JPS61257678A - 布縁倣い縫ミシン - Google Patents

布縁倣い縫ミシン

Info

Publication number
JPS61257678A
JPS61257678A JP10018085A JP10018085A JPS61257678A JP S61257678 A JPS61257678 A JP S61257678A JP 10018085 A JP10018085 A JP 10018085A JP 10018085 A JP10018085 A JP 10018085A JP S61257678 A JPS61257678 A JP S61257678A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
sewing machine
needle
light
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10018085A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0136396B2 (ja
Inventor
長沼 伸行
清水 靖宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP10018085A priority Critical patent/JPS61257678A/ja
Publication of JPS61257678A publication Critical patent/JPS61257678A/ja
Publication of JPH0136396B2 publication Critical patent/JPH0136396B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はジグザグミシンに関するものであり、特に、加
工布の側縁(布縁と言う)から所定距離だけ隔てて縫目
線を形成する布縁倣い縫ミシンに関するものである。
従来の技術 布縁倣い縫の可能なジグザグミシンは米国特許第4,2
48.168号の明細書によって既に知られている。こ
れは布縁の位置が布検出器によって検出され、その検出
信号に基づいて縫針の揺動機構が制御されることにより
布縁から一定距離隔てて縫目線が形成されるものである
このように縫針の横方向位置、すなわち加工布の送り方
向に直角な方向の位置が変えられるというジグザグミシ
ンの特徴を利用すれば、布検出器を始め、簡単な装置の
付加によって布縁倣い縫の可能なミシンを得ることがで
きる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記米国特許明細書に記載されている装
置においては、布検出器として透過型フォトセンサが使
用されているため、加工布に覆われた部分においてもあ
る程度の光がフォトセンサに入光することを避は得ず、
この入光量は加工布の厚さ1色、材質等の影響を顕著に
受ける。したがって、これらの影響を除くために常に加
工布に覆われる位置に補正用のフォトセンサを設けるこ
とが必要であり、それだけコストが高くなるのみならず
、チェック等柄物の縫製を行う場合には補正用フォトセ
ンサが布縁検出用フォトセンサとは色が異なる部分の下
方に位置することがあり、この場合には補正量が不適正
となって布縁から縫目線までの距離、すなわち縫代が不
均一となる問題があった。
また、透過型フォトセンサをベッドに配設する必要があ
り、この透過型フォトセンサは針孔の下方に設けられて
いるがま等の縫目形成機構と干渉することを避けるため
に針孔から相当距離離れた位置に配設せざるを得す、布
縁が検出される位置と縫目線が形成される位置とが遠く
なって、それだけ縫代に誤差が生じ易くなる問題もあっ
た。
問題点を解決するための手段 本発明は上記の問題点を解決するために、縫針が下端に
取り付けられる針棒を上下往復運動可能に支持し、横方
向揺動運動可能にミシン機枠の上方アームに配設された
揺動支持枠と、縫針の落下点に移送される加工布を支持
するベッドと、針棒の横方向揺動位置を制御するために
揺動支持枠に作動的に連結されたアクチュエータとを備
え、そのアクチュエータの駆動により加工布上の縫目形
成位置を変化させるジグザグミシンに適用される。
すなわち、このようなジグザグミシンが、(a)ミシン
ベッド上の加工布の側縁を検出するために互に近接配置
された発光部と受光部とを有し、上方アームに設置され
た布検出器と、(b)発光部からの放射光を受光部に向
かって反射するためにベッドの上面に固設された反射面
と、(C)受光部の受光量を揺動支持枠の横方向揺動位
置に関する位置指令信号に変換する変換手段と、((f
1位置指令信号に従ってアクチュエータの駆動を制御す
る制御手段とを含むようにされるのである。
作用 上記のように構成されたミシンにおいては、反射面上に
