JP2715191B2 - 陸生無脊椎動物の忌避材 - Google Patents

陸生無脊椎動物の忌避材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、植物の葉や花及び果
実などを食べるナメクジやカタツムリなどの陸生無脊椎
動物から、前記植物を保護するために使用する陸生無脊
椎動物の忌避材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ナメクジやカタツムリなどの陸性
無脊椎動物の誘殺剤としてのメタアルデヒドを有効成分
とした顆粒タイプ又は有機リン剤及び合成ピレスロイド
を主成分とするスプレータイプのものが、既に市販され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記誘殺剤
の有効成分であるメタアルデヒドは、水溶性であること
から持続効果に乏しく、また、スプレータイプのものに
は固着剤となるバインダーが含まれていないため持続性
がなく、特にナメクジなどがよく現われる雨上りには、
雨水により洗い流されてしまって、良好な殺傷効果が得
られない問題があった。
【0004】本発明は、以上の如き問題を解決するため
に、ナメクジなどの陸生無脊椎動物に対して有効な接触
毒性を有する有機リン酸エステル及びその誘導体又はカ
ルバミド酸エステル及びその誘導体から成る忌避薬剤を
合成樹脂またはゴムから成る基材の組成物に混合して混
合物を形成し、該混合物から前記忌避薬剤を徐々にブリ
ード又は溶出させることにより、長期に亙って優れた忌
避効果を持続できる陸生無脊椎動物の忌避材を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、主成分が合成樹脂、ゴムまたはパルプか
ら成る基材1の組成物に、接触毒性を有する有機リン酸
エステル及びその誘導体又はカルバミド酸エステル及び
その誘導体から成る忌避薬剤2を混合して、固形又は液
状の混合物を形成したものである。
【0006】前記混合物には、該混合物から前記忌避薬
剤2を徐々に長期に亙ってより安定良くブリード又は、
溶出させるため高吸水性樹脂3を混合することが効果的
である。
【0007】また、前記混合物を固形として用いる場
合、該混合物を使用する対象物に応じて、シート状に成
形したり、或いは栽培用の容器又は栽培台を載置可能な
大きさのブロック形状に成形して用いる。尚、前記混合
物をシート状に成形する場合には、その片面に合成樹脂
シートを貼着するのが好ましい。
【0008】又基材1として揮発性を有する溶剤を含む
液状合成樹脂を用いることにより、混合物を液状のまゝ
対象物やその周囲に塗布又は散布して使用可能であり、
また、この液状混合物を織布や不織布に含浸させて用い
てもよい。
【0009】
【作用】しかして、前記基材1と前記忌避薬剤2との混
合物で成形された忌避材は、初期段階では該忌避材の外
表面に付着する前記忌避薬剤2が、ナメクジなどの陸生
無脊椎動物に対して忌避作用を及ぼし、また散水や降雨
などにより前記忌避薬剤2が洗い流されることがあって
も前記基材1内に混入された忌避薬剤2が、前記忌避材
の外表面へ経時的に徐々にブリードまたは溶出され、こ
のブリードまたは溶出された忌避薬剤2が陸生無脊椎動
物に忌避作用を及ぼすのであり、従って陸生無脊椎動物
に対する忌避作用は、長期に亙って持続されるのであ
る。
【0010】また、前記基材1と前記忌避薬剤2との混
合物に、前述した高吸水性樹脂3を混合した場合には、
この高吸水性樹脂3が散水や降雨時などの水分を吸水し
たとき、その体積が大きく膨潤されることから、前記忌
避材の表面に多数の細かい亀裂が発生するのであり、従
って、該各亀裂から前記基材1に混入された前記忌避薬
剤2が、外表面に徐々にブリード又は溶出され、またブ
リード又は溶出された一部の忌避薬剤2は前記高吸水性
樹脂3に吸収保持され、該高吸水性樹脂3の体積減少に
伴い再度ブリード又は溶出されることゝなって、前記忌
避薬剤2による忌避効果が長期に亙つてより安定的に持
続されるのである。
【0011】
【実施例】以下本発明に係る陸生無脊椎動物の忌避材
を、図1に示した実施例に基づいて説明する。
【0012】図1において、1は主成分が合成樹脂又は
ゴムから成る基材であり、2はこの基材1の組成物に混
合する忌避薬剤であって、図1の実施例では、前記基材
1の組成物に忌避薬剤2を混合した混合物をシート状に
成形したものである。尚、前記基材1は忌避薬剤2の担
