JPS5829807Y2 - ボイラ− - Google Patents
ボイラ−Info
- Publication number
- JPS5829807Y2 JPS5829807Y2 JP1977062352U JP6235277U JPS5829807Y2 JP S5829807 Y2 JPS5829807 Y2 JP S5829807Y2 JP 1977062352 U JP1977062352 U JP 1977062352U JP 6235277 U JP6235277 U JP 6235277U JP S5829807 Y2 JPS5829807 Y2 JP S5829807Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustion
- heating surface
- heat
- housing
- burner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は例えば石油燃焼給湯機用のボイラーに関する
ものである。
ものである。
従来のこの種のボイラーは特公昭49−36175号公
報にて開示された構成であり、多くはガンタイプバーナ
が使用され、第1図に示すような構造をしている。
報にて開示された構成であり、多くはガンタイプバーナ
が使用され、第1図に示すような構造をしている。
すなわち、1は罐体4の下部に形設された燃焼室、3は
バーナーで、燃焼室1内において火災を形成させ、加熱
面2を通して罐体4内の水5を加熱する。
バーナーで、燃焼室1内において火災を形成させ、加熱
面2を通して罐体4内の水5を加熱する。
罐体4は断熱材6でおおわれている。7は罐体4の中央
を貫通する煙道で、燃焼室1内の燃焼ガスを排出するた
めのものであり、同時に水5への加熱面も兼ねている。
を貫通する煙道で、燃焼室1内の燃焼ガスを排出するた
めのものであり、同時に水5への加熱面も兼ねている。
この従来のものにおいては、燃焼を停止すると、加熱面
2と煙道7の内周面から自然対流で加熱を始める。
2と煙道7の内周面から自然対流で加熱を始める。
従って貯湯量が増すにつれ、その放出加熱量も大きくな
り運転効率を著るしく低下させる。
り運転効率を著るしく低下させる。
あるいは湯温をサーモスタットで検知してバーナーを断
続させると放熱量に見合う分だけ燃焼することになる。
続させると放熱量に見合う分だけ燃焼することになる。
その放熱量は次式で表わされ、Q=αS△T
△T=tW−ta
α:対流熱伝達率 RCal/m2H℃
S:対流伝熱面積 m2
tW:伝熱面の温度
ta:周囲温度
Q:放熱量 Kcal/H
通常市販されているボイラの上記諸元は下記程度の値と
なるので α二8KCa1/m2H℃ S=1.1m2 △T : 8O−10=70℃ 、”、Q =8X1.lX70 :600 Kcal/
H一般家庭での給湯負荷は20000 Kcal/ 日
程度で12時間で平均すれば1500 Kcal/ H
程度であり、上記の放熱量の大きさが理解できよう。
なるので α二8KCa1/m2H℃ S=1.1m2 △T : 8O−10=70℃ 、”、Q =8X1.lX70 :600 Kcal/
H一般家庭での給湯負荷は20000 Kcal/ 日
程度で12時間で平均すれば1500 Kcal/ H
程度であり、上記の放熱量の大きさが理解できよう。
また通常バーナにはガンタイプ式が使用されているが、
手軽なバーナである半面、燃焼性は余り良くなく、拡散
燃焼の宿命から若干のススが発生することは避けられな
いのが実状である。
手軽なバーナである半面、燃焼性は余り良くなく、拡散
燃焼の宿命から若干のススが発生することは避けられな
いのが実状である。
かつこのような拡散燃焼炎に於いては直接炎が冷たい伝
熱面などに触れることばスーテイングの原因となる。
熱面などに触れることばスーテイングの原因となる。
そこで燃焼室は充分余裕をとる必要がある。
一方熱交換効率を上げるには、伝熱部のレイノルズ数を
大きくする必要がある。
大きくする必要がある。
ということは流体流速を上げたり、水力相当直径を小さ
くする必要があるが、これも上記のスーテイングの危険
から余り高めることができず、普通効率は60−75%
程度である。
くする必要があるが、これも上記のスーテイングの危険
から余り高めることができず、普通効率は60−75%
程度である。
従って上述した放熱量も考慮して実使用時の運転効率を
見てみると50〜60%程度となり、エネルギーの無駄
使いとなるものであった。
見てみると50〜60%程度となり、エネルギーの無駄
使いとなるものであった。
この考案は上記のような従来の問題を解決するものであ
り、そのために加熱面から燃焼停止後の放燃量を減少さ
せようとするものである。
り、そのために加熱面から燃焼停止後の放燃量を減少さ
せようとするものである。
そしてこの目的のためこの考案の構成は、罐体の下面を
凹ませて凹面状の加熱面を形成するとともに、この凹面
状の加熱面の中央部直下方に、強制的に燃焼用空気を供
給する形の燃焼機を設置し、かつこの燃焼機からの燃焼
ガスを排出する排出口を上記凹面状の加熱面より下方に
設けたものである。
凹ませて凹面状の加熱面を形成するとともに、この凹面
