JP3762021B2 - 開放式石油ストーブ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は開放式石油ストーブの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の開放式石油ストーブは、図3に示すように、気化器52から噴出する気化ガスと、該ガスの噴出に伴って吸引される一次空気とをバーナ54に供給して燃焼させ、枠体56内からバーナ54周囲の隙間を通って上方に向かう空気を、二次空気として火炎基部より供給して完全燃焼させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来の開放式石油ストーブは、斜め上方から風圧を受けると、バーナ54周囲の隙間から多量の熱気が枠体56内に逆流する。そのため内部温度が上昇し、ここに多数内装される電装部品の動作に悪影響を及ぼしたり、最悪には電装部品が損傷して機器の運転が不能になるといった不具合をもたらす。
【0004】
また、通気口58が閉塞したような異常状態にあっては、一次空気をバーナ54周囲の隙間から取り入れることとなる。係る場合は、火炎のすぐ側を通る間に熱せられた空気が枠体56内に流入し、内部温度を上昇させるので、前記と同様な不具合が発生する。
この発明は上記した課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、電装部品が性能を損なうような高温に晒されることを防止でき、良好に燃焼し得る開放式石油ストーブを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために本発明は、固定タンクに枠体を載置して電装部品等を収容する収容室を形成し、枠体の上部開口に、混合管開口と火口を収容室の内・外に夫々位置させるように仕切板を介してバーナを設けると共に、火炎基部より高い位置に二次空気を供給する二次空気通気路を上部開口の周縁に設け、この二次空気通路は、側面に多数の流入口を有すると共に、火口を囲繞するように設けられた第一偏流板を備え、流入口から流入した二次空気が第一偏流板の外周を通って流入口から排出される経路が形成されている構成からなる。また、前記した構成において、二次空気通気路は、第二偏流板を備え、第一偏流板と第二偏流板により少なくとも2箇所以上の曲がりが形成されているものである。
【0006】
【作用】
係る構成とすれば、仕切板等が収容室内に熱気が逆流することを防止するので、電装部品の性能を確保でき、また風圧は二次空気通気路により弱められ、且つ火炎基部に直に当たらないから火炎が殆ど暴れることがなく、良好な燃焼も維持できる。なお、強い風圧を受けても二次空気の多くは第一偏流板の外周を迂回して機体外に排出されるため、火炎に供給される二次空気は極端に多くはならず、安定した燃焼を継続し得ることとなる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。図1、図2において、2は灯油を貯留する固定タンク、4は固定タンク2に載置された枠体で、枠体4は上面に上部開口6、側面に一次空気を取り入れるための通気口8を夫々備えている。固定タンク2と枠体4とで囲まれた空間は収容室10であり、ここには送油ポンプ12、灯油を加熱気化する気化器14、制御基板16等、各種の電装部品が内装されている。
【0008】
18は上部開口6に凹形状の仕切板20を介して設けられた円形状のバーナで、混合管開口22は収容室10内、またセラミックスプレート等からなる火口24は収容室10外に夫々位置している。26は枠体4上にあって、火口24を囲むように上部開口6の周縁に形成された二次空気通気路で、側面に多数の流入口28、バーナ18側に第一偏流板30と第二偏流板32を備えている。
【0009】
なお、34は多数の開口が穿設された放熱筒、36は放熱筒34の上端付近から垂下して設けられた赤熱筒、38は温風ファン、40は着火や燃焼状態を検出するためのフレームロッド、42は点火電極である。
【0010】
上記した構成において、図示しない運転スイッチが操作されると、気化器14が予熱される。気化器14が灯油を気化し得る十分な温度まで昇温すると予熱完了となり、送油ポンプ12が始動する。送油ポンプ12の始動によって気化器14内に灯油が流入する。よって、灯油はここで加熱気化して気化ガスとなり、混合管開口22に勢いよく噴出する。そしてバーナ18内に流入した気化ガスは、該ガスと共に流入した一次空気と混合して予混合気となり、火口24より流出し、点火電極42により着火燃焼する。