おける布縁の位置が変動すれば受光部の受光量が変動し
、その受光量の変動に対応して変換手段により位置を持
余信号が発せられる。そして、この位置指令信号に従っ
て制御手段がアクチュエータを制御し、アクチュエータ
が揺動支持枠の位置を変えることにより、その揺動支持
枠により針棒を介して支持されている縫針(正確には縫
針の落下点)の位置が布縁の変動に追従して変えられ、
結局、布縁位置の変動にもかかわらず縫代が自動的に一
定に保たれることとなる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明に係るミシンに
おいては、布縁の位置を検出するために反射型のフォト
センサが用いられているため、加工布の厚さ2色、材質
等が縫代の制御に影響を与えることがない。加工布の厚
さが影響を与えないことは当然であるが、加工布の材質
や色による反射光の強さの差は反射面からの反射光を加
工布がらの反射光との強さの差に比較して著しく小さい
ため、加工布の材質や色も殆ど縫代の制御に影響を与え
ないのである。したがって、従来のように加工布の厚さ
1色、材質等に基づく布縁位置の検出誤差を補正するた
めのフォ′トセンサを設ける必要がなく、コスト低減が
可能になるとともにチェック等の柄物の縫製に当たって
も縫代が変動することがなくなる効果が得られる。
また、ベッド側には反射面を設ければよく、この反射面
はベッド内の縫目形成機構と干渉することがないため針
孔に掻く近接した位置に設けることが可能であり、布縁
の検出位置の極く近くにおいて縫目線を形成することが
可能となって、それだけ縫代に誤差が生じ難くなる効果
が得られる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
本実施例のミシンは、第1図に示すように、上面が平ら
なベッド10と、そのベッド10の右端から立ち上がっ
た脚柱部12と、その脚柱部12の上端から片持ち状に
かつベッド10にほぼ平行に延びる上方アーム14とか
ら成るミシン機枠16を備えている。上方アーム14の
自由端例の頭部18にはミシンの起動、停止を制御する
メインスイッチ20が設けられ、上方アーム14には更
にこのミシンによって形成可能な複数種類の縫目模様を
表す形象が表示された表示板22と、縫目模様を選択す
るために操作される模様選択スイッチ24とが設けられ
ている。また、脚柱部12には布縁から一定の距離を隔
てて縫目線を形成する倣い縫を行うための倣い縫スイッ
チ26と、布縁と縫目線との距離(以下、縫代と言う)
を設定するために操作される縫代設定操作部材28、針
揺動調節操作部材30および送り量調節操作部材32と
が設けられている。
第2図は頭部18のカバーを外した状態を示しており、
ミシン機枠16に固定の突起34には、揺動支持枠とし
ての針棒台36が軸38によって垂直面内において揺動
可能に取り付けられている。
この針棒台36に針棒40が上下方向に摺動可能に取り
付けられており、その下端に縫針42が固定されている
。針棒40は針棒抱き44等を介して図示しないミシン
モータに接続されており、ミシンモータの駆動によって
針棒40および縫針42が上下往復運動をさせられるよ
うになっている。
また、針棒台36にはZ連杆46等を介して図示しない
針揺動制御モータ(一般的にはアクチュエータ)が接続
されており、この針揺動制御モータの駆動によって針棒
台36が揺動させられることにより、縫針42の横方向
の位置が一定の範囲内において変更されるようになって
いる。
ミシン頭部18の下面にはブラケット52を介して布検
出器54が固定されている。布検出器54は赤外線を放
射する発光素子56を発光部として、また、その赤外線
の反射して来たものを受光する受光素子58を受光部と
して備えるとともに、それら発光素子56および受光素
子58を保持するホルダ59と、図示を省略する信号処
理回路と−を備えている。また、受光素子58の近傍に
は、赤外線の通過は許容するが他の波長の光は遮断する
光学フィルタ60が設けられている。
前記ベッド10の上面には開口が形成されており、この
開口が針板66によって塞がれている。
この針板66には複数のスロットが形成され、このスロ
ットから送り歯68が上方へ突出可能とされている。こ
の送り歯68は図示しない送り制御モータによって送り
運動を与えられ、図示を省略する布押さえ足と共同して
加工布70を前後方向に送るものである。針板66には
更に左右方向に長い針孔72が形成されているが、この
針孔72に近接しかつこれと平行に反射面74が形成さ
れている。この反射面74は、前記布検出器54の発光
素子56から放射された赤外線を受光素子58に向かっ
て反射するものである。反射面74は針孔72に極く近
接して設けられているのに対して、布検出器54は針棒
台36およびその針棒台36の揺動を案内するガイド等
との干渉を避けて針棒40から一定距離前側(オペレー
タ側)に外れた位置に設けられているため、反射面74
