JPS6121511Y2 - - Google Patents

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JPS6121511Y2
JPS6121511Y2 JP6928385U JP6928385U JPS6121511Y2 JP S6121511 Y2 JPS6121511 Y2 JP S6121511Y2 JP 6928385 U JP6928385 U JP 6928385U JP 6928385 U JP6928385 U JP 6928385U JP S6121511 Y2 JPS6121511 Y2 JP S6121511Y2
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boom
jib
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jib boom
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JP6928385U
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JPS6152689U (ja
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【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案はジブブームを備えた車両形クレーン
に関するものである。
[考案の技術的背景] 車両形クレーンとして、ジブブームを備えたも
のがある。このジブブームは、メインブームのブ
ーム長と補なつてクレーン作業範囲を拡大すると
ともに吊荷の揚程を高めるためのもので、このジ
ブブームは、不使用時にはメインブームに沿わせ
て格納されており、使用時にメインブームの前方
に張出して使用される。
ところで、ジブブームを備えた車両形クレーン
におけるジブブームの格納方式としては、大別し
て、ジブブームをメインブームの外面(側面また
は下面)に沿わせて格納する方式と、ジブブーム
をメインブームの内部に格納する方式とがある
が、ジブブームをメインブームの外面に沿わせて
格納する方式を採用している両車形クレーンで
は、ジブブームを格納した状態でメインブームの
みによるクレーン作業を行なう際に運転席からの
視界がジブブームで妨げられるという問題がある
から、この点ではジブブームをメインブーム内に
格納する方式が有利である。
[背景技術の問題点] しかしながら、ジブブームをメインブーム内に
格納する方式を採用している車両形クレーンにお
いては、メインブーム内にその長手方向に移動可
能に格納されているジブブームをメインブーム内
からその前方に張出す際やジブブームをメインブ
ーム内に格納する際にジブブーム先端のシーブが
メインブーム先端のブームヘツド内に設けられて
いるシーブと干渉しないようにしておく必要があ
り、そのために、シーブ径に制約があるという問
題があつた。
すなわち、吊上げワイヤを案内するシーブは、
吊上げワイヤに与えられる曲げの影響を少なくす
るためにできるだけシーブ径を大きくするのが望
ましいが、ジブブーム先端に垂直な姿勢で設けら
れているシーブの径を大きくすると、このシーブ
の外周部がジブブームの上下面より大きく突出す
ることになる。そして、メインブーム内に格納さ
れるジブブームは、メインブームのブームヘツド
内に設けられている上下のメインブーム側シーブ
の間を通してメインブーム内に格納されるが、こ
の場合、ジブブーム上下面より突出しているシー
ブ外周部がメインブーム側シーブに当ると、それ
以上はジブブームをメインブーム内に格納するこ
とができなくなる。これは、メインブームの前方
にジブブームを張出す場合も同様である。
したがつて、メインブーム内にジブブームを格
納する方式の車両形クレーンにおいては、ジブブ
ーム側のシーブがメインブーム側シーブに干渉す
ることなくその間を通過できるようにしておく必
要があるが、そのためには、ジブブーム側のシー
ブをメインブーム側のシーブと干渉しないような
径にしなければならず、そのためにシーブ径に制
約があるから、ジブブーム側およびメインブーム
側のシーブ径を十分大きくして吊上げワイヤに与
えられる曲げの影響を少なくすることはできなか
つた。
[考案の目的] この考案は上記のような実情にかんがみてなさ
れたものであつて、その目的とするところは、ジ
ブブームをメインブーム内に格納する方式のもの
でありながら、ジブブーム先端のシーブ径を大き
くしても、このシーブをメインブーム側のシーブ
と干渉させることなくジブブームの張出しおよび
格納を行なえるようにした、シーブ径を大きくし
て吊上げワイヤに与えられる曲げの影響を少なく
することができる車両形クレーンを提供すること
にある。
[考案の概要] すなわち、この考案は、ジブブームの先端に設
