JPS61202883A - 感圧複写紙 - Google Patents

感圧複写紙

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JPS61202883A
JPS61202883A JP60045106A JP4510685A JPS61202883A JP S61202883 A JPS61202883 A JP S61202883A JP 60045106 A JP60045106 A JP 60045106A JP 4510685 A JP4510685 A JP 4510685A JP S61202883 A JPS61202883 A JP S61202883A
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Shunsuke Shioi
塩井 俊介
Kazuyuki Shinkou
新光 一之
Nobuo Kanda
伸夫 神田
Mitsuru Kondo
充 近藤
Akira Miyake
亮 三宅
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、光学的読取り装置に対して優れた特性を備え
、しかも耐光性、耐可塑剤性に優れた感圧複写紙に関す
るものである。
「従来の技術」 従来、クリスタルバイオレットラクトン、ベンゾイルロ
イコメチレンブルー等に代表される電子供与性発色剤と
活性白土、フェノールレジン、芳香族カルボン酸の多価
金属塩等の電子受容性顕色剤の組合せよりなるロイコ系
記録材料を用いた感圧複写紙はよく知られており、転移
型感圧複写紙では、発色剤(又は顕色剤)含有マイクロ
カプセル層を支持体の裏面に設けた上用紙(CB)、顕
色剤(又は発色剤)を含有する呈色層を支持体の表面に
設けた下用紙(CF) 、多数枚複写を望む場合に呈色
層とカプセル層を支持体の別々の面に設けた中用紙(C
F B)が適宜組合せて使用されている。また単体感圧
複写紙では、発色剤(又は顕色剤)含有カプセルと顕色
剤(又は発色剤)が支持体の同一面に積層或いは混合層
として設けられる。さらにその単体感圧複写紙の裏面に
カプセル層を設け、上記下用紙や中用紙を適宜組合せた
単体感圧複写紙セットもある。
一方、事務処理の合理化と相俟って近年、記録体の記録
像を光学文字又はマーク読取り装置(以下、単に光学的
読取り装置という)によって読取り処理するケースが著
しく増加しているが、前記感圧複写紙の記録像(黒発色
像、青発色像、赤発色像、緑発色像など)は可視領域(
400〜700nm)に読取り波長域を持つ光学的読取
り装置に対しては、リードカラーとして読み取らせるこ
とが可能であるが、赤外領域(700〜900nm)に
読取り波長域を持つ光学的読取り装置に対しては、発色
色調に関係なくドロップアウトカラーとして機能してし
まい、かかる装置へは適用できなかった。
また、一般に光学的読取り装置に使用される記録体は帳
票として使用されるが、帳票の設計に当たって、データ
内容の説明、項目の枠、罫線及び説明文字などが印刷さ
れる。かかる印刷に使用されるインキは、記録像の読取
りを妨害しないドロップアウトカラーで印刷する必要が
あるが、可視部に読取り波長域をもつ光学的読取り装置
を用いる場合は、かかるインキの選択や使用量を充分検
討しないと読取りに影響を与える欠点がある。このよう
な煩雑な手間をはふくため、赤外領域に読取り波長をも
つ光学的読取り装置を用いるケースが多くなっており、
多数の機種が開発されている。
このため、近赤外部の光を利用した光学的読取り装置に
適した電子供与性発色剤として、特公昭58−5940
号にジビニル基含有フタリド誘導体の使用が提案されて
いる。しかしながら、この化合物を単独で感圧複写紙に
用いた場合、電子受容性顕色剤と接触して発色した像は
、近赤外部の光を吸収するけれども発色前でも近赤外部
の光をかなり吸収するため、発色前と発色後の記録像の
コントラストが低く、光学的読取り装置で判読させた場
合にしばしば誤読を起こしてしまう。また、このジビニ
ル基含有フタリド誘導体を電子受容性顕色剤と接触させ
て得た記録像は、可視部の光をあまり吸収しないため、
可視部の光を利用した光学的読取り装置では判読できず
、さらにまた発色が淡青緑色にしか見えないなど、商品
価値の乏しいものとなってしまう。しかも、電子供与性
発色剤と電子受容性顕色剤の組合せからなるロイコ系記
録材料の場合、これら発色剤、顕色剤を如何に組合せて
もその発色像は耐光性が悪く、色調も経時的に変化し、
さらにラインマーカー、セロテープ等の使用によって発
色像が薄くなったり、消えたりするなどの重大な欠陥を
有しており、重要な書類用には使用出来ないのが現状で
ある。
「発明が解決しようとする問題点」 かかる現状に鑑み、本発明者等は上記の如き欠陥を改良
し、光学的読取り装置に対して優れた特性を備え、しか
も耐光性、耐可塑剤性に優れた感圧複写紙を側光するべ
く鋭意研究を行った。
その結果、鉄(III)及び/又はバナジウム化合物と
配位子化合物を組合せて使用するキレート系記録材料に
、他の赤外線吸収性の有機化合物を組合せることにより
、可視部から赤外部まで幅広い吸収波長域を持つ発色像
が得られ、しがも発色像の耐光性及び耐可塑剤性に掻め
て優れた感圧複写紙が得られることを見出し、本発明を
完成するに至った。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、鉄(I[[)及び/又はバナジウム化合物と
配位子化合物を組合せて使用するキレート系記録材料に
、さらに赤外線吸収性の有機化合物を組合せて使用した
ことを特徴とする光学的読取り装置用感圧複写紙である
「作用」 本発明において用いられる鉄(Ilr)化合物としては
、■P −0=4e”及び/又はP −S ・・・Fe
”結合を有する有機リン系化合物、■カルボン酸、チオ
酸、ジチオ酸、■5−OH結合を有する有機イオウ系化
合物の単独或いは複合塩又は混合塩、さらにはポリフェ
ロフェニルメチルシロキサン等のシロキサン化合物等が
挙げられる。
中でもP−0・・・p e 2 +及び/又はP−8・
・・Fe”結合を有する有機リン系化合物は、淡色でし
かも良好な発色性を示す点で好ましく、とりわけ上記を
機リン系化合物の少なくとも一種と、カルボン酸、チオ
酸、ジチオ酸、5−OH結合を有する有機イオウ系化合
物の少なくとも一種との複合鉄(I)塩は、淡色でしか
も良好なる初期発色性を有する点で好ましい。
本発明で用いられるP−0・・・Fe”及び/又はP−
3・・・Fe”結合を有する有機リン系化合物としては
、例えば下記一般式(II)〜(XIX)で示される化
合物が挙げられる。
Rt Rt  P−X+H(II) 3H X x Rr x R+ s −P  X :l H(X II )X z
 R+ 4 R+s−P  XzH(Xn[) RI& Rt t COO−P −X ! Rz s     
 (X VI )XzH X+ R14COO−P−X3H(XVII)XzH RtsXz   P  N HRza        
 (X Vl)3H 〔式中、X+、Xz、X2.Xa、Xzはそれぞれ酸素
原子又はイオウ原子を、R9〜F2g?はそれぞれアル
キル基、アリール基を示す。〕 RI” Rt?で示されるアルキル基には、飽和および
不飽和の置換および無置換アルキル基が包含され、直鎖