は僅かにオペレータ側に傾いて形成され、発光素子56
から放射された放射光を正確に受光素子58に向かって
反射するようにされている。したがって、布検出器54
は縫針42の中心線と針板66の上面との交点、すなわ
ち針落下点に近接した位置において布縁の位置を検出す
るととが可能である。
布検出器54の検出範囲の多くが加工布70によって覆
われれば、受光素子58の受光量が減少するわけであり
、布検出器54はこの受光量の変動に対応して変動する
検出電圧Vdを出力するのである。
第3図に本ミシンの制御装置を示す。この制御装置はデ
ィスクリート回路として示されているが、主要部をマイ
クロコンピュータで構成することも可能である。前記模
様選択スイッチ24が第3図の左端に示されている。こ
の模様選択スイッチ24には模様選択カウンタ80が接
続されており、模様選択スイッチ24の操作回数をカウ
ントし、そのカウント内容を縫目データ発生装置82に
供給する。また、図示はしないが、このカウント内容に
応じて、前記表示板22に配設されている複数の発光ダ
イオードが発光させられ、選択された縫目模様が示され
るようになっている。
縫目データ発生装置82は形成可能な縫目模様の各々に
対応した縫目データを記憶しており、それらの縫目デー
タ中から模様選択カウンタ80のカウント内容に対応し
た縫目データを選択して送り演算装置84と針揺動演算
装置86とに供給するようになっている。すなわち、縫
目データ発生装置82には前記針棒が1往復上下運動す
る毎に1個のパルス信号を発生するタイミングパルス発
生器88が接続されており、このタイミングパルスが供
給される毎に縫目データ発生装置82は縫目データ中の
送りデータおよび針揺動データをそれぞれ送り演算装置
84および針揺動演算装置86に供給するのである。
上記送り演算装置84には送り量調節装置89が、また
、針揺動演算装置86には針揺動調節装置90がそれぞ
れ接続されている。送り量調節装置89は、前記送り量
調節操作部材32の操作に応じて変化する送り調節デー
タを送り演算装置84に供給する。送り演算装置84は
、この送り調節データと前記縫目データ発生装置82か
ら供給される送りデータとの掛算を行って、縫目データ
発生装置82から供給された送りデータに送り量調節操
作部材32の操作位置に対応した変更を加えた上で、送
り駆動制御回路92に供給する。針揺動演算装置86も
同様にして縫目データ発生装置82から供給される針揺
動データに針揺動調節操作部材30の位置に対応した変
更を加えた上、マルチプレクサ94を経て針揺動制御回
路96に供給する。その結果、送り駆動制御回路92が
送り制御モータ98を、また、針揺動制御回路96が針
揺動制御モータlOOをそれぞれ制御し、縫針42の揺
動および送り歯68による布送り量が適宜制御されて、
模様選択スイッチ24の操作によって選択された縫目模
様が形成されることとなる。
前記倣い縫スイッチ26は模様選択カウンタ80および
マルチプレクサ94に接続されており、このスイッチ2
6がオン状態とされることにより模様選択カウンタ80
がリセットされて縫目データ発生装置82からは直線縫
の縫目データが出力されるとともに、マルチプレクサ9
4は針揺動演算装置86の出力信号ではなく倣い線制御
装置1)0の出力信号(以下、針位置指令信号という)
を針揺動制御回路96に供給する状態に切り換えられる
倣い線制御装置1)0には、前記縫代設定操作部材28
の操作によって抵抗値が変えられる可変抵抗器1)2と
前記布検出器54とが接続されている。可変抵抗器1)
2の出力信号である縫代設定電圧■−および布検出器5
4の出力信号である検出電圧Vdが、一定の電圧Vaお
よびVcと共に加算器1)4に供給されるようになって
いるのである。そして、加算器1)4は、前記タイミン
グパルス発生器88からのタイミングパルスがオア回路
1)6を経て供給される毎に次式によって表される出力
電圧Vpを出力する。
Vp =Vc −Vd +Va −Vw     ・・
if)この出力電圧Vpは第4図に示すように縫針42
の最大振幅の左端から縫目線形成位置までの距離に対応
する電圧、すなわち針位置指令電圧であり、一方、一定
電圧Vaは同じ最大振幅の左端位置から布検出器54の
検出範囲の左端までの距離に対応する電圧であり、一定
電圧Vcは検出範囲が加工布70により全く覆われない
ときの受光量に対応する検出電圧である。加算器1)4
からの針位置指令電圧VpはA/D変換器1)8によっ
てデジタル信号に変換され、前記マルチプレクサ94を
経て針揺動制御回路96に供給される。本実施例におい
ては、加算器1)4が布検出器54の受光部たる受光素
子58の受光量を揺動支持枠たる針棒台36の横方向位
置に関する位置指令信号に変換する変換手段として機能
し、A/D変換器1)8、マルチプレクサ94.針揺動
制御回路96が揺動支持枠のアクチュエータたる針揺動
