JPH0518234Y2 - - Google Patents

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JPH0518234Y2
JPH0518234Y2 JP19561886U JP19561886U JPH0518234Y2 JP H0518234 Y2 JPH0518234 Y2 JP H0518234Y2 JP 19561886 U JP19561886 U JP 19561886U JP 19561886 U JP19561886 U JP 19561886U JP H0518234 Y2 JPH0518234 Y2 JP H0518234Y2
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crawler
skid
wheel
rolling wheel
crawler belt
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、クローラ装置における履帯ガイド装
置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、クローラ装置は、横架したクローラフレ
ームの前後に駆動輪と遊動輪、及び中途部に転動
輪をそれぞれ軸支すると共に、駆動輪、遊動輪及
び転動輪に懸架した履帯により構成されている。
なお、履帯の内側面には、左右の突起が突設さ
れており、同突起が各輪に嵌合して、履帯の作動
を円滑に行う。
また、クローラ装置は、実公昭54−39215号に
示すような履帯ガイド装置を具備しており、かか
る履帯ガイド装置は、クローラフレームの中途部
に箱状のクローラガイドを垂下すると共に、同ク
ローラガイドを上下方向に摺動可能に構成し、同
クローラガイドを履帯内側面のクローラ突起間に
介在させることにより、凹凸状の作業場を走行し
た場合、履帯ガイド装置のクローラガイドにて履
帯が外れないように構成している。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところが、上記構造のクローラ装置において、
履帯ガイド装置はクローラガイドがスプリングに
よつて下方に付勢されている為に、履帯内側面に
常時当接することになり、回転作動する履帯との
接触摩擦力により偏倚な力が直接にクローラガイ
ドにかかりクローラガイドが破損し、履帯ガイド
装置が作動不能となる欠点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案では、クローラフレームの前後端に駆動
輪及び遊動輪を軸支すると共に、同クローラフレ
ーム中途に、転動輪を軸支した略三角形状の転動
輪支持体を枢支し、同駆動輪、遊動輪及び転動輪
に、内側面に左右の突起を設けた履帯を懸架して
なるクローラ装置において、同転動輪支持体内部
に支持ピンを介して、縦長孔を穿設した扇状のス
キツドを上下摺動かつ揺動自在に取り付け、同ス
キツドの下端部を履帯の突起間に挿入して履帯を
ガイドすべく構成してなるクローラ装置における
履帯ガイド装置を提供せんとするものである。
(ホ) 作用 本考案では、凹凸状の作業場を走行する際に、
クローラ装置の履帯が転動輪より下方に垂下した
場合、また履帯が転動輪より下方に傾斜した場
合、転動輪支持体の支持ピンに保持されたスキツ
ドが縦長孔によつて上下摺動し、同スキツドの下
端が履帯の突起間に位置する。
そして、スキツドが突起間をガイド作動を行う
ことにより、離脱した履帯を転動輪に正確に嵌合
させて、履帯がクローラ装置より外れないように
防止する。
さらに、履帯の回転作動によつてスキツドは、
偏倚な力を受けることとなるが、支持ピンを中心
として前後方向に揺動して、同スキツドにかかる
偏倚な力を回避する。
しかも、スキツドの形状を扇状としている為
に、下端の弯曲部と履帯との接触面を小さくし履
帯との摩擦が接触抵抗を可及的小さくしている。
また、扇状としたスキツドは、支持ピンを中心
として回転する際に、支持ピンからスキツド下部
までの距離を常に一定とする為、円滑にガイド作
動を行い、さらにスキツドのかかる状態におい
て、スキツドを縦長孔を介して上下摺動させて、
確実なガイド作動を行う。
(ヘ) 効果 従つて、本考案によつて、以下の効果を奏す
る。
スキツドを扇状としている為に、作動する履
帯との接触による抵抗を小さくすると共に、支
持ピンを介して揺動することにより履帯の回転
作動によつてかかる偏倚な力を回避して、スキ
ツドの損傷が防止できる。
スキツドは縦長孔を介して上下摺動させるこ
とにより、確実に突起間に介在させて、いかな
る場合においても履帯が転動輪等より外れない
ようにガイドすることができる。
スキツドが突起間より外れたとしても、スキ
ツドを上下摺動させて容易に履帯の突起間に装
着することができる。
(ト) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
第1図の全体側面図において、Aはクローラ装置
を装着した動力作業車を示しており、同動力作業
車Aは、下部にクローラ装置1を有し、同クロー
ラ装置1上の前部には運転部2、後部には荷台3
がそれぞれ配設されている。
かかるクローラ装置1は、横長手状のクローラ
フレーム4の前後端に駆動輪5及び遊動輪6をそ
れぞれ軸支し、同駆動輪5と遊動輪6とには、ゴ
ムクローラとした履帯7が懸架されている。
なお、9はクローラフレーム4の上方に軸支し
たテンシヨンローラであり、同テンシヨンローラ
9により履帯7を緊張する。
また、かかるクローラ装置1には、転動輪10
が軸支されており、同転動輪10により履帯7の
内側面を押圧して、駆動輪5及び遊動輪6間にお
ける履帯7の回転作動を補助する。
しかも、転動輪10は、転動輪支持体11を介
して、クローラフレーム4の下縁部に取り付けら
れている。
かかる転動輪支持体11は、側面視略三角形状
とした左右のブラケツト側板13,14により形
成されており、同転動輪支持体11の左右下端部
には、車軸15,16によつて転動輪10が軸支
され、また転動輪支持体11は、その頂部11a
を、枢支ピン12にてクローラフレーム4の中途
に枢支されている。
