JP2006143389A - キャリッジ用ガタ抑制装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 マスト2、キャリッジ3、摺接体4、被摺接体5とで構成し、とりわけマスト2とキャリッジ3の何れか一方に弾性体19を介して摺接体4を設けると共に、マスト2とキャリッジ3の何れか他方にキャリッジ3の無負荷走行姿勢時に摺接体4に摺接される被摺接体5を設ける。
【選択図】 図1
Description
(1) マストに常時接触される弾性体をリフトローラの外周に設けたもの(特許文献1参照)。
(2) マストに常時接触されるリフトローラと軸受との間に弾性体を設けたもの(特許文献2参照)。
(3) マストに常時接触される弾性体をアウタマストとインナマストとの間に設けると共に、インナマストとリフトブラケットとの間に設けたもの(特許文献3参照)。
(4) 常時接触される弾性体をリフトブラケットとインナマストとの間に設けたもの(特許文献4,5参照)。
(5) 搖動時に接触される弾性体をフィンガバーとインナマストとの間に設けたもの(特許文献6参照)。
(6) 搖動時に接触される樹脂製の当合体をフィンガバーとインナマストとの間やインナマストとアウタマストとの間に設けたもの(特許文献7参照)。
他方、前記(5),(6)のものは、弾性体や当合体がマストに常時接触されていないので、これらの交換時期を延伸できるものの、搖動時には、これらがマストに衝撃的に接触するので、ガタ抑制効果が芳しくなかった。
要するに、従来の何れのものも、一長一短があって、ガタ抑制効果に優れていると共に、弾性体等の交換時期を延伸できるものがなかった。
摺接体は、キャリッジの無負荷走行姿勢の時に被摺接体に摺接されてそれ以外の時には摺接されないので、常時摺接される場合に比べて、損耗が少なくなって寿命を延伸できる。弾性体は、摺接体と被摺接体との摺接時のみに弾性変形されるので、弾性劣化が減少して寿命を延伸できる。
摺接体は、ガタが問題となるキャリッジの無負荷走行姿勢の時に弾性体に依り弾力的に被摺接体に摺接されるので、衝撃的に摺接される惧れが少なく、ガタ抑制効果を的確に発揮できる。
(1) マスト、キャリッジ、摺接体、被摺接体とで構成し、とりわけマストとキャリッジの何れか一方に弾性体を介して摺接体を設けると共に、マストとキャリッジの何れか他方にキャリッジの無負荷走行姿勢時に摺接体に摺接される被摺接体を設けたので、ガタ抑制効果の向上を図る事ができると共に、弾性体等の交換時期を延伸できる。
図1は、本発明に係るキャリッジ用ガタ抑制装置を示す側面図。図2は、図1の平面図。図3は、無負荷走行姿勢を示す図1と同様図。図4は、要部を拡大して示す縦断側面図である。
アウタマスト6は、断面略C型を呈して溝部が対向すべく配された左右の枠材8と、これらを連結する適宜の連結材9とを備えている。
インナマスト7は、アウタマスト6の内側に配されて居り、断面略J型を呈して溝部が対向すべく配された左右の枠材10と、これらを連結する適宜の連結材11とを備えている。
アウタマスト6とインナマスト7との間には、図略しているが、アウタマスト6に対してインナマスト7の昇降を円滑にする為のリフトローラ(エンドローラやサイドローラ)が設けられている。
フィンガバー13は、上下に分割されて居り、これらの間でリフトブラケット12の前側に設けられた左右のセンタプレート14と、両フィンガバー13の両方の端部間に設けられた左右のサイドプレート15とを含んでいる。
リフトブラケット12とインナマスト7との間には、図略しているが、インナマスト7に対してリフトブラケット12の昇降を円滑にする為のリフトローラ(エンドローラやサイドローラ)が設けられている。
フィンガバー13の上下には、突条16が形成されて居り、フォーク17が横動可能に懸架されている。
フォーク17は、左右一対のもので、夫々垂直片と水平片とを備えた略L型を呈し、垂直片の背面には、フィンガバー13の突条16に掛合される上下のフック18が付設されている。
具体的には、摺接体4は、キャリッジ3の上部フィンガバー13に垂設された取付板20の前側に弾性体19を介して配されていると共に、遊動結合手段21に依り前後方向軸廻りの回転や前後方向の移動や隙間に依る搖動等の遊動が可能な様に設けられている。
摺接体4は、合成樹脂等の耐摩耗性を有する材料に依り作製されて円板状を呈している。