制御モータ100を制御する制御手段として機能するの
である。
なお、タイミングパルス発生器88がタイミングパルス
を発するのは、ミシンモータが回転して針棒40が上下
往復運動している場合のみであるため、ミシンが停止し
ている状態においてもタイミングパルスに類似のクロッ
クパルスが加算器I14に供給されるように、クロック
パルス発生、器126が設けられている。ただし、クロ
ックパルス発生器126から出力されたクロックパルス
は、針上信号およびミシン停止信号が入力されている状
態においてのみアンド回路128およびオア回路1)6
を経て加算器1)4に供給されるようになっている。
上記のように構成されたミシンによって倣い縫を行う場
合には、オペレータはまず加工布70を縫目線形成希望
位置が針孔72のほぼ中央となるようにセットする。そ
して、倣い縫スイッチ26を操作すれば模様選択カウン
タ80がリセットされ、それまでいかなる縫目模様が選
択されていた場合でも直線縫が選択された状態となる。
また、マルチプレクサ94が倣い縫制御装置1)0の針
位置指令信号を針揺動制御回路96に供給する状態に切
り換えられる。
上記のように加工布70がセットされた状態において、
布検出器54は検出範囲の加工布70に覆われていない
部分の面積に対応する検出電圧■dを加算器1)4へ供
給する。この状態においてはミシンはまだ起動されてお
らず、縫針42は上昇位置にあるため、クロックパルス
発生器126からのクロックパルスがアンド回路128
およびオア回路1)6を経て加算器1)4に供給される
このクロックパルスを受けた加算器1)4は前記(1)
式の演算を行なって針位置指令電圧Vpを出力し、A/
D変換器1)6がこれをデジタル信号に変換してマルチ
プレクサ94に供給する。
マルチプレクサ94はこの針位置指令信号を針揺動制御
回路96に供給し、針揺動制御回路96はこの針位置指
令信号に基いて針揺動制御モータ100を駆動する。そ
の結果、針棒台36が揺動させられ、それに針棒40を
介して支持されている縫針42の位置が変えられる。こ
の縫針42の位置が希望通りであればオペレータはメイ
ンスイッチ20を操作してミシンを起動させ″るのであ
るが、そうでなければ縫代設定操作部材28を操作する
。この操作によって可変抵抗器1)2からの縫代設定電
圧■−が変化し、この変化した縫代設定電圧Vwに基づ
いて上記と同じ制御が行われて縫針42の位置が縫代設
定操作部材28の操作に応じて変えられる。そして、縫
針42の位置が希望通りの位置になったならば、オペレ
ータはメインスイッチ20を操作してミシンを起動させ
る。
これによって所望の位置に縫目線が形成され、所望の縫
代で縫製が行われることとなるが、この際形成される縫
目の大きさは縫目データ発生装置82から供給される送
りデータと送り量調節装置89から供給される送り調節
データとによって決まることは通常の縫製作業における
と同様である。
縫目線の形成に伴って加工布70が送られ、この過程に
おいてオペレータは布縁の位置をほぼ一定に保つのであ
るが、これがある程度は変動することを避は得ない。こ
のように布縁位置が変動した場合には布検出器54から
の検出電圧Vdが変aする。ミシンの作動中においては
タイミングパルス発生器88からのタイミングパルスが
オア回路1)6を経て加算器1)4に供給されるため、
このタイミングパルスの入力に応じて加算器1)4が針
位置指令電圧Vpを出力し、これがA/D変換器1)8
を経てマルチプレクサ94に供給される。以後はミシン
の停止状態におけると同様にして縫針42の位置が変え
られる。加工布70の布縁の位置が変動した場合には縫
針42の位置がそれに追従するように自動的に変更され
るのであり、それによって縫代は常に一定に保たれる。
なお、加工布70が無地のものである場合には、。
布縁の位置が一定に保たれる限り布検出器54からの検
出電圧Vdが変動することがないことは明らかであるが
、加工布が例えばチェックのように各部において色が異
なるものである場合には、布縁位置が変動しないにもか
かわらず加工布70からの反射光量の変動によって受光
素子58の受光量が変動し、検出電圧Vdが変動する可
能性がある。そこで本発明者らは黒い紙と白い紙と紺色
の布(サージ)との3種類をそれらの縁が同一の条件と
なるように本実施例のミシンにセットして、これらの種
類の違いにより縫針42の位置が変わるか否かを調べた
が、縫針42の位置は殆ど変動せず、実用上全く問題が
ないことを確認できた。
さらに、本実施例において用いた布検出器54の発光素
子56と受光素子58とを反射型フォトセンサとして使
用する場合と透過型フォトセンサとして使用する場合と
の比較実験を、消灯した室内で光学フィルタ60を使用
することなく行った。
その結果を第5図および第6図に示す。第5図から明ら
かなように、反射型として使用する場合には、縁が検出
範囲のどの位置にある場合でも黒い紙と白い紙と紺色の
