JPS6130845Y2 - - Google Patents

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JPS6130845Y2
JPS6130845Y2 JP1289981U JP1289981U JPS6130845Y2 JP S6130845 Y2 JPS6130845 Y2 JP S6130845Y2 JP 1289981 U JP1289981 U JP 1289981U JP 1289981 U JP1289981 U JP 1289981U JP S6130845 Y2 JPS6130845 Y2 JP S6130845Y2
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JP
Japan
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carpet
foam sheet
sheet
carpet base
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JP1289981U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カーペツト用下地材に関する。
〔従来の技術〕 従来からの合成樹脂発泡シートがカーペツト用
下地材として使用されている(実開昭49−52324
号)。なかでも独立気泡のエチレン系樹脂発泡シ
ートは、断熱性、防音性、クツシヨン性等に優れ
た性能を有している為にカーペツト用下地材とし
て利用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート
は、このものの上に長時間物を置くとその部分が
へこみ回復せずに跡が残るというへたり現象があ
つたり、温度湿度の変化により伸縮したり、床へ
の施工時に用いる接着剤の溶剤、水分等の蒸発に
起因するふくれ現象が発生したり、折り曲げた時
に座屈が発生し外観を損つたり、カーペツトの貼
替時に床面からカーペツトを剥す場合に発泡シー
トの表皮強度が弱く床面に発泡シートが破壊され
て残り作業能率が悪い等の欠点を有していた。
この考案は、上記の欠点を解消し優れた性能の
カーペツト用下地材を提供しようとするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のカーペツト用下地材は、独立気泡の
エチレン系樹脂発泡シートに補強層が積層された
複合シートに、該複合シートの表面から裏面に貫
通する径1.5mm以下で且つ1cm2当り9個以下の孔
が設けられてなるものである。
〔作 用〕
この考案のカーペツト用下地材においては、独
立気泡のエチレン系樹脂発泡シートに補強層が積
層された複合シートに、表裏に貫通した孔が径
1.5mm以下で且つ1cm2当り9個以下の設けられて
いるので、この孔を通じて空気が入り込む量が適
度のものとなつて、へたり等が確実に回復する機
能が付加され、また、温度、湿度の変化が少な
く、したがつてそれらの影響による伸縮も小さい
ものとなる。また、折り曲げた場合にも補強材の
存在と相まつて座屈が発生し難い。
更に、この孔径及び孔密度は、接着剤により床
面に接着した場合の、ふくれの原因となる接着剤
の溶剤、水分等の蒸気が逸散するのにも適応した
ものであり、ふくれの発生を阻止する作用も有す
る。
更にまた、カーペツトの貼替え時に床面から剥
がす場合には、この孔のために床面との接着が全
面接着になつていないので剥がし易く、且つ補強
層が設けられているから発泡シートが破壊される
ことなく簡単に剥がすことができる。
〔実施例〕
この考案のカーペツト用下地材の実施例を図面
を参照しながら説明する。
図において、1は複合シートであり、独立気泡
のエチレン系樹脂発泡シート2の下面に補強シー
ト3が積層されて構成され、この複合シート1の
表面から裏面に貫通して多数の孔4,4,4…が
設けられてこの考案のカーペツト用下地材とされ
ている。
独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート2は、ポ
リエチレン、ポリエチレンを主成分とする共重合
体、ポリエチレンを主成分としこれに他のポリマ
ーを配合した混合物等からなる独立気泡構造の発
泡シートである。特に架橋構造を有するものが強
度、クツシヨン性等が優れているので好ましい。
また、発泡シート2の気泡径としては、0.15mm
以上、特に0.4mm以上が好ましく、また、発泡シ
ート2の密度としては0.02〜0.05g/cm3の範囲が
好ましい。
補強層3としては、発泡シート2の表面層を補
強するものであり、ポリエチレン等のプラスチツ
クフイルム、紙、不織布、織布等が好適に用いら
れ、その厚みとしては50μ以上あるのが好まし
い。
発泡シート2と補強シート3の積層は、普通接
着剤により接着する方法が用いられるが、補強層
3がポリエチレンフイルム等のプラスチツクフイ
ルムからなる場合は熱融着法が好ましい。
なお、補強層3は発泡シート2の上下両面に設
けられてもよい。
前記孔4としては、1.5mm以下の孔径を有し、
かつ1cm2当り9個以下の密度で設けることが、こ
の孔を通じて空気或いは溶剤蒸気、水蒸気等の流
れ込み或いは逸散が良好となり必要である。
また、孔径あるいは孔数が上記範囲以上である
と複合シート1の強度、クツシヨン性等が低下し
所望性能のものが得られないからである。
また、孔4の形状としては、いかなる形状でも
よいが、孔開けの作業性等から円形のものが好ま
しく、ニードルパンチによる孔開け方法等公知の
孔開け方法が適宜採用されてよい。
この考案のカーペツト用下地材を使用するに
は、第2図に示すように発泡シート2の上面に接
着剤等によりカーペツト5を貼合せ、床に敷くか
もしくは床に水性エマルジヨン接着剤等を塗布し
接着する。
以下、この考案のカーペツト下地材についての
実際の試験例を述べる。
発泡シートとして平均気泡径0.7mm、見掛け密
度0.025g/cm3、厚み5mmの独立気泡架橋ポリエ
チレン発泡シートを用い、補強層として厚み50μ
のポリエチレンフイルムを用いてこの両者を熱融
