JPS592679Y2 - ガス吸収剤包装体 - Google Patents

ガス吸収剤包装体

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JPS592679Y2
JPS592679Y2 JP6449279U JP6449279U JPS592679Y2 JP S592679 Y2 JPS592679 Y2 JP S592679Y2 JP 6449279 U JP6449279 U JP 6449279U JP 6449279 U JP6449279 U JP 6449279U JP S592679 Y2 JPS592679 Y2 JP S592679Y2
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大四郎 藤島
信一郎 藤島
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス吸収剤包装体、さらに詳しくは、プラスチ
ックフィルム面に対し熱シールにより容易に固定化し得
るガス吸収剤包装体に関するものである。
脱酸素剤や乾燥剤などのガス吸収剤を紙や穿孔プラスチ
ックフィルムなどの通気性フィルムを用いて密封包装し
たものは知られている。
従来、このようなガス吸収剤包装体は、通常、食品など
の物品収容用の袋体又は容器に固定化されることなく、
単に物品と共にこれらの袋体又は容器に封入されている
だけである。
したがって、このような物品収容袋体又は容器を開封し
て内容物を取出そうとすると、このガス吸収剤包装体も
同時に内容物と共に取出されてしまう。
このような場合、子供などはこのガス吸収剤包装体を誤
って開封し、そのガス吸収剤を口に入れるなどの事故が
しばしば起る。
本考案はこのような事故が生じないように、物品収容用
の包装袋又は容器の内面に固定化し得る手段をあらかじ
めガス吸収剤包装体に施し、そして、その使用に際して
は、これを物品収容用の包装袋又は容器の内面に強固に
固定化し、内容物を包装袋又は容器から取出す場合、内
容物と共に排出されないようにするものである。
すなわち、本考案によれば、低温熱溶融性の穿孔プラス
チックフィルムAと高温熱溶融性の穿孔プラスチックフ
ィルムBとを、その間に耐水及び/又は耐油性紙を介し
て積層接着して形成した非通液性であるが通気性を有す
るフィルムを、その低温熱融性フィルムAを内側にして
屈曲させ、その屈曲方向の対向両端部をそれら端部の一
方に重なりのない縁部が残るようにして重ねるとともに
、その重なり合った周縁部を内側にガス吸収剤を収容さ
せて熱シールしてなる固定化用熱シール性片を有するガ
ス吸収剤包装体が提供される。
次に本考案を図面により説明する。
第1図は本考案において用いる裏面2が熱シール面とな
った通気性フィルム1の展開図を示し、斜線部分3,4
,5.6は、鎖線を中心に屈曲させ、その重合周縁を接
着する場合の接着面をそれぞれ示す。
7はフィルム1を鎖線を中心として屈曲して端部3,4
を重ねた場合に重なりのない縁部であって、本考案のガ
ス吸収剤包装体の固定化用熱シール性フィルム細片を形
成する。
第2図は本考案のガス吸収剤包装体の横断面説明図であ
り、10はガス吸収剤である。
フィルム1としては、本考案の場合、低温熱溶融性の穿
孔プラスチックフィルムAと高温熱溶融性の穿孔プラス
チックフィルムBとを、その間に耐水及び/又は耐油性
紙を介して積層接着して形成した非通液性であるが通気
性を有するフィルムを用いる。
この場合の各層間の接着法としては、接着剤による接着
及び合成樹脂の熱融着法、さらにドライラミネート法な
ど任意に採用される。
また各層の接着順序は任意である。
この場合に用いる耐水及び/又は耐油性紙としては、表
面を撥水又は撥油加工したものを含む従来公知の種々の
ものが用いられ、たとえば、耐水性紙としては、パラフ
ィン紙、油紙、アスファルト紙、渋紙、純白などがあり
、耐油性紙としては、硫酸紙、擬硫酸紙などがある。
殊に、硫酸紙、擬硫酸紙は耐水性及び耐油性を有する好
ましいものである。
この耐水及び/又は耐油性紙の厚さは特に制約されず、
機械的強度、柔軟性などを考慮して適当に決められる。
このようにして、2枚の穿孔プラスチックフィルムA、
Bを耐水及び/又は耐油性紙を介して積層接着させて一
体のシートにする時は、にプラスチックフィルム表面に
穿設された細孔は、フィルムA、B間に介在させた耐水
及び/又は耐油性紙によって閉塞(被覆)され、その孔
部には耐水及び/又は耐油性紙の表面を露出するように
なる。
このようにして形成された積層プラスチックフィルムは
、そのプラスチック表面に形成した孔部を通しての通気
性を有するが、液体はこれを透過させないという特性を
有することが判明した。
たとえば、この積層フィルムで作った袋を薬包紙として
用いて脱酸素剤を封入したものは、これを空気中に放置
すると封入された脱酸素剤は空気中酸素と反応する。
このことから、積層フィルム面を酸素ガスが透過して内
部に進入したことが確認される。
一方、この脱酸素剤密封包装体を水中に1週間程度沈め
た後でも、その内部には水の進入はない。
このことから、積層フィルム面は通水性を有しないこと
が確認される。
なお、このような積層フィルム面を通してのガス透過性
は、フィルム面に形成する孔部の寸法と数、すなわち、
細孔面積率によって調節することができる。
P:細孔面積率 A−:フィルム表面積 S:細孔面積 m:フィルム表面中に存在する細孔数 本考案において、通気性の著しく制限された積層フィル
ムを得る場合、フィルムA、Bの少なくとも一方の細孔
面積率Pを5%以下、通常0.1〜2%にするのがよい
このような積層フィルムにおいて、低温熱溶融性穿孔プ
ラスチックフィルムAは、熱シール面を形成するもので
、例えば、ポリエチレンフィルが適用され、また高温熱
溶融性の穿孔プラスチックフィルムBは、外表面を形成
するもので、前記フィルムAよりも高温で熱溶融するも
のであれば任意であり、例えば、ポリプロピレン、ナイ
