JPS61224191A - カセツト状磁気バブルメモリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 バブルメモリデバイス等を収容したカセット状磁気バブ
ルメモリであって、 グランド信号端子に接続した導体層をカセット内に収容
したことにより、 静電気を帯びた物体の接触による該デバイスの損傷をな
くしたものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明はカセット状磁気バブルメモリ　（以下、カセッ
トメモリと称す）、特にカセットメモリの静電気対策構
成に関する。

バブルメモリデバイスは記憶情報が不揮発性であり書替
えが容易であること、機械的可動部分がな（固体素子な
ので信頼性が高いこと、小型かつ高密度でプリント仮実
装ができること等の優れた特徴を有し、ＩＣメモリやフ
ロッピーディスクと並んでその使用分野が急速に広がり
つつある。

特に、ＮＣ装置、ロボット、生産管理端末、ＰＯ８端末
、ＯＡ機器、その他各種端末等のファイルメモリやプロ
グラムローダとして、需要が急増している。

このようなバブルメモリデバイスをフロッピーディスク
やカセットテープのように手軽に持ち運びできるように
するため、該デバイスをケース内に収容して本体装置に
着脱するカセットメモリが提案されており、既に上記の
各種機器に実用されている。

このカセットメモリは、人が持ち運びする関係から、特
に小型・軽量であると共に、人体等に帯電した静電気に
対する考慮が要望される。

〔従来の技術〕

バブルメモリデバイスは軟磁性金属のシールドケース内
に、バブルメモリチップ、バイアスマグネット、整磁板
、バブル駆動用の回転磁界を発生するＸ−Ｙコイル、お
よび使用携帯によりバブルチップに記憶された情報の全
てを消去するイレーズコイル等、を収容した構造である
ことは周知の通りである。

また、バブルメモリデバイスを用いたメモリシステムは
、該デバイスをアナログ信号により直接動作・制御する
直接周辺回路（リニア回路ともいう）と、ホストシステ
ムよりの情報の書込み／続出し命令に従って直接周辺回
路をＴＴＬ　（）ランジスタ・トランジスタ・ロジック
）レベルのデジタル信号により制御する間接周辺回路を
必要とすることも周知の通りである。

この直接周辺回路は、駆動コイルやメモリチップに所定
値の電流、即ちアナログ信号を供給してバブルメモリデ
バイスを動作・制御するコイルドライバ回路、ファンク
ションドライバ回路、およびバブルメモリチップ内のデ
ィテクタよりの数關■のセンス出力電圧を増幅し、ＴＴ
Ｌレベルに変換するセンスアンプ回路を含んで構成され
る。

また、間接周辺回路はバブルコントローラ回路で、ホス
トシステムよりの情報の書込み／続出し命令に従って、
直接周辺回路に各種制御用デジタル信号を入力してバブ
ルメモリデバイスの動作を制御し、かつ直接周辺回路（
センスアンプ回路）よりのデジタルセンス信号をホスト
システムへ出力する。

ところで、従来のカセットメモリは「実開昭５６−５６
０９８号公報」や［実開昭５６−５６０９９号公報ｊ等
に開示される如く、バブルメモリデバイスと外部接続用
コネクタを配線板に実装し、これをプラスチック製や一
部金属製のカセットケース内に収容し構成されている。

なお、配線板にはバブルメモリデバイスの他に、直接周
辺回路（センスアンプ回路）等を組み込んだものもある
。

このように構成されたカセットメモリは、直接周辺回路
や間接周辺回路が設けられた磁気バブルメモリ装置の受
側コネクタに対し挿抜することで、着脱自在な使用形態
を実現している。

第６図は従来構成になるカセットメモリの模式側断面図
であり、カセットメモリ１は前述したバブルメモリデバ
イス２と、外部接続用コネクタ３と、コネクタ３に中間
部が支持された複数本のコンタクト４およびデバイス２
の前後の端面から複数本ずつ導出されたリード端子５と
を接続する配線板６とをカセットケース７に収容し、構
成されている。

そして、カセットメモリ１はバブルメモリデバイス２ま
たはカセットケース７に、磁気シールド用の金属板また
は金属ケースを具え、外部磁界に対しバブルメモリデバ
イス２が正常に動作し、書込み情報を保護するように考
慮されているが、静電気を帯びた物体の接触に対する配
慮が十分でなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、例えば静電気を帯びた作業者が接触したとき
、静電気の放電電流がバブルメモリデバイスに流れ、バ
ブルメモリチップを損傷、および書込み情報の破壊され
ることをなくし、安全性の高いカセット状磁気バブルメ
モリを提供するものである。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の基本構成を示す模式側断面図であり、
第６図と共通部分に同一符号を使用している。

