JPS5949201B2 - 二剤型害虫駆除材料 - Google Patents

二剤型害虫駆除材料

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JPS5949201B2
JPS5949201B2 JP2347577A JP2347577A JPS5949201B2 JP S5949201 B2 JPS5949201 B2 JP S5949201B2 JP 2347577 A JP2347577 A JP 2347577A JP 2347577 A JP2347577 A JP 2347577A JP S5949201 B2 JPS5949201 B2 JP S5949201B2
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pest control
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insecticide
trans
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な害虫駆除剤に関する。
従来より殺虫薬剤を加熱蒸散させて害虫を1駆除する駆
除剤としては、例えば蚊取線香、電気蚊取器等が知られ
ているが、之等はいずれも短時間に多量の薬剤を広範囲
に亘り蒸散させ得るものではない。
また殺虫薬剤を短時間に発散させるものとしては、該薬
剤を燃焼剤吉混合し、燃焼剤の燃焼熱及び発煙により薬
剤を発散させる所謂燻煙剤が一般的であるが、之は以下
の如き欠点を有する。
即ち多量の殺虫薬剤を瞬時に蒸散させるためには、毒性
の強い煙を発生する燃焼剤を用いる必要があり、この燃
焼剤の発煙による刺激臭や人体等に対する危険及び該燃
焼剤の燃焼による火災の危険等を伴い更に重大なことに
燃焼熱による殺虫薬剤の熱分解、それによる有効揮散率
の低下即ち殺虫効率低下及び経済的損失は避けられない
O 本発明者らは、上記公知の各種1駆除剤に替り、多量の
殺虫薬剤を瞬時に且つ有効に、広範囲に亘り蒸散せしめ
得、しかも発煙を実質的に伴うことなく従ってこれによ
る毒性や刺激臭等の問題を惹起せず、また火災のおそれ
の全くない新しい害虫駆除剤につき種々研究を重ねてき
た。
その過程において、従来の燃焼剤による燃焼方式や電気
加熱方式に替え、化学的発熱反応を利用した加熱方式を
採用するという新しい着想から水と接触して発熱する酸
化カルシウムを発熱性物質とし、之を殺虫薬剤に混入し
た害虫駆除剤を製造した。
しかしながらこの1駆除剤は尚殺虫薬剤の有効揮散率が
低くしかも熱分解による損失を免がれ得ず、実用性に乏
しいものであった。
しかるに引き続く研究において、殺虫薬剤に有機発泡剤
を混入すると共に、之を上記酸化カルシウムによって間
接的に加熱する時には、この加熱により発泡剤が熱分解
してガスを発生し、これにより殺虫薬剤が実質的に熱分
解することなく有効且つ速かに広範囲に揮散し、所期の
害虫7駆除の目的を達成し得ることを見い出し、ここに
本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、A、殺虫薬剤と、該薬剤に対し1〜20
重量倍の有機発泡剤とを含有する蒸散性殺虫成分及びB
、粘度1〜20メツシユの酸化カルシウムを含有する発
熱性物質の組み合せからなり、上記酸化カルシウムと水
との反応熱により上記蒸散性殺虫成分(A成分)を間接
的に加熱するべくしたことを特徴とする二剤型害虫駆除
材料に係る。
本発明の上記害虫、駆除材料は、その利用により短時間
に殺虫薬剤を広範囲に亘り揮散させ得るものであり、公
知の燻煙剤に類似するものであるが、該燻煙剤とは発煙
及びこれによる毒性、刺激臭等を伴わず、しかも殺虫薬
剤を熱分解による損失を伴うことなく有効且つ速かに揮
散させる点において全く相違し、新しい燻蒸剤と言うべ
きものである。
しかも本発明の害虫駆除材料は、従来の蚊取線香や燻煙
剤の如き火源を利用しないものであり火災の危険のない
