JPS5931573Y2 - 脱酸素剤包装袋 - Google Patents
脱酸素剤包装袋Info
- Publication number
- JPS5931573Y2 JPS5931573Y2 JP10555979U JP10555979U JPS5931573Y2 JP S5931573 Y2 JPS5931573 Y2 JP S5931573Y2 JP 10555979 U JP10555979 U JP 10555979U JP 10555979 U JP10555979 U JP 10555979U JP S5931573 Y2 JPS5931573 Y2 JP S5931573Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- oxygen absorber
- packaging bag
- highly hygroscopic
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は脱酸素剤包装袋の改良に関する。
食品の保存剤などに使われるようになってきた脱酸素剤
は、ふつうは、紙／プラスチックの孔あきフィルム、の
複合シートをフィルムを内側にしてヒートシールにより
つくった袋などに収容して用いる。
は、ふつうは、紙／プラスチックの孔あきフィルム、の
複合シートをフィルムを内側にしてヒートシールにより
つくった袋などに収容して用いる。
包装材料に強度が要求される場合には、紙とフィルムの
間にネット状の補強材をはさむことがある。
間にネット状の補強材をはさむことがある。
脱酸素剤として使えるものは何種類かあるが、脱酸素効
果、安全性、臭い１価格などの諸点から、鉄化合物を主
体とするものが最も有力である。
果、安全性、臭い１価格などの諸点から、鉄化合物を主
体とするものが最も有力である。
ところが、鉄系の脱酸素剤は水分および酸素を吸収する
と水溶性の物質を生じ、上記の包装材のプラスチックフ
ィルムの孔を通って外側の紙にしみ出してくることがあ
る。
と水溶性の物質を生じ、上記の包装材のプラスチックフ
ィルムの孔を通って外側の紙にしみ出してくることがあ
る。
この傾向は、とくに酸性の成分をもつ内容物たとえばト
ロロ昆布などに脱酸素剤を使用したときに著しい。
ロロ昆布などに脱酸素剤を使用したときに著しい。
（鉄が水分および酢酸と反応して水溶性の塩をつくる。
）鉄塩のしみ出しは内容物の汚染を招くので、防止しな
ければならない 本考案の脱酸素剤包装袋は、この可溶性塩の水溶液のし
み出しを防止したものであって、図面に示すように、紙
５、ヒートシール性のプラスチックのフィルム６で小孔
８を多数設けたもの、および吸湿性の高い紙７の層構成
の複合シート１０を用いて、吸湿性の高い紙７を内側に
して形成した袋１の中に鉄化合物を主体とする脱酸素剤
３を収容し、開放端部１１をヒートシール性プラスチッ
クの吸湿性の高い紙７を通してのヒートシールによって
閉鎖したことを特徴とする。
ければならない 本考案の脱酸素剤包装袋は、この可溶性塩の水溶液のし
み出しを防止したものであって、図面に示すように、紙
５、ヒートシール性のプラスチックのフィルム６で小孔
８を多数設けたもの、および吸湿性の高い紙７の層構成
の複合シート１０を用いて、吸湿性の高い紙７を内側に
して形成した袋１の中に鉄化合物を主体とする脱酸素剤
３を収容し、開放端部１１をヒートシール性プラスチッ
クの吸湿性の高い紙７を通してのヒートシールによって
閉鎖したことを特徴とする。
内側に用いる吸湿性の高い紙としては、坪量１０〜５０
ｇ／ｍ２、透気度５〜１００秒、サイズ度１０秒以下の
透気性と吸湿性がともに高い紙が適当である。
ｇ／ｍ２、透気度５〜１００秒、サイズ度１０秒以下の
透気性と吸湿性がともに高い紙が適当である。
透気性が高いことは、脱酸素剤が有効に作用するためで
なく、この紙を通してのヒートシール、すなわち紙のパ
ルプ繊維の間を溶融したプラスチックが面側からしみ通
って行き接触した状態で固化するという条件をみたす上
で重要である。
なく、この紙を通してのヒートシール、すなわち紙のパ
ルプ繊維の間を溶融したプラスチックが面側からしみ通
って行き接触した状態で固化するという条件をみたす上
で重要である。
一般に坪量５０ｇ／ｍ２以上の厚さの紙を通してのヒー
トシールは困難であり、一方あまり薄い紙では、可溶性
塩の水溶液を保持する能力が十分でない。
トシールは困難であり、一方あまり薄い紙では、可溶性
塩の水溶液を保持する能力が十分でない。
複合シート構成および袋の形成は、既知の技術に従って
任意のやり方で実施できる。
任意のやり方で実施できる。
たとえば、上記の吸湿性の高い紙はあらかじめ他の２層
と貼り合わせておく必要はなく、従来使用していた紙／