アルキル基、分岐アルキル基およびシクロアルキル基の
いずれであってもよい。これらのアルキル基は、置換基
部分の炭素原子を除いて、炭素数が1〜20の範囲のも
のが好ましい。また、R1〜Rt?で示されるアリール
基には、無置換アリール基および置換アリール基の両者
が包含され、置換基部分の炭素原子を除いた炭素数が6
〜14のものが好ましく、その具体例としては、フェニ
ル基、ナフチル基、アントリル基等が挙げられる。
なお、R1とR,、R,とR4、R2とRh。
R11とR1□、RI3とRo、Rt s (!: R
I &及びR1?とR11の如く、直接或は酸素ないし
イオウ原子を介して同一リン原子についたアルキル基ま
たはアリール基は、互いに結合して5員環ないし6員環
を形成してもよく、その基がアリール基の場合には、同
一の芳香環の異なる位置で結合して5員環ないし6員環
を形成してもよい。
本発明で用いられるカルボン酸、チオ酸、ジチオ酸は下
記一般式(XX)を有するもので、R−C−Y−H(X
X) 〔式中、Rはアルキル基またはアリール基を、X、Yは
酸素原子またはイオウ原子を示す。〕なお、Rで示され
るアルキル基またはアリール基の具体例としては、前記
有機リン化合物のR。
〜R0で例示したと同様の飽和および不飽和の置換およ
び無置換アルキル基、置換および無置換アリール基が挙
げられる。
S =OH結合を有する有機イオウ化合物としては、例
えば、スルホン酸、スルフィン酸、硫酸エステル等が挙
げられるが、具体的にはベンゼンスルホン酸、アルキル
ベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、アルキル
ナフタレンスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸、ジア
ルキルスルホコノ\り酸、アルキルベンゼンスルフィン
酸、アルキル硫酸エステル等が挙げられる。
さらに、発色像の色調を変えること等を目的として、上
記の如き有機鉄(I[[)塩に例えばTi’・。
Fe”+ Co”、 Ni”、 Cu”等の金属イオン
を有する他の金属塩を有機鉄(I[[)塩と複合塩或い
は混合塩の形で使用することもできる。
本発明において用いられるバナジウム化合物としては、
下記一般式(XXI)〜(XXI[)で示される化合物
と、一般式(XXIV)或いは(XX■〕で示される化
合物とから形成される有機ノマナジウム化合物、 MVO3−nHzo       (XX I)M x
 V Oa ・n Hz O(X X II )M4V
ZO? ・n HzO(XXn[)〔式中、Mはアンモ
ニウム型陽イオン原子団、リチウム、ナトリウム、カリ
ウムなどのアルカリ金属陽イオン、またはベリリウム、
マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム
などのアルカリ土類金属陽イオンを示し、nは0〜工6
の整数を示す。〕 〔式中、R,は炭素数6〜21のアルキル基、R1゜R
,、R,はそれぞれ水素原子または炭素数1〜21のア
ルキル基を示し、R2は水素原子または炭素数1〜21
のアルキル基を示し、Nはピリジニウム環、キノリニウ
ム環またはそれらに炭$数l〜I2のアルキル基、フェ
ニル基、トリル基、ベンジル基またはフェネチル基等が
置換した環系をあられす。Xk−は塩素、臭素、沃素、
硝酸、酢酸、プロピオン酸、安息香酸などの一塩基酸、
硫酸、フタール酸、修酸などの二塩基酸から導かれた陰
イオンを示し、kは1又は2であり、−塩基酸の場合に
はkが1、二塩基酸の場合にはkが2である。〕 または一般式(XXVI)で示される珪素−酸素−金属
結合を有するメタロシロキサン化合物等が挙げられる。
CR&、Rtはそれぞれ水酸基、炭素数1−12のアル
キル基、フェニル基、ト□リル基、ベンジル基またはフ
ェネチル基等を示し、lおよびmは正の整数を示す。〕 鉄(III)及び/又はバナジウム化合物と錯体を形成
し、発色像を与える配位子化合物については、特に限定
されるものではなく、各種の配位子化合物および容易に
イオン交換可能なキレート化合物が挙げられる。
具体的には、例えばジ−n−ブチルアンモニウムジーn
−ブチルジチオカルバメート、t−オクチルアンモニウ
ムt−オクチルジチオカルバメート、ステアリルトリメ
チルアンモニウムエチレンビスジチオカルバメート、ジ
ベンゾチアジルジサルファイド、トルエン−3,4−ジ
チオール、ベンゾイルアセトン、ジベンゾイルアセトン
、サリチル酸、3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリ
チル酸、ヒドロキシナフトエ酸、ナフトエ酸ヒドロキシ
エチルアミド、ナフトエ酸アニライド、2−ヒドロキシ
ーエーナフトアルデヒド、トロボロン、ヒノキチオール
、メトキシヒドロキシアセトフェノン、レゾルシン、t
−ブチルカテコール、ジヒドロキシベンゼンスルホン酸
、没食子酸、没食子酸エチル、没食子酸プロピル、没食
子酸イソアミル、没食子酸オクチル、没食子酸ラウリル
、没食子酸ベンジル、タンニン酸、ピロガロールタンニ
ン、プロトカテキュ酸、プロトカテキュ酸エチル、ピロ
ガロール−4−カルボン酸、アリザリン、N−ニトロソ
ナフチルヒドロキシアミンアンモニウム塩、ジフェニル
カルバジド、8−ヒドロキシキノリン、ジクロル−8−
ヒドロキシキノリン、ジブロム−8−ヒドロキシキノリ
ン、クロロブロモ−8−ヒドロキシキノリン、メチル−
8−ヒドロキシキノリン、ブチル−8−ヒドロキシキノ
リン、ラウリル−8−ヒドロキシキノリン、メチレンビ
ス(8−ヒドロキシキノリン)、N−ベンゾイル−N−
フェニルヒドロキシルアミン、サリチルアルドオキシム
、アントラニル酸、キノリンカルボン酸、ニトロソナフ
トール、2−メルカプトイミダシリン、ジフェニルチオ
カルバゾン、6−ニトキシー2.2.4−トリメチル−
1,2−ジヒドロキノリン、6−フェニル−2,2,4
−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、6−デシル
−2,2,4−1リメチル〜1.2−ジヒドロキノリン
、2−イミダシリン、フェニル−α−ナフチルアミン、
フェニル−β−ナフチルアミン、ブチルキサンテート亜
鉛、サリチル酸亜鉛、3.5−ジ(α−メチルベンジル
)サリチル酸亜鉛等が挙げられる。
これらの配位子化合物のうちでも没食子酸、没食子酸エ
チル、没食子酸プロピル、没食子酸イソアミル、没食子
酸オクチル、没食子酸ラウリル、没食子酸ベンジル、タ
ンニン酸、プロトカテキュ酸、プロトカテキュ酸エチル
等は容易に入手でき、しかも物質自身の着色がほとんど
ないので特に好ましく用いられる。
なお、鉄(I[I)化合物やバナジウム化合物に他の金
属イオンを併用する場合には、その金属に合わせて、例
えばNi”の場合N、N’−ジベンジルジチオオキザミ
ド、p e R+の場合1.1O・・・フェナントロリ
ン等の配位子化合物が併用できる。
本発明において鉄(III)化合物と配位子化合物を組
合せて用いる場合には、更に系に有機塩基を添加するの
が好ましく、この有機塩基としては、各種の脂肪族アミ
ン、芳香族アミン、脂環式アミン、アミジン類、グアニ
ジン類、含窒素複素環化合物、複素環式アミンなどが挙
げられる。
具体的には、例えばトリプロピルアミン、トリ(n−オ
クチル)アミン、トリベンジルアミン、N、N−ジベン
ジルβアミノエタノール、N−メチルジベンジルアミン
