JP2529509Y2 - 移動式クレーン - Google Patents

移動式クレーン

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JP2529509Y2
JP2529509Y2 JP1990069699U JP6969990U JP2529509Y2 JP 2529509 Y2 JP2529509 Y2 JP 2529509Y2 JP 1990069699 U JP1990069699 U JP 1990069699U JP 6969990 U JP6969990 U JP 6969990U JP 2529509 Y2 JP2529509 Y2 JP 2529509Y2
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telescopic boom
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両フレーム上に水平旋回自在に搭載した
旋回台上に、起伏自在な伸縮ブームと、車両走行並びに
クレーン操作兼用の運転室を取り付けてなる移動式クレ
ーンに関するものである。
(従来の技術) 従来のこの種移動式クレーンは、第4図に示す如く、
後部にエンジン14を搭載した車両10の車両フレーム11上
に水平旋回自在に旋回台1を搭載すると共に、当該旋回
台1の左右一対のブラケット2,2の上端部に伸縮ブーム
3の外側ブーム3aの基端上部を起伏自在に枢着連結4
し、前記旋回台1上に前記伸縮ブーム3の側方に位置し
て車両走行並びにクレーン操作兼用の運転室Aを取り付
けて構成していた。
この種移動式クレーンに装備される伸縮ブーム3は、
外側ブーム3aに伸縮自在に嵌挿された内側ブーム3bの基
端部が伸縮ブーム3の伸長状態の如何に関わらず、常に
外側ブーム3a内に位置する如く構成されていた。
(従来技術の問題点) しかしながら、従来の移動式クレーンは、伸縮ブーム
3を車両10の前方に旋回して最縮小並びに最倒伏させた
状態(移動式クレーンの走行移動状態)において、伸縮
ブーム3の先端部が車両10の許容フロントオーバハング
で規制され、しかも伸縮ブーム3の基端部が狭所でのク
レーン作業を可能とするため後端旋回半径(旋回台1の
旋回中心から旋回台後端までの半径)を小さく設定した
旋回台1の後端位置で規制されるので、伸縮ストローク
の大きな伸縮ブーム3を装備することができず、クレー
ンの稼働範囲を大きくすることが難しいという問題があ
った。
本考案は、以上のような事情に基づいてなされたもの
で、旋回台の後端旋回半径を増大することなく伸縮スト
ロークの大きな伸縮ブームを装備することができる移動
式クレーンを提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の移動式クレーンは、上記の目的を達成するた
めに次の如く構成されている。すなわち、 後部にエンジンを搭載した車両フレーム上に水平旋回
自在に旋回台を搭載すると共に、当該旋回台の左右一対
のブラケットに伸縮ブームの外側ブーム基端上部を起伏
自在に枢着連結し、前記旋回台上に前記伸縮ブームの側
方に位置して車両走行並びにクレーン操作兼用の運転室
を取り付けてなる移動式クレーンにおいて、 前記伸縮ブームを、最倒伏させた状態で前記運転室内
のアイポイントよりも下方に位置するよう前記左右一対
のブラケットに取り付けると共に、最縮小させた状態で
内側ブームの基端部が外側ブームの基端部から後方に突
出する如く構成し、且つ前記伸縮ブームを最縮小して起
伏駆動させたときに前記内側ブームの後方突出部と旋回
台下部とが干渉しないよう旋回台後端下部に充分な空間
を形成して構成されている。
(作用) 以上のように本考案の移動式クレーンの構成では、伸
縮ブームを最縮小させた状態で内側ブームの基端部が外
側ブームの基端部から後方に突出するよう構成している
ことから、内側ブームの後方突出量に相当する長さだけ
外側ブームの枢着連結位置(起伏支点の位置)を伸縮ブ
ームの先端方向に移動させることができ、その結果旋回
台の後端旋回半径を増大することなく外側ブームに対す
る内側ブームの伸縮ストロークを増大することができる
