JPS6115374Y2 - - Google Patents
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- JPS6115374Y2 JPS6115374Y2 JP1980121065U JP12106580U JPS6115374Y2 JP S6115374 Y2 JPS6115374 Y2 JP S6115374Y2 JP 1980121065 U JP1980121065 U JP 1980121065U JP 12106580 U JP12106580 U JP 12106580U JP S6115374 Y2 JPS6115374 Y2 JP S6115374Y2
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Links
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はバーナヘツドとヘツドボデイを固定し
たバーナヘツドユニツトを用いた燃焼装置に関
し、バーナヘツドユニツトの熱変形等を防止し耐
久性を向上すると共に組立性を向上することを目
的とするものである。
たバーナヘツドユニツトを用いた燃焼装置に関
し、バーナヘツドユニツトの熱変形等を防止し耐
久性を向上すると共に組立性を向上することを目
的とするものである。
従来のこの種燃焼装置では、第5図a,bのよ
うにバーナヘツド25′とヘツドボデイ26′の固
定は、二次空気噴出口30′の先端外周壁をバー
ナヘツド25′を貫通させてその下流側の燃焼室
側に突出させ、二次空気噴出口30′先端外周壁
を外方に折曲げて両者を圧着していた。しかし、
ヘツドボデイ26′は、アルミダイカスト製(加
工性、コスト等を含んで最も良い材料である。)
のため、燃焼室側にヘツドボデイ26′の一部が
突出するとこれが溶融するという問題が生じる。
また、二次空気噴出口30′先端の外周壁圧着時
に、割れを生じる事も多い。
うにバーナヘツド25′とヘツドボデイ26′の固
定は、二次空気噴出口30′の先端外周壁をバー
ナヘツド25′を貫通させてその下流側の燃焼室
側に突出させ、二次空気噴出口30′先端外周壁
を外方に折曲げて両者を圧着していた。しかし、
ヘツドボデイ26′は、アルミダイカスト製(加
工性、コスト等を含んで最も良い材料である。)
のため、燃焼室側にヘツドボデイ26′の一部が
突出するとこれが溶融するという問題が生じる。
また、二次空気噴出口30′先端の外周壁圧着時
に、割れを生じる事も多い。
本考案は、バーナヘツドとヘツドボデイの固定
には締付金具を使用する事により、上記従来の欠
点を解消するものである。
には締付金具を使用する事により、上記従来の欠
点を解消するものである。
以下、本考案の一実施例を第1図、第2図に基
づいて説明する。
づいて説明する。
第1図において、1は円筒状のバーナケース、
2は同じく円筒状で、燃焼室を形成する燃焼筒で
ある。3はバーナケース1内に設置したモータ
で、モータ軸4の一端は、バーナケース1内を燃
焼筒2に近い位置まで伸びている。バーナケース
1の側部には空気取入口5を設けている。6はバ
ーナケース1内においてモータ軸4の中程に取付
け固定したターボフアンで、ターボフアン6は複
数段設けており、各ターボフアン6の吐出側には
バーナケース1に固定されたガイド羽根7を設け
ている。ターボフアン6とガイド羽根7の組み合
せによつて起風室8を構成しており、その組み合
せ段数を増すことにより静圧を大きくできる。9
は最終段のガイド羽根7と適当な間隔をおいてバ
ーナケース1に固定した気化筒固定板で、その中
央部にはモータ軸4が貫通する一次空気口10を
設け、その周縁部には複数個の二次空気孔11を
設けている。最終段のガイド羽根7と気化筒固定
板9との間は分流室12となり、最終段のガイド
羽根7を通過した送風空気は分流室12で分れ、
一方は気化筒固定板9の一次空気口10を通過し
て一次空気となり、他方は気化筒固定板9の二次
空気孔11を通過して二次空気となる。13はバ
ーナケース1内の気化筒固定板9よりも下流側の
