JPH0142708B2 - - Google Patents

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JPH0142708B2
JPH0142708B2 JP13971285A JP13971285A JPH0142708B2 JP H0142708 B2 JPH0142708 B2 JP H0142708B2 JP 13971285 A JP13971285 A JP 13971285A JP 13971285 A JP13971285 A JP 13971285A JP H0142708 B2 JPH0142708 B2 JP H0142708B2
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JP
Japan
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needle
signal
sewing
range
sewing machine
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JP13971285A
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JPS62389A (ja
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Nobuyuki Naganuma
Takafumi Tanaka
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0142708B2 publication Critical patent/JPH0142708B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はジグザグミシンに関するものであり、
特に、加工布の側縁(布縁という)から所定距離
だけ隔てて縫目線を形成する布縁倣い縫ミシンに
関するものである。
従来の技術 ジグザグミシンは、上下往復運動および横方向
揺動運動可能な縫針を含む縫目形成機構と、縫針
を上下往復運動させる針上下駆動手段と、縫針の
揺動位置を制御する針揺動制御モータとを備え、
縫針の横方向揺動運動によつて縫目形成位置を変
化させ得るものである。このジグザグミシンであ
つて布縁倣い縫の可能なものは、米国特許第
4248168号の明細書によつて既に知られている。
これは、透過型フオトセンサから成る布検出器に
よつて布縁の位置が検出され、その検出信号に基
づいて縫針の横方向位置が制御されることにより
布縁から一定距離隔てて縫目線が形成されるもの
である。
このように縫針の横方向位置、すなわち加工布
の送り方向に直角な方向の位置が変えられるとい
うジグザグミシンの特徴を利用すれば、布検出器
を始め、簡単な装置の付加によつて布縁倣い縫の
可能なミシンを得ることができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来のこの種の布縁倣い縫ミシ
ンには、布縁と縫目線との距離、すなわち縫代が
所望の値に保たれていないにもかかわらずオペレ
ータがそれに気付かずに縫製を続けてしまう可能
性があり、また、たとえ気付いても加工布が送ら
れつつある状態ではその位置修正が間に合わず、
そのために縫代が所望の値から外れてしまう事態
が発生するという問題があつた。
布縁倣い縫が行われている間、布縁の位置変動
が縫針の最大揺動範囲以内に保たれていれば縫代
は自動的に所定の値に保たれるのであるが、ジグ
ザグミシンにおける縫針の最大揺動範囲は例えば
7mmというようにそれほど広くないのが普通であ
るため、布縁位置の変動量が縫針の最大揺動範囲
を越え、針位置の制御が不可能となつて縫代が所
定の値に保たれなくなる可能性があるのである。
また、そのような事態が発生しそうであることに
オペレータが気付いた場合には、ほぼ針落下点、
すなわち縫針の中心線と針板上面との交点を中心
として加工布を小角度回動させることにより、縫
針の位置を最大揺動範囲の中央に向かつて戻して
やる必要があるのであるが、加工布が送られつつ
ある状態ではこの位置修正が間に合わず、縫針が
最大揺動範囲の端に達して針位置の制御が不可能
となつて縫代が所定の値から外れてしまうことと
なるのである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記の問題点を解決すべく、第1図に
