JPH0283302A - 害虫防除材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は害虫防除用の材料である。更に詳しくは不快害
虫、ゴキブリ等の家屋内外床面を這回する害虫を植木鉢
や室内装飾物から遠ざけるため、樹脂基材に処理した１
ＩＪｉ虫剤と接触またはその刺激で忌避させて、器物の
中や下に侵入しないようにする害虫防除材料に関するも
のである。

ｒ従来の技術〕 従来から室内装飾物や植木鉢′４１＼潜伏する害虫を防
除する方法は殺虫剤を適当な噴射剤と混合しエアゾール
剤として害虫に直接噴霧する。または殺虫剤を油剤、乳
剤、粒剤や粉剤等にして害虫の通路や床面に塗布したり
散布して殺虫する方法が行われていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながらこのような方法はあっても、害虫防除が充
分でなく害虫が植木鉢や室内装飾物に潜伏し器物と共に
運ばれることが多かった。

また害虫の種類も多く、器物と共に運ばれる害虫の１回
する面積も広いため薬剤を散布するには経済的にも労力
的にも無駄が多かった。

さらに従来のエアゾール剤、油剤、乳剤、粒剤や粉剤等
を植木鉢や室内装飾物に噴霧、散布すると植物に対する
薬害の心配や器物の変色、汚損する等の問題があった。

植木鉢や室内装飾品には外見上の形状や美観も重要であ
り材料的に天然物が好まれることが多い、しかしその反
面天然物にはゴキブリや不快害虫の好む隠れ易い条件に
なっていてその被害が多かった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは不快害虫、ゴキブリ等の家屋内外に１回す
る害虫が植木鉢や室内製飾物等器物に潜伏して繁殖した
り運ばれる事のないようにすること、及び労力的にも経
済的にも汚損の点からも問題のない防除に関して鋭意研
究を重ねた。

その結果、樹皮細片を基材として用い、防、型剤を噴霧
、散布または混合間はんによって基材の表面へ加工し害
虫防除材料を得た。

この害虫防除材料は植木鉢、及び室内装飾品の一部の充
填材、敷き詰める材料に使用することにより、薬剤散布
などに比べて極めて簡便で省力的、経済的に処理でき、
基材が天然物で美観も損なうことがない。天然物の基材
は害虫が潜伏しやすいがそのものを防虫加工して害虫は
潜伏できず、また繁殖を防ぐことが出来る。

また室内装飾品や鑑賞植物には直接薬剤を振りかけるこ
とがないため薬害や汚損することがなく優れた防除効果
を発揮することを見いだし本発明を完成した。

以下本発明の詳細な説明する。

本発明に用いる樹皮基材は針葉樹でマツ類（パイン）で
国産松、米松、ニュージー松、欧州松等の樹皮を用いる
事が出来る。大きさについては植木鉢や室内装飾に石な
どの代わりに飾りに敷くことのできる大きさで不定形で
良いが長径１ｃｍから１０ｃｍのものが望ましい 樹皮基材表面の性質は１１１４〜６、また吸収力は水に
５分間浸漬したとき５〜１８％の水を保持するものが望
ましい。

防虫剤はピレスロイド系殺虫前として、ペルメトリン、
フェンバレレート、フエノトリン、フタルスリン、レス
メトリン、アレスリン、サイパーメスリン等が挙げられ
る。

有機燐系殺虫剤では、ダイアジノン、フェニトロチオン
、フェンチオン、クロロピリホス、クロロピリホスメチ
ル、ピリダフェンチオン、プロペタンフォス、等が挙げ
られる。

カーバメイト系殺虫剤では、プロホキスル、カルバリル
等を挙げることができる。

忌避剤あるいは効力増強剤としてはジエチルトルアミド
、インボニルチオシアノアセテート、オクタクロロジブ
ロピルエテール等を挙げることができる。

これら防虫剤の少なくとも１種以上を樹皮基材に対して
００１〜２５重量％含有させるよう表面に処理する。

本発明においては、上記の防虫剤成分に加えて、公知の
防カビ剤、殺菌剤等を用いることができる。

処理方法は水又は溶剤に防虫剤を分散、溶解した液また
は微細な粉体に分散したものを基材に噴霧、散布、塗布
、又は混合付着させる。

その際、表面により多く又長期間残存させる為に防虫剤
を公知の技術でマイクロカプセル化したものや包接化し
たもの及び多孔質あるいは大表面積を有する微細粉末に
吸着させて用いることは本発明を一部に妨げるものでな
い。

〔実施例〕

ベイマツの不定形樹皮チップ（長径１．０ｃｍ〜３　、
０　ｃｍ、同チップの１００ｇを１　￥Ｚの水に１時間
浸漬した液のＰ）１４．５を５分間浸潰した時の吸水率
１２５％）を樹皮基材として用い各防虫剤のアセトン溶
液に該当濃度に薬量が付着するようにし浸漬し風乾し本
発明の害虫防除材料を製造した。

本発明品及び防除剤を添加しない無加工品を植木鉢に５
００ｇ入れクロゴキブリ１ｏ。

匹を放した１、８ｍ立方小室の床面に配置し４８時間後
のゴキブリの潜伏数で防除効果を比鮫した。

結果第１表に示す通り極めてよい結果を示した 第 表 〔発明の効果〕 本発明の害虫防除材料は、植物に対する薬害の心配や、
器物の変色、汚損等の問題が生じないので、室内装飾品
や植木鉢等へ潜伏する害虫の防除材料として好適である
。

特許出願人　　神東塗料株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、樹皮基材に防虫剤を保持させてなる害虫防除材料。 ２、樹皮基材は針葉樹の樹皮で、その長径が１〜１０ｃ
   ｍの不定形の細片である請求項１記載の害虫防除材料。 ３、防虫剤がピレスロイド系、有機燐系、カーバメイト
   系殺虫剤及びジエチルトルアマイド、イソボニールチオ
   シアノアセテート、オクタクロロジプロピルエーテルか
   ら選ばれたすくなくとも１種である請求項１、記載の害
   虫防除材料。 ４、樹皮基材への防虫剤保持が、噴霧法、散布法、浸漬
   法または混合攪はん法により行われる請求項１、記載の
   害虫防除材料。