空間に設置した略円筒状の気化筒で、アルミダイ
カスト等の熱伝導率の良い金属材料によつて構成
されており、気化筒固定板9に近い端部近傍の周
壁にシーズヒータ14を理め込んでいる。気化筒
13の一端は断熱パツキン15を介して気化筒固
定板9に取付けられ、他端はバーナケース1の燃
焼筒2側の開口周縁に断熱パツキン16、リング
17を介して密接している。気化筒13の内部空
間は、一次空気口10と連通した気化室18とな
つており、気化筒13とバーナケース1との間は
二次空気孔11と連通した二次空気室19となつ
ている。気化室18に突出したモータ軸4の先端
部には、円錐形状のロータ20、円板形状の霧化
板21、傘形状の混合板22が上記の順で固定さ
れている。ロータ2はモータ軸4先端側が径大と
なる円錐形状である。霧化板21よりも先端側に
位置した混合板22は、円板の中程に折り曲げ部
を有する複数の傾斜羽根23を有し、霧化板21
の外周を包囲するようになつている。そして、こ
れらの外周となる気化筒13の周壁中に前記シー
ズヒータ14が位置している。24は燃料供給パ
イプで、ポンプ(図示せず)からの燃料が通るよ
うになつており、分流室12内を通してモータ軸
4より上方へ導き、そこで逆U字状に曲げ、その
先端開口部をロータ20の上方に、且つ接近させ
て設けている。気化筒固定板9の一次空気口10
の外周部は、気化室18内に若干突出するように
テーパ状に形成している。25は燃焼筒2と対向
した気化筒13の先端開口近くに位置したバーナ
ヘツドで、ヘツドボデイ26、整流板27、金網
等を重ね合せた複数枚の多孔状炎孔板28、保炎
板29を順次重ね合せて構成したものである。ヘ
ツドボデイ26はアルミダイカスト等により形成
され、中央部に燃焼筒2の中心軸方向に開口した
二次空気噴出口30を設け、この二次空気噴出口
30に二次空気19から二次空気を導くための二
次空気通路32を設けている。また、二次空気噴
出口30内に金網等で構成される多孔状の逆火防
止板33が設けられ、二次空気の拡散と、燃料と
空気の混合気が二次空気通路32へ侵入した場合
の逆火防止を兼ねている。また、気化筒13に
は、二次空気通路32に対向して二次空気流入孔
31を設けている。各二次空気通路32の外部の
相互間は貫通口34となる。整流板27は中央に
ヘツドボデイ26の二次空気噴出口30が嵌合
し、且つ二次空気噴出口30の肉厚部外周よりも
大きな径の中央開口35と、その外周に複数個の
貫通孔36を設けている。複数枚の多孔状炎孔板
28は、複数枚重ね合わせても全体として良好な
通気性が保たれる必要がある。例えば、炎孔板2
8を金網で構成した場合は、その網目が直交する
ように順次重ね合わせ、全体として良好な通気性
が保たれるようにする。保炎板29には、中央部
よりに複数個の主炎孔37が設けられ、その主炎
孔37の外周に複数個の主炎孔37よりも小さな
開口の補助炎孔38が設けられている。前述の保
炎板29、炎孔板28、整流板27から構成され
るバーナヘツド25とヘツドボデイ26は、銅製
の締付金具44を二次空気噴出口30内に圧入ま
たは螺合させることにより固定れ、バーナヘツド
ユニツトとして一体構成となる。39は気化筒1
3先端の一部を貫通して保炎板29に向けて臨ま
せた点火電極である。40はバーナヘツド25前
方の主炎42、補助炎43中に位置するよう燃焼
筒2の一部に取付けた燃焼火炎検出用のフレーム
ロツドである。41はバーナケース1と燃焼筒2
を結合する場合の断熱、密閉用のパツキンであ
る。
2は同じく円筒状で、燃焼室を形成する燃焼筒で
ある。3はバーナケース1内に設置したモータ
で、モータ軸4の一端は、バーナケース1内を燃
焼筒2に近い位置まで伸びている。バーナケース
1の側部には空気取入口5を設けている。6はバ
ーナケース1内においてモータ軸4の中程に取付
け固定したターボフアンで、ターボフアン6は複
数段設けており、各ターボフアン6の吐出側には
バーナケース1に固定されたガイド羽根7を設け
ている。ターボフアン6とガイド羽根7の組み合
せによつて起風室8を構成しており、その組み合
せ段数を増すことにより静圧を大きくできる。9
は最終段のガイド羽根7と適当な間隔をおいてバ
