JPH0354596B2 - - Google Patents

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JPH0354596B2
JPH0354596B2 JP6308586A JP6308586A JPH0354596B2 JP H0354596 B2 JPH0354596 B2 JP H0354596B2 JP 6308586 A JP6308586 A JP 6308586A JP 6308586 A JP6308586 A JP 6308586A JP H0354596 B2 JPH0354596 B2 JP H0354596B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はジグザグミシンに関するものであり、
特に、加工布の側縁から所定距離だけ隔てて縫目
線を形成する布縁倣い縫ミシンに関するものであ
る。
[従来技術] 布縁倣い縫の可能なジグザグミシンは米国特許
第4248168号の明細書によつて既に知られている。
これは布縁の位置が布検出器によつて検出され、
その検出信号に基いて縫針の揺動機構が制御され
ることにより布縁から一定距離隔てて縫目が形成
されるものである。
上記米国特許明細書に記載されているミシンに
おいては、布検出器が加工布によつて覆われる部
分の大きさに対応した出力信号を発する透過型フ
オトセンサとされており、このフオトセンサの出
力信号に対応した量だけ縫針が横方向に移動させ
られるようになつている。このため、縫針の揺動
可能な範囲より大きな広い検出範囲において、布
縁の位置に対してフオトセンサの出力信号がリニ
アリテイを有する必要があるが、現実にはフオト
センサの特性にバラツキがあることから、その特
性を補正するための複雑な回路手段を設けなけれ
ばならない。
上記米国特許明細書に記載されたミシンの欠点
を解消するために、本出願人は先に出願した特願
昭60−100177号の明細書及び図面に記載されたミ
シンを提案した。この提案されたミシンにおいて
は、針棒の揺動支持枠に布検出器が一体的に設け
られているため、その布検出器は比較的狭い領域
を検出し得る安価なもので充分であり、布検出に
関連する回路構成を簡易にする上で有効である。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前述の提案されたミシンにおい
ても問題点が残されている。即ち、針棒の揺動支
持枠を移動することのできる期間は、縫針がベツ
ド上に位置する期間に限られることから、この限
られた期間内に布検出器が布縁を検出し得る位置
まで揺動支持枠を移動させなければならない。し
かも、その揺動支持枠の移動が完了するまでに
は、布検出器による検出動作を多数回繰返すこと
から、ミシンの中央処理装置はミシンの最高運転
速度に適合する高速の処理動作を行うものでなけ
ればならず、結局布縁倣いに関連する回路手段が
複雑化することを避けることができなかつた。
[発明の目的] そこで、本発明は前述の従来装置の問題点を解
決するために成されたもので、その目的は、布検
出器として比較的狭い範囲の検出能力を有する検
出器を使用し、処理速度の低い簡易な処理回路に
より高速度の布縁倣いを可能にするミシンを提供
することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明は、第9
図に示すように、ミシンベツド上の加工布の送り
方向に延びる側縁を検出するために、送り装置に
よる加工布の移送方向と直交する方向に移動可能
にミシン機枠に配置された布検出器と、その布検
出器を移動させるために可逆駆動される検出用モ
ータと、布検出器と加工布の側縁とが所定の位置
関係になるように布検出器からの検出信号に従つ
て検出用モータの駆動を制御する検出位置制御手
段と、前記直交方向における布検出器の位置に関
する検出位置信号を発生する第1の信号発生手段
と、加工布の側縁から所定距離だけ離れた位置に
針棒を位置決めするための位置制御信号を、前記
検出位置信号に基き且つ針棒の上下往復運動に同
期して発生する第2の信号発生手段とを設け、駆
動手段が前記針棒と加工布との間の前記直交方向
における相対位置を制御するためのアクチユエー
タを前記位置制御信号に従つて駆動することを特
徴とする。
[作 用] 上記のように構成されたミシンにおいて、布検
出器は、加工布の側縁と所定の位置関係になるよ
うに検出用モータにより駆動され、その駆動は縫