ことは勿論のこと、電気蚊取器の如く電気加熱を行なう
ものでもなく電源を必要とせず感電等の心配も全くなく
、その有用性は従来全く例を見fヨいものである。
本発明において殺虫薬剤としては、従来より害虫、駆除
剤に用いられる各種薬剤がいずれも使用できる。
代表的薬剤としては以下のものを例示できる0 03−アリル−2−メチルシクロベンクー2−エン−4
−オン−1−イルdl−シス/トランスークリサンテマ
ート(一般名アレスリン:商品名ピナミン:住友化学工
業株式会社製、以下ピナミンという) 03−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン−4
−オン−1−イルd−シス/トランスークリサンテマー
ト(商品名ピナミンフォルテ:住友化学工業株式会社製
、以下ピナミンフォルテという) od−3−アリル−2−メチルシクロペンタ−2−エン
−4−オン−1−イルd−t−ランスークリサンテマー
ト(商品名エキスリン:住友化学工業株式会社製、以下
エキスリンという)03−71Jルー2−メチルシクロ
ペンタ−2−エン−4−オン−1−イルd−トランスー
クリサンテマート(一般名パイオアレスリン、以下バイ
オアレスリンという) ON−(3,4,5,6−チトラヒドロフタリミド)−
メチルdl−シス/トランスークリサンテマート(一般
名フタルスリン:商品名ネオピナミン:住友化学工業株
式会社製、以下ネオピナミンという) 05−ベンジル−3−フリルメチルd−シス/トランス
ークリサンテマート(一般名しスメトリン:商品名りリ
スロンフォルテ:住友化学工業株式会社製、以下クリス
ロンフォルテという)05−(2−フロパギル)−3−
フリルメチルクリサンテマート(一般名フラメトリン、
以下フラメトリンという) 03−フェノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−(
2? 2’−ジクロロ)ビニルシクロプロパン力ルポキ
シレート(一般名ベルメトリン:商品名エクスミン:住
友化学工業株式会社製、以下エクスミンという) 03−フェノキシベンジルd−シス/トランス−クリ→
ノツテマート(一般名フエツトリン:商品名スミスリン
:住友化学工業株式会社製、以下スミスリンという) α−シアノフェノキシベンジル イソプロピル−4−ク
ロロフェニルアセテート(一般名フエンバレレート:商
品名スミサイジン、住友化学二[業株式会社製、以下ス
ミサイジンという)d−3−アリル−2−メチルシクロ
ペンタ−2−エン−4−オン−1−イル d−トランス
ークリサンテマート(商品名エキスリン、住友化学玉業
株式会社製、以下エキスリンという)(S)−α−シア
ノ−3−フェノキシベンジル(IR。
シス)−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジ
メチルシクロプロパンカルボキシレート(以下デカメス
リンという)(R,S)−α−シアノ−3−フェノキシ
ベンジル(IR,Isニーシス/トランス−3−(2,
2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプD/
マンカルボキシレート(以下サイパーメスリンという)
α−シアノ−3−フェノキシベンジル d−シス/トラ
ンスークリサンテマート(以下サイフェノトリンという
) 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニルシス/トラ
ンスークリサンテマート 1−エチニル−2−メチル−2−ペンチニル2゜2−ジ
メチル−3−(2−メチル−1−プロペニル)シクロプ
ロパン−1−カルボキシレート1−エチニル−2−メチ
ル−2−ペンテニル2゜2、3.3−テトラメチルシク
ロプロパンカルボキシレート 1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル2゜2−ジ
メチル−3−(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパ
ン−1−カルボキシレート 00.0−ジメチル 0−(2,2−ジクロロ)ビニル
ホスフェート(以ドDDVPという)o□−インプロポ
キシフェニル メチルカーバメート(以下バイボンとい
う) OO20−ジメチル 0−(3−メチル−4−ニトロフ
ェニル)チオノフォスフェート(以下スミチオンという
) 00.0−ジエチル 0−2−イソプロピル−4−メチ
ル−ピリミジル−(6)−チオフォスフェート(以下ダ
イアジノンという) 00.0−ジメチル 5−(1,2−ジカルボエトキシ
エチル)−ジチオフォスフェート(以下マラソンという
) 本発明における上記殺虫薬剤には、通常用いられている
効力増強剤、揮散率向上剤、消臭剤、香料等の各種添加
剤を任意に添加することができる。
効力増強剤としては、ピペロニルブトキサイド、N−プ
ロビルイゾーム、MGK−264、サイネビリン222
、サイネピリン500、リーセン384 、IBTA、
S−421等が、揮散率向上剤としてはフェネチルイン
チオシアネート、パイミックス酸ジメチル等が、消臭剤
としてはラウリル酸メタクリレート(LMA)等が、香
料としてはシトラール、シトロネラール等が夫々例示で
きる。
また本発明において上記殺虫薬剤及び必要に応じ添加さ
れる各種添加剤と併用される有機発泡剤としては、熱分
解して主として窒素ガスを発生ずる通常の各種有機発泡
剤がいずれも使用できるが、好ましくは300°C以下
の発泡温度を有するものがよい。
代表的な有機発泡剤を丁記第1表に例示する。
上記有機発泡剤は、之等に通常添加される例えば「Dy
phos j (ナショナル リード社製造)、l T
ribase J (ナショナル リード社製造)、
rOF−14J (アデカアーガス社製造)、rOF−
15J(アデカアーガス社製造)、l’KV−68A−
iJ(共同薬品社製造)、l−Mark −553J(
アデカ ケミ社製造)、「S 1costab60」及
び[S 1costab 61 J (シーブレ(G。
S iegle & Co、 )社製造)等や、Cd−
ステアレート、Ca−ステアレート Zn−ステアレー
ト Zn−オフテート、ZnO,5n−7レート、Zn
CO3、尿素、クロムエロー、カーボンブラック等の添
加剤を併用して発泡温度を低下させることが可能である
本発明においては、上記発泡剤及び前記殺虫薬剤更に必
要に応じ各種添加剤を混合してA成分とする。
A成分中の殺虫薬剤に対する発泡剤の混合割合は、後述
するB成分や得られる駆除材料の所望殺虫効力等に応じ
て適宜に選択できるが、通常殺虫薬剤に対し発泡剤を少
なくとも等重量程度以上とするのがよい。
発泡剤の混合割合の増大に伴い次第に殺虫薬剤の有効揮
散率は向上するがあまりに多くなっても効果は向上しな
い。
通常殺虫薬剤に対し発泡剤を1〜20重量倍程度とする
のが好ましい0また上記A成分は単に混合するのみで調
製されるが、作業性及び得られる。
駆除剤の製造及び使用の簡単性を考慮すると、適当な顆
粒状、塊状、ペレット状、ペースト状等としたりまた熱
熔融性の樹脂袋等に封入するのが好ましく、之等各使用
形態に応じて各種バインダー、溶剤等を使用形態に応じ
て各種バインダー、溶剤等を使用できる。
本発明においてはB成分として粒度1〜20メツシユの
酸化カルシウムを用いる。
この酸化カルシウム及びその粒度は、之を単に水と接触
させるのみでA成分中の有機発泡剤を熱分解させ且つ殺
虫薬剤を蒸散させ得る温度を与え得る点より選択された
ものである。
即ち上記粒度範囲の酸化カルシウムは、之を水と接触さ
せることにより、通常約150°C〜250℃の温度を
発生させ得る。
これに対し粒度が上記範囲を外れると発熱温度が低くな
りすぎ所期の作用効果を奏し得なくなる。
また酸化カルシウム以外の水と接触して発熱する発熱性
物質は、いずれも上記温度を発生し得ないか又は取扱い
等に不利があり、本発明には使用し難い。
上記B成分の発熱温度は勿論之と接触させる水量により
変動するが、通常この水量は酸化カルシウムに対し0.
