JPS6119712Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6119712Y2 JPS6119712Y2 JP19052581U JP19052581U JPS6119712Y2 JP S6119712 Y2 JPS6119712 Y2 JP S6119712Y2 JP 19052581 U JP19052581 U JP 19052581U JP 19052581 U JP19052581 U JP 19052581U JP S6119712 Y2 JPS6119712 Y2 JP S6119712Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- seat
- attached
- curved portion
- rotating member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、座席のリクライニング装置、詳しく
は、座席の背もたれ部を傾動させる座席のリクラ
イニング装置に関する。
は、座席の背もたれ部を傾動させる座席のリクラ
イニング装置に関する。
座席のリクライニング装置は、従来背もたれ部
のバツクフレームに取り付けられたアームを座部
を構成する座部フレームに回動自動に取り付け、
このアームを歯車などを介して回転操作つまみな
どによつて回動させてリクライニング傾動させた
り、またはモーターの回転力を歯車などを介して
アームに伝達してリクライニング傾動させてい
る。しかしながら、このような従来のリクライニ
ング装置は、つまみを回転させる速度又はモータ
ーの一定な回転速度によつてリクライニング傾動
し、座席の背もたれ部がどの位置、即ちどのよう
な傾斜位置にあつても同じ速度でリクライニング
傾動するため、所望のリクライニング位置まで傾
動するのに時間がかかつたり、不必要な所で時間
がかかつたりする。特に、背もたれ部の傾斜位置
の調節、リクライニング作動を行う場合、背もた
れ部の起立状態から若干傾斜した程度、即ち30〜
40度の傾斜までは、比較的微調整が必要なため、
上述したつまみ又はモーターの回転によつて傾動
させることも必要であるが、それ以上の傾斜、更
には背もたれ部をフルフラツトの状態までもつて
いくリクライニング傾動においては、上述した30
〜40度以降の傾動動作を速く行える方が所望の傾
斜位置まで速く背もたれ部を移動できるので望ま
しい。しかしながら、従来このような作動をする
リクライニング装置はなく、あつたとしても構造
が複雑であつたり、その操作が簡単でなかつた。
のバツクフレームに取り付けられたアームを座部
を構成する座部フレームに回動自動に取り付け、
このアームを歯車などを介して回転操作つまみな
どによつて回動させてリクライニング傾動させた
り、またはモーターの回転力を歯車などを介して
アームに伝達してリクライニング傾動させてい
る。しかしながら、このような従来のリクライニ
ング装置は、つまみを回転させる速度又はモータ
ーの一定な回転速度によつてリクライニング傾動
し、座席の背もたれ部がどの位置、即ちどのよう
な傾斜位置にあつても同じ速度でリクライニング
傾動するため、所望のリクライニング位置まで傾
動するのに時間がかかつたり、不必要な所で時間
がかかつたりする。特に、背もたれ部の傾斜位置
の調節、リクライニング作動を行う場合、背もた
れ部の起立状態から若干傾斜した程度、即ち30〜
40度の傾斜までは、比較的微調整が必要なため、
上述したつまみ又はモーターの回転によつて傾動
させることも必要であるが、それ以上の傾斜、更
には背もたれ部をフルフラツトの状態までもつて
いくリクライニング傾動においては、上述した30
〜40度以降の傾動動作を速く行える方が所望の傾
斜位置まで速く背もたれ部を移動できるので望ま
しい。しかしながら、従来このような作動をする
リクライニング装置はなく、あつたとしても構造
が複雑であつたり、その操作が簡単でなかつた。
本考案の目的は、上記従来の事情に鑑み、背も
たれ部の起立状態から例えば30〜40度程度までの
傾動は微調整できるように比較的遅く行われ、そ
れ以降の傾動は速く行うことができるようにした
座席のリクライニング装置を提供するにある。
たれ部の起立状態から例えば30〜40度程度までの
傾動は微調整できるように比較的遅く行われ、そ
れ以降の傾動は速く行うことができるようにした
座席のリクライニング装置を提供するにある。
以下、本考案を図示の実施例によつて説明す
る。
る。
第1図a,bに示す本考案のリクライニング装