針がミシンベツドの下方に位置する間においても
実行される。従つて、布検出器は側縁の位置に追
従して移動し、第1の信号発生手段はその側縁位
置に関する検出位置信号を常時正確に発生する。
縫針がミシンベツド上方の所定位置に達した時
に、第2の信号発生手段はその時に発生されてい
る検出位置信号に従つて位置制御信号を発生し、
アクチユエータはその位置制御信号に従う一度の
駆動により針棒と加工布とを相対移動させてその
位置関係を加工布の側縁から所定距離の位置に設
定する。
この結果、針棒の位置決め動作はミシンの高速
運転時においても正確に実行され、加工布の側縁
に沿つた美麗な縫目線が形成される。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して
詳述する。
最初に、本発明の第1の実施例について説明す
ると、この第1の実施例のミシンは、第1図に示
すように、加工布Wが載置されるベツド12と、
そのベツド12上に張出したアーム14とを含む
ミシン機枠18を備えている。頭部16に固定の
突起34には、揺動支持枠としての針棒台36が
軸38によつて垂直面内において揺動可能に取付
けられている。この針棒台36に針棒40が上下
方向に摺動可能に取付けられており、その下端に
縫針42が固定されている。針棒40は針棒抱き
44等を介して図示しないミシンモータに接続さ
れており、ミシンモータの駆動によつて針棒40
及び縫針42が上下往復運動にされられるように
なつている。また、針棒台36には連杆46等を
介して後述の針揺動制御モータが接続されてお
り、この針揺動制御モータの駆動によつて針棒台
36が揺動させられることにより、縫針42の横
方向の位置が一定の範囲内において変更されるよ
うになつている。
上記針棒台36を横方向に案内するために頭部
16から水平に延出する案内延出体48,49が
突設され、前方に位置する案内延出体49の両側
には第2図に示すように支持片50,51が一体
に形成されている。布検出器54は、赤外線を放
射する発光部56と、その赤外線の反射して来た
ものを受光する受光部58とを支持体52中に埋
設して構成されており、受光部58の近傍の支持
体52上には、赤外線の通過は許容するが他の波
長の光は遮断する光学フイルタ60が固設されて
いる。また、布検出器54を針棒台36の揺動方
向に移動可能に支持するために、支持体52を貫
通する案内体としての案内棒62と、その支持体
52と螺合するネジ棒64とが第2図及び第3図
に示すように両支持片50,51の間に平行して
架設されている。
ネジ棒64を回転させるために可逆回転可能な
直流モータから成る検出用モータ66が頭部16
の下端に固着され、その出力軸はネジ棒64と連
結されている。検出用モータ66の回転により移
動される布検出器54の位置を検出するために第
1の信号発生手段に相当する位置検出器68が案
内延出体49に固着されている。その位置検出器
68は、摺動型の可変抵抗器から構成されており
り、その摺動部69は支持体52の上方に突出し
た連結突部70と連結されている。この構成か
ら、位置検出器68は布検出器54の位置に応じ
たレベルの検出位置電圧Vdを発生することがで
きる。
第1図に示すように、ベツド12に装着された
針板71には複数のスロツトが形成され、このス
ロツトから送り歯72が上方へ突出可能とされて
いる。この送り歯72は後述の送り制御モータに
よつて送り運動を与えられ、図示を省略する布押
さえ足と共同して加工布Wを前後方向に送るもの
である。針板71には更に左右方向に長い針孔7
3が形成されているが、この針孔73に近接しか
つこれと平行に反射面74が形成されている。こ
の反射面74は、前記布検出器54の発光部56
から放射された赤外線を受光部58に向かつて反
射するものである。布検出器54は縫針42の中
心線と針板71の上面との交点(以下、針落下点
という)より一定小距離右斜め前方(オペレータ
側)の点を中心とする検出領域からの反射光量の
変動を検出する能力を有している。検出領域の多
くが加工布Wによつて覆われれば、受光部58の
受光量が減少するわけであり、受光部58は検出
領域の加工布Wによつて覆われない部分の面積に
対応した布検出電圧Vsを出力するようになつて
いる。
第4図は第1の実施例のミシンの制御装置を示
す。この制御装置はデイスクリート回路として示
されているが、主要部をマイクロコンピユータで
構成することも可能である。複数の模様中から所
望の模様を選択するために操作可能な単一の模様