状の加熱面の中央部直下方に、強制的に燃焼用空気を供
給する形の燃焼機を設置し、かつこの燃焼機からの燃焼
ガスを排出する排出口を上記凹面状の加熱面より下方に
設けたものである。
従ってこの考案によれば、燃焼停止後加熱面から放熱し
ていくが、排気筒は伝熱面より下方に取付けである為、
対流による放熱は生じないものである。
ていくが、排気筒は伝熱面より下方に取付けである為、
対流による放熱は生じないものである。
つまり加熱面の凹面の上部に暖気が滞留して、機外へ抜
は出ることはない。
は出ることはない。
更に加熱面が罐体の下部にあるので、罐体内の温水は対
流により下に低温の境界層を形成する。
流により下に低温の境界層を形成する。
従って加熱面は罐体全体からの放熱が増すと低温となり
、燃焼室内の空気温度との温度差は小さくなり、放熱量
は減少していく。
、燃焼室内の空気温度との温度差は小さくなり、放熱量
は減少していく。
即ち罐体から放熱すればする程伝熱面からは熱は逃げに
くくなるものであり、以上のことから結果的に、燃焼停
止後において加熱面からの放熱量を少なくすることがで
きるという効果が得られるものである。
くくなるものであり、以上のことから結果的に、燃焼停
止後において加熱面からの放熱量を少なくすることがで
きるという効果が得られるものである。
以下この考案を図示実施例に従って説明すると、第2図
、第3図において、8は罐体で、水9が貯えられる。
、第3図において、8は罐体で、水9が貯えられる。
罐体8は断熱材8′で保温されている。罐体8にはそれ
ぞれ給水口10と出湯口11が取付けられている。
ぞれ給水口10と出湯口11が取付けられている。
12は罐体8下面を凹ませて形成された凹面状の加熱面
で、その中央部直下方に設置されたバーナー13から熱
を受け、罐体8内の水9を加熱する。
で、その中央部直下方に設置されたバーナー13から熱
を受け、罐体8内の水9を加熱する。
14は凹面状の加熱面の下方開口を覆ってこれとの間に
燃焼室を形成する仕切板である。
燃焼室を形成する仕切板である。
仕切板14は断熱材15で断熱され、燃焼熱の下部への
放熱を防止している。
放熱を防止している。
燃焼排ガスは仕切板14に設けられた排気筒16を通し
て屋外へ排出される。
て屋外へ排出される。
17は燃焼用空気を送風するブロワ−で、バーナ13に
供給している。
供給している。
バーナー13にはポンプ18により燃料を供給している
。
。
この考案のボイラーは以上の構成数、燃焼停止後加熱面
12から放熱していくが、排気筒16は伝熱面より下方
の仕切板14に取付けである為、対流による放熱は生じ
ない。
12から放熱していくが、排気筒16は伝熱面より下方
の仕切板14に取付けである為、対流による放熱は生じ
ない。
つまり加熱面12の凹面の上部に暖気が滞留して、機外
へ抜は出ることはない。
へ抜は出ることはない。
更に加熱面12が罐体8の下部にあるので、罐体8内の
温水は対流により下に低温の境界層を形成する。
温水は対流により下に低温の境界層を形成する。
従って加熱面12は罐体8全体からの放熱が増すと加熱
面12は低温となり、燃焼室内の空気温度との温度差は
小さくなり、放熱量は減少していく。
面12は低温となり、燃焼室内の空気温度との温度差は
小さくなり、放熱量は減少していく。
即ち罐体8から放熱すればする程伝熱面12からは逃げ
にくくなる。
にくくなる。
この点従来のボイラーは加熱面が非運転時にはボイラー
を下から上に貫き抜けているため、良好な放熱面となり
、ボイラーの総合効率を低下させる構造であった。
を下から上に貫き抜けているため、良好な放熱面となり
、ボイラーの総合効率を低下させる構造であった。
また、この考案のバーナーには予混合式燃焼機が適切で
ある。
ある。
従来液体燃料のときは拡散燃焼が採用されていた為、燃
焼空間が大きくせざるを得ないのと、更にボイラーのよ
うに加熱面が比輻的低温であるが故に拡散炎では伝熱面
と接触するとスス付につながり、種々のトラブルを起こ
し易い。
焼空間が大きくせざるを得ないのと、更にボイラーのよ
うに加熱面が比輻的低温であるが故に拡散炎では伝熱面
と接触するとスス付につながり、種々のトラブルを起こ
し易い。
その点予混合炎の場合青炎燃焼が実現でき、燃焼負荷率
も高くとれるので、燃焼室を小さくすることができる。
も高くとれるので、燃焼室を小さくすることができる。
かつこの考案の本質から燃焼中自然通気による排気は不
可能であり、強制排気を必要とする。
可能であり、強制排気を必要とする。
このような要請に答えるバーナーは、この考案に使用し
ている上記混合式燃焼機であり、その詳細はさらに第3
図に示す。
ている上記混合式燃焼機であり、その詳細はさらに第3
図に示す。
すなわち、19はバーナー保持体で、炎口部20を保持
しかつ火炎による熱を受は気化面21を加熱する為の熱
の搬送も兼ねている。
しかつ火炎による熱を受は気化面21を加熱する為の熱
の搬送も兼ねている。
バーナー保持体19にあらかじめ電気ヒータ22が鋳込
まれている。
まれている。
従って燃焼を始めるには電気ヒータ22によりバーナー
保持体を加熱して気化面21が液体燃料を充分気化でき
る温度になってから第2図のポンプ18に接続された給
油管23を通して気化面21に給油する。
