JPS61254387A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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Publication number
JPS61254387A
JPS61254387A JP60097603A JP9760385A JPS61254387A JP S61254387 A JPS61254387 A JP S61254387A JP 60097603 A JP60097603 A JP 60097603A JP 9760385 A JP9760385 A JP 9760385A JP S61254387 A JPS61254387 A JP S61254387A
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JP
Japan
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dimercapto
triazine
color reaction
group
dye
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Pending
Application number
JP60097603A
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English (en)
Inventor
Toshitake Suzuki
利武 鈴木
Fumio Hama
浜 文雄
Tetsuo Imai
哲郎 今井
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS61254387A publication Critical patent/JPS61254387A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/52Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感熱記録体に関し、特に高速記録適性および記
録像の保存性に優れ、しかも白紙部分の白色度の低下を
来さず、安定して記録像を維持し得る感熱記録体に関す
るものである。
「従来の技術」 従来、無色ないしは淡色の塩基性染料と有機ないしは無
機呈色剤との呈色反応を利用し、熱により両発色物質を
接触させて記録像を得るようにした感熱記録体は良く知
られている。
最近、感熱記録方式の著しい進歩に伴い感熱ファックス
、感熱プリンター等はいずれも高速化が可能となり、感
熱ファックスではA4版サイズで20秒、感熱プリンタ
ーでは120字/see以上の記録スピードが可能とな
っている。
このようにハード分野の高速化に伴い、使用される感熱
記録体も高速記録適性に優れた記録体が要求されている
一方、感熱ファックス、感熱プリンター等の急速な普及
に伴ってこれらの感熱記録体の使用形態も広範となり、
プラスチックフィルムに接触するような状態で使用され
たり、ジアゾ複写紙など他の記録媒体と重ね合せて保存
されるケースが増大している。
ところが、一般に感熱記録体は、プラスチックフィルム
と接触すると記録像が著しく褪色したり、あるいはジア
ゾ複写紙、特に複写直後のジアゾ複写紙と接触した状態
で保存しておくと白紙部分の変色(カブリ現象)が極め
て起りやすいなどの欠陥を有しており、その改良が強く
要請されているのが現状である。
「発明が解決しようとする問題点」 かかる現状に鑑み本発明者等は、感熱記録体において認
められるこのような欠陥の改良について鋭意研究の結果
、記録像の褪色及び白紙部分のカプリ現象が、感熱記録
体の呈色剤とプラスチックフィルム中に含まれる可塑剤
あるいはジアゾ複写紙の現像液中に含まれる石油類との
相互作用に起因していることを突き止め、かかる可塑剤
や石油類の影響を受けることなく、安定して呈色剤とし
ての性能を発揮し得る物質についてさらに幅広く検討を
重ねた。その結果、呈色剤として下記一般式(1)で表
される化合物を使用すると、極めて優れた耐可塑剤性お
よび耐ジアゾ現像液特性を発揮するのみならず、高速記
録にも好適性を発揮し、記録像の保存性に優れ且つ白色
度の低下を来さない高感度感熱記録体が得られることを
見出し本発明を完成するに至った。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、無色ないしは淡色の塩基性染料と、該染料と
接触して呈色し得る呈色剤との呈色反応を利用した感熱
記録体において、該呈色剤として下記一般式〔I〕で表
される化合物の少なくとも一種を用いることを特徴とす
る感熱記録体である。
〔式中、R,およびR2はそれぞれ水素原子;ハロゲン
原子、シアノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル
基またはアシロキシ基で置換されていてもよいC,−C
,□の飽和または不飽和アルキル基;C3〜CI2のシ
クロアルキル基;ハロゲン原子、低級アルキル基または
低級アルコキシ基で置換されていてもよいアリール基ま
たはアルアルキル基を示す。また、R1とR2は隣接す
る窒素原子と共にペテロ環を形成してもよい。〕 「作用」 上記一般式〔I〕で表される化合物が高速記録に適性を
有し、且つ優れた耐可塑剤性や耐ジアゾ現像液特性を示
す理由については明らかではないが・この種の構造を有
する化合物は比較的可塑剤やジアゾ現像液に用いられる
石油類に溶解し難いため、この特性がかかる効果を発現
する一つの要因ではないかと考えられる。
一般式(I)で表される化合物の具体例としては、例え
ば2−アミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン、2
−メチルアミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン、
2−エチルアミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン
、2−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−トリ
アジン、2−tert−ブチルアミノ−4,6−ジメル
カプト−トリアジン、2−ペンチルアミノ−4,6−ジ
メルカプト−トリアジン、2−へキシルアミノ−4゜6
−ジメルカプト−トリアジン、2−オクチルアミノ−4
,6−ジメルカプト−トリアジン、2−ドデシルアミノ
−4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−アリルアミ
ノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−プロパル
ギルアミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−
クロロエチルアミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジ
ン、2−シアノエチルアミノ−4,6−ジメルカプト−
トリアジン、2−エトキシエチルアミノ−4,6−ジメ
ルカプト−トリアジン、2−アセトキシエチルアミノ−
4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−メトキシカル
ボニルエチルアミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジ
ン、2−シクロペンチルアミノ−4,6−ジメルカプト
−トリアジン、2−シクロヘキジルアミノ−4,6−ジ
メルカプト−トリアジン、2−シクロドデシルアミノ−
4゜6−ジメルカプト−トリアジン、2−(4’−メチ
ルシクロヘキシル)アミノ−4,6−ジメルカプト−ト
リアジン、2− (3’、5’、5’−トリメチルシク
ロヘキシル)アミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジ
ン、2−アニリノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン
、2−p−)ルイジノー4.6−ジメルカブトートリア
ジン、2−p−クロロアニリノ−4,6−ジメルカプト
−トリアジン、2−ナフチルアミノ−4,6−ジメルカ
プト−トリアジン、2−ベンジルアミノ−4,6−ジメ
ルカプト−トリアジン、2−フェネチルアミノ−4,6
−ジメルカプト−トリアジン、2−ジメチルアミノ−4
,6−ジメルカプト−トリアジン、2−ジエチルアミノ
−4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−ジプロピル
アミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−ジ−
n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン
、2−ジーter t−ブチルアミノ−4,6−ジメル
カプト−トリアジン、2−N−メチル−N−エチルアミ
ノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−N−エチ
ル−N−イソアミルアミノ−4,6−ジメルカプト−ト
リアジン、2−N−エチル−N−イソブチルアミノ−4
,6−ジメルカプト−トリアジン、2−N−メチル−N
−シクロへキシルアミノ−4,6−ジメルカプト−トリ
アジン、2−N−エチル−N−シクロへキシルアミノ−
4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−N−n−ブチ
ル−N−シクロへキシルアミノ−4,6−ジメルカプト
−トリアジン、2−N、N−ジシクロへキシルアミノ−
4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−N−メチル−
アニリノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン、2−N
−エチル−アニリノ−4゜6−ジメルカプト−トリアジ
ン、2−N−メチル−p−)ルビジノ−4,6−ジメル
カブトートリアジン、2−N−エチル−p−トルイジノ
−4゜6−ジメルカプト−トリアジン、2−N、N−ジ
−p−トルイジノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン
、2−ピロリジノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン
、2−ピペリジノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン
、2−モルホリノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン
などが挙げられる。
これらの一般式(1)で表される2−アミノ−4,6−
ジメルカプト−トリアジン誘導体のうちでも、R,およ
びR2が、それぞれ水素原子、C3〜C6の飽和または
不飽和アルキル基、Cs””Cyのシクロアルキル基、
フェニル基またはベンジル基である化合物が好ましく、
特に、R,およびR2が、それぞれ水素原子、C1〜C
6の飽和アルキル基またはベンジル基である化合物は、
とりわけ優れた耐可塑剤性および耐ジアゾ現像液特性を
示すため、より好ましく用いられる。
前述の如(、かかる2−アミノ−4,6−ジメルカプト
−トリアジン誘導体は、特に感熱記録体の呈色剤として
用いた場合、極めて優れた特性を発揮するものであるが
、以下に感熱記録体への適用について具体的に説明する
感熱記録体の記録層を構成する無色ないし淡色の塩基性
染料としては各種のものが公知であり、例えば下記が例
示される。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3.3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(1,2−’ジメチルインドールー3−
イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)
−3−(2−メチルインドール−3−イル フタリド、
3.3−ビス(1,2−ジメチルインドール−3−イル
)−5−ジメチルアミノフタリド、3.3−ビス(1゜
2−ジメチルインドール−3−イル)−6〜ジメチルア
ミノフタリド、3,3−ビス(9−エチルカルバゾール
−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、3,3−
ビス(2−フェニルインドールー3−イル)−6−シメ
チルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミノフェニル
−3−(1−メチルビロール−3−イル)−6−シメチ
ルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染料、4.4
′−ヒス−ジメチルアミノベンズヒドリルベンジルエー
テル、N−へロフェニルーロイコオーラミン、N−,2
,4,5−)リクロロフェニルロイコオーラミン等のジ
フェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレンブル
ー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー等のチ
アジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピラン、
3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−フェニル−
スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−スピロ−ジナ
フトピラン、3−メチル−ナフト(6′−メトキシベン
ゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾビ
ラン等のスピロ系染料、ローダミン−B−アニリノラク
タム、ローダミン(p−二)ロアニリノ)ラクタム、ロ
ーダミン(0−クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム
系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキシフルオラン
、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−メトキシフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ
−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6,7−シメチルフルオラン、3− (N−エチ
ル−p−)ルイジノ)−7−メチルフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−?−N−アセチルーN−メチルアミノフ
ルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチルアミノ
フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−メチル−
N−ベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−N−クロロエチル−N−メチルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチルアミノフルオラ
ン、3−(N−エチル−p−1ルイジノ)−6−メチル
−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−
p−)ルイジノ)−6−メチル−7−(p−)ルイジノ
)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エ
チル−N−シクロペンチル)アミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−(N−シクロへキシル
−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミ
ノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
6−メチル−7−キシリジノフルオラン、3−(N−エ
チル−N−イソブチル)アミノ−6−メチル−7−フェ
ニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソア
ミル)アミノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオ
ラン、3− (N−メチル−N−n−ヘキシル)アミノ
−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−(
N−エチル−N−n−ヘキシル)アミノ−6−メチル−
7−フェニルアミノフルオラン、3−(N−エチル−N
−テトラヒドロフルフリル)アミノ−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ)フルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ
)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(0−クロロ
フェニルアミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7
−(0−フルオロフェニルアミノ)フルオラン等のフル
オラン系染料等。
なお、本発明の感熱記録体に有効な染料は、これらに限
定されるものではなく、勿論二種以上の併用も可能であ
る。
呈色剤と塩基性染料の併用割合については、必ずしも限
定されるものではないが、一般に塩基性染料100重量
部に対して、100〜700重量部、より好ましくは1
50〜400重量部程度の呈色剤が配合される。
これらを含む塗液の調製は、一般に水を分散媒体とし、
ボールミル、アトライター、サンドミル等の攪拌・粉砕
機により染料と呈色剤とを一緒に又は別々に分散するな
どして調製される。
かかる塗液中には、通常バインダーとしてデンプン類、
ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール、スチレン・無水マレイ
ン酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体塩、ス
チレン・ブタジェン共重合体エマルジョンなどが全固形
分の10〜40重量%、好ましくは15〜30重量%程
度用いられる。さらに、塗液中には各種の助剤を添加す
ることができ、例えば、ジオクチルスルフォコハク酸ナ
トリウム、ドデシルベンゼンスルフオン酸ナトリウム、
ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪
酸金属塩などの分散剤、トリアゾール系などの紫外線吸
収剤、その他項泡剤、螢光染料、着色染料などが挙げら
れる。
感熱記録体が記録機器あるいは記録ヘッドとの接触によ
ってスティッキングを生じないようステアリン酸、ポリ
エチレン、カルナバロウ、パラフィンワックス、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、エステルワック
スなどの分散液モしくはエマルジョンなどを添加するこ
ともでき、ステアリン酸アミド、ステアリン酸メチレン
ビスアミド、オレイン酸アミド、パルミチン酸アミド、
ヤシ脂肪酸アミド等の脂肪酸アミド、2.2’−メチレ
ン−ビス(4−メチル−5−tert−ブチルフェノー
ル)、1,1.3−)リス(2−メチル−4−ヒドロキ
シ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン等のヒンダ
ードフェノールi、1.2−ビス(フェノキシ)エタン
、1.2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1.
