JPH0120284Y2 - - Google Patents

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JPH0120284Y2
JPH0120284Y2 JP1983176368U JP17636883U JPH0120284Y2 JP H0120284 Y2 JPH0120284 Y2 JP H0120284Y2 JP 1983176368 U JP1983176368 U JP 1983176368U JP 17636883 U JP17636883 U JP 17636883U JP H0120284 Y2 JPH0120284 Y2 JP H0120284Y2
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JP
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window
container
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heat
packaging
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JP1983176368U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は窓付き包装容器の改良に関するもの
である。
近年、アルミ箔積層パウチや紙容器等の、積層
構造の膜状材料からなる包装容器が広く用いられ
ている。これらの容器は光やガスを遮断するの
で、内容物の保存性に優れているが、その反面内
容物を全く見ることができないという欠点があ
る。
そこでこれらの容器壁に窓を設けることが行な
われるが、従来の窓付き容器においては、透明フ
イルムを糊貼りまたは粘着テープによつて窓部分
に接着していた。
しかるに、糊は水や熱に弱いため糊貼りした窓
付き容器は液体包装には不適であり、また、ボイ
ルもレトルトも出来ないという問題がある。一
方、粘着テープで接着した窓付き容器は、保存期
間が長期にわたる場合の強度の確実性や衛生上の
安全性に問題がある。
この考案は上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、液体を包装することができ、保存期
間が長期にわたつても変らない強度上の確実性が
あり、衛生上の安全性とボイルやレトルトが可能
な点では窓が無い場合と変らず、しかも窓によつ
て内容物の種類や色、量を目視できる、窓付き包
装容器を提供することを目的としている。
この目的に対応して、この考案の窓付き包装容
器は、包装材料を貫通して形成され透明もしくは
半透明な膜状材料で閉じられている窓を有し、前
記窓は容器本体の耐落下強度以下の耐落下強度を
もちかつ前記窓の最小幅が容器最小幅の10分の1
以下であり、前記膜状材料はヒートシール性を持
つ材料で構成され、かつ前記包装材料は少なくと
も一方の表層材が前記膜状材料に対してヒートシ
ール性を持つ材料で構成されていて前記包装材料
の表層材と前記膜状材料とはヒートシールされて
いることを特徴としている。
以下、この考案の詳細を、一実施例を示す図面
について説明する。
第1図、第2図及び第3図において、1は窓付
き包装容器である。窓付き包装容器1の容器材料
は四層積層フイルムであつて、この四層積層フイ
ルムの内表層材はヒートシール性を有する透明も
しくは半透明なフイルムである。
窓付き包装容器1の形状はスタンデイングパウ
チであり、正面片2、背面片3が重ね合わされ、
それらの下端部に2つ折りになつた底面片5が折
り山4を上にして挟まれた状態になるように、正
面片2の下端と底面片5の一端、及び背面片2の
下端と底面片5の他の一端とがシールされ、左右
にはサイドシールを施されてなるものである。
正面片2には窓6が形成されている。窓6は、
上下に細長い長方形であつて、その長方形の辺
は、正面片2のサイドラインに平行であつて、窓
6の上端は正面片2の上端近傍に、また窓6の下
端は正面片2の下端近傍に達している。
窓6の短い方の辺の長さは正面片2の短い方の
辺の長さWの1/10以下であるように構成されてい
る。
窓6は、その周縁部内面7において、透明なフ
イルムからなる窓貼り片8をヒートシールするこ
とによつて閉じられており、窓貼り片8は、正面
片2の内表層材2aと同一の透明フイルムからな
つている。
このように構成された窓付き包装容器1に、液
体を含む内容物を充填・シールすると、窓6から
内容物の種類や色、量等を目視することができ
る。しかも、窓貼り片8が容器内表層材と同一の
フイルムであるため、容器本体へのヒートシール
性に極めて優れ、両者がよく親和して窓6を密閉
するので、窓6は強度上の確実性に優れ、かつこ
の強度は保存期間が長期にわたつても変ることが
無く、また他の糊剤や粘着剤等が内容液に浸るこ
とがないので、窓を設けることによつて衛生上の
安全性に悪影響を及ぼすことがなく、更にまた、
ボイル、レトルトも可能である。
なお、この実施例においては窓貼り片8は容器
内表層材と同一フイルムとしたが、第4図に示す
紙容器11における場合のように、容器本体12
の内表層材12aの厚みが窓13の強度上充分で
ない場合は、同一材質のフイルムであつて厚みを
充分とした窓貼り片14を用いることができる。
また、窓貼り片8の材質についても容器内表層
材2aと全く同一であることが最も望ましいが、
容器内表層材2aに対して良好なヒートシール性
をもつものであればよい。
また、この実施例においては窓6は縦長であつ
たが、第5図に示す容器21の窓22にように横
に長いものや、第6図に示す容器23の窓24の
ように円形のものでもよい。
あるいはまたパウチでなく箱状容器として、第
7図に示す容器25のようにこの実施例と同様の
縦長の窓26を形成したものや、第8図に示す容
器27のような横長の窓28を形成したもの、第
9図に示す容器29のような円形の窓30を形成
したもの等でもよい。
実施例 (1) 試作品 袋サイズ: 100mm(幅)×160mm(高さ) ×29mm(底折り径)(スタンデイングパウチ) フイルム構成: 12μPET(ポリエチレン)・15μNY(ナイロン)・
7μAl(アルミニウム)・50μCPP(無延伸ポリプ
