JPS6118788Y2 - - Google Patents
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- JPS6118788Y2 JPS6118788Y2 JP17704281U JP17704281U JPS6118788Y2 JP S6118788 Y2 JPS6118788 Y2 JP S6118788Y2 JP 17704281 U JP17704281 U JP 17704281U JP 17704281 U JP17704281 U JP 17704281U JP S6118788 Y2 JPS6118788 Y2 JP S6118788Y2
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Landscapes
- Carpets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、カーペツト用下地材に関するもの
である。
である。
従来、独立発泡のエチレン系樹脂発泡シート
は、断熱性、防音性、クツシヨン性等に優れた性
能を有している為にカーペツト用下地材として使
用されているが、その上に長時間物を置くとその
部分がへこみ回復せずに跡が残り易い。
は、断熱性、防音性、クツシヨン性等に優れた性
能を有している為にカーペツト用下地材として使
用されているが、その上に長時間物を置くとその
部分がへこみ回復せずに跡が残り易い。
このため、実公昭45−6782号公報では独立発泡
のエチレン系樹脂発泡シートに貫通孔をあけてい
る。
のエチレン系樹脂発泡シートに貫通孔をあけてい
る。
上記従来の貫通孔をあけただけの独立発泡のエ
チレン系樹脂発泡シートよりなるカーペツト用下
地材は、温度、湿度の変化により、伸び、収縮が
繰り返えされと、ふくれ、しわ等が生じたり、折
り曲げた時に座屈が発生し、外観を損なう欠点が
あつた。
チレン系樹脂発泡シートよりなるカーペツト用下
地材は、温度、湿度の変化により、伸び、収縮が
繰り返えされと、ふくれ、しわ等が生じたり、折
り曲げた時に座屈が発生し、外観を損なう欠点が
あつた。
この考案は上記のごとき温度、、湿度の変化に
より、伸びたり、収縮したりせず、座屈が発生し
ないカーペツト用下地材を提供するこを目的とす
る。
より、伸びたり、収縮したりせず、座屈が発生し
ないカーペツト用下地材を提供するこを目的とす
る。
この考案のカーペツト用下地材は、紙の両面に
独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートが積層され
た複合シートに、該複合シートの表面から裏面に
貫通する多数の孔が設けられてなることを特徴と
する。
独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートが積層され
た複合シートに、該複合シートの表面から裏面に
貫通する多数の孔が設けられてなることを特徴と
する。
紙は温度による伸縮が小さく、かつその両面に
エチレン系樹脂発泡シートが積層されているため
湿気に影響されず、エチレン系樹脂発泡シートが
温度、、湿度によつて伸びたり、収縮するのを抑
制する。また、紙の両面に発泡シートが積層され
ているので、クツシヨン性に優れ、折り曲げ等に
よる座屈に耐える。
エチレン系樹脂発泡シートが積層されているため
湿気に影響されず、エチレン系樹脂発泡シートが
温度、、湿度によつて伸びたり、収縮するのを抑
制する。また、紙の両面に発泡シートが積層され
ているので、クツシヨン性に優れ、折り曲げ等に
よる座屈に耐える。
更に、多数の貫通孔の存在により通気性が付与
され、へたり性を改善するとともに、下地材と床
との間にかびが生えることがなく、かつ、接着剤
の溶剤、水分等の蒸発分がこの孔から逃げるの
で、床面と下地材との間の溶剤、水分に起因する
カーペツトのふくれが発生しない。
され、へたり性を改善するとともに、下地材と床
との間にかびが生えることがなく、かつ、接着剤
の溶剤、水分等の蒸発分がこの孔から逃げるの
で、床面と下地材との間の溶剤、水分に起因する
カーペツトのふくれが発生しない。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
図において、1は複合シートであり、、紙2の
