JP6621324B2 - 燻煙剤および燻煙装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燻煙剤および燻煙装置に関する。
衛生意識や食品の安全性への関心の高まりに伴い、菌、ウイルス、カビ等の微生物への対策の必要性が高まっている。微生物の中でも、特に目に付きやすいカビへの対策(殺カビ、防カビ等)の要望は高い。そこで、カビ等の微生物が繁殖しやすい浴室などにおいて、微生物を防除する方法として、殺菌効果等を有する薬剤と、燃焼剤とを含有する燻煙剤を加熱し、浴室内を燻煙する方法が提案されている。
例えば特許文献1には、銀を含む薬剤と、アゾジカルボンアミド等の有機発泡剤(燃焼剤)と、界面活性剤とを含有する燻煙剤が開示されている。
特開2013−249262号公報
近年、一般住宅だけでなく、公共の大浴場や食品工場などの比較的天井が高く広い空間(以下、「大空間」ともいう。)においても、カビ等の微生物を防除できることが望まれている。
しかしながら、従来の燻煙剤は主に一般住宅を対象としており、従来の燻煙剤を大空間に適用しても、天井が高く処理空間が広いためカビ等の微生物をムラなく十分に防除することができない。
燻煙剤の防除効果を向上させるには、例えば燃焼剤を増量すればよいが、単に燃焼剤を増量すると分解物による空間内の汚染が顕著となる。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、天井が高い空間での使用において防除効果にムラが生じにくく、しかも低汚染性である燻煙剤および燻煙装置を提供することを目的とする。
本発明者らは鋭意検討した結果、アゾジカルボンアミドを燃焼剤として使用した燻煙剤において、カルボキシ基を有する有機酸を併用することで、噴出力が向上し、しかも薬剤の付着力も高まり、かつ汚染を低減できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の態様を有する。
[1] (A)成分:アゾジカルボンアミドと、(B)成分:薬剤と、(C)成分:カルボキシ基を有する有機酸およびその塩の少なくとも一方と、を含有し、(A)成分/(C)成分で表される質量比が1〜25である、燻煙剤。
[2] 前記(C)成分が、1分子内にカルボキシ基を2つ以上有する有機酸およびその塩の少なくとも一方である、[1]に記載の燻煙剤。
[3] 前記(C)成分が、1分子内にカルボキシ基を3つ以上有する有機酸およびその塩の少なくとも一方である、[2]に記載の燻煙剤。
[4] 前記(C)成分が、クエン酸およびクエン酸塩の少なくとも一方である、[3]に記載の燻煙剤。
[5] 前記(A)成分の含有量が、燻煙剤の総質量に対して40〜95質量%である、[1]〜[4]のいずれか1つに記載の燻煙剤。
[6] 前記(C)成分の含有量が、燻煙剤の総質量に対して1〜50質量%である、[1]〜[5]のいずれか1つに記載の燻煙剤。
[7] 前記(A)成分と(C)成分の含有量の合計が、燻煙剤の総質量に対して60〜98質量%である、[1]〜[6]のいずれか1つに記載の燻煙剤。
[8] 前記(B)成分が、銀を含有する無機系薬剤、または3−メチル−4−イソプロピルフェノールおよび3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメートから選択される少なくとも1種の有機系薬剤である、[1]〜[7]のいずれか1つに記載の燻煙剤。
[9] 前記(B)成分が前記無機系薬剤であり、その含有量が燻煙剤の総質量に対して銀濃度換算で0.001〜0.5質量%である、[8]に記載の燻煙剤。
[10] 前記(B)成分が前記有機系薬剤であり、その含有量が燻煙剤の総質量に対して1〜30質量%である、[8]に記載の燻煙剤。
[11] [1]〜[10]のいずれか1つに記載の燻煙剤が収容され、前記燻煙剤を加熱する加熱手段を備える燻煙装置。
本発明によれば、天井が高い空間での使用において防除効果にムラが生じにくく、しかも低汚染性である燻煙剤および燻煙装置を提供できる。
本発明にかかる燻煙装置の一実施形態例を示す概略断面図である。 [実施例]における微生物防除効果の評価方法を説明する概略図である。
[燻煙剤]
本発明の燻煙剤は、以下に示す(A)成分と(B)成分と(C)成分とを含有する。
