JPS61228950A - 高耐食性燃料タンク用鋼板 - Google Patents

高耐食性燃料タンク用鋼板

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JPS61228950A
JPS61228950A JP7062985A JP7062985A JPS61228950A JP S61228950 A JPS61228950 A JP S61228950A JP 7062985 A JP7062985 A JP 7062985A JP 7062985 A JP7062985 A JP 7062985A JP S61228950 A JPS61228950 A JP S61228950A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高耐食性燃料タンク用鋼板に係シ、特にアルコ
ールあるいはアルコール混合ガソリンタンク材料として
すぐれた耐食性、プレス加工性、抵抗溶接性を有する高
耐食性燃料タンク用鋼板に関する。
(従来技術および問題点) 北米、中南米、欧州ではエネルギー政策として石油依存
率の低減を国策とする国が多く、自動車用新燃料として
アルー−ル(メタノール、エタノール)そのもの、ある
いはこれらをガソリンに5〜20%混合したいわゆるガ
ソホールの導入比率が年々拡大の傾向にある。
しかしながら、これらアルー−ル系燃料は 。
(亀) 水を含みやすい、 (b)  水混入量の増加、温度の低下によル相分離が
生じ、下層にアルコールと水を主成分とする分離層を生
じる、 (0)  酸化劣化して有機酸を生成する可能性がある
、あるいは (d)  メタノールを40%以上含むアルコールとガ
ソリン混合物に対して、現行タンク材料の主流であるタ
ーン(Pb−an合金)メッキ鋼板はメッキ層が溶解す
る、 など通常のガソリン燃料に比べて一段と強い腐食性を有
している。
しかるに自動車の燃料タンクは安全確保の意味から最重
要部品として位置付けられてお)、この材料としてはま
ず腐食による穴あきが発生しないこと、さらには燃料循
環系統でフィルターの目詰まシを発生するような浮遊性
の腐食生成物が生じないことが要求される。
ところで、現在通常の自動車用燃料タンク材料は、たと
えば特公昭!57−61833号公報に示されるような
Pb−8n合金溶融メ、キ鋼板とか、特公昭53−19
981号公報に示されるようなZnメ、中鋼板に厚クロ
メート処理を施したものが使用されている。これらの材
料のガソリン、アルコールあるいはアルコール混合ガソ
リンに対する耐食性について見ると、Pb−8n合金溶
融メ、キ鋼板に関していえば、このようなPb−8n合
金がメタノールに非常に溶解しやすい特性を有している
点が問題であシ、メタノール混合ガソリンに対しては実
用が困難と考えられる。一方、電気Znメッキ鋼板に厚
クロメート処理を施した材料については、ZnはF6よ
シネな電位の金属であるから、メッキ層が損傷したプレ
ス加工部ではZnの犠牲防食作用によシ赤錆、穴あきの
発生は抑制されるが、znの溶出速度が大きく、浮遊性
の白色沈澱物を多量に生成して燃料循環系統でフィルタ
ーの目、詰まルが発生しやすい欠点を有する。
また前述の電気Znメ、キ鋼板の代シにZnを主成分と
する合金メッキ鋼板たとえば特開昭55−110791
号公報に示されるZn−Ni合金メ、中鋼板、特公昭5
7−33347号公報に示されるZn−Co合金メ、中
鋼板、特公昭57−61831号公報に示されるZn−
F*合金メッキ鋼板、特公昭54−33222号公報に
