JPS6113514Y2 - - Google Patents

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JPS6113514Y2
JPS6113514Y2 JP2382585U JP2382585U JPS6113514Y2 JP S6113514 Y2 JPS6113514 Y2 JP S6113514Y2 JP 2382585 U JP2382585 U JP 2382585U JP 2382585 U JP2382585 U JP 2382585U JP S6113514 Y2 JPS6113514 Y2 JP S6113514Y2
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roller
rollers
lift
inner mast
metal
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JP2382585U
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JPS60148799U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、フオークリフトトラツクにおけるア
ウタマストとインナマストとの間あるいはインナ
マストとリフトブラケツトとの間に生ずるガタツ
キ音(金属打音)を防止する装置に関するもので
ある。
従来の技術 一般に、フオークリフトトラツクにおいては、
たとえばインナマストに沿つて昇降するリフトブ
ラケツトの移動を案内するためのリフトローラお
よびサイドローラは、インナマストに形成される
転動面のいずれか一方に当接した状態で転動する
関係で、該転動面との間に所定の隙間を保有する
ように組付けられている。
考案が解決しようとする問題点 そのため、従来のフオークリフトトラツクにあ
つては、走行時、特に荷物を積載していない場合
にはリフトブラケツトとインナマスト間、つまり
前記ローラとインナマストとの間のガタツキ音に
よつて金属打音を発生するという欠点があり、こ
のことは、インナマストの昇降を案内するための
ガイドローラとアウトマストとの場合でも同様の
ことである。すなわち、従来のフオークリフトト
ラツクではマストやリフトブラケツト等の昇降部
材が車両の発進・停止時に生起する慣性モーメン
トおよび走行路面の凹凸等によつて前後方向ある
いは左右方向にガタツキを起すものであり、そし
てガタツキによる騒音は、運転者および周囲の人
の神経にきわめて悪い影響をおよぼし、延いては
作業能率の低下を招くことになる。
そこで本考案は、以上の問題に鑑み、弾性ロー
ラの弾性力をもつて前記ガタツキ音を抑えること
を、その解決すべき技術的課題とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記課題解決のための技術的手段は、アウタマ
ストとインナマストとの間にそれらの相対移動を
案内するために転動可能に介在される少なくとも
上下一対の金属ローラ間あるいはインナマストと
リフトブラケツトとの間にそれらの相対移動を案
内するために転動可能に介在される少なくとも上
下一対の金属ローラ間に、ガタツキ音抑制部材と
しての複数の弾性ローラを前記金属ローラが転動
面に当接する前に該転動面に押圧当接されるよう
各金属ローラ毎にそれぞれ対応して配設したこと
である。
作 用 各金属ローラ毎に対応して配設された弾性ロー
ラがローラ転動面に対して金属ローラよりも先に
当接することによつて、両マスト間あるいはイン
ナマストとリフトブラケツト間におけるガタツキ
音の発生を抑制し、かつ金属ローラと転動面との
当接による衝撃を緩衝する。
実施例 1 以下、本考案の実施例1を第1図〜第3図に基
いて具体的に説明する。まず、騒音の発生源であ
るマストやリフトブラケツト等の昇降部材につい
て第1図を参照して簡単に説明する。通常知られ
ているように、車体1の前方に配置されているア
ウタマスト2にはインナマスト3が金属製のガイ
ドローラ及びサイドローラ(共に図示しない)を
介して昇降可能に組付けられており、その昇降動
作はリフトシリンダー(図示しない)によつてな
される。マストの前側に配置されているリフトブ
ラケツト4は金属製のリフトローラ5およびサイ
ドローラ6を介して前記インナマスト3に昇降可
能に組付けられ、またこのリフトブラケツト4の
前面にはフオーク8を支持するためのフインガー
バー7が固着されており、そしてフオーク8はフ
インガーバー7に対してアツパキヤリア9および
ロアキヤリア10により取外し可能に掛止されて
いる。なお、図示はしないが、上記のリフトブラ
ケツト4はチエーン機構によつてその昇降がなさ
れるものである。
次に、上記した各昇降部材において、固定部材
側とこれに移動可能に組付けられる可動部材側と
の間の隙間によつて生ずるガタツキ音を防止する
ための装置について説明する。本実施例は、イン
ナマスト3とリフトブラケツト4のリフトローラ
5とのガタツキを対象としたものである。図示の
ように、リフトブラケツト4の上下部に支軸11
を介して回転可能に取付けられた金属性の上下の
リフトローラ5は、インナマスト3のローラ転動
面3a,3bとの間に一定の隙間Sを置いた状態
でインナマスト3内に転動可能に嵌込まれ、そし
て上記の隙間Sによつて生ずるガタツキ音を吸収
するために前記上下のリフトローラ5の近傍には
それぞれゴムローラ12が配設されている。すな