、N−エチルジベンジルアミン、N  i−プロピルジ
ベンジルアミン、N−n−プロピルジベンジルアミン、
N−n−ブチルジベンジルアミン、N−t−ブチルジベ
ンジルアミン、N−ジエチルベンジルアミン、N−ジ−
n−プロピルベンジルアミン、N−ジ−ミープロピルベ
ンジルアミン、N−ジ−n−ブチルベンジルアミン、N
−ジ−t−ブチルベンジルアミン、N−ジーn−へキシ
ルベンジルアミン、N−ジ−n−オクチルベンジルアミ
ン、ジ(2−エチルヘキシル)アミン、ジドデシルアミ
ン、ジオクタデシルアミン、ジベンジルアミン、ドデシ
ルアミン、ヘキサデシルアミン、オクタデシルアミン、
N−ジブチルフェニルアミン、N−ジエチル−p−)リ
ルアミン、N−ジベンジルフェニルアミン、N−エチル
−N−ベンジルフェニルアミン、N−ジフェニルメチル
アミン、N−ドデシルフェニルアミン、ジフェニルアミ
ン、N−ナフチルフェニルアミン、N−(p−オクチル
フェニル)フェニルアミン、メジジン、ジシクロヘキシ
ルアミン N。
N′−ジフェニルホルムアミジン、1,3−ジフェニル
グアニジン、1,1.3.3−テトラフェニルグアニジ
ン、ピリジン、キノリン、モルホリフ、1,2,3.4
−テトラヒドロキノリン、等が挙げられる。
本発明の光学的読取り装置用感圧複写紙は、上記の如き
キレート系記録材料に、さらに赤外線吸収性の有機化合
物を組合せて使用するところに、重大な特徴を有するも
のであるが、赤外線吸収性の有機化合物としては、70
0〜900nmの範囲に1000以上の分子吸光係数を
有する化合物が各種選択して使用される。
具体的には、下記一般式〔!〕で示されるフタリド誘導
体と電子受容性顕色剤の組合せ、〔式中、R,、R,は
アルキル基、脂環基、了り−ル基、アルアルキル基及び
これらをさらにハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
ル基で置換した基を示すが、R+ 、 Rzは互いに又
は隣接するベンゼン環とへテロ環を形成することもでき
る6 R3は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、ア
ルコキシル基、アシロキシ基を示し、R4は水素原子、
アルキル基を示す。
a、b、c、dは炭素原子を示すが、そのうち1もしく
は2個は窒素原子であってもよい、炭素原子には置換基
として水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
シル基、ジアルキルアミノ基、もしくはニトロ基が結合
してもよく、a−b、b−cまたはc−d結合が他の芳
香環を形成してもよい。〕 下記一般式[XX■〕で示されるフルオラン化合物と電
子受容性顕色剤の組合せ、 〔式中、Ra、Rg、Rs、Ra、Rs、Raはそれぞ
れ炭素数1〜4のアルキル基をあられす、〕および下記
一般式〔Xx■〕、〔xx■〕、〔XXX)の化合、物
等が挙げられる。
〔式中、Xはハロゲンイオン、Rはメチル基又番よエチル基を示す。〕
〔式中、Xはハロゲン原子を示す。〕 〔式中、nは1または2を示し、XはQ 、S s S
eまたはTe原子を示し、ZはC10#またはBF2を
示す、〕 上記の如き赤外線吸収性の有機化合物の中でも、特に、
一般式(1)或いは〔xx■〕で示される化合物と電子
受容性顕色剤の組合せは、反応して初めて700〜9Q
Qnmの赤外部に吸収のある記録像を形成するロイコ系
記録材料であるため、極めてコントラストの高い記録像
が得られ、光学的読取り装置への確実な適応性が付与さ
れるため最も好ましく用いられる。
前記一般式(1)で示されるフタリド誘導体の具体例と
しては、例えば3.3−ビス(1,1−ビス(4−ジメ
チルアミノフェニル)エチレン−2−イル)−4,5,
6,7−チトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1,1
−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−
イル)−5゜6−ジクロロ−4,7−ジブロモ−フタリ
ド、3゜3−ビス〔1,1−ビス(4−ジメチルアミノ
フェニル)エチレン−2−イル)−4,7−ジクロロ−
5,6−ジブロモ−フタリド、3.3−ビス〔l、1−
ビス(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド、3,3
−ビス〔1,1−ビス(2−メチル−4−ジエチルアミ
ノフェニル)エチレン−2−イル) −4,5,6,7
−チトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1,1−ビス
(2−メトキシ−4−ジエチルアミノフェニル)エチレ
ン−2−イル)−4,5,6,7−チトラクロロフタリ
ド、3.3−ビス〔1,1−ビス(4−シメチルアミノ
フエニル−1−プロペン−2−イル)−4,5,6,7
−チトラクロロフタリド、3.3−ビス〔1,1−ビス
(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕
−5−ピロリジノフタリド、3,3−ビス〔1,1−ビ
ス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル
ゴー6−ビロリジノフタリド、3,3−ビス〔1゜■−
ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ル)−5,6−ジクロロフタリド、3゜3−ビス〔1,
1−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2
−イル〕フタリド、3.3−ビス〔1,1−ビス(4−
ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イルゴー5−
ジメチルアミノフタリド、3.3−ビス(1,1−ビス
(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕
−6−シメチルアミノフタリド、3.3−ビス〔1,1
−ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−
イル〕−5−ニトロフタリド、3゜3−ビス〔1,1−
ビス(4−ジメチルアミノフエニル)エチレン−2−イ
ルツー6−ニトロフタリド、3,3−ビス〔1,1−ビ
ス(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−2−イル
クー5=エトキシフタリド、3,3−ビス〔1,1−ビ
ス(4−ジエチルアミノフェニル)エチレン−2−イル
〕−6−ニトキシフタリド、3.3−ビス〔1,1−ビ
ス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル
〕−5−メチルフタリド、3゜3−ビス〔1,1−ビス
(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イルク
ー6−メチルフタリド、3.3−ビス〔ビス−(4−N
−エチル−N−ベンジルアミノフェニル)エチレン−2
−イル)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド、3
.3−ビス〔ビス=(4−N−メチル−N−p−トリル
アミノフェニル)エチレン−2−イル〕−4.5,6.