置は、座席の座部を構成する座部フレーム(図示
せず)の後方部に取り付けられたベースプレート
1と、背もたれ部(図示せず)に上端部が取り付
けられたアーム2とを有し、上記ベースプレート
1の中心部に回動軸5によつて回動部材3が回動
自在に取り付けられている。この回動部材3は、
その下端部が下方に延出し、この延出部に支軸7
を介して上記アーム2の下端部が回動自在に取り
付けられている。
置は、座席の座部を構成する座部フレーム(図示
せず)の後方部に取り付けられたベースプレート
1と、背もたれ部(図示せず)に上端部が取り付
けられたアーム2とを有し、上記ベースプレート
1の中心部に回動軸5によつて回動部材3が回動
自在に取り付けられている。この回動部材3は、
その下端部が下方に延出し、この延出部に支軸7
を介して上記アーム2の下端部が回動自在に取り
付けられている。
アーム2の下端部の左部には、左方に延出した
突出部1cが形成されて、ここにガイドピン6が
取り付けられ、このガイドピン6は上記ベースプ
レート1に形成されたガイド孔1bに嵌合してい
る。このガイド孔1bは、上方が右方に急激に湾
曲して形成されている。また、アーム2の中程下
部寄りの所には移動ピン8が取り付けられ、この
ピン8はベースプレート1に形成された長孔1a
に嵌合している。この長孔1aは上下方向に真直
ぐに形成されている。また、アーム2の下端部の
右部は少し延出し、ここに凸部1dが形成されて
いる。
突出部1cが形成されて、ここにガイドピン6が
取り付けられ、このガイドピン6は上記ベースプ
レート1に形成されたガイド孔1bに嵌合してい
る。このガイド孔1bは、上方が右方に急激に湾
曲して形成されている。また、アーム2の中程下
部寄りの所には移動ピン8が取り付けられ、この
ピン8はベースプレート1に形成された長孔1a
に嵌合している。この長孔1aは上下方向に真直
ぐに形成されている。また、アーム2の下端部の
右部は少し延出し、ここに凸部1dが形成されて
いる。
上記ベースプレート1に回動部材3を取り付け
ている回動軸5には、更に円形プレート12,1
3を取り付けた後、操作つまみ9が取り付けられ
ている。操作つまみ9は、これを手などにより操
作して回転することにより歯車などを介して上記
回動部材3を所望の方向に回動するものであり、
これは、例えば特開昭56−106609に開示されてい
るようなフレキシブルインナーギヤー等を使用し
て作動させてよく、図においてはこの一例とし
て、インナーギヤー10および作動部材11を想
像線で示してあり、これは操作つまみ9を回転さ
せることにより作動部材11が同じように回転
し、インナーギヤー10の作用により回動部材3
が回動するものである。なお、これは、上述した
ような操作つまみ9やインナーギヤー10による
のでなく、モーターなどの回転力を利用し、この
回転力によつて上記回動部材3を所望の方向に回
動させてもよい。
ている回動軸5には、更に円形プレート12,1
3を取り付けた後、操作つまみ9が取り付けられ
ている。操作つまみ9は、これを手などにより操
作して回転することにより歯車などを介して上記
回動部材3を所望の方向に回動するものであり、
これは、例えば特開昭56−106609に開示されてい
るようなフレキシブルインナーギヤー等を使用し
て作動させてよく、図においてはこの一例とし
て、インナーギヤー10および作動部材11を想
像線で示してあり、これは操作つまみ9を回転さ
せることにより作動部材11が同じように回転
し、インナーギヤー10の作用により回動部材3
が回動するものである。なお、これは、上述した
ような操作つまみ9やインナーギヤー10による
のでなく、モーターなどの回転力を利用し、この
回転力によつて上記回動部材3を所望の方向に回
動させてもよい。
以上のように本考案のリクライニング装置は構
成されている。次にその作用を第2図a〜cを参
照して説明する。
成されている。次にその作用を第2図a〜cを参
照して説明する。
背もたれ部が起立した状態では、アーム2は第
1図aのように垂直な状態になる。これを後方、
即ち第1図aにおいて矢印14で示す方向に回動
させるには、前述したように操作つまみ9を所望
の方向に回転して、回動部材3を矢印15の方向
に回動させる。回動部材3が矢印5の方向に回転
すると、支軸7によりアーム2も同方向に回動す
るも、このアーム2の回動は、ガイドピン6およ
び移動ピン(8)がそれぞれベースプレート1に形成
されたガイド孔1bおよび長孔1aに案内され、
この案内に従つて行われ、その結果、アーム2は
第2図aの位置に移動し、若干後方に傾斜してい
