JP3878350B2 - 強制燃焼器のバーナ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、空気供給ファンより燃焼用空気が供給されて燃焼する強制燃焼器のバーナの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の強制燃焼器のバーナとしては、給湯器、冷媒加熱エアコン等の熱源として好適に用いられており、燃料ガスと空気供給ファンからの一次空気がバーナに流入し、このとき得られる混合ガスが炎孔板に穿設された多数の炎孔より噴出して燃焼すると共に、火炎に対しては、炎孔板の側方に立設して燃焼室を形成する二次空気噴出板より、二次空気が強制的に噴出して燃焼を促進させる構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した強制燃焼器のバーナにおいては、TDRすなわち最大燃焼量と最小燃焼量における比を大きくとれないという欠点を有している。つまり、最大燃焼量に対応して炎孔部の開口面積を大きく設定すると、最小燃焼量においては火炎が金網に密着してしまい金網の耐熱温度を越えるほど赤熱するとともに逆火を生じてしまう。逆に、最小燃焼量に対応して炎孔部の開口面積を小さく設定すると、最大燃焼量においてリフティングを生じてしまう。このため、最大燃焼量に対する最小燃焼量はある一定の範囲内で設定されることになる。
【0004】
一方、強制燃焼器を使用して構成される製品は、出力3Kw、4Kw、5Kw等用途によって各種燃焼量が要求されるが、上記のTDRを広くとれない理由から任意の燃焼量範囲で燃焼させるバーナを製作する場合、その都度、再設計、調整、変更などが必要であった。
【0005】
そこで、本発明はこのような現状に鑑み、燃焼量範囲を決定、燃焼状態を調整する部品である炎孔板、整流板、火口網を一体化した火口ユニットを複数設定し、この火口ユニットのみ設計・調整して、他のバーナ構成部品を共通化する強制燃焼器のバーナを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
係る目的を達成するために本発明は、燃料ガスと一次空気を混合して混合ガスとする混合管と、この混合ガスを整流する整流板と、所定の燃焼量範囲に対応する開口面積をもち混合ガスを噴出させる炎孔板と、前記炎孔板に密接して配置した火口網とを備えた強制燃焼器のバーナにおいて、前記整流板と炎孔板と火口網とを一体化して所定の燃焼量範囲に対応する火口ユニットを複数設定し、前記火口ユニットを前記混合管に着脱交換できる構成としたことを特徴とする強制燃焼器のバーナに係わるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
係る構成とすれば、整流板と炎孔板と火口網とを一体化してなる火口ユニットを複数設定しておくことにより、任意の燃焼量範囲に対応するバーナを供給する場合に、前記火口ユニットを前記混合管に着脱交換できる構成としたから、バーナの構成部品をすべて再設計・調整などすることなく、火口ユニットを交換するだけで、任意の燃焼量範囲に対応できるバーナの製作が短時間で可能となる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付した図1から図7により説明する。図1は本発明の燃焼装置の構成図であり、、1はバーナ、2は燃焼室、3は気化器、4はバーナ1と燃焼室2を収容する枠体で、この枠体4の底壁には、一次空気、二次空気をバーナ1に強制的に供給する空気供給ファン5を垂下している。また熱交換器6は燃焼室2上部に配置し、気化器3は油受7の上部に設けた電磁ポンプ8と送油パイプ9を介して連通している。
【0009】
次に、図2はバーナ1および気化器3の要部を示す断面図、図3は図2のA部断面図であり、図より、前記バーナ1は下部が混合管10、上部が火口ユニット11からなり、混合管10の上流端には一次空気が流入するための流入開口部12を設けている。また、バーナ1上部の燃焼室2の長辺両側には二次空気を噴出する空気噴出孔13を多数有する二次空気噴出板14が略鉛直姿勢に配設されている。
【0010】
さらに、燃焼室2を囲繞するように空気加熱室15を配設し、前記空気供給ファン5と空気加熱室15及び混合管10の流入開口部12とを連通している。また、混合管10の流入開口部12側と空気供給ファン5側を仕切るために、混合管10底部の長手方向に鉛直立設する仕切板16を設けている。また、17は空気供給ファン5の空気により混合管10が冷却されることを防止するための混合管カバーである。
【0011】
尚、仕切板16は、空気供給ファン5から供給される空気が混合管カバー17の底部を通って流入開口部12に直接流入することを防止するためのもので、空気供給ファン5から供給される空気は、空気加熱室15を経由して二次空気噴出板14の空気噴出孔13及び流入開口部12に供給されることになる。また、図4は火口ユニット11を示しているが、図より火口ユニット11は整流板18、炎孔板19、火口網20から構成されスポット溶接により接合し一体化しており、この火口ユニット11は混合管10から着脱交換できるようになっている。
【0012】