のである。
また、伸縮ブームを最倒伏させた状態で運転室内のア
イポイントe(運転者の目の位置)よりも下方に位置す
るよう旋回台の左右一対のブラケットに取り付けて構成
していることから、運転室に搭乗した運転者は走行移動
時に伸縮ブームの上面越しに反対側車線の走行状態を視
認して安全確認を行うことができるのである。
また、伸縮ブームを最縮小して起伏駆動させたときに
内側ブームの後方突出部と旋回台下部とが干渉しないよ
う旋回台後端下部に充分な空間を形成して構成している
ことから、伸縮ブームを運転室内のアイポイントよりも
下方に位置させて旋回台に取り付けた伸縮ブームであっ
ても、内側ブームの後方突出部と旋回台下部とが干渉す
ることなく、伸縮ブームを起伏駆動することができるの
である。
(実施例) 以下、本考案の移動式クレーンの実施例を、第1図〜
第3図に基づき説明する。
本考案の移動式クレーンは、例えば第1図に示すよう
に、後部にエンジン14を搭載した車両10の車両フレーム
11上に水平旋回自在に旋回台1を搭載すると共に、当該
旋回台1の左右一対のブラケット2,2の上端部に伸縮ブ
ーム3の外側ブーム3aの基端上部を起伏自在に枢着連結
4して構成されている。また、前記旋回台1上には、前
記伸縮ブーム3の側方に位置して車両走行並びにクレー
ン操作兼用の運転室Aが取り付けられている。
前記伸縮ブーム3は、伸縮ブーム3を最縮小させた状
態で内側ブーム3bの基端部が外側ブーム3aの基端部から
後方に突出する如く構成されている。このため、伸縮ブ
ーム3は、内側ブーム3bの後方突出量に相当する長さだ
け外側ブーム3aの枢着連結位置4(起伏支点の位置)を
伸縮ブーム3の先端方向に移動させて設けることがで
き、旋回台1の後端旋回半径を増大することなく外側ブ
ーム3aに対する内側ブーム3bの伸縮ストロークを増大す
ることができるようになっている。
また、伸縮ブーム3は、クレーンが走行移動状態、す
なわち伸縮ブーム3を車両10の前方に旋回し最倒伏させ
た状態において、運転室A内のアイポイントeよりも下
方に位置させて旋回台1の左右一対のブラケット2,2に
取り付けられている。このため、走行移動時に運転室A
に搭乗した運転者は、伸縮ブーム3の上面越しに反対側
車線の走行状態を視認して安全確認を行うことができる
ようになっている。
また、旋回台1は、伸縮ブーム3を最縮小して起伏駆
動させたときに、内側ブーム3aの後方突出部と旋回台1
下部とが干渉しないよう旋回台1の後端下部、すなわち
旋回台1の左右一対のブラケット2,2間の伸縮ブーム3
下部に充分な空間Sを形成している。このため、前記旋
回台1は、伸縮ブーム3を運転室A内のアイポイントe
よりも下方位置に位置させて取り付けた伸縮ブーム3で
あっても、内側ブーム3bの後方突出部と旋回台1下部と
が干渉することなく、伸縮ブーム3を起伏駆動すること
が可能となっている。
この実施例の場合、伸縮ブーム3は、外側ブーム3aと
この外側ブーム3aに順次伸縮自在に嵌挿された4個の内
側ブーム3b,3c,3d,3eとで構成されている。
伸縮ブーム3は、その外側ブーム3aの基端部を旋回台
1の左右一対のブラケット2,2間に位置させた上で、外
側ブーム3aの基端上部を前記ブラケット2,2の上端部に
起伏自在に枢着連結している。前記内側ブーム3bは、最
縮小させた状態では当該内側ブーム3bの基端部が外側ブ
ーム3aの基端部から後方に突出するように構成されてお
り、外側ブーム3aに対する内側ブーム3bの伸縮ストロー
クは、この突出量分だけ大きくなるように設定されてい
る。内側ブーム3c,3d,3eの各基端部は、伸縮ブーム3を
最縮小させた状態では内側ブーム3bの基端部(前記後方
突出部)内に位置するように構成されている。
3gは、外側ブーム3aと内側ブーム3bの下側板間に配置
され、一端を外側ブーム3aの基端部に他端を内側ブーム
3bの先端部にそれぞれ連結された内側ブーム3b伸縮用の
伸縮シリンダである。また、3hは、内側ブーム3bと内側
ブーム3c間に配置された内側ブーム3c伸縮用の伸縮シリ
ンダである。内側ブーム3d,3eの伸縮駆動は、ワイヤー
ロープを用いた従来周知の連動機構(図示せず)によ
