JPS61241303A - 光硬化性組成物 - Google Patents

光硬化性組成物

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JPS61241303A
JPS61241303A JP60082521A JP8252185A JPS61241303A JP S61241303 A JPS61241303 A JP S61241303A JP 60082521 A JP60082521 A JP 60082521A JP 8252185 A JP8252185 A JP 8252185A JP S61241303 A JPS61241303 A JP S61241303A
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meth
acrylate
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Takeshi Sakashita
健 阪下
Takayuki Nakano
貴幸 中野
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、常温付近の低温領域における光硬化性に優れ
、硬化物の硬度、強度、研摩性1表面光沢、耐摩耗性、
色調などに優れた光硬化性組成物に関する。さらに詳細
には、歯牙用コンポジットレジン、歯牙用硬化性組成物
として優れた性能を発揮するととのできる光硬化性組成
物に関する。
従来、コンポジットレジン、硬質レジンなどの歯牙用硬
化性組成物としては、(メタ)アクリル酸エステル系と
ニルモノマーなどのラジカル重合性単量体および重合開
始剤からなる硬化組成物が多数提案されている。
マタ歯牙用コンポジットレジンおよび歯牙用硬質レジン
に要求される性能としては組成物の常温付近の低温領域
における硬化性能が優れていることの他に、硬化物の強
度、圧縮強度、硬度、耐摩耗性などの機械的特性および
色調に優れていることが要求されている。最近の歯牙修
復治療技術の著しい進歩に伴ない、これらの歯牙用硬化
組成物の前述の性能の向上に対する要求は著しく厳しく
なっている。
従来の(メタ)アクリル酸エステルビニルモノマーなど
のラジカル重合性単量体および重合開始剤からなる歯牙
用硬化性組成物のうちで、重合開始剤として光重合用開
始剤を使用し、光硬化させる方法を採用することにより
、前述の性能の向上を達成しようとするものも幾つか提
案されている。
たとえば、特公昭54−10986号公報および特公昭
55−33687号公報、特開昭56−120610号
公報、特開昭57−54107公報、特開昭57−12
0506号公報などには光硬化性組成物が提案されてい
る二またこれらの先行技術文献には、硬化物の硬度、強
度、耐摩耗性などの機械的特性を向上させるために該硬
化性組成物にシリカなどの充填剤を配合する方法も提案
されている。しかし、これらの光硬化性組成物をコンポ
ジットレジン、硬質レジンシどの歯牙用光硬化性組成物
の用途に利用した場合には、強度、硬度、耐摩耗性など
の機械的特性が充分でなく、さらに研摩性が良好でなく
、とくに研摩処理後の表面平滑性、表面光沢に劣り、耐
摩耗性も充分でないなどの欠点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、コンポジットレジン、硬質レジンなどの歯牙用
光硬化性組成物の分野においては、従来の光硬化性組成
物の前記欠点が改善され、硬化物の強度、硬度、耐摩耗
性などの機械的特性に優れ、研摩性が良好で、とくに研
摩後の表面平滑性、表面光沢および耐摩耗性に優れた光
硬化性組成物が強く要望されている。
本発明者らは、従来の光硬化性組成物、とくに歯牙用光
硬化性組成物の技術ならびに該組成物に対する性能の要
求が前述の状況にあることに鑑み、該光硬化性組成物の
硬化性能に優れ、硬化物の機械的特性および研摩性に優
れた光硬化性組成物を探索した結果、ラジカル重合性単
量体、特定の複合充填剤および光重合開始剤からなる光
硬化性組成物が前記目的を達成することを見出し、本発
明に到達した。
〔発明の効果〕
本発明の光硬化性組成物は常温付近の低温領域における
光硬化速度が大きく、硬化物の強度、圧縮強度、硬度な
どの機械的特性および色調に優れ、さらに硬化物の研摩
性に優れており、研摩後の表面平滑性、表面光沢および