なお、本発明において「防除」とは、菌、ウイルス、カビ等の微生物を殺菌すること、または微生物の増殖を抑制することであり、いわゆる殺菌、抗菌、防カビ、抗カビ、除菌等の概念を含む。
<(A)成分>
(A)成分は、アゾジカルボンアミドである。(A)成分は、加熱あるいは燃焼により熱分解ガスを発生させ、発生した熱分解ガスの作用により、(B)成分を煙化させる成分(燃焼剤)である。
(A)成分の含有量は、燻煙剤の総質量に対して40〜95質量%が好ましく、50〜85質量%がより好ましく、60〜80質量%がさらに好ましい。(A)成分の含有量が、40質量%以上であれば(B)成分が効率よく飛散し、95質量%以下であれば汚染をより抑制できる。
<(B)成分>
(B)成分は、薬剤である。(B)成分は、微生物を防除する成分である。
(B)成分としては、抗菌剤、殺菌剤、防カビ剤、抗カビ剤、消臭剤、殺虫剤、忌避剤、およびこれらの混合剤などが挙げられ、抗菌、殺菌等の目的に応じて選択すればよい。具体例としては、燻煙剤に汎用されている無機系薬剤、有機系薬剤などが挙げられる。
無機系薬剤としては、銀を含有するものが挙げられ、具体的には、銀または銀化合物が挙げられる。
銀とは、銀単体のことである。
一方、銀化合物としては、例えば、銀の酸化物、塩化物塩、硝酸塩、硫酸塩、スルホン酸塩、炭酸塩等の無機銀塩;銀の蟻酸塩、酢酸塩等の有機銀塩などが挙げられる。
また、無機系薬剤として、銀または銀化合物をゼオライト、シリカゲル、低分子ガラス、リン酸カルシウム、ケイ酸塩、酸化チタン等の物質(以下、「担体」ともいう。)に担持させたもの(以下、「担持体」ともいう。)を用いてもよい。担持体の具体例としては、銀単体や銀化合物を担持したゼオライト系無機抗菌剤、シリカ・アルミナ系無機抗菌剤、シリカゲル系無機抗菌剤、酸化チタン系無機抗菌剤、ケイ酸塩系無機抗菌剤などが挙げられる。
これら無機系薬剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、銀の酸化物、銀化合物を担持したゼオライト系抗菌剤が好ましい。
有機系薬剤としては、例えば、3−メチル−4−イソプロピルフェノール(IPMP)、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート(IPBC)、o−フェニルフェノール(OPP)、メトキサジアゾンなどが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、IPMP、IPBCが好ましく、IPMPとIPBCを併用することがより好ましい。
(B)成分が無機系薬剤の場合、その含有量は、燻煙剤中の銀濃度が燻煙剤の総質量に対して0.001〜0.5質量%となる量が好ましく、0.05〜0.1質量%となる量がより好ましい。無機系薬剤の含有量が0.001質量%未満であると無機系薬剤の効果が低下するおそれがあり、0.5質量%超としても無機系薬剤の効果が飽和し、さらなる効果の向上を図れないおそれがある。特に、ゼオライト系無機抗菌剤の含有量が1質量%超であると、飛散性が低下することがある。
一方、(B)成分が有機系薬剤の場合、その含有量は、燻煙剤の総質量に対して1〜30質量%となる量が好ましく、5〜20質量%となる量がより好ましい。有機系薬剤の含有量が1質量%未満であると、有機系薬剤の効果が低下するおそれがある。一方、有機系薬剤の含有量が30質量%を超えると、燻煙処理時に不快な臭気、例えば焦げたような臭気が発生し、燻煙処理後も不快な臭気が残存することがある。
<(C)成分>
(C)成分は、カルボキシ基を有する有機酸およびその塩の少なくとも一方である。(C)成分は、(A)成分の噴出力を高め、(B)成分の噴出、拡散を助成する成分である。加えて、(C)成分を用いることで(B)成分の対象面への付着性が高まるとともに、汚染も抑制できる。
(C)成分は酸型の分子量として、46〜290が好ましく、132〜206がより好ましい。(C)成分の分子量が上記範囲内であれば、十分な飛散効果が得られる。