布との間で受光素子58の出力電圧に殆ど差がないのに
対して、透過型として使用する場合には、第6図に示す
ように、受光素子58の紙や布によって覆われる部分が
多くなるほど受光素子58の出力電圧に顕著な差が生じ
、布縁位置の検出に関する限り透過型として用いるより
反射型として用いる方がはるかに有利であることが明ら
かである。
以上詳記した実施例においては可変抵抗器1)2から縫
代設定電圧Vwが出力されるようになっており、縫代設
定操作部材28の操作に基づいてこの縫代設定電圧■−
が変えられることによって縫代、すなわち布縁と縫目線
との距離が変更可能となっているが、この変更の必要が
ない場合には縫代設定操作部材28および可変抵抗器1
)2を省略することができる。
また、上記実施例においては布検出器54の検出範囲が
縫針42の最大振幅より小さくされていたが、布検出器
54の検出範囲が縫針42の最大振幅と等しい場合には
、布検出器54からの検出電圧Vdと針位置指令電圧V
pと縫代設定電圧Vwとの関係は第7図に示すようにな
り、針位置指令電圧Vpは次式 %式%(2) で表されることとなるため、加算器1)4に一定電圧V
aを入力する必要がなくなる。そして、布検出器54の
検出範囲が縫針42の最大振幅より大きい場合には、各
電圧間の関係は第8図に示すようになり、検出電圧Vp
は次式 %式% 上記実施例においてはミシンが停止している状態におい
ても縫針42の位置が縫代設定操作部材28の操作に応
じて変えられるようになっているため、縫製開始当初か
ら縫目線は所望の位置に形成されるようになっているが
、このような必要がない場合にはクロックパルス発生器
126およびアンド回路128を省略することができる
上記実施例においては縫代設定操作部材28が縫針42
の位置を確認しつつ操作されるようになっているが、縫
代設定操作部材28の近傍に縫代を示す目盛を付け、こ
の目盛に基づいて縫代設定操作部材28を操作すること
により縫代の設定を行うようにすることも可能である。
また、上記実施例においては倣い縫が行われる場合には
自動的に直線縫が選択されるようになっているが、これ
は倣い縫には一般に直線縫が使用されるためであって、
任意の縫目模様で倣い縫を行い得るようにすることも可
能である。
その他、布検出器54や倣い線制御装置1)0の構成を
変更し、あるいは針棒台36をほぼ垂直な軸線のまわり
の揺動運動によって縫針42の横方向位置を変えるもの
とし、゛あるいはジグザグミシン全体の構成を変更する
など、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施し
た態様で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である布縁倣い縫ミシンの外
観を概略的に示す斜視図である。第2図は同ミシンの頭
部をそのカバーを外した状態で示す正面図である。第3
図は同ミシンの制御回路を示すブロック図である。第4
図は同ミシンにおける針位置の制御を示す説明図である
。第5図および第6図は同一の発光素子および受光素子
を反射型フォトセンサとして使用することにより布縁位
置の検出を行う場合と透過型フォトセッサとして使用す
る場合との比較試験の結果を示すグラフである。第7図
および第8図は本発明の別の実施例における第4図に相
当する図である。 10:ベッド     14:上方アーム28:縫代設
定操作部材 36:針棒台(揺動支持枠) 40:針棒      42:縫針 54:布検出器    56:発光素子58:受光素子
    70:加工布 74:反射面 100:針揺動制御モータ(アクチュエータ)1)O:
倣い線制御装置 1)2:可変抵抗器 1)4:加算B(変換手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)縫針が下端に取り付けられる針棒を上下往復運動
    可能に支持し、横方向揺動運動可能にミシン機枠の上方
    アームに配設された揺動支持枠と、前記縫針の落下点に
    移送される加工布を支持するベッドと、前記針棒の横方
    向揺動位置を制御するために前記揺動支持枠に作動的に
    連結されたアクチュエークとを備え、そのアクチュエー
    タの駆動により前記加工布上の縫目形成位置を変化させ
    るジグザグミシンであって、 前記ミシンベッド上の加工布の側縁を検出するために互
    に近接配置された発光部と受光部とを有し、前記上方ア
    ームに設置された布検出器と、前記発光部からの放射光
    を前記受光部に向かって反射するために前記ベッドの上
    面に固設された反射面と、 前記受光部の受光量を前記揺動支持枠の横方向揺動位置
    に関する位置指令信号に変換する変換手段と、 前記位置指令信号に従って前記アクチュエータの駆動を
    制御する制御手段とを含み、 前記加工布の側縁から所定距離だけ隔てて縫目線を形成
