JPS61174041A - プリント基板搬送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、多数の貫通孔を有するプリント基板を吸着作
用により吸着し、かつ搬送するためのプリント基板搬送
装置に関する。

〔発明の背景〕

プリント基板に対する需要が増加するに伴い、プリント
基板の検査装置も従来のように、手動で一枚一枚セッテ
ィングする方式がら自動搬送による方式へ変わりつつあ
る。

従来の自動搬送装置としては、複数枚積み重ねられたプ
リント基板の最上部の一枚を真空で吸着するかまたは一
枚分だけのプリント基板の両端側をつかむことにより、
一枚だけ持ち上げ、これを搬送するものが知られている
。前記真空で吸着する方式の場合には、プリント基板に
は多数の貫通孔が基板全面にわたって小間隙で形成され
ているため、孔部をも含めて吸着せざるを得なくなる。

この場合、最上位のプリント基板の貫通孔とその下方の
プリント基板の貫通孔との位置がずれていることがあり
、最上位のプリント基板の貫通孔を通じて、吸着力が二
番目、三番目の基板に作用して、二枚もしくはそれ以上
を一緒に吸着して持ち上げてしまうことがあり、しかも
真空容器が大きくなる。この問題点を解決するために、
特開昭５７−１４５７２３号公報に開示された装置では
、複数枚吸着した状態から吸着力を部分的に解除するこ
とにより、一枚ずつ落下させていき最後に一枚だけ吸着
している状態にしている。しかし、この装置においては
、最終的に一枚だけ吸着しているかどうかを確認する必
要があり、これは目視によるしかなく自動化には適さな
い。

また、プリント基板の両側端部を一枚分だけつかむ方式
の場合には、プリント基板自体に反りやねじれなどがあ
るために搬送時に振動や衝撃などの外乱により、つかん
でいた基板を落としてしまう危険性がある。

さらに、複数の積み重ねた基板の一番上又は一番上だけ
を位置をずらして一枚取り出す方法もあるが、プリント
基板の表面にはパターンが形成されているために、ずら
す際に表面をこすることはパターンを損傷したり、貫通
孔の近傍に付着される銅メッキに傷を付けるおそれがあ
る。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、多数の貫通孔を有するプリント基板の
表面に傷をつけることなく確実に吸着し、かつ搬送する
ためのプリント基板搬送装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明のプリント基板搬送装置は、多数の貫通孔を有す
るプリント基板の非貫通孔部分に当接する多数の吸着口
を有する吸着部材と、該吸着部材をプリント基板に当接
させ、かつプリント基板を搬送する搬送手段と、前記吸
着部材に接続された真空ポンプから構成したことを特徴
とする。

〔発明の実施例〕

以下本発明の装置の実施例を図面に基づいて説明する６ 第１図は本発明の装置の全体図で、支持フレーム１には
搬送部材の昇降用シリンダ２が設けられ、このシリンダ
２は真空ポンプ３とパッド保持部材４−が取付けられた
プレート５を支持する。また、吸着部材の吸着パッド６
はパッド保持部材４により支持されている。プリント基
板７は搬送装置本体の下部側に昇降自在に設けられたテ
ーブル１０上の予め定められた位置に積層状に置かれて
おり、−格上のプリント基板７が常に同じ高さにあるよ
うに１位置決め用ガイド８によって基板昇降機構９を制
御し、テーブル１ｏを昇降させる。

第２図および第３図は前記吸着部材の吸着パッド６の構
成を説明するための詳細図である。

吸着パッド６は多数の真空吸着口６ａが形成される吸着
部６ｂを有しており、この吸着部６ｂの下部側には、プ
リント基板７に形成された多数の貫通孔７ａに挿入し、
吸着部６ｂとプリント基板７の非貫通孔部分７ｂとの間
に真空状態を保持する突起６Ｃが形成されている。これ
ら吸着部６ｂおよび突起６ｃの材質としては、ニトリル
系のゴム、ネオンプレイン系のゴム、ウレタン系のゴム
が適当である。

また、前記パッド保持部材４は、ナツト１１の内側に昇
降移動可能に挿入され、止め輸１２がナツト１１に当接
して落下しないように支持されている。前記ナツト１１
の下方には弾性により吸着面の上下方向の微調整をする
ためのスプリング１３が設けられている。さらに、吸着
パッド６内は、真空ポンプ３によりエアー分岐管１４を
経て減圧され真空状態が保持される。

次に本発明装置の動作を説明する。

複数のプリント基板７を昇降機構９により所定高さにセ
ットすると、次にプレート５を昇降用シリンダ２で降下
させ、吸着パッド６の突起６Ｃを一番上のプリント基板
７の貫通孔７ａに挿入する。

このとき、吸着パッド６の真空吸着口６ａは、プリント
基板７の非貫通孔部分７ｂの上方に位置する。この状態
でエアー分岐管１４に接続されている真空ポンプ３でエ
アーを吸引することにより。

吸着パッド６の吸着部６ｂ、突起６Ｃおよびプリント基
板７の非貫通孔部分７ｂで形成される室が減圧され１貫
通孔７ａが一時的に閉鎖されるので、−格上のプリント
基板７を確実に吸着することができる。プリント基板７
の吸着が完了すると昇降シリンダ２によりプレート５、
吸着パッド６と共に上昇し、プリント基板７は図示しな
いプリント検査装置に備えられているスライドプレート
に載置される。