示されるZn−Ω合金メッキ鋼板、特開昭57−702
88号公報に示されるZn”N1−Cr合金メ、中鋼板
、特公昭57−33347号公報に示されるZn−Co
−Ni合金メッキ鋼板を用いた場合においては、前記各
合金メッキ層の溶出速度がZnメッキ層に比べてかなり
e制されるものの、依然として浮遊性の白色沈澱物によ
るフィルター〇目詰)を解決するには至らない。
(問題を解決するための手段) そこで本発明者らは、このような現行タンク材料の欠点
を解消し、アルコール単独あるいはアルコール混合ガソ
リンとシわけ腐食性の強いメタノール系燃料に対してす
ぐれた耐食性を発揮し、かつタンク製造工程においてす
ぐれたプレス加工性、抵抗溶接性を発揮する高耐食性燃
料タンク用鋼板を提供するため種々検討した結果、鋼板
表面に下層としてZnまたはZnを主成分とする金属メ
ッキ層、上層として金属粉末を含む有機樹脂被膜を有す
る構成とすることによりて、とれらの問題を一挙に解決
しうるという全く新たな知見を得て本発明を成したもの
である。
(発明の構成、作用) す々わち、本発明の要旨とするところは、鋼板表面に下
層としてZnまたはZnを主成分とする金属メッキ層を
目付量1〜200 f/J有し、その上層にZns A
l、 Mg、 Ml 、 Sn+ 10% Or以上の
ステンレスまたはこれらの合金の合金粉末の1種以上を
樹脂成分と該金属粉末の合計量の20〜95重量%含み
、さらに上記の樹脂成分は全樹脂分に対して40〜90
3i量チのフェノキシ樹脂とゴム成分含有率が5〜35
重量%であるゴム変性エポキシ樹脂とから成υ、残部は
通常のエポキシ樹脂塗料に用いられる硬化剤、硬化促進
剤、添加剤等を適量含む金属粉含有有機樹脂被膜を厚さ
2〜50μ簿有することを特徴とする高耐食性燃料タン
ク用鋼板にある。
ここで上記の有機樹脂被膜形成用材料について説明する
と、金属粉末については、 が20〜95重量%である。
そして樹脂成分では、 以下、本発明について詳細に説明する。
まず本発明の高耐食性燃料タンク用鋼板は鋼板表面に下
層としてZnまたはZnを主成分とする金属メッキ層を
有する。該金属メッキ層は、アルコールおよびアルコー
ル混合燃料中において鉄地より卑な電位を示す金属層で
あるからメッキ層が損傷したプレス加工部においてもZ
nの犠牲防食作用によシ赤錆、穴あきの発生を抑制し燃
料タンクの寿命を延長する。一方Znの溶出にともなう
浮遊性の白色沈澱物の生成に対しては、後述する上層の
金属粉末を含む有機樹脂被膜と複合させることでこれを
抑制するものである。なお、該金属メッキ層をZnを主
成分とする金属メッキ層とすると犠牲防食作用時におけ
るメッキ層の溶出速度が遅くなるので、Znj$Lfi
のメッキ層とした場合に比べて低目付量で燃料タンクの
穴あき寿命を延長させることが出来、かつ後述する上層
の金属粉末を含む有機樹脂被膜と複合した場合の耐食性
もよシ向上する。このよりなZnを主成分とする金属メ
ッキ層としては、Zn−Ni合金メ、キ、Zn−Co合
金メッキ、Zn−Fe合金メッキ、Zn−A4合金メッ
キ、Zn−Ni −Cr合金メ、キ、Zn−Ni−Co
合金メ、キの内、いずれかが好適である。
このようなZnまたはZnを主成分とする金属メ、キ層
の目付量に関しては、メッキ目付量が1f/m”未満で
は鋼板狭面の隠ぺい効果が不充分と表シ下層として必要
とされる耐食性が不足する。′また200V讐を超える
と下層として必要とされる耐食性が飽和する。なお必要
に応じてZnまたはZnを主成分とする金属メッキ層に
公知のり四メート処理、シん酸塩処理を施すとメッキ層
