JPH094820A - 液体燃料燃焼装置 - Google Patents
液体燃料燃焼装置Info
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- JPH094820A JPH094820A JP7154769A JP15476995A JPH094820A JP H094820 A JPH094820 A JP H094820A JP 7154769 A JP7154769 A JP 7154769A JP 15476995 A JP15476995 A JP 15476995A JP H094820 A JPH094820 A JP H094820A
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- JP
- Japan
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- combustion
- cylinder
- flame
- vaporization
- vaporization cylinder
- Prior art date
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- Pending
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D11/00—Burners using a direct spraying action of liquid droplets or vaporised liquid into the combustion space
- F23D11/36—Details, e.g. burner cooling means, noise reduction means
- F23D11/40—Mixing tubes or chambers; Burner heads
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D11/00—Burners using a direct spraying action of liquid droplets or vaporised liquid into the combustion space
- F23D11/36—Details, e.g. burner cooling means, noise reduction means
- F23D11/44—Preheating devices; Vaporising devices
- F23D11/441—Vaporising devices incorporated with burners
- F23D11/448—Vaporising devices incorporated with burners heated by electrical means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23D—BURNERS
- F23D2202/00—Liquid fuel burners
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Spray-Type Burners (AREA)
- Evaporation-Type Combustion Burners (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バーナヘッドの炎孔に対向する燃焼リングの
環状壁に複数のスリットを開けることにより、燃焼性能
を向上させて燃焼幅の拡大を図るようにした液体燃料燃
焼装置において、簡単な構成で燃焼筒の赤熱を防止でき
るようにする。 【構成】 周壁に電気ヒータ3が埋設され、この電気ヒ
ータ3の取出部3Aを外部へ導出させるヒータ引出部1
Aが設けられた気化筒1と、この気化筒1の上部に装着
され、周壁部20Aに炎孔21が設けられたバーナヘッ
ド20と、このバーナヘッド20の外周に配置され、炎
孔21に対向する環状壁28Aに複数のスリット29、
29が開けられた燃焼リング28と、気化筒1を収容し
た有底筒状のバーナケース9と、気化筒1に一次空気を
供給するとともに、気化筒1とバーナケース9との間の
空間Xに二次空気を供給する送風機7と、バーナヘッド
20を臨ませた燃焼筒35とを備えている。そして、前
記燃焼リング28の環状壁28Aにおける気化筒1のヒ
ータ引出部1Aと対応する部分に、スリット29の無い
燃焼筒保護部30を設けた構成としている。
環状壁に複数のスリットを開けることにより、燃焼性能
を向上させて燃焼幅の拡大を図るようにした液体燃料燃
焼装置において、簡単な構成で燃焼筒の赤熱を防止でき
るようにする。 【構成】 周壁に電気ヒータ3が埋設され、この電気ヒ
ータ3の取出部3Aを外部へ導出させるヒータ引出部1
Aが設けられた気化筒1と、この気化筒1の上部に装着
され、周壁部20Aに炎孔21が設けられたバーナヘッ
ド20と、このバーナヘッド20の外周に配置され、炎
孔21に対向する環状壁28Aに複数のスリット29、
29が開けられた燃焼リング28と、気化筒1を収容し
た有底筒状のバーナケース9と、気化筒1に一次空気を
供給するとともに、気化筒1とバーナケース9との間の
空間Xに二次空気を供給する送風機7と、バーナヘッド