【0011】
着火したことをフレームロッド40が検出すると温風ファン38が始動する。そのため、赤熱筒36を加熱した後に放熱筒34より流出していく熱気は、温風ファン38の送風と混合し、温風となって全周方向に拡散して暖房する。
【0012】
燃焼火炎に対しては、流入口28から二次空気通気路26に流入した空気が二次空気として供給され、完全燃焼する。そして係る如く供給される二次空気は、最も高温な火炎基部を避けた箇所に供給されるので、結果としてNOx量を少なくする利点もある。
【0013】
上記したように燃焼する開放式石油ストーブは、風が通るような場所で使用されることが珍しくない。従って係る使用環境でも安全に運転できる機器でなければならない。本例石油ストーブは、横や斜め上方等から風圧を受けた場合に火炎の中〜上部がなびくことを避けられないものの、熱気が収容室10内に逆流することを仕切板20等が防止するので、従来例で述べたような電装部品が高温に晒されるといった事態が全く発生せず、長期に亘って性能を確保できる。
【0014】
さらに二次空気通気路26は、第一及び第二の偏流板30、32により鉛直方向の2カ所の曲がりが形成されている。そのため、流入口28を介して二次空気通気路26にかかる風圧は、曲がりによって有効に弱められる。また、二次空気通気路26内の多くの空気は、図2の矢印のように第一偏流板30を迂回するように流れる。このようなことから、強い風圧を受けたところで、火炎基部より高い位置に供給される二次空気は極端に多くはならないので、火炎の中〜下部は横方向に幾らかなびく程度に抑えられ、安定した燃焼を継続し得ることとなる。
【0015】
また、通気口58が何らかの原因で閉塞すると、一次空気が不足して赤火燃焼するので、係る異常をフレームロッド40が検出することにより運転が停止する。このように本例にあっては、通気口58の異常時にこれを正しく検出して運転を停止させるので、従来例のように枠体内部が電装部品に悪影響がある温度のまま運転を継続させてしまうことを有効に防止できる。
【0016】
なお、前記した実施例はこれに限定するものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更をなし得ることは言うまでもない。例えば、バーナ18は円形状のもので説明したが、仕切板を変更すればライン状等の適宜の形状を採用できるし、二次空気通気路にしても、ここでは2カ所の曲がりを有する構成であるが、これ以上であっても勿論構わない。
【0017】
【発明の効果】
以上に述べた通り本発明の開放式石油ストーブは、通気口が閉塞されたり、火炎がなびいてしまう程の強い風圧を受けても、収容室内が高温に晒されることがないので、ここに内装される電装部品の性能を確実に確保できると共に、二次空気が極端に多くならないよう火炎基部より高い位置から供給することでNOx排出量が少なく、火炎の中〜下側も殆ど暴れない安定した燃焼が行えるといった顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の開放式石油ストーブを説明する構造図である。
【図2】本発明の実施例の開放式石油ストーブの要部を説明する図である。
【図3】従来の開放式石油ストーブを説明する図である。
【符号の説明】
2 固定タンク
10 収容室
18 バーナ
20 仕切板
22 混合管開口
24 火口
26 二次空気通気路

Claims (2)

  1. 固定タンクに枠体を載置して電装部品等を収容する収容室を形成し、枠体の上部開口に、混合管開口と火口を収容室の内・外に夫々位置させるように仕切板を介してバーナを設けると共に、火炎基部より高い位置に二次空気を供給する二次空気通気路を上部開口の周縁に設け、この二次空気通路は、側面に多数の流入口を有すると共に、火口を囲繞するように設けられた第一偏流板を備え、流入口から流入した二次空気が第一偏流板の外周を通って流入口から排出される経路が形成されていることを特徴とする開放式石油ストーブ。
  2. 前記二次空気通路は第二偏流板を備え、第一偏流板と第二偏流板により少なくとも2箇所以上の曲がりが形成されていることを特徴とする請求項1記載の開放式石油ストーブ。
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