自体の耐食性および該金属メッキ層と後述する上層の金
属粉末を含有する有機樹脂被膜との密着性を向上せしめ
ることが出来る。
以上に述べたようなZnまたはZnを主成分とする金属
メッキ層は公知の電気メツキ法、溶融メッキ法によシ形
成出来る。
たとえばZnメ、キ層は、ZnSO4@ ’7T(2o
 410 P/!/、A−1cJ320 PIZ−Na
SOa 75りμの混合溶液を用い、PI(3〜5、温
度20〜30℃、電流密度1〜10A/&IrL2で電
気メッキすることで形成出来る。
またZnを主成分とする金属メッキ層は、Zn−N1合
金メッキの場合ZnSO4−7H20300P/J、N
i 5o4−6H20200P/Jの混合溶液、Zn−
Co合金メ。
キの場合はZnSO4−7H,02009/l、 C0
8O4−7H20200P/It−、Na25o445
危  の混合溶液、Zn−Fe合金メッキの場合ZnS
O4”7H201107μ、F’eS04”7H201
00PIl−1(NH,)2SO4209/J、KCJ
 20 P/A 、 クエン酸第2アンモン601g/
m2  の混合溶液、Zn=N1−Cr合金メッキの場
合はZnSO4’7H20160f/A、 NiSO4
・6H20240f/L %CrO32f/Lの混合溶
液、Zn−Ml−Co合金メッキの場合はZnSO4・
7H20100f/L、 N tsO4・6H2060
971%0oF304・7H2060f/L1(NH4
)28045 f/LsH,30,10t/lの混合溶
液を用い、それぞれをp)f 2.0〜4.5に調整し
、電流密度5〜50 A/dm”、温度室温〜60℃で
電気メッキすることで形成出来る。Zn−A1合金メッ
キの場合は、A24〜5%、Zn95〜96チから成る
溶融メッキ浴によυ形成出来る。
次に本発明においては、下層のZnまたはZnを主成分
とする金属メッキ層の上に、上層としてZn。
AA、Mg、Ni+Sn+10%Or以上のステンレス
またはこれらの合金の金属粉末の1種以上を樹脂成分と
該金属粉末の合計量の20〜95重量%含み、さらに上
記の樹脂成分は全樹脂分に対して40〜90重量%のフ
ェノキシ樹脂とゴム成分含有率が5〜35重量%である
ゴム変性エポキシ樹脂とから成り、残部は通常のエポキ
シ樹脂塗料に用いられる硬化剤、硬化促進剤、添加剤等
を適量含む金属粉含有有機樹脂被膜を厚さ2〜5Qpt
h有するものである。該有機樹脂被膜は、下層のZnま
たはZnを主成分とする金属メッキ層をアルコール系燃
料とシわけ腐食性の強いメタノール系燃料に対してすぐ
れた耐食性、耐久性を有する金属粉末と樹脂成分とを含
む金属粉含有有機樹脂被膜で被覆し、該金属メッキ層と
アルコール系燃料との直接反応を阻止するための防食層
として重要である。
まず金属粉添加の目的は、主として抵抗溶接性の確保に
ある。すなわち有機樹脂被膜は一般に高い電気絶縁性を
有しておシ、これを鋼板表頁に複合させたものは抵抗溶
接が困難である。そこで本発明では有機樹脂被膜中に金
属粉末を必要量分散させ、被膜の電導性を高めるのであ
る。この場合、金属粉末としてZn 、 Aj 、 M
g 、 Nl 、 an 、 10*Cr以上のステン
レスまたはこれらの合金を選んだ理由は、これらの金属
がいずれもガソリン、アルコールとシわけメタノールに
対してすぐれた耐食性を有するからで、これら金属粉末
のうち1種以上を有機樹脂被膜中に適正量添加すること
で前述の目的は達成される。
なお、上記以外のたとえばPb 、 F・、 Cu の
金属粉末はメタノールに対して耐食性が劣〕、使用出来