ーナケース1に固定した気化筒固定板で、その中
央部にはモータ軸4が貫通する一次空気口10を
設け、その周縁部には複数個の二次空気孔11を
設けている。最終段のガイド羽根7と気化筒固定
板9との間は分流室12となり、最終段のガイド
羽根7を通過した送風空気は分流室12で分れ、
一方は気化筒固定板9の一次空気口10を通過し
て一次空気となり、他方は気化筒固定板9の二次
空気孔11を通過して二次空気となる。13はバ
ーナケース1内の気化筒固定板9よりも下流側の
空間に設置した略円筒状の気化筒で、アルミダイ
カスト等の熱伝導率の良い金属材料によつて構成
されており、気化筒固定板9に近い端部近傍の周
壁にシーズヒータ14を理め込んでいる。気化筒
13の一端は断熱パツキン15を介して気化筒固
定板9に取付けられ、他端はバーナケース1の燃
焼筒2側の開口周縁に断熱パツキン16、リング
17を介して密接している。気化筒13の内部空
間は、一次空気口10と連通した気化室18とな
つており、気化筒13とバーナケース1との間は
二次空気孔11と連通した二次空気室19となつ
ている。気化室18に突出したモータ軸4の先端
部には、円錐形状のロータ20、円板形状の霧化
板21、傘形状の混合板22が上記の順で固定さ
れている。ロータ2はモータ軸4先端側が径大と
なる円錐形状である。霧化板21よりも先端側に
位置した混合板22は、円板の中程に折り曲げ部
を有する複数の傾斜羽根23を有し、霧化板21
の外周を包囲するようになつている。そして、こ
れらの外周となる気化筒13の周壁中に前記シー
ズヒータ14が位置している。24は燃料供給パ
イプで、ポンプ(図示せず)からの燃料が通るよ
うになつており、分流室12内を通してモータ軸
4より上方へ導き、そこで逆U字状に曲げ、その
先端開口部をロータ20の上方に、且つ接近させ
て設けている。気化筒固定板9の一次空気口10
の外周部は、気化室18内に若干突出するように
テーパ状に形成している。25は燃焼筒2と対向
した気化筒13の先端開口近くに位置したバーナ
ヘツドで、ヘツドボデイ26、整流板27、金網
等を重ね合せた複数枚の多孔状炎孔板28、保炎
板29を順次重ね合せて構成したものである。ヘ
ツドボデイ26はアルミダイカスト等により形成
され、中央部に燃焼筒2の中心軸方向に開口した
二次空気噴出口30を設け、この二次空気噴出口
30に二次空気19から二次空気を導くための二
次空気通路32を設けている。また、二次空気噴
出口30内に金網等で構成される多孔状の逆火防
止板33が設けられ、二次空気の拡散と、燃料と
空気の混合気が二次空気通路32へ侵入した場合
の逆火防止を兼ねている。また、気化筒13に
は、二次空気通路32に対向して二次空気流入孔
31を設けている。各二次空気通路32の外部の
相互間は貫通口34となる。整流板27は中央に
ヘツドボデイ26の二次空気噴出口30が嵌合
し、且つ二次空気噴出口30の肉厚部外周よりも
大きな径の中央開口35と、その外周に複数個の
貫通孔36を設けている。複数枚の多孔状炎孔板
28は、複数枚重ね合わせても全体として良好な
通気性が保たれる必要がある。例えば、炎孔板2
8を金網で構成した場合は、その網目が直交する
ように順次重ね合わせ、全体として良好な通気性
が保たれるようにする。保炎板29には、中央部
よりに複数個の主炎孔37が設けられ、その主炎
孔37の外周に複数個の主炎孔37よりも小さな
開口の補助炎孔38が設けられている。前述の保
炎板29、炎孔板28、整流板27から構成され
るバーナヘツド25とヘツドボデイ26は、銅製
の締付金具44を二次空気噴出口30内に圧入ま
たは螺合させることにより固定れ、バーナヘツド
ユニツトとして一体構成となる。39は気化筒1
3先端の一部を貫通して保炎板29に向けて臨ま
せた点火電極である。40はバーナヘツド25前
方の主炎42、補助炎43中に位置するよう燃焼
筒2の一部に取付けた燃焼火炎検出用のフレーム
ロツドである。41はバーナケース1と燃焼筒2
を結合する場合の断熱、密閉用のパツキンであ
る。
上記構成において、燃焼開始にあたつては、ま
ずシーズヒータ14に通電し、気化筒13を加熱