わち、これらのゴムローラ12は前記リフトロー
ラ5よりもやや大径に形成されるとともに、上下
のリフトローラ5と同一鉛直線上において支軸1
3およびブツシユ14を介してリフトブラケツト
4に回転可能に取付けられており、そして各ゴム
ローラ12はインナマスト3内に、ローラ転動面
3a,3bとの間に前記リフトローラ5の隙間S
よりも小さい僅かな隙間S′を置いて転動可能に嵌
込まれている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
従つて走行時に路面の凹凸等によつて固定部材側
のインナマスト3に対して可動部材側のリフトブ
ラケツト4が前方あるいは後方へ傾動することに
よつてガタツキが生ずるが、この場合第3図に実
線(前傾状態)および仮想線(後傾状態)で示す
ように、前記ゴムローラ12はリフトローラ5よ
りも先にインナマスト3のローラ転動面3a,3
bに当接し、そしてその弾性力によつて衝撃エネ
ルギーの大部分を吸収した後、リフトローラ5が
ローラ転動面3a,3bに当接するためリフトロ
ーラ5とローラ転動面3a,3bとの当接による
金属打音、すなわちガタツキ音を減殺することが
できる。
実施例 2 次に、実施例2を第4図に基いて説明する。こ
の実施例2は前記実施例1における上下のゴムロ
ーラ12に代え、上部および下部の各リフトロー
ラ5の近傍にそれぞれ該リフトローラ5よりも小
径のゴムローラ12を、インナマスト3の前側と
後側の両ローラ転動面3a,3bに常に当接する
ように2個づつ支軸13およびブツシユ14を介
して転動可能に配設したものである。すなわち、
実施例1においてはリフトローラ5よりも大径の
ゴムローラ12とローラ転動面3a,3bとの間
に僅かの隙間S′を形成することが仲々困難であ
り、そのためリフトブラケツト4の昇降時にゴム
ローラ12が同時に両方のローラ転動面3a,3
bに接触して引摺現象を起し摩耗が激しくなるお
それがあるが、この実施例2のように構成すれば
インナマスト3とリフトローラ5とのガタツキ音
を吸収できることは勿論のこと、ゴムローラ12
の延命化を図ることができる。
実施例 3 つぎに実施例3を第5図に基いて説明する。こ
の実施例3は、図示のようにリフトブラケツト4
の前傾状態において、上部のリフトローラ5の近
傍には該リフトローラ5より小径のゴムローラ1
2を常に後側のローラ転動面3bに当接するよう
に支軸13およびブツシユ14を介して取付け、
また下部のリフトローラ5の近傍には該リフトロ
ーラ5より小径のゴムローラ12を常に前側のロ
ーラ転動面3aに当接するように支軸13および
ブツシユ14を介して取付けたものである。通常
リフトブラケツト4には、該リフトブラケツト
4、フインガーバー7およびフオーク8等の自重
または荷物積載時には荷物の重量を加えた荷重W
によるモーメントが作用しているため、上部のリ
フトローラ5は前側のローラ転動面3aに当接
し、下部のリフトローラ5は後側のローラ転動面
3bに当接している。従つて、走行時に路面の凹
凸によつて前記リフトブラケツト4に荷重Wによ
るモーメントと反対向きの力が作用して該リフト
ブラケツト4が後方へ傾動しようとしても、その
力は前記ゴムローラ12の弾性力によつて吸収さ
れ上下のリフトローラ5がそれぞれ反対側のロー
ラ転動面3a,3bに当接することが抑制され、
また前記力が強大なために抑制され得なかつたと
してもリフトローラ5がローラ転動面3a,3b
に当接するまでの間にゴムローラ12によつてリ
フトブラケツト4の運動エネルギーが相当吸収さ
れているため、リフトローラ5とローラ転動面3
a,3bとの当接時の音が小さくなる。
すなわち、この実施例3はリフトブラケツト4
には常に荷重Wによるモーメントが作用している
ことに鑑み、上部と下部のリフトローラ5の近傍
にそれぞれ常に反対側のローラ転動面3a,3b
に接触するゴムローラ12を配設することによつ
てリフトローラ5とインナマスト3とのガタツキ
音を吸収できるようにしたものである。
なお、上述した実施例1、実施例2及び実施例
3は、マストにおけるアウタマストとインナマス
トまたはアウタマストとミドルマストあるいはミ
ドルマストとインナマストとの間にも適用し得る
ものである。
実施例 4 つぎに、第6図に示す実施例4について説明す
る。この実施例4はリフトブラケツト4のサイド
ローラ6とインナマスト3との間におけるガタツ
キを対象としたものである。図示のように、リフ
トブラケツト4のリフトローラ間に位置する左右
上下部にはそれぞれサイドローラブラケツト15
が固定されていて、このサイドローラブラケツト
15にはインナマスト3のウエブ面を利用したロ
ーラ転動面3cに当接して転動するサイドローラ
6がリフトローラと干渉しないように支軸16に
より回転可能に取付けられており、そして上記の
ガタツキはリフトブラケツト4が左方または右方
へ傾動したときにサイドローラ6とローラ転動面
3cとの間に隙間Sによつて発生する。なお、隙
間Sは製作誤差や使用中の変形等に原因して生ず
るものである。この実施例4は前記各サイドロー
ラ6の近傍にそれぞれブラケツト17を取付ける
とともに各ブラケツト17にゴムローラ18を支
軸19によりブツシユ20を介して回転可能に取
付けたものであつて、各ゴムローラ18はインナ
マスト3のローラ転動面3c上に若干押圧した状
態で配置されている。従つて、リフトブラケツト
4が左方あるいは右方へ傾いたとしても、サイド
ローラ6がローラ転動面3cに当接するまでの間
の運動エネルギーは前記ゴムローラ18の弾性力
