へイエシロアリの職蟻を
150匹、兵@15匹を放ち、室温28±1℃、湿度9
5%に保持してシロアリの死減数を計測観察したもので
ある。
m、深さ7 cmの円筒形容器中に上記試験品■〜■お
よび1′〜6“を入れ、その中へイエシロアリの職蟻を
150匹、兵@15匹を放ち、室温28±1℃、湿度9
5%に保持してシロアリの死減数を計測観察したもので
ある。
Claims (5)
- (1)カーバメイト系殺虫剤が吸着剤に吸着担持された
状態で液状合成樹脂中に分散混入されてなることを特徴
とする防蟻塗布液。 - (2)カーバメイト系殺虫剤が、 1−Naphthyl N−Methylcarbam
ateである請求項(1)記載の、防蟻塗布液。 - (3)吸着剤がシロアリに対して毒性を示す殺虫性吸着
剤である請求項(1)または(2)記載の、防蟻塗布液
。 - (4)殺虫性吸着剤が無定形2酸化珪素である請求項(
3)記載の、防蟻塗布液。 - (5)液状合成樹脂が顔料を含んでおり、彩色ペイント
として調製されている請求項(1)〜(4)の何れかに
記載の、防蟻塗布液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12158184A JPS61268A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 防蟻塗布液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12158184A JPS61268A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 防蟻塗布液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61268A true JPS61268A (ja) | 1986-01-06 |
JPS6319548B2 JPS6319548B2 (ja) | 1988-04-22 |
Family
ID=14814782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12158184A Granted JPS61268A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | 防蟻塗布液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61268A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6339802A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-20 | Seisuke Tainaka | 白蟻駆除剤 |
JP3387103B2 (ja) * | 1997-11-18 | 2003-03-17 | 松下電器産業株式会社 | 忌避薬剤含有電子材料、それを用いた電子部品、及び電子部品の製造方法 |
-
1984
- 1984-06-12 JP JP12158184A patent/JPS61268A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6339802A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-20 | Seisuke Tainaka | 白蟻駆除剤 |
JP3387103B2 (ja) * | 1997-11-18 | 2003-03-17 | 松下電器産業株式会社 | 忌避薬剤含有電子材料、それを用いた電子部品、及び電子部品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6319548B2 (ja) | 1988-04-22 |
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Legal Events
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