7−チトラクロロフタリド、3゜3−ビス〔1,1−ビ
ス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イル
)−5,6−ベンゾフタリド、3.3−ビス〔1,l−
ビス(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イ
ルツー4−アザフタリド、3.3−ビス〔1,1−ビス
(4−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イルク
ー5−アザフタリド、3,3−ビス〔1゜1−ビス(4
−ジメチルアミノフェニル)エチレン−2−イルクー6
−アザフタリド、3.3−ビス〔1,1−ビス(4−ジ
メチルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−7−ア
ザフタリド、3゜3−ビス〔1,1−ビス(4−ジメチ
ルアミノフェニル)エチレン−2−イル)−4,7−ジ
アザフタリド、3,3−ビス〔1,1−ビス(4−ジメ
チルアミノフェニル)エチレン−2−イル〕−5,6−
ベンゾ−4,7−ジアザフタリド、3゜3−ビス〔1,
1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イ
ル〕−フタリド、3.3−ビス(1,1−ビス(4−ピ
ロリジノフェニル)エチレン−2−イル)−4,5,6
,7−チトラクロロフタリド、3,3−ビス〔1,1−
ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イルク
ー5.6−ジクロロ−4,7−ジブロモ−フタリド、3
,3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)
エチレン−2−イル)−4,7−ジクロロ−5,6−ジ
ブロモ−フタリド、3.3−ビス〔1,1−ビス(4−
ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−5−クロ
ロ−4,6,7−ドリブロモフタリド、3,3−ビス(
1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2
−イル〕−6−クロロ−4,5,7−1−リブロモフタ
リド、3.3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフ
ェニル)エチレン−2−イルクー5−ニトロフタリド、
3.3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル
)エチレン−2−イルツー6−ニトロフタリド、3.3
−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチ
レン−2−イル〕−5−エトキシフタリド、3.3−ビ
ス〔1゜1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン
−2−イル〕−6−ニトキシフタリド、3.3−ビス(
1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2
−イル〕−5−メチルフタリド、3゜3−ビス〔1,1
−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
クー6−メチルフタリド、3.3−ビス〔1,1−ビス
(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−5
−ピロリジノフタリド、3.3−ビス(1,1−ビス(
4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル〕−6−
ビロリジノフタリド、3,3−ビス〔1,1−ビス(4
−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル)−5,6
−ジクロロフタリド、3.3−ビス〔l、1−ビス(4
−ピペリジノフェニル)エチレン−2−イル〕フタリド
、3.3−ビス〔1゜1−ビス(4−ピペリジノフェニ
ル)エチレン−2−イル〕−5−ジメチルアミノフタリ
ド、3゜3−ビス〔1,1−ビス(4−ピペリジノフェ
ニル)エチレン−2−イル〕−6−シメチルアミノフタ
リド、3.3−ビス〔l、1−ビス(4−ピペリジノフ
ェニル)エチレン−2−イル〕−4゜5.6.7−チト
ラクロロフタリド、3,3−ビス〔1,1−ビス(4−
モルホリノフェニル)エチレン−2−イル)−4,5,
6,7−チトラクロロフタリド、3.3−ビス〔1,1
−ビス(4−ヘキサメチレンイミノフェニル)エチレン
−2−イル)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド
、3,3−ビス〔1,1−ビス(2−メチル−4−ピロ
リジノフェニル)エチレン−2−イル〕−4.5.6.
7−チトラクロロフタリド、3゜3−ビス〔1,1−ビ
ス(2−メトキシ−4−ピロリジノフェニル)エチレン
−2−イル〕−4゜5.6.7−チトラクロロフタリド
、3.3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニ
ル)−1−プロペン−2−イル)−4,5,6,7−チ
トラクロロフタリド、3,3−ビス(1,1−ビス(1
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−4
−イル)エチレン−2−イル〕−4゜5.6.7−チト
ラクロロフタリド、3.3−ビス〔1,1−ビス(ジュ
ロリジン−5−イル)エチレン−2−イル) −4,5
,6,7−チトラクロロフタリド等が挙げられる。
前記一般式〔XXVII〕で示されるフタリド誘導体の
具体例としては、例えば3,6.6’−)リスジメチル
アミノ−スピロ(フルオレン−9,3′−フタリド)、
3−ジエチルアミノ−6,6’−ビスジメチルアミノ−
スピロ(フルオレン−9゜3′−フタリド)、3.6−
ピスジエチルアミノー6′−ジメチルアミノ−スピロ(
フルオレン−9,3′−フタリド)、3.6−ピスジメ
チルアミノー6′−ジエチルアミノ−スピロ(フルオレ
ン−9,3′−フタリド)、3.6’−ビスジエチルア
ミノ−6−ジメチルアミノ−スピロ(フルオレン−9,
3′−フタリド)、3,6.6’−トリスジエチルアミ
ノ−スピロ(フルオレン−9゜3′−フタリド)、3−
ジ−n−ブチルアミノ−6,6′−ビスジメチルアミノ
−スピロ(フルオレン−9,3′−フタリド)、6′−
ジ−n−ブチルアミノ−3,6−ビスジメチルアミノ−
スピロ(フルオレン−9,3′−フタリド)、3−ジ−
n−プロピルアミノ−6,6′−ビスジメチルアミノ−
スピロ(フルオレン−9,3′−フタリド)、6−ジー
n−プロピルアミノ−3,6−ビスジメチルアミノ−ス
ピロ(フルオレン−9,3′−フタリド)、3.6.6
’−)リスジ−n−プロピルアミノ−スピロ(フルオレ
ン−9,3’−フタリド)、3−ジ−n−ブチルアミノ
−6−シエチルアミノー6′−ジメチルアミノ−スピロ
(フルオレン−9,3′−フタリド)、3.6’−ビス
ジエチルアミノ−6−ジーn−ブチルアミノ−スピロ(
フルオレン−9,3′−フタリド)、3−ジ−n−ブチ
ルアミノ)−6−シメチルアミノー6′−ジエチルアミ
ノ−スピロ(フルオレン−9,3’−フタリド)、3−
ジエチルアミノ−6−ジメチルアミノ−6′−ジ−n−
ブチルアミノ−スピロ(フルオレン−9,3′−フタリ
ド)等が挙げられる。
本発明において、上記一般式(1)や〔XXVII〕で
示される化合物と組合せて用いられる電子受容性顕色剤
としては、例えば酸性白土、活性白土、アタパルジャイ
ト、ゼオライト、ベントナイトの如き粘土類、没食子酸
、没食子酸i−アミル、没食子酸ラウリルの如きフェノ