する。液体燃料を気化するのに十分な設定温度ま
で気化筒13の温度が上昇すると、バーナサーミ
スタ(図示せず)がONとなり、モータ3が始動
する。モータ軸4の回転と共にターボフアン6、
ロータ20、霧化板21、混合板22も回転す
る。ターボフアン6により燃焼用空気が空気取入
口5→モータケース1内→起風室8を通り、分流
室12で一方は一次空気口10を通つて気化室1
8に入る一次空気となり、他方は複数の二次空気
孔11を通つて二次空気室19に入る二次空気と
なる。その後ポンプ(図示せず)が作動し、液体
燃料が燃料供パイプ24を通つてロータ20上に
供給される。ロータ20上に供給された液体燃料
は、遠心力によりロータ20の径の大きい方へ移
行し、ついで霧化板21に沿つて進み、霧化板2
1の外周端で外周方向へ飛散される。この時液体
燃料は薄膜状の平面となつて広がるが、霧化板2
1の外周で回転中の混合板22の傾斜羽根23に
よつて細分割され、より微粒化され且つ広範囲に
飛散されてゆく。気化筒13はすでに加熱されて
いるので、気化筒13の内面(気化面)に衝突し
た液体燃料の霧化粒子は瞬時に気化し一次空気と
混合して混合気を形成する。その混合気は、ヘツ
ドボデイ26の貫通口34→整流板27の貫通孔
36→多孔状炎孔板28→保炎板29の主炎口3
7、補助炎孔38を通る。ここで点火用電極39
で着火してやれば、バーナヘツド25で青火の主
炎42、補助炎43が形成される。一方、二次空
気室19に送られた二次空気は気化筒13を貫通
する二次空気流入孔31を通り、ヘツドボデイ2
6の二次空気通路32を通り中央の二次空気噴出
口30から吐出される。燃焼火炎検出用フレーム
ロツド40は、主炎42、補助炎43の形成によ
り、燃焼中である事を検出する。主炎42や補助
炎43によつて気化筒13の先端が加熱され、気
化筒13全体が高温に保たれるので、フレームロ
ツド40が燃焼火炎を検出した後の適当な期間経
過後にシーズヒータ14への通電を止め節電を行
なう。また二次空気噴出口30内の逆火防止板3
3により、二次空気が拡散されて燃焼火炎との混
合が良好になり、且つ、組立時の誤差や変形の場
合気化室18内の混合気が二次空気通路32内へ
侵入しても、逆火防止板33を通過する時の燃焼
速度と混合気の噴出流速の制御により二次空気通
路32内への逆火を防止できる。ここで、締付金
具44を設けたのでヘツドボデイ26の二次空気
噴出口30の先端部外周壁が燃焼室側に突出しな
いので、火炎幅射による温度上昇からヘツドボデ
イ26の劣化を防止できる。また組力時の二次空
気噴出口30外周壁の割れも防止できる。
ずシーズヒータ14に通電し、気化筒13を加熱
する。液体燃料を気化するのに十分な設定温度ま
で気化筒13の温度が上昇すると、バーナサーミ
スタ(図示せず)がONとなり、モータ3が始動
する。モータ軸4の回転と共にターボフアン6、
ロータ20、霧化板21、混合板22も回転す
る。ターボフアン6により燃焼用空気が空気取入
口5→モータケース1内→起風室8を通り、分流
室12で一方は一次空気口10を通つて気化室1
8に入る一次空気となり、他方は複数の二次空気
孔11を通つて二次空気室19に入る二次空気と
なる。その後ポンプ(図示せず)が作動し、液体
燃料が燃料供パイプ24を通つてロータ20上に
供給される。ロータ20上に供給された液体燃料
は、遠心力によりロータ20の径の大きい方へ移
行し、ついで霧化板21に沿つて進み、霧化板2
1の外周端で外周方向へ飛散される。この時液体
燃料は薄膜状の平面となつて広がるが、霧化板2
1の外周で回転中の混合板22の傾斜羽根23に
よつて細分割され、より微粒化され且つ広範囲に
飛散されてゆく。気化筒13はすでに加熱されて
いるので、気化筒13の内面(気化面)に衝突し
た液体燃料の霧化粒子は瞬時に気化し一次空気と
混合して混合気を形成する。その混合気は、ヘツ
ドボデイ26の貫通口34→整流板27の貫通孔
36→多孔状炎孔板28→保炎板29の主炎口3
7、補助炎孔38を通る。ここで点火用電極39
で着火してやれば、バーナヘツド25で青火の主
炎42、補助炎43が形成される。一方、二次空
