JPS63275366A - 布縁倣い縫ミシン - Google Patents

布縁倣い縫ミシン

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JPS63275366A
JPS63275366A JP11117487A JP11117487A JPS63275366A JP S63275366 A JPS63275366 A JP S63275366A JP 11117487 A JP11117487 A JP 11117487A JP 11117487 A JP11117487 A JP 11117487A JP S63275366 A JPS63275366 A JP S63275366A
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JP
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cloth
detector
needle
detection
sewing machine
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JP11117487A
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堀江 不二夫
隆文 田中
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 愈栗上旦杜几分互 本発明は、布縁倣い縫ミシンに関するものであり、特に
、縫針と布検出器とを布端の位置変動に従って横方向に
移動させる倣い制御の改善に関するものである。
l米立技土 布縁倣い縫ミシンは特開昭61−267675号公報に
よって既に知られている。これは、縫針が下端に取り付
けられる針棒を上下往復運動可能に支持し、横方向揺動
可能にミシン機枠に配設された揺動支持枠と、針棒の横
方向揺動位置を制御するために揺動支持枠に作動的に連
結された制御モータと、揺動支持枠に作動的に連結され
、針棒の揺動方向と直交する方向に移送される加工布の
布端との相対的位置に応じた検出器信号を出力する布検
出器と、その布検出器からの検出器信号の値が所定の基
準値になるように制御モータを駆動する倣い制御手段と
備えたものである。
この種のものにおいては、まず、布検出器から布端との
横方向相対位置に応じた検出器信号を得る布位置検出が
行われ、次に、倣い制御手段がその検出器信号に基づい
て基準値と等しい検出器信号が得られる位置まで布検出
器を揺動させる布検出器の位置決め(以下、単に検出器
位置決めという)が行われ、その後、布端に沿って縫目
が形成される。また、布端と縫目との横方向距離(以下
、縫代という)は、布検出器と縫針との横方向相対位置
から決まり、布検出器が位置決めされると同時に縫針も
位置決めされる。この場合において、縫針が正確に位置
決めされるためには布検出器が正確に位置決めされるこ
とが必要である。
また、上述のように、この種のミシンにおいては、布検
出器と縫針とが共通の制御モータによって一体的に移動
させられるようになっているため、縫針が下降位置にあ
って加工布に刺さっているときには、布検出器を移動さ
せることができない。
したがって、布検出器の位置決めは、例えば、縫針を上
下往復運動させるミシンモータの位相角を検出し、その
位相角が縫針のミシンベッド上方の位置に対応する角度
となったときに行われる。つまり、縫針がミシンベッド
の上方に位置する毎に布位置検出および検出器位置決め
が1回ずつ行われるのである。
■が”′しようと る4 占 布検出器はその検出可能範囲が比較的狭いことから、布
検出器と布端位置とが大きく離れ、検出可能範囲の限界
位置近傍またはその範囲外の位置に布端が位置する場合
は、布検出器の検出器信号が布端位置の変化に関係なく
一定値となる。そのため、布検出器の検出可能範囲の限
界位置近傍またはその範囲外に位置する布端を検出する
際には、1回ずつの布位置検出および検出器位置決めで
は布検出器を正確に布端位置に位置決めし得ない場合が
あり、その場合、必然的に縫針の位置決めが不正確とな
って倣い縫が適正に行われないという問題があった。
、1 占を ンするための 本発明は、この問題を解決すべく、第1図に示すように