両面に独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3,
3が積層されることにより構成される。この複合
シート1の表面から裏面に貫通して多数の孔4,
4…が設けられてこの考案のカーペツト用下地材
とされている。
両面に独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3,
3が積層されることにより構成される。この複合
シート1の表面から裏面に貫通して多数の孔4,
4…が設けられてこの考案のカーペツト用下地材
とされている。
紙としは、強度的にみてクラフト紙が好適に使
用される。そして、発泡シート3と積層する際に
熱融着法による場合には、両面奪にポリエチレン
がラミネートされたクラフト紙が特に好適であ
る。
用される。そして、発泡シート3と積層する際に
熱融着法による場合には、両面奪にポリエチレン
がラミネートされたクラフト紙が特に好適であ
る。
独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3として
は、ポリエチレン、ポリエチレンを主成分とする
他のポリマーとの混合物、エチレンを主成分とす
る共重合体等からなる独立気泡構造の発泡シート
であり、特に架橋構造を有するものが強度、クツ
シヨン性等が優れており好ましい。
は、ポリエチレン、ポリエチレンを主成分とする
他のポリマーとの混合物、エチレンを主成分とす
る共重合体等からなる独立気泡構造の発泡シート
であり、特に架橋構造を有するものが強度、クツ
シヨン性等が優れており好ましい。
また、発泡シート3の気泡径としては0.15mm以
上、特に0.4mm以上が好ましい。更に発泡シート
3の見掛け密度としては、0.02〜0.05g/cm2の範
囲が好ましい。
上、特に0.4mm以上が好ましい。更に発泡シート
3の見掛け密度としては、0.02〜0.05g/cm2の範
囲が好ましい。
前記の紙3と、複合シート3の積層方法は公知
の任意の方法たとえば熱融着法、接着剤による接
着等が採用されるが、熱融着法が好適に採用され
る。
の任意の方法たとえば熱融着法、接着剤による接
着等が採用されるが、熱融着法が好適に採用され
る。
孔4としては、複合シート1の表面から裏面に
貫通するものであればいかなる形状でもよいが、
孔開け作業性等から円形のものが普通である。孔
4の径は、1.5mm以下のものが好ましい。大きす
ぎると、複合シート1の強度、クツシヨン性等が
低下するので好ましくない。また、複合シート1
に設けられる孔4の数が多すぎても、複合シート
の強度、クツシヨン性が低下するので好ましくな
く、複合シート1cm2当り9個以下が好ましい。
貫通するものであればいかなる形状でもよいが、
孔開け作業性等から円形のものが普通である。孔
4の径は、1.5mm以下のものが好ましい。大きす
ぎると、複合シート1の強度、クツシヨン性等が
低下するので好ましくない。また、複合シート1
に設けられる孔4の数が多すぎても、複合シート
の強度、クツシヨン性が低下するので好ましくな
く、複合シート1cm2当り9個以下が好ましい。
孔4の形成方法としては、、ニードルパンチに
よる方法等公知の方法が適宜採用されてよい。
よる方法等公知の方法が適宜採用されてよい。
尚、第3図に示すように複合シート1の下面に
補強層5を設けておくと、床面にカーペツトと共
に下地材を接着した場合に、これを貼替え時に床
面にから剥がす際に、発泡シート3が破壊されて
残ることがないので作業能率が向上し好ましい。
補強層5を設けておくと、床面にカーペツトと共
に下地材を接着した場合に、これを貼替え時に床
面にから剥がす際に、発泡シート3が破壊されて
残ることがないので作業能率が向上し好ましい。
補強層5とししては、発泡シート3の表面層を
補強するものであり、ポリエチレン等のプラスチ
ツクフイルム、紙、不織布、織布等が好適に用い
られ、その厚みとしては50μ以上あるものが好ま
しい。
補強するものであり、ポリエチレン等のプラスチ
ツクフイルム、紙、不織布、織布等が好適に用い
られ、その厚みとしては50μ以上あるものが好ま
しい。
発泡シート3と補強層5の積層は普通接着剤に
より接着する方法が用いられるが、補強層5がポ
リエチレンフイルム等のプラスチツクフイルムか
らなる場合は熱融着法が好ましい。尚、補強層5
は複合シート1の上下両面に設けられてもよい。
より接着する方法が用いられるが、補強層5がポ
