JPS61120820A - 成形用組成物 - Google Patents

成形用組成物

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JPS61120820A
JPS61120820A JP59242228A JP24222884A JPS61120820A JP S61120820 A JPS61120820 A JP S61120820A JP 59242228 A JP59242228 A JP 59242228A JP 24222884 A JP24222884 A JP 24222884A JP S61120820 A JPS61120820 A JP S61120820A
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vinyl chloride
polyol
compound
isocyanate compound
monomer
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Tetsuyoshi Yano
哲祥 矢野
Toshihiko Fujita
敏彦 藤田
Yoshiaki Takanaka
高仲 善明
Toshihiko Tanaka
利彦 田中
Seiji Sakai
坂井 清司
Akihiko Shimizu
明彦 清水
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Tosoh Corp
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Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩化ビニル系重合体(以下pvaという)とポ
リウレタン重合体(以下PUという)との複合体を得る
成形用組成物に関するものである。
さらに詳しくは、加熱成形と同時にウレタン化反応を進
行させて、’pvaとPI7とをほとんど完全に均質に
配合もしくは一都銀に結合された化合物の成形品全能率
良く得るための成形用組成物を提供するものである。
〔産業上の利用分野〕
PUは耐摩耗性、低温特性、耐曲性、耐ガソリン性等に
すぐれ、その加工成形が容易であること、さらには構成
原料の組み合せにまり、柔軟なものから硬いものまで任
意の物性を得ることが容易であることから、いろいろな
分野に使用されている。
一方、pvaは刀日工性の優れた汎用性を有する熱可塑
性樹脂と′して、パイプ類、波板、サツシュやフィルム
類、シートvi、し”f−類、’fJLm被覆、ホース
および日用雑貨類として広く用いられている。
しかしながら、PU、PVCそれぞれに以下のような欠
点がある。
PUは吸水率が繊<、耐加水分解性、耐熱性に劣る。熱
硬化型のPHにするとこれらの欠点はかなり向上するが
、成形性および加′工注の面で制約が厳しくなる。
マ;7’(pvaについては、ジオクチルフタレート(
以下DOPという)等の可塑剤金あまり使用しないいわ
ゆる硬質ポリ塩化ビニルにおいては耐衝撃性とくに低温
における脆さが欠点である。
軟質ポリ塩化ビニルにおいては、低分子量の可塑剤全多
量に用いるため、可塑剤の揮発や移行、溶剤による溶出
などに起因して町とり性、耐寒性ならびに耐溶剤性など
に劣るという欠点がある。
本発明(4pvaとPTTとの均質な配合もしくは一都
銀に結合することにより、PVOとPU双方の特性を活
かしながら、それぞれの欠点全補い、諸物性の向上を実
現し、しかも、何ら困難な前処理等を行うことか<、通
常のpvaの加工方法によって、一般のPVOと全く同
様の加工が可能である成形用組成物全提供するものであ
る。
従って産業上の利用分野で利用できるが、その王な特性
を活かして以下のような利用分野に大別される。
(1)  耐衝撃性向上硬質ポリ塩化ビニルとして・・
・構造材料 (2)  無可塑fヒボリ塩比ビニルとして・・・フィ
ルム、レザー、ホース用材料、医療分野(3)  耐油
性、耐摩耗性改良軟質ポリ塩化ビニルとして・・・特殊
電線、シース線用材料、自動車部品 (4)  架橋構造を有するポリ塩化ビニルとして・・
・農業用、包装用シート、発泡シート、機械部品、パツ
キン類 (5)耐熱性改良ポリ塩fヒビニルとして・・・床材、
自動車用部品 (6)  耐水性改良ポリウレタンとして・・・床材、
〈つ底 以上のような例が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。
〔従来の技術〕
従来からPVO,PUそれぞれの欠点を補うために複合
比が提案され、チューブ、ホース、シート、工業部品等
の用途に供されている。
複合比の方法には、例えばつぎのような方法が仰られて
いるが、それらのいずれも加工性応用の範囲の面から制
約を受け、コンパウンドの作成に当り多くの複雑な工程