示すように、前記縫目形成機構、針上下駆動手段
および針揺動制御モータを備えたジグザグミシン
に、(a)縫針の揺動方向と交差する方向に延びる加
工布の側縁の位置を検出するために縫針の最大揺
動範囲より大きな検出可能範囲を有し、その揺動
方向における前記側縁の位置に関する布縁位置信
号を発生する布検出器と、(b)縫針の揺動位置が加
工布の側縁から所定距離だけ離れた位置になるよ
うに布縁位置信号に従つて変化する針位置指令信
号を発生して針揺動制御モータの駆動を制御する
針位置決め手段と、(c)縫針の最大揺動範囲に対応
する第一の信号範囲とその最大揺動範囲より小さ
な縫製可能揺動範囲に対応する第二の信号範囲と
を設定する針位置範囲設定手段と、(d)針位置指令
信号の値が前記第一の信号範囲を越えるときに異
常信号を、第一の信号範囲内であつて第二の信号
範囲を越えるときに限界信号を、第二の信号範囲
内であるときに許可信号を発生する判別手段と、
(e)縫針をミシンベツドより上方の針上位置とその
ミシンベツドより下方の針下位置とのいずれか一
方の位置に選択的に停止させるために作動可能な
針停止手段と、(f)異常信号が発生したときに針停
止手段を作動させて縫針を針上位置にて停止さ
せ、限界信号が発生したときに針停止手段を作動
させて縫針を針下位置にて停止させ、許可信号の
発生の間前記針上下駆動手段を作動させる制御手
段とを設けたものである。
作 用 上記のように構成された布縁倣い縫の可能なジ
グザグミシンにおいては、オペレータによる布縁
の位置修正が適正に行われて縫針が最大揺動範囲
より狭く設定された縫製可能揺動範囲内に保たれ
ている場合には、判別手段から許可信号が発せら
れ、針上下駆動手段および縫目形成機構が作動し
て所定の縫代で縫製が行われる。
また、縫針の位置が縫製可能揺動範囲を越えた
場合には、判別手段から限界信号が発せられ、制
御手段が針停止手段を作動させて縫針が針下位置
に停止させられる。そして、縫針の位置が最大揺
動範囲の端に達したときは判別手段から異常信号
が発せられ、その異常信号を受けた制御手段が針
停止手段を作動させて、縫針が針上位置に停止さ
せられる。
発明の効果 上記のように縫針の横方向位置が縫製可能揺動
範囲を越えたときには、ミシンが自動的に停止す
るため、縫代が所定の大きさに保たれていないに
もかかわらずオペレータがそれに気付かないで縫
製を継続してしまう恐れがなくなる効果が得られ
る。
また、縫針の位置が縫製可能揺動範囲は越えた
が未だ最大揺動範囲内にあるときには、縫針が針
下位置で加工布を貫通した状態で停止させられる
ため、オペレータはその縫針を中心として加工布
を回動させ、布縁の位置修正を正確に行うことが
できる。
さらに、縫針の位置が最大揺動範囲の端に至る
のは、布縁の位置がよほど不適切であつて加工布
を針落下点を中心に回動させる程度では布縁位置
の修正が困難である場合、あるいは縫代が既に所
定の値から外れている場合が多いのであるが、本
発明に係るミシンにおいては、この場合に縫針が
針上位置に停止させられて加工布から完全に抜け
出ているため、オペレータは加工布を自由に移動
させて布縁の位置を大きく修正し、あるいは縫製
作業のやり直しを行うことができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
本実施例のミシンは、第2図に示すように、上
面が平らなベツド10と、そのベツド10の右端
から立ち上がつた脚柱部12と、その脚柱部12
の上端から片持ち状にかつベツド10にほぼ平行
に延びる上方アーム14とから成るミシン機枠1
6を備えている。上方アーム14の自由端側の頭
部18にはミシンモータの起動、停止を制御する
起動停止スイツチ20が設けられ、上方アーム1
4には更にこのミシンによつて形成可能な複数種
類の縫目模様を表す形象が表示された表示板22
と、縫目模様を選択するために操作される模様選
択スイツチ24とが設けられている。また、脚柱
部12には、布縁から一定の距離を隔てて縫目線
を形成する倣い縫を行うための倣い縫スイツチ2
6と、速度調節操作部材28、針揺動調節操作部
材30および送り量調節操作部材32とが設けら
れている。
第3図は頭部18のカバーを外した状態を示し
ており、ミシン機枠16に固定の突起34には、
揺動支持枠としての針棒台36が軸38によつて
垂直面内において揺動可能に取り付けられてい
る。この針棒台36に針棒40が上下方向に摺動
可能に取り付けられており、その下端に縫針42
が固定されている。針棒40は針棒抱き44等を