2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、2−ナフト
ールベンジルエーテル等のエーテル類、ジベンジルテレ
フタレート、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸フェニル
エステル等のエステル類、さらには各種公知の熱可融性
物質を併用することもできる。
加えて、記録ヘッドへのカス付着を改善するためにカオ
リン、クレー、タルク、炭酸カルシウム、焼成りレー、
酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シリカ、活性白土等
の無機顔料を添加することもできる。
本発明の感熱記録体は、呈色剤として上記特定の2−ア
ミノ−4,6−ジメルカプト−トリアジン誘導体の少な
くとも一種を使用するところに重大な特徴を有するもの
であるが、本発明の効果を阻害しない範囲で、ビスフェ
ノールA、4.4′−シクロへキシリデンジフェノール
、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル、4−ヒド
ロキシフタル酸ジメチルエステル等の各種呈色剤を併用
することも可能である。
支持体としては、紙、プラスチックフィルム、合成紙等
が用いられるが、価格、塗布適性等の点で紙が最も好ま
しく用いられる。また記録層を形成する塗液の支持体へ
の塗布量は特に限定されず、通常、乾燥重量で2〜12
g/ry?、好ましくは3〜10g/rrf程度の範囲
で調節される。
なお、記録層上には記録層を保護する等の目的のために
オーバーコート層を設けることも可能であり、支持体の
裏面に保護層を設けたり、支持体に下塗り層を設けるこ
とも勿論可能で、感熱記録体製造分野における各種の公
知技術が付加し得るものである。
かくして得られる本発明の感熱記録体は、高速記録適性
を有しており、しかも記録像の褪色傾向や白紙部のカブ
リ現象がなく、記録ヘッドへのカス付着(パイリング)
の面でも優れた特性を発揮するものである。
「実施例」 以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
また特に断らない限り例中の部および%はそれぞれ重量
部および重量%を示す。
実施例1 ■ A液調成 3−(N−シクロへキシル−N−メチルアミノ)−6−
メチル−7−フェニルアミノフルオラン       
      1o部ステアリン酸アミド       
 2o部メチルセルロース5%水溶液    15部水
                   120部この
組成物をサンドミルで平均粒子径が3μmとなるまで粉
砕した。
■ B?fL調成 2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6−ジメルカプト−ト
リアジン        30部メチルセルロース5%
水溶液    30部水              
       70部この組成物をサンドミルで平均粒
子径が3μmとなるまで粉砕した。
■ 記録層の形成 A液165部、B液130部、酸化硅素顔料(吸油! 
180m1/100g) 30部、20%酸化澱粉水溶
液150部、水55部を混合、攪拌し塗液とした。得ら
れた塗液を50 g/rrfの原紙に乾燥重量が7.5
g/rrrとなるように塗布乾燥して感熱記録紙を得た
実施例2〜4 B液調成において、2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6
−ジメルカプト−トリアジンの代りに、2〜アニリノ−
4,6−ジメルカプト−トリアジン(実施例2)、2−
ジ−プロピルアミノ−4゜6−ジメルカプト−トリアジ
ン(実施例3)、および2−ベンジルアミノ−4,6−
ジメルカプト−トリアジン(実施例4)をそれぞれ用い
た以外は、実施例1と同様にして3種類の感熱記録紙を
得た。
比較例1.2 B液調成において、2−ジ−n−ブチルアミノ−4,6
−ジメルカプト−トリアジンの代りにビスフェノールA
(比較例1)および4−ヒドロキシ−4′−メチルジフ
ェニルスルホンを用いた以外は、実施例1と同様にして
2種類の感熱記録紙を得た。
かくして得られた6種類の感熱記録紙を感熱ファクシミ
リ (日立HIFAX−700型)を使用して記録し、
その発色濃度(DO)をマクベス濃度計(RD−100
R型、アンバーフィルター使用)にて測定し、その結果
を第1表に示した。
次に、記録後の感熱記録紙を塩化ビニルフィルムと重ね
、1時間経過後の記録像の濃度(D、)をマクベス濃度
計にて測定し、その結果を第1表に示した。
また、記録前の記録層表面の白色度をハンター白色度計
で測定し、更に、この感熱記録紙上にジアゾ現像液を含
浸させた上質紙を重ね合せ5分間放置した後の白色度を
同様に測定し、その結果を第1表に示した。
第1表 「効果」 第1表の結果から明らかな如く、本発明の感熱記録紙は
、高速記録特性に優れ、しかも耐可塑剤性及び耐ジアゾ
現象液特性に優れており、記録像の保存性、白紙部の白
色度維持性にも優れた記録体であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無色ないしは淡色の塩基性染料と、該染料と接触
    して呈色し得る呈色剤との呈色反応を利用した感熱記録
    体において、該呈色剤として下記一般式〔 I 〕で表さ
    れる化合物の少なくとも一種を用いることを特徴とする
    感熱記録体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R_1およびR_2はそれぞれ水素原子;ハロ
    ゲン原子、シアノ基、アルコキシ基、アルコキシカルボ
    ニル基またはアシロキシ基で置換されていてもよいC_
    1〜C_1_2の飽和または不飽和アルキル基;C_5
    〜C_1_2のシクロアルキル基;ハロゲン原子、低級
    アルキル基または低級アルコキシ基で置換されていても
    よいアリール基またはアルアルキル基を示す。 また、R_1とR_2は隣接する窒素原子と共にヘテロ
    環を形成してもよい。〕
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