(C)成分としては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸等の直鎖脂肪酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、フマル酸、マレイン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等のジカルボン酸;グルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸;グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、α−オキシ酪酸、グリセリン酸、タルトロン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、サリチル酸(o,m,p)、没食子酸、マンデル酸、トロパ酸、グルコン酸等のオキシ酸;桂皮酸、安息香酸、フェニル酢酸、ニコチン酸、カイニン酸、ソルビン酸、ピロリドンカルボン酸、トリメリット酸、およびこれら有機酸の塩(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩)などが挙げられる。
これらの中でも、1分子内にカルボキシ基を2つ以上有する有機酸およびその塩が好ましく、1分子内にカルボキシ基を3つ以上有する有機酸およびその塩がより好ましく、クエン酸およびその塩が特に好ましい。
(C)成分の含有量は、燻煙剤の総質量に対して1〜50質量%が好ましく、10〜40質量%がより好ましく、20〜35質量%がさらに好ましい。(C)成分の含有量が、1質量%以上であれば十分な飛散効果が得られ、50質量%以下であれば噴出力を良好に維持できる。
(A)成分/(C)成分で表される質量比は、1〜25であり、1.5〜10が好ましく、1.75〜5がより好ましい。質量比が上記範囲内であれば、(B)成分が効率的に飛散され、カビ等の微生物に対する防除効果が向上する。加えて、噴出力も高まるため、天井が高い空間での使用においても防除効果にムラが生じにくい。特に、質量比が25以下であれば、汚染も抑制できる。
また、(A)成分と(C)成分の含有量の合計は、燻煙剤の総質量に対して60〜98質量%が好ましく、70〜96質量%がより好ましく、80〜96質量%がさらに好ましい。(A)成分と(C)成分の含有量の合計が上記範囲内であれば、(B)成分の揮散性と低汚染性とのバランスを良好に維持できる。
<任意成分>
燻煙剤は、各種添加剤をさらに含有してもよい。例えば、香料、結合剤、界面活性剤、賦形剤、発熱助剤、安定剤、効力増強剤、酸化防止剤等が挙げられる。
これら添加剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
香料は、燻煙による香りの付与、燻煙時における燻煙剤臭気のマスキング効果等によって嗜好性、実効感等を向上させる役割を果たす。
香料としては、特に限定されず、例えば、以下の文献に記載された香料等が挙げられる。
「Perfume and Flavor Chemicals」,Vol.Iand II,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994)、
「合成香料 化学と商品知識」、印藤元一著、化学工業日報社(1996)、
「Perfume and Flavor Materials of Natural Origin」,Steffen Arctander,Allured Pub.Co.(1994 )、
「香りの百科」、日本香料協会編、朝倉書店(1989)、
「Perfumery Material Performance V.3.3」,Boelens Aroma Chemical Information Service(1996)、
「Flower oils and Floral Compounds In Perfumery」,Danute Lajaujis Anonis,Allured Pub.Co.(1993)等。
香料の含有量は、燻煙剤の総質量に対して0.1〜2質量%が好ましく、0.1〜1質量%がより好ましく、0.1〜0.8質量%がさらに好ましい。香料の含有量が0.1質量%以上であれば、保存後においても燻煙剤の香り立ちが良好になるうえ、燻煙後の香り立ちも良好となる。一方、香料の含有量が2質量%以下であれば、燻煙によって適度な香り立ちを付与しやすい。また、保存後の燻煙剤の香り立ちがより安定になるとともに、(B)成分の飛散率が高くなりやすい。
燻煙剤が結合剤を含んでいれば、成形性が向上する。
