JPH0649593Y2 - 多関節型ブームを装備した作業車 - Google Patents
多関節型ブームを装備した作業車Info
- Publication number
- JPH0649593Y2 JPH0649593Y2 JP1988011356U JP1135688U JPH0649593Y2 JP H0649593 Y2 JPH0649593 Y2 JP H0649593Y2 JP 1988011356 U JP1988011356 U JP 1988011356U JP 1135688 U JP1135688 U JP 1135688U JP H0649593 Y2 JPH0649593 Y2 JP H0649593Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- boom
- work vehicle
- tip
- bucket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば多関節型ブームを装備した高所作業車
のブームの先端に装備する旋回自在なアームの中心線を
旋回中心から左右何れかの方向にオフセットした多関節
型ブームを装備した作業車に関するものである。
のブームの先端に装備する旋回自在なアームの中心線を
旋回中心から左右何れかの方向にオフセットした多関節
型ブームを装備した作業車に関するものである。
従来の多関節型ブームを装備した作業車のブームの先端
に旋回自在に設けられているバケットは第３図に示す如
く、ブーム10の軸線Ａ上に立設した枢軸11に旋回中心Ｏ
を有する所定長のアーム12基端を揺動自在に取り付け、
該アーム12の先端にバケット13を首振り可能に装備して
いるのが実情である。
に旋回自在に設けられているバケットは第３図に示す如
く、ブーム10の軸線Ａ上に立設した枢軸11に旋回中心Ｏ
を有する所定長のアーム12基端を揺動自在に取り付け、
該アーム12の先端にバケット13を首振り可能に装備して
いるのが実情である。
従って、従来の多関節型ブームを装備した作業車はバケ
ット13を格納、即ち所定の作業後ブーム10を縮小し、ア
ーム12をブーム10の一側に旋回させて格納する場合、ア
ーム12を旋回した後バケット13を格納するのであるが、
前述の如くアーム12の旋回中心Ｏとなる枢軸11が前記ブ
ーム10の軸線Ａ上に立設されているためアーム12の旋回
に際し、アーム12の側部がブーム10の先端近傍側部と干
渉することに成り、アーム12の旋回角がそれだけ制約さ
れ、従ってバケット13の格納状態も左右に拡がった状態
でしか格納することが出来ず、左右一側のみにバケット
13を装備した作業車に於いてはそうした不都合を解消す
るため、例えばブーム10をバケット13が位置する側と反
対側に傾斜させて格納する等の工夫を講じている。その
ため係る構造を採用した作業車に於いては走行時のバラ
ンスを取るために、例えば車体の下面等にスライド可能
なバランサー等を装備しなければ安定した走行は勿論車
検をクリアすることが不可能である等の問題を有してい
る。また、ブーム10の左右にバケット13を格納する所謂
２バケット方式の作業車に於いては上記のバランスの問
題はともかくバケット13、13が左右に広がって格納され
るため上記の問題は一層深刻であった。
ット13を格納、即ち所定の作業後ブーム10を縮小し、ア
ーム12をブーム10の一側に旋回させて格納する場合、ア
ーム12を旋回した後バケット13を格納するのであるが、
前述の如くアーム12の旋回中心Ｏとなる枢軸11が前記ブ
ーム10の軸線Ａ上に立設されているためアーム12の旋回
に際し、アーム12の側部がブーム10の先端近傍側部と干
渉することに成り、アーム12の旋回角がそれだけ制約さ
れ、従ってバケット13の格納状態も左右に拡がった状態
でしか格納することが出来ず、左右一側のみにバケット
13を装備した作業車に於いてはそうした不都合を解消す
るため、例えばブーム10をバケット13が位置する側と反
対側に傾斜させて格納する等の工夫を講じている。その
ため係る構造を採用した作業車に於いては走行時のバラ
ンスを取るために、例えば車体の下面等にスライド可能
なバランサー等を装備しなければ安定した走行は勿論車
検をクリアすることが不可能である等の問題を有してい
る。また、ブーム10の左右にバケット13を格納する所謂
２バケット方式の作業車に於いては上記のバランスの問
題はともかくバケット13、13が左右に広がって格納され
るため上記の問題は一層深刻であった。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ブーム