を要したり、成形時の前処理が複雑であったりする欠点
がある。
(1)  pvaと熱可塑性PUとのブレンド安価で物
性のすぐれた混合物を得るために、熱可塑1PU(以下
TPUという)とPVOとをブレンドすることが提案さ
れ一部の分野では実際に利用されている。しかし、通常
TPUは数祁程度のフレーク状、又はペレット状である
ためpvc粉末とブレンドする際、その作業性が悪く、
また安定剤などの添加剤を混合する場合、粒度が異なる
ため、不均一となり、その成形品の機械的強度も不十分
であると共に外観が不良であるなどの問題がある。
またTPU i粉末化し、PvO粉末とブレンドする方
法もあるが、通常の混合樹脂に求められる物性に適合す
る比較的軟質のTPUは粉末fヒが困難な場合が多い。
さらには、混合樹脂に求められる物性のためにTPUと
’pvcとの融解温度が異ることが多く、このために混
合が困難となり作業性が悪いというような欠点がある。
(2J  PVCと熱可塑性PUのグラフト重合体特開
昭58−40512号、58−42S11号、59−5
7019号等の公報に記載されているように塩化ビニル
単量体(以下VORという)に溶解可能なTPOとVO
Mとの懸濁重合によるグラフト化が提案され組成物が提
供されている。これらの組成物はTPU i VCMに
溶解して均一混合させる必要があるため、PUの組成お
よび配合量は制約されたものとならざる全得ない。例え
ば、PUは熱可塑性のものであり、軟化点の低いもので
ある。このため、分子鎖中にほとんどハードセグメント
ヲ含んでいない特殊タイプのものに限定される。
(3)  pva粉末存在下での反応によるポリウレタ
ン系組成物 特開昭58−5551号公報に記載されているような方
法が提案されている。この場合には組成物中でpva粉
末が均一な分散状態を得るための困難な工程全装する上
、PvC粉末の添加量が多くなれば反応混合物の粘度が
著しく上昇し、組成物の製造が困難である。また、反応
混合物が不安定のために、可使時間が短かく、この状態
での保存が困難である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明者らはかかる状況に鑑み、PvCの加工性を損う
ことなく耐熱保形性、耐摩耗性、耐低温衝撃性全向上す
ると同時に、補強効果により引張り物性金も向上した複
合樹脂金得る方法について鋭意検討の結果、高性能で加
工性にすぐれたPVOとPUとの複合体全従来の方法に
よるよりも簡便に得られ、さらにはよりすぐれた物件全
有する架橋密度の高い熱硬fヒ型のPUiもPvCと複
合化できる方法を見出し、本発明全完成するに至った。
〔問題を解決するための手段〕
即ち、本発明は、VOM又はVCMを主体とするVOM
と共重合可能な単量体とvCMとの単量体混合物i、V
OMに溶解可能なポリオールの存在下に水性媒体中で重
合して得られるポリオール含有pvaとイソシアネート
比合物と必要に応じて添加剤とを配合してなる成形用組
成物全提供するものである。
V’CM又はVOM系単量体混合物(VOM i主体と
する、VOMと共重合可能な単量体とvCMとの単量体
混合物)’!r、VOMK溶解可能なポリオールの存在
下に水性媒体中で重合させることにより、ポリオールが
均質に分散され、もしくは一部グラフト結合した、ポリ
オール含有pvcが粉末状で得られる。このポリオール
含有PvQとイソシアネート化合物と全配合して成形用
組成物?得る。配合時に安定剤、滑剤等の通常の添加剤
、場合によっては可塑剤を同時に配合することも可能で
ある。
これらの配合に際してはトライブレンドも可能であり、
粉末状として得られる。
この成形用組成物は通常のPVCコンパウンドと全く同
様の〃ロエ方法で成形することが可能である。加熱成形
の際に同時にウレタンfヒ反応が進行して、はとんど完
全に均質に配合されるか、もしくは−都銀に結合されて
いるpvaとPUとの複合体全成形品として得ることが
できる。
本発明に用いられるポリオールとしては、短鎖のポリオ
ールとして脂肪族、脂環式、芳香族置換脂肪族又は複素
環式のジヒドロキシ比合物、トリヒドロキシ化合物、テ
トラヒドロキシ化合物等で、例工ば1,2−エタンジオ
ール、1.2−プロパンジオール、1,4−ズタンジオ
ール、ブチンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1
.10−デカメチレンジオール、2,5−ジメチル−2
゜5−へ+tンジオール、ネオペンチルグリコール、ジ
エチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタツ
ール、ビス(β−ヒドロキシニドキシンベンゼン、p−
キシレンジオール、ジヒドロキシエチルテトラハイドロ
フタレート、トリメチロールプロパン、グリセリン、2
−メチルプロパン−1,2,5−トリオール、1,2.