20を臨ませた燃焼筒35とを備えている。そして、前
記燃焼リング28の環状壁28Aにおける気化筒1のヒ
ータ引出部1Aと対応する部分に、スリット29の無い
燃焼筒保護部30を設けた構成としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として石油ファンヒ
ータ等に使用される石油気化式の液体燃料燃焼装置に関
する。
ータ等に使用される石油気化式の液体燃料燃焼装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の液体燃料燃焼装置は、例
えば、特開平3ー20505号公報に開示されているよ
うに、周壁部に複数の炎孔を有するバーナヘッドを気化
筒の上部に装着するとともに、炎孔に対向する環状壁を
有する燃焼リングをバーナヘッドの外周に設け、このバ
ーナヘッドの炎孔から水平方向に形成される火炎の広が
りを押さえることにより、強燃焼時に燃焼室を構成する
金属製燃焼筒が耐熱温度以上に加熱されるのを防止して
いた。
えば、特開平3ー20505号公報に開示されているよ
うに、周壁部に複数の炎孔を有するバーナヘッドを気化
筒の上部に装着するとともに、炎孔に対向する環状壁を
有する燃焼リングをバーナヘッドの外周に設け、このバ
ーナヘッドの炎孔から水平方向に形成される火炎の広が
りを押さえることにより、強燃焼時に燃焼室を構成する
金属製燃焼筒が耐熱温度以上に加熱されるのを防止して
いた。
【0003】ところで、上述した従来の液体燃料燃焼装
置では、強燃焼時に金属製燃焼筒が耐熱温度に加熱され
ないようにできる反面、弱燃焼時には、火炎が炎孔近く
に小さく形成されるため、燃焼リングの環状壁によって
火炎への新鮮空気の供給が阻害され、COが発生しやす
くなる問題が生じていた。
置では、強燃焼時に金属製燃焼筒が耐熱温度に加熱され
ないようにできる反面、弱燃焼時には、火炎が炎孔近く
に小さく形成されるため、燃焼リングの環状壁によって
火炎への新鮮空気の供給が阻害され、COが発生しやす
くなる問題が生じていた。
【0004】そこで、近年では、炎孔に対向する燃焼リ
ングの環状壁に複数のスリットを開け、このスリットを
通して炎孔近くに形成される弱燃焼時の小さい火炎に新
鮮空気を供給し、強燃焼時に金属製燃焼筒を保護しつ
つ、弱燃焼時にCOの発生を抑制して燃焼性能を向上さ
せるようにしたものがある。このように、燃焼リングの
環状壁に複数のスリットを開けても、強燃焼時に金属製
燃焼筒を保護できる理由は、気化筒とこの気化筒を収容
したバーナケースとの間の隙間を通って上昇する燃焼用
二次空気によって、スリットを通って環状壁の外に漏れ
る火炎の広がりを押さえることができるからである。
ングの環状壁に複数のスリットを開け、このスリットを
通して炎孔近くに形成される弱燃焼時の小さい火炎に新
鮮空気を供給し、強燃焼時に金属製燃焼筒を保護しつ
つ、弱燃焼時にCOの発生を抑制して燃焼性能を向上さ
せるようにしたものがある。このように、燃焼リングの
環状壁に複数のスリットを開けても、強燃焼時に金属製
燃焼筒を保護できる理由は、気化筒とこの気化筒を収容
したバーナケースとの間の隙間を通って上昇する燃焼用
二次空気によって、スリットを通って環状壁の外に漏れ
る火炎の広がりを押さえることができるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、気化筒
の周壁上部には、気化筒に埋設された電気ヒータのヒー
タ引出部が外向きに突出した状態で一体に設けられてい
るため、このヒータ引出部が二次空気の流れを邪魔をし
て、ヒータ引出部の上は二次空気の流れが生じにくい。
そのため、ヒータ引出部に対応する位置の環状壁に開け
られたスリットから漏れた火炎によって、金属製燃焼筒
が局部的に過熱されて赤熱し、変形したり損傷する問題
が生じていた。
の周壁上部には、気化筒に埋設された電気ヒータのヒー
タ引出部が外向きに突出した状態で一体に設けられてい
るため、このヒータ引出部が二次空気の流れを邪魔をし
て、ヒータ引出部の上は二次空気の流れが生じにくい。
そのため、ヒータ引出部に対応する位置の環状壁に開け
られたスリットから漏れた火炎によって、金属製燃焼筒
が局部的に過熱されて赤熱し、変形したり損傷する問題
が生じていた。
【0006】本発明は上述の実情に鑑みてなされたもの
であり、バーナヘッドの炎孔に対向する燃焼リングの環
状壁に複数のスリットを開けることにより、燃焼性能を
向上させて燃焼幅の拡大を図るようにした液体燃料燃焼
装置において、簡単な構成で燃焼筒の赤熱を防止できる
ようにすることを目的としている。
であり、バーナヘッドの炎孔に対向する燃焼リングの環
状壁に複数のスリットを開けることにより、燃焼性能を
向上させて燃焼幅の拡大を図るようにした液体燃料燃焼
装置において、簡単な構成で燃焼筒の赤熱を防止できる
ようにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、周壁に電気
ヒータが埋設され、この電気ヒータの取出部を外部へ導
出させるヒータ引出部が設けられた気化筒と、この気化
筒の上部に装着され、周壁部に炎孔が設けられたバーナ
ヘッドと、このバーナヘッドの外周に配置され、前記炎
孔に対向する環状壁に複数のスリットが開けられた燃焼
リングと、この前記気化筒を収容した有底筒状のバーナ