ロン、ポリエステル等が適用される。
前記のようにして形成されるフィルムは、通気性を有す
るが、その通水性及び/又は通油性は遮断されたもので
ある。
フィルムA、B間に介在させる紙が耐水性又は耐油性の
ものであれば、積層フィルムはそれぞれ非通水性又は非
通油性のものであり、そして耐水耐油性のものであれば
、水及び油に対して非通液供のものである。
このように、積層フィルムの非通液性はフィルムA、B
間に介在させる紙の性状によるが、この場合、積層フィ
ルムの非通液性は、従来の紙をいかに表面加工しても達
成することのできない顕著なものである。
たとえば、耐水紙であっても、長時間水に浸漬しておく
と水を浸透させて濡れた状態が生じるが、このような積
層フィルムの場合はこのようなことはない。
ガス吸収剤10としては、脱酸素剤乾燥剤、脱臭剤、炭
酸ガス吸収剤、亜硫酸ガス吸収剤などの除去すべき対象
を吸収ないし吸着する物質が挙げられる。
本考案のガス吸収剤包装体を効率よく生産するには、慣
用の包装機械を用いるのがよい。
すなわち、この包装機械を用いる場合、長尺のフィルム
が連続的に上方に供給され、そして、そのフィルムの横
方向への屈曲、下端開口部及び屈曲端部の接着による筒
体の形成、この筒体に対して上方からのガス吸収剤の充
填及び上端開口部の接着による閉塞、さらにこのように
して形成されたガス吸収剤包装体の供給フィルムからの
切離しが周期的に行なわれ、目的のガス吸収剤包装体が
連続的に生産される。
本考案のガス吸収剤包装体はその熱シール性フィルム細
片を用いて、プラスチックの袋体又は容器に内壁に接着
固定化することができる。
すなわち、このガス吸収剤包装体をプラスチックフィル
ム袋体又は容器の内部に挿入し、そのフィルム細片7の
熱シール面を袋体又は容器の内面に重ね、この重合部分
を熱圧着する。
第3図に両端22、23が開口したプラスチックフィル
ム筒体20の一端22を、本考案のガス吸収剤包装体2
1を介して密封した場合の状態の縦断面図を示す。
本考案のガス吸収剤包装体は、食品や機械部品などを封
入するプラスチック袋体の内面又はプラスチック容器の
側壁や蓋体の裏面に容易に固定化することができ、しか
もこの固定化は熱シールにより行なわれるので強固であ
る。
そして、このガス吸収剤包装体の固定化された袋又は容
器内に食品などを密封したものは、これを開封して内容
物を取出す場合、従来の場合とは異なり、ガス吸収剤包
装体が内容物と共に排出されないという利点が得られ、
それ故、子供などがこれを誤まって口に入れる事故がな
くなる。
しかも、本考案の場合、ガス吸収剤包装体21は、全体
が耐水及び/又は耐油性のフィルムで形成されているた
め、容器内の内容物が水分や油分の多い食品であっても
、それら水分や油分の包装体への浸透が防止され、ガス
吸収剤の反応が阻害されず、さらに、その包装体21が
それらの水分や油分によって汚染又は損傷されるような
こともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のガス吸収剤包装体の包装フィルムの展
開図、第2図はこの包装体の横断面図、第3図はこの包
装体をフィルムへ固定化した場合の状態図を各示す。 1・・・・・・包装フィルム、2・・・・・・熱シール
面、3,4・・・・・・屈曲方向の対向接着端部、5・
・・・・・上部接着端部、6・・・・・・下部接着端部
、7・・・・・・余白部、10・・・・・・ガス吸収剤
、20・・・・・・物品包装用フィルム、21・・・・
・・ガス吸収剤包装体。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)低温熱溶融性の穿孔プラスチックフィルムAと高
    温熱溶融性の穿孔プラスチックフィルムBとを、その間
    に耐水及び/又は耐油性紙を介して積層接着して形成し
    た非通液性であるが通気性を有するフィルムを、その低
    温熱溶有性フィルムAを内側にして屈曲させ、その屈曲
    方向の対向両端部をそれらの端部の一方に重なりのない
    縁部が残るようにして重ねるとともに、その重なり合っ
    た周縁部を内部にガス吸収剤を収容させて熱シールして
    なる固定化用熱シール性片を有するガス吸収剤包装体。
  2. (2)ガス吸収剤が脱酸素剤である実用新案登録請求の
    範囲第1項の包装体。
  3. (3)ガス吸収剤が乾燥剤である実用新案登録請求の範
    囲第1項の包装体。
JP6449279U 1979-05-15 1979-05-15 ガス吸収剤包装体 Expired JPS592679Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6449279U JPS592679Y2 (ja) 1979-05-15 1979-05-15 ガス吸収剤包装体

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JP6449279U JPS592679Y2 (ja) 1979-05-15 1979-05-15 ガス吸収剤包装体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55164163U JPS55164163U (ja) 1980-11-26
JPS592679Y2 true JPS592679Y2 (ja) 1984-01-25

Family

ID=29298523

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JP6449279U Expired JPS592679Y2 (ja) 1979-05-15 1979-05-15 ガス吸収剤包装体

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JPS55164163U (ja) 1980-11-26

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