6−ヘキサンジオール、ペンタエリトリット等から選ば
れる。
長鎖のポリオールとしてはポリエステルポリオール、ポ
リエーテルポリオール、ポリカーボネートポリオール、
ビニル系ポリオール、ジエン系ポリオール、ひまし前糸
ポリオール、シリコーンポリオール、ポリオレフィン系
ポリオール及びこれらの共重合体等が使用される。
これらの長鎖のポリオールは500乃至10.000の
分子量範囲のものとして用いることが好ましいが、よジ
好ましくは500乃至8.000の分子量範囲のもので
ある。
ポリエステルポリオールとしては、例えばコハク酸、ゲ
ルタール酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
ドデカン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テトラヒド
ロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、無水マレ
イン酸、フマル酸、イタコン酸等から選ばれるジカルボ
ン酸と前記の短鎖のポリオールから選ばれるヒドロキシ
化合物全反応させて得られたものが使用される。
ポリエステルポリオールを得る別の方法として、β−プ
ロピオラクトン、ビスロラクトン、δ−バレロラクトン
、r−カプロラクトン、メチル−8−カブはラクトン、
ジメチル−を−カプロラクトン、トリメチル−C−カプ
ロラクトン等のラクトン化合物音、前記の短鎖のポリオ
ール等から選ばれるヒドロキシ化合物と共に反応せしめ
ることも可能である。
ポリエーテルポリオールとしてはポリテトラメチレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリオキシプロピレングリコール等が使用さ
れる。
ポリカーボネートポリオールとしては、前記の短鎖のポ
リオール等から選ばれるヒドロキシ化合物とジアリルカ
ーボネート、ジアルキルカーホ、+−ト、XJjエチレ
ンカーボネートからエステル交換法によって得られたも
のが使用される。例えばポリ−1,6−へキサメチレン
カーボネート、ポリ−2,2゛−ビス(4−ヒドロキシ
ヘキシル)プロパンカーボネート等が工業的に生産され
てお9入手し易い。
ポリカーボネートポリオール全得る別の方法としては、
いわゆるホスゲン法(または溶剤法ンによることができ
る。
その他、β−ヒドロキシエチルアクリレート、β−ヒド
ロキシルエチルメタアクリレート等のヒドロキシル基を
持つアクリル単量体とアクリル酸エステルとの共重合に
よって得られるアクリルポリオール等のビニル系ポリオ
ール、ポリ(1,4−ブタジェン)、ポリ(1,2−ブ
タジェン]等のポリブタジェンポリオール、ボリプロビ
レングライコールリシル−ト等のひまし前糸ポリオール
もしくはシリコーンポリオール、ポリオレフィン系ポリ
オール等でVOMに溶解可能なポリオールが使用される
また上記の短鎖および長鎖のポリオールの何種類か全併
用して使用することもできる。
ポリオール含有pvaの製造において採用される重合方
法は懸濁重合法、微細懸濁重合法、乳化重合法のいずれ
でもよい。ポリオールの仕込比率はVOMに対して重量
で200チ以下であり、この比率は必要に応じて選択で
きる。重合は通常の方法、即ち普通の重合用オートクレ
ーブで30から70℃、好ましくは、40から70℃の
温度範囲で実施される。
本発明に用いられるVOMと共重合可能な単量体として
は、塩化ビニリデン、弗化ビニリデン等のビニリデン単
量体、アクリル醒メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸オクチル、アクリル識シアノエチ
ル等のアクリル酸のエステル類、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等のメタクリ
ル駿のエステル類、スチレンおよびメチルスチレン、ビ
ニルトルエン、クロロスチレン等のメチレン誘導体、ア
クリロニトリル、エチルビニルベンゼン、ビニルナフタ
レン等のビニル系単量体又はブタジェン、インプレン、