ケースと、前記気化筒に一次空気を供給するとともに、
気化筒とバーナケースとの間の空間に二次空気を供給す
る送風機と、前記バーナヘッドを臨ませた燃焼筒とを備
え、前記燃焼リングの環状壁における気化筒のヒータ引
出部と対応する部分に、スリットの無い燃焼筒保護部を
設けた構成である。
ヒータが埋設され、この電気ヒータの取出部を外部へ導
出させるヒータ引出部が設けられた気化筒と、この気化
筒の上部に装着され、周壁部に炎孔が設けられたバーナ
ヘッドと、このバーナヘッドの外周に配置され、前記炎
孔に対向する環状壁に複数のスリットが開けられた燃焼
リングと、この前記気化筒を収容した有底筒状のバーナ
ケースと、前記気化筒に一次空気を供給するとともに、
気化筒とバーナケースとの間の空間に二次空気を供給す
る送風機と、前記バーナヘッドを臨ませた燃焼筒とを備
え、前記燃焼リングの環状壁における気化筒のヒータ引
出部と対応する部分に、スリットの無い燃焼筒保護部を
設けた構成である。
【0008】
【作用】このように、燃焼リングの環状壁における気化
筒のヒータ引出部と対応する部分に、スリットの無い燃
焼筒保護部を設けたことにより、このスリットの無い燃
焼筒保護部で強燃焼時の火炎を受け止めると共に、火炎
の流れを上向きに指向させることができ、二次空気の流
れが生じにくいヒータ引出部の直上位置に対応する燃焼
筒の局部が異常に過熱されて赤熱するような心配がな
く、燃焼筒の変形や損傷を簡単な構成で防止できる。
筒のヒータ引出部と対応する部分に、スリットの無い燃
焼筒保護部を設けたことにより、このスリットの無い燃
焼筒保護部で強燃焼時の火炎を受け止めると共に、火炎
の流れを上向きに指向させることができ、二次空気の流
れが生じにくいヒータ引出部の直上位置に対応する燃焼
筒の局部が異常に過熱されて赤熱するような心配がな
く、燃焼筒の変形や損傷を簡単な構成で防止できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図6の
図面に基づいて説明する。図において、1は上部を開口
したダイカスト製で有底円筒状の気化筒であり、この気
化筒1はAl−Mn系の耐熱アルミニウム合金にて作ら
れており、この気化筒1の周壁部の一部には、その周壁
部の接線方向に向けて開口させた空気導入口2を設けて
いる。また、気化筒1の材料となる耐熱Al合金は、A
lを主成分とし、Mnの他にSi、Fe、Ni、Ti、
Cu、Mg等が含有され、Mnは2.5〜6.0重量%
とAl以外では最も含有量が多い。
図面に基づいて説明する。図において、1は上部を開口
したダイカスト製で有底円筒状の気化筒であり、この気
化筒1はAl−Mn系の耐熱アルミニウム合金にて作ら
れており、この気化筒1の周壁部の一部には、その周壁
部の接線方向に向けて開口させた空気導入口2を設けて
いる。また、気化筒1の材料となる耐熱Al合金は、A
lを主成分とし、Mnの他にSi、Fe、Ni、Ti、
Cu、Mg等が含有され、Mnは2.5〜6.0重量%
とAl以外では最も含有量が多い。
【0010】3は気化筒1の周壁上部に埋設されたシー
ズヒータ等の電気ヒータ、4は一端部が気化筒1の空気
導入口2に接続された一次空気筒であり、この一次空気
筒4は、その他端部がモータ5にて駆動される給気ファ
ン6を内蔵した送風機7のケーシング8に接続され、送
風機7からの燃焼用一次空気を空気導入口2を通して前
記気化筒1の内部に送り込むものである。9は気化筒1
の外周に設けられた有底筒状のバーナケース、10はバ
ーナケース9と気化筒1との間の空間Xに燃焼用二次空
気を送り込む二次空気管であり、この二次空気管10の
先端出口部10Aは、バーナケース9の周壁部9Aを貫
通してバーナケース9内に臨ませるとともに、前記周壁
部9A近くに開口させており、二次空気管10の基端入
口部10Bは、一次空気筒4と同じく送風機7のケーシ
ング8に接続されている。
ズヒータ等の電気ヒータ、4は一端部が気化筒1の空気
導入口2に接続された一次空気筒であり、この一次空気
筒4は、その他端部がモータ5にて駆動される給気ファ
ン6を内蔵した送風機7のケーシング8に接続され、送
風機7からの燃焼用一次空気を空気導入口2を通して前
記気化筒1の内部に送り込むものである。9は気化筒1
の外周に設けられた有底筒状のバーナケース、10はバ
ーナケース9と気化筒1との間の空間Xに燃焼用二次空
気を送り込む二次空気管であり、この二次空気管10の
先端出口部10Aは、バーナケース9の周壁部9Aを貫
通してバーナケース9内に臨ませるとともに、前記周壁
部9A近くに開口させており、二次空気管10の基端入
口部10Bは、一次空気筒4と同じく送風機7のケーシ
ング8に接続されている。
【0011】11は前記二次空気管10の先端出口部1
0Aを覆うようにバーナケース9の周壁部9A内面に装
着した金属板製の送風ガイドであり、この送風ガイド1
1は前記二次空気管10の先端出口部10Aと約5〜1
0mmの間隔を存して対向するように、バーナケース9
の周壁部9A内面に装着されており、二次空気管10の
先端出口部10Aから流出した二次空気が、直接、気化
筒1の周壁に接触するのを防止している。
0Aを覆うようにバーナケース9の周壁部9A内面に装
着した金属板製の送風ガイドであり、この送風ガイド1
1は前記二次空気管10の先端出口部10Aと約5〜1
0mmの間隔を存して対向するように、バーナケース9