選択スイツチ78が設けられており、この模様選
択スイツチ78には模様選択カウンタ80が接続
されており、模様選択スイツチ78の操作回数を
カウントし、そのカウント内容を縫目データ発生
装置82に供給する。また、図示はしないが、こ
のカウント内容に応じて、複数の発光ダイオード
が発光させられ、選択された縫目模様が示される
ようになつている。
縫目データ発生装置82は形成可能な縫目模様
の各々に対応した縫目データを記憶しており、そ
れらの縫目データ中から模様選択カウンタ80の
カウント内容に対応した縫目データを選択して送
り演算装置84と針揺動演算装置86とに供給す
るようになつている。すなわち、縫目データ発生
装置82には前記針棒40が1上下往復運動する
毎に1個のパルス信号を発生するタイミングパル
ス発生器88が接続されており、このタイミング
パルスTPが供給される毎に縫目データ発生装置
82は縫目データ中の送りデータ及び針揺動デー
タをそれぞれ送り演算装置84及び針揺動演算装
置86に供給するのである。
上記送り演算装置84には送り量調節装置89
が、また、針揺動演算装置86には針揺動調節装
置90がそれぞれ接続されている。送り量調節装
置89は、図示しない送り量調節操作部材の操作
に応じて変化する送り調節データを送り演算装置
84に供給する。送り演算装置84は、この送り
調節データと前記縫目データ発生装置82から供
給される送りデータとの掛算を行つて、縫目デー
タ発生装置82から供給された送りデータに送り
量調節操作部材の操作位置に対応した変更を加え
た上で、送り駆動制御回路92に供給する。針揺
動演算装置86も同様にして縫目データ発生装置
82から供給される針揺動データに図示しない針
揺動調節操作部材の位置に対応した変更を加えた
上、マルチプレクサ94を経て針揺動制御回路9
6に供給する。その結果、送り駆動制御回路92
が送り制御モータ98を、また、針揺動制御回路
96がアクチユエータとしての針揺動制御モータ
100をそれぞれ制御し、縫針42の揺動及び送
り歯72による布送り量が適宜制御されて、模様
選択スイツチ78の操作によつて選択された縫目
模様が形成されることとなる。
倣い縫スイツチ102はミシン機枠18の上の
適宜の位置に操作可能に配設されており、模様選
択カウンタ80及びマルチプレクサ94に接続さ
れている。このスイツチ102がオン状態とされ
ることにより模様選択カウンタ80がリセツトさ
れて縫目データ発生装置82から直線縫いの縫目
データが出力されるとともに、マルチプレクサ9
4は針揺動演算装置86の出力信号ではなく倣い
縫制御装置110の出力信号を針揺動制御回路9
6に供給する状態に切り換えられる。
倣い縫制御装置110は第2の信号発生手段に
相当するもので、図示しない縫代設定操作部材の
操作によつて抵抗値が変えられる可変抵抗器11
2を備えいてる。可変抵抗器112の出力信号で
ある縫代設定電圧Vw及び位置検出器68の出力
信号である検出位置電圧Vdが一定の電圧Va及び
Vcと共に加算器114に供給されるようになつ
ているのである。そして、加算器114は、前記
タイミングパルス発生器88からのタイミングパ
ルスTPがオア回路116を経て供給される毎に
次式によつて表わされる出力電圧Vpを出力する。
Vp=Vc−Vd−Va−Vw この出力電圧Vpは第5図に示すように縫針4
2の最大振幅の左端から縫目線形成位置までの距
離に対応する電圧、すなわち針位置制御電圧であ
り、一方、一定電圧Vaは同じ最大振幅の左端位
置から位置検出器68の検出範囲の左端までの距
離であり、一定電圧Vcはその検出範囲に対応す
る検出位置電圧である。加算器114からの針位
置制御電圧VpはA/D変換器118によつてデ
ジタル信号に変換され、前記マルチプレクサ94
を経て針揺動制御回路96に供給される。
なお、タイミングパルス発生器88がタイミン
グパルスTPを発するのは、ミシンモータが回転
して針棒40が上下往復運動している場合のみで
あるため、ミシンが停止している状態においても
タイミングパルスTPに類似のクロツクパルスが
加算器114に供給されるように、クロツクパル
ス発生器126が設けられている。ただし、クロ
ツクパルス発生器126から出力されたクロツク
パルスは、針上信号及びミシン停止信号が入力さ
れている状態においてのみアンド回路128及び
オア回路116を経て加算器114に供給される
ようになつている。
布検出器54からの布検出電圧Vsに従つて検
出用モータ66を駆動制御するために検出位置制
