JPS61215301A - ゴキブリ防除剤組成物 - Google Patents

ゴキブリ防除剤組成物

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JPS61215301A
JPS61215301A JP5640085A JP5640085A JPS61215301A JP S61215301 A JPS61215301 A JP S61215301A JP 5640085 A JP5640085 A JP 5640085A JP 5640085 A JP5640085 A JP 5640085A JP S61215301 A JPS61215301 A JP S61215301A
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JP
Japan
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hereinafter referred
fumigation
parts
composition
cockroach
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JP5640085A
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English (en)
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Fukuyasu Okuda
奥田 福泰
Akira Nishimura
昭 西村
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はゴキブリ防除剤組成物に関する。
(従来の技術〕1 従来、ゴキブリ駆除剤として、噴霧したり、燻蒸したり
して用いる殺虫剤が広く利用されている。
(発明が解決しようとする問題点〕 殺虫剤によるゴキブリの駆除は、即効的であるが残効性
が弱く、1回の処理で3か月収上の長期にわたりゴキブ
リの数を減らすことは難しく、必然的に殺虫剤の使用回
数が増加し、多大な労力と経済的負担を余儀無くされて
いる。
しかしながら、殺虫剤の多用はゴキブリの抵抗性を増大
させる危険性があり、殺虫剤の使用回数はできるだけ少
ない方が望ましい。
また、殺虫剤には汚染や不快臭を伴うものが多く、使用
場所を著しく限定されるのが通常である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明8者らは、これらの問題点を除去すべく種々の薬
剤について検討を重ねた結果、ゴキブリに対して成長阻
害効果、不妊化効果を有するエチル(2E、4E)−3
,7,11−トリメチル−2,4−ドデカジエノエート
(以下、ハイドロブレンという)に着目するに至った。
前記のごとき特徴を有するハイドロブレンを用いて、噴
霧したり、燻蒸したりして用いる従来の殺虫剤に比べ長
期間効果があり、殺虫剤に抵抗性を有するゴキブリに対
しても有効なゴキブリ防除剤組成物をつるため種々検討
を重ねた結果、ハイド0ブレン単独、望ましくはハイド
ロブレンおよび殺虫剤を併用したものと蒸散媒体とを混
合して用いることにより、殺虫剤単独のばあいに比べ3
倍以上の長期にわたりゴキブリの増加を抑制する効果が
あることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、ハイドロブレンと一種以上の蒸散媒
体とを含むゴキブリ防除剤組成物に関する。
〔実施例〕
本発明に用いるハイドロブレンには殺虫剤のような効力
はないが、ハイドロブレンで処理したゴキブリの幼虫は
、生長が抑制され、成虫となっても羽が縮れて短かくな
るなどの外観を呈し、また脱皮に失敗して死亡するばあ
いもある。
なお、成虫の中で羽が縮れて通常の羽の半分以下となっ
たり、全く羽のないゴキブリは不妊化されており、正常
なゴキブリと交合しても子供が生まれない。またハイド
ロブレンは、塩素系、。
有機リン系および(または)ピレスロイド系などの従来