介して図示しないミシンモータに接続されてお
り、これらから成る針上下駆動手段によつて縫針
42が上下往復運動をさせられるようになつてい
る。また、針棒台36にはZ連杆46等を介して
針揺動制御モータ(図示せず)が接続されてお
り、この針揺動制御モータの駆動によつて針棒台
36が揺動させられることにより、縫針42が横
方向に揺動させられるようになつている。この縫
針42は、ベツド10側に設けられた図示しない
かまと共に縫目形成機構を構成する。
ミシン頭部18の下面にはブラケツト52を介
して布検出器54が固定されている。布検出器5
4は赤外線を放射する発光素子56を発光部とし
て、また、その赤外線の反射して来たものを受光
する受光素子58を受光部として備えるととも
に、それら発光素子56および受光素子58を保
持するホルダ59と、図示を省略する信号処理回
路とを備えている。また、受光素子58の近傍に
は、赤外線の通過は許容するが他の波長の光は遮
断する光学フイルタ60が設けられている。
前記ベツド10の上面には第2図から明らかな
ように開口が形成されており、この開口が針板6
6によつて塞がれている。この針板66には複数
のスロツトが形成され、このスロツトから送り歯
68が上方へ突出可能とされている。この送り歯
68は送り制御用アクチユエータとしての送り制
御モータに連結されて、縫針の上下往復運動に調
時し、かつ送り量が可変である送り運動を与えら
れる送り装置を構成し、図示を省略する布押え足
と共同して加工布70を前後方向に送るものであ
る。
針板66には更に左右方向に長い針孔72が形
成されているが、この針孔72に近接しかつこれ
と平行に反射面74が形成されている。この反射
面74は、前記布検出器54の発光素子56から
放射された赤外線を受光素子58に向かつて反射
するものであり、第4図aに示すように発光素子
56と受光素子58との中央の点Pを中心とする
円弧凹面とされている。発光素子56と受光素子
58とは前記針棒台36の揺動平面に平行な平面
内において水平方向に小距離離れて配設されてい
るが、その離間距離の中点Pを中心とする円弧凹
面とされているのである。したがつて、この中点
Pと反射面74上の任意の1点Qとを結ぶ直線は
反射面74と直交するとともに、発光素子56と
点Qとを結ぶ直線と受光素子58と点Qとを結ぶ
直線との成す角θを二等分することとなり、発光
素子56から点Qに向かつて放射された光は正確
に受光素子58に向かつて反射される。その結
果、受光素子58自体はリニアリテイの有る範囲
が極く狭い安価なものであるにもかかわらず、第
4図bに示すように加工布70の布縁位置と布検
出器54の出力電圧との間に広い範囲にわたつて
直線関係が成立することとなり、布検出器54は
縫針42の最大揺動範囲より広い検出可能範囲を
有するものとなつている。なお、反射面74は針
孔72に極く近接して設けられているのに対し
て、布検出器54は針棒台36およびその針棒台
36の揺動を案内するガイド等との干渉を避けて
針棒40から一定距離前側(オペレータ側)に外
れた位置に設けられているため、反射面74は僅
かにオペレータ側に傾いて形成され、発光素子5
6から放射された放射光を正確に受光素子58に
向かつて反射するようにされている。
第5図に本ミシンの制御装置を示す。この制御
装置はデイスクリート回路として示されている
が、主要部をコンピユータで構成することも可能
である。前記模様選択スイツチ24が第5図の左
端に示されている。この模様選択スイツチ24に
は模様選択カウンタ80が接続されており、模様
選択スイツチ24の操作回数をカウントし、その
カウント内容を縫目データ発生装置82に供給す
る。また、図示はしないが、このカウント内容に
応じて、前記表示板22に配設されている複数の
発光ダイオードが発光させられ、選択された縫目
模様が示されるようになつている。
縫目データ発生装置82は形成可能な縫目模様
の各々に対応した縫目データを記憶しており、そ
れらの縫目データ中から模様選択カウンタ80の
カウント内容に対応した縫目データを選択し、こ
れを縫目制御信号として送り演算装置84と針揺
動演算装置86とに供給するようになつている。
すなわち、縫目データ発生装置82には前記針棒
40が1往復上下運動する毎に1個のパルス信号
を発生するタイミングパルス発生器88が接続さ
れており、このタイミングパルスが供給される毎
に縫目データ発生装置82は縫目データ中の送り
データおよび針揺動データをそれぞれ送り演算装
置84および針揺動演算装置86に供給するので