ール性水酸基を存する前記配位子化合物、フェノール樹
脂、特公昭51−25174号に記載の如き芳香族カル
ボン酸の多価金属塩、特開昭54−106316号に記
載の如き2,2′−ビスフェノールスルホン化合物の亜
鉛塩等が挙げられる。
フェノール樹脂とは、一般に当業界で知られているプロ
トンを放出するフェノール樹脂であり、具体的には、p
−フェニルフェノールホルムアルデヒド重合体等の如き
フェノール−アルデヒド重合体(所謂ノボラック型)及
びp−t−ブチルフェノール−アセチレン樹脂等の如き
フェノールアセチレン重合体等が挙げられる。
芳香族カルボン酸の金属塩とは、芳香族カルボン酸の銅
、鉛、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム
、スズ、ニッケル等の金属類であり、具体的には、安息
香酸、トルイル酸(o、m、p)、p−イソプロピル安
息香酸、p −tert−ブチル安息香酸、サリチル酸
、m−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸、
5−tart−ブチルサリチル酸、3−フェニルサリチ
ル酸、3−メチル−5−tert−ブチルサリチル酸、
3,5−ジーter t−ブチルサリチル酸、3−シク
ロヘキシルサリチル酸、5−シクロへキシルサリチル酸
、3−メチルー5−イソアミルサリチル酸、5−イソア
ミルサリチル酸、3.5−ジー5ec−ブチルサリチル
酸、5−ノニルサリチル酸、2−ヒドロキシ−3−メチ
ル安息香酸、2−ヒドロキシ−5−tert−ブチル安
息香酸、2,4−クレソチン酸、5.5−メチレンジサ
リチル酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2.5−ジ
ヒドロキシ安息香酸、アナカルド酸、1−ナフトエ酸、
3.5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸、3.5−
ジーα、α−ジメチルベンジルサリチル酸、2−ナフト
エ酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、2−ヒドロキ
シ−3−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−1−ナトフエ酸
、チオサリチル酸等の各種金属塩等が挙げられる。
本発明においては、発色して可視領域に吸収をもつ記録
像を形成する電子供与性発色剤を併用することも出来る
が、かかる発色剤の具体例としては、例えば3,3−ビ
ス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−シメチルアミ
ノフタリド、3−(p−ジメチルアミノフェニル)−3
−(1,2−ジメチルインドール−3−イル)フタリド
、3゜3−ビス(9−エチルカルバゾール−3−イル)
−6−シメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミ
ノフェニル−3−(1−メチルビロール−3−イル)−
6−シメチルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染
料、4.4′−ビス−ジメチルアミノベンズヒドリルベ
ンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン
等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメチレ
ンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブルー
等のチアジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフトピ
ラン、3−プロピル−スピロ−ジベンゾピラン等のスピ
ロ系染料、ローダミン−B−アニリノラクタム、ローダ
ミン(p−ニトロアニリノ)ラクタム、ローダミン(O
・・・クロロアニリノ)ラクタム等のラクタム系染料、
3−ジメチルアミノ−7−メチルフルオラン、3−(N
−エチル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン
、3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチルアミノフルオ
ラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチ
ル−7−(p−トルイジノ)フルオラン、3−(N−シ
クロへキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−
フェニルアミノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチ
ル−7−フェニルアミノフルオラン等のフルオラン系染
料等が挙げられる。
上記の如き各種の記録材料をマイクロカプセル化する場
合、その材料が液状である場合はそのままカプセル化す
ることも出来るが、一般にはその材料を疎水性媒体に分
散或いは溶解してマイクロカプセル化される。
疎水性媒体としては、例えば感圧複写紙の分野で既に公
知となっている各種媒体が適宜選択して使用出来るが、
具体的には、例えば綿実油などの植物油類、灯油、パラ
フィン、ナフテン油、塩素化パラフィンなどの鉱物油類
、アルキル化ビフェニル、アルキル化ターフェニル、ア
ルキル化ナフタレン、ジアリールエタン、トリアリール
メタン、ジフェニルアルカンなどの芳香族系炭化水素類
、オレイルアルコール、トリデシルアルコール、ベンジ
ルアルコール、1−フェニルエチルアルコール、グリセ
リンなどのアルコール類、オレイン酸などの有機酸類、
ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジ−n−ブ
チルフタレート、ジオクチルフタレート、アジピン酸ジ
エチル、アジピン酸プロピル、アジピン酸ジ−n−ブチ
ル、アジピン酸ジオクチルなどのエステル類、トリクレ
ジルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリブチ
ルホスファイト、トリブチルホスフィンオキサイドなど
の有機リン化合物、フェニルセロソルブ、ペンジルカー
ビトール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリ
コールモノフェニルエーテルなどのエーテル類、N、N
−ジメチルラウラミド、N、N−ジメチルステアラミド
、N、N−ジヘキレルオクチルアミドなどのアミド類、
ジイソブチルケトン、メチルへキシルケトンなどのケト
ン類、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート
などのアルキレンカーボネート類等が挙げられる。
カプセル化法については、特に限定されるものではなく
、従来から公知のコアセルベーション法、界面重合法、
1n−situ法等が、要求される記録材料の性質に応
じて適宜選択される。しかし、より高性能な感圧複写紙
を得る為には合成樹脂を被膜材料とするのが好ましく、
なかでも特公昭54−16949号、特開昭53−84
881号公報に記載の如き尿素ホルムアルデヒド樹脂或
いはメラミンホルムアルデヒド樹脂を壁膜とした場合に
は、極めて優れた性能を備えたカプセルが得られる。
なお、これらのマイクロカプセルには、必要に応じて酸
化防止剤、紫外線吸収剤、有機塩基を含有させることも
できる。かくして得られたマイクロカプセルは単独或い
は混合され、さらに必要に応じて通常の感圧複写紙の分
野で使用される水溶性あるいはラテックス系バインダー
、カプセル保護剤、さらに分散剤、消泡剤、防腐剤、螢
光増白剤、有色染料、白色顔料、減感成分等が適宜添加
されマイクロカプセル塗液として調製される。