弾性体19は、ゴム等の弾性材料に依り作製されて円板状を呈している。
取付板20は、平板状を呈してキャリッジ3の上部フィンガバー13に垂下状態に溶接に依り取付けられている。
遊動結合手段21は、摺接体4の中心に形成された段付穴22と、弾性体19の中心に形成されて段付穴22の小径部に連続する貫孔23と、取付板20の中央に形成されて貫孔23に連続する通孔24と、一端に頭部が他端に割ピン穴が形成されて段付穴22と貫孔23と通孔24に夫々遊嵌状態で挿通されて頭部が段付穴22の大径部から突出しない様に収容される頭付ピン25と、これの割ピン穴に挿通されて二股部が拡げられる事に依りこれ自身と頭付ピン25との抜け止めを行う割ピン26とを備えている。
具体的には、被摺接体5は、表裏面が前後方向に向けられた垂直片27と、これに連続して形成されて後側に反り返った上下の反り片28と、垂直片27に溶接に依り取付けられて平面略L型を呈する上下の取付片29とを備えて居り、アウタマスト6の側部に溶接に依り取付けられた上下のナット30と、取付片29に穿設された左右方向の透孔に挿通されてナット30に螺合されるボルト31とに依り着脱可能に取付けられている。
而して、被摺接体5の垂直片27の前面と摺接体4の後面とは、所定の重なり代(数mm程度)Aが形成される様に配置される。
アウタマスト6に沿ってインナマスト7が昇降されると共に、インナマスト7に沿ってキャリッジ3が昇降され、キャリッジ3に懸架されたフォーク17に依り荷役作業が行われる。
キャリッジ3が無負荷走行姿勢より上昇されている場合には、図1、図2及び図4の鎖線に示す如く、摺接体4と被摺接体5とは摺接せずに離間している。
この時、摺接体4は、被摺接体5に接触する事に依り遊動が阻止されると共に、被摺接体5の垂直片27との間には、所定の重なり代Aが形成されているので、その分だけ被摺接体5に対して前方に押し出されて弾性体19が圧縮変形される。
そうすると、アウタマスト6に対するキャリッジ3のとりわけ前後方向のガタが弾性体19の弾性作用に依って緩衝抑制されると共に、これに依る騒音が低減される。
加えて、走行振動に依るキャリッジ3の上下運動も弾性体19の弾性作用に依って抑制され、これに伴うガタ音やチェーンの飛び跳ねも低減される。
摺接体4は、ガタが問題となるキャリッジ2の無負荷走行姿勢の時に弾性体19に依り弾力的に被摺接体5に摺接されるので、衝撃的に摺接される惧れが少なく、ガタ抑制効果が的確に発揮される。
摺接体4は、前後方向軸を中心とする円板状を呈して遊動可能に設けられているので、摺接体4が被摺接体5に接触する都度、回転して摺接体4の異なる箇所が被摺接体5に接触し、摺接体4の偏磨耗(所謂かたべり)や弾性体19の偏った弾性劣化が防止される。
被摺接体5は、そり板状を呈しているので、摺接体4との円滑な摺接が行われる。
摺接体4と被摺接体5は、この例では、アウタマスト6の側部とキャリッジ3との間に配置したが、これに限らず、例えばアウタマスト6の前部とキャリッジ3との間等に配置しても良い。
被摺接体5は、先の例では、専用の別部材であったが、これに限らす、例えばアウタマスト6の側面や前面、キャリッジ3のセンタプレート14等を利用しても良い。
弾性体19は、先の例では、ゴム製であったが、これに限らず、例えば板バネや皿バネ等でも良い。
遊動結合手段21は、先の例では、頭付ピン25と割ピン26を用いたが、これに限らず、例えばボルトとナット等を用いても良い。
Claims (3)
- マストと、マストに沿って昇降可能なキャリッジと、マストとキャリッジの何れか一方に弾性体を介して弾力的に設けられた摺接体と、マストとキャリッジの何れか他方に設けられてキャリッジの無負荷走行姿勢時に摺接体に摺接される被摺接体と、から構成した事を特徴とするキャリッジ用ガタ抑制装置。
- マストは、アウタマストと、アウタマストに沿って昇降可能に設けられたインナマストとを備え、摺接体は、キャリッジに設けられていると共に、被摺接体は、アウタマストに設けられている請求項1に記載のキャリッジ用ガタ抑制装置。
- 摺接体は、前後方向軸を中心とする円板状を呈して遊動可能に設けられていると共に、被摺接体は、そり板状を呈している請求項1に記載のキャリッジ用ガタ抑制装置。
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