クロロプレン等のジアルケン類単量体が挙げられる。
懸濁重合法において使用される懸濁剤は例えば、部分ケ
ン化ビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセル
ロース、ヒドロキシメチルセルロース、ゼラチン、ポリ
エチレングリコールの脂肪酸エステル等が使用され、こ
れらは単独又は併用してもよい。また、これらの使用量
は水媒体に対し、o、oi〜2重量%程度である。
油溶性重合開始剤は、例えばアゾビスイソブチルバレロ
ニトリル等のアゾ化合物、ラウリルパーオキサイド、ジ
−2エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、t−ブ
チルパーオキシビバレートなどの有機過酸化物がある。
その使用量は仕込時の塩化ビニル単量体に対し、0.0
1〜2重量%程度である。
一方、乳化重合には、過酸fヒ水累、過硫酸カリウム、
過硫酸アンモニウムのような水溶性の重合開始剤が用い
られる。
ポリオールの添7111時期は一般にVOMの添加前で
ある。ポリオールは通常VOMに容易に溶解するため、
時に溶解工程を必要としない。
重合に際しては、あらかじめpvaの加工安定剤、助剤
等、例えばエポキシ系安定剤、金属セメタン等を力計n
することもできる。
ポリオールの重合仕込比率は、一般的にはVOMに対し
、重量で5〜200%であり、この比率は必要に応じて
選択できる。ポリオールの比率が200%をこえると重
合時の分散が不安定となり細粒子が得難く、この時の重
合体は乾燥中に粒子間で融着し、満足すべき乾燥が行い
難いために好ましくない。
このようにして得られたポリオール含有pvaにイソシ
アネート化合物及び安定剤、滑剤等の添加剤全配合して
反応性の成形用組成物を得る。
本発明において使用される、イソシアネート化合物とし
てl’!、2.4−および2,6−トリレンジイソシア
ネート、m−およびp−フェニレンジイソシアネート、
1−クロロフェニレン−2゜4−ジインシアネート、1
,5−ナフタレンジイソシアネ−)、メチレンビスフェ
ニレン−4,4′−ジインシアネート、m−およびp−
キシレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネー) −、4,4’−メチ
ン/ビス(シクロヘキシルイソシア$−1−)、インホ
ロンジイソシアネート、トリメチルへキサメチレンジイ
ソシアネート等。ジイソシアナート類、1,6.if−
ウンデカントリイソシアネート、リジンエステルトリイ
ソシアネート、4−インジアネートメチル−1,8−オ
クタメチルジイソシアネート等のトリイソシアネート類
、もしくはポリフェニルメタンポリイソシアネート等の
多官能性インシアネート類およびこれらのインシアネー
ト化合物の二量体類もしくは二量体類および前記の短鎖
、長鎖のポリオール類又は水およびアミノ化合物等の活
性氷菓化合物と前記のイソシアネートfヒ金物との反応
によって得られる末端イソシアネート基を有するイソシ
アネート化合物等のイソシアネート化合物が使用される
!た、イソシアネート化合物としては、活性メチレン化
合物、オキシム類、ラクタム類、フェノール類、アルキ
ルフェノール類、塩基性窒素含有化合物等のブロッキン
グ剤によって上記インシアネート化合物をブロック安定
比し、加熱によりインシアネート基?再生するブロック
化インシアネート化合物も含まれる。
さらに、インシアネート化合物としては上記インシアネ
ート化合物を何種類かの混合体として使用することも可
能であり、上記イソシアネート化合物を溶媒に溶解した
ものも使用可能である。
イソシアネート化合物のポリオール含有PVCへの配合
に際して通常のpvaに使用される可塑剤の同時配合も
可能でおる。例えば、ジオクチに7pV−)(DOP)
等液状の可塑剤にインシアネート化合物および安定剤、
滑剤等全溶解または分散させた後にポリオール含有PV
Cへ配合することはインシアネート化合物の分散効率全
高める。また、可塑剤の添加により加工性も向上する利
点もある。本発明における可塑剤の使用量はポリオール