上述の如く、プリント基板７を吸着するとき、吸着パッ
ド６とプリント基板７間の真空状態が常に良好に保持さ
れるため、プリント基板７の吸着を表面に傷つけること
なく容易に行なうことができる上、従来のように吸引力
を制御する必要がなく、１枚ずつ確実に分離して搬送す
ることが可能である。

第４図は本発明の装置における吸着パッドの他の実施例
を示すもので、第３図と同一符号のものは同一部分を示
す。

第４図において、第３図と相違する点は、吸着部６ｂの
下部側に設けた突起６Ｃをプリント基板７の貫通孔７ａ
に挿入せずに、貫通孔７ａを一時的に閉鎖するように当
接させて真空状態を保持することにある。

このように吸着パッド６の突起６Ｃをプリント基板７の
貫通孔７ａ上に当接することにより、吸着パッド６の突
起６ｃの摩耗が減少するため、吸着パッド全体の寿命を
向上させることができる。

第５図は本発明装置における吸着パッドのさらに他の実
施例を示すもので、第３図および第４図と同一符号のも
のは同一部分を示す、第５図において、第３図および第
４図と相違する点は、吸着部６ｂに突起６Ｃを設けるこ
となく、吸着部６ｂの下面をプリント基板７の貫通孔７
ａに直接当接させることにより、貫通孔７ａを一時的に
閉鎖して真空状態を保持することにある。

このように吸着パッド６の吸着部６ｂ下面をプリント基
板７の貫通孔７ａ上に直接させることにより、高い吸引
力を得ることは勿論、吸着パッドの製作加工が容易にな
る。

第６図は本発明装置における搬送部材の他の実施例を示
すもので、第１図と同一符号のものは同一部分を示す。

搬送部材は、積み重ねられた複数のプリント基板７の高
さに応じて吸着パッドの停止位置を駆動機１５により制
御するように構成したものである。

上記のように構成した場合、駆動機１５を制御すること
により最上端のプリント基板の位置を一定に保持する機
構を設ける必要がない。第７図は本発明装置における搬
送部材のさらに他の実施例を示すものである。

第７図において、搬送部材は、前記支持フレーム１に変
わり、プレート５を昇降させる昇降用シリンダ１６を直
接床面に設けるようにしたものである。

上記の構成により、支持フレーム１を省略でき。

全体構造を簡略化することが可能となる。

尚、上記の実施例では、多数の貫通孔を有するプリント
基板を最上部の基板から一枚ずつ真空吸着により分離し
て持ち上げする装置を説明したが、プリント基板の吸着
は、積層状に載置しであるものに限られるものでなく、
勿論、１枚ずつセットされるプリント基板を吸着するも
のであってもよＶｌ。

〔発明の効果〕

本発明によれば、多数の貫通孔を有するプリント基板を
吸引力を制御することなく確実に吸着して搬送すること
ができる。また、貫通孔の形成されていない個所を吸着
するので、プリント基板をずらすことなくプリント基板
のパターン、メッキを損傷することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のプリント基板搬送装置の全体図、第２
図は本発明装置における吸着部材の要部拡大図、第３図
は本発明装置における吸着パッドとプリント基板の当接
状態を説明するための図、第４図は本発明における吸着
パッドの他の実施例を説明するための図、第５図は本発
明における吸着パッドのさらに他の実施例を説明するた
めの図、第６図は本発明における搬送部材の他の実施例
を説明するための図、第７図は本発明における搬送部材
のさらに他の実施例を説明するための図である。 １・・・支持フレーム、３・・・真空ポンプ、５・・・
プレート、６・・・吸着パッド、６ａ・・・真空吸着０
．６ｂ・・・吸着部、６ｃ・・・突起、７・・・プリン
ト基板、７ａ・・・￥Ｊ　２　図 第　３　ｚ ￥Ｊ　４　図 ′ｆＪ　５　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、多数の貫通孔を有するプリント基板を搬送する装置
   において、前記プリント基板の非貫通孔部分に当接する
   多数の真空吸着口を有する吸着部材と、該吸着部材をプ
   リント基板に当接させ、かつプリント基板を搬送する搬
   送手段と、前記吸着部材に接続された真空ポンプとから
   構成したことを特徴とするプリント基板搬送装置。 ２、前記吸着部材は、前記真空吸着口が形成される吸着
   部を備えた吸着パッドから成る特許請求の範囲第１項記
   載のプリント基板搬送装置。 ３、前記吸着部に、プリント基板の貫通孔に挿入されて
   貫通孔を一時的に閉鎖する多数の突起を設けたことを特
   徴とする特許請求の範囲第２項記載のプリント基板搬送
   装置。 ４、前記吸着部に、プリント基板の貫通孔に当接して貫
   通孔を一時的に閉鎖する多数の突起を設けたことを特徴
   とする特許請求の範囲第２項記載のプリント基板搬送装
   置。 ５、前記吸着部をプリント基板の貫通孔に当接させて貫
   通孔を一時的に閉鎖するようにしたことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のプリント基板搬送装置。 ６、前記吸着部材は、複数枚積重ねられたプリント基板
   の上から順次一枚ずつ吸着して分離する機能を有してい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第２項記載のプリン
   ト基板搬送装置。