の殺虫剤に抵抗性を有するゴキブリに対しても有効であ
る。
本発明に用いる蒸散媒体とは、加熱または着火によりガ
スを発生し、ハイドロブレンおよび燻蒸用薬剤の揮散効
率を上げると共に拡散性を向上させるためのものであり
、その具体例としてはたとえば第1表に示されるような
化合物があげられ、これらは単独で用いてもよく、2種
以上併用してもよい。
〔以下余白〕
本発明においては、ハイドロブレン、蒸散媒体および必
要に応じて配合される燻蒸用薬剤から、ゴキブリ防除剤
組成物が調製される。
前記必要に応じ配合される燻蒸用薬剤としては、たとえ
ば害虫駆除、殺菌、賦香などの目的に用いられる各種薬
剤がいずれも使用できる。
このような薬剤の代表例としては、以下のものが例示さ
れうる。
1殺虫薬剤 3−アリル−2−メチルシクロペンタ −2−エン−4
−オン −1−イル−dj  −シス/トランス −ク
リサンテマート(一般名 アレスリン、商品名ピナミン
(住友化学工業■製)、以下、ピナミンという) 3−アリル−2−メチルシクロペンタ −2−エン−4
−オン−1−イルーd−シス/トランスークリサンテマ
ート(商品名 ピナミンフォルテ(住友化学工業■製、
以下、ピナミンフォルテという)d−3−アリル−2−
メチルシクロペンタ −2−エン−4−オン−1−イル
−d−トランスークリサンテマート(商品名 エキスリ
ン(住友化学工業■製)、以下、エキスリンという) 3−アリル−2−メチルシクロペンタ −2−エン−4
−オン−1−イル−d−トランス −クリサンテマート
(一般名 バイオアレスリン、以下、バイオアレスリン
という) N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−メ
チル−dl  −シス/トランスークリサンテマート(
一般名 フタルスリン、商品名 ネオピナミンまたはテ
トラメスリン(住友化学工業■製)、以下、ネオピナミ
ンという) N−(3,4,5,6−テトラヒドロフタリミド)−メ
チル−d−シス/トランスークリサンテマート(一般名
 d−T2O−フタルスリン、商品名 ネオピナミンフ
ォルテ(住友化学工業■製)、以下、ネオピナミンフォ
ルテという) (5−ベンジル−3−フリル)メチル−dj−シス/ト
ランスークリサンテマート(一般名 レスメトリン、商
品名 クリスロン(住友化学工業■製)、以下、クリス
ロンという) (5−ベンジル−3−フリル)メチル−d−シス/トラ
ンスークリサンテマート(一般名 d−丁8〇−レスメ
トリン、商品名 クリスロンフォルテ(住友化学工業■
製)、以下、クリスロンフォルテという) [5−(2−プロピニル)−2−フリルコメチル−dj
 −シス/トランスークリサンテマート(一般名フラメ
トリン、商品名 ピナミン−〇(住友化学工業■製)、
以下、フラメトリンという)[5−(2−プロピニル)
−2−フリル]メチルーd−シス/トランスークリサン
テマート(一般名d−180−フラメトリン、商品名 
ピナミン−〇フォルテ(住友化学工業■製)、以下、d
−780−フラメトリンという) 3−フェノキシベンジル−2,2−ジメチル−3−(2
’、2−ジクロロ)ビニルシクロプロパン力ルポキシレ
ート(一般名 ペルメトリン、商品名エクスミン(住友
化学工業■製)、以下、エクスミンという) 3−フェノキシベンジル−d−シス/トランスークリサ
ンテマート(一般名 フェノトリン、商品名 スミスリ
ン(住友化学工業■製)、以下、スミスリンという) α−シアノ−3−フェノキシベンジル−α−イソプロピ
ル−4−クロロフェニルアセテート(一般名 フェンバ
レレート、商品名 スミサイジン(住友化学工業■製)
、以下、スミサイジンという) (S)−α−シアノ −3−フェノキシベンジル(1R
シス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレート(以下、デカメ
スリンという) (R,S)−α−シアノ −3−フェノキシベンジル−
(IR,l5)−シス/トランス−3−(2,2−ジク
ロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボ
キシレート(以下、サイパーメスリンという)α−シア
ノ −3−フェノキシベンジル−d−シス/トランスー
クリサンテマート(以下、サイフェノトリンという) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニルシス/トラ
ンスークリサンテマート 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−2,2−
ジメチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロ
プロパン−1−カルボキシレート 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−2,2゜
3.3−テトラメチル−シクロプロパン力ルポキシレー
ト 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル−2,2−
ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロ
パン−1−カルボキシレート 0.0−ジメチル−〇−(2,2−ジクロロ)ビニルホ
スフェート(以下、DDVPという)0.0−ジメチル
−0−(3−メチル−4−ニトロフェニル)フォスフォ
ロチオエート(以下、スミチオンという) 0.0−ジエチル−0−2−イソプロピル−4−メチル
−ピリミジル−6−チオノフォスフェート(以下、ダイ
アジノンという) 0.0−ジメチル−3−(1,2−ジカルボエトキシエ
チル)−ジチオフォスフェート(以下、マラソンという
) O−イソプロポキシフェニル メチルカーバメート(以
下、バイボンという) 0.0−ジエチル−〇’−(2,3−ジヒドロ −3−
オキソ−2−フェニル−6−ピリダジニル)ホスホロチ
オエート(一般名 ピリダフェンチオン)0−(4−ブ
ロモ−2,5−ジクロロフェニル)−0,0−ジメチル
ホスホロチオエート(以下、プロモスオスという) 2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル−
3−フェノキシベンジルエーテル 5−メトキシ−3−(2−メトキシフェニル)−1,3
,4−オキサディアゾール−2−オン 2工業用殺菌剤 2.4,4°−トリクロロ−2−ハイドロキシジフェニ
ル エーテル(商品名 イルガサンDP300(チバガ
イギー社製)、以下、イルガサンDP300という) 2.3,5.6−テトラクロロー4(メチルスルフォニ
ル)ピリジン(商品名 ダウシル5−13 (ダウケミ
カル社製)、以下、ダウシルS〜13という)アルキル
ベンジル ジメチルアンモニウムクロライド(塩化ベン
ザルコニウム(日光ケミカルズ■製)、以下、塩化ベン
ザルコニウムという) ベンジルジメチル12− (2−(P−1,1,3,3
−テトラメチル ブチルフェノキシ)エトキシ)エチル
1アンモニウム クロライド(塩化ベンゼトニウム、(
三共■製)、以下、塩化ベンゼトニウムという) 4−イソプロとルトロボロン(ヒノキチオール(高砂香
料工業■製)) N、N−ジメチルートフェニルーN’−(フルオロジク
ロロメチルチオ)スルフォンアミド(商品名プレベント
ールA4(バイエル社製))2−(4’−チアゾリル)
ベンズイミダゾール(商品名 TBZ(北興化学■製)
、以下、TBZという)N−(フルオロジクロロメチル
チオ)フタールイミド(商品名 プレベントールA3(
バイエル社製)、以下、プレベントールA3という)6
−アセトキシ−2,4−ジメチル−1ジオキシン(ジオ
キシン(シボ−ダン社製)、以下、ジオキシンという) 3農業用殺菌剤 エチレンビス(ジチオカルバミド酸)亜鉛(一般名 ジ
ネブ(ローム・アンド・ハース社製)) エチレンビス(ジチオカルバミド酸)マンガン(一般名
 マンネブ(ローム・アンド・ハース社製)) 亜鉛−マンネブ錯化合物(一般名 マンゼプ(ローム・
アンド・ハース社製)) ビス(ジメチルジチオカルバミド ンビス(ジチオカルバミド酸)二亜鉛(商品名ポリカー