2〜3モル程度とするのがよい。
水量があまり少なすぎると発熱反応があまり起らず所期
の発熱温度に達せず、また反対にあまり多くなりすぎる
とかえって該水により系が冷却されることとなりやはり
好ましくない。
また本発明において低温で発泡する発泡剤を用いる等の
場合には、上記酸化カルシウムによる発熱量を調節する
ために例えば珪藻土、酸性白土、ゼオライト等の粘土鉱
物を上記酸化カルシウムに更に添加してB成分とするこ
とも可能である。
本発明の駆除材料は、上記A成分とB成分とを組み合せ
、B成分を構成する酸化カルシウムの水との発熱反応を
利用し、之によりA成分を間接的に加熱し、もってA成
分中の有機発泡剤を熱分解させると共に、この熱分解に
より発生するガスと、上記酸化カルシウムの水との反応
熱とにより殺虫薬剤の蒸散を促進させ得たものである。
本発明の害虫1駆除材料は、之を用いるに当っては、例
えば代表的には任意の容器に上記入成分及びB成分を収
納し、B成分に水を接触させることにより実用される。
この際上記A成分とB成分とは直接接触することなく例
えば隣接する異なる容器に別個に収納されることが重要
であるOA酸成分B成分とを同一容器に混合して収納す
る時には、本発明の所期の効果を奏することは困難とな
り、特に殺虫薬剤の有効揮散率が低下する。
本発明の上記A成分及びB成分を組み合せてなる害虫駆
除材料の使用形態の1つの具体例を第1図に示す○第1
図は殺虫薬剤を蒸散させ得る開口を有する適当な容器に
A成分を収容し、この人成分を収容した容器に隣接し、
且つ水を注入し得る開口を有する容器にB成分を収容し
てなる本発明害虫1駆除材料の1例であり1は円筒状外
容器、2は円筒状内容器、3は外容器内蓋、及び4は外
容器に水を注入するための開口を示す。
外容器1内にはB成分例えば5を収納する。
また内容器2内にはA成分例えば殺虫薬剤と発泡剤との
混合物6を収納する。
上記図示された害虫駆除材料を使用するに当っては、ま
ず開口4より適当量の水を注入し、これにより外容器1
内のB成分を発熱反応させる。
この発熱により内容器2内のA成分は加熱され次第に温
度上昇し、これにより発泡剤の熱分解及び殺虫薬剤の揮
散が起り急激に殺虫薬剤を発散させる0本発明の害虫駆
除材料が殺虫薬剤を極めて有効に且つ短時間に発散させ
得る理由は、殺虫薬剤に混入した発泡剤が発泡してガス
を発生し該ガスが殺虫薬剤を内部から強制放散させると
共に、殺虫薬剤自体には何ら燃焼等による高温がかかる
ことがないためと考えられる。
いずれにせよ本発明の駆除材料の利用によればは急激に
多量の殺虫薬剤を極めて有効に揮散し得、従って該材料
は例えばバエ カ ノミ ナンキンムシ イエダニ ゴ
キブリ等の所謂衛生害虫の駆除に有用なものである〇し
かも本発明駆除材料は燃焼による刺激臭や煙が極めて少
なく火災の危険を伴イつず、また電源等を必要とせず極
めて安全且つ簡便に利用できるものである。
以下本発明を更に詳しく説明するため実施例を挙げる。
尚実施例における殺虫薬剤の有効揮散率は、密閉容器内
で1駆除材料試料を利用して、その殺虫薬剤を揮散せし
め、容器内空気をベンゼン中に通じて空気中の薬剤をベ
ンゼンに捕集し、これを濃縮後ガスクロマトグラフィー
により測定し、駆除材料中に配合した初期殺虫薬剤に対
する百分率で表イつしたものである。
実施例 1 第1図に示した二重円筒状容器を利用し、その内容器2
内に第2表記載の殺虫薬剤及び発泡剤を収納し、また外
容器1内には酸化カルシウム(粒度1〜5メツシユ)1
00.!li’を入れ、本発明害虫1駆除材料を得た。
得られた各駆除材料の外容器に通じる開口4より水40
gを入れ1駆除材料による殺虫薬剤の有効揮散率を測定
した。
結果を下記第2表に示す。
比較例 1 実施例1において発泡剤を用いない以外は同様にして1
駆除材料を得た。
その有効揮散率は第3表の通りである。
比較例 2 内容器を有しない円筒状容器に酸化カルシウム100g
と共に殺虫薬剤のみ又は殺虫薬剤と発泡剤とを同時に混
在させ、之に実施例1と同様に水40gを入れ、有効揮
散率を測定した0結果を第3表に示す。
比較例 3 公知の燻煙剤の如く燃焼性基剤に殺虫薬剤を混合し之を
着火燻煙させる。
その時の有効揮散率は下記第4表の通りである。
