JPS61205574A - フユ−エルタンクの取付支持構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動三輪車等の鞍乗り型車両に適したフュー
エルタンクの取付支持構造に関するものである。

（従来の技術） 自動三輪車等においてフューエルタンクの材質に樹脂を
使用したものがある。樹脂製のフューエルタンクは製造
容易、軽量化という利点を有する。斯かるフューエルタ
ンクは従来では前後各一対のフランジ部を突設し、ラバ
ーにより前後どちらかを固定し、他方に逃げ部を設ける
よう傘体フレームに固設していた。

（発明が解決しようとする問題点） ところが上記樹脂製フューエルタンクは膨潤作用を有し
ているため、取付部に逃げを設けな仔ればならず、タン
クの取付構造が複雑になるという不具合が生じる。

本発明はＩＩＵ対策を施し、メンテナンス性を向上し、
且つ部品点数の削減を企図したフューエルタンクの取付
支持構造を提供することを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、左右に配設されるメインパイプの前側クロス
部材に後方へ突出するピンを設け、左右のメインパイプ
の後部にマウントラバーを固設し９．フューエルタンク
の前部下面に上記ピンを挿通させる孔を有したラバーを
設け、上記フューエルタンクの両側面に形成された段部
を上記マウントラバー上に載置すると共にこのマウント
ラバーの下部を挿通させる長孔を有したステーを上記両
側面に設けるように構成したものである。

（作用） 上記構成によれば、例えば樹脂でフューエルタンクを作
った場合に、フューエルタンクの膨潤時に取付部を前方
及び横方向に逃がすことができる。

（実施例） 以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて説明
する。

第１図は本発明のフューエルタンクの取付支持構造が適
用される自動三輪車の平面図、第２図は側面図である。

第１図、第２図において、（１）は前輪、（２）は前輪
を支持するフロントフォーク、（３）はフロントカバー
である。フロントフォーク（２）の上端のトップブリッ
ジ（４）にハンドル（５）が備えられる。（６）はメイ
ンパイプ、（７）はダウンパイプ、（８）はセンタパイ
プ、（９）はロアパイプである。

これらのパイプ（８）、（７）、（８）、（９）は左右
一対にて配設され、且つ断面が角形に形成されている。

（１０）はメインパイプ（６）上に配設される樹脂製の
フューエルタンク、（１１）はシートである。また（１
２）はスイングアーム（１３）で支持された二輪の後輪
、（１４）はりャフェンダである。

（１５）はエンジンで、エンジン（１５）はメインパイ
プ（６）、センタパイプ（８）、ダウンパイプ（７）、
ロアパイプ（８）が形成する空間内に配置され、取付部
（１１３）、（１７）、（１Ｂ）、（１９）によって固
着されている。エンジン（１５）の周囲には、ラジェー
タ（２０）、エアクリーナ（２１）、ラジェータサブタ
ンク（２２）、エアクリーナシュノーケルパイプ（２３
）が配設される。

また（２０はリヤクッション、（２５）はフートステッ
プである。

次に第３図乃至第６図に本発明に係るツユ一二ルタンク
の取付支持構造を詳細に示す、第３図は側面図、第４図
は半裁平面図、第５図は第３図中のｖ−ｖ線断面図、第
６図は第４図中のＶＩ−Ｖｌ線断面図である。

（１０）はフューエルタンクであり、フューエルタンク
（１０）は左右のメインパイプ（８）、（８）の上に載
置される。すなわち、第６図に示すようにフューエルタ
ンク（ｌＯ）の両側面を上下方向の中央位置にて長手方
向について内方へへこませて段部（ｔＯａ）を形成し、
この段部（１０ａ）をメインパイプ（６）上に当接させ
る。メインパイプ（６）は図示のように傾斜状態にて配
設されているためフューエルタンク（ｌＯ）も前側が高
くなるように傾斜状態にて配置される。フューエルタン
ク（ｌＯ）の上半部（ＩＯＡ）はメインパイプ（８）よ
りも上方に位置し、一方下半部（ＩＯＢ）は左右のメイ
ンパイプ（６）、（８）の間から下方へ突出する状態に
ある。　（２Ｂ）はフューエルタンク（１０）の供給口
に設けられたキャップである。

車体フレームについて、　（２７）はヘッドパイプ、（
６）は後方に延出されるメインパイプ、（７）は下方へ
延出されるダウンパイプ、（８）はセンタパイプ、（２
８）は左右のメインパイプ（８）、（８）の前側端部を
結合するクロス部材である。