御装置130が設けられており、比較器134及
び検出用制御回路136を備えている。比較器1
34は、布検出器54からの布検出電圧Vsと分
圧抵抗器132からの基準電圧Veとを比較して
差信号を発生するように構成され、検出用制御回
路136はその比較器134からの差信号の値及
びその極性に応じて検出用モータ66の回転量並
びに回転方向を制御するように構成されている。
上記のように構成されたミシンによつて倣い縫
を行う場合には、オペレータはまず加工布Wを縫
目線形成希望位置が針孔73のほぼ中央となるよ
うにセツトする。そして、倣い縫スイツチ102
を操作すれば模様選択カウンタ80がリセツトさ
れ、それまでいかなる縫目模様が選択されていた
場合でも直線縫いが選択された状態となる。ま
た、マルチプレクサ94が倣い縫制御装置110
の針位置制御信号を針揺動制御回路96に供給す
る状態に切り換えられる。
上記のように加工布Wがセツトされた状態にお
いて、布検出器54は検出範囲の加工布Wに覆わ
れていない部分の面積に対応する布検出電圧Vs
を比較器134へ供給する。比較器134はその
布検出電圧Vsと分圧抵抗器132からの基準電
圧Veとの差信号を検出用制御回路136へ供給
し、この制御回路136は検出用モータ66の回
転を制御する。検出用モータ66の回転は比較器
134の差信号が零になるまで続行され、この結
果布検出器54は加工布Wの側縁に対向するよう
に追従して位置決めされる。また、布検出器54
と作動的に連結された位置検出器68はその布検
出器54の現在位置、即ち加工布Wの側縁の位置
に関する検出位置電圧Vdを発生して加算器11
4へ供給する。
この状態においてはミシンはまだ起動されてお
らず、縫針42は上昇位置にあるため、クロツク
パルス発生器126からのクロツクパルスがアン
ド回路128及びオア回路116を経て加算器1
14に供給される。このクロツクパルスを受けた
加算器114は、検出範囲に対応する一定電圧
Vcから検出位置電圧Vd、可変抵抗器112から
の縫代設定電圧Vw及び一定電圧Vaを差し引い
た針位置制御電圧Vpを出力し、A/D変換器1
18がこれをデジタル信号に変換して針位置制御
信号としてマルチプレクサ94に供給する。
マルチプレクサ94はこの針位置制御信号を針
揺動制御回路96に供給し、針揺動制御回路96
はこの針位置制御信号に基いて針揺動制御モータ
100を駆動する。その結果、針棒台36が揺動
させられ、それに針棒40を介して支持されてい
る縫針42の位置が変えられる。この縫針42の
位置が希望通りであればオペレータは図示しない
メインスイツチを操作してミシンを起動させるの
であるが、そうでなければ縫代設定操作部材を操
作する。この操作によつて可変抵抗器112から
の縫代設定電圧Vwが変化し、この変化した縫代
設定電圧Vwに基づいて上記と同じ制御が行われ
て縫針42の位置が縫代設定操作部材の操作に応
じて変えられる。そして、縫針42の位置が希望
通りの位置になつたならば、オペレータはメイン
スツチを操作してミシンを起動させる。これによ
つて所望の位置に縫目線が形成され、所望の縫代
で縫製が行われることとなるが、この際形成され
る縫目の大きさは縫目データ発生装置82から供
給される送りデータと送り量調節装置89から供
給される送り調節データとによつて決まることは
通常の縫製作業におけると同様である。
縫目線の形成に伴つて加工布Wが送られ、この
過程においてオペレーータは布縁の位置をほぼ一
定に保つのであるが、これがある程度は変動する
ことを避け得ない。このように布縁位置が変動し
た場合には布検出器54からの布検出電圧Vsが
変動する。この布検出電圧Vsの変動により、比
較器134は差信号を発生し、検出用制御回路1
36はその差信号が零になるように検出用モータ
66を回転させ、布検出器54は布縁に対向する
位置まで移動される。これに伴い、位置検出器6
8はその摺動部69を変位させて布検出器54の
現在位置、即ち変動する布縁の現在位置に関する
検出位置電圧Vdを縫針42の上下位置状態に関
係なく正確に発生する。ミシンの作動中において
は、縫針42がベツド12の上方の所定位置に達
した時に、タイミングパルス発生器88はタイミ
ングパルスTPを発生してそれをオア回路116
を経て加算器114に供給する。加算器114
は、タイミングパルスTPが入力され時における
布縁の現在位置に関する検出位置電圧Vdに基い
て針位置制御電圧Vpを算出し、この電圧Vpが
A/D変換器118を経てマルチプレクサ94に