ある。
上記送り演算装置84には送り量調節装置89
が、また、針揺動演算装置86には針揺動調節装
置90がそれぞれ接続されている。送り量調節装
置89は、前記送り量調節操作部材32の操作に
応じて変化する送り調節データを送り演算装置8
4に供給する。送り演算装置84は、この送り調
節データと前記縫目データ発生装置82から供給
される送りデータとの掛算を行つて、縫目データ
発生装置82から供給された送りデータに送り量
調節操作部材32の操作位置に対応した変更を加
えた上で、送り駆動制御回路92に供給する。針
揺動演算装置86も同様にして縫目データ発生装
置82から供給される針揺動データに針揺動調節
操作部材30の位置に対応した変更を加えた上、
マルチプレクサ94を経て針揺動制御回路96に
供給する。その結果、送り駆動制御回路92が送
り制御モータ98を、また、針揺動制御回路96
が針揺動制御モータ100をそれぞれ制御し、縫
針42の揺動および送り歯68による布送り量が
適宜制御されて、模様選択スイツチ24の操作に
よつて選択された縫目模様が形成されることとな
る。
前記速度調節操作部材28は、第5図の右下部
分に記載されている速度調節装置102の速度調
節データを変更するためのものである。速度調節
装置102はミシンモータ制御装置104に接続
されており、ミシンモータ制御装置104は速度
調節装置102から供給される速度調節データに
基づいてミシンモータの回転速度を決定し、ミシ
ンモータ駆動回路106を介してミシンモータ1
08を速度調節操作部材28の位置に対応した速
度で回転させる。
また、前記倣い縫スイツチ26は模様選択カウ
ンタ80、マルチプレクサ94およびミシンモー
タ制御装置104に接続されており、この倣い縫
スイツチ26からの信号ETの立上がりに応じて
模様選択カウンタ80がリセツトされて縫目デー
タ発生装置82からは直線縫いの縫目データが出
力されるとともに、マルチプレクサ94は針揺動
演算装置86の出力信号ではなく倣い縫制御装置
110からの針位置指令信号である針位置データ
Dpを針揺動制御回路96に供給する状態に切り
換えられ、かつ、ミシンモータ制御装置104は
前記速度調節装置102からの速度調節データに
基づく速度制御ではなく、後述の倣い縫のための
速度制御を行う状態となる。
倣い縫制御装置110には、前記布検出器54
が接続されている。布検出器54の布縁位置信号
としての検出電圧Vdが倣い縫制御装置110の
加算器112に供給されるようになつているので
ある。この加算器112には検出電圧Vdと共に
一定電圧Vcが供給されるようになつており、加
算器112は一定電圧Vcから検出電圧Vdを差し
引いた大きさの電圧をA/D変換器114に向か
つて出力し、A/D変換器114はこれをデジタ
ル化して布縁検出データDdを別の加算器116
に供給する。この加算器116には縫代データメ
モリ118からの縫代データDwが供給されるよ
うになつており、加算器116は、前記タイミン
グパルス発生器88からのタイミングパルスTP
がオア回路122を経て供給される毎に、布縁検
出データDdから縫代データDwを差し引いた針位
置データDpを針位置指令信号としてマルチプレ
クサ94を経て針揺動制御回路96に供給し、針
揺動制御回路96はこの針位置データDpに従つ
て針揺動制御モータ100を制御するようになつ
ている。加算器112、A/D変換器114、縫
代データメモリ118、加算器116、マルチプ
レクサ94、針揺動制御回路96等が針位置決め
手段を構成しているのである。
第6図は上記各電圧およびデータの関係を示す
図である。第6図から明らかなように、一定電圧
Vcは縫針42の最大振幅範囲の左端から布検出
器54の検出範囲の右端までの距離に対応する電
圧(反射面74が加工布70によつて最大振幅範
囲の左端の位置まで覆われた状態における布検出
器54の出力電圧)であり、検出電圧Vdは検出
範囲の右端から加工布70の布縁までの距離に対
応する電圧である。したがつて、加算器112は
縫針42の最大振幅範囲の左端位置から加工布7
0の布縁までの距離に対応する電圧を演算し、
A/D変換器114はこれをデジタル化して最大
振幅範囲の左端位置から布縁までの距離に対応し
たデジタル値である布縁検出データDdを加算器
116に供給することとなる。そして、加算器1
16はこの布縁検出データDdから縫代データDw
を差し引いて最大振幅範囲の左端位置から縫目線
までの距離に対応する針位置データDpを求め、