保持体を加熱して気化面21が液体燃料を充分気化でき
る温度になってから第2図のポンプ18に接続された給
油管23を通して気化面21に給油する。
一方第2図のブロワ−17はバーナ筐体24内に給油前
に送風を始め、燃焼用空気は筐体内で一次空気用穴26
と2次空気穴25にそれぞれ分割されて供給される。
に送風を始め、燃焼用空気は筐体内で一次空気用穴26
と2次空気穴25にそれぞれ分割されて供給される。
1次空気用穴26から供給される1次空気は気化面21
で気化された液体燃料と混合されて炎口部に混合気とし
て供給される。
で気化された液体燃料と混合されて炎口部に混合気とし
て供給される。
従って混合気は燃焼した場合はガスと同様の予混合燃焼
となりスーテイングのトラブルから逃げることができ、
この考案のように強制排気でかつ冷たい伝熱面との熱交
換をさせる場合には有効な手段となる。
となりスーテイングのトラブルから逃げることができ、
この考案のように強制排気でかつ冷たい伝熱面との熱交
換をさせる場合には有効な手段となる。
したがって、この考案によれば、燃焼停止時において加
熱面からの熱が逃げるのを少なくすることができ、熱効
率の高いボイラーを提供することができる。
熱面からの熱が逃げるのを少なくすることができ、熱効
率の高いボイラーを提供することができる。
第1図は従来例を示す断面図、第2図はこの考案の一実
施例を示す断面図、第3図はその要部断面図である。 図中 10は給水管、11は出湯管、8は罐体、12は
凹面状の加熱面、13は燃焼機(バーナ)である。
施例を示す断面図、第3図はその要部断面図である。 図中 10は給水管、11は出湯管、8は罐体、12は
凹面状の加熱面、13は燃焼機(バーナ)である。
Claims (1)
- 内部の下部と上部とに給水管と出湯管とを連通し、内部
に水が貯えられる罐体を備え、この罐体の下面を凹ませ
て凹面状の加熱面を形成するとともに、この凹面状の加
熱面の中央部直下方に、強制的に燃焼用空気を供給する
形の燃焼機を設置し、かつこの燃焼機からの燃焼ガスを
排出する排出口を上部凹面状の加熱面より下方に設けた
ボイラー
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977062352U JPS5829807Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | ボイラ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977062352U JPS5829807Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | ボイラ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53156941U JPS53156941U (ja) | 1978-12-09 |
JPS5829807Y2 true JPS5829807Y2 (ja) | 1983-06-30 |
Family
ID=28964520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977062352U Expired JPS5829807Y2 (ja) | 1977-05-16 | 1977-05-16 | ボイラ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5829807Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014142277A1 (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-18 | 株式会社オーケー社鹿児島 | バイオマスボイラー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH057804U (ja) * | 1991-07-17 | 1993-02-02 | 大成建設株式会社 | ウエルサイト鉄骨のパネルゾーン配筋構造 |
-
1977
- 1977-05-16 JP JP1977062352U patent/JPS5829807Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH057804U (ja) * | 1991-07-17 | 1993-02-02 | 大成建設株式会社 | ウエルサイト鉄骨のパネルゾーン配筋構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014142277A1 (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-18 | 株式会社オーケー社鹿児島 | バイオマスボイラー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53156941U (ja) | 1978-12-09 |
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