なお、水溶性バインダーとしてはゼラチン、アルブミン
、カゼインなどのプロティン類、穀物澱粉、α化澱粉、
酸化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉などの澱粉
類、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキテエチルセ
ルロースなどのセルロース類、寒天、アルギン酸ソーダ
、アラビヤゴムなどのサッカロース類の如き水溶性天然
高分子化合物、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド、マレイ
ン酸共重合物などの如き水溶性合成高分子化合物があり
、ラテックス系バインダーとしては、スチレン−ブタジ
ェンラテックス、アクリロニトリル−ブタジェンラテッ
クス、アクリル酸エステル系ラテックス、酢酸ビニル系
ラテックス、メチルメタクリレート−ブタジェンラテッ
クスおよびこれらのカルボキシ変性(例えばアクリル酸
)ラテックス等がある。
また、カプセル保護剤としてはセルロース粉末、澱粉粒
子、タルク、焼成カオリン、炭酸カルシウムなどが例示
される。
一方、カプセル化しないで用いる場合には、必要に応じ
てボールミル、アトライター、サンドミル等により粉砕
処理が施された後、通常使用される白色顔料、バインダ
ー、さらには分散剤、有色染料、螢光増白剤、紫外線吸
収剤、酸化防止剤、消泡剤、有機塩基等の各種助剤とと
もに塗液として調製される。なお、必要に応じて上記マ
イクロカプセルを配合することもできる。
分散剤としては、例えばアルキル硫酸エステルナトリウ
ム、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキル
ナフタレンスルホン酸ナトリウム、ポリスチレンスルホ
ン酸ナトリウム、オレイン酸アミドスルホン酸ナトリウ
ム、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、硫酸化ヒマ
シ油等の陰イオン活性剤;ハロゲン化トリメチルアミノ
エチルアルキルアミド、アルキルピリジニウム硫酸塩、
ハロゲン化アルキルトリメチルアンモニウム等の陽イオ
ン活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、多価アルコール脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル
、ショ糖脂肪酸エステル等の非イオン活性剤;アルキル
トリメチルアミノ酢酸、アルキルジエチレントリアミノ
酢酸等の両性活性剤等の界面活性剤、澱粉、リン酸化澱
粉、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
ス、アルギン酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム
、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体のナトリウム塩
、スチレン−無水マレイン酸共重合体のアンモニウム塩
、ブタジェン−メタクリル酸共重合体のナトリウム塩等
の水溶性高分子化合物の如き低分子または高分子の分散
剤および界面活性剤が用いられる。
白色顔料としてはアルミニウム、亜鉛、マグネシウム、
カルシウム、チタンなどの酸化物、水酸化物、炭酸塩、
硫酸塩、ハロゲン化合物および酸性白土、活性白土、ア
タパルジャイト、ゼオライト、ベントナイト、カオリン
、焼成カオリン等の粘土類、特開昭55−103994
号公報に記載の如き顔料等が挙げられる。
以上のようにして得られた塗液は、単独あるいは混合し
てエアーナイフコーター、ロールコータ−、ブレードコ
ーター、サイズプレスコーター、カーテンコーター、ビ
ルブレードコーター、ショートドウエルコーター等各種
公知の塗布方法によって紙、合成繊維紙、合成樹脂フィ
ルム等の適当な基材上に塗布される。
なお、上記の如き塗布方法のみならず、水性あるいは溶
剤タイプのフレキソインキ、凸版および平版用インキ、
UVキュアインキ、EBキュアインキ等にして印刷方式
を用いて基材上に記録層を形成してもよく、さらには紙
料と共に抄込んで形成してもよい。また、記録材料の塗
布量は、使用する記録材料の種類、使用量および目的と
する記録体によって適宜調節されるものである。
本発明の感圧複写紙の形態としては、各種の形態が挙げ
られるが、例えば、 ■ 配位子化合物を含有するマイクロカプセル層と、鉄
(I[[)及び/又はバナジウム化合物と赤外線吸収性
の有機化合物を含有する塗布層を組合せた転移型の各種
感圧複写紙。
■ 配位子化合物を含有するマイクロカプセルと鉄(I
II)及び/又はバナジウム化合物と赤外線吸収性の有
機化合物を含有する塗布層を設けた単体型の各種感圧複
写紙。
等が挙げられる。
それぞれの塗布層は、従来公知の各種形態に従って形成
されるが、例えば、一般式〔I〕或いは〔XXVII〕
の化合物は、鉄(III)化合物、バナジウム化合物及
び配位子化合物と接触した時容易に発色し、光学的読取
りの際の誤読の原因となる恐れがあるため、マイクロカ
プセル化して使用するのが好ましい。
そのため、配位子化合物を含有するカプセルと、一般式
〔I〕或いは〔XXVII〕の化合物を含有するカプセ
ル及びカプセル化されていない鉄(I[[)及び/又は
バナジウム化合物を適宜組合せて使用するのが特に好ま
しい。
また、一般式(I)の化合物は微粒状態或いはカプセル
化状態のいずれにしろ、有機塩基と共存させるのが好ま
しく、微粒状態の場合には、一般式(1)の化合物と有
機塩基を混融微粒体として使用するのが好ましく、カプ
セル化状態の場合には、同一カプセル内に一般式〔I〕
の化合物と有機塩基を含有せしめるのが好ましい。
なお、配位子化合物が没食子酸ラウリルの如くフェノー
ル性水酸基を有する化合物である場合には、これを電子
受容性顕色剤として作用させることもできる。
「実施例」 以下に本発明の効果をより一層明確なものとするために
、実施例および比較例を掲げるが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではないVなお、例中の部および
%は特に断らない限り、それぞれ重量部および重量%を
表わす。
実施例1 没食子酸ラウリル20部とN、N−ジベンジルβアミノ
エタノール6部をアージピン酸ジエチル50部とアジピ
ン酸ジ−n−ブチル50部との混合液に加熱溶解して内
相油を得た。エチレン・無水マレイン酸共重合体(商品
名EMA−31.モンサンド社製)の3.0%水溶12
00部に20%苛性ソーダ水溶液を添加してpHを6.
0とした液にこの内相油を乳化し、平均粒径5μとした
後この系を55℃に昇温した。
別に、37%ホルムアルデヒド水溶液30部にメラミン
10部を加え、60℃で15分間反応させてプレポリマ
ー水溶液を調製した。
このプレポリマー水溶液を前記乳化液中に滴下し、更に
攪拌しながら0.5N−塩酸を滴下してpHを5.3と
した後、70℃まで加温し、その温度で1時間保持後、
IN−塩酸でpHを4.5以下に下げ、更に3時間保温
した後放冷して乳白色のカプセル分散液を得た。
ついでこの分散液に小麦デンプン粉末20部、バルブ粉
末10部を添加混合し、固型分濃度が18%になるよう
水を加えてカプセル塗液を得た。
得られた塗液を40 g/rdの原紙に乾燥重量が5g
/rdとなるようにエアーナイフコーターで塗布して上
用紙を得た。
機鉄(III)化合物含有l#液の調製 び下用紙9−
作成 2%の苛性ソーダ水溶液2000部にptert−ブチ
ル安息香酸71.2部、ジフェニルリン酸エステル10
0部、ジーO・・・ビフェニリルリン酸エステル40.
2部及びラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム34.