尚上記と同一の試験を市販の燻煙剤相当品(この種燻煙
剤に汎用されるDDVPを殺虫薬剤としての1.5gを
燃焼性基剤3ONに配合したもの)につき行なった結束
、有効揮散率はDDVP本来の良好な揮散性に基づき3
9.2%と優れていたがこの揮散率自体本発明にεいて
DDVPを用いる場合(前記第2表試料A26)に比し
約1/2にすぎず、この燻煙剤は後述する通り発煙が著
しく、しかも該煙による毒性も極めて高く、これらの面
より実用上本発明の駆除材料に比しかなり劣るものと判
断される。
実施例 2 実施例1において有機発泡剤として添加剤を含有する発
泡剤を用いた以外は同様にして本発明の害虫1駆除材料
を調製する。
その有効揮散率は下記第5表の通りである。
尚上記において「セルマイクCAP※」は、三共化成株
式会社製AC系発泡剤及び[セルマイクAN※※」は同
上社製発泡剤(DPT50%及び尿素50%の混合物を
添加剤として含有)を夫々示すものである。
実施例 3 実施例1においてA成分に更に下記第6表記載の効力増
強剤(試料A42〜48)、消臭剤又は芳香剤(試料j
Fy、 49〜51)、及び揮散率向上剤(試料&52
〜54)の夫々を添加した外は同様にして本発明害虫駆
除材料を調製した。
各試料の有効揮散率を下記第6表に示す。
実施例 4 実施例1においてB成分に下記第7表記載の発熱量調節
剤を添加した以外は同様にして本発明害虫駆除材料を得
る。
得られた駆除材料の利用による殺虫薬剤有効揮散率を第
7表に示す。
以下本発明に用いるA成分の経時安定性試験、並びに各
実施例で調製した本発明害虫駆除材料を利用して煙量試
験、毒性試験及び殺虫効力試験を行なった。
く経時安定性試験〉 殺虫薬剤缶0.1g及び発泡剤各1gをガラスビンに入
れ、40°C及び室温下に3ケ月間放置後殺虫薬剤の安
定性を求めた。
結果を第8表に示す0〈発煙量試験〉 I X I X 1 (m”)のチャンバー内にて、本
発明1駆除材料116.20、及び比較のため比較例3
に記した市販の燻煙剤相当品の夫々を燻蒸乃至燻煙させ
、室内の発生煙による濁度を、[衛生試験法(注解)J
(1973年版)水質試験法3、濁度、a透視比濁法に
記載の標識板による判定基準に従い目視判定する。
各試料につき5回上記試験を行ない得られた結果の平均
値は下記の通りである。
本発明試料A、20 67cnL 市販燻煙剤 16cnL 上記結果より本発明試料は市販燻煙剤に比し格段に発煙
が少なく、実質的に発煙を認められないとも言い得るこ
とが判る。
く毒性試1験(暴露吸入試験)〉 下記方法により毒性試験を行なう。
(1)供試試料: A・・・・・・本発明試料JP6.18 B・・・・・・ 〃 A20 C・・・・・・上記本発明試料A20において殺虫薬剤
を含有しないもの(発泡剤のみ) D・・・・・・比較例3記載の市販燻煙剤相当品E・・
・・・・上記りよりエチルエーテルにて殺虫薬剤を抽出
除去したもの(燃焼性基材のみ) (2)試験装置; I X I X 1 (m’)のチ
ャンバー(3)供試動物;マウスJCL:ICR系 5
週令(4)試験方法; 上記試験装置内にマウス85匹、♀5匹を夫夫別個に放
ち、試料を燻蒸乃至燻煙させ2時間放置後、通常の飼育
ゲージに移し水及び餌を与え飼育する。
(4)結果 下記第9表及び第10表に示す通りである。
上記試験において、試料A−Cは、その1個及び2個を
燻蒸させた時いずれも全く毒性はなく供試動物は供試1
0日後もすべて生存していたが試料りでは♀がわずか1
匹生存し得たのみであり、試料Eでは全滅した。
次に上記試験において生存し得た供試動物の体重変化を
測定した結果を第10表に示す。
尚試料り及びEを試験した場合、供試動物は供試開始1
時間後より運動停止し、脚に痙章を起し、試料Eではす
べて死亡したため、体重変化の測定は不能であった。
第10表より本発明試料では11目にやや食餌量の減少
を認めたが以後全く具足を認めず毒性が実質的にないこ
とが判る。
く殺虫効力試験(基礎試験)〉 本発明試料につき以下の殺虫効力試験を実施した0 (1)供試虫 チャバネゴキブリ成虫 (2)試験材料及び方法 13X4X3(高さ)m二36m3の部屋の4隅に、供
試虫25頭づつを入れたシャーレ(内径24CIrLX
高さ6.5cIn)を置き、部屋の中央にて検体1個を