耐摩耗性に優れており、歯牙用のコンポジットレジン、
硬質レジンなどの歯牙用硬化性組成物に要求される性能
を充分に満足しているのでこれらの歯牙用用途に適して
いることの他に、歯牙用以外の精密工作用の種々のコン
ポジットレジンなどの用途にも利用できる。
〔問題点を解決するための手段〕および〔作用〕本発明
によれば、 (3) ラジカル重合性単量体、 (B)  微粒子無機充填剤の表面をラジカル重合性多
官能性(メタ)アクリレート系単量体で重合被覆処理し
た複合充填剤、および (C)  光重合開始剤、 からなる光硬化性組成物が提供される。
本発明の光硬化性組成物に使用されるラジカル重合性単
量体内は、通常のラジカル重合性炭素・炭素不飽和単量
体であり、さらに具体的には不飽和カルボン酸単量体、
エステル系不飽和単量体、ニトリル系不飽和単量体、芳
香族ビニル系化合物などを挙げることができる。該不飽
和カルボン酸単量体としてはアクリル酸、メタクリル酸
などを例示することができ、該エステル系不飽和単量体
としては、通常(メタ)アクリル酸エステル系単量体、
酢酸ビニル、酢酸アリルなどの低級脂肪族カルボン酸不
飽和エステル単量体などを例示することができる。該ニ
トリル系不飽和単量体としてはアクリロニトリル、メタ
クリロニトリルなどを例示することができ、該芳香族ビ
ニル系化合物としてはスチレン、α−メチルスチレン、
ビニルトルエン、インプロペニルトルエンなどを例示す
ることができる。
該(メタ)アクリル酸エステル系単量体としてさらに具
体的には、アクリル酸またはメタクリル酸と1価ヒドロ
キシル化合物または多価ヒドロキシル化合物から形成さ
れた(メタ)アクリル酸エステル系化合物である。さら
に具体的には、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸エチルなどの(メタ)アクリル酸アルキル、(
メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アク
リル酸2−ヒドロキシプロピル、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ブロビレングリコ−ルジ(メタ
)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、ポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、プチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ヘキシレング
リコールジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシフェニル〕、プロパン、2
.2−ビス〔4−(メタ)アクリロイルオキシシフ四ヘ
キシル〕プロパン、2.2−ビス(3−(メタ)アクリ
ロイルオキシ−2−ヒドロキシプロポキシフェニル〕プ
ロパン、1,2−ジ(メタ)アクリロイルオキシエトキ
シベンゼン、1.3−ジ(メタ)アクリロイルオキシエ
トキシベンゼン、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレート、  2,2.4 (2,4,4)−)リメ
チルへキサメチレンジイソシアナート1モルと2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート2モルの付加物など
を例示することができる。これらのラジカル重合性単量
体のうちでは、1分子中に少なくとも2個の(メタ)ア
クリロイルオキシル基を有すラジカル重合性多官能性(
メタ)アクリレート系単量体または該ラジカル重合性多
官能性(メタ)アクリレート系単量体を主成分とするラ
ジカル重合性単量体混合物がとくに好ましい。前記ラジ
カル重合性多官能性(メタ)アクリレート系単量体とし
ては、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、1.6−ジ(メタ)アクリロイルオキシエトキシベン
ゼン、2.2,4 (2,4,4) −)リメチルへキ
サメチレンジアミンジイソシアナート1モルと2−ヒド
ロキシエチル(メタ)アクリレート2モルの付加物の2
種以上の混合物を使用することが好ましく、とくに3種
の混合物を使用することが好ましい。
本発明の光硬化性組成物に配合される複合充填剤(B)
は、微粒子無機充填剤の表面をラジカル重合性多官能性