第１図において、１１はカセットメモリ、１２はコネク
タ３を受側コネクタ（図示せず）に嵌挿したときコンタ
クト４よりも早く接地接続されるアース端子、１３はデ
バイス２の静電保護用導体、１４はアース端子１２と導
体１３とを電気的に接続するリード線であり、 カセットケース７はバブルメモリデバイス２と、外部接
続用コネクタ３と、コネクタ３のコンタクト４とデバイ
ス２のリード端子５とを接続する配線板６と、デバイス
２の静電気保護用導体１３と、配線板６とデバイス２と
コネクタ４および導体１３を収容するカセットケース７
と、コンタクト４の外部接続よりも早く外部接続される
アース端子１２とを具備してなり、４体１３がカセット
ケース７内でアース端子１２に接続してなることを特徴
とし、さらにはカセットケース７がプラスチックをモー
ルド形成しデバイス２の表面または裏面に対向する開口
を有する上部ケース（２２）と下部ケース（２３）、お
よび側面視Ｕ字形であり双方の該開口を覆う金属板（２
４）を具えてなり、導体１３が可撓性のある絶縁シート
の一方の面に被着した金属膜であり、該絶縁シートを介
し該金属板（２４）と対向する該金属膜がデバイス２の
表面および裏面を覆うように収容されてなること、 および、カセットケース７がプラスチックをモールド形
成してなり、導体１３が少なくともコネクタ３に対向す
る該プラスチックケース（７）の内面に被着してなるこ
とを特徴とするカセット状磁気バブルメモリである。

〔作用〕

上記手段によれば、静電気を帯びた物体がカセット状磁
気バブルメモリに接触し、その放電が起こるも、その放
電電流はアース端子を介し、バブルメモリデバイスに流
れることなく放出される。

従って、本発明になるデバイスは、作業者等が帯びてい
る静電気の放電に対し安全であり、該放電が起こるもデ
バイス自体の初期特性、および既書込み情報の維持が実
現される。

〔実施例〕

以下に、図面を用いて本発明の実施例になるカセットメ
モリを説明する。

第２図は本発明の一実施例になるカセットメモリの外観
を示す斜視図、第３図は前記カセットメモリのカセット
ケース内に収容されたバブルメモリデバイス等と導体膜
被着シートとを分離させた斜視図、第４図は前記カセッ
トケースの分解斜視図、第５図は本発明の他の実施例に
なるカセットメモリの主要構成を示す模式側断面図であ
る。

前出図と共通部分に同一符号を使用した第２図において
、２１はカセットメモリ、２６は前出のカセットケース
７に相当するカセットケース、２７は前出のアース端子
１２に相当するアース端子である。

バブルメモリデバイス２．コネクタ３．配線板６、アー
ス端子２７．保護導体１３に相当する保護シー）２８（
第３図）等を収容したカセットケース２６は、上部ケー
ス２２と下部ケース２３と側面視Ｕ字形の金属板２４、
およびケース２２．２３に金属板２４を固定させる複数
本のねじ２５にてなり、アース端子２７の一部分は上部
ケース２２と下部ケース２３と合わせ目に構成される溝
２９の中間部に露呈している。

第３図において、保護シート２８は可撓性を有するポリ
イミド等にてなる絶縁シートの内面に導体膜を被着した
ものであり、その大きさは少なくともバブルメモリデバ
イス２の表面（上面）と裏面（下面）を覆う寸法になっ
ている。従って、電気的に絶縁性を有する保護シート２
８の外面２８ａが金属板２４に対向し、導電性を有する
内面２８ｂは、バブルメモリデバイス２の表面と、配線
板６の下面に対向する。

一方、配線板６は導体パターンを絶縁シートで挟んだフ
レキシブル印刷配線板を使用しており、その側方に突出
する舌片６ａおよび図示されない下面の所定部に一連の
アースパターン２９が露呈している。そしてアースパタ
ーン２９には、リード線３０を介しアース端子２７が半
田接続されると共に、カセットケース２６に収容したと
き前記下面の所定部が保護シート２８の内面２８ａと接
触するようになっている。

第４図において、断面がほぼ凹形である上部ケース２２
と下部ケース２３は、デバイス２の表面または裏面に対
向する開口２２ａ、２３ａを有し、デバイス２とコネク
タ３を挟持した状態で固着（接着）することにより、該
デバイス２とコネクタ３が定位置に固定されるが、その
際にアース端子２７の一部分は、上部ケース２２の側壁
に設けた切り欠き２２ｂに露呈するようなる。