含有PVO中に含まれるPVO分100重量部に対して
、0乃至100重量部が好ましく、より好ましくは2乃
至50重量部の範囲である。DOP量が100i量部よ
り多くなるとトライブレンドが困難となる。また、30
重量部?超えるとDOP等可塑剤の移行が発生し、得ら
れた樹脂の特徴が少なくなる。可塑剤全全く使用しなく
ても作業性良く、加工することは可能であるが、2乃至
5重量部の少量の可塑剤全使用することにより、加工性
はさらに向上する。
ポリオール含有PvCにインシアネート化合物および安
定剤、滑剤、場合によっては可塑剤、着色剤、充填剤等
の添加剤全配合するにはりポンプレンダ−、ワーナー型
ニーダ−、ポニーミキサー、ヘンシェルミキサー等普遍
的にもちいられている混合機が使用できる。常温でのコ
ールドブレンド又はジャケット付ブレンダーにより70
乃至150℃に加熱してのホットブレンドでブレンディ
ングを行う。ブレンディングの時間に混合機の容量とバ
ッチサイズによってことなるが10乃至30分である。
ブレンディングに際して、配合されたイソシアネート化
合物のインシアネート基の一郡は、PvCMl底物中の
ポリオールのヒドロキシル基ト反応し、ウレタン結合全
形成する。ホットブレンドの場合において特に顕著に現
れる現象であるが、インシアネート基はポリオールのヒ
ドロキシル基との反応によるウレタン結合形成と同時に
アロファネート結合およびウレチジンジオン結合による
二量体化もしくは水分との反応によるビウレット結合を
形成し、見かけ上は活性なイソシアネート基金含有しな
い組成物金得る。
これらの副反応によるインシアネート化合物は120℃
以上の高温において開環および解離するため、熱成形時
には有効なインシアネート基として働き、pvc組成物
中のポリオールとの反応に関与し、ウレタン結合して再
編成される。
〔発明の効果〕
このようにして作成された反応性の成形用組成物は押出
成形、射出成形、カレンダー加工等通常のpvc 、コ
ンパウンドと同様に加工成形することができる。
前述の説明から明らかなように、本発明によれば以下の
ような効果が得られる。
(1)  pvaとPUとが均質に微分散もしくは一都
銀に結合した、耐熱保形性、耐摩耗性、耐低温衝撃性、
耐油性等のすぐれた複合体全得ることができる。
(2)  成形用組成物はトライブレンドされた状態で
得ることができる。
(3)成形と同時にポリウレタン化反応が進行し完結す
るために通常のPvaQ力ロエ成形方法と同様な加工が
できるため、工程が簡素比され製品が安価に提供される
(4)  官能基数の多い、ポリオールまたはインシア
ネート化合物全使用することにより、PVOと熱硬化型
PUとの複合棒金も得ることができる。しかも配合の変
化により複合体は熱可塑性樹脂としても熱硬化性樹脂と
しても使用できる。
(5)  グラフト比されている部分は結果として架橋
型のpvcとしての特性全発揮する。
(6)  PVOとPUとで形成されるSem1イPN
(橋かけボリマニ中に直鎖ポリマーがからみ合った構造
)を取るために強じんな物性全発揮することができる。
これらの特性全利用して、前述のごと〈産業上の多くの
分野で利用できるが、さらに具体的には、例えば電線被
覆の分野では、本発明による成形用組成物全使用するこ
とにより、従来の設備で、耐摩耗性、耐油性等の優れた
電線全製造することができ、移動用の電線、もしくはシ
ース線等全安価に製造することができる。
−また、くつ底の製造において、pvaとPUとのブレ
ンド樹脂を使用している分野があるが、この工程全省力
fヒできるためにトータルコストの安い製品全製造する
ことができる。また、床材、自動車用部品の分野におい
ては、PU成分全熱硬fヒ型の組成にすることによシ、
熱変形温度の高い材料全提供できる。さらに医療分野に
おいては、ディスポーザブル医療品の材料として、非移
行性の軟質pya y提供できる。
次に実施例によって本発明?さらに具体的に説明する。
参考例1 501の攪拌翼つきのステンレス性オートクv−7’に
純水30kg、ポリオールとしてニツボ57−400−
9 (日本ポリウレタンエiK Kfi商品名、=1.