先端に基端を旋回自在に取り付けたアームを有し、アー
ム先端に旋回自在なバケットを装備した多関節型作業車
に於いて、前記ブームの先端に装備する旋回自在なアー
ムの基端を旋回中心から左右何れかの方向にオフセット
すると共に、アームの格納姿勢がブーム先端を頂点とす
る後方広がりのテーパー状態で格納できるように構成す
る。
先端に基端を旋回自在に取り付けたアームを有し、アー
ム先端に旋回自在なバケットを装備した多関節型作業車
に於いて、前記ブームの先端に装備する旋回自在なアー
ムの基端を旋回中心から左右何れかの方向にオフセット
すると共に、アームの格納姿勢がブーム先端を頂点とす
る後方広がりのテーパー状態で格納できるように構成す
る。
上記の構成によって多関節型作業車のバケットの格納状
態をブーム先端の両側にアームをテーパー角度をなして
たためるので、可能な限りコンパクトとなし、車高を出
来る限り低く設定できるようにすると共に、車両の走行
が安全に行いうるようにする。
態をブーム先端の両側にアームをテーパー角度をなして
たためるので、可能な限りコンパクトとなし、車高を出
来る限り低く設定できるようにすると共に、車両の走行
が安全に行いうるようにする。
第１図及び第２図に基づいて本考案に係る多関節型ブー
ムを装備した作業車の一実施例を詳細に説明する。
ムを装備した作業車の一実施例を詳細に説明する。
同図中、１は車所作業車であり、２はブームであって、
該ブーム２は後部に装備したターンテーブル３により旋
回すると共に、起伏シリンダ４により所定の角度起伏、
かつ内蔵した伸縮シリンダ（図では省略）によって所定
長伸縮するように成っている。５は前記ブーム２の先端
にアーム６を介して装備したバケット（本実施例では左
右に二個装備した例を示した）である。
該ブーム２は後部に装備したターンテーブル３により旋
回すると共に、起伏シリンダ４により所定の角度起伏、
かつ内蔵した伸縮シリンダ（図では省略）によって所定
長伸縮するように成っている。５は前記ブーム２の先端
にアーム６を介して装備したバケット（本実施例では左
右に二個装備した例を示した）である。
ところで、前記ブーム２の先端にバケット５を装備する
ためのアーム６は前記ブーム２の中心線Ｘ上に立設する
枢軸７に嵌合する嵌合孔6aを設けた補助アーム6bを構成
するに当たり、その嵌合孔6aが第２図に示す様にアーム
６の中心線Ｙの左右何れか一方に所定幅オフセットする
ように構成して、アーム６の先端に装備する前記バケッ
ト５をブーム２の左右側部に旋回格納するに際して、ア
ーム６をブーム２の先端に近寄せ、かつアーム６がテー
パー状で格納するから、前記バケット５がブーム２の側
部に可能な限り接近してコンパクトに格納できる様に構
成する。
ためのアーム６は前記ブーム２の中心線Ｘ上に立設する
枢軸７に嵌合する嵌合孔6aを設けた補助アーム6bを構成
するに当たり、その嵌合孔6aが第２図に示す様にアーム
６の中心線Ｙの左右何れか一方に所定幅オフセットする
ように構成して、アーム６の先端に装備する前記バケッ
ト５をブーム２の左右側部に旋回格納するに際して、ア
ーム６をブーム２の先端に近寄せ、かつアーム６がテー
パー状で格納するから、前記バケット５がブーム２の側
部に可能な限り接近してコンパクトに格納できる様に構
成する。
上記の実施例に基づいて本考案に係る多関節型ブームを
装備した作業車の作用を説明する。
装備した作業車の作用を説明する。
前記ブーム２の先端にバケット５を装備するためのアー
ム６の基端部に補助アーム6bを取り付け、該補助アーム
6bに設ける嵌合孔6aの位置を前記アーム６の中心線Ｙの
左右何れか一方に所定幅オフセットして構成したので、
前記アーム６を前記ブーム２の中心線Ｘ上に立設する枢
軸７に嵌合して取り付ける場合、前記補助アーム6bに設
けたオフセット位置の嵌合孔6aの分左右何れか一側に偏
って取り付けられることに成る。そのため前記アーム６
の先端に装備されるバケット５をブーム２の側部に旋回
して格納する場合、アーム６をブーム２の先端に近寄
せ、かつアーム６がテーパー状に位置させるから、バケ
ット５をブーム２の側部に寄り添う状態でコンパクトに
格納することが出来る。
ム６の基端部に補助アーム6bを取り付け、該補助アーム
6bに設ける嵌合孔6aの位置を前記アーム６の中心線Ｙの
左右何れか一方に所定幅オフセットして構成したので、
前記アーム６を前記ブーム２の中心線Ｘ上に立設する枢
軸７に嵌合して取り付ける場合、前記補助アーム6bに設
けたオフセット位置の嵌合孔6aの分左右何れか一側に偏
って取り付けられることに成る。そのため前記アーム６
の先端に装備されるバケット５をブーム２の側部に旋回