ない。
ここで金属粉末の形状に関しては、粒状、フレーク状い
ずれも適用出来る。金属粉末の大きさに関しては、大き
いほど少量の添加で抵抗溶接性が向上するが、粒状の場
合粒径として501IrrLφ超、フレーク状の場合厚
さとして10#3超になると被膜が多孔質となシこのた
め耐食性が劣化し、さらにプレス加工時における金型の
損傷が問題となるので、本発明においては、粒状の場合
平均粒径として50部以下、フレーク状の場合平均厚み
として10#&以下の金属粉末を用いることが望ましい
次に、金属粉末の添加量を20〜951の範囲とした理
由は、20重量−未満では抵抗溶接が困難なためであ〕
、95重量−を超えると被膜の連続性が断たれ、耐食性
、密着性、プレス加工性が劣化するためである。
次に本発明で用いられる樹脂成分に関しては、これはい
うまでもなくガソリン、アルコール系燃料に対してすぐ
れた耐食性、耐久性を有し、かつ素地原板に対する塗膜
密着性、プレス成形性においてすぐれた特性を発揮する
ものである。すなわち、フェノキシ樹脂によ)すぐれた
プレス成形性が実現し、さらにがム変性工Iキシ樹脂に
よ〕アルコール系燃料に対する耐食性および素地原板に
対する塗膜密着性が確保される。この場合、がム変性工
Iキシ樹脂中のプム含有量を調整する目的で樹脂成分の
混合時に後からエポキシ樹脂を添加しても良く、この添
加によって本発明の趣旨はいささかも変るものではない
まず、フェノキシ樹脂としては、すぐれたプレス成形性
を確保するため、分子量20000〜100000の範
囲の高分子量フェノキシ樹脂が好ましい。フェノキシ樹
脂含有量としては、全樹脂成分に対して40〜90重量
−であることが必要であって40重量−未満であると充
分なプレス成形性が得られず90重量%を超えるとアル
コール系燃料に耐する耐食性、耐久性が低下する。
また本発明にいうゴム変性エポキシ樹脂とは工4キシ樹
脂とカルブキシル基を有するブタジェンアクリロニトリ
ル共重合ゴムとを反応させて得られるものが好ましい。
この場合、本発明に於いてがム変性工4キシ樹脂を得る
ために用いるエポキシ樹脂としては、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、環
状脂肪族工Iキシ樹脂、ヒダントイシ型エポキシ樹脂、
ノ?う、り型エポキシ樹脂、グリシジルエステル屋エポ
キシ樹脂等を挙げることが出来るが、耐食性の点からノ
ー型エポキシ樹脂シ樹脂を用いるのが好ましい。またエ
ポキシ樹脂のエポキシ当量としては通常100〜350
0程度のものが用いられる。このゴム変性エポキシ樹脂
は共重合ゴムのカルブキシル基とエポキシ樹脂のエポキ
シ基と反応後もエイキシ樹脂としての反応性を有するた
めに1エポキシ樹脂中には1分子中に平均2個以上のエ
ポキシ基を有するべきである。
また本発明において変性エポキシ樹脂を得るのに用いら
れるカルがキシル基を有するツタジエン−アクリロニト
リル共重合ゴムとしては、分子構造がリニアーで、分子
量が1000〜5000%1分子癲〕含有するカルボキ
シル基の数は平均的に1、5〜2.5であり、分子両末
端にカルボキシル基を有するものが好適である。
ゴム変性エポキシ樹脂中のコ9ム成分含有率としては5
重量%未満では素地原板に対する有機樹脂被膜の書着性
が不足する。
またコ9ム成分含有率が35重量%を超えるとアルコー
ル系燃料に対する耐食性、耐久性が劣化する。
またゴム変性エポキシ樹脂は、ゴム質ポリマーのカルが
キシル基がすべて工4キシ基と反応後も工Iキシ樹脂と
しての反応性を保持するべきである。かかるがム変性工