供給される。以後はミシンの停止状態におけると
同様にして縫針42の位置が変えられる。加工布
Wの布縁の位置が変動した場合には縫針42の位
置がそれに追従するように自動的に変更されるの
であり、それによつて縫代は常に一定に保たれ
る。
次に、本発明の第2の実施例について第6図を
参照して説明する。尚、第1の実施例と同一のも
のについては同一の番号及び記号を使用して説明
する。
第2の実施例は、第1の実施例における検出用
モータ66、位置検出器68及び検出位置制御装
置130の代わりに、検出用モーータとしてのス
テツプモータ140、カウンタ142及び検出位
置制御装置144等を備えている。その検出位置
制御装置144は、第1の実施例と同様に布検出
器54からの布検出電圧Vsと分圧抵抗器132
からの基準電圧Veとを比較する比較器134を
含んでおり、その比較器134からの差信号は
A/D変換器146によりデジタル信号に変換さ
れて指令回路148に供給される。指令回路14
8は上記デジタル信号に従つてステツプモータ1
40のステツプを指令する指令パルスPsとその
ステツプ方向を指令する方向指令信号Sdとを出
力するように構成されている。駆動回路150は
指令パルスPsの入力毎にステツプモータ140
の励磁相を切換え、方向指令信号Sdに従う方向
にステツプモータ140を回転駆動するものであ
る。また、指令回路148からの指令パルスPs
及び方向指令信号Sdはカウンタ142のクロツ
ク端子CK並びにその制御端子U/Dに入力され
ている。カウンタ142は第1の信号発生手段に
相当し、公知のアツプ・ダウンカウンタから構成
されており、制御端子U/Dに入力された信号の
論理値に応じて計数動作を加算モードと減算モー
ドとのいずれかに切換えるものである。カウンタ
142の計数内容はD/A変換器152により対
応するレベルの電圧に変換されて検出位置電圧
Vdとして加算器114に供給される。
第2の実施例においては、ミシンへの電源投入
時にステツプモータ140を原点に位置決めする
必要があることから、第2図において示す支持片
50の近傍に原点検出器154を配置し、その原
点検出器154は布検出器54の原点への到達を
検出して原点検出信号Srを指令回路148に供
給するように構成されている。指令回路148は
電源投入時に布検出器54が支持片50に向つて
移動するように指令パルスPs及び方向指令信号
Sdを発生し、前記原点検出信号Srの入力時に指
令パルスPsの発生を停止する。また、カウンタ
142はその原点検出信号Srが入力されてリセ
ツトさせるように構成されている。
[変形例] 以上詳記した実施例においては可変抵抗器11
2から縫代設定電圧Vwが出力されるようになつ
ており、縫代設定操作部材の操作に基いてこの縫
代設定電圧Vwが変えられることによつて縫代、
すなわち布縁と縫目線との距離が変更可能となつ
ているが、この変更の必要がない場合には可変抵
抗器112を省略することが可能である。
また、上記実施例においては位置検出器68の
検出範囲が縫針42の最大振幅より大きくされて
いたが、逆に位置検出器68の検出範囲の方が小
さい場合には、位置検出器68からの検出位置電
圧Vdと針位置制御電圧Vpと縫代設定電圧Vwと
の関係は第7図に示すようになり、針位置制御電
圧Vpは次式 Vp=Vc−Vd+Va−Vw で表わされることとなるため、加算器114に一
定電圧Va及びVcを検出位置電圧Vd及び縫代設
定電圧Vwと共に供給することが必要となる。
そして、位置検出器68の検出範囲が縫針42
の最大振幅と等しい場合には各電圧間の関係は第
8図に示すようになり、針位置制御電圧Vpは次
式 Vp=Vc−Vd−Vw で表わされることとなる。
[発明の効果] 以上詳述したことから明らかなように、本発明
は、送り装置による加工布の移送方向と直交する
方向に移動し得るように布検出器をミシン機枠に
配置し、その布検出器が加工布の側縁と所定位置
関係になるように検出位置制御手段が布検出器に
連結された検出用モータを駆動制御し、第1の信
号発生手段が布検出器の位置に関する検出位置信
号を発生する構成であることから、針棒と加工布
との相対位置を決める時点において、加工布の送
り方向に延びる側縁の位置を表す検出位置信号を
正確に発生することができ、その検出位置に基づ
いて発生された位置制御手段に従つて前記相対位
置を高速にて決定することができる。このことか
ら、ミシンの高速運転時においても、針棒と加工
布との相対位置の決定を正確に行うことができ、