体として該忌避薬剤2を経時的に徐々にブリード又は溶
出させるために使用するものであって、前記基材1に採
用する合成樹脂として例えば塩化ビニール樹脂、ポリプ
ロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ウレタン樹脂又はポ
リアミド樹脂などを使用し、ゴムとしては例えばブタヂ
エンゴム、ポリイソプロピレンゴムなどを使用し、パル
プとしては例えばレーヨン紙の原料などを使用するので
ある。
【0013】また、前記忌避薬剤2としては、接触毒性
を有する有機リン酸エステル及びその誘導体(有機リン
剤)、カルバミド酸エステル及びその誘導体(カーバメ
ート系薬剤)を用いる。
【0014】具体的には、有機リン剤としては、例えば
日本特殊農薬製造(株)製のディプテレックス(ジメチ
ルー2,2,2‐トリクロル‐1‐ヒドロキシエチルホ
スホネート)などを使用し、カーバメート系薬剤として
は、例えば日産化学(株)製のナック(1‐ナフチル‐
N‐メチルカーバメート)、サンケイ化学(株)製のサ
ンサイド(2‐イソプロポキシフェニル‐Nメチルカー
バメート)などを使用する。
【0015】以上説明した各種忌避薬剤2は、使用する
前記基材1の成形加工条件(特に成形加工温度)で変質
しないものを、選択使用するのである。
【0016】また前記基材1には、以上の如き忌避薬剤
2と共に高吸水性樹脂3を混合して、該高吸水性樹脂3
の水分吸収に伴う膨潤作用で、前記基材1の表面に亀裂
を発生させ、この亀裂から前記基材1に混入された前記
忌避薬剤2を徐々に溶出させるかまたはブリードを調整
させることにより、忌避効果を長期にわたってより安定
的に持続させることが可能である。以上のことを目的と
して添加される前記高吸水性樹脂3としては、例えば、
三洋化成工業(株)製のサンウエットIM‐1000M
PS、日本合成化学工業(株)製のGP‐1、日本触媒
化学工業(株)のアクアリックCAW、住友化学工業
(株)製のスミカゲルP‐1020、及びクラレイソプ
レンケミカル(株)製のKEゲル201KF2などを用
いる。
【0017】尚、図1に示したように基材1の組成物
に、忌避薬剤2と高吸水性樹脂3とを混合する他、図2
に示したように前記基材1の組成物に、忌避薬剤2のみ
を混合してもよい。
【0018】しかして、本発明忌避材は以上説明した基
材1の組成物に、忌避薬剤2のみ又は忌避薬剤2と高吸
水性樹脂3とを混合して、図1〜4に示すごとくシート
状に成形したり、或いは図9に示したように植物栽培用
の容器又は図5,6に示したように植物栽培台を載置可
能な所定以上の大きさから成るブロック状の立方体に成
形するか、又は、液状として用いるのである。
【0019】使用法としては、シート状に成形する場合
には、図1,2に示すごとく薄肉状のシートに加工した
ものをそのまゝ用いるか又はその片面に主として合成樹
脂から成る保持シートを貼着して用いるのであって、こ
の薄肉シート状の忌避材Sを適宜大きさに切り取り、植
物の根の囲りや植木鉢等の下に敷いて用いたり、或いは
農業用マルチシートとして、野菜などを被覆する如く用
いたり、さらに、前記シート状に形成した忌避材Sを約
10cm幅の細幅テープ状に裁断し、みかんなどの果樹の
幹に直接巻付けて陸生無脊椎動物の忌避材Sとして使用
するのである。この他、図3に示した如く、シート状と
したものを小片5に裁断し、これら小片5を薄肉のフィ
ルム4の一側面に融着手段又は接着手段などで飛び模様
状に一体に突設し、これら各小片5により忌避効果を発
揮させるように構成してもよいし、さらには、図4に示
した如く、混合物をシート状に成し、このシート状物の
一側面に、不織布から成る防水性に優れたベース部材6
を張付けて形成してもよい。尚、前記シート状に成形す
る場合、その厚さは任意にできるのであり、従って、フ
ィルム状シートも含むものである。
【0020】また、液状として用いる場合には、忌避箇
所に直接塗布、つまり、植木鉢やプランターなどの栽培
用容器の表面に塗布したり、図7,8に示した如く栽培
台Hの天板部分に塗布したり、さらには植物の幹部や、
その植物の周囲に塗布してもよいし、その他編布を含む
織布や不織布に含浸させて用いてもよい。
【0021】実施例1 揮発性溶剤を含む液状合成樹脂1に前記した接触毒性を
有する忌避薬剤2を混合して粘性のある塗料の如き液状
に構成した。
【0022】前記忌避材Sを構成するに当っては、基材
1の主としてゼオン103EP(日本ゼオン製塩化ビニ
ル樹脂)25重量部、ゼオン400×110A(日本ゼ