気室19に送られた二次空気は気化筒13を貫通
する二次空気流入孔31を通り、ヘツドボデイ2
6の二次空気通路32を通り中央の二次空気噴出
口30から吐出される。燃焼火炎検出用フレーム
ロツド40は、主炎42、補助炎43の形成によ
り、燃焼中である事を検出する。主炎42や補助
炎43によつて気化筒13の先端が加熱され、気
化筒13全体が高温に保たれるので、フレームロ
ツド40が燃焼火炎を検出した後の適当な期間経
過後にシーズヒータ14への通電を止め節電を行
なう。また二次空気噴出口30内の逆火防止板3
3により、二次空気が拡散されて燃焼火炎との混
合が良好になり、且つ、組立時の誤差や変形の場
合気化室18内の混合気が二次空気通路32内へ
侵入しても、逆火防止板33を通過する時の燃焼
速度と混合気の噴出流速の制御により二次空気通
路32内への逆火を防止できる。ここで、締付金
具44を設けたのでヘツドボデイ26の二次空気
噴出口30の先端部外周壁が燃焼室側に突出しな
いので、火炎幅射による温度上昇からヘツドボデ
イ26の劣化を防止できる。また組力時の二次空
気噴出口30外周壁の割れも防止できる。
次に本考案の他の実施例を第3図、第4図によ
り説明する。第3図のものは、管形状の締付金具
45を二次空気噴出口30内で拡管するので、バ
ーナヘツド25とヘツドボデイ26の結合が簡単
に行なえる。この場合、締付金具45の材質は銅
のような熱に強く、しかも展性にとんで加工が容
易な物が適している。第4図のものは、ステンレ
ス等よりなり、先端に外方へのフランジを有する
締付金具46で、その底面部のネジによりヘツド
ボデイ26に固定したもので、通気孔47により
バーナヘツド25とヘツドボデイ26は連通され
ている。
り説明する。第3図のものは、管形状の締付金具
45を二次空気噴出口30内で拡管するので、バ
ーナヘツド25とヘツドボデイ26の結合が簡単
に行なえる。この場合、締付金具45の材質は銅
のような熱に強く、しかも展性にとんで加工が容
易な物が適している。第4図のものは、ステンレ
ス等よりなり、先端に外方へのフランジを有する
締付金具46で、その底面部のネジによりヘツド
ボデイ26に固定したもので、通気孔47により
バーナヘツド25とヘツドボデイ26は連通され
ている。
以上の説明から明らかなように本考案によれば
次のような効果がある。
次のような効果がある。
ヘツドボデイは、複雑な形状のため、アルミダ
イカストにより形成するが、その二次空気噴出口
の先端がバーナヘツドの下流側に突出しないの
で、これが溶融することがなくなる。また、ダイ
カスト用のアルミ合金は、伸びが悪いが、本考案
のごとく締付金具を用いれば割れが生じることは
なく、また締付金具を用いるので、従来のごとく
アルミダイカスト製のヘツドボデイの一部を折り
曲げなくて良く、その組立性が非常に良くなる。
イカストにより形成するが、その二次空気噴出口
の先端がバーナヘツドの下流側に突出しないの
で、これが溶融することがなくなる。また、ダイ
カスト用のアルミ合金は、伸びが悪いが、本考案
のごとく締付金具を用いれば割れが生じることは
なく、また締付金具を用いるので、従来のごとく
アルミダイカスト製のヘツドボデイの一部を折り
曲げなくて良く、その組立性が非常に良くなる。
また締付金具の一方の端部のフランジでバーナ
ヘツドの前方への変形を支持した状態となるの
で、バーナヘツドの変形による燃焼状態の変動
や、二次空気噴出口とバーナヘツド間の隙間形成
による二次空気漏れによる燃焼状態の変動も防止
できる。
ヘツドの前方への変形を支持した状態となるの
で、バーナヘツドの変形による燃焼状態の変動
や、二次空気噴出口とバーナヘツド間の隙間形成
による二次空気漏れによる燃焼状態の変動も防止
できる。
第1図は本考案の燃焼装置の一実施例を示す断
面図、第2図a,bは同燃焼装置のバーナヘツド
部の正面図と断面図、第3図、第4図はそれぞれ
本考案の他実施例を示す要部断面図、第5図a,
bは従来の燃焼装置のバーナヘツド部の正面図と
断面図である。 1……バーナケース、2……燃焼筒、13……
気化筒、25……バーナヘツド、26……ヘツド
ボデイ、27……整流板、28……炎孔板、29