これをマルチプレクサ94に供給するのである。
上記縫代データDwは、前記針揺動調節装置9
0の出力信号に基づいて縫代データメモリ118
から出力される。すなわち、縫代データメモリ1
18には針揺動調節装置90の出力信号である針
揺動調節データに対応して複数の縫代データが記
憶されており、これらのデータのいずれかが針揺
動調節装置90からの針揺動調節データに応じて
選択され、加算器116に供給されるのである。
加算器116は前述のようにタイミングパルス
発生器88からのタイミングパルスTPが供給さ
れる毎に加算を行うものであるが、ミシンモータ
108が停止している状態においてはこのタイミ
ングパルスTPが供給されず、加算器116が作
動しなくなつてしまうため、ミシンモータ108
の停止中においてはクロツクパルス発生器126
からのクロツクパルスが擬似タイミングパルスと
して加算器116に供給されるようになつてい
る。ミシンモータ108が停止しており、かつ、
縫針42が針上位置にある場合にアンド回路12
8を経てクロツクパルスが加算器116に供給さ
れるようになつているのである。
以上の説明から明らかなように、針揺動調節装
置90の出力信号である針揺動調節データが、倣
い縫スイツチ26がオフの状態においては針揺動
演算装置86において縫目データ発生装置82か
らの針揺動データと掛け合わされ、マルチプレク
サ94を経て針揺動制御回路96に供給される一
方、倣い縫スイツチ26がオンの状態においては
縫代データメモリ118において縫代データDw
に変換され、さらに加算器116において針位置
データDpに変換されてマルチプレクサ94を経
て針揺動制御回路96に供給されるようになつて
いる。針揺動調節装置90が二つの動作モードに
切換えが可能な調節装置となつており、倣い縫ス
イツチ26がその調節装置を第一の動作モードと
第二の動作モードとに切り換える切換手段を構成
しているのである。
前記加算器116からの針位置データDpは、
指令速度データメモリ130と判別回路132と
にも供給されるようになつている。指令速度デー
タメモリ130には、針位置データDpに対応し
て複数のミシンモータ指令速度データが記憶され
ている。この指令速度は針位置データDpが縫針
42の最大揺動範囲の中央に対応する基準値であ
るときに最も高く、その中央の値からの偏差が大
きくなるに従つて順次低くなるように設定されて
いる。すなわち、縫針42が最大揺動範囲の中央
付近に位置する状態では、布縁の位置が適正であ
つて加工布70の位置修正を行う必要がないため
高速で縫製が行われ、縫針42の位置が最大揺動
範囲の端に近づくに従つて加工布70の大きな位
置修正が必要であるため、縫製速度が低下させら
れるようになつているのである。
判別回路132には針位置範囲設定手段として
の針位置範囲設定器134が接続されており、第
7図に示すように縫針42の最大揺動範囲の両端
に対応するデータC1およびC2と、最大揺動範
囲よりやや狭く設定された縫製可能揺動範囲の両
端に対応するデータB1およびB2が判別回路1
32に供給されるようになつている。判別回路1
32は、加算器116から供給される針位置デー
タDpをこれらのデータB1,,B2,C1,C2
と比較し、針位置データDpがデータB1からB
2までの範囲にあるとき許可信号を発し、データ
B2とC2との間およびC1とB2との間にある
とき限界信号を発し、C2より大きいかC1より
小さい場合に異常信号を発するようにされてい
る。データC1からデータC2までの範囲が最大
揺動範囲に対応する第一の信号範囲、データB1
からデータB2までの範囲が縫製可能揺動範囲に
対応する第二の信号範囲となつているのであり、
判別回路132が針位置指令信号がいかなる信号
範囲に属するかを判別する判別手段を構成してい
るのである。
許可信号はゲート136に送られて、前記指令
速度データメモリ130からの指令速度データが
ミシンモータ制御装置104に供給されることを
許容する。一方、限界信号と異常信号とは、針位
置検出器138に供給されるとともにオア回路1
40を経て起動停止指令回路142にも供給され
る。針位置検出器138は、限界信号が供給され
ている状態では縫針42がそれの先端がベツド1
0の上面より低くなる針下位置に達したとき針位
置検出信号をミシンモータ制御装置104に供給
し、異常信号が供給されている状態では縫針42
がそれの先端がミシンベツド10の上面より上方
に位置する針上位置に達したとき針位置検出信号
を供給するようになつている。また、起動停止指
