JPS6133376Y2 - - Google Patents

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JPS6133376Y2
JPS6133376Y2 JP1982085515U JP8551582U JPS6133376Y2 JP S6133376 Y2 JPS6133376 Y2 JP S6133376Y2 JP 1982085515 U JP1982085515 U JP 1982085515U JP 8551582 U JP8551582 U JP 8551582U JP S6133376 Y2 JPS6133376 Y2 JP S6133376Y2
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cylinder
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partition
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気予熱不要で、短時間で気化燃焼へ
と移行できる灯油気化バーナに関する。
既にこの種のバーナとしては第3図に示すよう
なものが考案されている。このバーナについて簡
単に説明すると、これは「内周面にガス噴気孔3
1を穿設し、ガス室32を形成した燃焼筒33の
中央に回軸軸34を挿通し、該回転軸34にはカ
ツプ状の気化筒35および気化筒延長部35′
を、ガス室32の中央に設けた開放端部36とわ
ずかな間隙37を置いて回転自在に位置せしめ
て、気化筒内部35aと前気ガス室32とを連通
させるとともに、前記ガス室および気化筒内部3
5aに亘り送風筒38を挿通せしめ、該気化筒3
5と気化筒延長部35′との間に灯油噴霧間隙3
9を設けたもの」である。
このバーナの作用を設明すると、まず回転軸3
4を回転させると、気化筒35および灯油の拡散
体40は共に回転する。そこで送油管44より灯
油を拡散体40上へ供給すると同時に、送風筒3
8を介して気化筒内部35aへ強制風を噴送する
と、該灯油は拡散体40上で拡散された後、気化
筒35内面に移行し、下降する間に完全に拡散さ
れて灯油噴霧間隙39から徴粒状となつて燃焼筒
33の内周面へ噴霧、飛散され、点火器42の着
火により生燃焼を起こす。そして強制風の一部A
は座板33′の孔から噴出するので、生燃焼は促
進せられる。
また、この生燃焼の開始で気化筒35は強烈に
加熱されるため、以後気化筒35内面に沿い拡散
移行する灯油は速やかに蒸発気化されて灯油ガス
となり、強制風Cと混合しながらガス通路43と
しての気化筒内部35aを通じてガス室32へ圧
送された後、完全な混合ガスとなつて燃焼筒33
のガス噴気孔31より気化燃焼する。そして気化
燃焼の始動以後は気化筒35は益々加熱されるの
で長期に亘り気化燃焼を継続できる。
しかしながら、このバーナは燃焼筒33のガス
室32の開放端部36と気化筒延長部35′との
間に間隙37のある所謂、ガス通路43中に間隙
を有する構造のために、たとえ強制風の一部Bで
ガス洩れ等を防止しようとしても風圧の関係によ
つては、この間隙37から灯油ガスが噴出した
り、一酸化炭素が噴出することがあつた。
この解決策として、前記間隙37を小さくする
ことも考えられるが、これを小さく設定してしま
うと、気化筒延長部35′と燃焼筒座板33′が熱
歪を起こした場合に気化筒35のロツク現象が生
ずることがあり、好ましくなかつた。
したがつて本考案の目的とするところは拡散体
を用いて灯油を気化筒に噴霧し、気化する方法と
した上で、ガス通路中(ガス室)を実質的に密閉
し、、ガス洩れや一酸化炭素の発生を防止するこ
とにある。
以下、第1図により本考案の実施例を説明す
る。
まず、1は予熱用燃焼筒で、その内筒部1aの
側壁には空気孔2を、該内筒部1aの底壁の中央
には空気導入口をそれぞれ穿設し、さらに上端に
は燃焼リング29を固着しこの開放端部3には中
空円筒状の気化筒4を配置固定する。気化筒4は
下端に環状の灯油受け5、上端に熱回収フランジ
41とバーナ体6を載置する取付筒42を有し、
内部中央にはモータ7の回転軸71を挿通し、該
回転軸71に拡散体8を固着する。拡散体8は気
化筒4の内部即ちガス室9に配置するが、これは
灯油供給筒81と回転軸71に固着された円板状
の拡散羽根82とからなる。また第2図に示すよ
うに灯油供給筒81と拡散羽根82により開口1
0が形成される。ところで、モータ7の回転軸7
1には強制風を起すための羽根11を固着する。
12はモータ7を支持する整流板であり、周囲に
孔13を穿設する。この孔13は予熱用燃焼筒1
で囲まれた空気室14に連通するとともに、予熱
用燃焼筒1の取付台15と油タンク16とで形成
された空気通路17に連通する。
なお18,19は空気通路17の空気入口部お
よび空気出口部である。
また気化筒4の上部には混合筒20を載置し、
この混合筒20には多数の小孔を穿設した均圧筒
21が固着されている。
さらに混合筒20に重ねてバーナ体6を配置す
る。バーナ前6には多数の炎口22が穿設され、