(メタ)アクリレート系単量体で重合被覆処理した複合
充填剤である。該複合充填剤(B)を構成する微粒子無
機充填剤として具体的には、シリカ、シリカアルミナ、
アルミナ、石英、ガラス、炭酸カルシウム、クレー、雲
母、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム
、などの微粒子粉末を例示することができ、その平均粒
子径は通常は0.1mμないし100μ、好ましくは1
mμないし50μの範囲である。該複合充填剤を構成す
る該微粒子無機充填剤の表面は前記ラジカル重合性多官
能性アクリレート系単量体で重合被覆処理する前にシラ
ン系カップリン剤またはチタネート系カップリン剤で表
面処理が施されていてもよい。
該微粒子無機充填剤の表面の重合被覆処理に利用される
ラジカル重合性多官能性(メタ)アクリレート系単量体
としては、前記ラジカル重合性単量体(A)の中のラジ
カル重合性多官能性(メタ)アクリレート系単量体を同
様に例示することができ、その1種または2種以上の混
合成分を適用することができる。該ラジカル重合性多官
能性(メタ)アクリレート系単量体成分のうちでは1分
子中に3個以上の(メタ)アクリロイルオキシル基を有
するラジカル重合性単量体、または1分子中に3個以上
の(メタ)アクリロイルオキシル基を有するラジカル重
合性多官能性(メタ)アクリレート系単量体と1分子中
に2個の(メタ)アクリロイルオキシル基を有するラジ
カル重合性多官能性(メタ)アクリレート系単量体との
混合成分であることが好ましく、後者の混合成分である
場合のその組成は1分子中に3個以上の(メタ)アクリ
ロイルオキシル基を有するラジカル重合性多官能性(メ
タ)アクリレート系単量体が通常25重量%以上、好ま
しくは45重量%以上である。1分子中に3個以上の(
メタ)アクリロイルオキシル基を有するラジカル重合性
多官能性(メタ)アクリ   −レート系単量体として
はトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートであ
ることが好ましい。
該複合充填剤を構成する表面に重合被覆された該ラジカ
ル重合性多官能性(メタ)アクリレート系単量体成分の
割合は、該微粒子無機充填剤100重量部に対して通常
は30ないし200重量部、好ましくは50ないし15
0重量部の範囲である。
また、該複合充填剤の平均粒子径は通常は1mμないし
100μ、好ましくは10mμないし50μの範囲であ
る。
該複合充填剤の製造法としては、たとえば予め微粒子無
機充填剤粉末とラジカル重合性多官能性(メタ)アクリ
レート系単量体とを混合した後ラジカル重合させる方法
が好ましい。この予備混合は、両者を少量宛混合してや
や硬目のペーストとし、これを2本ロール、バンバリー
ミキサ−、ボールミルなどにかけ、混練しながら残りの
微粒子無機充填剤粉末とラジカル重合性多官能性(メタ
)アクリレート系単量体、更にラジカル重合開始剤が順
次混合される。それらの混合割合は、微粒子無機充填剤
粉末成分100重量部に対し、前記ラジカル重合性多官
能性(メタ)アクリレート系単量体が通常30ないし2
00重量部の範囲内で一般用いられる。また、ラジカル
重合開始剤としては、ジクミルパーオキサイド、ベンゾ
イルパーオキサイド、アゾビスイソブチロニトリルなど
が、前記ラジカル重合性多官能性(メタ)アクリレート
系単量体の重量に対し約0,01〜3重量−程度用いら
れる。
これらの各成分からなる混合物は、例えば加熱プレスな
どを用い、約40〜250℃、好ましくは約60〜15
0℃の温度および約1〜600hG/aa %好ましく
は約10〜200k17G/iの条件下で約数分間乃至
1時間程度加熱して重合させる。加圧せずに、不活性ガ
ス雰囲気中に加熱し、重合させることもできる。いずれ
にしても、アクリル系単量体中の重合性二重結合の一部
がそのまま残存するよう外条件下で、重合反応を停止さ
せることが好ましい。得られた硬化物は、例えばボール
ミルなどを用いて、所望の大きさに粉砕されるO 本発明の光硬化性組成物に配合される光重合開始剤(C
)は、α−ケトカルボニル化合物(C+)およびアミン
類または芳香族系窒素含有給金環化合物(C2)からな
る。該α−ケトカルボニル化合物としてはα−ジケトン
、α−ケトアルデヒド、α−ケトカルボン酸、α−ケト
カルボン酸エステルなどを例示することができる。さら
