JPH0275648A - ストレッチフイルム用塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

ストレッチフイルム用塩化ビニル系樹脂組成物

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JPH0275648A
JPH0275648A JP22959188A JP22959188A JPH0275648A JP H0275648 A JPH0275648 A JP H0275648A JP 22959188 A JP22959188 A JP 22959188A JP 22959188 A JP22959188 A JP 22959188A JP H0275648 A JPH0275648 A JP H0275648A
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JP
Japan
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vinyl chloride
plasticizer
adipate
resin composition
acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP22959188A
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English (en)
Inventor
Masao Sasaki
正雄 佐々木
Akio Inaba
昭夫 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はストレッチフィルム用の塩化ビニル系樹脂組成
物に関するもので、更に詳しくは透明性及び着色性が良
好でかつ添加剤の溶出が極めて少なく、ガスバリヤ−性
とフィルム粘着性の優れたストレッチフィルムを提供出
来る組成物に関するものである。
〈従来技術及び課題〉 従来此種のものは、塩化ビニルをベースにして所定の添
加剤を配合してなるものである。
しかしこの種のものは、添加剤の衛生性9食品等への移
行性が重要視されているが、その両生性では米国のFD
A規格(Food and Drug Adminis
tration>や日本のPLI格(塩化ビニル樹脂製
食品容器包装等に関する自主規制基準)等に記載された
添加剤より無毒化配合を確立し、また食品等への移行性
については厚生省告示20号により蒸発残留物試験法と
して抽出規制を行なっているが、可塑剤の種類や量によ
り150Dpl以下の規格値近くになったり、或いは上
回る傾向があった。
これらを解決するものとして特開昭59−168012
号、特開昭60−179441号、特開昭60−243
145号の各公報に示されたものがある。
しかしながら、これらのものも油脂含量の多い食肉、魚
肉製品等の脂肪性食品の包装に使用すると、可塑剤、添
加剤等の移行により、食品本来の風味、香りが損われ、
決して満足出来るものではなかった。
〈課題を解決するための手段〉 本発明はこの様な事情に鑑みてなされたもので、その手
段はポリウレタンとポリ塩化ビニルとの比率が1:1〜
1:2の範囲からなるウレタン−塩化ビニル共重合体樹
脂100重量部に対し、エボキ′シ系又はアジピン酸系
のいずれか一方又は双方からなる可塑剤2〜15重量部
を配合した組成物を用いることにより、可塑剤を多量に
添加しなくとも、柔軟であり、透明性と着色性とに優れ
かつ前記PL規格や厚生省告示などによって重要視され
ている可塑剤、安定剤、防曇剤等の添加剤の抽出が極め
て少なく安全性に優れ、フィルム粘着性の良好なストレ
ッチフィルムを提供するものである。
本発明に用いられるポリウレタンはポリエステルポリオ
ール、ポリエーテルポリオールのようなポリオール類と
、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレン
ジイソシアネートのようなイソシアネート類との反応生
成物からなるものである。
又、ポリ塩化ビニルは塩化ビニル七ツマ−のホモ重合体
よりなるものである。
このようなポリウレタンとポリ塩化ビニルとを用いその
比率が1:1〜1:2の範囲からなるように重合せしめ
た共用合体樹脂を用いるものである。該比率が前記範囲
外である場合、例えばポリ塩化ビニルが大きいと硬すぎ
、小さいと軟らかすぎるため、ストレッチフィルムとし
ての物性及び品質が満たされず、適さない。
エポキシ系可塑剤は脂肪酸エステルのような不飽和化合
物の二重結合をエポキシ化した可塑剤で、例えば、エポ
キシ化大豆油、エポキシ化アマニ油。
エポキシ化ヒマシ油、エポキシ化すフラワー油。
エポキシ化オレイン酸オクチルエステル、エポキシ化ス
テアリン酸オクチル、エポキシ化アマニ油脂肪酸ブチル
等からなるもので、これら一種類または二種類以上を併
用して用いることが出来る。
アジピン酸系可塑剤はジカルボン酸であるアジピン酸と
炭素数6〜10の直鎖アルキル基を有する高級アルコー
ルとのエステル化物で、例えば、アジピン酸ジイソノニ
エルエステル(DINA)、アジピン酸とへブチルアル
コール及びノニルアルコールとの混合エステル化物(C
7、Csアジペート)、アジピン酸とヘキシルアルコー
ル、オクチルアルコール及びデシルアルコールとの混合
エステル化物(CG 、Cs 、Cooアジペート)等
からなるもので、これら一種類または二種類以上を併用
することが出来る。
これらのエポキシ系又はアジピン酸系の可塑剤はいずれ
か一方又は双方を用いるもので、前記ウレタン−塩化ビ
ニル共重合体樹脂100重量部に対して、該可塑剤を2
〜15重a部配合せしめるものである。共重合比率にも
よるが、この配合部数が2重量部よりも少ないと、フィ
ルム自体の着色性。
透明性が劣ったり、あるいは適度な柔軟性が得られなく
なり、15重置部よりも多すぎると適度な粘着性が得ら
れなかったり、あるいは溶出量がその分だけ多くなり好
ましいものは得られない。
本発明の組成物には前記したPL規格に定められた各種
の安定剤、防暑剤を併用して、必要に応じ酸化防止剤2
着色剤などの添加剤をその規格に沿って所定量を添加併
用することにより、塩化ビニル樹脂製食品容器包装等の
適正化を計り、内容食品の衛生的安全性を保持すること
が出来るものである。
本発明で用いられるPL規格に定められた安定剤として
は有機カルボン酸の偽塩及びz1塩がふされしく、具体