令回路142は本来前記起動停止スイツチ20の
操作に応じてミシンモータ108の起動指令およ
び停止指令をミシンモータ制御装置104に供給
するものであるが、限界信号または異常信号が供
給された場合にも停止指令信号を供給するように
されており、ミシンモータ制御装置104はこの
停止指令信号を受けた後、針位置検出器138か
ら針位置検出信号を受けたときミシンモータ10
8を停止させる。起動停止指令回路142および
ミシンモータ制御装置104が針停止手段を構成
し、針位置検出器138、指令速度データメモリ
130およびゲート136が異常信号、限界信号
および許可信号に応じて縫針42の作動および停
止を制御する制御手段を構成しているのである。
上記のように構成されたミシンによつて倣い縫
を行う場合には、オペレータはまず加工布70を
縫目線形成希望位置が針孔72のほぼ中央となる
ようにセツトする。そして、倣い縫スイツチ26
を操作すれば模様選択カウンタ80がリセツトさ
れ、それまでいかなる縫目模様が選択されていた
場合でも直線縫いが選択された状態となる。ま
た、マルチプレクサ94が倣い縫制御装置110
の針位置データDpを針揺動制御回路96に供給
する状態に切り換えられ、かつ、ミシンモータ制
御装置104も倣い縫制御装置110からのデー
タに基づいてミシンモータ108を制御する状態
となる。
上記のように加工布70がセツトされた状態に
おいて、布検出器54は検出範囲の加工布70に
覆われていない部分の面積に対応する検出電圧
Vdを加算器112へ供給する。加算器112は
この検出電圧Vdを一定電圧Vcから差し引いた電
圧をA/D変換器114に供給し、A/D変換器
114はこれを布縁検出データDdとして加算器
116に供給する。この状態においてはミシンは
まだ起動されておらず、かつ、縫針42は上昇位
置にあるため、クロツクパルス発生器126から
のクロツクパルスがアンド回路128およびオア
回路122を経て加算器116に供給される。こ
のクロツクパルスを受けた加算器116は、布縁
検出データDdから縫代データDwを差し引いて針
位置データDpを出力する。
マルチプレクサ94はこの針位置データDpを
針揺動制御回路96に供給し、針揺動制御回路9
6はこの針位置データDpに基いて針揺動制御モ
ータ100を駆動する。その結果、針棒台36が
揺動させられ、それに針棒40を介して支持され
ている縫針42の位置が変えられる。この縫針4
2の位置が希望通りであればオペレータは起動停
止スイツチ20を操作してミシンモータ108を
起動させるのであるが、そうでなければ針揺動調
節操作部材30を操作する。この操作によつて針
揺動調節装置90の出力信号である針揺動調節デ
ータが変化し、この変化した針揺動調節データに
基づいて縫代データメモリ118から縫代データ
Dwが出力され、加算器116に供給される。以
下、上記の場合と同様にこの新しい縫代データ
Dwに基づいて縫針42の位置制御が行われる。
そして、縫針42の位置が希望通りの位置にな
つたならば、オペレータは起動停止スイツチ20
を操作してミシンモータ108を起動させる。こ
れによつて所望の位置に縫目線が形成され、所望
の縫代で縫製が行われることとなるが、この際形
成される縫目の大きさは縫目データ発生装置82
から供給される送りデータと送り量調節装置89
から供給される送り調節データとによつて決まる
ことは通常の縫製作業におけると同様である。
縫目線の形成に伴つて加工布70が送られ、こ
の過程においてオペレータは布縁の位置をほぼ一
定に保つのであるが、これがある程度は変動する
ことを避け得ない。そして、布縁位置が変動した
場合には布検出器54からの検出電圧Vdが変動
する。ミシンの作動中においてはタイミングパル
ス発生器88からのタイミングパルスTPがオア
回路122を経て加算器116に供給されるた
め、このタイミングパルスTPの入力に応じて加
算器116が針位置データDpを出力し、これが
マルチプレクサ94に供給され、以後はミシンの
停止状態におけると同様にして縫針42の位置が
変えられる。加工布70の布縁の位置が変動した
場合には縫針42の位置がそれに追従するように
自動的に変更されるのであり、それによつて縫代
は一定に保たれる。
このように布縁倣い縫が行われている間、オペ
レータは縫針42の位置ができる限り最大揺動範
囲の中央に位置するように加工布70の位置を修
正することが必要である。縫針42の位置が最大
揺動範囲の端に達すれば、もはや布縁位置の変動
に追従し得なくなるからである。しかしながら、