に具体的にハ、ジアセチル、2.3−ペンタジオン、2
.3−へキサジオン、ベンジル、4,4/−ジメトキシ
ベンジル、  4,4/  、ジェトキシベンジル、4
,4/−オキシベンジル 4,4/−ジクロルベンジル
、4−二トロベンジル、α−ナフチル、β−す7チル、
カンファーキノン、1,2−シクロヘキサンジオンなど
のα−ジケトン、メチルグリオキザール、フェニルグリ
オキザールなどのα−ケトアルデヒドピルビン酸、ベン
ゾイルギ酸、フェニルピルビン酸、ピルビン酸メチル、
ベンゾイルギ酸エチル、フェニルピルビン酸メチル、フ
ェニルピルビン酸ブチルなどを例示することができる。
これらのα−ケトカルボニル化合物のうちでは安定性な
どの面からα−ジケトンを使用することが好ましい。
α−ジケトンのうちではジアセチル、ベンジル、カン7
アーキノンが好ましい。
本発明の光硬化性組成物に光重合開始剤の1成分として
配合されるアミン類としては脂肪族アミンまたは芳香族
アミンのいずれでもよいが、芳香族アミンが好ましい。
特に好適々芳香族アミンは〔式中、R″は水素原子、ア
ルキル基またはヒドロキシアルキル基を示し、R2は水
素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基またはアリ
ール基を示し R3はアシル基、カルボキシル基、アル
コキシカルボニル基、ヒドロキシアシル基、[換基を有
していてもよいカルバモイル基、シアノ基、ニトロ基、
ハロゲン原子を示す〕で表わされる置換芳香族アミンで
ある。該置換芳香族アミンとして具体的には、4−ジメ
チルアミノベンズアルデヒド、4−ジエチルアミノベン
ズアルデヒド、4−(メチルへキシルアミノ)ベンズア
ルデヒド、4−(メチルフェニルアミノ)ベンズアルデ
ヒド、4−(β−ヒドロキシエチルメチルアミノ)ベン
ズアルデヒド、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジエ
チルアミノ安息香酸、4−(メチルへキシルアミノ)安
息香酸、4−(メチルフェニルアミノ)安息香酸、4−
(β−ヒドロキシエチルアミノ)安息香酸、4−ジメチ
ルアミノ安息香酸メチル、4−ジエチルアミノ安息香酸
メチル、4−ジアルキルアミノ安息香酸メチル、4−(
メチルへキシルアミノ)安息香酸メチル、4(メチルフ
ェニルアミノ)安息香酸メチル、4−(β−ヒドロキシ
エチルメチルアミノ)安息香酸プロピル、4−ジメチル
アミノ安息香酸ヘキシル、4−ジメチルアミノ安息香酸
フェニル、4−ジメチルアミノフタル酸、4−ジメチル
アミノフタル酸、4−ジメチルアミノイソフタル酸ジメ
チル、N、N−ジメチル−〇−シアノアニリン、N、N
−ジメチル−〇−二トロアニリスN、N−ジメチル−0
−クロルアニリン、N、N−ジメチル−〇−ブロムアニ
リン、N、N−ジメチル−〇−ヨードアニリン、N、N
−ジメチル−m−シアノアニリン、N、N−ジメチル−
m−ニトロアニリン、N、N−ジメチル−m−クロルア
ニリン、N、N−ジメチル−m−ブロムアニリン、N、
N−ジメチル−p−シア、ノアニリン、N、N−ジメチ
ル−p−ニトロアニリン、N、N−ジメチル−p−クロ
ルアニリン、N、 N−ジメチル−p−ブロムアニリン
、N、N−ジエチル−〇−シアノアニリン、N、N−ジ
エチル−m −シアノアニリン、N、N−ジエチル−p
−シアノアニリン、N、N−ジエチル−p−クロルアニ
リン、N、N−ジプロピル−p−シアノアニリン、N、
N−シフ゛チルーp−シアノアニリン、N、N−メチル
フェニル−p−シアノアニリン、N、N−β−ヒドロキ
シエチルメチル−p−クロルアニリン、N、N−ジメチ
ル−2,4−ジシアノアニリン、N、N−ジメチル−2
,4−ジニトロアニリン、N、N−ジメチル−2,4−
ジクロルアニリンなどを例示することができる。これら
の置換芳香族アミンのうちでは、4−ジアルキルアミノ
ベンズアルデヒド、4−ジアルキルアミノ安息香酸、4
−ジアルキルアミノ安息香酸エステル、N、N−ジアル
キル−p−シアノアニリンが好ましく、4−ジエチルア
ミノ安息香酸が特に好ましい。
また、本発明の光硬化性組成物に光重合開始剤の1成分
として配合される芳香族系窒素含有線金環化合物として
好適なものは、一般式(If)〔式中、Xは)NR”、
酸素原子または硫黄原子を示し、Yは水素原子、−3R
”または1ないし3価の金属を示し、R1はアルキル基
、アリール基、アラルキル基、ハロゲン原子を示し、n