なお、12aは、クローラフレーム4に設けた
転動輪支持体11の取付ブラケツトである。
また、転動輪10は、正面視略H状に形成さ
れ、左右の車輪体17,18を履帯7の内側面7
−1に当接し、さらに、同履帯7の内側面7−1
には、左右の突起19,20を突設して、第3図
に示すように転動輪10の左右の車輪体17,1
8間に嵌入して履帯7をガイドしている。
さらに、かかる履帯7に嵌合した転動輪10に
は、履帯ガイド装置Mか設けられており、その構
造を詳説すれば、次のとおりである。
すなわち、転動輪支持体11の略中央部には、
支持ピン21が架設されており、同支持ピン21
に略扇状のスキツド22を取り付けて、同スキツ
ド22の下端部を履帯7の突起19,20間に当
接させる。
しかも、スキツド22の幅広状とした弯曲部2
3を下方に位置させている。
また、スキツド22の上半部には縦長孔24が
穿設されており、同縦長孔24に支持ピン21を
挿通してスキツド22を上下摺動かつ揺動自在に
構成している。
図中、25は支持ピン21に取り付けるスキツ
ド22の保持筒体であり、左右の保持筒体25に
よりスキツド22を挟持してスキツド22のズレ
を防止している。
なお、履帯7の突起19,20間には、スキツ
ド22のガイド溝26が形成されており、同ガイ
ド溝26は履帯7の内側面7−1よりも深く形成
されている。
かかる構造により、作業場においてクローラ装
置1の履帯7が凹凸部に乗り揚げて、転動輪10
の車輪体17より履帯7が離脱した際に、上下摺
動自在としたスキツド22にて履帯7のガイド溝
26を常時ガイドすることになり、履帯7の突起
19,20を転動輪10の車輪体17,18間に
確実に嵌合させ、履帯の外れを防止することがで
きる。
また、かかる履帯7のガイド溝26に介在する
スキツド22は、履帯7の回転作動にて、支持ピ
ン21を中心として前後に揺動することにより、
履帯7からの応力を回避する。
しかも、スキツド22は扇状に形成されている
為に、スキツド22が前後に揺動した際、スキツ
ド22の弯曲部23までの距離を一定に保持し、
円滑にガイド作動を行うと共に、スキツド22の
弯曲部23により履帯7との接触面を小さくする
為に、回転する履帯7との接触抵抗を可及的小さ
くすることができる。
従つて、かかる構造により、履帯ガイド装置M
のスキツド22が履帯7の回転作動により損傷し
ないように防止している。
しかも、転動輪支持体11は、その頂部11a
の枢支部を前後方向のいずれかに偏位させてお
り、枢支ピン12を中心として転動輪支持体11
が回転し、いずれか一方の転動輪10を下方に垂
下させる。
かかる構造により、凹凸状の作業場を動力作業
車Aが走行する際に、クローラ装置1の履帯7が
下方に垂下した場合、転動輪支持体11が、回転
していずれかの一方の転動輪10を履帯7の内側
面7−1に当接させて履帯7をガイドする(第4
図参照)。
さらに、第4図及び第5図に示すように、履帯
7が垂れ下がつて、転動輪10より離脱した際、
枢支部を偏位回転する転動輪支持体11にていず
れか一方の転動輪10を履帯7の内側面71に当
接させ、あるいは左右いずれかの車輪体17,1
8を当接させると共に、履帯ガイド装置Mの上下
摺動するスキツド22にてガイド溝26をガイド
させる。
そして、いかなる場合においても、常時上記の
2点にて履帯7をガイドすることにより、履帯7
の横ズレを確実に防止し、クローラ装置1より履
帯7の外れを阻止することができる。
従つて、本考案によれば、履帯ガイド装置Mを
損傷させることなく、スキツドによる履帯外れ防
止作用を長期間にわたり保持することができる。
なお、本考案の他実施例として、スキツド22
の縦長孔24を傾斜状に穿設したり、あるいは多
数分岐状に形成してもよいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の動力作業車の全体側面図、第
2図は転動輪の一部切欠拡大断面側面図、第3図
は転動輪の断面図、第4図は転動輪と履帯ガイド
装置の作動を示す側面図、第5図は、転動輪と脱
輪防止装置の作動を示す断面図である。 4……クローラフレーム、5……駆動輪、6…
…遊動輪、7……履帯、10……転動輪、11…
…転動輪支持体、19,20……突起、21……
支持ピン、22……スキツド、24……縦長孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クローラフレーム4の前後端に駆動輪5及び遊
    動輪6を軸支すると共に、同クローラフレーム4
    中途に、転動輪10を軸支した略三角形状の転動
    輪支持体11を枢支し、同駆動輪5、遊動輪6及
    び転動輪10に、内側面に左右の突起19,20
    を設けた履帯7を懸架してなるクローラ装置にお
    いて、 同転動輪支持体11内部に支持ピン21を介し
    て、縦長孔24を穿設した扇状のスキツド22を
    上下摺動かつ揺動自在に取り付け、同スキツド2
    2の下端部を履帯7の突起19,20間に挿入し
    て、履帯7をガイドすべく構成してなるクローラ
    装置における履帯ガイド装置。
JP19561886U 1986-12-18 1986-12-18 Expired - Lifetime JPH0518234Y2 (ja)

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JP19561886U JPH0518234Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JP19561886U JPH0518234Y2 (ja) 1986-12-18 1986-12-18

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JPS6398882U JPS6398882U (ja) 1988-06-27
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JPS6398882U (ja) 1988-06-27

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