ロピレン) 窓サイズ:3mm(幅)×100mm(長さ) 窓貼り材:50μCPP ヒートシールにより接着 (2) 評価 内容物量の確認:窓から目視出来る 耐レトルト性: 水190c.c.充填後121℃×30分レトルト 〜異常なし 落下強度: 水190c.c.充填後1.2m高さより2回落下. n=10.破袋漏洩なし 実施例 (1) 試作品 袋サイズ: 160mm(幅)×290mm(高さ) ×40mm(底折り径)(スタンデイングパウチ) フイルム構成: 12μPET(ポリエチレン)・15μNY(ナイロン)・
7μAl(アルミニウム)・80μCPP(無延伸ポリプ
ロピレン) 窓サイズ:5mm(幅)×200mm(長さ) 窓貼り材:80μCPP ヒートシールにより接着 (2) 評価 内容物量の確認:窓から目視出来る 耐レトルト性: 水1000c.c.充填後121℃×45分レトルト 〜異常なし 落下強度: 水1000c.c.充填後1.2m高さより2回落下. n=10.破袋漏洩なし 実施例 (1) 試作品 袋サイズ: 100mm(幅)×160mm(高さ) ×29mm(底折り径)(スタンデイングパウチ) フイルム構成: 12μPET(ポリエチレン)・15μNY(ナイロン)・
7μAl(アルミニウム)・50μCPP(無延伸ポリプ
ロピレン) 窓サイズ:10mm(幅)×100mm(長さ) 窓貼り材:50μCPP ヒートシールにより接着 (2) 評価 内容物量の確認:窓から目視出来る 耐レトルト性: 水190c.c.充填後121℃×30分レトルト 〜異常なし 落下強度: 水190c.c.充填後1.2m高さより2回落下. n=10.破袋漏洩なし 実施例 (1) 試作品 袋サイズ: 100mm(幅)×160mm(高さ) ×29mm(底折り径)(スタンデイングパウチ) フイルム構成: 12μPET(ポリエチレン)・15μNY(ナイロン)・
7μAl(アルミニウム)・50μCPP(無延伸ポリプ
ロピレン) 窓サイズ:20mm(幅)×100mm(長さ) 窓貼り材:50μCPP ヒートシールにより接着 (2) 評価 内容物量の確認:窓から目視出来る 耐レトルト性: 水190c.c.充填後121℃×30分レトルト 〜異常なし 落下強度: 水190c.c.充填後1.2m高さより2回落下. n=10.4/10袋に漏洩発生(窓部分) 実施例 (1) 試作品 袋サイズ: 160mm(幅)×290mm(高さ) ×40mm(底折り径)(スタンデイングパウチ) フイルム構成: 12μPET(ポリエチレン)・15μNY(ナイロン)・
7μAl(アルミニウム)・80μCPP(無延伸ポリプ
ロピレン) 窓サイズ:30mm(幅)×200mm(長さ) 窓貼り材:80μCPP ヒートシールにより接着 (2) 評価 内容物量の確認:窓から目視出来る 耐レトルト性: 水190c.c.充填後121℃×45分レトルト 〜異常なし 落下強度: 水190c.c.充填後1.2m高さより2回落下. n=10.6/10袋に漏洩発生(窓部分)
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係わる窓付き包
装容器の正面図、第2図は第1図の背面図、第3
図は第1図のAA′断面端面図における窓部拡大
図、第4図は他の実施例における窓部拡大断面端
面図、第5図は更に他の実施例を示す正面図、第
6図は更に他の実施例を示す正面図、第7図は更
に他の実施例を示す斜視図、第8図は更に実施例
を示す斜視図、及び第9図は更に他の実施例を示
す斜視図である。 1……窓付き包装容器、2……正面片、3……
背面片、6……窓貼り片、13……窓、14……
窓貼り片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 包装材料を貫通して形成され透明もしくは半透
    明な膜状材料で閉じられている窓を有し、前記窓
    は容器本体の耐落下強度以下の耐落下強度をもち
    かつ前記窓の最小幅が容器最小幅の10分の1以下
    であり、前記膜状材料はヒートシール性を持つ材
    料で構成され、かつ前記包装材料は少なくとも一
    方の表層材が前記膜状材料に対してヒートシール
    性を持つ材料で構成されていて前記包装材料の表
    層材と前記膜状材料とはヒートシールされている
    ことを特徴とする窓付き包装容器。
JP17636883U 1983-11-15 1983-11-15 窓付き包装容器 Granted JPS6084532U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17636883U JPS6084532U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 窓付き包装容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17636883U JPS6084532U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 窓付き包装容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6084532U JPS6084532U (ja) 1985-06-11
JPH0120284Y2 true JPH0120284Y2 (ja) 1989-06-15

Family

ID=30383469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17636883U Granted JPS6084532U (ja) 1983-11-15 1983-11-15 窓付き包装容器

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JP (1) JPS6084532U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59130741U (ja) * 1983-02-21 1984-09-01 田辺製薬株式会社 輸液の包装体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6084532U (ja) 1985-06-11

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