着して複合シートを作成した。
そしてこの複合シートにニードルパンチによつ
て表面から裏面に貫通する径1.5mmの円形の孔を
1cm2当り9個穿設し、この考案のカーペツト用下
地材を作成した。
このカーペツト下地材を180゜に折り曲げ、荷
重20Kgを乗せ、温度20℃、湿度60%の室内に24時
間放置した後、荷重を取り除き元の状態に戻し、
24時間後に折れしわを観察したところ、殆ど目立
たなかつた。一方、孔を開けない複合シートにつ
いて同様なテストの結果では折れしわが目立つ
た。
次に、上記カーペツト用下地材の上面にパイカ
ルカーペツトを接着剤により貼合せ、床面に水性
エマルジヨン接着剤を200g/m2の割合で塗布
し、下地材の補強層面を貼合せて施工した。比較
のため前記の発泡シートのみからなる下地材につ
いても同様に施工した。
この結果、発泡シートのみのものはふくれを生
じたが、この考案の下地材についてはふくれが全
く発生しなかつた。
また、50Kgの重量物をこれらのカーペツトの上
に1ケ月間置き、この物を取り除いた後に、その
へこみを観察したところ、この考案のカーペツト
用下地材を用いたものについては4時間後にほぼ
完全にへこみが回復したが、発泡シートのみのも
のについては24時間後もへこみが残つており回復
しなかつた。
更に、カーペツトと共に下地材を床面から剥が
してみたところ、この考案のカーペツト用下地材
を用いたものは床面から完全に剥がれたが、発泡
シートのみのを用いたものは発泡シートが破壊し
床面のところどころに残つてしまつた。
〔考案の効果〕
この考案のカーペツト下地材においては、複合
シートに、径1.5mm以下で且つ1cm2当り9個以下
の貫通孔が設けられているので、この貫通孔を通
じて空気が入り込むことによりへたり等が回復す
る機能が付加される。それ故、カーペツトの上に
発泡シートがへこむような重量のあるものを長時
間置いても、その物をとり除けば下地材に貫通孔
から空気が入り込みへたりが回復する。また、貫
通孔のために温度、湿度の変化が少なく、したが
つてそれらの影響による伸縮も小さく、折り曲げ
た場合にも座屈が発生し難い。
また、接着剤により床面に接着した場合にも接
着剤の溶剤、水分等の蒸発に起因するカーペツト
のふくれが貫通孔により蒸気を逃がすために緩和
されて発生しない。
更に、カーペツトの貼替え時に床面から剥がす
場合には貫通孔のために床面との接着が全面接着
になつていないので剥がし易く、更にまた補強層
が設けられいるから発泡シートが破壊されること
なく簡単に剥がすことができる。
上述のような、この考案のカーペツト下地材
が、へたりの回復性に優れ、伸縮、ふくれ、破壊
等がなく優れた実用性を有することは、前記実験
例においても実証されている。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のカーペツト用下地材の一例
を示す断面図、第2図はこの考案のカーペツト用
下地材とカーペツトとを貼り合わせた状態を示す
断面図である。 1……複合シート、2……発泡シート、3……
補強層、4……孔、5……カーペツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートに補強
    層が積層された複合シートに、該複合シートの
    表面から裏面に貫通する径1.5mm以下で且つ1
    cm2当り9個以下の孔が設けられてなるカーペツ
    ト用下地材。 2 発泡シートの平均気泡径が0.15mm以上である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のカーペツ
    ト用下地材。 3 発泡シートの見掛け密度が0.02〜0.05g/cm3
    である実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載のカーペツト用下地材。 4 発泡シートが架橋ポリエチレン発泡体である
    実用新案登録請求の範囲第1項、第2項又は第
    3項記載のカーペツト用下地材。 5 補強層の厚みが50μ以上である実用新案登録
    請求の範囲第1項、第2項、第3項又は第4項
    記載のカーペツト用下地材。 6 補強層がポリエチレンフイルムである実用新
    案登録請求の範囲第1項、第2項、第3項、第
    4項又は第5項記載のカーペツト用下地材。
JP1289981U 1981-01-30 1981-01-30 Expired JPS6130845Y2 (ja)

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JP1289981U JPS6130845Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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JPS57126877U JPS57126877U (ja) 1982-08-07
JPS6130845Y2 true JPS6130845Y2 (ja) 1986-09-09

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JP1289981U Expired JPS6130845Y2 (ja) 1981-01-30 1981-01-30

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JPS59164729U (ja) * 1983-04-20 1984-11-05 三共生興株式会社 防虫クツシヨン材
JP5000837B2 (ja) * 2000-09-09 2012-08-15 エイチピー−ケミー ペルザー リサーチ アンド ディベロップメント リミテッド 騒音低減効果の大きいフロアカバー

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JPS57126877U (ja) 1982-08-07

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