、前述の縫針、揺動支持枠、制御モータ。
布検出器および倣い制御手段を含む布縁倣い縫ミシンに
おいて、縫針がミシンベッド面より上方に位置する期間
の中で布検出器が加工布の布端を検出するのに許容され
る検出許容期間を設定する許容期間設定手段と、検出許
容期間より充分に短い周期にて検出周期を設定する検出
周期設定手段とを設けるとともに、倣い制御手段を、制
御モータの駆動を検出許容期間中に検出周期にて実行す
るものとしたものである。
検出許容期間が経過したにもかかわらず、布検出器の検
出器信号の値が所定の基準値と一致しないことがある場
合には、上記倣い制御手段を、その経過時点における布
検出器の揺動位置に関する位置信号を所定値だけ較正す
るように構成することが望ましい。
昨月− 縫針がミシンベッド上方に位置する毎に、許容期間設定
手段が縫針が上昇位置にある時間内で検出許容期間を設
定するともに、検出周期設定手段がその検出許容期間よ
り充分短い周期で、1回の布位置検出および検出器位置
決めを行う検出周期を設定する。それによって、検出周
期毎に布検出器による布位置検出および検出器位置決め
が、検出許容期間が終了するまで、あるいは検出器信号
が基準値と一敗するまで繰り返して行われる。なお、許
容期間設定手段は縫針に上下運動を与えるミシンモータ
の回転軸の位相角に基づいて作動し、回転速度に対応す
る検出許容期間を設定するものでも、常に一定時間の検
出許容期間を設定するものでもよい。
また、上記倣い制御手段の望ましい態様においては、検
出許容期間が経過したにもかかわらず検出器信号と基準
値とが一敗しない場合には、倣い制御手段が、布検出器
の移動量の不足を補うように、検出許容期間の経過時点
における布検出器の揺動位置に関する信号に所定値を加
減する。そして、制御モータが較正後の位置信号に基づ
いて揺動支持枠を揺動させ、縫目形成希望位置からまだ
相当離れている可能性のある縫針をその縫目形成希望位
置に近づくと推定される向きに所定量移動させる。
光遭Fυ丸果 このように、本発明に従えば、縫針がミシンベッド面よ
り上方にある間に、布検出器の検出器信号と基準値とが
一致しない限り、布位置検出および検出器位置決めが操
り返して行われるため、布検出器の布端に対する位置決
め精度が向上し、それに伴って、縫針の位置決め精度も
向上することとなり、倣い縫を良好に行うことが可能と
なる。
また、倣い制御手段が布検出器の位置信号を較正可能に
構成された態様においては、布検出器の位置決めに充分
な時間が許容されない高速運転時等に、倣い制御手段に
よって布検出器の横方向位置が較正されるから、縫針の
位置決め精度が向上する効果が得られる。
大施開 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
本実施例のミシンは、第2図に示すように、上面が平ら
なミシンベッド10 (以下、ベッド10という)と、
そのベッド10の右端から立ち上がった脚柱部12と、
その脚柱部12の上端から片持ち状にかつベッド10に
ほぼ平行に延びるアーム14と、そのアーム14の先端
に設けられた頭部16とから成るミシン機枠18を備え
ている。
頭部16にはミシンの起動、停止を制御するメインスイ
ッチ20が設けられ、アーム14にはこのミシンによっ
て形成可能な複数種類の縫目模様を表す形象が表示され
た表示板22と、縫目模様を選択するために操作される
模様選択スイッチ24とが設けられている。また、脚柱
部12には布端から一定の距離を隔てて縫目線を形成す
る倣い縫を行うための倣い縫スイッチ26と、縫代を設
定するために操作される縫代設定操作部材28.針揺動
調節操作部材30および送り量調節操作部材32とが設
けられている。
第3図は頭部16のカバーを外した状態を示しており、
頭部16に固定の突起35には、)♂動支持枠としての
針棒台36が軸38によって垂直面内において揺動可能
に取り付けられている。この針棒台36に針棒40が上
下方向に摺動可能に取り付けられており、その下端に縫
針42が固定されている。針棒40は針棒抱き44等を
介して図示しないミシンモータに接続されており、ミシ
ンモータの駆動によって針棒40および縫針42が上下
往復運動をさせられるようになっている。また、針棒台
36にはZ連杆46等を介して図示しない針揺動制御モ
ータが接続されており、この針揺動制御モータの駆動に