4キシ樹脂のエポキシ当量は200〜5000当量、特
に250〜4000当量が望ましい。
このようながム変性工4キシ樹脂を得るには、たとえば
該樹脂の製造時、カルーキシル基1尚量に対して工Iキ
シ基2.3当量以上となるようにカルがキシル基含有が
ム質Iリマーおよび工4キシ樹脂を配合する。
なお前述の如く樹脂成分の混合時にさらにエポキシ樹脂
を追加する場合には、がム変性エポキシ樹脂中のがム成
分含有率は工4キシ樹脂総量として追加された工Iキシ
樹脂量を加算した量を用いて求めるものとする。
以上に述べたように本発明においては前記の金属粉末と
上述の樹脂成分とを含む有機樹脂被膜を上層として設け
るものであるが、その厚さを2〜50μ犠の範囲とした
理由は、2#I未満では上層として必要とされる耐食性
が不充分なためであり、50都を超えると耐食性が飽和
するうえプレス加工性、抵抗溶接性に不都合が生じるた
めである。
このような樹脂被膜を形成させる具体的手段としては、
前記の金属粉末及び樹脂成分を主体としてこれに適量の
有機溶剤あるいは硬化剤、さらにはその他一般的に使用
される添加成分を配合した塗料組成柳として、塗布、乾
燥して形成せしめることが出来る。
即ち上層の金属粉含有有機樹脂被膜の形成に際しては、
まずゴム変性エポキシ樹脂は、エポキシ樹脂とゴム質ポ
リマーを80〜180℃程度で0.5〜4時間溶融混合
することで得ることが出来る。次に目的とする金属粉末
と樹脂成分に有機溶剤、硬化剤、その他添加剤を加えて
混練し懸濁液を作る。この場合用いる有機溶剤の量は、
懸濁液全体に対して60〜85重量%が好ましい。次に
これをロール塗装により必要な厚さに塗装し乾燥後板温
150〜300℃の範囲で焼付ければ良い。
なお本発明で用いる有機樹脂被膜形成用材料に含まれる
硬化剤、添加剤については、まず硬化剤としてはたとえ
ばジシアンジアミド系硬化剤、ヒドラジド系硬化剤、フ
ェノール系硬化剤、ホウ素系硬化剤、イきダゾール系硬
化剤等を挙げることが出来、樹脂成分を充分に硬化させ
うる量を用いる。
また添加剤としてはカップリング剤、顔料、チタントロ
ピック剤、分散剤等の種類を挙げることが出来る。
本発明の高耐食性燃料タンク用鋼板は以上の如き構成を
有するものであるが、その最外層にさらに有機結合固形
潤滑被膜を形成すると、プレス加工時におけ不金属粉含
有有機樹脂被膜の損傷防止に有効である。
該固形潤滑被膜の構成に関してはプレス加工後の抵抗溶
接工程において該固形潤滑被膜が10μ賜以上残留する
と通電不良、電極汚れなどの抵抗溶接上の問題が生じる
ので、固形潤滑被膜としては抵抗溶接工程前に湯洗ある
いはアルカリ脱脂などの簡便な手段により溶解脱膜す゛
るようなものであることが望ましい。
このような被膜として、水溶性のアクリル樹脂あるいは
アクリル酸/メタクリル酸共重合体を主成分とし、これ
に潤滑性を高める意味でステアリン酸0a(Zn)、ポ
リスチレンワックスなどを添加したもの、あるいは水素
化ヤシ油のような潤滑性油脂を適用出来る。
以上の本発明の構成について説明したが、さらに実施例
によp本発明の効果を具体的に説明する。
(実施例) 板厚0.8mの冷延鋼板(5PGO)を原板として、本
発明の高耐食性燃料タンク用鋼板および各種比較材を得
た。
製造に際して、下層のZnまたはZnを主成分とする金
属メッキ層は前処理(電解脱脂、電解酸洗)を行った後
、Zn−Al合金メッキは公知の溶融メッキ法、その他
は公知の電気メツキ法を適用した。上層の金属粉含有有
機樹脂被膜は、エポキシ当量的175、分子量約370