り、内側ブーム3bに対する内側ブーム3cの伸縮動に連動
して行われるようになっている。
この実施例において内側ブーム3b伸縮用の伸縮シリン
ダ3gを外側ブーム3aと内側ブーム3bの下側板間に配置し
た理由は、伸縮ブーム3を最縮小させた状態で内側ブー
ム3bの基端部が外側ブーム3aの基端部から後方に突出す
るため、伸縮シリンダ3gの外側ブーム3a側の連結点を確
保する必要があるためである。特に、この実施例の如く
下側板間に配置した場合には、内側ブーム3bが外側ブー
ム3a内で背面側(枢着連結4側)に位置するため、伸縮
ブーム3の起伏駆動時に内側ブーム3bの後方突出部の軌
跡半径を小さくすることができるという効果がある。即
ち、伸縮ブーム3の装着位置を、それだけ低く設定する
ことができるという効果を有するものである。
6は、旋回台1上であって運転室Aとは反対側に配置
したウインチである。このウインチ6から引き出された
ワイヤーロープ9は、側面視において枢着連結4近傍に
位置しその上縁が枢着連結4の高さ近くに位置するよう
旋回台1に配置された横方向移動可能な滑車6aと、外側
ブーム3aの先端寄り位置で当該外側ブーム3aの上面から
側方に延出して配置したフリートアングルの支点となる
滑車7、及び外側ブーム3aの先端部上面中央に配置した
滑車を経て、伸縮ブーム3先端からフックブロック(図
示せず)を吊下げるようになっている。
このようなウインチ6の配置は、外側ブーム3a基端部
上側にウインチを配置していた従来の移動式クレーン
(第4図図示)に比し、走行移動時の運転室Aからの後
方視界をウインチ6が妨げないという効果を有するもの
である。
5は、旋回台1と外側ブーム3a間に介装され伸縮ブー
ム3を起伏駆動させる起伏シリンダである。また、12と
13は、車両10の車両フレーム11の前方と後方に配設され
た前輪と後輪である。また、15と16は、車両10の車両フ
レーム11の前端と後端に取り付けられたアウトリガであ
る。
(効果) 以上の如く構成した本考案の移動式クレーンは、旋回
台の後端旋回半径を増大することなく伸縮ストロークの
大きな伸縮ブームを装着することができるので、クレー
ン作業時の稼働範囲を増大することが可能となるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本考案の移動式クレーンの走行移動
状態を示す説明図で、第1図は側面図、第2図は平面
図、第3図は伸縮ブームの縦断面図である。第4図は、
従来の移動式クレーンの説明図である。 1;旋回台、2;ブラケット、3;伸縮ブーム、3a;外側ブー
ム、3b〜3e;内側ブーム、4;枢着連結、5;起伏シリン
ダ、6;ウインチ、10;車両、11;車両フレーム、12;前
輪、13;後輪、14;エンジン、15,16;アウトリガ、A;運転

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後部にエンジンを搭載した車両フレーム上
    に水平旋回自在に旋回台を搭載すると共に、当該旋回台
    の左右一対のブラケットに伸縮ブームの外側ブーム基端
    上部を起伏自在に枢着連結し、前記旋回台上に前記伸縮
    ブームの側方に位置して車両走行並びにクレーン操作兼
    用の運転室を取り付けてなる移動式クレーンにおいて、 前記伸縮ブームを、最倒伏させた状態で前記運転室内の
    アイポイントよりも下方に位置するよう前記左右一対の
    ブラケットに取り付けると共に、最縮小させた状態で内
    側ブームの基端部が外側ブームの基端部から後方に突出
    する如く構成し、且つ前記伸縮ブームを最縮小して起伏
    駆動させたときに前記内側ブームの後方突出部と旋回台
    下部とが干渉しないよう旋回台後端下部に充分な空間を
    形成したことを特徴とする移動式クレーン。
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JP3099651U (ja) * 2003-08-01 2004-04-15 株式会社電興社 リング状ワンタッチアクセサリー

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