よって針棒台36がtin動させられることにより、縫
針42の横方向の位置が左端位置と右端位置との間の一
定の範囲内において変更されるようになっている。
上記針棒台36には布検出器54が固定され、針棒台3
6と一体的に揺動するようになっている。
布検出器54は、赤外線を放射する発光部56と、その
赤外線の反射して来たものを受光する受光部58とを備
えている。また、受光部58の近傍には、赤外線の通過
は許容するが他の波長の光は遮断する光学フィルタ60
が設けられている。
前記ベッド10の上面には開口が形成されており、この
開口が針板66によって塞がれている。
この針板66には複数のスロットが形成され、このスロ
ットから送り歯68が上方へ突出可能とされている。こ
の送り歯68は図示しない送り制御モータによって送り
運動を与えられ、図示を省略する布押さえ足と共同して
加工布70を前後方向に送るものである。針板66には
更に左右方向に長い針孔72が形成されているが、この
針孔72に近接しかつこれと平行に反射面74が形成さ
れている。この反射面74は、前記布検出器54の発光
部56から放射された赤外線を受光部58に向かって反
射するものである。布検出器54は縫針42の中心線と
針板66の上面との交点(以下、針落下点という)より
一定小距離右斜め前方(オペレータ側)の点を中心とす
る検出領域からの反射光量の変動を検出する能力を有し
ている。検出領域の多くが加工布70によって覆われれ
ば、受光部58の受光量が減少するわけであり、受光部
58は検出領域の加工布70によって覆われない部分の
面積の変動に対応した検出器信号を出力するようになっ
ている。
第4図に本ミシンの制御装置を示す。前記模様選択スイ
ッチ24が図の左上に示されている。この模様選択スイ
ッチ24には模様選択カウンタ80が接続されており、
模様選択スイッチ24の操作回数をカウントし、そのカ
ウント内容を縫目データ発生装置82に供給する。また
、図示はしないが、このカウント内容に応じて、前記表
示板22に配設されている複数の発光ダイオードが発光
させられ、選択された縫目模様が示されるようになって
いる。
縫目データ発生装置82は形成可能な縫目模様の各々に
対応した縫目データを記憶しており、それらの縫目デー
タ中から模様選択カウンタ80のカウント内容に対応し
た縫目データを選択して送り演算装置84と針揺動演算
装置86とに供給するようになっている。すなわち、縫
目データ発生装置82には前記針棒40が1往復上下運
動する毎に1個のパルス信号を発生するタイミングパル
ス発生器88が接続されており、このタイミングパルス
が供給される毎に縫目データ発生装置82は縫目データ
中の送りデータおよび針揺動データをそれぞれ送り演算
装置84および針揺動演算装置86に供給するのである
上記送り演算装置84には送り量調節装置89が、また
、針揺動演算装置86には針揺動調節装置90がそれぞ
れ接続されている。送り量富周節装置89は、前記送り
量調節操作部材32の操作に応じて変化する送り調節デ
ータを送り演算装置84に供給する。送り演算装置84
は、この送り調節データと前記縫目データ発生装置82
から供給される送りデータとの掛算を行って、縫目デー
タ発生装置82から供給された送りデータに送り量調節
操作部材32の操作位置に対応した変更を加えた上で、
送り駆動制御回路92に供給する。針揺動演算装置86
も同様にして縫目データ発生装置82から供給される針
揺動データに針揺動調節操作部材30の位置に対応した
変更を加えた上、マルチプレクサ94を経て針揺動制御
回路96に供給する。その結果、送り駆動制御回路92
が送り制御モータ98を、また、針揺動制御回路96が
針揺動制御モータ100をそれぞれ制御し、縫針42の
揺動および送り歯68による布送り量が適宜制御されて
、模様選択スイッチ24の操作によって選択された縫目
模様が形成されることとなる。
前記倣い縫スイッチ26は模様選択カウンタ80および
マルチプレクサ94に接続されており、このスイッチ2
6がオン状態とされることにより模様選択カウンタ80
がリセットされて縫目データ発生装置82からは直線縫
いの縫目データが出力されるとともに、マルチプレクサ
94は針揺動演算装置86の出力信号ではなく倣い縫制
御装置1)0の出力信号(以下、針位置制御信号という
)を針揺動制御回路96に供給する状態に切り換えられ