の周壁部9A内面に装着されており、二次空気管10の
先端出口部10Aから流出した二次空気が、直接、気化
筒1の周壁に接触するのを防止している。
【0012】12は空気導入口2及び一次空気筒4の一
端部内にそれらと同心的に配置された燃料ノズルであ
り、この燃料ノズル12は、それの先端部を気化筒1の
内部に臨ませて灯油等の液体燃料を気化筒1内部に噴出
するもので、それの他端部は燃料供給管13及び電磁ポ
ンプ等の燃料ポンプ14を介して燃料タンク15内と連
通している。16は燃料タンク15に液体燃料を補給す
る着脱自在なカートリッジタンクである。
端部内にそれらと同心的に配置された燃料ノズルであ
り、この燃料ノズル12は、それの先端部を気化筒1の
内部に臨ませて灯油等の液体燃料を気化筒1内部に噴出
するもので、それの他端部は燃料供給管13及び電磁ポ
ンプ等の燃料ポンプ14を介して燃料タンク15内と連
通している。16は燃料タンク15に液体燃料を補給す
る着脱自在なカートリッジタンクである。
【0013】17は前記気化筒1の上部開口に嵌合装着
したダイカスト製の絞り板であり、この絞り板17は気
化筒1と同じく耐熱性に優れたAl−Mn系の耐熱Al
合金にて作られており、この絞り板17の中央部には絞
り通路18を形成する円筒部17Aが一体に垂下成形さ
れている。19は絞り板17の円筒部17Aの直下に配
された邪魔板であり、円筒部17Aとは間隔を存してい
る。
したダイカスト製の絞り板であり、この絞り板17は気
化筒1と同じく耐熱性に優れたAl−Mn系の耐熱Al
合金にて作られており、この絞り板17の中央部には絞
り通路18を形成する円筒部17Aが一体に垂下成形さ
れている。19は絞り板17の円筒部17Aの直下に配
された邪魔板であり、円筒部17Aとは間隔を存してい
る。
【0014】20は前記気化筒1の上部に装着した有天
円筒状のバーナヘッドであり、このバーナヘッド20の
周壁部20Aには、図6に示すように、混合ガスを噴出
する多数の炎孔21、21が上下3段に分割されて設け
られており、また、バーナヘッド20の周壁部20Aの
内外両面には周壁部20Aに密着させて炎孔金網22、
22を設けている。23は前記絞り板17の絞り通路1
8を上から覆うようにバーナヘッド20内に配設した混
合整流筒であり、この混合整流筒23は、耐熱ステンレ
ス鋼板の絞り加工により、側面から見て略凸状に形成さ
れ、それの中央部に設けられた有天状筒部23Aの天面
と、下部外周に設けられた環状平面部23Bには、それ
ぞれ直径が約2mmに設定された多数の小孔24、2
4、25、25が設けられ、有天状筒部23Aの周壁部
は無孔壁となっている。そして、前記絞り板17、バー
ナヘッド20及び混合整流筒23は複数の取付ねじ26
にて気化筒1に固定されている。
円筒状のバーナヘッドであり、このバーナヘッド20の
周壁部20Aには、図6に示すように、混合ガスを噴出
する多数の炎孔21、21が上下3段に分割されて設け
られており、また、バーナヘッド20の周壁部20Aの
内外両面には周壁部20Aに密着させて炎孔金網22、
22を設けている。23は前記絞り板17の絞り通路1
8を上から覆うようにバーナヘッド20内に配設した混
合整流筒であり、この混合整流筒23は、耐熱ステンレ
ス鋼板の絞り加工により、側面から見て略凸状に形成さ
れ、それの中央部に設けられた有天状筒部23Aの天面
と、下部外周に設けられた環状平面部23Bには、それ
ぞれ直径が約2mmに設定された多数の小孔24、2
4、25、25が設けられ、有天状筒部23Aの周壁部
は無孔壁となっている。そして、前記絞り板17、バー
ナヘッド20及び混合整流筒23は複数の取付ねじ26
にて気化筒1に固定されている。
【0015】27、27は前記バーナヘッド20の周壁
部20Aに対向するように気化筒1の周壁部の上端部に
一体成形してなる6個の熱回収用突部であり、これら6
個の熱回収用突部27、27は、図5に示すように、そ
れぞれ円柱状に形成され、その径Tが約7mmに、高さ
Hが約8〜10mmに設定され、環状となっている気化
筒1の上端部の円周方向に相互略等しい約25〜35m
mの間隔Sを存して設けられ、気化筒1に効率良く熱回
収できるようにしてあり、これら複数の熱回収用突部2
7、27を気化筒1の上端に一体成形したことにより、
燃焼中に気化筒1の底壁部は約330〜360℃の高温
度に加熱される。
部20Aに対向するように気化筒1の周壁部の上端部に
一体成形してなる6個の熱回収用突部であり、これら6
個の熱回収用突部27、27は、図5に示すように、そ
れぞれ円柱状に形成され、その径Tが約7mmに、高さ
Hが約8〜10mmに設定され、環状となっている気化
筒1の上端部の円周方向に相互略等しい約25〜35m
mの間隔Sを存して設けられ、気化筒1に効率良く熱回
収できるようにしてあり、これら複数の熱回収用突部2
7、27を気化筒1の上端に一体成形したことにより、
燃焼中に気化筒1の底壁部は約330〜360℃の高温
度に加熱される。
【0016】また、前記気化筒1の周壁上部の電気ヒー
タ3の埋設部分には、図5に示すように、電気ヒータ3
の両端の取出部3A、3Aを気化筒1の外部に導出させ
るヒータ引出部1Aが外向きに突出した状態で一体に設
けられ、このヒータ引出部1Aはその横幅寸法が約30
mmに設定されている。
タ3の埋設部分には、図5に示すように、電気ヒータ3