けられるシーブを、ジブブームの長手方向に沿う
線を軸として回動可能に設け、このシーブを寝か
せ状態に回動させてジブブームをメインブーム内
に格納するようにしたものであり、上記シーブを
寝かせ状態に回動させればシーブ径が大きくても
このシーブの外周部はジブブームの上下面側には
突出しない状態となるから、この状態でジブブー
ムをメインブーム内に格納するようにすれば、ジ
ブブーム側のシーブをメインブーム側のシーブと
干渉させることなくジブブームの張出しおよび格
納を行なうことができる。
[考案の実施例] 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図および第2図において、図中1は車両形
クレーンの車体、2は車体1上に搭載された旋回
台であり、この旋回台2上には、運転席3が設け
られるとともに、メインブーム4の基端が枢支軸
5によつて枢支されている。6はメインブーム4
を起伏させる起伏シリンダであり、この起伏シリ
ンダ6はその基端をフートピン7によつて旋回台
2上に枢支され、そのロツド端はメインブーム4
に取付けたブラケツト8に枢着されている。
また、上記メインブーム4は、伸縮可能なブー
ム(第1図では二段ブームを示している)とされ
ており、このメインブーム4は、ブーム4内に設
けられた伸縮シリンダ9によつて伸縮されるよう
になつている。4aはこのメインブーム4の先端
に設けられたブームヘツドであり、このブームヘ
ツド4aの前面にはジブブーム張出し用開口部が
設けられ、またブームヘツド4a内の上下には、
メイン吊上げワイヤ10を案内するシーブ11,
11が設けられている。
一方、12はメインブーム4内にその長手方向
に移動可能に格納されたジブブームである。この
ジブブーム12は、その使用時にメインブーム4
内からそのブームヘツド4a内の上下のシーブ1
1,11間を通してメインブーム4の前方に突出
させるもので、このジブブーム12は、上記伸縮
シリンダ9に設けたジブ案内ローラ13,14に
支持されてメインブーム長手方向に摺動するよう
になつている。
また、メインブーム4の内部には、その基端側
と先端側に、ジブブーム12の摺動範囲を規制す
るストツパ部材15,16が設けられており、ジ
ブブーム12は、その基端部に設けられてメイン
ブーム4の内面にスライド可能に摺接するストツ
パ当接部材17がメインブーム基端側のストツパ
部材15に当接するまでメインブーム4内に押込
み格納され、みた上記ストツパ当接部材17がメ
インブーム先端側のストツパ部材16に当接する
までメインブーム4内から引出されて第3図に示
すようにメインブーム4の前方に張出される。
また、メインブーム4のブームヘツド4aの内
部には、ジブブーム12の張出しおよび格納時に
ジブブーム12を案内する案内部材18が設けら
れており、このブームヘツド4aの側面には、張
出したジブブーム12を固定するためのピン孔1
9が設けられている。そして、ジブブーム12の
基端側には、第3図に示すようにジブブームを張
出したときに上記ブームヘツド4aのピン孔19
と合致するピン孔20が設けられており、張出さ
れたジブブーム12は、このピン孔20とブーム
ヘツド4aのピン孔19とに固定ピン(図示せ
ず)を挿入することによつてメインブーム4に固
定される。
また、21はジブブームの先端に設けられたシ
ーブである。このシーブ21は、シーブ取付ヘツ
ド22に軸支されてこのシーブ取付ヘツド22を
介してジブブーム12に取付けられており、さら
にこのシーブ21は、ジブブーム12の長手方向
に沿う線を軸としてシーブ取付ヘツド22ととも
に回動できるようになつている。すなわち、第4
図はジブブームのシーブ取付部を示したもので、
シーブ取付ヘツド22は、その基部に突設した円
筒状部22aをジブブーム12の先端部に嵌合し
て、ジブブーム長手方向に沿う線を軸としてジブ
ブーム周方向に回動可能に取付けられており、シ
ーブ21は、このシーブ取付ヘツド22の回動に
より吊上げワイヤを案内する垂直ら姿勢から水平
に寝かせた姿勢まで90度回動されるようになつて
いる。また、ジブブーム12の先端部にはその外
周の2ケ所に一対の突出部23a,23bが90度
ずらして突設されており、シーブ取付ヘツド22
の基部外側には、シーブ21を垂直にする状態に
シーブ取付ヘツド22を回動させたときに上記突
出部23a,23bの一方と対向しシーブ21を
寝かせた状態にシーブ取付ヘツド22を回動させ
たときに上記突出部23a,23bの他方と対向
するジブブーム固定板24が突設されている。そ
して、このジブブーム固定板24と上記突出部2
3a,23bにはそれぞれ互いに対応するピン孔
が設けられており、シーブ取付ヘツド22は、シ
ーブ21を垂直な姿勢とした状態と、シーブ21
を寝かせた姿勢とした状態とにおいて、上記ジブ
ブーム固定板24とこれと対向する突出部23a