4−ブタンジオールアジペートゴ、=、1000)5k
li!、懸濁安定剤として平均ケイン比変75’mo1
%、平均重合度1700の部分ケン比ポリビニルアルコ
ール1004、α、α′−アゾビスー2,4−ジメチル
バレロニトリル62全添加した後、オートクレーブ全密
封し、重合系の散策全排気した。これにvOM 22 
o kg仕込んだ後攪拌全開始し、60℃まで昇温し、
重合反応全開始した。オートクレーブ内圧が7.0 k
g/m2まで低下した時点で重合全停止し、未反応のV
OM i回収した後ポリマー全脱水乾燥した。
重合結果およびポリマーの物性音信の実施例等のものと
まとめて表IK示した。
参考例2 反応温度全67℃に変えた以外は参考例1と同様に行っ
た。重合結果およびポリマーの物性全表1に示す。
参考例3〜6 ポリオールの種類および添刀口量を表1に示すごとく変
えた以外は参考例1と同様に行った。
重合結果およびポリマーの物性を表1に示す。
なお、各参考例で示した塩化ビニル系重合体の物性値は
次の方法により測定した。
(1)平均粒子径 水中でのコールタ−カウンターによって測定した。操作
および装置に関しては、T、A11en著″Parti
cle 5ize Measurement”第13章
第2版(1975) Ohapman and Hal
l、 London発行 に述べられている。
(2)嵩比重 JIEI −K −6721によシ測定した。
(3)  pva含量 塩素分析の結果より算出した。再沈はテトラヒドロフラ
ン/メタノール系で3回行った。
(ハ) (4)  クラフト率 下記の計算式にエフ求めた。
AおよびBはそれぞれ再沈前、再沈後のIl′VC含量
優)である。
(5)水酸基価 J工S−に−[1070による方法では測定不可能であ
るため以下の方法にて行った。
シクロヘキサノンとテトラヒドロフランを等量ずつ混合
した溶媒中に、試料全過剰のトリレンジイソシアネー)
(TDI)でウレタン比反応する。反応後、残存NCo
基を測定し、その値から算出した。
NCO基含量の測定ばJ工s、Lx−1ss6に実施例
1 参考例1で得られたポリオール含有塩化ビニル重合体1
250重量部を内容積2tのワーナー型ニーグーに投入
し、攪拌しながら、有機スズマレート30重量部にステ
アリン酸バリウム10重量部を予め混合しておいたもの
を添加し、さらに液化メチンンビスフエニレンー4.4
−ジインシアネート(MTL−0、日本ポリウレタン工
業KK製商品名、NCO含量2a6重量%)全71重量
部加えて室温で30分間ブレンディング全行い、粉末状
のコンパウンドを得た。
このコンパウンドを150℃の熱ロールで10分間混練
し、厚さ約α8叫のシート全作成した。
このシート全使用して物性全測定した。
コンパウンドの配合割合、熱ロールの温度とともに物性
の測定結果は他の実施例のものとまとめて表2に示す。
実施例2 参考例1で得られた含ポリオール塩化ビニル重合体12
50重量部を内容量2tのワーナー型ニーダ−に投入し
、攪拌しながら、ヘキサメチレンジイソシアネートのイ
ンシアヌレート3量体、(コロネートEH1日本ポリウ
レタン工業KK製商品名、Nco含量2 i wt%)
ioo重量部、有機スズマレート30重量部、ステアリ
ン酸バリウム10i量部全DOP 50重量部に予め混
合しておいたものを添カロし室温で50分間ブレンディ
ング全行い粉末状のコンパウンド全得た。このコンパウ
ンドを160℃の熱ロールで10分間混練し、厚さ約0
.8鰭のシート全作成した。
実施例5〜8 インシアネート化合物の種類、配合割合を変えて、他は
実施例2と同様にしてコンパウンド全作成し、シートを