の両端の取出部3A、3Aを気化筒1の外部に導出させ
るヒータ引出部1Aが外向きに突出した状態で一体に設
けられ、このヒータ引出部1Aはその横幅寸法が約30
mmに設定されている。
【0017】28は前記バーナヘッド20の外周に配さ
れた燃焼リングであり、この燃焼リング28は耐熱ステ
ンレス鋼板にて作られており、気化筒1の上端部に載置
されてネジ(図示せず)止めされている。また、バーナ
ヘッド20の周壁部20Aの炎孔21に対向する燃焼リ
ング28の環状壁28Aには、円周方向に所定の間隔を
存して複数の縦スリット29、29を設けているが、図
4に示すように、前記気化筒1のヒータ引出部1Aに対
応する部分には、縦スリット29の無い燃焼筒保護部3
0が形成してあり、この燃焼筒保護部30は、ヒータ引
出部1Aの横幅寸法と略同じか、それよりもやや広い幅
寸法としている。
れた燃焼リングであり、この燃焼リング28は耐熱ステ
ンレス鋼板にて作られており、気化筒1の上端部に載置
されてネジ(図示せず)止めされている。また、バーナ
ヘッド20の周壁部20Aの炎孔21に対向する燃焼リ
ング28の環状壁28Aには、円周方向に所定の間隔を
存して複数の縦スリット29、29を設けているが、図
4に示すように、前記気化筒1のヒータ引出部1Aに対
応する部分には、縦スリット29の無い燃焼筒保護部3
0が形成してあり、この燃焼筒保護部30は、ヒータ引
出部1Aの横幅寸法と略同じか、それよりもやや広い幅
寸法としている。
【0018】31は気化筒1の温度を検出するバーナサ
ーミスタ等の温度検出器であり、この温度検出器31は
気化筒1の底壁部付近の温度を検出するように、気化筒
1の下端部に設置されている。32はバーナヘッド20
の炎孔21に形成された火炎Fの有無を検出するととも
に酸素濃度を検出するフレームロッド、33は炎孔21
から噴出する混合ガスに点火する点火ロッド、34は温
風用送風機(図示せず)からの送風を温風吹出口(図示
せず)に導く温風用送風ダクト、35は温風用送風ダク
ト34の底壁部34Aに立てて設けたアルミメッキ鋼板
製の燃焼筒であり、この燃焼筒35内の下部に前記バー
ナヘッド20を臨ませている、36は燃焼用空気入口3
7に設けられたフィルター、38は給気ファン6の回転
数を検出する回転検出器、39は電気ヒータ3の取出部
3A、3Aをシールするシール部材である。
ーミスタ等の温度検出器であり、この温度検出器31は
気化筒1の底壁部付近の温度を検出するように、気化筒
1の下端部に設置されている。32はバーナヘッド20
の炎孔21に形成された火炎Fの有無を検出するととも
に酸素濃度を検出するフレームロッド、33は炎孔21
から噴出する混合ガスに点火する点火ロッド、34は温
風用送風機(図示せず)からの送風を温風吹出口(図示
せず)に導く温風用送風ダクト、35は温風用送風ダク
ト34の底壁部34Aに立てて設けたアルミメッキ鋼板
製の燃焼筒であり、この燃焼筒35内の下部に前記バー
ナヘッド20を臨ませている、36は燃焼用空気入口3
7に設けられたフィルター、38は給気ファン6の回転
数を検出する回転検出器、39は電気ヒータ3の取出部
3A、3Aをシールするシール部材である。
【0019】上述の構成において、電気ヒータ3への通
電によって気化筒1の下部が約250℃の温度に達する
と、その温度上昇を温度検出器31が検出して、送風機
7が作動して約5秒間のプレパージを行い、このプレパ
ージ後に燃料ポンプ14が作動する。この燃料ポンプ1
4と送風機7の作動により、燃料供給管13を介して燃
料ノズル12から液体燃料が、また、一次空気筒4を介
して空気導入口2から燃焼用一次空気が、ぞれぞれ気化
筒1の内部へ供給される。
電によって気化筒1の下部が約250℃の温度に達する
と、その温度上昇を温度検出器31が検出して、送風機
7が作動して約5秒間のプレパージを行い、このプレパ
ージ後に燃料ポンプ14が作動する。この燃料ポンプ1
4と送風機7の作動により、燃料供給管13を介して燃
料ノズル12から液体燃料が、また、一次空気筒4を介
して空気導入口2から燃焼用一次空気が、ぞれぞれ気化
筒1の内部へ供給される。
【0020】ここで、気化筒1内部へ供給された燃料
は、気化筒1の内壁面に接触して気化され、この気化ガ
スは一次空気と混合して混合ガスとなり、この混合ガス
は絞り板17の絞り通路18を通って混合整流筒23内
に流入する。この混合整流筒23内に流入した混合ガス
は、その一部が環状平面部23Bの多数の小孔25、2
5を通って下段の炎孔21及び中段の炎孔21に向かっ
て流れ、これら各炎孔21、21から噴出し、残りは有
天状筒部23A内を上昇し、この有天状筒部23A内で
混合が促進されながら天面部に向かい、この天面部の多
数の小孔24、24を通過する。この小孔24、24を
通過した混合ガスは、上段の各炎孔21及び中段の各炎
孔21へ向かい、それらの炎孔21から噴出する。こう
して、各炎孔21から噴出した混合ガスは、点火ロッド
33のスパークで着火され、火炎Fを形成して燃焼を開
始する。
は、気化筒1の内壁面に接触して気化され、この気化ガ
スは一次空気と混合して混合ガスとなり、この混合ガス
は絞り板17の絞り通路18を通って混合整流筒23内
に流入する。この混合整流筒23内に流入した混合ガス
は、その一部が環状平面部23Bの多数の小孔25、2
5を通って下段の炎孔21及び中段の炎孔21に向かっ
