JPS61185448A - 大理石模様色板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は大理石模様色板、特には屋内床材などに好適と
される大理石模様を有する色板に関するものである。

（従来の技術） 屋内用床材としては大理石模様を有する塩化ビニル樹脂
製タイルが広く使用されているが、この床タイルは通常
塩化ビニル樹脂に無機質充填剤と顔料とを添加した樹脂
コンパウンドをバンバリーミキサ−などで混練りし、こ
の混練り作業終了の直前に前記顔料とは別の色の大理石
模様を現出させるための顔料ペレットナバンバリーミキ
サーに投入して混練りし、この顔料ペレットが上記した
樹脂フンパウンド中に均一に分散しないうちに混練り作
業を終了させ、ついでこの組成物を２本ロールに移送し
て圧延し大理石模様を有する樹脂板とするという方法で
作られている。

しかし、この方法では作業工程が配合、混線、顔料ペレ
ット添加、混線、圧延と多岐にわたっており、目的とす
る製品の色調を変える、いわゆる色変えに当っては予め
これらの装置の洗浄、掃除をする必要があるために色変
えの都度操業率が大巾に低下するという不利があり、こ
れは多品種、少量生産が主流となっている現状では経済
的なデメリットも大きく、在庫管理、出荷管理にも人手
が要するという欠点がある。

（発明の構成） 本発明はこのような不利を解決することのできる大理石
模様色板に関するものであり、これは大理石模様を現出
させた透明な樹脂板の少なくとも１表面に着色層を設け
てなることを特徴とするものである。

すなわち、本発明者らは色調の異なる大理石模様色板の
合理的な製造方法について種々検討した結果、従来法に
準じて透明な樹脂コンパウンドに大理石模様現出用の顔
料ペレットを混繰りし圧延して大理石模様を有する透明
な樹脂板を作り、この１表面に着色層を設ければ任意の
色調をもつ大理石模様色板を得ることができること、ま
たこの着色層の形成については別途に成形した着色板を
この透明樹脂板と積層するか、この透明樹脂板の１表面
を着色すればよいということを見出し、これによればこ
の着色層の色を適宜に選択することによって任意の色調
をもつ大理石模様色板を、従来のように操業度を低下さ
せることなく容易にかつ安価に製造し得ることを確認し
て本発明を完成させた。

本発明の大理石模様色板を構成する大理石模様を現出さ
せた透明な樹脂板は、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、
ポリエステル樹脂など６合成樹脂粉末または液状物に、
可塑剤、安定剤、滑剤などを添加し、バンバリーミキサ
−などで混練りして透明な樹脂フンパウンドを得たのち
、この混練り終了直前に大理石模様を現出させるための
顔料ペレットをここに添加し、これが樹脂フンパウンド
中に均一に分散される前に混線を中止し、ついで圧延す
ればよく、これによれば透明樹脂板中に顔料ペレットが
大理石模様に現出された樹脂板が得られるが、この顔料
ペレットは上記の樹脂フンパウンドに対して顔料材料を
０．１〜２００重量部、好ましくは１０〜５０重量部添
加混練りして０．５〜２０■■、好ましくは２〜１０ｍ
腸×厚さ０．０１〜１０１■、好ましくは０．５〜４■
層角のペレットとしてから、これを樹脂コンパウンドに
対し、０．１〜５０重量部、好ましくは１〜１０重量部
添加混練りするようにしてもよい。

この顔料ペレットの色調は任意とされるが、通常は顔料
としてチタン白を使用した白色系のものとすることがよ
く、赤色系のものについてはベンガラなどを、青色系の
ものについては群青などを使用すればよい、なお、この
樹脂板の形状はその使用目的に応じた任意のものとすれ
ばよいが、床材用として使用するときにはｌＸ３００Ｘ
３００■〜３Ｘ９１２Ｘ９１２ｍ簡のものとすればよい
。

他方、この透明樹脂板と積層される着色板は塩化ビニル
樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などの合成樹脂
製のものとすればよいが、これは積層ということから透
明樹脂板と同質のものとすることがよい、したがって、
これを塩化ビニル樹脂で作るとすればこの樹脂粉末に適
宜の可塑剤、安定剤、滑剤および目的とする色調を呈す
るための顔料を添加し、混練りしてからカレンダー法な
どによってシート化すればよく、この厚さは例えば０．
０１〜２ｍｌの範囲のものとすればよいが、この色調は
任意のものとされる。

本発明の大理石模様色板は上記した大理石模様を現出さ
せた透明樹脂板と着色板とを適宜の手段、例えばホット
プレスまたは接着剤の使用で積層一体化することによっ
て作られるが、これはまた°上記した大理石模様を有す
る透明樹脂板の表面を樹脂用の着色インクを使用して着
色してもよく、これは例えばスクリーン印刷法で模様印
刷をすればよい。