オン製特殊コーポリマー)50重量部を用い、接触毒性
を有する有機薬剤4としてディプテレックス(日本特殊
農薬製造(株)の有機リン剤)10重量部を、高吸水性
樹脂3としてサンウエットIM‐1000MPS(三洋
化成工業(株)製)5重量部をメチルエチルケトン30
0重量部、トルエン250重量部からなる撹拌性をもつ
混合溶剤に均一に分散させて粘性のある塗料状の忌避材
Sを形成した。 比較例 前記実施例1の比較例として、前記実施例1からの前記
接触毒性の有機薬剤2を除いた配合例の物、すなわち、
基材1の主成分としてゼオン103EP(日本ゼオン製
塩化ビニル樹脂)25重量部、ゼオン400×110A
(日本ゼオン製特殊コーポリマー)50重量部を、ま
た、高吸水性樹脂3としてサンウェットIM‐1000
MPS(三洋化成工業(株)製)を、メチルエチルケト
ン300重量部、トルエン250重量部からなる揮発性
をもつ混合溶剤に均一に分散して塗料状に形成した。
【0023】しかして、図7,8に示すようにアルミニ
ウム製で高さ31cm、幅25cm、長さ90cmの栽培台の
天板部分に実施例1と比較例1の塗料を塗布し、試験台
Hとして、前記試験台Hにさつきの鉢植え3鉢を置き、
毎日2000cmの散水を7日間行ったところ、実施例1
の試験台Hを用いたものでは試験台H上及び鉢付近にナ
メクジはいなかったが、比較例1の試験台Hを用いたも
のでは、5匹のナメクジが見つかった。
【0024】以上の試験の結果、前記実施例1の試験台
Hを用いた試験では、試験台Hに登ってはたナメクジは
0匹であったが、比較例1の試験台Hを用いた試験で
は、試験台Hに登ってきたナメクジが5匹おり前記実施
例1の試験台Hつまり前記接触毒性を有する忌避薬剤2
を添加したものが、ナメクジに対する忌避効果に極めて
優れていることが理解できたのである。
【0025】前記実施例1の液状忌避材Sは、果樹の幹
に直接塗布しても良いし、また人参などの作付けに際し
て施す敷藁に、実施例1の塗料を作付けした作物の周囲
に散布してもよい。このように使用すれば、敷藁の表面
だけでなく、ナメクジが好む敷藁の内部にまで塗料が侵
入し、乾燥すれば藁一本一本の表面に忌避層を設けたこ
とになり、換言すれば作物の周囲に層状の忌避帯を設け
たことになるのである。
【0026】また、実施例1の塗料をネット状の織布に
ディッピングするか、または不織布に塗布して使用して
もよいのである。
【0027】尚、使用する揮発性を有する溶剤として
は、有機溶剤に限らず、基材1を溶解し、一旦揮発した
後には基材1が水に溶解しないものであれば、例えばア
クリル樹脂をアルコールと水とで溶解分散したエマルジ
ョン等の水を混合した溶剤を用いてもよい。
【0028】実施例2 パルプ1に、前記した接触毒性を有する忌避薬剤2とを
混合して、この混合物にてその縦断面図を第9図に示し
た育苗ポット形状の忌避材Sを形成した。
【0029】基材1としての漂白した古紙10重量部と
90重量部の水を叩解機にて撹拌混合しパルプスラリー
を作成する。前記パルプスラリー5重量部と前記薬剤2
としてサンサイド(サンケイ化学(株)製カーバメート
剤)の11.1%水溶液45重量部を混合し、抄紙機に
て水分を50%含む湿シートを作成し、前記湿シート5
枚重ねて、パルプモールド機にて圧縮成型し、200℃
で15分乾燥させ、紙製で6cm角の植木鉢状の忌避材S
を形成した。
【0030】比較例2 実施例2の比較例として実施例2の忌避材から接触毒性
を有する忌避薬剤2を除いた配合物、即ち基材1として
の漂白した古紙10重量部と90重量部の水を叩解機に
て撹拌混合しパルプスラリーを作成する。前記パルプス
ラリー5重量部と水45重量部を混合し、抄紙機にて水
分を50%含む湿シートを作成し、前記湿シートを5枚
重ねて、パルプモールド機にて圧縮成型し、200℃で
15分乾燥させ、紙製で6cm角の植木鉢状物を形成し
た。
【0031】前記実施例2の忌避材S及び比較例2の前
記形成体を試験体Hとし、実施例2及び比較例2の試験
体Hの各10体に土2重量部とピートモス1重量部から
なる鉢土を充填し散水後、鉢土が半乾きとなったときに
キャベツの苗を移植した。育苗床に前記実施例2及び比
較例2の試験体Hを縦5列、横4列で前記実施例2及び
前記比較例2の前記試験体Hを5cm間隔で交互に配列
し、ナメクジ6匹を前記育苗床に放し翌日観察したとこ
ろ、比較例2の試験体Hに移植した苗の新芽は総て食べ
られていたが、実施例2の試験体Hに移植した苗の新芽
は食べられておらず、前記実施例2の忌避材Sがナメク
ジに対する忌避効果に極めて優れていることが理解でき
