JPH0619416Y2 - 建設機械のアウトリガ装置 - Google Patents

建設機械のアウトリガ装置

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JPH0619416Y2
JPH0619416Y2 JP1987103310U JP10331087U JPH0619416Y2 JP H0619416 Y2 JPH0619416 Y2 JP H0619416Y2 JP 1987103310 U JP1987103310 U JP 1987103310U JP 10331087 U JP10331087 U JP 10331087U JP H0619416 Y2 JPH0619416 Y2 JP H0619416Y2
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JP
Japan
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outrigger
vehicle body
jack cylinder
outer member
equipment
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JP1987103310U
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JPS648467U (ja
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明 福島
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は作業時車体の安定化を図る建設機械のアウト
リガ装置に関する。
〔従来の技術〕
従来ラフテレーンクレーンのような建設機械には、クレ
ーンブームを伸長して作業を行う際に車体の安定化を図
るため、アウトリガ装置が設けられている。
上記従来のアウトリガ装置としては第6図に示すように
2段に伸縮自在な一対のアウトリガaの基端部を車体b
の両側(図では片側のみを示す)に枢着すると共に、ア
ウトリガaの他端側を車体bに対して揺動自在に支承さ
れたジャッキシリンダcにより上下動自在としたもの
や、第7図に示すようにアウトリガaの基端部をリンク
eを介して車体bに支承すると共に、アウトリガaの他
端側を車体bに斜めに固定されたジャッキシリンダcに
より上下動自在としたものなどが採用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし第6図に示すアウトリガ装置は、アウトリガaの
インナ部材aを伸長した状態で先端のフロートfを接
地すべく下降させた場合、アウトリガaが支点gを中心
に回転されるため、接地時フロートfは距離l′だけ内
側に入り込んでアウトリガaの張り出し幅lが小さくな
り、車体安定性が低下する不具合がある。
また車幅制限によりアウトリガaの全長が規制されるた
め、アウトリガaの張出し幅lを大きくするためにはイ
ンナ部材aとアウタ部材aのラップ量l″を小さく
すればよいが、ラップ幅l″が小さくなると強度が低下
する不具合が生じる。
一方第7図に示すアウトリガ装置はインナ部材aの張
出し状態で下降させた場合に先端部のフロートfが内側
へ入り込むことがないので、アウトリガ張出し幅が小さ
くなるなどの不具合は解消されるが、リンクeなどを必
要とするため構造が複雑でかつ高価となるなどの不具合
がある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもの
で、自走自在な車体の前後に格納され、かつジャッキシ
リンダによりほぼX字形に開脚自在なアウトリガのアウ
タ部材の基端部を、上記車体の両側に形成された水平方
向に細長い長孔にピンを介して移動自在に係合すると共
に、上記アウタ部材の開口端と車体の間にジャッキシリ
ンダの両端を枢着したことにより、クレビスタイプのジ
ャッキシリンダによりアウトリガの張り出し及び格納が
行なえるようにした建設機械のアウトリガ装置を提供し
ようとするものである。
〔実施例〕
この考案の一実施例を図面を参照して詳述すると、図に
おいて1はラフテレーンクレーンのような建設機械の車
体で、前後に設けられた操向自在な車輪2により自走自
在となっており、車体1の前後には、使用時ほぼX字形
に開脚するアウトリガ3が装着されている。
上記各アウトリガ3はアウタ部材3aと、このアウタ部
材3a内に摺動自在に収容されてインナ部材3bとより
構成されていて、アウタ部材3aの基端側にブラケット
4を介して設けられたピン5が車体1両側に突設された
ブラケット6の水平方向の長孔6aにそれぞれ移動自在
に嵌挿されている。なお図では左側のアウトリガは省略
している。
また各アウトリガ3の先端側に突出されたブラケット7
と車体1の両側に突設されたブラケット8には斜めに設
けられたジャッキシリンダ9の両端がピン10により枢
着されていて、これらジャッキシリンダ9によりアウト
リガ3が第1図に示す格納状態より第5図に示す張り出
し状態にまでピン5を中心に上下方向へ回動できるよう
になっている。
一方アウタ部材3a内に収容されたインナ部材3bは図
示しないスライドシリンダにより伸縮自在となっている
と共に、インナ部材3bの先端にはピン11によりフロ
ータ12が揺動自在に支承されている。
次に作用を説明すると、アウトリガ格納状態ではピン5
が長孔6aの左端部(右側アウトリガの場合)にあり、
アウトリガ3全体は車幅内に納まるようになっている。
この状態からまずスライドシリンダによりインナ部材3
bを第2図に示すように張り出した後、ジャッキシリン
ダ9を伸長してインナ部材3b先端のフロータ12を第
3図に示すように接地させる。
この状態でさらにジャッキシリンダ9を伸長させると、
アウトリガ3全体が外側へと移動されて第4図に示すよ
うにピン5が長孔6aの右端部へ達する。
それ以上アウトリガ3が移動できなくなったところで第
5図に示すように車体1が上昇され、車体1全体がX字
形に開脚したアウトリガ3により支持されるようにな
る。
以上のように車幅内に格納されていたアウトリガ3を張
り出し時車体1の外側へ移動させて車体1を支持するよ
うにしたことから、アウタ部材3aおよびインナ部材3
bのラップ量を減小させることなく安定性の向上が図れ
るようになる。
〔考案の効果〕
この考案は以上詳述したように、アウトリガを上下動す
るジャッキシリンダにクレビスタイプのシリンダが使用
できるため、従来のトラニオンで支持したいたものに比
べて構造が簡単になると共に、アウトリガ張り出し時長
孔の長さだけアウトリガが外側へ移動するので、ピンを
中心にアウトリガが回動する際アウトリガ先端が内側へ
入り込んでも、アウトリガの張り出し量が減少すること
がないので、車体の安定性も一段と向上する。
また従来のリンクを使用したものに比べて構造が簡単に
なるため、安価に提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は格納状態の
正面図、第2図ないし第5図は使用状態の説明図、第6
図及び第7図は従来の説明図である。 1は車体、3はアウトリガ、3aはアウタ部材、3bは
インナ部材、5はピン、9はジャッキシリンダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自走自在な車体1の前後に格納され、かつ
    ジャッキシリンダ9によりほぼX字形に開脚自在なアウ
    トリガ3のアウタ部材3aの基端側を、上記車体1の両
    側に形成された水平方向に細長い長孔6aにピン5を介
    して移動自在に係合すると共に、上記アウタ部材3aの
    開口端と車体1の間にジャッキシリンダ9の両端を枢着
    してなる建設機械のアウトリガ装置。
JP1987103310U 1987-07-07 1987-07-07 建設機械のアウトリガ装置 Expired - Lifetime JPH0619416Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987103310U JPH0619416Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 建設機械のアウトリガ装置

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JP1987103310U JPH0619416Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 建設機械のアウトリガ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS648467U JPS648467U (ja) 1989-01-18
JPH0619416Y2 true JPH0619416Y2 (ja) 1994-05-25

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ID=31334023

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JP1987103310U Expired - Lifetime JPH0619416Y2 (ja) 1987-07-07 1987-07-07 建設機械のアウトリガ装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58145252U (ja) * 1982-03-27 1983-09-30 株式会社 多田野鉄工所 X型アウトリガのジヤツキ伸長量制限装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS648467U (ja) 1989-01-18

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