バメート(東京有機化学工業■製))ビス(ジメチルチ
オカルバモイル ィド(一般名 チラム(ローム・アンド・ハース社製)
) クロトン酸−2.6−ジニトロ −4−オクチルフェニ
ル反応異性体混合物(一般名 DPC(ローム・アンド
・ハース社製)、以下、DPCという)N−トリクロロ
メチルチオテトラヒドロフタルイミド(一般名 キャブ
タン(三共■製))2.3−ジニトリロー1.4−ジチ
アアントラキノン(一般名 ジチアノン(メルク社製)
)2.4−ジクロロ−6−(0−クロロアニリノ)−3
−トリアジン(トリアジン(富士化成葉■!1l))S
−n−ブチル−8°〜p−t−ブチルベンジルート3−
ピリジルジチオカルボンイミデート(商品名デンマート
(住友化学工業■製)、以下、デンマートという) N−(3’、5°−ジクロロフェニル)−1,2−ジメ
チルクロロプロパンジカルボキシイミド(以下、スミレ
ックスという) ビス(クロロフェニル)トリクロロエタノール(以下、
クルセンという) 6−メチルキノキサリン−2,3−ジチオカーボネート
(以下、モレスタンという) テトラクロロインフタロニトリル(以下、ダコニールと
いう) メチル−1・・(ブチルカルバモイル ミダゾールカーバメート プラストサイジン−S−ベンジルアミノベンゼンスルホ
ネート ストレプトマイシン塩酸塩 カスガマイシン塩酸塩 シクロへキシミド 4植物生長調節剤 4−クロルフェノキシ酢酸 ジベレリン N−(ジメチルアミノ)スクシンアミドα−ナフチルア
セトアミド 5忌避剤 2、3,4.5−ビス(Δ2ーブチレン)−テトラヒド
ロフルフラール(商品名 レッパー111(古冨製薬■
製)、以下、レッパー 111という)N,N−ジエチ
ル−ra− トルアミド(以下、[lETという) ジ−n−プロピル イソシンコメロネート(商品名 レ
ッパー333(吉富製薬■製)、以下、レッパー333
という) ジ−n−ブチルサクシネート(以下、ONBSという) ピリミジン誘導体(5−クロロ−4−アミノ−2,6−
シメチルビリジンなど) ピペリジン誘導体(1−ヘキサノイル ピペリジン、1
−ペンタノイル−2,6−ジメチル ピペリジンなど) キサントゲン酸誘導体(0−エチル−S−t−ブチル−
スルフェニルキサントエートなど)アミド類(N,N−
ジエチルアセトアミド、N,N−ジエチル ノナアミド
など) アゼピン誘導体(1−ペンタノイルヘキサハイドロ−1
H−アゼピンなと) ピペコリン誘導体(1−ヘキサノイル−3−ピペコリン
、1−ヘキサノイル−2−ピペコリンなど)モルフォリ
ン誘導体(4−ヘキサノイル−2.6−ジメチルモルフ
ォリンなど) ピロリジン誘導体(1−オクタクイルビ0リジンなど) キノン類(ナフトキノン、ベンゾキノンなど)二価アル
コール(2−ブチル−2−エチル−1.3−プロパンジ
オール、2−エチル−1.3−ヘキサンジオール、ゴト
キシボリプロピレングライコールなど) 6除草剤 2、 4−D  ソーダ塩 3、4−ジクロロプロピオンアニリド 本発明のゴキブリ防除用組成物には必要に応じて配合さ
れる上記燻蒸用薬剤以外にも、通常用いられている効力
持続剤、効力増強剤、連敗率向上剤、消臭剤、香料など
の各種添加剤を添加してもよい。
前記効力持続剤としては、たとえば2.6−ジーt−ブ
チル−p−クレゾール(以下、効力持続剤工という) 
、4.4−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)(以下、効力持続剤■という) 、2,
2°−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)(以下、効力持続剤■という)などが、効力・
増強剤としては、たとえばビベロニルブトキサイド、N
−プロビルイゾーム、HGに−264、サイネビリン2
22、サイネビリン500、’)−セン384、IBT
A、 S−421ナトが、揮散率向上剤としては、たと
えばフェネチルイソチオシアネート、パイミックス酸ジ
メチルなどが、消臭剤としては、たとえばラウリン酸メ
タクリレート(LM^)などが、香料としては、たとえ
ばシトラール、シトロネラール、ニュートラドールなど