リエチレンフイルム等のプラスチツクフイルムか
らなる場合は熱融着法が好ましい。尚、補強層5
は複合シート1の上下両面に設けられてもよい。
この考案のカーペツト用下地材を使用すること
は、第2図に示すように複合シート1の上面に接
着剤等によりカーペツト6を貼り合わせ、床に敷
くかもしくは床に水性エマルジヨン接着剤等を塗
布し接着するのである。
は、第2図に示すように複合シート1の上面に接
着剤等によりカーペツト6を貼り合わせ、床に敷
くかもしくは床に水性エマルジヨン接着剤等を塗
布し接着するのである。
更に、具体的な実施例について説明する。
〔具体的実施例1)
発泡シート3として、平均気泡0.7mm、見掛け
密度0.025g/cm2、厚み2.5mmの独立気泡架橋ポリ
エチレン発泡シートを用い、紙2として両面にポ
リエチレンがラミネートされたクラフト紙(厚み
100μ)を用い、紙2の両面に発泡シート3を熱
融着して複合シート1を作成した。
密度0.025g/cm2、厚み2.5mmの独立気泡架橋ポリ
エチレン発泡シートを用い、紙2として両面にポ
リエチレンがラミネートされたクラフト紙(厚み
100μ)を用い、紙2の両面に発泡シート3を熱
融着して複合シート1を作成した。
この複合シート1にニードルパンチによつて表
面から裏面に貫通する径1.5mmの円形の孔4を1
cm2当り9個穿設し、カーペツト用下地材を作成し
た。
面から裏面に貫通する径1.5mmの円形の孔4を1
cm2当り9個穿設し、カーペツト用下地材を作成し
た。
このカーペツト用下地材と孔4の設けられてい
ない上記と同じ発泡シートで厚み5mmのものとを
180゜に折り曲げ、荷重20Kgを乗せ、温度20℃、
湿度60%の室内に24時間報知した後、荷重を取り
除き元のシートの状態に戻し、24時間後に折れし
わを観察したところ、発泡シートは折れしわが目
立つたが、この考案のものは折れしわがほとんど
目立たなかつた。
ない上記と同じ発泡シートで厚み5mmのものとを
180゜に折り曲げ、荷重20Kgを乗せ、温度20℃、
湿度60%の室内に24時間報知した後、荷重を取り
除き元のシートの状態に戻し、24時間後に折れし
わを観察したところ、発泡シートは折れしわが目
立つたが、この考案のものは折れしわがほとんど
目立たなかつた。
次にこの考案のカーペツト用下地材の上面にバ
イルカーペツト6を接着剤により貼り合わせ、床
面羅に水性エマルジヨン接着剤を200g/m2塗布
し、下地材の下面を床面に貼り合わせて施工し
た。また、同様に下地材として上記発泡シートの
みからなるものを用いてカーペツトを施工した。
イルカーペツト6を接着剤により貼り合わせ、床
面羅に水性エマルジヨン接着剤を200g/m2塗布
し、下地材の下面を床面に貼り合わせて施工し
た。また、同様に下地材として上記発泡シートの
みからなるものを用いてカーペツトを施工した。
その結果、発泡シートのみを用いたものはふく
れが発生したが、この考案のカーペツト用下地材
を用いたものはふくれが全く発生しなかつた。
れが発生したが、この考案のカーペツト用下地材
を用いたものはふくれが全く発生しなかつた。
また、カーペツトの上に重量50Kgの物を一ケ月
間置き、物を取り除いた後に、そのへこみ部分を
観察したところ、この考案のカーペツト用下地材
を用いたものは4時間後にほぼ完全にへこみが回
復したが、発泡シートのみを用いたものは24時間
後もへこみが残つており、回復しなかつた。
間置き、物を取り除いた後に、そのへこみ部分を
観察したところ、この考案のカーペツト用下地材
を用いたものは4時間後にほぼ完全にへこみが回
復したが、発泡シートのみを用いたものは24時間
後もへこみが残つており、回復しなかつた。
以上のように、この考案のカーペツト用下地材
は、紙の両面にエチレン系樹脂発泡シートが積層
されているため紙は湿気に影響されず、エチレン
系樹脂発泡シートが温度、湿度によつて伸びた
り、収縮するのを抑制する。また、紙の両面に発
泡シートが積層されているのでクツヨン性に優
れ、折り曲げ等により座屈しにくい。
は、紙の両面にエチレン系樹脂発泡シートが積層
されているため紙は湿気に影響されず、エチレン
系樹脂発泡シートが温度、湿度によつて伸びた
り、収縮するのを抑制する。また、紙の両面に発
泡シートが積層されているのでクツヨン性に優
れ、折り曲げ等により座屈しにくい。
更に、多数の貫通孔の存在により通気性が付与
され、へたり性を改善するとともに、、下地材と