8部を添加して調製した水溶液に、lN−HClを添加
してp H8,0に調整した。
上記水溶液に、水1000部に塩化第二鉄43.5部を
溶解した水溶液を撹拌上添加し、更にTiC144,8
部とlN−HCl100部を添加した後、濾過、洗浄し
て複合鉄塩のスラリーを得た。
水120部にポリアクリル酸ソーダ(商品名ポイズ52
0.花王石鹸製、40%濃度)3部、上記複合鉄塩スラ
リーを固型分で15部、酸化チタン20部、軽質炭酸カ
ルシウム65部を添加し、強力に分散した後、この分散
液にカルボキシ変性スチレン−ブタジェン共重合体ラテ
ックス(50部濃度)を26部加えて塗液を得た。
別に、120℃下で溶融状態のトリベンジルアミン20
部に3.3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェ
ニル)エチレン−2−イル〕−4゜5.6.7−テトラ
クロロフタリド1部を溶解して得た溶融液を、95℃に
温めた1、5%ポリビニルアルコール水溶液40部中に
乳化して平均粒径を5,0μとした後、攪拌しながら冷
却して微粒子分散液を得た。
得られた分散液を上記塗液と混合して調製した塗液を4
0g/n(の原紙に乾燥重量が6 g / triとな
るようにブレードコーターで塗布して下用紙を得た。
邦 上用紙と下用紙を塗布面同志が接触するよう重ねて加圧
装置で発色せしめた後、その発色像を720〜780n
mに読み取り波長域を持つ光学文字読取り装置(以下、
A装置と呼ぶ)と840〜900 nmに読み取り波長
域を持つ光学文字読取り装置(以下、B装置と呼ぶ)に
て判読させたところ、いずれも正確に読み取ることが出
来た。
また、上記発色像を直射日光下で8時間処理した後、A
装置とB装置で判読させたところ、いずれも正確に読み
取ることができた。
実施例2 ハ外線 収 化合吻合 マイクロカプセルの調製3.3
−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチ
レン−2−イル) −4,5,6゜7−チトラクロロフ
タリド0.6部とN、N−ジベンジルβ−アミノエタノ
ール3部をアジピン酸ジエチル10部とアジピン酸ジ−
n−ブチル10部との混合液に溶解して得た溶液に、ヘ
キサメトキシへキサメチロールメラミンを主成分とする
メトキシメチロール化メラミン初期縮金物(商品名サイ
ノル350.三井東圧化学社製)を固型分で12部添加
混合して内相液を得た。
別に、加熱装置を備えた攪拌混合容器中にエチレン−無
水マレイン酸共重合体(商品名EMA−31、モンサン
ト社製)1.2部を水40部に加熱、溶解して調整した
水溶液を加え、これに5%苛性ソーダ水溶液を添加して
pHを4.5に調節してカプセル製造用水性媒体とした
この水性媒体を95℃に加熱し、その中に上記内相液を
平均粒径が7.0μになるように乳化分散した後、95
℃下で3時間反応させた。続いて、この系に攪拌下0.
5 N−酢酸を5時間かけて徐kに添加して、系のpH
を4.2に調整し、さらに0.IN−塩酸を3時間かけ
て徐々に添加して系のpHを3.9に調整した後、95
℃下で5時間反応させてマイクロカプセル分散液を調製
した。
工思亘傅立皇 実施例1と同様にして調製した有機鉄(III)化合物
含有塗液と、上記カプセル分散液を混合して塗液とし、
40 g/rdの原紙に乾燥重量が6g/dとなるよう
にブレードコーターで塗布して下用紙を得た。
圧堡 実施例1と同様にして作成した上用紙と、上記下用紙を
塗布面同志が接触するよう重ねて加圧装置で発色せしめ
た後、その発色像をA装置及びB装置にて判読させたと
ころ、いずれも正確に読み取ることができた。また、そ
の発色像を直射日光下で8時間処理した後A装置及びB
装置にて判読させたところ、いずれも正確に読み取るこ
とができた。
実施例3 工朋歌至作底 実施例2と同様にして調製した3、3.−ビス〔1,1
−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド含有マイク
ロカプセル分散液を、40g/rrrの原紙に乾燥重量
が5g/rrlとなるようにエアーナイフコーターで塗
布し、その塗布層上に実施例1と同様にして調製した有
機鉄CI[[)化合物含有塗液を乾燥重量が5 g/M
となるようにエアーナイフコーターで塗布して下用紙を
作成した。
■囁 実施例1と同様にして評価した結果、発色像及び直射日
光処理後の発色像は、いずれもA装置及びB装置で正確
に読み取ることができた。
比較例1 電 供与  色  び赤   成性ヒ人人有マイクロカ
プセルVの調製及び上 紙の作成2〜アニリノ−3−メ
チル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン
5部と3,3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフ
ェニル)エチレン−2−イル)−4,5,6,7−テト
ラクロロフタ913部をアルキルナフタレン(商品名に
−113,クレハ化学社製)100部に溶解して得た溶
液にヘキサメトキシへキサメチロールメラミンを主成分
とするメトキシメチロール化メラミン初期縮合物(商品
名サイヌル350.三井東圧化学社製)を固型分で60
部添加混合して内相液を得た。
別に、加熱装置を備えた攪拌混合容器中にエチレン−無
水マレイン酸共重合体(商品名EMA−31、モンサン
ド社製)6部を水200部に加熱溶解して調整した水溶
液を加え、これに5%苛性ソーダ水溶液を添加してpH
を4.5に調節してカプセル製造用水性媒体とした。
この水性媒体を95℃に加熱し、その中に上記内相液を
平均粒径が7.0μになるように乳化分散した後95℃
下で3時間反応させた。続いて、この系に攪拌下0.5
N−酢酸を5時間かけて徐々に添加して系のpHを4.