結合剤としては、例えば、セルロース類(カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等)、デンプン系高分子化合物(デンプン、スターチ等)、天然系高分子化合物(アラビアゴム等)、合成高分子化合物(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等)などが挙げられる。
結合剤の含有量は、燻煙剤の総質量に対して3〜8質量%が好ましく、3〜4質量%がより好ましい。結合剤の含有量が3質量%以上であれば、設置から燻煙開始までの時間をより長くすることができ、燻煙開始時に使用者が被煙することを防ぎやすい。一方、結合剤の含有量が8質量%以下であれば、良好な燻煙性能(噴出力)が得られやすい。
燻煙剤が界面活性剤を含んでいれば、燻煙性能がより安定になる。
界面活性剤としては、例えば、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤が挙げられる。
陰イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレン(POE)−アルキルエーテル硫酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩などが挙げられる。
陽イオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルアミン塩などが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリン脂肪酸類、ショ糖脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル類、グリセリンアルキルエーテル、POE−ソルビタン脂肪酸エステル類、POE−グリセリン脂肪酸エステル類、POE−プロピレングリコール脂肪酸エステル、POE−アルキルエーテル類、POE・ポリオキシプロピレン(POP)−アルキルエーテル類、アルカノールアミドなどが挙げられる。
界面活性剤としては、多価アルコールの脂肪酸エステル又はそのエチレンオキサイド付加物が好ましく、常温で液体のソルビタン脂肪酸エステル類、POE−ソルビタン脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル類がより好ましい。
ソルビタン脂肪酸エステル類としては、例えば、モノオレイン酸エステル(ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート)、モノラウリン酸エステルなどが挙げられる。
グリセリン脂肪酸エステル類としては、例えば、モノカプリル酸グリセリルなどが挙げられる。
界面活性剤の含有量は、燻煙剤の総質量に対して2〜10質量%が好ましく、3〜8質量%がより好ましい。界面活性剤の含有量が2質量%以上であれば、設置から燻煙開始までの時間を長くしやすく、燻煙開始時に使用者が被煙することを防ぎやすい。一方、界面活性剤の含有量が10質量%以下であれば、良好な燻煙性能(噴出力)が得られ、燻煙開始までの時間が長くなりすぎない。
賦形剤としては、例えば、無機系鉱物質(クレー、カオリン、タルク、珪藻土等)などが挙げられる。
賦形剤の含有量は、燻煙剤の総質量に対して2〜45質量%が好ましく、5〜30質量%がより好ましい。賦形剤の含有量が2質量%以上であれば、燻煙性能がより安定になる。一方、賦形剤の含有量が45質量%以下であれば、充分な燻煙性能(噴出力)が得られやすい。
発熱助剤としては、例えば、酸化亜鉛、メラミン等が挙げられる。
安定剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドキシアニソール、没食子酸プロピル、エポキシ化合物(エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油等)などが挙げられる。
効力増強剤としては、例えば、ピペロニルブトキサイド、S−421などが挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、トコフェロールなどが挙げられる。
<製造方法>