作成した。
実施例9〜13 ポリオール含有塩化ビニル重合体の種類、配合割合ケ変
えて、他は実施例2と同様にしてコンパウンド全作成し
シート全作成した。結果は表2に示す。
実施例14 実施例2によって作成したコンパウンドの残Neo基含
有量の経時変化全測定し、ロール加工性の変化を調べた
。残Neo基含有量はI、Hにより測定した。コンパウ
ンド作成直後の残Neo基含有量全100%として、N
COC残基率全表3に記す。
作成直後のコンパウンドと作成後14日目のコンパウン
ドとでロール加工性およびシート物性に変化は見られな
かった。
表3 コンパウンド中のNo○残存率(%)比較例1〜
3 一般の塩化ビニルパウダー(東洋曹達工業KK商品名、
リューロン800BK)i使用して、安定剤および可塑
剤全トライブレンドし、加熱ロールによってシートを作
成し、物性を測定した。配合割合熱ロール温度とともに
物性測定結果全表2に示す。
なお、各実施例および比較例で示した、シート物性の測
定は軟化点を除き、J工S −K −6301により行
った。軟化点の測定は以下の方法で行った。J工S−に
−6501による2号形ダンベルによりシートを打ち抜
き、0.5 kg7cm”の荷重を付けて恒温機につる
し、6℃/分の昇温速度で温度を上昇し軟化変形する時
点の温度を測定した。
比較例4 ニラボラン4009 (日本ポリウレタン工業KK製商
品名、1.4−ブタンジオールアジペートMW=100
0)10001F全内容量2tのワーナー型ニーグーに
投入し、攪拌全行い内温全80℃に保った。この後MT
L −0を280fを添加してウレタン化反応を行った
。内温は155℃まで上昇し、60分後にゴム状のPU
樹脂が得られた。この樹脂を冷凍庫にて、約−5℃まで
冷却した後に粉砕機にて粉砕し、フレーク(PU[脂A
)Th得た。このフレークを使用して一般の塩化ビニル
パウダー(東洋曹達工業KK製商品名、リューロン80
0BK)とのブレンドシートラ加熱ロールによって作成
した。配合割合は実施例1と同一のPU成成分比率数取
ようにした。熱ロールの温度全130’c。
150℃、190℃に変更し、それぞれの場合の加工性
、シート形状および物性全実施例1と比較した。
配合割合および結果は表4にまとめて示す。
比較例5 市販されている低硬度(硬度He 70 ) のフレー
ク状のTPU (P U樹脂B)320重量部、塩化ビ
ニルパウダーリューロン800 B、K 1000重量
部、有機スズマレート30重量部5、ステアリン酸バリ
ウム10重量部を内容量9tのヘンシェルミキサーに投
入し、室温で5分間混合を行った。得られたコンパウン
ドを使用して、加熱ロールによってシート全作成した。
加工性、シート形状および物性を配合割合とともに表4
にまとめて示す。
比較例6 pvc等とのポリマーブレンド用として市販されている
米粒状のTPU樹脂(PTT樹脂C)にTPU 全変更
し、他は比較例5、と同様にしてシート全作成した。
結果は表4に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化ビニル単量体又は塩化ビニル単量体を生体とする塩
    化ビニル単量体と共重合可能な単量体と塩化ビニル単量
    体との単量体混合物を、塩化ビニル単量体に溶解可能な
    ポリオールの存在下に水性媒体中で重合して得られるポ
    リオール含有塩化ビニル系重合体とイソシアネート化合
    物と必要に応じて添加剤とを配合してなる成形用組成物
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