さらにその内側には金網23が内張りされてい
る。そして炎口22の近くには炎検知棒23′が
対向する。24は灯油受け5に複数穿設した灯油
流通孔であり、これにより灯油受け5と隔壁筒5
1内とを連通する。ところで隔壁筒51の下端側
は全周に金網52をはさんで予熱用燃焼筒1の内
筒部1aに固着されているため灯油を隔壁筒51
と予熱用燃焼筒1との間のわずかな隙間から供給
できるようになつている。また隔壁筒51の上端
側はパツキン53を介して気化筒4の底部に固定
されている。この結果、気化筒4と予熱用燃焼筒
1の内筒部1aとの間隙54は包囲される。ま
た、隔壁筒51の中央は前記予熱用燃焼筒1の空
気導入口に臨み、前記羽根11による強制風が該
隔壁筒51内に流入するようになつている。また
灯油流通孔24には螺旋状の灯油連絡栓25が挿
入され、該灯油連絡栓25の先端は予熱用燃焼筒
1の内筒1a底部に敷かれた金網52に接触して
いる。そして隔壁筒51近くに予熱用燃焼筒1を
貫通する点火ヒータ26の発熱部を配置する。
なお27は電磁ポンプ28に接続された送油管
であり、その先端は拡散体8の灯油供給筒81に
対向している。そして送油管27から拡散体8を
介して供給される過剰灯油は予熱用燃焼筒1の底
部に挿通した油回収管30により回収される。
以上のような構成からなる実施例は、点火ヒー
タ26に通電し、赤熱後、電磁ポンプ28を駆動
すると同時にモータ7を駆動すると、灯油は油タ
ンク16から送油管27を経て拡散体8の灯油供
給筒81に供給され、灯油供給筒81の遠心力に
より灯油は拡散羽根82により形成される開口1
0を通つて灯油供給筒81の上端から静止してい
る気化筒4の内周面に噴霧される。
他方羽根11によつて起こされた強制風、即ち
空気通路17から吸入された空気は空気室14か
ら予熱用燃焼筒1の空気孔2へ向うとともに、気
化筒4および混合筒20を通つて、バーナ体6の
炎口22に向う。このとき気化筒4は予熱されて
いないので、灯油は気化筒4内周面に沿つて流下
し、灯油受け5の底位置に集められ、灯油流通孔
24周囲の灯油連絡栓25による螺旋状の溝の間
を通つて予熱用燃焼筒1の内筒部1aの底面に排
出される。排出された灯油は隔壁筒51内から金
網52を伝わつて近傍の赤熱した点火ヒータ26
側に至り、該ヒータ26の発熱部により着火さ
れ、円筒部1a全周に穿設され、かつ接線方向に
ひねりを加えられた空気孔2からの強制風により
内筒部1aの全周に拡炎された予備燃焼を行な
う。またこの予備燃焼により、気化筒4の外周面
が加熱され、灯油の気化温度以上になると、拡散
体8から散布される灯油は気化筒4の内周面で気
化しはじめる。この結果、気化筒4の内周面を流
下移行して予熱用燃焼筒1の内筒部1aに流れる
灯油は徐々に少なくなつていく。
またこの灯油ガスは、モータ7の羽根11によ
り気化筒4のガス室9から混合筒20および均圧
筒21、金網23を通つて空気と混合しながらバ
ーナ体6の炎口22から外部に排出される。外部
に排出された混合ガスは予熱燃焼炎がバーナ体6
の上面に沿うように配置された燃焼リング29に
よつて炎口22近くに集められる予備燃焼炎によ
り引火され、始めは炎口22から離れた位置で気
化炎を形成するが、気化筒4の内周面での蒸発量
が増え、炎口22から排出される混合ガスの濃度
が増すに従つて炎口22の近くで気化炎を形成す
るようになり、この気化燃焼により、気化筒4の
熱回収フランジ41が加熱されると同時に気化筒
内周面も加熱され、灯油の気化温度が維持される
ようになる。この結果、予備燃焼は停止され、バ
ーナ体6の炎口22による気化燃焼のみが行なわ
れる。
気化燃焼に移行すると炎検知棒23′が炎を感
知し点火ヒータ26への通電が停止され、以後安
定した気化燃焼が継続される。
また、隔壁筒51は予熱用燃焼筒1の空気導入
口に臨んでいるから、羽根11による送風は該隔
壁筒51内に直接流入し、隔壁筒51内の圧力P1
は気化筒4内の圧力P2に対してP1≧P2となり、前
述した灯油流入孔24から隔壁筒51への混合ガ
スの流入は抑制されることとなる。
更に、隔壁筒51と気化筒4の灯油受け75と
はパツキン53を介して密封固着され、さらに、
灯油流通孔24には螺旋状の溝が形成された灯油
連絡栓25が挿入されているから、気化燃焼時に
気化筒4内の混合ガスが直接に予熱用燃焼筒1の
側壁側へ洩れることはないし、また、該混合ガス
は該灯油連絡栓25によつても該隔壁筒51内へ
の流通が抑制されているから、前述の該隔壁筒5
1内への送風力が不十分な場合でもガス洩れが防
止される。
更にまた、前述のP1≧P2は拡散体8から気化筒
4への強制風の流入量を規制することにより行な
うのでなく、隔壁筒51への送風の導入によつて
行なうものであるから、気化筒4へは十分な空気
の流入を確保することができ、噴霧灯油と空気と
を十分に混合させることができる。
更にまた、灯油流通孔24に挿入された灯油連
絡栓25は螺旋状の溝が形成されているため、予
備燃焼時に気化筒4の灯油受け5に溜つた灯油は
隔壁筒51内に至り、ここから予熱用燃焼筒1の
底面に敷かれた金網52に染み込んで予熱用燃焼
筒1の全周に排出される。