加工布の側縁に沿つた美麗な縫目線を形成するこ
とができる。
また、本発明においては、布検出器が前記直交
方向の移動範囲にわたつてリニアリテイを有する
必要がなく、その検出範囲が狭い安価なものを使
用することができると共に、布検出器からの検出
信号を補正するための複雑な回路手段が不要であ
ることから制御回路が簡易になるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の第1の実施例を示
すもので、第1図は布縁倣い縫ミシンの頭部をそ
のカバーを外した状態で示す斜視図、第2図はミ
シン頭部に布検出器を移動可能に装着するための
構成を示す拡大正面図、第3図は第2図の3−3
線に従う部分断面図、第4図は上記ミシンの制御
装置の構成を示すブロツク図、第5図は上記ミシ
ンにおける針位置の制御を説明するための説明
図、第6図は本発明の第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例の制御装置と相違する部分の構
成を示すブロツク図、第7図及び第8図は第1の
実施例と異なる状態において針位置の制御を説明
するための説明図、第9図は本発明のクレーム対
応図である。 12:ベツド、18:ミシン機枠、40:針
棒、42:縫針、54:布検出器、56:発光
部、58:受光部、66:検出用モータ、68:
位置検出器、74:反射面、100:針揺動制御
モータ、110:倣い縫制御装置、130:検出
位置制御装置、140:ステツプモータ、14
2:カウンタ、144:検出位置制御装置、W:
加工布、Vs:布検出電圧、Vd:検出位置電圧、
Vp:針位置制御電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 縫針が下端に取付けられ、上下往復運動可能
    に支持された針棒と、布押さえ足と協働して加工
    布を移送する送り装置と、その送り装置による加
    工布の移送方向と直交する方向における針棒と加
    工布との相対位置を制御するためのアクチユエー
    タとを備え、そのアクチユエータの駆動により、
    加工布上にジグザグ縫目を形成し得るミシンにお
    いて、 ミシンベツド上に載置された加工布の送り方向
    に延びる側縁を検出するために前記直交方向に移
    動可能にミシン機枠に配置された布検出器と、 その布検出器を移動させるために可逆的に駆動
    される検出用モータと、 前記布検出器と加工布の側縁とが所定の位置関
    係になるように布検出器からの検出信号に従つて
    前記検出用モータの駆動を制御する検出位置制御
    手段と、 前記直交方向における布検出器の位置に関する
    検出位置信号を発生する第1の信号発生手段と、 前記加工布の側縁から所定距離だけ離れた位置
    に針棒を位置決めするための位置制御信号を前記
    検出位置信号に基づき且つ針棒の上下往復運動に
    同期して発生する第2の信号発生手段とを設け、 前記アクチユエータを第2の信号発生手段から
    の位置制御信号に従つて駆動することを特徴とす
    る布縁倣い縫ミシン。 2 前記布検出器は、ミシンベツド上の反射面に
    向つて検光する発光部と、その反射面からの反射
    光を受光する受光部とを有し、その発光部及び受
    光部がミシン頭部に設けられた案内体により前記
    直交方向に案内されることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の布縁倣い縫ミシン。 3 前記第1の信号発生手段は、前記布検出器ま
    たは検出用モータに作動的に連結された位置検出
    器を有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の布縁倣い縫ミシン。 4 前記検出用モータはステツプモータから構成
    され、前記第1の信号発生手段は、そのステツプ
    モータのステツプ数に関連する信号を前記検出位
    置信号として発生することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の布縁倣い縫ミシン。
JP6308586A 1986-03-20 1986-03-20 布縁倣い縫ミシン Granted JPS62221389A (ja)

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