がそれぞれ例示される。
本発明における上記蒸散媒体のハイドロブレンおよび必
要に応じて用いられる燻蒸用薬剤などの合計量に対する
混合割合は、えられる組成物の所望される効力などに応
じて適宜に選択すればよいが、通常、ハイドロブレンお
よび必要に応じて用いられる燻蒸用薬剤などの合計量に
対し、蒸散媒体を173重量倍程度以上とするのがよく
、1/3〜300重量倍程度が好ましく、1〜200重
量倍程度がさらに好ましい。なおハイドロブレンに対す
る必要に応じて用いられる燻蒸用薬剤などの割合は40
重量%以下が好ましく、30重量%以下がさらに好まし
い。
上記ハイドロブレン、必要により用いられる燻蒸用薬剤
などおよび蒸散媒体の混合物の形態はとくに制限はなく
、混合粉末のままでもよいが、作業性、えられる組成物
の製造のしやすさおよび使用の簡便性を考慮すると、適
当な顆粒状、粒状、錠剤状、塊状、ベレット状、棒状、
板状、ペースト状などにするのが好ましく、熱熔融性の
樹脂袋などに混合封入するのが好ましい。このような使
用形態になるように、それぞれに応じた各種増量剤、賦
形剤、バインダー、溶剤など、たとえばケイ酸、活性炭
、ベントナイト、タルク、クレー、炭酸カルシウム、ケ
イソウ土、ホワイトカーボン、チタン白、ゼオライト、
ソルビット、マンニット、でん粉、乳糖、結晶セルロー
ズ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニ
ルアルコールなどを使用してもよい。
かくしてえられる本発明のゴキブリ防除剤組成物は、任
意の容器などに収容され、適当な熱源により加熱または
着火して使用される。
蒸散媒体として自己燃焼性の強いニトロセルロースやD
PTなどを用いるばあいには、初期の一時的な着火や加
熱だけで蒸散媒体を連続的に分散させることができる。
またAAやACなどのように、自己燃焼性のないものや
弱い蒸散媒体を用いたばあいには、連続的に加熱するこ
とにより蒸散媒体を分散させることができる。
上記熱源としては、組成物を炎を上げて燃焼させること
なく、該組成物中の蒸散媒体を分散させつる温度を提供
できるかぎり各種のものが利用されうる。具体的には以
下のごとき熱源を適宜使用すればよい。
(1)加水反応により発熱する化合物 たとえば酸化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アル
ミニウム、塩化カルシウム、金属カルシウム、塩化鉄な
どのように水を添加するのみで発熱反応する物質が例示
される。
(2)通電により発熱する電気的熱源 たとえばニクロム線などの電熱線、シート状ヒーター、
半導体を利用するヒーターなどが例示される。
(3)火を用いた熱源 たとえばマツチ、ライター、線香、アルコールランプ、
ローソク、ガスバーナー、炭火、灯油、携帯用固形燃料
、ゲル化したアルコール、ゲル化した灯油、白金触媒、
ハニカム白金触媒などが例示される。
(4)酸化反応により発熱する金属もしくは金属化合物
と助剤などとの組み合せ たとえば鉄粉と酸化剤(塩素酸アンモニウムなど)とを
混合する方法、金属と該金属よりイオン化傾向の小さい
金属酸化物または酸化剤とを混合する方法、鉄と硫酸カ
リウム、硫化鉄、金属塩化物、硫酸鉄などの少なくとも
1種との混合物を水および酸素と接触させる方法、鉄よ
りイオン化傾向の大きい金属と鉄よりイオン化傾向の小
さい金属のハロゲン化物との混合物を水と接触させる方
法、金属と重硫酸塩との混合物を水と接触させる方法、
アルミニウムとアルカリ金属硝酸塩との混合物に水を加
える方法などが例示される。
(5)金属化合物の酸化反応を利用するものたとえば硫
化ソーダと炭化鉄、カーボンブラック、活性白土などの
1種以上との混合物を酸素と接触させるなどの方法が例
示される。
本発明の組成物は、上記各種熱源を通電、混合、あるい
は水および(または)空気と接触させることにより発生
する熱量を利用して、加熱または炎を上げないように着
火させ、これによって組成物中の蒸散媒体が熱分解し、
この蒸散媒体の熱分解生成ガスにより、組成物中のハイ
ドロブレンおよび必要により用いられる燻蒸用薬剤など