または23bとをピン25で結合することによつ
てジブブーム12に固定されるようになつてい
る。
しかして、この実施例においては、ジブブーム
12の先端に設けられるシーブ21を、ジブブー
ム12の長手方向に沿う線を軸として垂直な姿勢
と寝かせた姿勢とに回動できるように設けている
から、メインブーム4内からのジブブーム12の
張出しおよびメインブーム4内へのジブブーム1
2の格納をシーブ21を寝かせ状態に回動させて
行なうことができる。そして、このようにシーブ
21を寝かせ状態に回動させれば、シーブ21の
径が大きくても、このシーブ21の外周部はジブ
ブーム12の両側には突出するがジブブーム12
の上下面側には突出しない状態となるから、この
状態でジブブーム12の張出しおよび格納を行な
えば、ジブブーム12側のシーブ21がメインブ
ーム4側のシーブ11,11と干渉することはな
い。なお、ジブブーム12を第3図に示すように
メインブーム4の前方に張出して使用する場合
は、ジブブーム先端のシーブ21に補助吊上げワ
イヤ26が掛けられるが、この場合はシーブ21
を垂直な姿勢に回動させてやればよい。
したがつて、この車両形クレーンによれば、ジ
ブブーム先端のシーブ21の径を大きくすること
ができるから、このシーブ21で案内される補助
吊上げワイヤ26に与えられる曲げの影響を少な
くすることができるし、またメインブーム4側の
シーブ11,11間の間隔も小さくてよいから、
メインブーム側シーブ11,11の径も大きくし
てメイン吊上げワイヤ10に与えられる曲げの影
響を少なくすることができる。
[考案の効果] この考案は、ジブブームの先端に設けられるシ
ーブを、ジブブームの長手方向に沿う線を軸とし
て回動可能に設け、このシーブを寝かせ状態に回
動させてジブブームをメインブーム内に格納する
ようにしたことを特徴とするものであり、この考
案によれば、ジブブームをメインブーム内に格納
する方式のものでありながら、ジブブーム先端の
シーブ径を大きくしても、このシーブをメインブ
ーム側のシーブと干渉させることなくジブブーム
の張出しおよび格納を行なうことができるから、
シーブ径を大きくして吊上げワイヤに与えられる
曲げの影響を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示したもので、第
1図は車両形クレーンのブーム部の縦断側面図、
第2図は第1図のX−X線に沿う断面図、第3図
はジブブーム張出し状態の側面図、第4図は第1
図のY−Y線に沿う拡大断面図である。 4……メインブーム、4a……ブームヘツド、
11……シーブ、12……ジブブーム、21……
シーブ、22……シーブ取付ヘツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. メインブーム内にその長手方向に移動可能に格
    納され使用時にメインブーム内からその前方に張
    出されるジブブームを備えた車両形クレーンにお
    いて、前記ジブブームの先端に設けられるジーブ
    をジブブームの長手方向に沿う線を軸として回動
    可能に設け、このジーブを寝かせ状態に回動させ
    てジブブームをメインブーム内に格納したことを
    特徴とする車両形クレーン。
JP6928385U 1985-05-13 1985-05-13 Expired JPS6121511Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6928385U JPS6121511Y2 (ja) 1985-05-13 1985-05-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6928385U JPS6121511Y2 (ja) 1985-05-13 1985-05-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6152689U JPS6152689U (ja) 1986-04-09
JPS6121511Y2 true JPS6121511Y2 (ja) 1986-06-27

Family

ID=30604809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6928385U Expired JPS6121511Y2 (ja) 1985-05-13 1985-05-13

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JP (1) JPS6121511Y2 (ja)

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JPS6152689U (ja) 1986-04-09

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