て流れ、これら各炎孔21、21から噴出し、残りは有
天状筒部23A内を上昇し、この有天状筒部23A内で
混合が促進されながら天面部に向かい、この天面部の多
数の小孔24、24を通過する。この小孔24、24を
通過した混合ガスは、上段の各炎孔21及び中段の各炎
孔21へ向かい、それらの炎孔21から噴出する。こう
して、各炎孔21から噴出した混合ガスは、点火ロッド
33のスパークで着火され、火炎Fを形成して燃焼を開
始する。
【0021】一方、二次空気管10を介してバーナケー
ス9内に送り込まれた,燃焼用二次空気は、二次空気管
10の先端出口部10Aから流出し、送風ガイド11に
よって横向きに流されて気化筒1とバーナケース9との
間の略環状の空間Xに入り、この空間X内を上昇して、
気化筒1の上部とバーナケース9の上部との間の隙間Y
を通り、燃焼リング28の環状壁28Aの外面に沿って
上昇し、火炎Fの外周囲に供給され、火炎Fの二次燃焼
を促進させる。
ス9内に送り込まれた,燃焼用二次空気は、二次空気管
10の先端出口部10Aから流出し、送風ガイド11に
よって横向きに流されて気化筒1とバーナケース9との
間の略環状の空間Xに入り、この空間X内を上昇して、
気化筒1の上部とバーナケース9の上部との間の隙間Y
を通り、燃焼リング28の環状壁28Aの外面に沿って
上昇し、火炎Fの外周囲に供給され、火炎Fの二次燃焼
を促進させる。
【0022】こうして燃焼が開始されると、火炎Fの熱
が熱回収用突部27及び燃焼リング28から気化筒1に
伝導して熱回収が行われ、燃焼開始から約2〜5分経過
した時点で、電気ヒータ3への通電を停止しても、気化
筒1は高温に維持され、気化筒1内に供給された液体燃
料は気化し続けて燃焼状態が継続する。そして、燃焼開
始から約30〜40分経過すると、最も温度上昇の遅い
気化筒1の底壁部付近の温度も約330〜360℃の高
温状態となる。
が熱回収用突部27及び燃焼リング28から気化筒1に
伝導して熱回収が行われ、燃焼開始から約2〜5分経過
した時点で、電気ヒータ3への通電を停止しても、気化
筒1は高温に維持され、気化筒1内に供給された液体燃
料は気化し続けて燃焼状態が継続する。そして、燃焼開
始から約30〜40分経過すると、最も温度上昇の遅い
気化筒1の底壁部付近の温度も約330〜360℃の高
温状態となる。
【0023】ここで、燃焼量が約3200kcal/h
の強燃焼時においては、炎孔21に形成される火炎Fは
大きくなり、この大きな火炎Fは、その先端部が燃焼リ
ング28の環状壁28Aに当って上向きになり、燃焼筒
33が保護される。また、燃焼量が約900kcal/
hの弱燃焼時においては、炎孔21に形成される火炎F
は小さくなって燃焼リング28の環状壁28Aの内側に
入り込むが、バーナケース9と気化筒1との間の隙間Y
を通って上昇した燃焼用二次空気も環状壁28Aの各縦
スリット29、29通って環状壁28Aの内側に流入す
る。そのため、弱燃焼時の小さい火炎Fであっても、縦
スリット29を通して燃焼用二次空気を効率良く供給で
き、燃焼反応が促進され、COの発生の少ない良好な弱
燃焼が行われ、燃焼幅を拡大できる。
の強燃焼時においては、炎孔21に形成される火炎Fは
大きくなり、この大きな火炎Fは、その先端部が燃焼リ
ング28の環状壁28Aに当って上向きになり、燃焼筒
33が保護される。また、燃焼量が約900kcal/
hの弱燃焼時においては、炎孔21に形成される火炎F
は小さくなって燃焼リング28の環状壁28Aの内側に
入り込むが、バーナケース9と気化筒1との間の隙間Y
を通って上昇した燃焼用二次空気も環状壁28Aの各縦
スリット29、29通って環状壁28Aの内側に流入す
る。そのため、弱燃焼時の小さい火炎Fであっても、縦
スリット29を通して燃焼用二次空気を効率良く供給で
き、燃焼反応が促進され、COの発生の少ない良好な弱
燃焼が行われ、燃焼幅を拡大できる。
【0024】本実施例によれば、バーナヘッド20の周
壁部20Aの炎孔21に対向する燃焼リング28の環状
壁28Aに、円周方向に所定の間隔を存して複数の縦ス
リット29、29を設け、そして、この燃焼リング28
の環状壁28Aにおける前記気化筒1のヒータ引出部1
Aに対応する部分には、縦スリット29の無い燃焼筒保
護部30を形成しているので、この縦スリットの無い燃
焼筒保護部30で強燃焼時の火炎Fを受け止めると共
に、火炎Fの流れを上向きに指向させることができ、二
次空気の流れが生じにくい気化筒1のヒータ引出部1A
の直上位置に対応する燃焼筒35の局部が、異常に過熱
されて赤熱するような心配がなく、燃焼筒35の変形や
損傷を、格別の部品を必要とせずに防止できる。
壁部20Aの炎孔21に対向する燃焼リング28の環状
壁28Aに、円周方向に所定の間隔を存して複数の縦ス
リット29、29を設け、そして、この燃焼リング28
の環状壁28Aにおける前記気化筒1のヒータ引出部1
Aに対応する部分には、縦スリット29の無い燃焼筒保
護部30を形成しているので、この縦スリットの無い燃
焼筒保護部30で強燃焼時の火炎Fを受け止めると共
に、火炎Fの流れを上向きに指向させることができ、二
次空気の流れが生じにくい気化筒1のヒータ引出部1A
の直上位置に対応する燃焼筒35の局部が、異常に過熱
されて赤熱するような心配がなく、燃焼筒35の変形や
損傷を、格別の部品を必要とせずに防止できる。
【0025】また、上述の実施例においては、バーナヘ