燻煙剤は、(A)成分、(B)成分、(C)成分、および必要に応じて任意成分を所定量となるように混合し、粉状、顆粒状、錠剤等の固形製剤として調製される。固形製剤は、目的とする剤形に応じて、公知の製造方法を用いて調製することができる。例えば、顆粒状の製剤とする場合は、押出し造粒法、圧縮造粒法、撹拌造粒法、転動造粒法、流動層造粒法等、公知の造粒物の製造方法により製造できる。
押出し造粒法による製造方法の具体例としては、燻煙剤の各成分を、ニーダー等により混合し、さらに適量の溶媒を加えて混合し、得られた混合物を一定面積の開孔を有するダイスを用い、前押し出し造粒機あるいは横押し出し造粒機を用い造粒する。得られた造粒物は、さらにカッター等を用いて一定の大きさに切断し乾燥してもよい。溶媒としては以下に例示するものが挙げられるが、例えば溶媒として水を用いる場合には、60〜90℃程度の温度で乾燥することが好ましい。
燻煙剤の製造の際に用いる溶媒としては、例えば、水;エタノール、プロパノール、ベンジルアルコール等のアルコール類;流動パラフィン、n − パラフィン等のパラフィン類;ブチルジグリコール等のエーテル類;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル類;グリセリン等の多価アルコール;N−メチルピロリドン;炭酸プロピレンなどが挙げられる。
これら溶剤は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
なお、溶媒は、造粒時に混合、練り込む以外にも、造粒後に噴霧、浸漬させて保持させることもできる。
<使用方法>
燻煙剤の使用方法としては、一般的な燻煙剤の使用方法と同様の方法を用いることができる。具体的には、金属製容器、セラミック製容器等の任意の容器に燻煙剤を収容し、燻煙剤を間接的または直接的に加熱して使用される。
間接的に加熱する方法としては、例えば、金属製の容器に燻煙剤を収容し、この金属製の容器を介して燻煙剤を加熱する方法が挙げられる。
加熱方法としては、従来公知の方法を用いることができ、例えば、水と接触して発熱する物質を水と接触させ、その反応熱を利用する方法;鉄粉と酸化剤(塩素酸アンモニウム等)とを混合し、または金属と前記金属よりイオン化傾向の小さい金属酸化物もしくは酸化剤とを混合し、その酸化反応熱を利用する方法等が挙げられる。中でも、実用性の観点から、水と接触して発熱する物質を水と接触させ、その反応熱を利用する方法(水式)が好ましい。
水と接触して発熱する物質としては、酸化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、塩化鉄等が挙げられる。中でも、酸化カルシウムが好ましい。
一方、直接的に加熱する方法としては、マッチ頭薬などを用い、発熱体(点火具)により燻煙剤中に点火し、燃焼剤の熱分解を利用する方法(スリ板式)などが挙げられる。
燻煙剤の使用量は、対象空間の容積に応じて適宜設定すればよく、1mあたり0.1〜4gが好ましく、0.3〜1gがより好ましい。
<作用効果>
以上説明した本発明の燻煙剤は、上述した(A)成分と(C)成分とを併有するので、噴出力が高まるとともに、対象面に対する(B)成分の付着力も高まる。よって、天井が高い空間での使用において防除効果にムラが生じにくい。しかも、本発明の燻煙剤であれば、煙による空間内の汚染も抑制できる。
本発明の燻煙剤は、菌、ウイルス、カビ等の微生物の増殖を抑制することが要求される、密閉可能である空間の処理に用いられ、特に、比較的天井が高く広い空間での使用に好適である。
本発明の燻煙剤の処理対象としては、密閉可能であれば特に限定されず、例えば公共の大浴場、食品工場、飲料工場、大型コンテナなどが挙げられる。
[燻煙装置]
本発明の燻煙装置は、上述した本発明の燻煙剤が収容され、収容された燻煙剤を加熱する加熱手段を備えるものである。以下に、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る燻煙装置について説明する。
図1の燻煙装置10は、間接加熱式の燻煙装置であり、筐体12と、筐体12の内部に設けられた加熱部(加熱手段)20と、筐体12の内部に設けられた燻煙剤部32とで概略構成されている。筐体12は略円筒状の本体14と、底部16と、本体14の上部に設けられた蓋部18とで構成されている。筐体12内には、燻煙剤容器30が設けられ、燻煙剤容器30に燻煙剤が充填されて燻煙剤部32が形成されている。