たのである。
【0032】
【発明の効果】以上のごとく本発明は、主成分が合成樹
脂、ゴムまたはパルプから成る基材1の組成物に、接触
毒性を有する有機リン酸エステル及びその誘導体又はカ
ルバミド酸エステル及びその誘導体から成る忌避薬剤2
を混合して、固形又は液状の混合物を形成したことによ
りその使用に際し、初期段階では、固形又は液状から固
形化した前記混合物の外表面に付着する忌避薬剤2がナ
メクジなどの陸生無脊椎動物に対して忌避作用を及ぼ
し、散水や降雨などにより忌避材の外表面に付着する忌
避薬剤2が洗い流されることがあっても、前記基材1内
に混入された忌避薬剤2が、忌避材の外表面へ経時的に
徐々にブリードまたは溶出され、このブリードまたは溶
出された忌避薬剤2が陸生無脊椎動物に忌避作用を長期
に亙って持続することができるのである。
【0033】また、前記混合物に高吸収水性樹脂3を混
合する場合には、この高吸水性樹脂3を混合する場合に
は、この高吸水性樹脂3が散水や降雨時などの水分を吸
水して、その体積が大きく膨潤されることから、前記忌
避材の表に多数の細かい亀裂を発生させ、この亀裂部分
から前記基材1に混入された忌避薬剤2を徐々にブリー
ドさせるかまたは溶出させることにより忌避効果を長期
に亙ってより安定的に持続させることができる。
【0034】また、前記混合物をシート状或いは例えば
植物栽培用の容器や植物栽培台を載置可能な所定以上の
大きさから成るブロック状の立方体に成形することによ
りその使用範囲を拡大できると共に、用途に適したもの
を使用できる。
【0035】また、揮発性を有する溶剤を含む液状合成
樹脂から成る基材1を用いて、混合物を液状とすること
により、該混合物を例えば直接果樹の幹に塗布して用い
たり、或いは作物の周囲に散布して用いたりすることが
できるし、さらには、この液状混合物を織布や不織布な
どに含浸させて使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る忌避材をシート状とした実施例を
示す断面図である。
【図2】忌避材の別の実施例を示す断面図である。
【図3】シート状混合物を小片に裁断して保持シートと
共に用いた忌避材の実施例を示す断面図である。
【図4】シート状混合物の一側面にベース部材を張付け
た忌避材の実施例を示す断面図である。
【図5】忌避材をブロック状とした実施例を示す断面図
である。
【図6】同忌避材の使用状態を示す説明図である。
【図7】忌避材を液状とした場合における使用状態を示
す説明図である。
【図8】同要部の一部拡大断面図である。
【図9】忌避材を植木鉢形状とした実施例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 基材 2 忌避薬剤 3 高吸水性樹脂

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主成分が合成樹脂、ゴムまたはパルプか
    ら成る基材1の組成物に、接触毒性を有する有機リン酸
    エステル及びその誘導体又はカルバミド酸エステル及び
    その誘導体から成る忌避薬剤2を混合して、固形又は液
    状の混合物を形成したことを特徴とする陸生無脊椎動物
    の忌避材。
  2. 【請求項2】 混合物に高吸水性樹脂3を混合したこと
    を特徴とする請求項1記載の陸生無脊椎動物の忌避材。
  3. 【請求項3】 混合物をシート状に成形して成る請求項
    1又は2記載の陸生無脊椎動物の忌避材。
  4. 【請求項4】 シート状に成形した混合物の片面に保持
    シートを貼着したことを特徴とする請求項3記載の陸生
    無脊椎動物の忌避材。
  5. 【請求項5】 混合物を所定以上の大きさから成るブロ
    ック状の立方体に成形して成る請求項1又は2記載の陸
    生無脊椎動物の忌避材。
  6. 【請求項6】 基材1が揮発性を有する溶剤を含む液状
    合成樹脂から成る請求項1及び2記載の陸生無脊動物の
    忌避材。
  7. 【請求項7】 揮発性を有する溶剤を含む液状合成樹脂
    を主成分とする基材1を織布に含浸させている請求項6
    記載の陸生無脊椎動物の忌避材。
  8. 【請求項8】 揮発性を有する溶剤を含む液状合成樹脂
    を主成分とする基材1を不織布に含浸させている請求項
    6記載の陸生無脊椎動物の忌避材。
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