本実施例のミシンにおいては最大揺動範囲が7mm
であるため、上記のような事態が発生しないよう
に加工布70の位置を修正し続けられなくなる可
能性がある。
そこで本実施例においては、縫針42の位置が
最大揺動範囲の中央付近に位置している状態では
ミシンモータ108が高速で回転させられるが、
最大揺動範囲の端に近くなるに従つて回転速度が
低下させられるようになつている。指令速度デー
タメモリ130から低速を指令するデータがミシ
ンモータ制御装置104に供給され、ミシンモー
タ108の回転速度が低下させられるのである。
加工布70の位置の必要修正量が大きくなるほど
縫製速度が自動的に低下するのであり、縫製速度
が低下すれば加工布70の修正が容易となるた
め、結局、布縁倣い縫を容易に行うことができる
こととなる。
それでもなお縫針42の位置が最大揺動範囲の
端もしくはその近傍に至つた場合には、ミシンモ
ータ108が自動的に停止させられる。すなわ
ち、加算器116からの針位置データDpが針揺
動範囲設定器134からのデータB1からデータ
B2までの範囲にある間は、判別回路132が許
可信号を出力してゲート136を開いており、上
記のようなミシンモータ108の速度制御が行わ
れるのであるが、針位置データDpがデータB2
より大きくなるか、データB1より小さくなつた
場合には、判別回路132から許可信号が出力さ
れなくなつてゲート136が閉じられるととも
に、限界信号が針位置検出器138と起動停止指
令回路142とに供給される。起動停止指令回路
142は限界信号に応じてミシン停止指令信号を
ミシンモータ制御装置104に供給する。これに
応じてミシンモータ制御装置104はミシンモー
タ108の回転速度をいつでも停止し得る速度に
まで低下させる。そして、縫針42が針下位置に
来たときに針位置検出器138が針位置検出信号
を出力し、これを受けたミシンモータ制御装置1
04はその位置でミシンモータ108を停止させ
る。
この状態においては縫針42が加工布70を貫
通しているため、オペレータはその縫針42を中
心に加工布70を小角度回動させた後、起動停止
スイツチ20を操作してミシンモータ108を起
動する。これによつて縫製が再開されるのである
が、加工布70の位置は上記の回動操作によつて
十分修正されているため、縫針42の位置は加工
布70が送られるに従つて最大揺動範囲の中央に
近づくこととなる。
一方、判別回路132から異常信号が発せられ
た場合には、針位置検出器138は縫針42が針
上位置に達したときに針位置検出信号を出力し、
それを受けたミシンモータ制御装置104がミシ
ンモータ108を停止させる。異常信号が発せら
れるのは縫針42が最大揺動範囲の端に達して縫
代が一定に保たれなくなつたときであるため、少
なくともその近傍における倣い縫をやり直す必要
があるのであるが、上記のように縫針42が針上
位置に停止させられるため、オペレータは自由に
加工布70を移動させて倣い縫のやり直しを行う
ことができる。
以上詳記した実施例においては、加算器116
からの針位置データDpが直接指令速度データメ
モリ130に供給されるようになつていたが、第
8図に示すように、基準値設定器152から供給
される基準データ(最大揺動範囲の中央に相当す
るデータ)と共に偏差演算器150に供給され、
偏差演算器150が針位置データDpの基準デー
タからの偏差を演算し、その演算された偏差デー
タが指令速度データメモリ130に供給されるよ
うにすることも可能である。このようにすれば、
指令速度データメモリ130の記憶容量を半分に
減らすことができる。
また、上記実施例においては布検出器として反
射型のフオトセンサが使用されており、安価なフ
オトセンサにより広い範囲において布縁位置の検
出が可能である利点があるのであるが、受光素子
をミシンのベツドに配設し、加工布によつて覆わ
れていない部分の面積に対応した信号を出力させ
るようにした透過型フオトセンサを採用すること
も可能である。
また、上記実施例においてはミシンが停止して
いる状態においても縫針42の位置が針揺動調節
操作部材30の操作に応じて変えられるようにな
つているため、縫製開始当初から縫目線は所望の
位置に形成されるようになつているが、このよう
な必要がない場合にはクロツクパルス発生器12
6およびアンド回路128を省略することができ
る。
さらに、上記実施例においては倣い縫が行われ
る場合には自動的に直線縫が選択されるようにな
つているが、これは倣い縫には一般に直線縫いが
使用されるためであつて、任意の縫目模様で倣い