る。この時のアーム2の起立状態に対する傾斜状
態の角度は約17.5度である。更に、回動部材3を
回動させると、アーム2は第2図bの位置まで回
動する。この時、ガイドピン6は、第2図bに示
すように、ガイド孔1b内を位置AからBまで長
さだけ移動する。この時のアーム2の傾斜角度
Lは例えば約35.5度である。一般的には、この程
度までのアーム2の傾斜は、座者の体格やその作
業目的、例えば、この座席を自動車の座席として
応用した場合には運転姿勢などに関係して微調整
できることが必要であり、このために上記実施例
においては、ガイドピン6が嵌合案内されるガイ
ド孔1bの位置AからBまでの間は、ゆるやかに
カーブした大半径湾曲部になつている。そして、
この大半径湾曲部に沿つてガイドピン6が案内さ
れ、アーム2は比較的遅く、微調整可能な速度で
回動するようになつている。
1図aのように垂直な状態になる。これを後方、
即ち第1図aにおいて矢印14で示す方向に回動
させるには、前述したように操作つまみ9を所望
の方向に回転して、回動部材3を矢印15の方向
に回動させる。回動部材3が矢印5の方向に回転
すると、支軸7によりアーム2も同方向に回動す
るも、このアーム2の回動は、ガイドピン6およ
び移動ピン(8)がそれぞれベースプレート1に形成
されたガイド孔1bおよび長孔1aに案内され、
この案内に従つて行われ、その結果、アーム2は
第2図aの位置に移動し、若干後方に傾斜してい
る。この時のアーム2の起立状態に対する傾斜状
態の角度は約17.5度である。更に、回動部材3を
回動させると、アーム2は第2図bの位置まで回
動する。この時、ガイドピン6は、第2図bに示
すように、ガイド孔1b内を位置AからBまで長
さだけ移動する。この時のアーム2の傾斜角度
Lは例えば約35.5度である。一般的には、この程
度までのアーム2の傾斜は、座者の体格やその作
業目的、例えば、この座席を自動車の座席として
応用した場合には運転姿勢などに関係して微調整
できることが必要であり、このために上記実施例
においては、ガイドピン6が嵌合案内されるガイ
ド孔1bの位置AからBまでの間は、ゆるやかに
カーブした大半径湾曲部になつている。そして、
この大半径湾曲部に沿つてガイドピン6が案内さ
れ、アーム2は比較的遅く、微調整可能な速度で
回動するようになつている。
第2図bの状態から更に操作つまみ9を回転し
て回動部材3を回動すると、アーム2は更に回動
するも、この時アーム2のガイドピン6が嵌合し
て案内されるガイド孔1bの形状は急激に湾曲し
た小半径湾曲部になつているため、、第2図bの
状態から第2図cの状態への移動においてアーム
2のみが大きく回動し、第2図cに示すようにフ
ラツトな状態まで比較的速く回動する。このよう
にアーム2が大きく回動した傾斜角度Mは、ガイ
ド孔1bの円弧長mに相当するものである。即
ち、アーム2が大きく回動する角度Mは、一般的
には、座席のリクライニング作動上微調整は不要
のもので、粗調整でよく、速くフラツトな状態又
は所望の傾斜位置までリクライニング作動させる
ことが必要な部分であり、上述のようにガイド孔
1bを小半径湾曲部として形成することにより達
成されているものである。
て回動部材3を回動すると、アーム2は更に回動
するも、この時アーム2のガイドピン6が嵌合し
て案内されるガイド孔1bの形状は急激に湾曲し
た小半径湾曲部になつているため、、第2図bの
状態から第2図cの状態への移動においてアーム
2のみが大きく回動し、第2図cに示すようにフ
ラツトな状態まで比較的速く回動する。このよう
にアーム2が大きく回動した傾斜角度Mは、ガイ
ド孔1bの円弧長mに相当するものである。即
ち、アーム2が大きく回動する角度Mは、一般的
には、座席のリクライニング作動上微調整は不要
のもので、粗調整でよく、速くフラツトな状態又
は所望の傾斜位置までリクライニング作動させる
ことが必要な部分であり、上述のようにガイド孔
1bを小半径湾曲部として形成することにより達
成されているものである。
以上説明したように、本考案によれば、座席の
背もたれ部のバツクフレームに取り付けられたア
ームを回動部材を介して回動させると共に、小半
径湾曲部,大半径湾曲部を有したガイド孔によつ
てアームのガイドピンを嵌合案内させて回動させ
ることにより、上記小半径湾曲部に対応したアー
ムの回動動作を速くして、背もたれ部のリクライ
ニング傾動を速く行うことができるので、所望の
リクライニング位置まで傾動さるので、素速く短
時間で行うことができる。特に、大半径湾曲部を
アームの起立状態に対応した付近に設け、小半径