蓋部18は、貫通孔を有するものであり、メッシュ、パンチングメタル、格子状の枠体等が挙げられる。蓋部18の材質は、例えば、金属、セラミック等が挙げられる。
本体14の材質は蓋部18と同じである。
燻煙剤容器30は、燻煙剤部32を充填する容器として機能すると共に、加熱部20で生じた熱エネルギーを、燻煙剤部32に伝える伝熱部として機能するものである。
燻煙剤容器30としては、例えば、金属製の容器等が挙げられる。
加熱部20は、特に限定されず、燻煙剤部32の煙化に必要な熱量を考慮して適宜決定される。加熱部20としては、前記水と接触して発熱する物質を充填して形成したものが好ましく、酸化カルシウムを充填して形成したものが特に好ましい。また、加熱部20は、鉄粉と酸化剤とを仕切り材で仕切って充填して形成してもよく、金属と該金属よりイオン化傾向の小さい金属酸化物または酸化剤とが仕切り材で仕切って充填して形成してもよい。
底部16は、加熱部20の機構に応じて適宜決定すればよい。例えば、加熱部20が水と接触して発熱する物質(酸化カルシウム等)により構成されている場合、底部16には不織布や金属製のメッシュ等を用いることができる。底部16を不織布や金属製のメッシュとすることで、底部16から水を加熱部20内に侵入させて反応熱を発生させ、燻煙剤を加熱することができる。
燻煙装置10を用いた燻煙方法では、まず燻煙装置10を対象空間内に設置する。ついで、加熱部20の機構に応じて加熱部20を発熱させる。例えば、酸化カルシウムを充填した加熱部20が設けられている場合、底部16を水に浸漬させる。加熱部20が発熱すると、燻煙剤容器30を介して燻煙剤部32が加熱される。加熱された燻煙剤部32の燻煙剤は、(A)成分の分解によってガスが生じ、該ガスと共に(B)成分が煙化し、蓋部18の貫通孔を通過して噴出する。これにより、対象空間内に(B)成分が拡散して、防除効果が得られる。
以上説明した本発明の燻煙装置は、上述した本発明の燻煙剤が充填されているので、天井が高い空間での使用において防除効果にムラが生じにくい。しかも、本発明の燻煙装置であれば、煙による空間内の汚染も抑制できる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
なお、実施例1、6、7、11〜13、18は参考例である。
[使用原料]
(A)成分として、以下に示す化合物を用いた。
・A−1:アゾジカルボンアミド(大日精化工業株式会社製、商品名:「ダイブローAC.2040(C)」)
(B)成分として、以下に示す化合物
・B−1:銀担持ゼオライト系無機抗菌剤(株式会社シナネンゼオミック製、商品名:「ゼオミックAJ10N」、銀濃度2.5質量%)
・B−2:水溶性銀系抗菌剤(株式会社J−ケミカル製、商品名:「CF−01」、銀濃度2.5質量%)
・B−3:銀担持シリカ・アルミナ系無機抗菌剤(日揮触媒化成株式会社製、商品名:「ATOMY BALL−(UA)」、銀濃度0.07質量%(担持体1.5質量%))
・B−4:3−メチル−4−イソプロピルフェノール(大阪化成株式会社製、商品名:「ビオゾール」)
・B−5:3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート(ロンザジャパン株式会社製、商品名:「GLYCACIL(グライカシル)」)
(C)成分またはその代替品として、以下に示す化合物
・C−1:クエン酸(扶桑化学工業株式会社製、商品名:「精製クエン酸(無水)」)
・C−2:コハク酸(扶桑化学工業株式会社製、商品名:「コハク酸」)
・C−3:マレイン酸(関東化学株式会社製、商品名:「マレイン酸 鹿特級」)
・C−4:安息香酸ナトリウム(株式会社伏見製薬所製、商品名:「安息香酸ナトリウム」)
・C−5:フマル酸(株式会社日本触媒製、商品名:「フマル酸」)
・C’−1:アスコルビン酸(関東化学株式会社製、商品名:「L(+)−アスコルビン酸 特級」)
・C’−2:リン酸ナトリウム(関東化学株式会社製、商品名:「リン酸水素二ナトリウム 特級」)
任意成分として、以下に示す化合物を用いた。
・香料:表1に示す組成の香料
・ソルビタン脂肪酸エステル:ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレエート(花王株式会社製、商品名:「エマゾールO−120V」)