燻蒸し、燻蒸開始所定時間後の抑転率嗟を求める。
また燻蒸開始2時間後供試虫を飼育室に移し24時間後
の瀕死率(イ)及び致死率(イ)を求める。
尚飼育室では通常の水と餌を与える。
結果を下記第11表に示す。知゛ 11 実 く殺虫効力試験(実施試験)〉 本発明試料につき、実際の家庭の室内を想定し、該状況
下での殺虫効力試験を次の通り行なう。
(1)供試虫 チャバネゴキブリ成虫 ワモンゴキブリ成虫 (2)試験材料及び方法 3X4X3 (高さ) m= 36 m8の部屋の一隅
に4段引き出し付きの机(高さ76crlL)及び他の
隅に壁面より2crrL間隔あけ且つ壁面側に開口部を
有する木箱(45X41X37crIL)を置き、また
長側壁中央の高さ150cWLの棚に壁に面する密閉箱
(30x30x30CrIL1上面にφ7 mmの穴を
8ヶ開けたもの)を置く。
上記の部屋の各場所に供試虫(チャバネゴキブリ成虫は
20匹づつ及びワモンゴキブリ成虫は10匹づつ)を入
れたシャーレ(内径24crrL×高さ6.5 CrI
L)を置き、部屋中央にて供試検体を燻蒸し、1時間放
置後、各供試虫を飼育ケースに移し水と餌を与え通常飼
育し、実験開始24時間後の瀕死率(僑及び致死率−を
求める0供試場所は次の通りである。
Pl・・・・・・木箱内 P2・・・・・・密閉箱内 P3・・・・・・机最上段密閉引き出し P4・・・・・・机の上より2段目ICrIL引き出し
た引き出し P5・・・・・・机最下段2cm引き出した引き出しく
3)供試検体 本発明I・・・・・・試料屋20 比 較■・・・・・・比較例3記載の市販燃焼式燻煙剤
(30g人、DDVPl、5.9含有) 比 較■・・・・・・市販エアゾール式ジェット剤(1
0oIrL1人、グリスロンフォル テ0.5g含有) (4)結果 得られた結果を供試虫チャバネゴキブリにつき第12表
に、また供試虫ワモンゴキブリにつさ第13表に夫々示
す。
上記第12表及び第13表より、本発明の害虫駆除材料
は場所の条件にもかかわらず非常に有効であることが明
らかである0
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明害虫駆除材料の使用形態の1つの具体例
を示すものであり、5は発熱性物質及び6は蒸散性殺虫
成分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 I A、殺虫薬剤と、該薬剤に対し1〜20重量倍の
    有機発泡剤とを含有する蒸散性殺虫成分及び B8粒度1〜20メツシュの酸化カルシウムを含有する
    発熱性物質 の組み合せからなり、上記酸化カルシウムと水との反応
    熱により上記蒸散性殺虫成分を間接的に加熱するべくし
    たことを特徴とする二剤型害虫駆除材料。 2 有機発泡剤がアブジカルボンアミド、P、P’−オ
    キシ−ビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)、ジニト
    ロソペンタメチレンテトラミン、アゾビスイソブチロニ
    トリル及び2−(カルバモイルアゾ)インブチロニトリ
    ルからなる群から選ばれた少なくとも1種である特許請
    求の範囲第1項記載の害虫駆除材料。 3 有機発泡剤がアブジカルボンアミドである特許請求
    の範囲第2項記載の害虫駆除材料。 4 殺虫薬剤が、3−アリル−2−メチルシクロペンタ
    −2−エン−4−オン−1−イル d−シス/トランス
    ークリサンテマート、5−ベンジル−3−フリルメチル
    d−シス/トランスークリサンテマート、N−(3,
    4,5,6−チトラヒドロフタリミド)−メチル dl
    −シス/トランスークリサンテマート、3−フェノキシ
    ベンジル d −シス/トランスークリサンテマート、
    3−フェノキシベンジル 2,2−ジメチル−3−(2
    ,2’−ジクロロ)ビニルシクロプO/ぐンカルボキシ
    レート及び0.0−ジメチル 0−(2,2−ジクロロ
    )ビニルホスフェートからなる群から選ばれた少なくと
    も1種である特許請求の範囲第1項記載の害虫駆除材料
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