JPH0930903A - 防蟻剤 - Google Patents

防蟻剤

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Publication number
JPH0930903A
JPH0930903A JP7189121A JP18912195A JPH0930903A JP H0930903 A JPH0930903 A JP H0930903A JP 7189121 A JP7189121 A JP 7189121A JP 18912195 A JP18912195 A JP 18912195A JP H0930903 A JPH0930903 A JP H0930903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
termite
agent
dimethyl
proofing agent
phenoxybenzyl
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7189121A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Sukai
与志明 須貝
Katsuya Nagarego
克哉 流郷
Daisuke Watanabe
大輔 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZAIENSU KK
Xyence Corp
Original Assignee
ZAIENSU KK
Xyence Corp
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Publication date
Application filed by ZAIENSU KK, Xyence Corp filed Critical ZAIENSU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】薬剤の使用量を少なく抑えても防蟻性能を高く
維持することができ、従って薬剤の残留量が少なく、毒
性に関する問題を軽減することができる防蟻剤を提供す
る。 【解決手段】防蟻剤は、フェノブカーブ(A剤)に対
し、エトフェンプロックス(B1 )と、シラフルオフェ
ン(B2 )と、パーメスリン(B3 )と、ピフェントリ
ン(B4 )とから選ばれた少なくとも一つのB剤を、好
ましくはA剤とB剤とが重量比10:1〜1:10の範
囲内となるように配合してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質材料をシロア
リ等の害虫による食害から保護するに用いられる防蟻剤
に関する。
【0002】
【従来の技術】木質材料は、住宅や構築物等に建材とし
て用いられ、また家具その他の一般工業用材料あるいは
一般土木用材料として多用されているが、かかる木質材
料の劣化は木材腐朽菌の他、シロアリ等の害虫による食
害などによって起るものが大部分である。そこで木質材
料をシロアリ等の食害から保護するために、木質材料に
対して防蟻剤を塗布、又は含浸させるなどの方法、或い
は木質材料と接触する他の部材などに防蟻剤を塗布する
か、又は周囲の土壌などに防蟻剤を散布する方法などが
行なわれていた。
【0003】このような防蟻剤としては、従来有機塩素
系殺虫剤であるクロルデンが使用されていたが、毒性が
強い上に環境中での分解速度が遅くて環境汚染の問題が
あるところから、これに代わって有機リン系の防蟻剤の
中から比較的に急性毒性の低いものが、選択使用される
ようになってきている。また一方で、カーバメート系の
防蟻剤としてフェノブカーブ(2−sec −ブチルフェニ
ル−メチルカーバメート)が知られているが、これは急
性毒性が高いために実用化されるに至っていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近時は農薬等の人体に
対する毒性の問題について関心が高まってきており、比
較的に急性毒性が低い防蟻剤にあっても、できるだけ使
用量を低減するように望まれている。しかし従来の薬剤
では、使用量を少なくすると防蟻効果が低下するので、
このような要求に応えることができなかった。そこで本
発明は、薬剤の使用量を少なく抑えても防蟻性能を高く
維持することができ、従って薬剤の残留量が少なく、毒
性に関する問題を軽減することができる防蟻剤を提供す
ることを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
とができる本発明の防蟻剤は、フェノブカーブ、即ち2
−sec−ブチルフェニル−メチルカーバメート(A
剤)に対し、エトフェンプロックス、即ち2−(4−エ
トキシフェニル)−2−メチルプロピル−3−フェノキ
シベンジルエーテル(B1 )と、シラフルオフェン、即
ち(4−エトキシフェニル)〔3−(4−フルオロ−3
−フェノキシフェニル)プロピル〕(ジメチル)シラン
(B2 )と、パーメスリン、即ち3−フェノキシベンジ
ル−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチ
ル−1−シクロプロパンカルボキシレート(B3 )と、
ピフェントリン、即ち2−メチルビフェニル−3−イル
メチル−(Z)−(1RS,3RS)−3−(2−クロ
ロ−3,3,3−トリフルオロプロパ−1−エニル)−
2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(B
4 )とから選ばれた少なくとも一つのB剤を配合してな
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の防蟻剤は、上記のように
フェノブカーブ(A剤)に対して、エトフェンプロック