この結果、灯油を点火ヒータ26側に流下する
ようになつていても第3図に示すようなこの種の
電気予熱不要の灯油気化バーナに比較すると、灯
油ガスの漏洩量を極めて少ない量に抑えることが
出来る。
なお以上の実施例では隔壁筒51の上端側を気
化筒4の底部に固定しているが、気化筒4の周壁
に固定しても同様の効果がある。
以上のように、本考案は側壁には空気孔を、底
壁の中央には送風手段による送風を導く空気導入
口をそれぞれ穿設した内筒部を有する予熱用燃焼
筒の開放端部に、灯油受けを有する気化筒を配置
固定するとともに、該気化筒の内部中央のガス室
に回転軸を挿通し、該回転軸には該ガス室に灯油
を噴霧する拡散体を固着するとともに、該気化筒
の上部に炎口を穿設したバーナ体を載置し、かつ
前記気化筒と前記予熱用燃焼筒の内筒部との間隙
を包囲するとともに、該空気導入口に臨む隔壁筒
を設け、該隔壁筒はその下端部を前記予熱用燃焼
筒の内筒部とで間でわずかな隙間ができるように
固定する一方、該隔壁筒の上端側は前記灯油受け
に固定し、しかも前記灯油受けと該隔壁筒とは前
記灯油受けに穿設した灯油流通孔で連通し、該灯
油流通孔には溝は形成した灯油連絡栓を設けたの
で、該空気導入口から該隔壁筒内に送風空気が流
入し、該気化筒内の圧力より該隔壁筒内の圧力が
上昇して、該気化筒内の混合ガスの該隔壁筒内へ
の流入が抑制されることは勿論のこと、該圧力差
は該空気導入口から該隔壁筒への送風空気の導入
によつて行なわれるものであるから、該気化筒内
を減圧することを要せず、混合ガスの形成に支障
を来たすことがないという効果を有する。また、
該灯油連絡栓により該混合ガスの該隔壁筒への流
入が抑制されるから、前述の圧力差と相俟つてガ
ス洩れを著しく減少させることができ、一酸化炭
素の発生を防止できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例を示す断面図、第2図は
本考案実施例における拡散体の斜視図、第3図は
従来の灯油気化バーナを示す断面図である。 1……予熱用燃焼筒、1a……内筒部、2……
空気孔、3……開放端部、4……気化筒、5……
灯油受け、6……バーナ体、71……回転軸、8
……拡散体、9……ガス室、22……炎口、24
……灯油流通孔、25……灯油連絡栓、51……
隔壁筒、54……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 側壁には空気孔を、底壁の中央には送風手段に
    よる送風を導く空気導入口をそれぞれ穿設した内
    筒部を有する予熱用燃焼筒の開放端部に、灯油受
    けを有する気化筒を配置固定するとともに、該気
    化筒の内部中央のガス室に回転軸を挿通し、該回
    軸には該ガス室に灯油を噴霧する拡散体を固着す
    るとともに、該気化筒の上部に炎口を穿設したバ
    ーナ体を載置し、かつ前記気化筒と前記予熱用燃
    焼筒の内筒部との間隙を包囲するとともに、該空
    気導入口に臨む隔壁筒を設け、該隔壁筒はその下
    端側を前記予熱用燃焼筒の内筒部との間でわずか
    な隙間ができるように固定する一方、該隔壁筒の
    上端側は前記灯油受けに固定し、しかも前記灯油
    受けと該隔壁筒とは前記灯油受けに穿設した灯油
    流通孔で連通し、該灯油流通孔には溝を形成した
    灯油連絡栓を設けたことを特徴とする灯油気化バ
    ーナ。
JP8551582U 1982-06-09 1982-06-09 灯油気化バ−ナ Granted JPS58189422U (ja)

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JPS58189422U JPS58189422U (ja) 1983-12-16
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60139122U (ja) * 1984-02-20 1985-09-14 株式会社富士通ゼネラル 液体燃料燃焼装置
JPS60181528U (ja) * 1984-05-15 1985-12-02 サンポツト株式会社 石油燃焼器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4729811A (ja) * 1971-03-01 1972-11-07 Lucas Industries Ltd
JPS5755817B2 (ja) * 1976-07-14 1982-11-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS619217Y2 (ja) * 1980-09-11 1986-03-24

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JPS4729811A (ja) * 1971-03-01 1972-11-07 Lucas Industries Ltd
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