のノボラック型エポキシ樹脂に分子量3400、平均カ
ルボキシル基数1.9、アクリロニトリル含有量18慢
のカルボキシル基を有するブタジェンアクリロニトリル
共重合ゴムを反応させて得たゴム変性エポキシ樹脂、フ
ェノキシ樹脂、金属粉末、硬化剤(ジシアンジアミド、
テトラメチルグアニジン)、有機溶剤(エチルセロソル
ブアセテ−得た。なお比較材としては、複合層の構成要
件が本発明の要件を満さないものを用いた。
以上の本発明の高耐食性燃料タンク鋼板および比較例に
ついて、以下に示す評価法によりプレス加工性、抵抗溶
接性、耐食性の評価を行った。
(4) プレス加工性評価法 ■ 円筒成形 形   状・・・80IIIIφ平底円筒クリアランス
・・・1s+a ブランクサイズ・・・160mφ しわ押え力・・・4ψ讐 成形高さ・・・40m ■ 角筒成形 形   状・・・80m5四方の平底角筒クリアランス
・・・2需 ブランクサイズ・・・140−φ しわ押え力・・・2ψ讐 ゛成形高さ・・・25■ (B)  抵抗溶接性評価法 電    極・・・クロム−銅合金、台形電極源   
 接・・・二重かさね、ラップシーム溶接加圧力・・・
400kII 通電時間・・・ 3サイクルon2サイクルoff冷 
   却・・・内部、外部水冷 溶接スピード・・・2.5m/mln 溶接電流・・・12kA (C)  耐食性評価法 ■ メタノール      100チ @ メタノール混合ガソリン 80■φ、高さ40mの平底円筒、および8o■角、高
さ25wmの平底角筒に成形後、この中へ上記の燃料■
、@を100〜130需入れて、常温で1ケ月の浸漬試
験を行りた。
結果を第1表に示す。
同表中×は不良、Δは概ね良好、0は良好を示すO これらの表に見られるように1本発明の高耐食性燃料タ
ンク用鋼板はすぐれた耐食性、プレス加工性、抵抗溶接
性を有するものであ〕、アル;−ルおよびアルコール混
合ガソリン用タンク材料として好適である。
(発明の効果) 以上の実施例も示すとおシ、本発明によればアルコール
およびアルコール混合ガソリンに対してすぐれた耐食性
を有し、かつすぐれたプレス加工性、抵抗溶接性を有す
る高耐食性燃料タンク用鋼板を提供することが可能とな
シ、産業の発展に貢献するところ極めて顕著なものがあ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 鋼板表面に下層としてZnまたはZnを主成分とす
    る金属メッキ層を目付量1〜200g/m^2有し、そ
    の上層にZn、Al、Mg、Ni、Sn、10%Cr以
    上のステンレスまたはこれらの合金の金属粉末の1種以
    上を樹脂成分と該金属粉末の合計量の20〜95重量%
    含み、さらに上記の樹脂成分は全樹脂分に対して40〜
    90重量%のフェノキシ樹脂とゴム成分含有率5〜35
    重量%であるゴム変性エポキシ樹脂とから成り、残部は
    通常のエポキシ樹脂塗料に用いられる硬化剤、硬化促進
    剤、添加剤等を適量含む金属粉含有有機樹脂被膜を厚さ
    2〜50μm有することを特徴とする高耐食性燃料タン
    ク用鋼板。 2 Znを主成分とする合金メッキ層が、Zn−Ni合
    金メッキ、Zn−Co合金メッキ、Zn−Fe合金メッ
    キ、Zn−Ni−Cr合金メッキ、Zn−Ni−Co合
    金メッキ、Zn−Al合金メッキの内いずれかである特
    許請求の範囲第1項記載の高耐食性燃料タンク用鋼板。
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