によつて吸収される結果、サイドローラ6とロー
ラ転動面3cとのガタツキ音は軽減される。
考案の効果 本考案は、アウタマストとインナマスト間ある
いはインナマストとリフトブラケツト間のガタツ
キにともなう金属打音を、上下の金属ローラ間に
各金属ローラ毎に対応して配設した弾性ローラの
弾性力により吸収して軽減できるようにしたもの
である。従つて、本考案によれば運転者および周
囲の作業者におよぼす騒音の悪影響を防止するこ
とによつて良好な作業環境を提供して作業能率の
向上を図ることができるとともに、弾性ローラに
よつて衝撃エネルギーが相当吸収された後に本来
の転動部材である金属ローラが転動面に当接する
ので、該ローラに負荷される衝撃力は小さく、ロ
ーラのみならずローラを支持する軸等の寿命は長
くなる。
また、本考案はガタツキ音の吸収部材を弾性ロ
ーラとしたので、相手部材に対する接触がころが
り接触でかつ接触面が常に変移することから摩耗
が少なくなつて寿命が長くなる特長がある。
一般に、金属ローラが転動するマストの転動面
は金属ローラから常に大きな押圧力を受けている
関係で、表面剥離現象を起し易いものであり、そ
のため金属ローラと転動面は可及的に広い面当り
となるよう設定することが望ましく、このことか
ら金属ローラは可能な範囲でその幅を大きくする
のが普通である。従つて、本考案のように弾性ロ
ーラを金属ローラに対して独立して配設する構成
としたときは、金属ローラに特別の加工をする必
要がなく、金属ローラ幅を十分な広さに確保し得
るという利点がある。しかも、独立構成であるこ
とから、摩耗し易い弾性ローラのみを必要に応じ
て交換することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の各実施例を示すもので、第1図
はフオークリフトトラツクの昇降部材を示す側面
図、第2図はインナマストとリフトブラケツトの
リフトローラとを対象にした実施例1を示す正断
面図、第3図は同じく側断面図、第4図は実施例
2を示す側断面図、第5図は実施例3を示す側断
面図、第6図は実施例4を示す正断面図である。 2……アウタマスト、3……インナマスト、4
……リフトブラケツト、5……リフトローラ、6
……サイドローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウタマストとインナマストとの間にそれらの
    相対移動を案内するために転動可能に介在される
    少なくとも上下一対の金属ローラ間あるいはイン
    ナマストとリフトブラケツトとの間にそれらの相
    対移動を案内するために転動可能に介在される少
    なくとも上下一対の金属ローラ間に、ガタツキ音
    抑制部材としての複数の弾性ローラを前記金属ロ
    ーラが転動面に当接する前に該転動面に押圧当接
    されるよう各金属ローラ毎にそれぞれ対応して配
    設してなるフオークリフトトラツクの騒音防止装
    置。
JP2382585U 1985-02-20 1985-02-20 フオークリフトトラツクの騒音防止装置 Granted JPS60148799U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2382585U JPS60148799U (ja) 1985-02-20 1985-02-20 フオークリフトトラツクの騒音防止装置

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JP2382585U JPS60148799U (ja) 1985-02-20 1985-02-20 フオークリフトトラツクの騒音防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS60148799U JPS60148799U (ja) 1985-10-02
JPS6113514Y2 true JPS6113514Y2 (ja) 1986-04-25

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ID=30517409

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2382585U Granted JPS60148799U (ja) 1985-02-20 1985-02-20 フオークリフトトラツクの騒音防止装置

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JP (1) JPS60148799U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143389A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Tcm Corp キャリッジ用ガタ抑制装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143389A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Tcm Corp キャリッジ用ガタ抑制装置

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JPS60148799U (ja) 1985-10-02

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