プラスチック孔あきフィルムのラミネート材料があれば
、それと吸湿性の高い紙とを同時に包装機に供給して重
ねながらヒートシールして袋をつくることができる。
と貼り合わせておく必要はなく、従来使用していた紙／
プラスチック孔あきフィルムのラミネート材料があれば
、それと吸湿性の高い紙とを同時に包装機に供給して重
ねながらヒートシールして袋をつくることができる。
吸湿性の高い紙は、吸湿してもその強度が足りる限りは
、プラスチックフィルムに密着していない方が、むしろ
好ましい。
、プラスチックフィルムに密着していない方が、むしろ
好ましい。
というのは、フィルムの孔の部分で外側の紙と接触する
可能性が小さく、接触を通じて可溶性塩の水溶液が外側
へしみ出すおそれがほとんどなくなるからである。
可能性が小さく、接触を通じて可溶性塩の水溶液が外側
へしみ出すおそれがほとんどなくなるからである。
いずれの態様によっても、本考案に従えば、脱酸素剤が
水分および酸素を吸収して生成した可溶性塩の水溶液は
袋の内側の吸湿性の高い紙に保持され、外側にしみ出す
ことはほぼ完全に防止できる。
水分および酸素を吸収して生成した可溶性塩の水溶液は
袋の内側の吸湿性の高い紙に保持され、外側にしみ出す
ことはほぼ完全に防止できる。
従って、内容物を汚染する心配なく、脱酸素剤を食品の
保存に使用することができる。
保存に使用することができる。
図面は本考案の脱酸素剤包装袋の一例の断面図である。
１・・・・・・包装袋、３・・・・・・脱酸素剤、５・
・・・・・紙、６・・・・・・プラスチックフィルム、
１０・・・・・・複合シート、７・・・・・・吸湿性の
高い紙、８・・・・・・孔。
・・・・・紙、６・・・・・・プラスチックフィルム、
１０・・・・・・複合シート、７・・・・・・吸湿性の
高い紙、８・・・・・・孔。
Claims (2)
- （１）紙／ヒートシール性プラスチックの孔あきフィル
ム／吸湿性の高い紙、の層構成の複合シートを用い、吸
湿性の高い紙の面を内側にして形成した袋の中に鉄化合
物を主体とする脱酸素剤を収容し、解放端部を吸湿性の
高い紙を通してのヒートシール性プラスチックのヒート
シールによって閉鎖したことを特徴とする脱酸素剤包装
袋。 - （２）吸湿性の高い紙として、坪量１０〜５０ｇ／、透
気度５〜１００秒、サイズ度ｌ０秒以下の透気性および
吸湿性の高い紙を用いる実用新案登録請求の範囲第１項
の脱酸素剤包装袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10555979U JPS5931573Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 脱酸素剤包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10555979U JPS5931573Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 脱酸素剤包装袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5624473U JPS5624473U (ja) | 1981-03-05 |
| JPS5931573Y2 true JPS5931573Y2 (ja) | 1984-09-06 |
Family
ID=29338218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10555979U Expired JPS5931573Y2 (ja) | 1979-07-31 | 1979-07-31 | 脱酸素剤包装袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5931573Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57194962A (en) * | 1981-05-18 | 1982-11-30 | Mitsubishi Gas Chemical Co | Package of deoxidizer |
| JPH0716600B2 (ja) * | 1986-04-16 | 1995-03-01 | 博文 梶原 | 脱酸素剤 |
-
1979
- 1979-07-31 JP JP10555979U patent/JPS5931573Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5624473U (ja) | 1981-03-05 |
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