気化器3は、ヒータ21を内蔵した気化筒22と、ソレノイド23により可動する弁杆24によって開閉するノズル25、及び気化器3の温度を検出するサーミスタ26から構成されている。また、27は火炎に流れる炎電流を検知することにより燃焼状態を監視するフレームロッド、28は気化器3で気化された気化ガスに点火するための点火ヒータである。
【0013】
さらに図5に示すように、枠体4の一部を構成する側壁には貫通孔29を穿設し、この貫通孔29に気化器3のノズル25を挿入して、混合管10の上流端の流入開口部12とノズル25位置を固定している。
【0014】
次に、係る構成における動作を説明する。運転スイッチをオンするとヒーター21に通電して気化器3を加熱すると同時に、点火ヒータ28に通電して前記点火ヒータ28の表面が気化ガスを点火するのに十分な温度になるまで加熱し赤熱させる。そして、気化器3のサーミスタ26によって検知された気化器3の温度が予め設定された所定温度に達すると、電磁ポンプ8及びソレノイド23に通電される。
【0015】
電磁ポンプ8及びソレノイド23に通電されると、液体燃料は電磁ポンプ8により気化筒22に圧送され加熱気化し、この気化ガスはソレノイド23により可動する弁杆24によって開閉するノズル25より混合管10の上流端の流入開口部12に向かって勢いよく噴出する。
【0016】
一方、運転スイッチをオンすると同時に空気供給ファン5も始動し、図6に示した矢印方向に送風が開始される。ここで空気供給ファン5からの空気は、仕切板16により全て空気加熱室15に流入し、二次空気として二次空気噴出板14の空気噴出孔13から燃焼室2内に噴出するものと、空気加熱室15を通過して混合管10の上流端の流入開口部12から混合管10内に一次空気として流入するものに分離される。
【0017】
流入開口部12からの一次空気はノズル25より噴出された気化ガスと混合され混合ガスとなり、この混合ガスが火口ユニット11を通過すると同時に赤熱した点火ヒータ28に触れ、瞬時に着火し燃焼を開始し、フレームロッド27が火炎を検知し、着火検出を行うと同時に点火ヒータ28への通電を停止する。
【0018】
ここで、燃焼が開始されると同時に、空気供給ファン5から混合管10の上流端の流入開口部12に供給される一次空気は、燃焼室2内の火炎により加熱された二次空気噴出板14の背面から熱を奪うことにより空気加熱室15内で温度上昇するため、この一次空気が気化ガスと混合する際に混合ガスの温度低下を抑制し、その結果、混合管10の内壁には気化ガスが結露したドレンは発生しなくなる。
【0019】
さらに、燃焼室2内の火炎に対しては、二次空気噴出板14の空気噴出孔13から二次空気が噴出して燃焼を促進させ火炎を短くすることから熱交換器6を小型化することができる。さらに、二次空気噴出板14は空気供給ファン5からの空気により十分冷却されるので、熱変形を防止できる。
【0020】
ここで、火口ユニット11については、所定の燃焼量範囲に対応する開口面積をもつ炎孔板19から成る火口ユニット11を複数設定しておくことにより、例えば、図7に示すようにバーナ1の火口ユニット(A)11Aを混合管10から外して、別の開口面積をもつ火口ユニット(B)11Bを取り付けることにより燃焼量範囲の異なるバーナ1を制作することができる。すなわち、バーナ1の構成部品をすべて再設計・調整することなく、火口ユニット11を交換するだけで任意の燃焼量範囲に対応できるバーナ1の製作が短時間でできることになる。
【0021】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明の強制燃焼器のバーナは、整流板と炎孔板と火口網から成る一体化した火口ユニットを複数設定し、任意の燃焼量範囲に対応するバーナを供給する場合には、前記火口ユニットを前記混合管に着脱交換できる構成としたことにより、バーナの構成部品をすべて再設計・調整などすることなく、火口ユニットを交換するだけで、任意の燃焼量範囲に対応できるバーナの制作が短時間で可能となると共に、組立も容易に行える等、幾多の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の強制燃焼器を説明する構成図である。
【図2】本発明の実施例のバーナ及び気化器を説明する要部断面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う部分の断面図である。
【図4】本発明の実施例の火口ユニットの斜視図である。
【図5】本発明の実施例のバーナを説明する要部斜視図である。
【図6】本発明の実施例の強制燃焼器の空気の流れを説明する説明図である。
【図7】本発明の実施例の混合管と火口ユニットの着脱状態の説明図である。
【符号の説明】
1 バーナ
10 混合管
18 整流板
19 炎孔板
20 火口網
11 火口ユニット

Claims (1)

  1. 燃料ガスと一次空気を混合して混合ガスとする混合管と、この混合ガスを整流する整流板と、所定の燃焼量範囲に対応する開口面積をもち混合ガスを噴出させる炎孔板と、前記炎孔板に密接して配置した火口網とを備えた強制燃焼器のバーナにおいて、前記整流板と炎孔板と火口網とを一体化して所定の燃焼量範囲に対応する火口ユニットを複数設定し、前記火口ユニットを前記混合管に着脱交換できる構成としたことを特徴とする強制燃焼器のバーナ。
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