ス(B1 )と、シラフルオフェン(B2 )と、パーメス
リン(B3 )と、ピフェントリン(B4 )とから選ばれ
た少なくとも一つのB剤との組合せを有効成分として含
有することにより、それぞれ単独で使用する場合に比べ
て少ない使用量で充分な防蟻効果を示す。そして、A剤
とB剤とが重量比10:1〜1:10の範囲内となるよ
うに含まれている場合には、特に優れた相乗効果が得ら
れる。
【0007】かかる本発明の防蟻剤には、有効成分とし
てのA剤とB剤とのほかに、他種の殺菌剤や殺虫剤など
を併用することもできる。そして更に、これらの有効成
分は適宜の溶剤、界面活性剤、担体などと共に使用する
ことができ、その剤型としては油剤、乳剤、粉剤、粒剤
などの種々の形態をとることができる。
【0008】本発明の防蟻剤は、木質材料の表面に直接
に塗布したり加圧含浸するなどの方法により木質材料に
防蟻性を付与することができるが、木質材料を結合する
ための部品その他の、木質材料と接触して使用される材
料の表面などに付着させるか、或いは木質材料が設置使
用される場所の近傍の土壌などに散布することで、間接
的に防蟻することもできる。
【0009】
【実施例】フェノブカーブ(A剤)、エトフェンプロッ
クス(B1 )、シラフルオフェン(B2 )、パーメスリ
ン(B3 )、ピフェントリン(B4 )を、表1に示した
濃度(重量%)となるように組み合わせてアセトンに溶
解し、それぞれ防蟻剤(油剤)を調製した。次いでこれ
らの薬剤の3gをそれぞれ乾燥砂壌土12gとよく混合
した後、室内で3週間放置して乾燥し、更に40℃の乾
燥器中に30日間放置する耐候操作を行なった。このよ
うにして得たそれぞれの土壌に、水を3g滲み込ませて
それぞれ試験土壌を作成した。
【0010】これらの各試験土壌について、(社)日本
木材保存協会規格第13号に記載された室内穿孔試験方
法に準じて防蟻性能の評価を行った。すなわち、各試験
土壌を内径15mm、長さ10cmのガラス管のほぼ中央部
に長さが5cmとなるように詰め、その一方端に湿らせた
無処理土壌とイエシロアリ200頭とを入れた内径約5
cmのガラス容器を接続し、他方端にアカマツ辺材の木片
屑を入れた同様なガラス容器を接続した。こうして26
℃、湿度70%の暗室中に3週間放置し、その間にシロ
アリが土壌を穿孔した距離を測定した。そして3回の試
験の結果から最長穿孔長(mm)を求め、表1に併せて示
した。
【0011】
【表1】
【0012】最長穿孔長が10mm以下であれば充分な防
蟻性能を有するとする判断基準に従って、表1の結果を
みると、A剤とB剤とを組み合わせた有効成分を含む本
発明の防蟻剤は、A剤単独、又はB剤単独と比較して、
有効成分の濃度が低くても極めて優れた防蟻性能を示
し、顕著な相乗効果を有していることがわかる。
【0013】
【発明の効果】本発明の防蟻剤はフェノブカーブに対し
て、エトフェンプロックスと、シラフルオフェンと、パ
ーメスリンと、ピフェントリンとから選ばれた少なくも
一つを組み合わせて配合してなるもので、それぞれを単
独で使用するより少量でも顕著な相乗作用を示し、優れ
た防蟻性能を有する。従って薬剤の残留を少なくできて
人体に対する毒性の影響を軽減できるほか、取扱いも容
易となり、原料費のコストダウンが可能となる効果があ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−sec−ブチルフェニル−メチルカ
    ーバメート(A剤)に対し、2−(4−エトキシフェニ
    ル)−2−メチルプロピル−3−フェノキシベンジルエ
    ーテル(B1 )と、(4−エトキシフェニル)〔3−
    (4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル〕
    (ジメチル)シラン(B2 )と、3−フェノキシベンジ
    ル−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチ
    ル−1−シクロプロパンカルボキシレート(B3 )と、
    及び2−メチルビフェニル−3−イルメチル−(Z)−
    (1RS,3RS)−3−(2−クロロ−3,3,3−
    トリフルオロプロパ−1−エニル)−2,2−ジメチル
    シクロプロパンカルボキシレート(B4 )とから選ばれ
    た少なくとも一つのB剤を配合してなることを特徴とす
    る防蟻剤。
  2. 【請求項2】 前記A剤と前記B剤とを重量比10:1
    〜1:10の範囲内となるように配合してなる、請求項
    1に記載の防蟻剤。
JP7189121A 1995-07-25 1995-07-25 防蟻剤 Withdrawn JPH0930903A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102150684A (zh) * 2011-02-23 2011-08-17 广西田园生化股份有限公司 一种含醚菊酯的超低容量液剂
CN103651516A (zh) * 2013-12-12 2014-03-26 济南凯因生物科技有限公司 一种防治杨树舟蛾的水乳剂
CN103719144A (zh) * 2013-12-13 2014-04-16 广西田园生化股份有限公司 含氟硅菊酯与氨基甲酸酯类杀虫剂的超低容量液剂

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CN103651516A (zh) * 2013-12-12 2014-03-26 济南凯因生物科技有限公司 一种防治杨树舟蛾的水乳剂
CN103719144A (zh) * 2013-12-13 2014-04-16 广西田园生化股份有限公司 含氟硅菊酯与氨基甲酸酯类杀虫剂的超低容量液剂

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