る。
倣い縫制御装置1)0は前記布検出器54.前記縫代設
定操作部材28の操作によって大きさの変わる基準信号
を発生する基準信号発生装置1)2(以下、発生装置と
いう)、針棒台36の横方向位置を針揺動制御モータ1
00の作動位置に基づいて検出して針位置検出信号(以
下、NPDという)を出力する針位置検出装置1)4(
以下、検出装置という)を備えている。なお、NPDは
上記針位置制御信号と同等の信号である。これら布検出
器541発生装置1)2および検出装置1゜14には倣
い制御装置1)6が接続され、さらに、倣い制御装W1
)6には前記倣い縫スイッチ26およびオア回路1)8
が接続されている。
倣い制御装置1)6は、第5図に示すように、CPU1
20.RAM122.ROM124およびバス125を
含むマイクロコンピュータから成っており、ROM12
4には第6図のフローチャートで表される倣い制御用プ
ログラムが記憶されている。倣い縫スイッチ26.布検
出器54.オア回路1)82発生装置1)2および検出
装置1)4は倣い制御装置1)6の入力ポート126に
か接続され、マルチプレクサ94が出力ボート128に
接続されている。
オア回路1)8には、縫針42がベッド10の上方に位
置する間の一時期に渡って継続する検出パルスを発生す
る検出パルス発生装置130が接続されている。検出パ
ルス発生装置130は前記ミシンモータの回転軸の位相
に基づいて作動することにより、第7図に示すように、
その継続時間がミシンモータの回転速度に対応して設定
されるようになっている。なお、検出パルス発生装置1
30が検出パルスを発するのは、ミシンモータが回転し
て針棒40が上下往復運動している場合のみであるため
、ミシンが停止している状態においても検出パルスに類
似のクロックパルスが倣い制御装置1)6に供給される
ように、クロックパルス発生器132が設けられている
。ただし、クロックパルス発生器132から出力された
クロックパルスは、針上信号およびミシン停止信号が人
力されている状態においてのみアンド回路134および
オア回路1)8を経て倣い制御装置1)6に供給される
ようになっている。
上記のように構成されたミシンによって倣い縫を行う場
合には、オペレータはまず加工布70を、それが縫針4
2の左側に位置し、かつ、縫目形成希望位置が針孔72
のほぼ中央となるようにセットする。そして、倣い縫ス
イッチ26を操作すれば模様選択カウンタ80がリセッ
トされ、それまでいかなる縫目模様が選択されていた場
合でも直線縫いが選択された状態となる。また、マルチ
プレクサ94が倣い縫制御装置1)0の針位置制御信号
を針揺動制御回路96に供給する状態に切り換えられる
上記のように加工布70がセットされた状態において、
布検出器54は検出領域の加工布70に覆われていない
部分の面積に対応する検出器信号を、また、発生装置1
)2は縫代設定操作部材28の操作位置に対応した基準
信号を、そして、検出装置1)4は針棒台36のNPD
を倣い制御装置1)6に供給する。 ・ 倣い制御装置1)6においては、それら検出器信号、基
準信号およびNPDに基づいて針位置制御信号が設定さ
れる。この設定は第6図のフローチャートで表されるプ
ログラムの実行によって行われる。
倣い縫スイッチ26が操作されてオン信号が出されれば
、ステップSL(以下、単に81で表す。
他のステップについても同じとする。)の判定結果がY
ESとなり、S2において発生装置1)2からの基準信
号が入力される。そして、S3において検出パルスある
いはクロックパルスが入力されるのを待つ状態となるが
、この状態においてはミシンはまだ起動されておらず、
縫針42は上昇位置にあるため、クロックパルス発生器
132からのクロックパルスがアンド回路134および
オア回路1)8を経て倣い制御装置1)6に供給される
。クロックパルスが供給されれば、S3の判定結果がY
ESとなり、S4およびS5が実行される。
S4およびS5においては、それぞれ布検出器54の検
出器信号および検出装置1)4のNPDが入力される。
なお、NPDは第8図に示すように、縫針42の左側か
ら右側に向かって増大し、しかも、加工布70は縫針4
2の左側に載置されるようにされているから、加工布7
0がベッド10上に載置されていれば、布検出器54の
検出器信号は、布検出器54がその検出可能範囲に相当