が強制的に放散され、その揮散が促進され、しかも熱分
解や変性などの起る高温にさらされることなく、極めて
短時間の間に急激かつ有効に蒸散される。
したがって本発明の組成物を用いると、部屋、金庫、食
品工場、醸造工場、病院、園芸用ハウス、船舶、その他
の限定空間内に槙患〜侵入するゴキブリなどの防除や、
上記限定空間の殺菌処理、賦香などをきわめて効果的に
行ないつる。
以下、本発明の組成物を実施例にもとづきさらに詳しく
説明する。
実施例1 ハイドロブレン1部(重量部、以F同様)、効力持続剤
■0.5部、NC30部、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム5部、乳糖10部、ケイソウ土53.3部、
色素0.2部に水を加えて混練し、常法により径約3■
の粒状の本発明のゴキブリ防除剤組成物をえた。
実施例2 ハイドロプレ20.2部、エクスミン5部、効力持続剤
■ 0.1部、NC20部、AC60部、ケイン911
4.フ部を混合して本発明のゴキブリ防除剤組成物をえ
た。
実施例3 ハイドロブレン3部、エクスミン10部、効力持続剤■
0,5部、でん粉3部、AC83,5部に水を加えて混
練し、常法により径約3nmの粒状の本発明のゴキブリ
防除剤組成物をえた。
実施例4 ハイドロブレン0.6部、クリスロンフォルテ10部、
DDVP  5部、でん粉4部、効力持続剤■0.4部
、AC80部に水を加えて混練し、常法により径約1.
2mlの顆粒状の本発明のゴキブリ防除剤組成物をえた
実施例5 ハイドロブレン2部、スミスリン5部、効力持続剤工0
.2部、でん粉2部、AC90,8部に水を加えて混線
し、常法により径約3IImの粒状の本発明のゴキブリ
防除剤組成物をえた。
実施例6 ハイドロブレン1部、AIBN 60部、ケイソウ上3
5部、でん粉4部に水を加えて混練し、径5mlの棒状
の本発明のゴキブリ防除剤組成物をえた。
比較例1 エクスミン10部、効力持続剤II O,5部、でん粉
3部、AC86,5部に水を加えて混練し、常法により
径約31の粒状の組成物をえた。
比較例2 スミスリン5部、効力持続剤工0.2部、でん粉2部、
AC92,8部に水を加えて混線し、常法により径約3
11Ilの粒状の組成物をえた。
実施例7および比較例3 チャバネゴキブリの終令幼虫雄雌各20匹をシャーレに
入れて8畳間(3,6X 3.6X 2.71+1)の
床面に置き、実施例1でえられたゴキブリ防除剤組成物
30Qを円筒状の金属缶に収納し、マツチで炎を上げな
いように着火して燻蒸用薬剤を揮散させた。
2時間密閉したのちシャーレを取り出し、25℃の別の
部屋に移して飼育し、羽化時の死去率、羽化後の奇形度
、生存虫に対する不妊化虫率を測定した。
比較のために無処理のものについても評価した。結果を
第2表に示す。
なお、羽化後の奇形度は第3表の奇形スコアを用いて求
めた。また生存虫に対する不妊化虫率は、薬剤処理後成
虫となったゴキブリと無処理の正常なゴキブリのベアを
つくり、Flの産出の有無を調べ、50日後までにFl
の産出がなかったゴキブリを不妊化生とした。
第  2  表 第  3  表 第2表の結果から、本発明のゴキブリ防除剤組成物は、
ゴキブリのF、の産出を阻止し、優れた不妊効果を示す
ことがわかる。
実施例8および比較例4 床面積約80m2の喫茶店で実施例3でえられたゴキブ
リ防除剤組成物を用いて試験を行ない、薬剤処理剤前と
薬剤処理後成虫月、3力月、6力月および9力月のゴキ
ブリ数を粘着式トラップを用いて調べた。
比較のためハイドロプレンを含有しない比較例1でえら
れたゴキブリ防除剤組成物を用いて同一床面積の喫茶店
で試験を行ないゴキブリ数を調べた。
結果を第4表に示す。
なお試験は、上下隔離された円筒状金属缶の下部に生石
灰80gを入れ、不織布を置いて吸水させるために孔の
ある蓋をし、缶の上部にはゴキブリ防除剤組成物20Q
を収納し、前記缶を店の3カ所に置き、本釣30−を下
部の吸水孔より吸収させて生石灰を反応せしめ、このと
きの発熱により燻蒸用薬剤を揮散させることにより行な
った。
〔以下余白〕