床との間にかびが生えることがなく、かつ、接着
剤の溶剤、水分等の蒸発分がこの孔から逃げるの
で、床面と下地分との間の溶剤、水分に起因する
カーペツトのふくれが発生しない。
され、へたり性を改善するとともに、、下地材と
床との間にかびが生えることがなく、かつ、接着
剤の溶剤、水分等の蒸発分がこの孔から逃げるの
で、床面と下地分との間の溶剤、水分に起因する
カーペツトのふくれが発生しない。
第1図はこの考案のカーペツト用下地材の一例
を示す断面図、第2図はこの考案のカーペツト用
下地材とカーベツトとを貼り合わせた状態の例を
示す断面図、第3図はこの考案カーペツト用下地
材の他の例を示す断面図である。 1……複合シート、2……紙、3……発泡シー
ト、4……孔、6……カーペツト。
を示す断面図、第2図はこの考案のカーペツト用
下地材とカーベツトとを貼り合わせた状態の例を
示す断面図、第3図はこの考案カーペツト用下地
材の他の例を示す断面図である。 1……複合シート、2……紙、3……発泡シー
ト、4……孔、6……カーペツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 紙の両面に独立気泡のエチレン系樹脂発泡シ
ートが積層された複合シートに、、該複合シー
トの表面朝から裏面に貫通する多数の孔が設け
られてなるカーペツト用下地材。 2 孔の径が1.5mm以下である実用新案登録請求
の範囲第1項記載のカーペツト用下地材。 3 孔が複合シート1cm2当り9個以下設けられた
ものである実用新案登録請求の範囲第1項又は
第2項記載のカーペツト用下地材。 4 発泡シートの平均気泡径が0.15mm以上である
実用新案登録請求の範囲第1項、第2項又は第
3項記載のカーペツト用下地材。 5 発泡シートの見掛け密度が0.02〜0.05g/cm2
である実用新案登録請求の範囲第1項、第2
項、第3項又は第4項記載のカーペツト用下地
材。 6 発泡シートが架橋ポリエチレン発泡シートで
ある実用新案登録請求の範囲第1項、第2項、
第3項、第4項又は第5項記載のカーペツト用
下地材。 7 紙がクラフト紙である実用新案登録請求の範
囲第1項、第2項、第3項、第4項、第5項又
は第6項記載のカーペツト用下地材。 8 紙がその両面にポリエチレンがラミネートさ
れたクラフト紙である実用新案登録請求の範囲
第1項、第2項、第3項、第4項、第5項又は
第6項記載のカーペツト用下地材。 9 複合シートがその下面に補強層を有するもの
である実用新案登録請求の範囲第1項記載のカ
ーペツト用下地材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17704281U JPS5880079U (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | カ−ペツト用下地材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17704281U JPS5880079U (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | カ−ペツト用下地材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5880079U JPS5880079U (ja) | 1983-05-30 |
JPS6118788Y2 true JPS6118788Y2 (ja) | 1986-06-06 |
Family
ID=29970560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17704281U Granted JPS5880079U (ja) | 1981-11-26 | 1981-11-26 | カ−ペツト用下地材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5880079U (ja) |
-
1981
- 1981-11-26 JP JP17704281U patent/JPS5880079U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5880079U (ja) | 1983-05-30 |
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