一方、金属板２４は透孔２４ａを貫通するねじ２５が、
上部ケース２２のねじ孔２２ｃまたは下部ケース２３の
ねじ孔２３ｂに螺合し固定されるが、かかるケース構成
は、着脱可能な金属板２４を外すことでデバイス２の表
面に添付した記録シート、例えば当該チップの不良ルー
プ番号を記載したシートの確認等が可能である。

かかるカセットメモリ２１は、金属板２４の部分を手に
持ち、コネクタ３の嵌挿されるコネクタを具えた装置に
着脱される。そして、該作業者が静電気を帯びており、
カセットメモリ２１を前記装置に挿入する際に流れる静
電気の放電電流は、デバイス２に流れることなく、保護
シート２８の導電面２８ｂ、配線板６．リード線３０．
アース端子２７を介し外部に放出される。

前出図と共通部分に同一符号を使用した第５図において
、３１はカセットメモリ、３２はコネクタ３に対向する
カセットケース７の内面部分に被着した導体（例えば導
電性ペーストを塗布・乾燥）であり、導体３２はアース
端子１２と重なって、または配線板６の接地パターンを
介し、受側コンタクトにコンタクト４が接触するより早
く外部接続されるアース端子１２と接続すにように構成
されている。

かかるカセットメモリ３１は、ケース７を手に持ち、コ
ネクタ３の嵌挿されるコネクタを具えた装置に着脱され
るが、カセットメモリ３１を前記装置に挿入するに際し
作業者の帯びた静電気は、デバイス２に流れることなく
、導体３２．アース端子１２を介し外部に放出されるよ
うになる。

〔発明の効果〕

以上説明した如く本発明によれば、静電気を帯びた物体
が接触するも、その電荷はバブルメモリデバイスを通ら
ずに放電するようになる。従って、該放電による該デバ
イスの損傷、および占込み情報の破損が皆無となった効
果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の基本構成を示す模式側断面図、第２図
は本発明の一実施例になるカセットメモリの外観を示す
斜視図、 第３図は前記カセットメモリのカセットケース内に収容
されたバブルメモリデバイス等と導体膜被着シートとを
分離させた斜視図、 第４図は前記カセットケースの分解斜視図、第５図は本
発明の他の実施例になるカセットメー　モリの主要構成
を示す模式側断面図、第６図は従来構成になるカセット
メモリの模式第１図〜第６図において、 １．１１，２１．３１はカセットメモリ、２はバブルメ
モリデバイス、 ３は外部接続用コネクタ、 ４はコンタクト、 ５はリード端子、 ６は配線板、 ７．２６はカセットケース、 １２．２７はアース端子、 １３．２８ａ、３２は静電気保護用導体、２２は上部ケ
ース、 ２３は下部ケース、 ２４は金属板、 ３２は導体、 を示す。 事３ｆｆＪ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくともバブルメモリデバイス（２）と、外部
   接続用コネクタ（３）と、該コネクタ（３）のコンタク
   ト（４）と該デバイス（２）のリード端子（５）とを接
   続する配線板（６）と、該デバイス（２）の静電気保護
   用導体（１３）と、該配線板（６）と該デバイス（２）
   と該コネクタ（４）および該導体（１３）を収容するカ
   セットケース（７）と、該コンタクト（４）の外部接続
   よりも早く外部接続されるアース端子（１２）とを具備
   してなり、該導体（１３）が該カセットケース（７）内
   で該アース端子（１２）に接続してなることを特徴とす
   るカセット状磁気バブルメモリ。
2. （２）前記カセットケース（７）がプラスチックをモー
   ルド形成し前記デバイス（２）の表面または裏面に対向
   する開口を有する上部ケース（２２）と下部ケース（２
   ３）、および側面視Ｕ字形であり双方の該開口を覆う金
   属板（２４）を具えてなり、前記導体（１３）が可撓性
   のある絶縁シートの一方の面に被着した金属膜（２８ａ
   ）であり、該絶縁シートを介し該金属板（２４）と対向
   する該金属膜が前記デバイス（２）の表面および裏面を
   覆うように収容されてなることを特徴とする前記特許請
   求の範囲第１項に記載のカセット状磁気バブルメモリ。
3. （３）前記カセットケース（７）がプラスチックをモー
   ルド形成してなり、前記導体（１３）が少なくとも前記
   コネクタ（３）に対向する該プラスチックケース（７）
   の内面に被着してなることを特徴とする前記特許請求の
   範囲第１項に記載のカセット状磁気バブルメモリ。