し布端位置(基準位置)を中心とする範囲内に位置して
いるときには、NPDの増大につれて比例的に増大する
一方、その範囲外に位置しているときには、NPDの変
化に関係なく一定値となる。
そして、S6において検出器信号と基準信号との大きさ
がほぼ等しいか否かが判定され、そうであれば判定結果
がYESとなり、再びSlが実行される。つまり、この
状態は布検出器54の位置決めが完了した状態であるか
ら、S6における判定結果がNOとなるまで針棒台36
を移動させる必要がないのである。一方、検出器信号と
基準信号との大きさが一致せず、判定結果がNOである
場合には、布検出器54の位置決めを行う必要があり、
S7が実行される。
S7においては、クロックパルスあるいは検出パルスが
入力されているか否かが再び判定される。
現時点ではS3による判定後値かな時間しか経過してお
らず、S3において入力されたクロックパルスが継続し
ているため、判定結果がYESとなる。そして、S8に
おいて基準信号から検出器信号を差し引くことによって
誤差信号が演算され、S9においてその誤差信号がNP
Dに対応する針位置誤差信号に変換され、その後、31
0において現在のNPDにその針位置誤差信号が加算さ
れる。そして、310において加算されたNPDがSl
lにおいて針位置制御信号としてマルチプレクサ94を
経て針揺動制御回路96に供給され、針棒台36が揺動
させられて、それに取り付けられている布検出器54の
位置が変更される。その後、312において一定微少時
間の経過が待たれた後、再びS4に戻される。
以上のようにして算出された針位置制御信号に基づいて
布検出器54が移動させられれば、基準信号に対応する
基準位置への位置決めが完了して基準信号と検出器信号
とが一致することにより、次に86が実行されるときに
は判定結果は必ずYESとなるはずである。しかしなが
ら、現実には、布検出器54が第8図に示すように検出
可能範囲に相当する範囲の限界近傍またはその範囲外に
位置することがあり、この場合、検出器信号の基準信号
に対する誤差信号が、基準位置に対する布検出器54の
現在位置の位置誤差に比例する関係にないことから、そ
の誤差信号に基づいて布検出器54を移動させても、1
回の動作により基準位置に位置決めすることはできない
。したがって、S6における判定結果がYESとなるま
で、84〜S12のステップが繰り返され、その結果、
布検出器54が基準位置に位置決めされる。なお、1個
ツクロックパルスが供給されている間に、検出器信号が
基準信号と一致するまで針棒台36が揺動させられ得る
ように、クロックパルスの幅(継続時間)が定められて
いる。
上記のようにして針棒台36の位置が変えられれば当然
縫針42の横方向位置も変えられ、その縫針42の落下
点の位置は発生装置1)2からの基準信号の大きさに対
応した位置となる。この位置が希望の位置でない場合に
はオペレータは縫代設定操作部材28を操作し、発生装
置1)2からの基準信号を変える。するとその変更され
た基準信号に対して前述の場合と同様な作動が繰り返さ
れ、針棒台36の位置が変更されるため、それに伴って
縫針42の落下点の位置が変わる。この位置が所望の位
置となったとき、メインスイッチ20を操作してミシン
を起動させれば所望の位置に縫目線が形成されることと
なる。この際形成される縫目の大きさは縫目データ発生
装置82から供給される送りデータと送り量調節装置8
9から供給される送り調節データとによって決まること
は通常の縫製作業におけると同様である。
縫目線の形成に伴って加工布7oが送られ、この過程に
おいてオペレータは布端の位置をほぼ一定に保つのであ
るが、これがある程度は変動することを避は得ない、こ
のように布端位置が変動した場合には、布検出器54か
らの検出器信号が発生装置1)2からの基準信号と一致
しなくなるため倣い制御装置1)6の86における判定
結果がNOとなり、再び針位置制御信号の設定が行われ
る。
S7においては、クロックパルスあるいは検出パルスが
入力されているか否かが判定される。ミシンの作動中に
おいては検出パルス発生装置130からの検出パルスが
オア回路1)8を経て倣い制御装置1)6に供給される
ため、この検出パルスの入力に応じて判定結果がYES
となり、ミシンの停止状態において説明したのと同様の
作動が行われて、布検出器54からの検出器信号が発生