は0ないし4の整数を示し、nが2以上の場合にはR1
は相異なる基であってもよく、R2は水素原子、アルキ
ル基、アリール基またはアラルキル基を示し、R3はア
ルキル基、アリール基または一般式(I[[)(式中、
X、R’およびnは前記と同一である)で表わされる芳
香族系窒素含有線金環化合物である。該芳香族系窒素含
有線金環化合物として具体的には、2−メルカプトベン
ツイミダゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール、
2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトメチ
ルベンツイミダゾール、2−メルカプトメチルベンゾオ
キサゾール、2−メルカプトメチルベンゾチアゾール、
ジペンゾオキサジルジ°スルフィド、シヘンゾチアジル
ジスルフイド、2−(フェニルチオ)ベンゾチアゾール
、2−メルカプトベンツイミダゾールのナトリウム塩、
2−メルカプトベンツイミダゾールの亜鉛(n)塩、2
−メルカプトベンツイミダゾールの銅(II)塩、2−
メルカプトベンツイミダゾールの銅(n)塩、2−メル
カプトベンツイミダゾールのニッケル(11)塩、2−
メルカプトベンゾチアゾールの亜鉛(II)塩、2−メ
ルカプトベンゾチアゾールの銅(II)塩、2−メルカ
プトメチルベンツイミダゾールの亜鉛(II)塩、2−
メルカプトメチルベンゾチアゾールの亜鉛(II)塩、
2−メルカプトジメチルベンツイミダゾール、2−メル
カプトジメチルベンゾオキサゾール、2−メルカプトジ
メチルペンゾチアゾールなどを例示することができる。
これらの硫黄化合物のうちでは、2−メルカプトベンツ
イミダゾール、2−メルカプトベンゾオキサゾール12
−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプトメチル
ベンゾチアゾール、ジペンゾチアジルジスルフィド、2
−メルカプトベンツイミダゾールの亜鉛(II)塩、2
−メルカプトベンゾチアゾール亜鉛(n)塩、2−メル
カプトメチルベンゾチアゾールの亜鉛(I[)塩が好ま
しく、とくに2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メ
ルカプトメチルベンゾチアゾール、2−メルカプトベン
ゾチアゾールの亜鉛(II)塩、2−メルカプトメチル
ベンゾチアゾールの亜鉛(II)塩が好ましい。
本発明の光硬化性組成物において、前記ラジカル重合性
単量体(A)、前記複合充填剤(B)および光重合開始
剤の配合割合は、前記ラジカル重合性単量体100重量
部に対して、前記複合充填剤(B)は通常20ないし9
00重量部、好ましくは50ないし800重量部の範囲
である。また前記光重合開始剤(C)の配合割合は、前
記ラジカル重合性単量体100重量部に対して、前記α
−ケトカルボニル化合物(C1)は通常0.01ないし
15重量部、好ましくは0.05ないし10重量部の範
囲であし、前記アミン類または芳香族系窒素含有線金環
化合物(C! )の配合割合は前記ラジカル重合性単量
体(A)100重量部に対して通常0.01ないし15
重量部、好ましくは0゜0.05ないし10重量部の範
囲である。。
本発明の光硬化性組成物には、さらに必要に応じて他の
成分、たとえば粉末状無機充填剤、有機質重合体、粘着
性付与剤、光増感剤、重合調節剤、重合抑制剤などを配
合することもできる。粉末状無機質充填剤として具体的
には、カオリン、タルク、クレー、炭酸カルシウム、シ
リカ、シリカ・アルミナ、アルミナ、酸化チタン、リン
酸カルシウム、ガラス粉末、石英粉末などを例示するこ
とができる。有機重合体としてはワックス、エチレン・
酢酸ビニル共重合体、ポリアクリi酸メチル、ポリメタ
クリル酸メチルおよびこれらの共重合体などを例示する
ことができる。これらの成分の配合割合は適宜である。
本発明の光硬化性組成物に光を照射することによって重
合が起こり、硬化する。光線としては自然光線であって
も人工光線であってもよく、紫外領域から可視領域まで
の光線を採用することが可能である。人工光線としては
、高圧水銀灯、中圧水銀灯、低圧水銀灯、ノ・ロゲンラ
ンプ、タングステンランプなどを使用することができる
。光硬化の際の温度は通常0ないし80℃、好ましくは
5ないし50℃の範囲であシ、 光照射の時間は通常1