この着色層の設定は通常透明樹脂板の下面とされ、これ
によればこの透明樹脂板中の大理石模様が下面の着色板
の色の中に浮き出した形で観察されるので美しい板状構
造物が得られるが、この着色層は透明樹脂板の上表面と
してもよく、この場合着色層を光透過性のよいものとす
ればこの着色層を介して下面の大理石模様を透視するこ
とができる。なお、本発明の大理石模様色板は屋内床材
として特に有用とされるが、この床材に耐摩耗性、耐シ
ーガレヅト性が要求される場合には透明樹脂板の上表面
に積層する着色板を透明樹脂板とは異質の物性のすぐれ
たものとするか、この透明樹脂板の上表面に耐摩耗性の
強い透明な樹脂コーティングを施こすようにすればよい
。

つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部は重量部を
示したものである。

実施例１ 塩化ビニル樹脂・ＴＫＩ、０００．［信越化学工業（株
）商品名１１００部に、ジオクチルフタレート３０部、
安定剤−ＴＶＳ＃８８３１　（日東化成社製商品名）１
部、ステアリン酸０．４部を加え、２０ｆＬのスーパー
ミキサー（用田製作所製）を用いて混合して樹脂フンパ
ウンドＩを作ると共に、この樹脂コンパウンド１００部
にチタン白粉末３０部を加え、バンバリーミキサ−で混
練りしてからペレタイザーを用いて５Ｘ５Ｘ３■■のペ
レットを作った。

ついで、この樹脂コンパウンドＩ　　１０ｋｇを２０！
Ｌバンバリーミキサ−に投入し％　１８０℃で１５分間
混練り後、混練りを一時停止してから上記で得たベレツ
）３００ｇを添加し、前記のバンバリーミキサ−中でさ
らに３０秒間混練りしだのち、１５０℃に温調された６
インチの２本ロールに投入して圧延し、厚さ２．８■朧
の大理石模様を有する透明樹脂板を作った。

つぎに、塩化ビニル樹脂、ＴＫＩ　、０００　（前出）
１００部に、ジオクチルフタレート３０部、安定剤−Ｔ
ＶＳＳ８８３１　（前出）１部、滑剤としてのステアリ
ン酸０．４ｓ、エチレンビスアマイド０．２部、および
着色剤としてのカーボンブラック２．０部を加え、バン
バリーミキサ−で混練りしたからカレンダーロールを用
いて厚さＬ２菖ｌの黒色シートを作り、これを上記で得
た大理石模様を有する透明樹脂板に重ね、ホットプレス
を用いてこれらを積層させたところ、大理石模様を有す
る黒色の樹脂板が得られた。

また、上記で得た黒色シートと大理石模様を有する透明
樹脂板とをウレタン変性エポキシ樹脂系接着剤−ＤＥ７
４０９（ダイヤボンド工業社製商品名）を使用し、コー
ティングラミネーターを用いて積層したところ、この場
合にも大理石模様を有する黒色板が得られた。

実施例２ 実施例１で得た大理石模様を有する透明樹脂板の裏表面
に、塩化ビニル系の青色インク・ＡＣＴ（セイコーアド
バンス社製商品名）を用いて青色模様をスクリーン印刷
したところ、大理石模様を有する青色板が得られた。

実施例３ 塩化ビニル樹脂、ＴＫＩ　、０００　（前出）１００部
に、ジオクチルフタレート３０部、安定剤・マーク４６
５（７デ力アーガス社製商品名）１．２部、滑剤・リケ
マールＳ−１００（理研ビタミン社製商品名）０．２部
、ステアリン酸０．３部および赤色顔料ＭＳ−１０８レ
ッド（日本プリントインキ社製商品名）１．０部を加え
、バンバリーミキサ−で混練りしてからカレンダーロー
ルを用いて厚さ０．２ｍ■のシートを作ったところ、光
線透過濃度が０．３である赤色の透明なカレンダーシー
トが得られ、これを実施例１で得た大理石模様の透明樹
脂板の上表面に重ね、ホットプレスで積層したところ、
この赤色シートを通して大理石模様が透視で、キ２る赤
色樹脂板が得られた。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、大理石模様を現出させた透明な樹脂板の少なくとも
   １表面に着色層を設けてなることを特徴とする大理石模
   様色板。 ２、大理石模様を現出させた透明な樹脂板に着色板を積
   層一体化してなる特許請求の範囲第１項記載の大理石模
   様色板。 ３、大理石模様を現出させた透明な樹脂板の一面に印刷
   インクで着色を施してなる特許請求の範囲第１項記載の
   大理石模様色板。