ッド20の周壁部20Bに対向する6個の熱回収用突部
27、27を気化筒1の周壁部の上端部に一体に設け、
これら6個の熱回収用突部27、27の径Tを約7mm
に、高さHを約8〜10mmに設定し、燃焼開始から約
30〜40分経過後には、上部に比べて温度上昇しにく
い気化筒1の底壁部付近の温度を、約330℃以上(約
330〜360℃)の高温度に昇温維持させるようにし
ている。そのため、変質した不良灯油や蒸発温度の高い
液体燃料を使用した場合でも、燃料中の各種成分を瞬時
にして残らず蒸発させ、気化筒1内部に壁部にタールが
残留する防止し、気化筒1は長期間にわたり良好な気化
状態が維持され、安定した気化燃焼を継続できる。しか
も、気化筒1の内部にタールが残留するのを防止できる
ので、タールに浸透した液体燃料が消火後に蒸発し続け
て、消火時に強い臭気が発生するような事態も改善でき
る。
ッド20の周壁部20Bに対向する6個の熱回収用突部
27、27を気化筒1の周壁部の上端部に一体に設け、
これら6個の熱回収用突部27、27の径Tを約7mm
に、高さHを約8〜10mmに設定し、燃焼開始から約
30〜40分経過後には、上部に比べて温度上昇しにく
い気化筒1の底壁部付近の温度を、約330℃以上(約
330〜360℃)の高温度に昇温維持させるようにし
ている。そのため、変質した不良灯油や蒸発温度の高い
液体燃料を使用した場合でも、燃料中の各種成分を瞬時
にして残らず蒸発させ、気化筒1内部に壁部にタールが
残留する防止し、気化筒1は長期間にわたり良好な気化
状態が維持され、安定した気化燃焼を継続できる。しか
も、気化筒1の内部にタールが残留するのを防止できる
ので、タールに浸透した液体燃料が消火後に蒸発し続け
て、消火時に強い臭気が発生するような事態も改善でき
る。
【0026】また、気化筒1の温度を検出するバーナサ
ーミスタ等の温度検出器31を気化筒1の下端部に設置
しているので、温度検出器31は気化筒1の周壁部のう
ち、最も温度の低い所に配置されることになり、耐久性
が高められる。即ち、気化筒1の底壁部付近の温度を約
330℃以上(約330〜360℃)の高温度に昇温さ
せた場合、気化筒1の周壁部の中間部分では約400℃
前後、気化筒1の周壁部の上端部分では約450℃前後
まで温度上昇し、温度検出器31の耐久性に問題が生じ
てしまう。このように、温度検出器31を気化筒1の下
端部に設置すれば、温度検出器31は断線等の故障の心
配がない。
ーミスタ等の温度検出器31を気化筒1の下端部に設置
しているので、温度検出器31は気化筒1の周壁部のう
ち、最も温度の低い所に配置されることになり、耐久性
が高められる。即ち、気化筒1の底壁部付近の温度を約
330℃以上(約330〜360℃)の高温度に昇温さ
せた場合、気化筒1の周壁部の中間部分では約400℃
前後、気化筒1の周壁部の上端部分では約450℃前後
まで温度上昇し、温度検出器31の耐久性に問題が生じ
てしまう。このように、温度検出器31を気化筒1の下
端部に設置すれば、温度検出器31は断線等の故障の心
配がない。
【0027】また、液体燃料を気化するダイカスト製の
気化筒1が、Al−Mn系の耐熱Al合金にて作られて
いるので、2.5〜6.0重量%含有されたMnが、A
lの耐熱性や強度等の機械的性質を高める働きをするた
め、最も温度上昇しやすい気化筒の上端部の温度が約4
50℃以上にまで上昇しても、膨れや溶解等の熱変形が
生じないようにできる。
気化筒1が、Al−Mn系の耐熱Al合金にて作られて
いるので、2.5〜6.0重量%含有されたMnが、A
lの耐熱性や強度等の機械的性質を高める働きをするた
め、最も温度上昇しやすい気化筒の上端部の温度が約4
50℃以上にまで上昇しても、膨れや溶解等の熱変形が
生じないようにできる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、バーナヘ
ッドの炎孔に対向する燃焼リングの環状壁に複数のスリ
ットを開けることにより、燃焼性能を向上させて燃焼幅
の拡大を図るようにした液体燃料燃焼装置において、燃
焼リングの環状壁における気化筒のヒータ引出部と対応
する部分に、スリットの無い燃焼筒保護部を設けた構成
としているので、二次空気が流れにくいヒータ引出部の
直上位置に対応する燃焼筒の局部の赤熱を、確実に、か
つ、簡単な構成によって防止でき、燃焼性能を向上させ
つつ、燃焼筒の耐久性を高めることができる。
ッドの炎孔に対向する燃焼リングの環状壁に複数のスリ
ットを開けることにより、燃焼性能を向上させて燃焼幅
の拡大を図るようにした液体燃料燃焼装置において、燃
焼リングの環状壁における気化筒のヒータ引出部と対応
する部分に、スリットの無い燃焼筒保護部を設けた構成
としているので、二次空気が流れにくいヒータ引出部の
直上位置に対応する燃焼筒の局部の赤熱を、確実に、か
つ、簡単な構成によって防止でき、燃焼性能を向上させ
つつ、燃焼筒の耐久性を高めることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す液体燃料燃焼装置の全
体構成の断面図である。
体構成の断面図である。
【図2】同じく要部の拡大断面図である。
【図3】同じく図2とは異なる断面での要部の拡大断面
図である。
図である。
【図4】同じく要部の斜視図である。
【図5】同じく気化筒単体の斜視図である。
【図6】同じくバーナヘッドの炎孔と気化筒の熱回収用