的には、カルボン酸として、ステアリン酸、オレイン酸
、リシノール酸、リノール酸。
リルイン酸、ラウリン酸、バルミチン酸、ウンデシレン
酸などがあり、防曇剤として、グリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エイスル、プロピレングリコ
ール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪−エステル、ポリ
オキシエチレン脂肪酸アルコールニー、チルなどが列挙
されるものである。
また、フィルムの硬さや物性の調整は、基本的にはポリ
ウレタンとポリ塩化ビニルの共重合体比率を変えること
によって行うものであるが、微調整は配合時に、ポリ塩
化ビニル又は前記可塑剤を添加することによって、硬い
または軟らかいストレッチフィルムを得ることが出来る
〈実施例及び比較例〉 本発明の具体的実施の態様例および比較例を表1及び表
2、ならびに表3によって詳述し、それらの各評価をそ
れぞれ示す。
各人に示す共重合比率の東ソー社製ウレタンー塩化ビニ
ル共重合樹脂(ドミナス)100重聞部に対して、可塑
剤としてアデカ・アーガス社製のエポキシ化大豆油を表
に示す割合の各重量部数と、昭島化学社製のCa −Z
n系安定剤を1重M部、理研ビタミン社製防曇剤(リケ
マール0L−100゜0−71−D、 B−205)を
3重量部を配合し、ヘンシェルミキサーで混合し、ざら
に押出機で混練した後、■−ダイより溶融押出しを行い
、巻き取り15μmのフィルムを得た。得られたフィル
ムの透明性1着色性、n−へブタン抽出量、フィルム粘
着性について次の試験法で評価した。
透   明   性:得られたフィルムを1.1〜1.
31/Iになるように多 数枚重ね、これを1m/III同 時プレス(各サンプルを同 時にプレス)して透明性を 比較評価した。
プレス条件:170℃×5分 O:良好  Δ:やや悪い X:悪い 着   色   性:得られたフィルムの着色性(加工
時の黄変)を目視 で評価した。
○:良好く着色なし) Δ:やや着色 X:着色 n−ヘプタン抽出ffi:PL規格の規準5 cta 
X 5 ctaのサンプルをn−へブタン100m1!
に入れ、 25℃で1時間抽出する。こ のn−へブタン抽出液を濃 縮して残存量(a>を求め る。また抽出に用いたもの と同隋のn−へブタンを濃 縮し、その残存は(b)と から、次式によりn−へブ タン抽出量(C)を求める。
(a−b)xlooo フィルム粘着性二巻吻状からフィルムを引き剥がす際の
適度な粘着性 を評価する。
0:良 Δ:やや劣る X:劣る 〈発明の効果〉 本発明はポリウレタンとポリ塩化ビニルとの比率が1=
1〜1:2の範囲からなるウレタン−塩化ビニル共重合
体樹脂100重量部に対し、エポキシ系又はアジピン酸
系のいずれか一方又は双方からなる可塑剤2〜15重量
部を配合してなるから、得られるフィルムは従来の塩化
ビニルをベースとしたフィルムに比べて大幅にn−へブ
タン抽出量が低減化でき、此種のフィルムとして不可欠
な透明性及び着色性が優れていることはもちろん、フィ
ルムの粘着性、ガスバリヤ−性に優れたものを提供する
ことが出来るものである。
又、ポリウレタンとポリ塩化ビニル間に適度なグラフト
点があるため、ポリ塩化ビニルとポリウレタンのブレン
ド品に比べて加工時のゲル化性。
相溶性1分散性に優れ成膜されたフィルムは機械的強度
の大きいものとなる。
手続補装置 (特許庁審査官             殿)1、事
件の表示 昭和63年特 許 願第229591号2、発明の名称 ストレッチフィルム用塩化ビニル系樹脂組成物3、補正
をする者 事件との関係    特許出願人 氏名(名称)    (055)オカモト株式会社4、
代理人 住 所 東京都文京区白山5丁目14番7号5、補正命
令の日付(自発補正) 昭和  年  月  日 そ−P□ 補   正   書 明細書中を下記の通り補正します。
1、第5頁第1行目の「ジイソノニル」を「ジイソノニ
ル」と補正します。
2、第6頁第3行目の「計り」を「図り」と補正します
3、同頁第11行目の「・・・があり、防曇剤として、
」を[・・・がある。また防曇剤としては、」と補正し
ます。
4、同頁第12行目の「脂肪酸エイズ」を「脂肪酸エス
テ」と補正します。
5、第15頁表3中の比較例32における「エポキシ化
大豆油」と[アジピン酸ジイソノニル]の項における「
05」を「0.5」と夫々補正します。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリウレタンとポリ塩化ビニルとの比率が1:1〜1
    :2の範囲からなるウレタン−塩化ビニル共重合体樹脂
    100重量部に対し、エポキシ系又はアジピン酸系のい
    ずれか一方又は双方からなる可塑剤2〜15重量部を配
    合してなるストレッチフィルム用塩化ビニル系樹脂組成
    物。
JP22959188A 1988-09-12 1988-09-12 ストレッチフイルム用塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPH0275648A (ja)

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Cited By (2)

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JPH02296853A (ja) * 1989-05-10 1990-12-07 Sumitomo Bakelite Co Ltd 塩化ビニル系樹脂組成物
JP2006104241A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Mitsubishi Plastics Ind Ltd ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いたストレッチフィルム

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JPS59184240A (ja) * 1983-04-05 1984-10-19 Adeka Argus Chem Co Ltd 安定化された塩化ビニル−ウレタン組成物
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