第  4  表 第3表の結果から、本発明のゴキブリ防除剤組成物は、
殺虫薬剤のみを燻蒸成分としたもの(比較例4)と比べ
3倍以上の長期にわたりゴキブリの増加を抑制している
ことがわかる。
実施例9および比較例5 殺虫剤の使用頻度の高い料理店で採集したチャバネゴキ
ブリ(抵抗性系)と感受性系のチャバネゴキブリの4〜
5令幼虫それぞれ50匹をシャーレに入れ、8畳間(3
,6x 3.6x 2.7mlの床面に置き、実施例5
でえられたゴキブリ防除剤組成物10gを適当な円筒状
容器に収納し、上記容器を電熱線により外部から加熱(
最高温度300℃)し、燻蒸用薬剤を揮散させた。
2時間密閉したのちシャーレを取り出し、25℃の別の
室に移して3日後の死生数を観察した。
生存虫については引き続き成虫となるまで継続して飼育
し、羽化の失敗などによる死去率と不妊化率を求めた。
不妊化率は成虫となったゴキブリの奇形の状態によりス
コアを第3表を用いて求め、スコア3以上のものを不妊
化生とした。
なお比較例2でえられた組成物を用いて同様にして試験
した。
結果を第5表に示す。
〔以下余白〕
第5表の結果から、本発明のゴキブリ防除剤組成物は抵
抗性系のゴキブリに対しても非常に有効であることがわ
かる。
実施例10〜11 実施例1で用いた蒸散媒体であるNCをそれぞれHAO
およびAIBNにかえてゴキブリ防除剤組成物を製造し
、実施例7と同様にして評価した。
結果を第6表に示す。
第  6  表 実施例12〜13 実施例3で用いたACをそれぞれAAおよびGLにかえ
てゴキブリ防除剤組成物を製造し、実施例8と同様にし
て評価した。結果を第7表に示す。
第  7  表 ス =施例14〜15 実施例5で用いた蒸散媒体であるACを、それ−れAl
−AおよびAZ−8にかえてゴキブリ防除剤組−物を製
造し、加熱条件を第5表に示すようにて更した以外は実
施例9と同様にして評価した。
−果を第8表に示す。
実施例16〜20 実施例6で用いたゴキブリ防除剤組成物および実施例6
で用いたAIBAをそれぞれO3H、DPT 。
DCOA、 GNにかえたゴキブリ防除剤組成物を作製
し、実施例9と同様にして評価したところ、実施例9と
同様の効果かえられた。
〔発明の効果〕
本発明の組成物を用いると、部屋、喫茶店、レストラン
、鉄道車両、倉庫、食品工場、醸造工場、病院、園芸用
ハウス、船舶その他の限定空間において、最小の使用量
で1回の処理で3力月にわたりゴキブリの数を減少させ
ることができ、ゴキブリの除去をきわめて効果的に行な
いうる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エチル(2E、4E)−3,7,11−トリメチル
    −2,4−ドデカジエノエートと蒸散媒体とを含有する
    ゴキブリ防除剤組成物。
JP5640085A 1985-03-20 1985-03-20 ゴキブリ防除剤組成物 Pending JPS61215301A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5015475A (en) * 1988-05-14 1991-05-14 Degesch Gmbh Method and means for preventing or delaying undesired phosphine levels
JP2012067053A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Earth Chemical Co Ltd ゴキブリの駆除方法

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US5015475A (en) * 1988-05-14 1991-05-14 Degesch Gmbh Method and means for preventing or delaying undesired phosphine levels
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