縫を行い得るようにすることも可能である。
その他、倣い縫制御装置110の構成を変更
し、あるいは針棒台36をほぼ垂直な軸線のまわ
りの揺動運動によつて縫針の横方向位置を変える
ものとし、あるいはジグザグミシン全体の構成を
変更するなど、当業者の知識に基づいて種々の変
形、改良を施した態様で本発明を実施することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示す図であ
る。第2図は本発明の一実施例であるジグザグミ
シンの外観を概略的に示す斜視図である。第3図
は同ミシンの頭部をそのカバーを外した状態で示
す正面図である。第4図は同ミシンにおける布検
出器と反射面との相対位置関係ならびに布検出器
にリニアリテイの得られる範囲を示す説明図であ
る。第5図は同ミシンの制御回路を示すブロツク
図である。第6図は同ミシンにおける針位置の制
御を示す説明図である。第7図は縫針の最大揺動
範囲と判別回路から許容、限界および異常の各信
号が出力される範囲との関係を示す説明図であ
る。第8図は本発明の別の実施例における制御回
路の一部を示すブロツク図である。 36:針棒台、{40:針棒、44:針棒抱き、
108:ミシンモータ}(針上下駆動手段)、4
2:縫針(縫目形成機構)、54:布検出器、7
0:加工布、74:反射面、{94:マルチプレ
クサ、96:針揺動制御回路、112:加算器、
114:A/D変換器、116:加算器、11
8:縫代データメモリ}(針位置決め手段)、10
0:針揺動制御モータ、{104:ミシンモータ
制御装置、142:起動停止指令回路}(針停止
手段)、{130:指令速度データメモリ、13
6:ゲート、138:針位置検出器}(制御手
段)、132:判別回路(判別手段)、134:針
位置範囲設定器(針位置範囲設定手段)、15
0:偏差演算器、152:基準値設定器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下往復運動および横方向揺動運動可能な縫
    針を含む縫目形成機構と、前記縫針を上下往復運
    動させる針上下駆動手段と、前記縫針の揺動位置
    を制御するために駆動される針揺動制御モータと
    を備え、その針揺動制御モータの駆動により縫目
    形成位置を変化させるジグザグミシンにおいて、 前記縫針の揺動方向と交差する方向に延びる加
    工布の側縁の位置を検出するために縫針の最大揺
    動範囲より大きな検出可能範囲を有し、その揺動
    方向における前記側縁の位置に関する布縁位置信
    号を発生する布検出器と、 前記縫針の揺動位置が前記加工布の側縁から所
    定距離だけ離れた位置になるように前記布縁位置
    信号に従つて変化する針位置指令信号を発生して
    前記針揺動制御モータの駆動を制御する針位置決
    め手段と、 前記縫針の最大揺動範囲に対応する第一の信号
    範囲とその最大揺動範囲より小さな縫製可能揺動
    範囲に対応する第二の信号範囲とを設定する針位
    置範囲設定手段と、 前記針位置指令信号の値が前記第一の信号範囲
    を越えるときに異常信号を、第一の信号範囲内で
    あつて前記第二の信号範囲を越えるときに限界信
    号を、第二の信号範囲内であるときに許可信号を
    発生する判別手段と、 前記縫針をミシンベツドより上方の針上位置と
    そのミシンベツドより下方の針下位置とのいずれ
    か一方の位置に選択的に停止させるために作動可
    能な針停止手段と、 前記異常信号が発生したときに前記針停止手段
    を作動させて前記縫針を針上位置にて停止させ、
    前記限界信号が発生したときに針停止手段を作動
    させて縫針を針下位置にて停止させ、前記許可信
    号の発生の間前記針上下駆動手段を作動させる制
    御手段と を設けたことを特徴とする布縁倣い縫ミシン。 2 前記制御手段が、前記針位置信号の値が前記
    第二の信号範囲内にあるときに、所定の基準値に
    対する針位置信号の偏差が増すに従つて前記針上
    下駆動手段の駆動源であるミシンモータ速度を低
    く制御するものである特許請求の範囲第1項記載
    の布縁倣い縫ミシン。
JP13971285A 1985-06-26 1985-06-26 布縁倣い縫ミシン Granted JPS62389A (ja)

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