・HPMC:ヒドロキシプロピルメチルセルロース(信越化学工業株式会社製、商品名:「メトローズ60SH−50」)
・クレー:昭和KDE株式会社製、商品名:「MK−300」
Figure 0006621324
[評価]
<微生物防除効果の評価>
(1)殺カビ評価1
まず、図2に示すように、容積70mの密閉可能な評価室(5.4m×3.4m×高さ3.8mm)40の天井と壁の中央に、下記の方法*1で作製した供試用スライドガラス(菌を接種したスライドガラス)41を、菌を接種した面を内側に向けて取り付けた。
つぎに、評価室40の床面の中央に35mLの水を入れた給水用プラスチック容器を2mの間隔をあけて2つ設置し、各プラスチック容器内に下記の方法*2で作製した燻煙装置42を入れ、燻煙を開始した。燻煙中は評価室40を密閉状態とした。
燻煙開始から2時間後に評価室40内の空気を排気し、供試用スライドガラス41を回収した。
供試用スライドガラス41から下記の方法*3で回収した菌液を、計測可能な濃度となるように生理食塩水で適宜希釈したものを、ポテトデキストロース寒天培地に塗抹接種して、25℃にて5日間培養した後、目視により、形成されたコロニー数を計測した。計測したコロニー数と菌液の希釈倍率から生菌数を求め、その値を「処理後の菌数」とした。
別途、燻煙処理していない未処理の供試用スライドガラスから回収した菌液を、計測可能な濃度となるように生理食塩水で適宜希釈したものを、ポテトデキストロース寒天培地に塗抹接種して、25℃にて5日間培養した後、目視により、形成されたコロニー数を計測した。計測したコロニー数と菌液の希釈倍率から生菌数を求め、その値を「未処理菌数」とした。
上記の結果から、下記の評価基準に従い、カビに対する防除効果を評価した。
(*1:供試用スライドガラス作製方法)
ポテトデキストロース寒天(Difco社製)の斜面培地にて25℃、1週間培養したCladosporium cladosporioides HMC1064(以下、「クラドスポリウム」という。)を、滅菌した0.05%Tween80(関東化学株式会社製)水溶液にて約10CFU/mLの懸濁液を調製した。次いで、得られた懸濁液をスライドガラスに0.1mL接種し、室温にて一晩静置した後に乾燥し固定した。
(*2:燻煙装置の作製)
「水ではじめるバルサン(12−16畳用)」(ライオン株式会社製)の容器を用意し、容器内の燻煙剤充填部に燻煙剤25gを充填し、さらに同容器内の発熱剤充填部に酸化カルシウム58gを充填し、燻煙装置を作製した。
(*3:スライドガラスから菌の回収方法)
菌を接種したスライドガラスとSCDLP培地(日本製薬株式会社製)10mLを、滅菌プラスチックシャーレ(アズワン株式会社製)に入れ、コンラージ棒(日水製薬株式会社製)で撹拌し、スライドガラスから菌を抽出した。
(評価基準)
天井および壁の中央に設置したスライドガラスについて、求めた生菌数を常用対数(log)に変換し、未処理の菌数から処理後の菌数を差し引いた値(log(未処理菌数)−log(処理後の菌数))を求め、その値を防除効力とした。その値から、下記の基準でカビに対する防除効果を評価した。
〈判定基準〉
◎:防除効力が4以上。
○:防除効力が2以上4未満。
△:防除効力が1以上2未満。
×:防除効力が1未満。
(2)殺カビ評価2
下記の方法*4で作製した供試用スライドガラスを用いた以外は、殺カビ評価1と同様にして防除効力を求め、カビに対する防除効果を評価した。判定基準は殺カビ評価1と同様である。なお、供試用スライドガラスは壁のみに取り付けた。
(*4:供試用スライドガラス作製方法)
ポテトデキストロース寒天(Difco社製)の斜面培地にて25℃、2日間培養したRhodotoyula rubra HIC3420(以下、「酵母」という。)を、滅菌した0.05%Tween80(関東化学株式会社製)水溶液にて約10CFU/mLの懸濁液を調製した。次いで、得られた懸濁液をスライドガラスに0.1mL接種し、室温にて一晩静置した後に乾燥し固定した。
<汚染性の評価>
容積70mの密閉可能な評価室(5.4m×3.4m×高さ3.8mm)の床面の中央に、スライドガラスを設置した。さらに、35mLの水を入れた給水用プラスチック容器を2mの間隔をあけて2つ設置し、各プラスチック容器内に下記の方法*5で作製した燻煙装置を入れ、燻煙を開始した(燻煙処理1)。燻煙中は評価室を密閉状態とした。