前記フューエルタンク（１Ｇ）の車体フレームへの取付
部は、上半部（ＩＯＡ）の前部下面（ＩＯＡ−１）にて
クロス部材（２８）に取り付けられる取付部（２８）、
下半部（１０Ｂ）の両側面後部にてメインパイプ（６）
に取り付けられる取付部（３０）から構成される。

先ず取付部（２９）は、クロス部材（２８）の後壁（２
８ａ）に下後方に突出したピン（３１）を固設すると共
に、フューエルタンク（１０）の上半部（ＩＯＡ）の前
部下面（ＩＯＡ−１）にラバー（３２）を固定したステ
ー（３３）をボルト（３４）、（３４）で固設し、ピン
（３１）をラバー（３２）に穿設した孔（３２ａ）に挿
通させて成るものである。斯かる構成によってフューエ
ルタンク（１０）の前方への逃げが可能となる。

次いで左右の取付部（３０）は、メインパイプ（６）に
ビス（３５）でマウントラバー（３Ｂ）を固定し、この
マウントラバー（３６）に前記段部（ｔＯａ）を載置し
、下半部（１０Ｂ）の側壁Ｃｌ０Ｂ−１）にボルト（３
７）で断面Ｌ字型のステー（３８）を固設し、ステー（
３８）の水平部に横方向に長い長孔（３８ａ）を形成し
、この長孔（３８ａ）にマウントラバー（３６）の下部
の突出部（３８ａ）を挿通させる如く構成している。斯
かる構成によってフューエルタンク（１０）の両側の横
方向への逃げが可能となる。

以上によってフューエルタンク（１０）は、下半部（Ｉ
ＯＢ）の両側面後部が左右のメインパイプ（６）。

（６）に横方向の逃げを可能とする取付部（３ｏ）によ
って取付支持され、上半部（ＩＯＡ）の前部下面がクロ
ス部材（２８）のピン（３１）に前方向の逃げを可能と
する取付部（２９）によって取付支持される。斯かる構
造によって、フューエルタンク（！０）に膨潤作用が生
じたとしても、取付部（２９）、（３Ｇ）の構造によっ
て前述の如く逃がすことができる。

なお上記実施例では、樹脂製のフューエルタンクについ
て説明したが、本発明はその他の材料で形成されるフュ
ーエルタンクの取付支持にも適用することができる。ま
た自動二輪車等の他の鞍乗り型車両に適用することがで
きる。

（発明の効果） 以上に説明で明らかなように本発明によれば、フューエ
ルタンクを前部及び後側両側部の逃げ部を備えた３つの
取付部によって車体フレームに取り付けるようにしたた
め、フューエルタンクに膨潤が生じたときこれを逃がし
歪みが生じるのを阻止することができると共に、簡単に
取付けを行うことができ１部品点数の削減及びメンテナ
ンスの向上を達成するという効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用した自動三輪車の平面図、第２図
は同車両の側面図、第３図はフューエルタンク周辺の側
面図、第４図はフューエルタンク周辺の半裁平面図、第
５図は第３図中のｖ−ｖ線断面図、第６図は第４図中の
Ｖｌ−ＶＩ線断面図である。 図面中、（６）はメインパイプ、（１０）はフューエル
タンク、（１ｏａ）は段部、　（２８）はクロス部材。 （２８）は前側取付部、（３０）は後側取付部、（３１
）はピン、（３２）はラバー、（３８）はマウントラバ
ー、（３８）はステー、（３８ａ）は長孔である。 特　許　出　願　人　　本田技研工業株式会社代理人　
　弁理士　　　下　　１）　容一部間　　　　　弁理士
　　　　大　　橋　　邦　　彦　　。 同　　　弁理士　　　小　　山　　　　右同　　　弁理
士　　　野　　１）　　　茂第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右に配設されるメインパイプの前側クロス部材に後方
   へ突出するピンを設け、左右のメインパイプの後部にマ
   ウントラバーを固設し、フューエルタンクの前部下面に
   上記ピンを挿通させる孔を有したラバーを設け、上記フ
   ューエルタンクの両側面に形成された段部を上記マウン
   トラバー上に載置すると共にこのマウントラバーの下部
   を挿通させる長孔を有したステーを上記両側面に設けた
   ことを特徴とするフューエルタンクの取付支持構造。