装置1)2からの基準信号と一致するように針棒台36
および縫針42の位置が変えられる。しかしながら、検
出パルスは、前述のように縫針42がベッド10の上方
に位置する間の一時期に継続するだけであるから、継続
時間を前記クロ・7クバルスの場合はど長くすることが
できず、S6においてYESの判定結果が得られる前に
37における判定結果がNoとなる場合がある。つまり
、もはや布位置検出を行い、その結果得られる検出器信
号に基づいて布検出器54を移動させる時間がないので
ある。
このような場合には、313において検出器信号が基準
信号より大きいか否かが判定され、布検出器54の現在
位置が布端に正対する基準位置の左右いずれにあるかが
調べられる。判定結果がYES、すなわち布検出器54
が基準位置より右側に位置すると推定される場合には、
S14において現在のNPDから所定値aを差し引くこ
とによってNPDが較正される。一方、判定結果がNO
lすなわち布検出器54が基準位置より左側に位iηす
ると推定される場合には、S15において現在のNPD
に所定値aを加えることによってNPDが較正される。
S16においては、較正されたNPDが針位置制御信号
としてマルチプレクサ94を経て針揺動制御回路96に
供給され、針棒台36が揺動させられて、それに取り付
けられている縫針42および布検出器54の位置が変更
される。なお、所定値aは、第8図に示す布検出器54
の検出可能範囲の大きさの半分に相当するNPDの変位
量に合わせて設定されるから、縫目形成希望位置からま
だ相当離れている可能性のある縫針42が縫目形成希望
位置に近づくと推定される向きに所定量移動させられる
こととなる。これによって、布検出器54の位置決めに
充分な時間が許容されない高速運転時等にも、倣い制御
装置1)6によって縫針42の位置が較正され、縫針4
2の位置決め精度が向上する効果が得られる。
以上の制御によって、加工布70の布端の位置が変動し
た場合には縫針42の位置がそれに追従するように自動
的に変更されるため、縫目線は常に布端からほぼ一定の
距離の位置に形成されることとなり、縫代がほぼ一定に
保たれる。なお、S16の実行による針棒台36の移動
は第7図に示すように、検出パルスが消滅してから縫針
42がベッド10上面近傍に至るまでに完了しなければ
ならず、そのため、検出パルスの継続時間である検出許
容期間が縫針42がベッド10の上方に位置する時間よ
り短めとされているのである。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
倣い制御装置1)6.マルチプレクサ94、針揺動制御
回路96が倣い制御手段を構成しており、また、検出パ
ルス発生装置130が許容期間設定手段を構成している
。さらに、倣い制御装置1)6のS4〜S12を実行す
る部分が検出周期設定手段としても機能するようになっ
ており、84〜31)の所要時間と312の遅延時間と
によって検出周期が適切な長さとなるようにされている
なお、本実施例においては、倣い制御装置1)6のS8
〜S12を実行する部分が検出器信号と基準信号との誤
差信号の大きさに比例した量だけ布検出器54を移動さ
せるようになっているが、布検出器54が基準位置に近
づくと推定される向きに布検出器54を一定ピンチずつ
移動させることにより布検出器54の位置決めを行って
もよい。
また、上記実施例においては検出パルスがミシンモータ
の回転軸の位相角に応じて発生するようになっているが
、タイマによって行うことも可能である。なお、タイマ
は、回転軸の最大回転速度を基にして設定された一定時
間だけ布位置検出を許容するものでも、変化する回転軸
の回転速度に対応して設定された時間だけ許容するもの
でもよい。
また、上記実施例においては発生装置1)2から基準信
号が発せられるようになっており、縫代設定操作部材2
8の操作に基づいてこの基準信号が変えられることによ
って縫目線の形成位置、すなわち縫代が変更可能となっ
ているが、この変更の必要がない場合には倣い制御装置
1)6に常に一定の基準信号が供給されるようにすれば
よい。
また、上記実施例においては倣い縫が行われる場合には
自動的に直線縫いが選択されるようになっているが、こ
れは倣い縫には一般に直線縫いが使用されるためであっ
て、任意の縫目模様で倣い縫を行い得るようにすること