湾曲部をフラツト状態に対応した付近に設けるこ
とにより、起立状態付近においては、アームを微
調整でき、フラツト状態にする場合には、粗調整
で速く傾動させることができる。
背もたれ部のバツクフレームに取り付けられたア
ームを回動部材を介して回動させると共に、小半
径湾曲部,大半径湾曲部を有したガイド孔によつ
てアームのガイドピンを嵌合案内させて回動させ
ることにより、上記小半径湾曲部に対応したアー
ムの回動動作を速くして、背もたれ部のリクライ
ニング傾動を速く行うことができるので、所望の
リクライニング位置まで傾動さるので、素速く短
時間で行うことができる。特に、大半径湾曲部を
アームの起立状態に対応した付近に設け、小半径
湾曲部をフラツト状態に対応した付近に設けるこ
とにより、起立状態付近においては、アームを微
調整でき、フラツト状態にする場合には、粗調整
で速く傾動させることができる。
第1図a,bは、それぞれ本考案の一実施例を
示す座席のリクライニング装置の正面図および第
1図aのB−B線断面図、第2図a〜cは、それ
ぞれ第1図のリクライニング装置の作動態様図で
ある。 1……ベースプレート、2……アーム、3……
回動部材、5……回動軸、6……ガイドピン、7
……支軸、8……移動ピン、1a……長孔、1b
……ガイド孔。
示す座席のリクライニング装置の正面図および第
1図aのB−B線断面図、第2図a〜cは、それ
ぞれ第1図のリクライニング装置の作動態様図で
ある。 1……ベースプレート、2……アーム、3……
回動部材、5……回動軸、6……ガイドピン、7
……支軸、8……移動ピン、1a……長孔、1b
……ガイド孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 座席の座部の後端部に設けられた背もたれ部を
回動自在にした座席のリクライニング装置におい
て、 上記座部を構成する座部フレームの後端部に取
り付けられたベースプレート1と、背もたれ部に
上端部が取り付けられたアーム2と、ベースプレ
ート1の中心部に回動自在に取り付けられた回動
部材3とを備え、 回動部材3の下端部が下方に延出しこの延出部
にアーム2の下端部を回動自在に取り付け、 アーム2の下端部一側にガイドピン6が取り付
けられた突出部1cを形成し、 ベースプレート1に形成されたガイド孔1bに
ガイドピン6を嵌合し、 アーム2の中程下部寄りに移動ピン8を取り付
け、 ベースプレート1に上下方向に沿つて形成され
た長孔1aに移動ピン8を嵌合し、 前記ガイド孔1bはゆるやかにカーブした大半
径湾曲部と急激にカーブした小半径湾曲部とを有
し、小半径湾曲部に案内されて回動した場合に
は、上記アームは回動部材の回動よりも速く、か
つ小半径湾曲部の湾曲部の半径が小さくなるにつ
れて速度が増大するよう回動することを特徴とす
る座席のリクライニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19052581U JPS5893255U (ja) | 1981-12-21 | 1981-12-21 | 座席のリクライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19052581U JPS5893255U (ja) | 1981-12-21 | 1981-12-21 | 座席のリクライニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5893255U JPS5893255U (ja) | 1983-06-24 |
JPS6119712Y2 true JPS6119712Y2 (ja) | 1986-06-13 |
Family
ID=29994908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19052581U Granted JPS5893255U (ja) | 1981-12-21 | 1981-12-21 | 座席のリクライニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5893255U (ja) |
-
1981
- 1981-12-21 JP JP19052581U patent/JPS5893255U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5893255U (ja) | 1983-06-24 |
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