燻煙開始から2時間後に、評価室の床面に設置しておいたスライドガラスを取り出し、その表面状態を目視により観察した。
別途、燻煙剤の代わりにアゾジカルボンアミドのみを用いた以外は燻煙処理1と同様にして燻煙を行い(燻煙処理2)、燻煙開始から2時間後に、評価室の床面に設置しておいたスライドガラスを取り出し、その表面状態を目視により観察した。なお、アゾジカルボンアミドの燻煙装置への充填量は、燻煙処理1で用いた燻煙剤中のアゾジカルボンアミドと同量となるようにした。すなわち、例えばアゾジカルボンアミドを84質量%含む燻煙剤を25g用いて燻煙処理1を行った場合、燻煙処理2では、アゾジカルボンアミド21gを燻煙装置に充填して燻煙を行った。
上記の結果から、下記の評価基準に従い、燻煙後の床の汚染状況を評価した。
(*5:燻煙装置の作製)
図1に示したのと同様の構成の燻煙装置を作製した。具体的には、底部16が不織布で構成された円筒状の筐体12と、該筐体12の内部に設けられた燻煙剤容器30とを備えた加熱用容器を用意し、該加熱用容器の燻煙剤容器30内に燻煙剤25gを充填して燻煙剤部32を形成し、同加熱用容器の筐体12と燻煙剤容器30との間に酸化カルシウム58gを充填して加熱部20を形成し、燻煙装置10を作製した。
(評価基準)
燻煙処理1の後のスライドガラスについて、汚染の有無を確認した。
また、燻煙処理1の後のスライドガラスが汚染されている場合は、その汚染が、燻煙処理2の後のスライドガラスの表面状態(汚染状態)と比較してどの程度改善されたかを確認し、下記の評価基準に従い、燻煙後の床の汚染状況を評価した。
◎:燻煙処理1の後のスライドガラスの表面が汚染されていない。
○:汚染が改善されている。
△:汚染がやや改善されている。
×:燻煙処理2の後のスライドガラスの表面状態(汚染状態)と同等以下である。
[実施例1〜23、比較例1〜9]
表2〜5に示す組成の燻煙剤を以下の手順で製造した。
表2〜5中の各成分の配合量の単位は質量%である。(B)成分のうち、B−1〜B−3の量は、燻煙剤100質量%中の銀濃度(質量%)である。クレーの「バランス」は、燻煙剤全量が100質量%となる量である。
室温(20℃)条件下において、表2〜5に示す組成に従い、各成分をニーダー(株式会社モリヤマ製、「S5−2G型」)で攪拌混合した後、組成全量を100質量部として10質量部の水を加えて混合し混合物を得た。得られた混合物を直径2mmの開孔を有するダイスの前押し出し造粒機(株式会社不二パウダル製、「EXK−1」)を用いて造粒し、造粒物を得た。得られた造粒物をフラッシュミル(株式会社不二パウダル製、「FL300」)により長さ2〜5mmに切断し、70℃に設定した乾燥機(アルプ株式会社製、「RT−120HL」)により2時間乾燥させ、顆粒状の燻煙剤を得た。
得られた燻煙剤について、微生物防除効果および汚染性を評価した。結果を表2〜5に示す。
Figure 0006621324
Figure 0006621324
Figure 0006621324
Figure 0006621324
表2〜4から明らかなように、各実施例の燻煙剤は、天井が高い空間での使用において殺カビ効果にムラが生じにくく、かつ、汚染も抑制できた。
一方、表5から明らかなように、各比較例の燻煙剤は、殺カビ効果にムラが生じた。特に、(A)成分/(C)成分で表される質量比が30である比較例2の燻煙剤、および(C)成分を含まない比較例8、9の燻煙剤は、汚染を抑制できなかった。
10 燻煙装置
20 加熱部
30 燻煙剤容器
32 燻煙剤部
40:評価室
41:供試用スライドガラス
42:燻煙装置

Claims (2)

  1. (A)成分:アゾジカルボンアミドを燻煙剤の総質量に対して50〜85質量%と、
    (B)成分:薬剤と、
    (C)成分:1分子内にカルボキシ基を2つ以上有する有機酸およびその塩の少なくとも一方と、を含有する造粒物であり
    (A)成分/(C)成分で表される質量比が1.5〜10である、燻煙剤。
  2. 請求項1に記載の燻煙剤が収容され、前記燻煙剤を加熱する加熱手段を備える燻煙装置。
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