秒ないし5分である。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によって具体的に示す。
なお本発明の光硬化性組成物の評価を以下に示すととも
に、複合充填剤(B)の裂造例を参考例に示した。また
以下の実施例および比較例で使用した次の略記号はそれ
ぞれ次の化合物を示す。
TEGMA−−1すエチレングリコールジメタクリレー
ト、RDMA−−−−−1,3−ジメタクリロキジェト
キシベンゼン、tJDMA・−−−−2,2,4−)ジ
メチルへキサメチレンジアミン、ジイソシアナート1モ
ルと2−ヒドロキシエチルメタクリレート2モルとの付
加物、OQ   −m−カンファーキノン、 DEABA−−−4−ジエチルアミノ安息香酸、DMA
BA−−−4−ジメチルアミノ安息香酸、DMABM・
−4−ジメチルアミノ安息香酸メチル、DMPT −−
−N%N−ジメチル−p−)ルイジンMBZTZ−−−
2−メルカプトベンゾチアゾールRM−50−m−日本
アエロジル(株)社製微粉末シリカ(平均粒径40mμ
)、 FS−90−一一東芝パロテイ一二(株)社製溶融シリ
カ(平均粒径13μ)、 〔評価法〕 試験項目とその評価法を表1に示す。
〔複合充填剤の製造法〕
参考例1 トリメチロールプロパンのトリメタクリレート11にベ
ンゾイルパーオキサイド0.11を溶解した溶液を、メ
ノー乳鉢に入れ、さらに疎水性微粉シリカ(日本アエロ
ジル株式会社段、アエロジルR972、平均粒径16m
μ)を少量ずつ加えて混合した。粘度が次第に増し、パ
サパサになシかかった頃合いに、混合物を小型ゴムロー
ルに懸け、さらに微粉シリカを断続的に添加し、最終的
な微粉シリカ添加量を9.59とした。得られたペース
トをロールからはずし、金型温度110℃のプレスにて
150kt/ctAないし2001w/−Jの圧力で1
0分間加熱硬化した。硬化生成物をボールミルにて粉砕
し、230メツシユふるい通過の複合充填剤18. O
Fを得た。この複合充填剤の平均粒径は11μであった
複合充填剤を構成するトリメタクリレート硬化生成物を
赤゛外分光光度計で分析したところ1640cIn−1
の吸収が認められ二重結合が残存していることが判明し
た。
参考例2 参考例1において、疎水性微粉シリカとしてR−972
を使用する代わりに0X−50(日本アエロジル株式会
社裂、アエロジル0X−so、平均粒径40mμ)を用
いた他は参考例1に記載した方法で複合充填剤を製造し
た。この複合充填剤の平均粒径は16μであった。
実施例1 トリエチレングリコールジメタクリレート15L1.3
−ジメタクリロキジェトキシベンゼン15g、参考例1
記載の複合充填剤70,9、ハイドロキノンモノメチル
エーテル4■を35℃下2本ロールで混練し、組成物を
作製した。この組成物10.9とカンファーキノン45
mflおよび4−ジエチルアミノ安息香酸45■をスパ
チュラで十分に混合して光硬化性組成物を作製した。試
験に供する試験片は、金型に前記ペーストを詰め、セロ
ファン紙をかぶせた後、その上から可視光照射器(Ku
lzer社製、Translux )を用いて可視光線
(波長350〜700nm )を30秒照射しく照射口
より試験片の方が大きい場合は、照射口をずらして照射
を繰り返した)、硬化物を作製した。結果を表2に示し
た。
実施例2 実施例1においてトリエチレングリコールジメタクリレ
ート18.7.!if、  1.3−ジメタクリロキジ
ェトキシベンゼン 18.7L参考例1記載の複合充填
剤47.6.!9および微粉末シリカRM−50(日本
アエロジル株式会社製微粉末シリカ、平均粒径40mμ
)15f!を使用した他は、実施例1に記載の方法で光
硬化性組成物および各試験片を作製した。結果を表2に
示した。
実施例6〜9、比較例1 実施例2において、ラジカル重合性単量体、充填剤およ
び光重合開始剤として表2に記載したものを表2に記載
した組成で用いた他は、実施例2に記載した方法で、光
硬化性組成物および各試験片を作製した。結果を表2に
示した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)ラジカル重合性単量体、 (B)微粒子無機充填剤の表面をラジカル重合性多官能
    性(メタ)アクリレート系単量体で重合被覆処理した複
    合充填剤、および (C)光重合開始剤、からなる光硬化性組成物
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