……保炎板、30……二次空気噴出口、33……
逆火防止板、44,45,46……締付金具、4
7……通気孔。
面図、第2図a,bは同燃焼装置のバーナヘツド
部の正面図と断面図、第3図、第4図はそれぞれ
本考案の他実施例を示す要部断面図、第5図a,
bは従来の燃焼装置のバーナヘツド部の正面図と
断面図である。 1……バーナケース、2……燃焼筒、13……
気化筒、25……バーナヘツド、26……ヘツド
ボデイ、27……整流板、28……炎孔板、29
……保炎板、30……二次空気噴出口、33……
逆火防止板、44,45,46……締付金具、4
7……通気孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 燃料が通過するバーナヘツドの上流側に、ヘ
ツドボデイを設けるとともに、このヘツドボデ
イに設けた二次空気噴出口を上記バーナヘツド
の略中央部に対向させ、上記バーナヘツドの下
流側からこのバーナヘツドを締付金具を貫通さ
せ、前記締付金具は、一方の端部にフランジを
設けた筒状に形成し、他端を二次空気噴出口内
に挿入した燃焼装置。 (2) 締付金具は、管形状とし、両端を拡管したこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
に記載の燃焼装置。 (3) 締付金具は、一方の端部に外方へのフランジ
を設け、他方の端部に複数個の透孔を有する底
板を設けた筒状に成形し、底板とヘツドボデイ
の一部をネジ止めしたことを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第1項に記載の燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980121065U JPS6115374Y2 (ja) | 1980-08-26 | 1980-08-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980121065U JPS6115374Y2 (ja) | 1980-08-26 | 1980-08-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5746207U JPS5746207U (ja) | 1982-03-15 |
JPS6115374Y2 true JPS6115374Y2 (ja) | 1986-05-13 |
Family
ID=29481744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980121065U Expired JPS6115374Y2 (ja) | 1980-08-26 | 1980-08-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6115374Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5563305A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion apparatus |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5569223U (ja) * | 1978-11-06 | 1980-05-13 |
-
1980
- 1980-08-26 JP JP1980121065U patent/JPS6115374Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5563305A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Combustion apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5746207U (ja) | 1982-03-15 |
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