    することを特徴とする布縁倣い縫ミシン。
  2. (2)前記布検出器は、前記上方アームの頭部の下部に
    固設されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の布縁倣い縫ミシン。
  3. (3)前記変換手段は、前記加工布の側縁から縫目線ま
    での距離を設定する設定手段を有し、その設定された距
    離に関する信号と前記受光部の受光量に関する信号とに
    基づいて前記位置指令信号を発生することを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の布縁倣い縫ミシン。
  4. (4)前記布検出器の受光部には、発光部からの放射光
    のみを透過させる光学フィルタが設けられていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の布縁倣い縫ミシ
    ン。
JP10018085A 1985-05-11 1985-05-11 布縁倣い縫ミシン Granted JPS61257678A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10018085A JPS61257678A (ja) 1985-05-11 1985-05-11 布縁倣い縫ミシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10018085A JPS61257678A (ja) 1985-05-11 1985-05-11 布縁倣い縫ミシン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61257678A true JPS61257678A (ja) 1986-11-15
JPH0136396B2 JPH0136396B2 (ja) 1989-07-31

Family

ID=14267111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10018085A Granted JPS61257678A (ja) 1985-05-11 1985-05-11 布縁倣い縫ミシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61257678A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0136396B2 (ja) 1989-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61257675A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPS61257678A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPS6268482A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPS61257679A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPS61257677A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPH0123429Y2 (ja)
JPS61257676A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPH0136399B2 (ja)
JPH0148785B2 (ja)
JPH0339184Y2 (ja)
JPS61257682A (ja) 布縁倣い縫可能なミシン
JPH0148784B2 (ja)
JPS6268483A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPH0136398B2 (ja)
JPS63277090A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JP2595628B2 (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPH0354596B2 (ja)
JPH0142708B2 (ja)
JPS628787A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPH0142707B2 (ja)
JPH10235045A (ja) かがり縫いミシン
JPH0353959B2 (ja)
JPH0779885B2 (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPS628786A (ja) 布縁倣い縫ミシン
JPS62243585A (ja) 布縁倣い縫ミシン