2に調整し、さらに0. I N−塩酸を3時間かけて
徐々に添加して系のpHを3.9に調整した後、95℃
下で5時間反応させてカプセル分散液を調製した。
ついでこの分散液に小麦デンプン粉末20部、パルプ粉
末10部を添加混合し、固型分濃度が18%になるよう
に水を加えて塗液とし、40g/dの原紙に乾燥重量が
7g/rdとなるようにエアーナイフコーターで塗布し
て上用紙を得た。
−内性−色IA −ゞの調11  び   の1底 炭酸カルシウム65部、酸化亜鉛20部、3゜5−ジ(
α−メチルベンジル)サリチル酸亜鉛とα−メチルスチ
レン・スチレン共重合体との混融物(混融比80/20
)15部、ポリビニルアルコール水溶液5部(固型分)
及び水300部をボールミルで24時間粉砕して得た分
散液に、カルボキシ変性スチレン・ブタジェン共重合体
ラテンクス20部(固型分)を加えて調製した顕色剤塗
液を40 g/rdの原紙に乾燥重量が5 g / r
dになるようにエアーナイフコーターで塗布して下用紙
を作成した。
■員 上記の上用紙と下用紙を塗布面同志が接触するよう重ね
て加圧装置で発色せしめた後、その発色像をA装置及び
B装置にて判読させたところ、いずれも正確に読み取る
ことができた。しかし、その発色像を直射日光下で8時
間処理した後、その像をA装置及びB装置にて判読させ
たところ、いずれも読み取ることが出来なかった。
実施例4 感    の乍 実施例1と同様に調製した配位子化合物含有マイクロカ
プセル塗液と実施例2と同様に調製した3、3−ビス〔
l、1−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2
−イル)−4,5,6,7−チトラクロロフタリド含有
マイクロカプセル分散液を混合して塗液とし、40g/
rdの原紙に乾燥重量が8 g / rdとなるように
エアーナイフコーターで塗布した。その塗布層上に実施
例1と同様に調製した有機鉄(I[[)化合物含有塗液
を乾燥重量が7g/rrfとなるようにエアーナイフコ
ーターで塗布して単体感圧複写紙を作成した。
■匝 上記単体感圧複写紙上に、加圧装置を用いて発色像を形
成せしめた後、実施例1と同様にして評価した結果、発
色像及び直射日光処理後の発色像は、いずれもA装置及
びB装置で正確に読み取ることができた。
実施例5 実施例1と同様にして調製した配位子化合物含有マイク
ロカプセル塗液を40 g/rdの原紙に乾燥重量が7
g/nfとなるようにエアーナイフコーターで塗布した
。その塗布層上に実施例1と同様にして調製した下用紙
作成用混合塗液を乾燥重量が7’ g / rdとなる
ようにエアーナイフコーターで塗布して単体感圧複写紙
を得た。
■璽 上記単体感圧複写紙上に、加圧装置を用いて発色像を形
成せしめた後、実施例1と同様にして評価した結果、発
色像及び直射日光処理後の発色像は、いずれもA装置及
びB装置で正確に読み取ることができた。
実施例6 実施例1と同様にして調製した配位子化合物含有マイク
ロカプセル塗液を40g/rrrの原紙に乾燥重量が7
 g/rdとなるようにエアーナイフコーターで塗布し
た。その塗布層上に実施例2と同様にして調製した下用
紙作成用混合塗液を乾燥重量が7 g/rdとなるよう
にエアーナイフコーターで塗布して単体感圧複写紙を得
た。
翌璽 上記単体感圧複写紙上に、加圧装置を用いて発色像を形
成せしめた後、実施例1と同様にして評価した結果、発
色像及び直射日光処理後の発色像は、いずれもA装置及
びB装置で正確に読み取ることができた。
実施例7 実施例1と同様にして調製した配位子化合物含有マイク
ロカプセル塗液と、実施例1と同様にして調製した下用
紙作成用混合塗液を混合し、40g/rdの原紙に乾燥
重量が10 g/rdとなるようにエアーナイフコータ
ーで塗布して単体感圧複写紙を得た。
■ 上記単体感圧複写紙上に、加圧装置を用いて発色像を形
成せしめた後、実施例1と同様にして評価した結果、発
色像及び直射日光処理後の発色像は、いずれもA装置及
びB装置で正確に読み取ることができた。
実施例8 実施例1と同様にして調製した配位子化合吻合をマイク
ロカプセル塗液と、実施例2と同様にして調製した下用
紙作成用混合塗液を混合し、40g/rrlの原紙に乾
燥重量がLog/rrrとなるようにエアーナイフコー
ターで塗布して単体感圧複写紙を得た。
丘盪 上記単体感圧複写紙上に、加圧装置を用いて発色像を形
成せしめた後、実施例1と同様にして評価した結果、発
色像及び直射日光処理後の発色像は、いずれもA装置及
びB装置で正確に読み取ることができた。
実施例9 3.3−ビス(1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル
)エチレン−2−イル)−4,5,6゜7−チトラクロ
ロフタリド0.6部の代わりに、3゜3−ビス〔1,1
−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
)−5,6−ジクロロ−4,7−ジブロモ−フタリド0
.6部を用いた以外は、実施例2と同様にして上用紙及
び下用紙を作成し、実施例1と同様にして評価した結果
、発色像及び直射日光処理後の発色像は、いずれもA装
置及びB装置で正確に読み取ることができた。
実施例10 3.3−ビス〔1,1−ビス(4−ピロリジノフェニル
)エチレン−2−イル)−4,5,6゜7−チトラクロ
ロフタリド0.6部の代わりに、3゜3−ビス〔1,1
−ビス(4−ピロリジノフェニル)エチレン−2−イル
)−4,7−ジクロロ−5,6−ジブロモ−フタリド0
.6部を用いた以外は、実施例2と同様にして上用紙及
び下用紙を作成し、実施例1と同様にして評価した結果
、発色像及び直射日光処理後の発色像は、いずれもA装
置及びB装置で正確に読み取ることができた。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄(III)及び/又はバナジウム化合物と配位子
    化合物を組合せて使用するキレート系記録材料に、さら
    に赤外線吸収性の有機化合物を組合せて使用したことを
    特徴とする感圧複写紙。
  2. (2)鉄(III)化合物が、P−O・・・Fe^3^+
    及び/又はP−S・・・Fe^3^+結合を有する化合
    物である請求の範囲第(1)項記載の感圧複写紙。
  3. (3)赤外線吸収性の有機化合物が、電子受容性顕色剤
    と反応して赤外部の発色を生じる電子供与性発色剤であ
    る請求の範囲第(1)項記載の感圧複写紙。
  4. (4)電子供与性発色剤が、一般式〔I〕或いは〔XX
    VII〕で表される化合物である請求の範囲第(3)項記
    載の感圧複写紙。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔I〕 〔式中、R_1、R_2はアルキル基、脂環基、アリー
    ル基、アルアルキル基及びこれらをさらにハロゲン原子
    、アルキル基、アルコキシル基で置換した基を示すが、
    R_1、R_2は互いに又は隣接するベンゼン環とヘテ
    ロ環を形成することもできる。R_3は水素原子、ハロ
    ゲン原子、アルキル基、アルコキシル基、アシロキシ基
    を示し、R_4は水素原子、アルキル基を示す。 a、b、c、dは炭素原子を示すが、そのうち1もしく
    は2個は窒素原子であってもよい。炭素原子には置換基
    として水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキ
    シル基、ジアルキルアミノ基、もしくはニトロ基が結合
    してもよく、a−b、b−cまたはc−d結合が他の芳
    香環を形成してもよい。〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔XXVII〕 〔式中、R_1、R_2、R_3、R_4、R_5、R
    _6はそれぞれ炭素数1〜4のアルキル基を表す。〕
  5. (5)配位子化合物を含有するマイクロカプセル層と、
    鉄(III)及び/又はバナジウム化合物と一般式〔 I 〕
    或いは〔XXVII〕で表される化合物を含有する塗布層
    を組合せた請求の範囲第(4)項記載の転移型感圧複写
    紙。
  6. (6)一般式〔I〕或いは〔XXVII〕の化合物がマイ
    クロカプセル化されている請求の範囲第(5)項記載の
    転移型感圧複写紙。
  7. (7)配位子化合物を含有するマイクロカプセルと鉄(
    III)及び/又はバナジウム化合物と一般式〔I〕或い
    は〔XXVII〕で表される化合物を含有する塗布層を設
    けた請求の範囲第(4)項記載の単体感圧複写紙。
  8. (8)一般式〔I〕或いは〔XXVII〕の化合物がマイ
    クロカプセル化されている請求の範囲第(7)項記載の
    単体感圧複写紙。
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