JPS61200834A - 乾燥用資材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は新規な構造をもつ乾燥用資材、特に大型器具用
の包装材と乾燥剤との両者の機能を備えた資材を提供す
るものである。

［従来の技術１ シリカゲル、塩化カルシウム等の乾燥剤は通常は通気性
の袋等に収納され、それを外気からの接触をたたれた密
閉系内に入れて使用されている。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、大型の産業機械等の特に金属性の機材で
水滴や水分によって錆が発生する様なものを、運送した
り貯蔵したりする場合、従来の様に密閉系に機材を収納
し、この中に乾燥剤を入れ込んで除湿の目的を達成する
ことは実質上不可能である。

Ｅ問題点を解決するための手段１ 本発明者等はかかる問題の解決のため鋭意研究を重ねた
結果、少なくとも片面が微多孔性基材よりなり、且つ層
間に空隙部が設けられてなるラミネート構造物の該空隙
部に乾燥剤を収納させてなる乾燥用資材が、かがる目的
を達成できることを見出し、本発明を完成するに到った
。

本発明の乾燥用資材は例えば第１図に示す如く少なくと
も二層構造のラミネート構造物であってその層間には所
定数の空隙部が設けられ、その中に乾燥剤が収納されて
いるものである。

■は第１の基材、２は第２の基材、３は乾燥剤である。

そして第１と第２の層は少なくともいずれが一方は微多
孔性基材よりなる通気性基材であることが必要である。

通常各層はシート又はフィルム状である。好ましくはい
ずれか一方の層が前記微多孔性基材よりなるシートであ
り、他方が防水性基材よりなるシートであるのが有利で
ある。即ちかかる構成の乾燥用資材では防水性基材面を
外側にし、微多孔性基材面を内側にして錆の発生のおそ
れのある大型の金属基材を梱包すれば、内部の水分は微
多孔性基材層を通過して空隙部に収納された乾燥剤に吸
収され、一方該機材は外部からは防水性基材層で遮断さ
れるので、水分の進入が防止できるわけで、除湿（乾燥
）作用と包装作用とが一挙にされるからである。又基材
として弾力性のあるものを用いれば更に緩衝作用の機能
をも発揮させることができるわけでその効果はより顕著
となる。

微多孔性基材としては不織布、焼結体、網体等の任意の
ものであって良い。本発明においてかかる基材の通気度
（ガーレ）は３０〜１，０００秒／１００ｃｃ程度が実
用的である。かかる基材で市販されているものとしては
ＮＦレシート徳山曹達株式会社製、ポリプロピレン微多
孔性シート　）、セキスイセルポア（積水化学工業株式
会社製、ポリプロピレン微多孔性シート　）等がある。

又、防水性基材としてはポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、アルミ笛等の任
意のものが使用される。

両基材は層間に所定数の空隙部を設ける様にして接着さ
せられる。接着方法としてはヒートシール法、ドライラ
ミネーション法、ウェットラミネーション法、ホットメ
ルトラミ木−シジン法等の任意の手段が挙げられる。

空隙部の形状は円、正方形、長方形、三角形等任意の形
であって良い。

本発明の乾燥用資材を製造する方法の１例を示せば、ま
ずポリエチレン等の防水性シートを探しぼり成型して凹
部を所定数形成させ、この凹部に公知の乾燥剤を導入し
、このシート上に前記ＮＦレシート重ねてヒートシール
接着する。

乾燥剤としては公知のいずれのものも使用可能である。

例えばアンヒドロン、デヒドライト、活性アルミナ、無
水硫酸カルシウム、シリカゲル、塩化カルシウムあるい
は高吸水性樹脂である澱粉、セルロース、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸の架橋物、アクリル酸グラフト共重
合体、ポリビニルアルコールの架橋物、ａ−オレフィン
−無水マレイン酸共重合体、α−オレフィン−アクリル
酸エステル共重合体のケン化物、マレイン酸モノエステ
ル−酢酸ビニル共重合体のケン化物などが例示される。

これらは単独で又は混合して用いられる。

必要に応じて、防虫剤、防錆剤、芳香剤等で昇華性のも
の、その他ガス吸着剤、繊維状物等の任意の助剤が併用
され得る。

本発明の乾燥用資材は従来の乾燥剤の使用形態と同じ様
に用いられるが、本発明の特色は乾燥対象物品を包み込
む様にして包装する場合の分野に多機能の効果を発揮す
る点にあるのでかかる分野での使用が特に好ましい。

［実　施　例１ 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明する。

実例 厚さ０．１ｍｍのポリエチレンシートを探しぼり成型し
て円形の凹部（空隙部）をシー）１ｍ２あたり、１，１
００個形成した。凹部の大きさは直径２５ｍｍ、深さ５
１、凹部間の距離は０．５ＩＩＩＩｌであった。この空
隙部に０．２５８ずつシリカゲルを導入したにの上から
厚さ０．２２ｍｍのＮＦシーＹ（徳山曹達ａ式全料製の
ポリプロピレン多孔性シート、通気度４００秒／１００
ｃｃ、平均孔径１・６μ・坪量１２０ｇ／ｌ１Ｉ２）を
ホットメルト接着し、縦３１１１、横３．３＋ａよりな
る本発明の乾燥用資材を得た。

このシートを用いてポリエチレンシート側を外にして縦
１２０ｃｍ、横９０ｃｍ、高さ１００ｃｍの亜鉛地金を
包装し、４０℃、８０％ＲＨの雰囲気の５ｔコンテナー
（１７ｍ　３　）内に放置した。７日経過後も錆の発生
等は認められなかっｔこ。

上記シートを用いない場合、１日後には錆の発生が認め
られた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の乾燥用資材の断面図である。 １は多孔性基材 ２は防水性基材 ３は乾燥剤　　　を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも片面が微多孔性基材よりなり、且つ層間に空
   隙部が設けられてなるラミネート構造物の、該空隙部に
   乾燥剤を収納させてなる乾燥用資材。