して格納する場合、アーム６をブーム２の先端に近寄
せ、かつアーム６がテーパー状に位置させるから、バケ
ット５をブーム２の側部に寄り添う状態でコンパクトに
格納することが出来る。
本考案は、以上詳細に説明した如く、ブーム先端に基端
を旋回自在に取り付けたアームを有し、アーム先端に旋
回自在なバケットを装備した多関節型作業車に於いて、
前記ブームの先端に装備する旋回自在なアームの基端を
旋回中心から左右何れかの方向にオフセットすると共
に、アームの格納姿勢がブーム先端を頂点とする後方広
がりのテーパー状態で格納できるように構成したので、
多関節型作業車に於けるバケットの格納状態を可能な限
りコンパクトにすることができ、以て車高を出来る限り
低く設定して作業車の走行の安全性を向上する。
を旋回自在に取り付けたアームを有し、アーム先端に旋
回自在なバケットを装備した多関節型作業車に於いて、
前記ブームの先端に装備する旋回自在なアームの基端を
旋回中心から左右何れかの方向にオフセットすると共
に、アームの格納姿勢がブーム先端を頂点とする後方広
がりのテーパー状態で格納できるように構成したので、
多関節型作業車に於けるバケットの格納状態を可能な限
りコンパクトにすることができ、以て車高を出来る限り
低く設定して作業車の走行の安全性を向上する。
第１図は本考案に係る多関節型ブームを装備した作業車
の一実施例を示す側面図、第２図は同上作業車の要部説
明図、第３図は従来の多関節型ブームを装備した作業車
の要部説明図である。 １……高所作業車、２……ブーム、３……ターンテーブ
ル、４……起伏シリンダ、５……バケット、６……アー
ム、6a……嵌合孔、6b……補助アーム、７……枢軸、Ｘ
……ブームの中心線、Ｙ……アームの中心線。
の一実施例を示す側面図、第２図は同上作業車の要部説
明図、第３図は従来の多関節型ブームを装備した作業車
の要部説明図である。 １……高所作業車、２……ブーム、３……ターンテーブ
ル、４……起伏シリンダ、５……バケット、６……アー
ム、6a……嵌合孔、6b……補助アーム、７……枢軸、Ｘ
……ブームの中心線、Ｙ……アームの中心線。
Claims (1)
- 【請求項１】ブーム先端に基端を旋回自在に取り付けた
アームを有し、アーム先端に旋回自在なバケットを装備
した多関節型作業車に於いて、前記ブームの先端に装備
する旋回自在なアームの基端を旋回中心から左右何れか
の方向にオフセットすると共に、アームの格納姿勢がブ
ーム先端を頂点とする後方広がりのテーパー状態で格納
できるようにしたことを特徴とする多関節型ブームを装
備した作業車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988011356U JPH0649593Y2 (ja) | 1988-01-31 | 1988-01-31 | 多関節型ブームを装備した作業車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988011356U JPH0649593Y2 (ja) | 1988-01-31 | 1988-01-31 | 多関節型ブームを装備した作業車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01118994U JPH01118994U (ja) | 1989-08-11 |
| JPH0649593Y2 true JPH0649593Y2 (ja) | 1994-12-14 |
Family
ID=31219839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988011356U Expired - Lifetime JPH0649593Y2 (ja) | 1988-01-31 | 1988-01-31 | 多関節型ブームを装備した作業車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0649593Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60133898U (ja) * | 1983-11-29 | 1985-09-06 | 愛知車輌株式会社 | 高所作業装置 |
-
1988
- 1988-01-31 JP JP1988011356U patent/JPH0649593Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01118994U (ja) | 1989-08-11 |
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