突部との関係を示す図である。
突部との関係を示す図である。
1 気化筒 1A 気化筒のヒータ引出部 3 電気ヒータ 3A 電気ヒータの取出部 7 送風機 9 バーナケース 20 バーナヘッド 20A バーナヘッドの周壁部 21 炎孔 28 燃焼リング 28A 燃焼リングの環状壁 29 縦スリット(スリット) 30 燃焼筒保護部 35 燃焼筒
Claims (1)
- 【請求項1】 周壁に電気ヒータが埋設され、この電気
ヒータの取出部を外部へ導出させるヒータ引出部が設け
られた気化筒と、この気化筒の上部に装着され、周壁部
に炎孔が設けられたバーナヘッドと、このバーナヘッド
の外周に配置され、前記炎孔に対向する環状壁に複数の
スリットが開けられた燃焼リングと、前記気化筒を収容
した有底筒状のバーナケースと、前記気化筒に一次空気
を供給するとともに、気化筒とバーナケースとの間の空
間に二次空気を供給する送風機と、前記バーナヘッドを
臨ませた燃焼筒とを備え、前記燃焼リングの環状壁にお
ける気化筒のヒータ引出部と対応する部分に、スリット
の無い燃焼筒保護部を設けたことを特徴とする液体燃料
燃焼装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7154769A JPH094820A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 液体燃料燃焼装置 |
KR1019960022302A KR970002093A (ko) | 1995-06-21 | 1996-06-19 | 액체연료 연소장치 |
CN96107157A CN1158951A (zh) | 1995-06-21 | 1996-06-21 | 液体燃料燃烧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7154769A JPH094820A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 液体燃料燃焼装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH094820A true JPH094820A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15591497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7154769A Pending JPH094820A (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | 液体燃料燃焼装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH094820A (ja) |
KR (1) | KR970002093A (ja) |
CN (1) | CN1158951A (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110285415A (zh) * | 2019-07-05 | 2019-09-27 | 华帝股份有限公司 | 一种燃烧器 |
KR20230151195A (ko) | 2022-04-25 | 2023-11-01 | 한국피아이엠(주) | 금속테두리 기초제품의 제조를 위한 금속분말 사출성형품 및 그 제조 방법 |
KR102405771B1 (ko) | 2021-06-10 | 2022-06-07 | 한국피아이엠(주) | 휴대폰금속테두리 기초제품 및 그 제조 방법 |
KR102392104B1 (ko) | 2021-06-10 | 2022-04-29 | 한국피아이엠(주) | 휴대폰금속테두리 기초제품 및 그 제조 방법 |
KR20230151199A (ko) | 2022-04-25 | 2023-11-01 | 한국피아이엠(주) | 금속테두리 기초제품의 제조를 위한 금속분말 사출성형품 시스템 및 이를 이용한 금속테두리 기초제품 제조 방법 |
KR20230151198A (ko) | 2022-04-25 | 2023-11-01 | 한국피아이엠(주) | 금속테두리 기초제품의 제조를 위한 금속분말 사출성형품 시스템 및 이를 이용한 금속테두리 기초제품 제조 방법 |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP7154769A patent/JPH094820A/ja active Pending
-
1996
- 1996-06-19 KR KR1019960022302A patent/KR970002093A/ko not_active Application Discontinuation
- 1996-06-21 CN CN96107157A patent/CN1158951A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR970002093A (ko) | 1997-01-24 |
CN1158951A (zh) | 1997-09-10 |
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