も可能である。
また、上記実施例においては検出装置1)4が針揺動制
御モータ100の作動位置に基づいて針棒台36の位置
を検出するようになっているが、その検出を針揺動制御
モータ100に供給される制御信号に基づいて行っても
よく、また、ポテンショメータ等によって、針棒台36
あるい布検出器54の実際位置を検出してもよい。
また、上記実施例においてはタイミングパルス発生器8
8が検出パルス発生装置130とは別に設けられている
が、両者を同一のものとしてもよい。
また、上記実施例においては倣い制御装置1)6を除く
制御回路が個別の電子回路によって構成されているが、
これらをマイクロコンピュータによって構成することも
、また、倣い制御装置1)6を複数の個別電子回路によ
って構成することも可能である。
その他、布検出器54や倣い縫制御装置1)0の構成を
変更し、あるいは針棒台36をほぼ垂直な軸線のまわり
の揺動運動によって縫針42の横方向位置を変えるもの
とし、あるいはジグザグミシン全体の構成を変更するな
ど、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した
態様で本発明を実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概念的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例である布縁倣い縫ミシンの
外観を概略的に示す斜視図である。 第3図は同ミシンの頭部をそのカバーを一外した状態で
示す斜視図である。第4図は同ミシンの制御回路を示す
ブロック図である。第5図は同ミシンの倣い制御装置を
示すブロック図であり、第6図はその倣い制御装置のプ
ログラムメモリに記憶された制御プログラムを示すフロ
ーチャートである。 第7徳は同ミシンの縫針の上下位置と検出パルスの発生
時期との関係を示すグラフである。第8図は同ミシンの
布検出器の位置と検出器信号との関係を示すグラフであ
る。 10:ミシンベッド  18:ミシン機枠36:針棒台
     40:針棒 42:縫針      54:布検出器70:加工布 100:針揺動制御モータ 1)0:倣い縫制御装置 1)6:倣い制御装置 130:検出パルス発生装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)縫針が下端に取り付けられる針棒を上下往復運動
    可能に支持し、横方向揺動可能にミシン機枠に配設され
    た揺動支持枠と、 針棒の横方向揺動位置を制御するために揺動支持枠に作
    動的に連結された制御モータと、 揺動支持枠に作動的に連結され、針棒の揺動方向と直交
    する方向に移送される加工布の布端との相対的位置に応
    じた検出器信号を出力する布検出器と、 その布検出器からの検出器信号の値が所定の基準値にな
    るように制御モータを駆動する倣い制御手段と を備え、加工布の布端に沿って連続した縫目を形成する
    布縁倣い縫ミシンにおいて、 前記縫針がミシンベッド面より上方に位置する期間の中
    で前記布検出器が加工布の布端を検出するのに許容され
    る検出許容期間を設定する許容期間設定手段と、検出許
    容期間より充分に短い周期にて検出周期を設定する検出
    周期設定手段とを設けるとともに、前記倣い制御手段を
    、前記制御モータの駆動を前記検出許容期間中に前記検
    出周期にて実行するものとしたことを特徴とする布縁倣
    い縫ミシン。
  2. (2)前記倣い制御手段は、前記布検出器からの検出器
    信号の値が前記基準値と一致しない状態にて前記検出許
    容期間が経過したときには、その経過時点における布検
    出器の揺動位置に関する位置信号を所定値だけ較正する
    ように構成され、その較正された位置信号に基づいて前
    記制御モータが駆動されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の布縁倣い縫ミシン。
JP11117487A 1987-05-07 1987-05-07 布縁倣い縫ミシン Pending JPS63275366A (ja)

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